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バレエ(情報)

2020/07/08

ニコライ・ファジェーチェフ逝去

ボリショイ・バレエで1950年代に活躍し、ガリーナ・ウラノワやマイヤ・プリセツカヤなどの伝説的なバレリーナのパートナーを務めたニコライ・ファジェーチェフが6月23日に87歳で亡くなりました。ファジェーチェフは1956年の歴史的なボリショイ・バレエのロンドン公演でウラーノワと「ジゼル」を踊り、一躍注目されました。

https://www.bolshoi.ru/about/press/articles/memory/nikolai-fadeyechev-has-passed/

1977年に引退後はボリショイ・バレエで教師を務め、アレクサンドル・ヴェトロフ、アンドレイ・ウヴァーロフ、セルゲイ・フィーリン、ニコライ・ツィスカリーゼ、ルスラン・スグヴォルツォフ、アルチョム・オフチャレンコなどの名ダンサーを育てました。息子のアレクセイ・ファジェーチェフもボリショイ・バレエのプリンシパルとなりニーナ・アナニアシヴィリと頻繁に踊ったことでよく知られています。90年代にはアレクセイはボリショイの芸術監督にもなっています。

https://www.nytimes.com/2020/07/04/arts/dance/nikolai-fadeyechev-dead.html

1933年に生まれたファジェーチェフは、52年にボリショイ・バレエにソリストとして入団し、2年後には「白鳥の湖」の王子役を踊りました。とてもノーブルなダンサーとして知られ、ロンドン公演でも当初は「白鳥の湖」の王子役だけを踊る予定が、リハーサルの様子を観た首脳陣が急きょ彼をウラノワのジゼルの相手役に抜擢したのでした。

ロンドン公演で絶賛されたファジェーチェフは、BBCで撮影された「ジゼル」でナディア・ネリーナの相手役を務め、この役のタイミングやマイムシーンについて多くのことを教示してくれたと、2016年にピーター・ライトは述懐しています。61年にはネリーナはボリショイに招かれて、ファジェーチェフと「白鳥の湖」を踊りました。

1958年のボリショイ・バレエのパリ・ツアーの後、パリ・ダンス・アカデミーよりニジンスキー賞を受賞しました。「1958年5月31日にボリショイ・バレエの公演「白鳥の湖」でパリ・オペラ座の舞台に立った、最も輝かしくアカデミックなダンサーで重力の法則を超越した、ニコライ・ファジェーチェフに贈る」とこの名誉ある賞には添えられました。

また、マリヤ・プリセツカヤのために創作されたアロンソ版「カルメン」では、彼はドン・ホセ役で素晴らしい演技を見せました。

マイヤ・プリセツカヤとニコライ・ファジェーチェフ「レダと白鳥」より「プレリュード」

マイヤ・プリセツカヤ「なぜプリセツカヤはファジェーチェフをこんなにも褒めたたえているのだろう、とこの文章を読んだ後で思う人がいるかどうかはわかりません。しかし、彼と一緒に仕事をした同志たちに、どんなに称賛されてもおごることがない芸術家であり、皆のお手本となるような素晴らしい人であるということを伝えるために、私はこの文章を書いています」

リュドミラ・セメニャカ「ニコライ・ファジェーチェフは、バレエのオリンポスの中の神の一人だと、私は尊敬しています。彼は偉大なる教師であり、素晴らしい人間です。彼と踊ることは大きな幸せでした。彼はたぐいまれなパートナーで、バレリーナをサポートするだめでなく、彼女が自由に舞台の上で飛翔する機会を与えてくれる人です。ニコライ・ボリソヴィッチは芸術における私のゴッドファーザーです」

心よりお悔やみ申し上げます。

2020/06/23

ジュリアン・マッケイ 、サンフランシスコ・バレエにプリンシパルとして入団

ミハイロフスキー・バレエを11月の来日公演の後に退団してしばらくフリーランスで活動していたジュリアン・マッケイ。先日のバレエ・メッセのオンラインサロンでは、大きなカンパニーのプリンシパルとして契約し、近日中に入団すると話していました。

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(c)Yumiko Inoue

そしていよいよ、入団先が発表されました。サンフランシスコ・バレエです。

 

https://www.sfballet.org/discover/press-center/press-releases/release/julian-mackay-principal-dancer/

ジュリアンはモスクワに滞在中、お父さんが危篤になりアメリカに帰国しようとしたところ、国境閉鎖前のアメリカへの最後の便として搭乗した飛行機が跳び立たず大変な思いをしたそうですが、何とかお父さんに最後に会うことができたようです。

サンフランシスコ・バレエは非常に魅力的なレパートリーを持つバレエ団。2021年新春からの新しいシーズンでは、「ヴィクトリア」「ザ・チェリスト」で注目の振付家キャシー・マーストンの新作「卒業(Mrs Robinson)」が予定されています。大ヒット映画のバレエ化です。(年内の公演は、コロナウィルス禍でキャンセル)このほかにも世界初演作品がいくつか予定されています。

https://www.sfballet.org/tickets/2021-season/

そしてダンサーもスターが多く、昨年は倉永美沙さんがボストン・バレエから移籍。来シーズンからは、現在はウィーン国立バレエのプリンシパルであるニキーシャ・フォゴがプリンシパルとして入団することが発表されていました。いつか日本公演も実現するといいなと思います。

ジュリアン・マッケイ自身の東京で行われる予定だった公演「PRINCE OF BALLET」もコロナウィルス禍で中止になってしまいましたが、こちらも延期の上実施してくれることを期待したいです。
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Alexandre Magazineでのジュリアン・マッケイのインタビューと撮り下ろし写真

https://www.alexandremagazine.com/011

2020/06/18

ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』(金子扶生主演)公開

6月19日より、ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』が劇場公開されます。コロナウィルス禍の関係で、当初予定より劇場公開予定が遅れたので、待ちに待った映画館での上映です。
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http://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=the_sleeping_beauty

収録当日、オーロラ役が予定されていたローレン・カスバートソンが怪我で 降板し、急遽オーロラ役の代役に、当初はリラの精を踊る予定だった金子扶生さんが抜擢されました。金子さんは見事に期待に応え、漂う気品、大輪の花の華やかさと初々しさを見せてスター誕生の瞬間を見る思いでした。

大画面で見るとローズアダージオでは金子さん、緊張しているのが伝わってきます。後ろにいる群舞のダンサーたちが頑張れオーラを送っているのも見えます。バレエの皆さんが応援しているのが伝わってきました。 ここで金子さんがしっかりと安定したバランスを決め、4人目の英国王子ギャリー・エイヴィスが父親のような優しい表情で迎えると笑顔が花開き、良かったねと思わず観客の私も涙がこぼれ、胸が熱くなりました。

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音楽性に優れてラインも美しくゴージャスな金子さん、叙情的な2幕の幻影もエレガントで素晴らしかった。3幕のヴァリエーションではピルエットはすべて3回転で軸もしっかり、アラベスクもピタリと綺麗なポジションで決まります。王子役のフェデリコ・ボネッリのサポートはもちろん完璧です。彼がパートナーだったからこそ、金子さんも安心して踊ることができたのでしょう。王子にふさわしいエレガンス、年齢的にはすっかりベテランなのにその年齢を感じさせないような、高いアントルシャ・シスと美しいつま先にも惚れ惚れしました。

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ロイヤル・バレエ ならではの、演劇的な要素も味わえます。邪悪な妖精カラボスを演じるのは、ケレン味たっぷりに悪を楽しむ演技派のクリステン・マクナリー。見事な高笑いとカリスマ性で場をさらいます。北欧美女のジーナ・ストーム・ジェンセンのリラの精はこのカラボスに対抗できる凛とした強さの持ち主。まだ若手ですがしっかりとした技術の持ち主です。本来この役は金子さんが踊る予定だったので、彼女も急な代役でした。

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プロローグの妖精たちも豪華キャストで、崔由姫さん、アナ・ローズ・オサリヴァン、マヤラ・マグリ、クレア・カルヴァートなどそれぞれの個性を発揮し、お付きの騎士たちもアクリ瑠嘉さん、セザール・コラレスなどの人気ダンサーを揃えていてロイヤル・バレエの層の厚さを実感します。フロリナ姫にヤスミン・ナグディ、青い鳥にマシュー・ボールという配役も贅沢で、マシューのブルーバードは長身なのに飛んでいきそうなくらい高くダイナミックに跳んでいました。(下の写真は、ヤスミン・ナグディのオーロラ、マシュー・ボールの王子です)

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大きな怪我を乗り越えて花開いた、金子扶生というスター誕生の場面を目撃できる「眠れる森の美女」ぜひ大画面でご覧ください。幕間映像ではダーシー・バッセルとケヴィン・オヘアの指導による金子さんのローズアダージオの稽古がとても興味深いです。バランスよりもむしろピルエットの方が大変だったりするのですね。また、「眠れる森の美女」 は第二次世界大戦が終わった直後を飾った記念すべき作品でもありました。戦後の物資がない時に衣装の材料を苦労して集めたり、紙ナプキンなども代用したというエピソードも披露されます。

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そして次回上映の話題の新作「ザ・チェリスト」のキャシー・マーストンのインタビューやリハーサル映像も少し登場します。ロイヤル・オペラハウスの配信でご覧になった方もいると思いますが、こちらも素晴らしい作品なので今後の公開予定に注目してくださいね。

【振付】マリウス・プティパ

【追加振付】フレデリック・アシュトン、アンソニー・ダウエル、クリストファー・ウィールドン

【プロダクション】モニカ・メイソン(ニネット・ド・ヴァロワとニコライ・セルゲイエフに基づく)

【美術】オリバー・メッセル

【デザイン追加】ピーター・ファーマー

【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

【指揮】サイモン・ヒューイット

【出演】オーロラ姫:金子扶生
フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ
国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ
お妃: エリザベス・マクゴリアン
カタラビュット:トーマス・ホワイトヘッド
カラボス:クリステン・マクナリー 英国の王子:ギャリー・エイヴィス
フランスの王子:ニコル・エドモンズ
インドの王子:デヴィッド・ドネリー
ロシアの王子:トーマス・モック 伯爵夫人:クリスティーナ・アレスティス
フロレスタン:ジェームズ・ヘイ
フロレスタンの姉妹:マヤラ・マグリ、アナ・ローズ・オサリヴァン
長靴を履いた猫:ポール・ケイ
白猫:レティシア・ストック
フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ
青い鳥:マシュー・ボール
赤ずきん:ロマニー・パイダク
狼:ニコル・エドモンズ ~プロローグ~
澄んだ泉の精: ロマニー・パイダク
お付きの騎士:アクリ瑠嘉
魔法の庭の精: マヤラ・マグリ
お付きの騎士: ヴァレンティノ・ズケッティ
森の草地の精: クレア・カルヴァート
お付きの騎士:カルヴィン・リチャードソン
歌鳥の精: アナ・ローズ・オサリヴァン
お付きの騎士: ジェームズ・ヘイ
黄金のつる草の精: 崔 由姫
お付きの騎士: セザール・コラレス
リラの精:ジーナ・ストーム=ジェンセン
リラの精のお付きの騎士:ニコル・エドモンズ

【上映時間】3時間22分

<あらすじ>

国王フロレスタン24世とお妃は、 生まれたばかりのオーロラ姫の洗礼式に妖精たちを招くが、邪悪な妖精カラボスは洗礼式に招かれなかったことに激怒する。洗礼式に招かざる客として割り込んだカラボスは、オーロラは糸紡ぎで指を刺して死ぬという呪いをかけた。リラの精は、カラボスの呪いを和らげる贈り物を贈る。それは、オーロラは死なないが深い眠りに落ち、王子のキスによって目覚めるというもの。
オーロラの16歳の誕生日に、4人の王子たちが求婚しにやってくる。禁止されている糸紡ぎを使っていた女性たちが捕まるが、お妃のとりなしで無罪放免となる。好奇心旺盛なオーロラは老婆に変装したカラボスに渡された糸紡ぎで指を刺してしまう。オーロラは深い眠りに落ち、城全体も共に眠る。100年後、狩りに出かけたフロリムント王子は、リラの精にオーロラ姫の幻影を見せられ、魅了される。王子はリラの精に導かれて深い森に隠れた城を見つけ、キスでオーロラを目覚めさせる。邪魔をしようとしたカラボスは打ち負かされる。おとぎ話の登場人物たちが駆けつけて、ふたりの華麗な結婚式が開かれる。

北海道 札幌シネマフロンティア2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

宮城 フォーラム仙台2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズシャンテ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ日本橋2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ新宿2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 イオンシネマ シアタス調布2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

京都 イオンシネマ京都桂川2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

大阪 大阪ステーションシティシネマ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

兵庫 TOHOシネマズ西宮OS2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

福岡 中洲大洋映画劇場2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

2020/06/10

ボリショイ・バレエinシネマ Season2019-20《白鳥の湖》《ジゼル》劇場公開

ボリショイ・バレエinシネマ Season2019-20《白鳥の湖》及び《ジゼル》が、上映延期になっていましたが、急きょ上映されます。

ぜひ映画館でのバレエ鑑賞をお楽しみください。

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2019-20/


《白鳥の湖》6/17(水)13:00&19:00

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6/17(水)13:00 ※109 シネマズ二子玉川での上映はございません
6/17(水)19:00 ※シネマイクスピアリのみ 18:00 開演


振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
出演:オルガ・スミルノワ(オデット&オディール)、ジャコポ・ティッシ(王子ジークフリート)、
エゴール・ゲラシチェンコ(ロットバルト)、アレクセイ・プチンツェフ(道化)

ボリショイ・バレエの新女王、オルガ・スミルノワ主演によるこの上なく美しい白鳥です。王子は、イタリア出身でロベルト・ボッレ2世の呼び声高い若手、長身で美貌のジャコポ・ティッシ。11月~12月に予定されている来日公演ではこの二人の組み合わせはないので、この機会にぜひ。


《ジゼル》6/24(水)13:00&19:00 

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6/24(水)13:00 ※109 シネマズ二子玉川での上映はございません
6/24(水)19:00 ※シネマイクスピアリのみ 18:00 開演


振付:アレクセイ・ラトマンスキー
出演:オルガ・スミルノワ(ジゼル)、アルテミー・ベリャコフ(アルブレヒト)、
デニス・サーヴィン(ハンス(ヒラリオン))、アンゲリーナ・ヴラーシネツ(ミルタ)、
ネッリ・コバヒーゼ(バチルド)、リュドミラ・セメニャカ(ベルト)、アナスタシア・デニソワ(ズルマ)

こちらは注目のラトマンスキーによる新演出の「ジゼル」です。バチルド姫が従来の「ジゼル」よりも大きな役割を与えられている心優しい姫で、ジゼルとバチルドの女性同士の絆的なものが描かれています。ウィリたちのフォーメーションも十字架の形が表現されていたり、恐ろしくも、ぞくぞくするほど美しい。オルガ・スミルノワの透明感のある儚いジゼル、そしてベリャコフのドラマティックな演技と見事なテクニックが発揮されていて見ごたえたっぷりです。

 

*入場券はご鑑賞日当日のみ、「各映画館の WEB サイトと窓口」にて販売いたします。
(プレイガイドでのチケット販売はございません。)
*キャストシートは本ホームページ上に掲出いたします。
(感染症予防のため映画館での配布は控えさせていただきます。)
*マスクを着用されていない方のご来場をお断りしている劇場がございます。また、発熱や咳など、体
調にご心配のある方は、恐れ入りますがご来場をお控えいただけますようお願い申し上げます。
*販売座席数を減らし、間隔をあけての座席指定となるため、お連れ様でも隣同士でのご鑑賞が出来か
ねる場合がございます。

今後の情勢に応じての変更や、その他、お客様へお願いがある場合がございます。必ず事前に各映画館の公式サイトをご確認いただき、映画館内の感染防止策へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

上映劇場リスト

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2019-20/

2020/06/02

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 、アンコール上映「マノン」「ドン・キホーテ」と新作「眠れる森の美女」(金子扶生主演)公開

新型コロナウィルスの影響により公開変更を重ねてきました英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン

映画館の再開に伴って6月5日(金)からの劇場公開が決まりました。

http://tohotowa.co.jp/roh/news/2020/06/01/20200601/

 

以下新しい日程及び作品(6月1日付け<※一部劇場を除く>です。


<6月公開作:英国ロイヤル・バレエで活躍する日本人ダンサー作品特集>


・6月5日(金)ロイヤル・バレエ「マノン」(レスコー役:平野亮一、マノン役:サラ・ラム、デ・グリュー役:ワディム・ムンタギロフ)

シーズン2017/18作品

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・6月12日(金)ロイヤル・バレエ「ドン・キホーテ」(キトリ役:高田茜、バジル役:アレクサンダー・キャンベル)

シーズン2018/19作品

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・6月19日(金)~2週間 ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」(オーロラ役:金子扶生、フロリムント王子役:フェデリコ・ボネッリ、フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ、青い鳥:マシュー・ボール)→新作

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「眠れる森の美女」以降、公開が予定されている「ラ・ボエーム」、「ザ・チェリスト」「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」、「フィデリオ」につきましては公開日の調整などが決まり次第改めて発表されるとのことです。

旧作である『マノン』と『ドン・キホーテ』はいずれも非常にクオリティの高い、素晴らしいパフォーマンスとして、劇場公開時も大ヒットを記録しました。もう一度映画館の大スクリーンで観られるのが嬉しいです。『ドン・キホーテ』は高田茜さんの記念すべきシネマ全幕作品初主演作品として、ファンなら必ずまた観ておきたい映像です。『マノン』は新国立劇場バレエ団の巣ごもりシアターでも配信されたばかりで、同じワディム・ムンタギロフ主演なので、見比べてみるのも興味深いのではないでしょうか。平野亮一さんの見事な演技力も見ものです。

また、金子扶生さんが、怪我をしてしまったローレン・カスバートソンの代役として急きょオーロラという大役を踊って大成功を収めた『眠れる森の美女』。こちらは試写を観ているのでまた改めて作品紹介記事を書く予定ですが、とても胸が熱くなるような感動と、スター誕生の瞬間を観たような幸福感で満たされます。フェデリコ・ボネッリの紳士的なサポートと美しい踊り、フロリナ姫にヤスミン・ナグディ、青い鳥にマシュー・ボールと人気プリンシパルを投入した贅沢なキャストです。

 

なかなか生の舞台に接することができないこの頃、換気や消毒、座席の間隔を空けた配置などで対策も万全の映画館の大スクリーンでバレエを楽しみましょう。

上映館も通常のシネマシーズン公開時より増えているので(東京は日本橋、日比谷、調布に加えて六本木、新宿も)、より観に行きやすいと思います。

北海道 札幌シネマフロンティア2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

宮城 フォーラム仙台2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズシャンテ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ日本橋2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ新宿2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 イオンシネマ シアタス調布2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

京都 イオンシネマ京都桂川2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

大阪 大阪ステーションシティシネマ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

兵庫 TOHOシネマズ西宮OS2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

福岡 中洲大洋映画劇場2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

 

2020/05/28

横浜にダンスハウス〈Dance Base Yokohama〉が誕生、DaBY Channel【デイビーチャンネル】スタート

横浜の新スポット、みなとみらい線の馬車道駅に直結したKITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)に、ダンスハウスDance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)がオープンします。5月22日にはオンラインの記者会見も開催され、参加してきました。

https://dancebase.yokohama/

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Dance Base Yokohamaエントランス

Dance Base Yokohama(DaBY)は、プロフェッショナルなダンス環境の整備およびダンスに関連するあらゆるクリエイター育成に特化した事業を企画・運営する、ダンスハウスです。複合芸術であるダンスの発展のため、振付家やダンサーといったアーティストのみならず、音楽家、美術作家、映像作家、照明デザイナー、音響デザイナー、またプロデューサーやプロダクションスタッフ、批評家、研究者、そして観客の皆様の交流拠点になることをめざしています。

クリエイションを行うレジデンススペースでありながら、地域のアーティストや市民との交流も行い、ワークショップや実験的なトライアウト公演の実施や、ダンスアーカイブ事業など、さらなる多様な試みを展開する予定です。

アーティスティックディレクターの唐津絵理さん(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー) は、「劇場が“ハレ”の場だとすれば、ダンスハウスは“日常的な場所”。この空間で、ダンス界の現状の課題に対するたくさんの実験を行いたい。ダンスを拡張していきたいと思います」とまずは意気込みを語りました。

4月23日にDaBYはオープンし、オープニング記念イベントとして安藤洋子、酒井はな、中村恩恵、山崎広太、ヨアン・ブルジョワ、コレクティブ・プロトコルらの参加による都市を振り付ける TRIAD DANCE DAYS」が5月8、9、10日に開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの感染予防のためにこのイベントは中止となってしまい、オープンも延期されました。(6月中にオープン予定ですが、緊急事態宣言の解除など周辺環境に鑑みながら決定)

アーティストとの対話を重ね、オープニングの代わりに「TRIAD INTERMISSION(幕間)」として開催します。
(予定されていたサイトスペシフィックパフォーマンスの形式を変え、山﨑広太による新プロジェクト『ダンステレポーテーション』がスタートし、また酒井はなの『瀕死の白鳥』などTRIAD DANCE DAYS はオンラインを介したクリエーションが継続中です)

また、5/28(木)より、DaBYのオンラインコンテンツとして、YouTubeにおいてDaBYチャンネルを開設することが決定されました。YouTube、SNS などを活用し、オンライン上でDaBY のコンセプトを体現できるようなコンテンツを配信するものです。

【DaBYチャンネル 開設記念DaBY talk Live vol.1】

日時:5月23日(土)21:00〜

対談:金森穣 × 小㞍健太

が第一弾としてInstagramで開催されましたが、大変興味深く、熱い語らいが1時間半にわたって繰り広げられ、また意外なエピソードも披露されてたくさんの発見がありました。

DaBY talk Live vol.2】

日時:5月28日(木)21:00〜

対談:近藤良平 × 鈴木竜

DaBYインスタグラムにて行われます。コンドルズの近藤良平さんのトークもとても楽しみです。

Open Lab Vol.1 
日時:2020年6月27日(土) 
ゲスト:山本康介

DaBYチャンネル開設記念ダンスムービー 「Happy BirthDaBY Vol.1」公開

酒井はな&島地保武、飯島望未、安藤洋子、鈴木竜、刈谷円香、湯浅永麻&飯田利奈子、高浦幸乃、鳴海令那、福士宙夢、ハラサオリ、小暮香帆、中村恩恵、小㞍健太、康本雅子、小池ミモザ、山崎広太、岩淵貞太など日本のダンス界を代表するダンサーたちが参加しました。

DaBY チャンネル 開設によせて〜アーティスティックディレクター唐津絵理より〜

https://dancebase.yokohama/info/2421

**********

DaBY のアーティスティックディレクターには、日本初のダンスキュレーターの唐津 絵理(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)を、また、ダンスアーティストと観客、クリエイターを繋ぐダンスエバンジェリスト(伝道師)として小㞍 健太(振付家・ダンサー)、第一弾アソシエイトコレオグラファーとして、鈴木 竜を(振付家・ダンサー)迎えます。他にもリーガルアドバイザーとして弁護士の東海千尋が参加するなど、日本のダンス環境の改善に向け、積極的に専門家を起用していく予定です。

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唐津絵理氏©︎Takayuki Abe

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左より鈴木竜氏、唐津絵理氏、小㞍健太氏 ©︎Takayuki Abe 

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Dance Base Yokohamaアーカイブエリア

DaBY では、3つの拡張を展開していきます。

1 ダンスの観客層を広げる  2 専門的な人材を広げる  3 若手の登用

<CONCEPT>

4つのコンセプトを軸に、事業を展開していきます。

【つくる】

レジデンス
・プロフェッショナルなクリエイターによるダンス作品の創作
・創作活動の成果発表の場となるトライアウト公演

【そだてる】

プロラボ  プロフェッショナルのダンスアーティスト向けのプログラム
・ダンスの枠を超えた様々なプロフェッショルによる専門的なワークショップ
 登録アーティスト(*1) / 実験的な作品の創造 “ コレクティブ”( *2)
・ダンスの環境改善やクリエイターのステップアップのための各種セミナー
 ex) コレクティブ・リサーチ:ダンスエバンジェリスト小㞍健太がファシリテーターとなる実験的なワークショプ
 ex) リーガルセミナー:DaBY リーガルアドバイザー東海千尋によるセミナー

【あつまる】

オープンラボ  キッズや学生、一般の方が参加できるプログラム
・多様なアーティストやクリエイター・舞台スタッフの交流の場としてのプラットフォーム
・市民やダンスファンが気軽に立ち寄れるダンスアーカイブ
 ex)オープンリサーチ:コレクティブリサーチの成果発表
 ex) アーカイブのトークイベント:ダンサー・振付家によるアーカイブ作品の上映と解説
 ex) キッズ向けプログラム: キッズ向けプログラムなど

【むすぶ】

ネットワーク
・国内外のダンスを専門とする劇場や団体を結ぶハブ
・多様な団体と協働することで、ダンスを通じた社会貢献を実現

(*1)登録アーティスト
アーティスト、クリエイターがDaBY を利用するには、プロフェッショナル会員の登録が必要です。登録ダンサーは、特定のワーク
ショップへの参加、DaBY 作品の出演候補対象を基本とし、アプレンティスダンサー* レジデンスダンサー* レジデンスアーティス
ト* など独自の分類にあわせプロフェッショナルなダンス環境を提供します。ダンスエバンジェリスト小㞍健太がメンターとして活
動し、若手アーティストへのアドバイスや、クリエイションのサポートを行います。

ゲストアーティスト:堂園 翔矢・森永泰弘・田中麻里奈 など / レペティター*:小野麻里子 / レジデンスダンサー:安心院かな、岡本優香など

(*2)実験的な作品の創造“ コレクティブ”
アソシエイトコレオグラファーらが、次世代の作品を創作。初めてダンス作品に取り組む異ジャンルのアーティストが参加。
*第一弾アソシエイトコレオグラファー 鈴木竜。建築家、音楽家、ドラマトゥルクなどが参加。

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Dance Base Yokohamaアクティングエリア

歴史的建造物の復元建築として、窓などの開口部や柱の位置、天井高など構造はそのままに、ボックス・イン・ボックスの構法で空間を構成しています。
ダンスクラス、創作活動(レジデンス)、ショーイング、ワークショップ、トライアウト等を行うアクティングエリアを中心に、
周辺の廊下部分にライブラリー等のアーカイブ機能を配置、他にもバックヤードに楽屋やシャワー施設、オフィス、倉庫等を有しています。クリエイターのための真の創造の場にしていくために、さまざまな人たちと巡り合うことのできる空間構築をめざしています。

空間設計は、地元横浜馬車道に拠点を置き、まちづくりやクリエイターネットワーク構築で実績のあるオンデザインパートナーズの一色ヒロタカ等が担当。

日本の文化・芸術活動、特にコンテンポラリーダンスの発展に寄与することを目的として、2019 年3月1日に設立された一般財団法人セガサミー文化芸術財団が運営・管理していきます。

 

愛知県芸術劇場でダンスのキュレーター/プロデューサーとして活躍してきた唐津絵理さんがこの〈Dance Base Yokohama〉にかける想いは、バレエチャンネルのインタビュー記事で読むことができます。
https://balletchannel.jp/7692

記者会見の詳しいレポートはステージナタリーで読むことができます。

https://natalie.mu/stage/news/379950

なおDaBYのグランドオープンは6月中を予定していますが、緊急事態宣言の解除など周辺環境に鑑みながら決定されるとのことです。

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※今回の事態を受け、アーティストサポート(DaBY スタジオ無償提供)が提供されます。

https://dancebase.yokohama/info/2419 (応募要項あり)
7月の一定期間、新型コロナウイルスで被害を受けたダンスアーティストへのリハーサルやクリエイション、映像撮影などの場として施設を開放します。
・内容: ダンスのリハーサル、クリエイション、自身のレッスン、オンライン発信のためのスタジオ使用、映像撮影
*ダンスの指導や集客を伴うイベント、有料のイベントは除く、人数制限あり
応募申込開始:6/2(火) 9:00~

応募申込締め切り:6/7(日) 21:00

申込結果通知:6月中旬ごろを予定

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会見で印象的だったコメントをいくつかご紹介します。

まず小㞍健太さんの「エヴァンジェリスト」(伝道師)という聞きなれない肩書についてですが、ダンサーと観客の間をつなげる役割という意味です。プロがわかりやすい言葉でダンスを伝える役割を担っています。また、ダンサーと異ジャンルをつなげるリサーチのプロジェクトを行うと共に、経験を若い人たちにアドバイスしていきます。小㞍さんは、「ダンスは伝承するものであり、共感してもらうことが大切。一緒に踊ることで共感してもらうこと。興味のあるアーティストに接するとともに、興味がないかもしれない人たちにも開いていきたい。ダンサーやアーティストが認知されていくことに役立てるような活動をしていきたい」と語りました。

冒頭のあいさつでは小㞍さんは、「過去10年、日本とオランダを拠点に活動してきましたが、常にダンス活動の環境に苦労してきました。ダンサーが独立、自立できるシステムが日本にはありません。ダンスのアーティストは、日々のトレーニングに加えて、リサーチや創作をする必要もあります。ヨーロッパと日本の状況を簡単に比べることはできませんが、私がしてきたさまざまな経験を生かして、ダンサーが活動するための基盤作りをしつつ、ダンスを広く知っていただけるような活動をしていきたいです」と述べています。

唐津さんは、「空間を作ることを意識していきましたが、コロナウィルス禍もあってオープンが延期になり、オンライン上のつながりも重要だと考えるようになりました。危機感や情熱によりオンライン上でできることがあると再認識しました」「(5月頭の)公演を開催することを目指していましたが、できなくなった時にどうするべきかと考えた時に、一般の観客との関係が大切なのではないかと感じました。改めてアートの役割を考える機会を与えられ、ここでトライすることに中に新しい挑戦が出てきました。いろんな人と走って挑戦したい」と意気込みを語りました。

アソシエイトコレオグラファーの鈴木竜さんは、「プロフェッショナルな環境が整っているとは言い難い日本ですが、若手世代のアーティストとしてクリエイションに、歴史の一部として取り組んでいきます」「この状況だからこそ生まれる作品があると感じています。どういった形にしてしていくか、作品の発表の方法についても模索していきたい」と思いを語りました。

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名称: Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)
愛称: DaBY(デイビー)
所在: KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)BRICK North 3 階
   神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2
URL: https://www.dancebase.yokohama 
開館時間: 10:00~18:00( 火〜土 / 日・月休)
 ※日曜日には、トライアウト公演やワークショプを実施する場合があります。
 ※月曜日が祝日の場合は、その翌日に休館いたします。
 ※年末年始、お盆期間に休館有り。詳細はウェブサイトにてご確認ください。
利用方法: 「DaBY メンバーズ」登録(無料)
 Dance Base Yokohama(DaBY)をご利用いただくためには、「DaBY メンバーズ」へのご登録(無料)
 をしていただく必要がございます。DaBY メンバーズのご登録は、
 ウェブサイト(https://dancebase.yokohama/members)にてお願いいたします。
グランドオープン: 2020 年6月中予定 (* 緊急事態宣言の解除など周辺環境を鑑みながら決定していきます。)
運営: 一般財団法人セガサミー文化芸術財団

2020/05/27

パリ・オペラ座バレエのダンサーたち、オーストラリア・バレエの『ジゼル』自宅隔離中のウィリたちなど、隔離中映像の紹介

日本国内の緊急事態宣言は解除されましたが、劇場で公演を観ることができるようになるまでは、まだしばらく時間がかかりそうです。

海外の例では、バイエルン国立劇場では毎週月曜日にダンスのソリストやパ・ド・ドゥ、歌手や室内楽による無観客公演が行われており、オンラインでオンデマンドにて視聴することができます。

https://www.staatsoper.de/en/staatsopertv.html?no_cache=1

バレエ公演の再開のニュースといえば、封じ込めに成功したニュージーランドの、ロイヤル・ニュージーランド・バレエが5月、6月に行われる公演を8月20日からに延期し、国内ツアー公演を行うと発表されました。しかし例えばパリ・オペラ座はほぼ年内の公演は難しいという報道が流れてきています。先日はフランスのテレビ番組に、ドロテ・ジルベール、レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ、フランソワ・アリュが出演して踊りました。

https://www.tf1.fr/tmc/quotidien-avec-yann-barthes/videos/la-culture-chez-vous-germain-louvet-et-leonore-baulac-danseurs-a-lopera-de-paris-19786662.html






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Très heureux d’avoir pu participer à cette merveilleuse émission @france2 #legrandechiquier !

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まだなかなか劇場が開かない中、ダンサーたちはどのように過ごしているのでしょうか?いくつかのユニークな動画をご紹介します。

 

オーストラリア・バレエの「ジゼル」のウィリたちが隔離中に何をしているのか…アルブレヒトへの復讐の相談でした。

ミルタ姐さんがカッコよくて最高です。途中出てくる映像は近藤亜香さんのジゼルと、新国立劇場バレエ団の『不思議の国のアリス』にゲスト出演する予定だったタイ=キング・ウォール。自宅隔離中のウィリたちの一人に渡邊綾さん(爪を磨きまくっています)。非常に秀逸な編集です。元プリンシパルのダニエル・ロウが演出、振付を手掛けているのですね。

ソルトレイクシティのバレエ団、バレエ・ウェストでは懐かしの青春映画『フットルース』の音楽を使い、足先だけで音楽を表現しています。ポワントワークだけで音楽を表現するテクニックの素晴らしさ(一部はスニーカーや靴下)時々ワンちゃんや赤ちゃんが参加するのも可愛い。

 

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のダンサーたちは、遠隔で『ラ・バヤデール』の影の王国を踊っています。美しいですね。

オーストリア、ドイツ、ポーランド、オランダなどでは、換気や消毒など万全の注意を払ってソーシャルディスタンスを保った状態で、クラスレッスンや少人数のリハーサルなどが始まっているようです。安全を確保した上で公演が再開される日が待ち遠しいですね。

2020/05/26

新国立劇場巣ごもりシアターで新国立劇場バレエ団『ロメオとジュリエット』を29日より配信

残念ながら2月26日の『マノン』公演を最後に、『Dance to the Future2020』『ドン・キホーテ』『不思議の国のアリス』と公演中止が続いている新国立劇場バレエ団ですが、5月最終週からの配信(5月29日~6月5日)は 、 バレエ『ロメオとジュリエット』が配信されます。

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https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017336.html

 バレエ  ロメオとジュリエット 
(2016年11月4日公演)

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撮影:鹿摩隆司(2016年公演)

【音楽】セルゲイ・プロコフィエフ 
【振付】ケネス・マクミラン
【出演】小野絢子、 福岡雄大、 木下嘉人、 菅野英男、 奥村康祐、 渡邊峻郁、 貝川鐵夫、 本島美和 ほか

【指揮】マーティン・イェーツ 
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

人々の心を惹きつけてやまないシェイクスピアによる永遠のラブストーリー。 巨匠ケネス・マクミランによるドラマティックな振付は、 プロコフィエフの繊細で豊かな音楽と一体となって登場人物の感情を余すところなく表現し、 観る者すべてを虜にします。 舞踏会での出会いの場面から、 バルコニーのシーン、 そしてラストの墓場のシーンまで、 名場面は枚挙に暇がありません。 2016年の上演より、 小野絢子、 福岡雄大主演の公演映像をお贈りします。

【配信日時】2020年5月29日(金)15:00~6月5日(金)14:00

 バレエ  ロメオとジュリエット 
3分でわかる!バレエ『ロメオとジュリエット』: https://youtu.be/RvI5eF7MiiY

リハーサル映像(World Ballet Day LIVE 2019より): https://youtu.be/H0CRsCmnOCY

小野絢子×福岡雄大が語る『ロメオとジュリエット』の魅力
5月29日(金)14:45-14:55 
福岡雄大オフィシャルインスタグラムアカウント(@yudaifukuoka_official)にて ライブトーク を行います。

新国立劇場バレエ団を代表する小野絢子、福岡雄大ペアの至高のパートナーシップを堪能できる作品です。特に小野さんの天才的なほどの演技力と繊細な動きで、ジュリエットのあっという間の愛と死を駆け抜けていく様には、心震わされました。この作品を映像で観られるのは本当に嬉しいことです。

なお、6月26日(金)までの配信をもって、「巣ごもりシアター」は終了するとのことです。5月25日に緊急事態宣言が解除され、徐々に劇場の幕も開く日が近づいてきていると期待しています。どれほど劇場で観る舞台が自分の生活にとって大切なものであり、幸せな体験であったかを実感する毎日です。早く安心して舞台を観ることができるよう、事態の収束を祈ります。

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◆新国立劇場バレエ団ダンサーによるinstagramライヴトーク(リレー方式)


・下記よりご覧いただけます。

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▲福岡雄大

※視聴者の皆様からのご質問コーナーの時間も予定されています。

赤井綾乃&福岡雄大】

・日時:5月26日(火)14:30-15:00

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山田歌子&福岡雄大】

・日時:5月26日(火)15:30-16:00

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佐野和輝&福岡雄大】★

・日時:5月26日(火)16:30-17:00

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多田そのか&福岡雄大】

・日時:5月27日(水)14:30-15:00

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川口 藍
&福岡雄大】

・日時:5月27日(水)15:30-16:00
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最終回は6月の予定です。

福岡雄大さんのInstagramで行われる、通称”雄大の部屋”。福岡さんの気配りが行き届いた話術によって、今まで知らなかったダンサーたちの一面を知ることができて、より一層バレエ団に親しみを持つことができました。ほとんど毎日のように行われているこのトークは、自粛生活のオアシスです。福岡さん、そしてバレエ団の皆さんにはここでもお礼を申し上げたいです。また舞台を観ることができる日が待ち遠しい限りです。

2020/05/14

パリ・オペラ座の元エトワールたちによる動画、アフリカ系男性ダンサーたちによる動画などのコラボレーション

バレエ公演を行うことができない今、ダンサーたちは、私たちの生活を支えてくれる医療スタッフやインフラなどのエッセンシャルワーカーへと捧げる映像を製作したり、仕事をすることができないアーティストへの募金を呼びかける映像を製作したり、また様々な目的をもって、ダンスを観客に届ける方法を模索しています。

 

イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ、ジャン=ギョーム・バール、アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス、バンジャマン・ペッシュ、モニク・ルディエール、エリザベット・モーラン、レティシア・プジョル、イザベル・シアラヴォラ、デルフィーヌ・ムッサン、ニコラ・ル=リッシュ&クレールマリ・オスタ、カール・パケット、カロル・アルボ、ファニー・ガイダ、ジャン・ギゼリウス、ウィルフリード・ロモリ…綺羅星のようなパリ・オペラ座エトワールメンバーが、エッセンシャルワーカーへと捧げる美しい動画を創り上げました。元パリ・オペラ座のスジェ、マリー・ソレーヌ・ブレが監督しています。引退してもなお美しく、常人には出せない存在感と気品、味わいを見せる芸術家たちの姿は心を打ちます。

Un confinement, vécu par tous, aux quatre coins du monde… et ce film, dévoilant nos étoiles qui nous ont tant fait...

Marie-Solenne Bouletさんの投稿 2020年5月11日月曜日

 


一方でこちらはとてもかっこよく、ご機嫌な映像。世界中のアフリカ系男性ダンサーたちが、バレエシューズを投げて(一部カツラもありますが)ダンスのバトンをつないでいきます。アメリカン・バレエ・シアター、ベジャール・バレエ、アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター、キッド・ピヴォット、ロイヤル・バレエ(ジョセフ・シセンズ)、南アフリカのジョボーグ・バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダ、とロコデロ・デ・モンテカルロなどに所属しているダンサーたちのトリを務めるのは、ABTやコンプレクションズ・ダンス・カンパニーなどで幅広く活躍した大御所、デズモンド・リチャードソン。男性ダンサーたちの美しい肉体美と茶目っ気がテンポよくて何回でも観てしまいます。






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ポーランド国立バレエは、初日を目前にして初演する予定だったマニュエル・ルグリ版『海賊』の公演が中止になってしまいました。そこで、「海賊」の花園のシーンを遠隔で踊った動画を配信しました。ギュリナーラに影山茉以さん、メドーラに海老原由佳さん。このほか丁子蒼さん、北野友里夏さんも出演しています。

 

Wczorajszy Międzynarodowy Dzień Tańca utwierdził nas w przekonaniu, że wszyscy nasi widzowie bardzo się już za nami...

Teatr Wielki - Opera Narodowaさんの投稿 2020年4月30日木曜日

 

春休みに帰宅したままのロイヤル・バレエ・スクールのYear7の生徒たちは、寮母さんたちに元気なところを見せるために、トイレットペーパーを投げてリレーする楽しい動画を製作しました。トイレットペーパーは英国からオーストラリアへと旅し、英国に戻ってきたとのことです。

2020/05/08

32人のトップバレリーナが踊る「瀕死の白鳥」、「Swans For Relief」チャリティ

世界14か国の22のバレエ団から34人のトップバレリーナが参加し、「Swans For Relief」チャリティ企画が行われています。

https://charity.gofundme.com/o/en/campaign/swansforrelief

サン=サーンス作曲、振付フォーキンの名作「瀕死の白鳥」を、チェリストWade Davisの演奏に合わせて、ステイホーム中の32人の白鳥が一人ずつ自宅やその近辺で美しく踊ります。

ABT(アメリカン・バレエ・シアター)のミスティ・コープランドと、元ABT、元マリインスキー・バレエ沿海州ステージのジョセフ・フィリップによる企画です。コロナウィルス禍で、世界中の劇場が公演中止となりました。所属するダンサーたちの多くは、給与がカットされたり、レイオフされたりして大きな被害を受けています。この動画によって寄付を募り、集められた資金はダンサーたちの所属カンパニーのダンサー救済基金や、芸術を支援する基金に寄付されます。

参加者が非常に豪華です。ミスティ・コープランド、フランチェスカ・ヘイワード、マリア・ホーレワ、オニール八菜、近藤亜香、倉永美沙、加治屋百合子、サラ・マーンズ、タイラー・ペック、イザベラ・ボイルストンなど綺羅星のようなスター・バレリーナや、日本人バレリーナも参加しており、それぞれが非常に表現力豊かで美しい映像となっています。

 

•Stella Abrera American Ballet Theatre, USA ステラ・アブレラ (アメリカン・バレエ・シアター)

•Precious Adams English National Ballet, England プレシャス・アダムズ (イングリッシュ・ナショナル・バレエ)

•Nathalia Arja Miami City Ballet, USA ナタリア・アルハ (マイアミ・シティ・バレエ)

•Isabella Boylston American Ballet Theatre, USA イザベラ・ボイルストン (アメリカン・バレエ・シアター)

•Skylar Brandt American Ballet Theatre, USA スカイラー・ブラント (アメリカン・バレエ・シアター)

•Misty Copeland American Ballet Theatre, USA ミスティ・コープランド  (アメリカン・バレエ・シアター)

•Monike Cristina Joburg Ballet, South Africa モニク・クリスティーナ (ジョバーグ・バレエ、南アフリカ)

•Ashley Ellis Boston Ballet, USA アシュレイ・エリス (ボストン・バレエ)

•Greta Elizondo Nacional de Danza Mexico, Mexico グレタ・エリゾンド (メキシコ国立バレエ)

•Nikisha Fogo Vienna State Ballet, Austria ニキーシャ・フォゴ (ウィーン国立バレエ)

•Angelica Generosa Pacific Northwest Ballet, USA アンジェリカ・ジェネローサ (パシフィック・ノースウェスト・バレエ)

•Sarah Hay Freelance Ballerina, USA サラ・ヘイ (フリー)

•Francesca Hayward The Royal Ballet, England フランチェスカ・ヘイワード (ロイヤル・バレエ)

•Robyn Hendricks The Australian Ballet, Australia ロビン・ヘンドリックス (オーストラリア・バレエ)

•Whitney Jensen The Norwegian National Ballet, Norway ホイットニー・ジェンセン (ノルウェー国立バレエ)

•Yuriko Kajiya Houston Ballet, USA 加治屋百合子 (ヒューストン・バレエ)

•Maria Khoreva Mariinsky Theatre, Russia マリア・ホーレワ (マリインスキー・バレエ)

•Ako Kondo The Australian Ballet, Australia 近藤亜香 (オーストラリア・バレエ)

•Misa Kuranaga San Francisco Ballet, USA 倉永美沙 (サンフランシスコ・バレエ)

•Stephanie Kurlow Freelance Hijabi Ballerina, Australia ステファニー・クーロー(フリー、オーストラリア)

•Sara Mearns New York City Ballet, USA サラ・マーンズ (ニューヨーク・シティ・バレエ)

•Ginett Moncho Ballet Nacional de Cuba, Cuba ジネット・モンチョ (キューバ国立バレエ)

•Katherine Ochoa Ballet Nacional de Cuba, Cuba キャサリン・オチョア (キューバ国立バレエ)

•Hannah O'Neill Paris Opera Ballet, France オニール八菜 (パリ・オペラ座バレエ)

•Denise Parungao Ballet Philippines, Philippines デニース・パルンガオ (バレエ・フィリピン)

•Tiler Peck New York City Ballet, USA タイラー・ペック (ニューヨーク・シティ・バレエ)

•Tina Pereira The National Ballet of Canada, Canada ティナ・ペレイラ (ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)

•Ida Praetorius The Royal Danish Ballet, Denmark イダ・プレトリウス (デンマーク・ロイヤル・バレエ)

•Jemima Reyes Ballet Philippines, Philippines ジェマイマ・レイエス (バレエ・フィリピン)

•Ingrid Silva Dance Theater of Harlem, USA イングリッド・シルヴァ (ダンス・シアター・オブ・ハーレム)

•Bianca Teixeira San Francisco Ballet, USA ビアンカ・テイシェイラ (サンフランシスコ・バレエ)

•Xu Yan The National Ballet of China, China シュー・ヤン (中国国立バレエ)

 

日本でも、多くのダンサーが経済的な苦境に陥っています。多くの国内バレエ団では、給料性ではなく公演ごとにギャラが払われる形式となっており、公演のない今は収入の道を断たれた人もいます。バレエ教室やスタジオも閉鎖されており、副業で稼ぐのも難しい状況です。

国内バレエ団で寄付を募っているところは多いので、そこに寄付するというのも一つ。

新国立劇場

NBS/東京バレエ団 コロナ緊急寄付

スターダンサーズ・バレエ団

牧阿佐美バレヱ団

NBAバレエ団

チケットを払い戻さず「寄付」することによって税優遇が受けられる制度が新たに設立されています。

チケットを払い戻さず寄附することをお考えの方へ

https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/pdf/202005011800_03.pdf

演劇界、ライブハウス、映画館などへの支援活動は行われていますが、ダンス界へのまとまった支援活動は今現在は立ち上がっていないようです。

日本政府は非常に芸術文化に対する支援に冷淡な現状ですが、なんとか日本のバレエ界も生き残れるように、できる支援はしていきたいと思います。

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