東京国際映画祭に思う
毎年東京国際映画祭では大体20本くらいは映画を見て、会社も休んじゃったりしていたんだけど、映画を前ほど見なくなってしまって、その上東京国際映画祭がほとんど六本木に移転して、韓流ブームもあったりしてチケットの入手が難しくなってしまったこともあり、年々観る本数が減ってしまった。それに、11月の頭は当初NYに行こうと思っていたので、それがだめになってしまった今、映画を見るのも却って哀しくて。
ラインアップを見るとそれなりに面白そうだとは思ったものの、スケジュール入りのチラシは出回っていないし、ホームページはひどく見づらいし、周りの映画好き友人のテンションも下がっているし、朝早くから並んでチケットをとる気にもならず、昼頃にネットで取ろうとしたらすでに観たい映画はほとんど売切れだった。ダニエル・ウーやフランシス・ンといった好きな俳優が出る作品はいうまでもないが、深夜12時過ぎから上映開始のラジニカーント主演のインド映画まで売切れだったのはショック。スーパースター・ラジニカーントを大画面で堪能したかったのに。他の映画はいいにしてもコレだけは死ぬほど悔しい。
なんで六本木みたいに交通の便は悪く食事も充実しておらず狭い会場のすかしたところで映画を観なくちゃいけないのか。しかも前は1000円だったのが、いまや1500円と、ロードショー作品と値段は変わらない。去年も、当日券の有無を問い合わせようと電話しても、「わかりません」とかなめたことを言っていて頭に来た。挙句の果てには、六本木まで交通費をかけて出かけていったのに売り切れていて、他の作品やロードショーの映画にだって時間が合わずとぼとぼと帰る羽目になったのだ。ホント東京国際映画祭の運営体制は最悪である。百歩譲って六本木でやるんだったら全スクリーン映画祭で埋め尽くすくらいの事をしてみろってんだ。
そういうわけで、とりあえず「アジアの風」の作品4本くらい取ってみた。ツァイ・ミンリャンの新作と、クァク・ジェヨン(「猟奇的な彼女」の監督)の旧作、それからタイ映画とフィリピン映画を一本ずつ。ようやくスケジュール入りチラシも入手したので、気が向いたらコンペ作品なども買ってみよう。映画祭を見るようなコアな映画ファンは死滅したと思っていたのに、これだけチケットが売り切れているってどういうことなんだろうか?アジア映画のオタクはさらにマニア化しているってこと?
ラジニカーントの映画だけは、当日券にでも並ぶしかないのかな~がんばろうっと。
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