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バレエ(情報)

2017/10/11

2018年カレンダー「12人の踊れる男たち」発売 島地保武、辻本知彦トークショー

日本を代表するバレエとコンテンポラリーの男性ダンサーたちが集結して、「12人の踊れる男たち」というタイトルで、撮りおろし2018年大型カレンダーが発売されました。

http://dancerssupport.com/hot-topics/news/1431/

Photo_2

登場ダンサー(50音順):
浅田良和/池本祥真/梅澤紘貴/遠藤康行/大宮大奨/近藤良平/
佐藤洋介/島地保武/田極翼/辻本知彦/長瀬直義/藤野暢央

フォトグラファー 酒井高夫

※カレンダーサイズ:A2(420 X 594 mm) 2900円(税別)、A4判 2400円(税別)

舞台写真ではなく、生身のダンサーたちに迫ったショットを捉えたいとのコンセプトで、フォトグラファー、ヘアスタイリング&メイクアップアーティスト、グラフィックデザイナー各界のクリエイターたちが集結したとのことです。


さて、この写真集の発売を記念して、コンテンポラリーダンス界で活躍する人気ダンサー/振付家の島地保武さんと辻本知彦さんのトークショーが先日開催されました。たくさんのプロジェクトを抱えて大活躍中の二人が、忙しいスケジュールの間を縫って駆けつけ、和やかな雰囲気でのトークとなりました。実際に身体を動かして見せてくれて、こうやってムーブメントを作っていくんだ、というところが見られたのも面白かったです。

Resize1284

この夏には、島地さん、辻本さんはKAATで上演された森山開次さん振付の「不思議の国のアリス」で共演しました。キッズプログラムとして上演された作品ですが、大好評で16公演すべてがソールドアウト。こちらは、その人気に応えて来年の再演が決定しており、今回は神奈川だけでなく65か所もの地方公演が行われるとのことです。実際私も2回足を運びましたが、大人でも楽しめる創造性とユーモアに満ちた作品でした。その中でも、個性的でダンスの表現力も最高峰である島地さん、辻本さんが様々な強烈なキャラクターに変身して自在に踊る姿には、子どもたちも大喜び。私の4歳の子どもも食い入るように観て楽しんでいました。

自ら踊るだけでなく、振付の世界でも活躍する二人。9年間、フランクフルトのフォーサイス・カンパニーで踊ってきた島地さんは、日本に帰国当初はやはり環境の違い、観客の反応の違いに戸惑ったところもあったようです。そんな中でも、先日までは、ラッパーの環ROYと共演した「ありか」で国内ツアーを行い(このトークショーの前々日に山口から戻ってきたそうです)、また来年3月には日本のモダンダンスの古典である石井みどり振付の「体」にも挑戦します。このほかにも、来年3月3日・4日に鳥取のとりぎん文化会館で、演出・振付・出演を行い、地元のアーティストも参加してのプロデュース創作公演に参加します。(辻本知彦さんも特別出演)

辻本知彦さんは、シルク・ド・ソレイユのツアーに参加したり、ミュージカル、ミュージックビデオの振付など幅広く活躍しています。昨年は、冨田勲さんと初音ミクの壮大なコラボレーション企画「ドクター・コッペリウス」の振付も担当しました。さらに、人気女優の写真集の振付などにも携わっているそうです。

振付家として作品を作る際にも、新鮮味を保っていきたいと島地さんは考えており、それを保つためには努力が必要とのこと。なかなか日本ではダンス公演の数が少なく、また再演をされることが少ないのは大きな問題だととらえています。そのなかで、前述の「ありか」は2016年の初演に続けての再演であり、しかも4か所のツアーを行ったということで成果を上げたと言えます。

舞台の上ではとてもスタイリッシュでかっこいい、アーティスト的な二人ですが、実際のトークショーではとてもリラックスしていて親しみやすい素顔を見せてくれました。これからも様々なプロジェクトがあり、二人のコラボレーションも今後見られるということで楽しみです。

Resize1282

カレンダーは、空中に浮かんでいる姿を捉えたものが多く、硬い床の上で撮影したのでなかなかたいへんだったようですが、止まっているのではなくて動いているところを撮影していたので、とても躍動感があります。モノクロでスタイリッシュで美しいカレンダーです。

チャコットの渋谷本店、大阪の輸入バレエ用品店グラン・パ・ド・ドゥで取り扱っているほか、メールでも申し込むことができます。
http://dancerssupport.com/hot-topics/news/1730/

カレンダーの注文、問い合わせはask@dancerssupport.comまで。

2017/10/08

10/8(日)より勅使川原三郎&オーレリー・デュポン「Sleeping Water」上映会開催/パリ・オペラ座バレエ新作「Grand miroir」

今年7月に勅使川原三郎さんのKARASがオーレリー・デュポンを迎え、アメリカ・ニューヨークのリンカーンセンターフェスティバルで上演した「Sleeping Water」の記録映像の編集版がKARAS APPARATUSで日本初上映されます。

http://www.st-karas.com/news_jp/

2月にフランス・マルティーグで初演した本作は、アクリルが浮遊する舞台装置が美しい勅使川原さんのグループ作品です。パリ・オペラバレエ団芸術監督のオーレリー・デュポンと佐東利穂子さんの共演は必見。
現在ヨーロッパを中心に海外ツアー中の作品を日本で見ることのできる貴重な機会です。

上映作品
「Sleeping Water」[2017.7 60min]
構成・振付・演出・衣装・照明・出演:勅使川原三郎
出演:佐東利穂子、鰐川枝里、加藤梨花、岡崎隼也、マリア・キアラ・メツァトリ
ゲスト:オーレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団芸術監督)

201710

【上映スケジュール】
10月8日(日)16:30
10月9日(祝)16:30
10月10日(火)20:00
10月11日(水)19:30
10月12日(木)休映日
10月13日(金)20:00
10月14日(土)21:00
*開場は開映の10分前
*10/15以降の上映スケジュールは追ってお知らせします。

【料金】 一般 1000円
KARASワークショップメンバー、学生は300円引き

【会場】カラス・アパラタス B2ホール
〒167-0051杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

【問合せ】03-6276-9136 (カラス・アパラタス)


*******
現地での創作が始まってから1ヶ月が経った、パリ・オペラ座バレエ団への新作振付作品「Grand miroir」
10月25日の世界初演に向けてのリハーサルが進んでいるとのことです。
来週末より、現地ではいよいよ稽古場から場所を移し、劇場での照明や装置を使っての創作が本格的に始まるそうです。

日本で世田谷パブリックシアターで「アブソルート・ゼロ」を上演した6月頃から、 すでに今回の作品に向けての装置の創作は始まっていました。 その後、アパラタスで「ペトルーシュカ」「静か」「イリュミナシオン」を、 アメリカのNYでの「Sleeping Water」、先日の東京芸術劇場「月に吠える」に至るまで、 勅使川原はすべての作品を創作し、出演する中でこの新作への構想を進めていました。

「Grand miroir」では、シャルル・ボードレールの詩集『悪の華』が創作のベースになっています。
近年ますます、詩の言葉から受ける身体感覚や、詩人の芸術的な精神に
新たなダンスの可能性・創作意欲を見出している勅使川原。
ボードレールの作品の中にある、ゆがんだり、あやしく光るような美の感覚が
勅使川原の感性を刺激し、オペラ座のダンサー達とともに新たなダンスが生まれようとしています。

オーレリー・デュポン、ニコラ・ル・リッシュとジェレミー・ベランガールが出演した
前回のオペラ座バレエ団への振付作品「闇は黒い馬を隠す」から4年が経ちました。
そして今年、オーレリー・デュポン氏が芸術監督を務める新生オペラ座にて上演される、
勅使川原三郎の新作「Grand miroir」にぜひご期待ください!


「Grand miroir」
構成・振付・演出・照明・美術・衣装:勅使川原三郎
振付助手:佐東利穂子
日程:2017年10月25日 世界初演
公演スケジュール
https://www.operadeparis.fr/en/season-17-18/ballet/balanchine-teshigawara-bausch

出演ダンサー :
エミリー・コゼット(Emilie Cozette) *
ミリアム・ウルド=ブラム(Myriam Ould-Braham) *
カロリーヌ・バンス(Caroline Bance)
エロイーズ・ブルドン(Heloise Bourdon)
リディ・ヴァリシェス(Lyde Vareilhes)
ジュリエット・イレール(Juliette Hilaire)
アメリー・ジョアニデス(Amelie Joannides)
マチュー・ガニオ(Mathieu Ganio)*
ジェルマン・ルーヴェ (Germain Louvet)*
アルチュス・ラヴォー (Arthus Raveau)
グレゴリー・ガイヤール (Gregory Gaillard)
アントニオ・コンフォルティ(Antonio Conforti )
ジュリアン・ギエマール(Julien Guillemard )
*エトワール

Grand_miroirparis_opera_171007_2
(写真はクリックすると拡大します)

こちらはパリまでは観には行けませんが、現地でどのような評価だったのか、聴くのが楽しみです。

2017/10/06

ワールド・バレエ・デー World Ballet Day2017 (随時更新)

World Ballet Day 2017が10月5日に開催されました。

http://worldballetday.com/

5つのバレエ団を中心に22時間にわたってネット中継を行った子のイベントも4回目。すでにいくつかのバレエ団は動画をアップしていますので、そちらをご紹介します。とても全部を視聴するのは無理なので、気が付いた点についてだけコメントをしてみますね。

オーストラリア・バレエ

クラスレッスンの指導をされた教師が素晴らしいライン、技術を持っている方でした。クラスの映し方も非常にうまくて、楽しいクラスレッスンで、カンパニーのレベルの高さを実感できます。リハーサルでは「不思議の国のアリス」が登場したり、「グラン・パ・クラシック」のリハーサルも。近藤亜香さんも出てきて、高い技術を見せてくれました。オーストラリア・バレエ、近いうちに来日公演をしてほしいバレエ団です。

また、3時間41分ごろから、新国立劇場バレエ団が登場しています。バレエ団の紹介、芸術監督、何人かのプリンシパルが登場してコメントするというものです。クリストファー・ウィールドン、ウェイン・イーグリングも登場します。バレエ団紹介映像はとてもよくできていましたが、インタビューは吹き替えだったのがちょっと残念。字幕をつけるとか、簡単でも英語で話してくれた方が嬉しかったです。あと、全員集合で視聴者に手を振ったりと言った、ちょっとライブな感じの演出があったらより親近感を感じられたかもしれません。でもとにかく、この素晴らしいバレエ団が世界に知られる第一歩になったと思います。また、開始前に新国立劇場バレエ団のFacebookで、少しだけですがクラスレッスンをライブで見せたのも良かったと思います。

ボリショイ・バレエ 

YouTubeではなく、独自のプラットフォームでの配信です。残念ながらあまり画質はよくありません。また、最初に登録をして、ログインをする必要があります。

http://media.bolshoi.ru/play/

クラスレッスンの指導はボリス・アキモフで、アレクサンドロワ、オブラスツォーワ、ラントラートフ、ロヂキンなどなどが登場。千野円句さん、アナ・トゥラサシヴィリなどもインタビューされていました。(千野さんはアレクサンドル・ヴェトロフに指導されているとのことです)
まずはアカデミーのレッスンからスタートしますが、とにかく生徒が皆美しい。「ラ・バヤデール」のコール・ド・バレエのリハーサルは、ワジーエフが指導していましたが、非常に厳しい指導で驚きました。全く字幕や通訳がついていないので、なにを言っているのかはわかりませんでしたが。アリョーナ・コヴァリョーワとジャコポ・ティッシの「ダイヤモンド」のリハーサル、そしてセヴェナルド、ジガンシナ、デニソワといった有望な若手女性ダンサーのリハーサルを観ることもできました。エレオノラ・セヴェナルド、本当に素晴らしい技術と美しさの持ち主ですね。1年目からスターの輝きがあります。
ゲストカンパニーはモンテカルロ・バレエでした。スミルノワとチュージンの「ラ・ベル」のリハーサル映像が流れましたが、あまりの美しさに息をのみます。

モンテカルロ・バレエのパート(スミルノワとチュージンの「ラ・ベル」も)


ロイヤル・バレエ 

ワールド・バレエ・デーを発案したのがロイヤルということで、プレゼンテーションの仕方が非常に上手いです。クラスレッスンは見逃しましたが、様々なリハーサルにしても、とても面白く見せてくれます。マクミランの記念の年ということで、いくつかの作品のリハーサルがありましたが、「ユダの木」は指導がヴィヴィアナ・デュランテとイレク・ムハメドフ、出演がローレン・カスバートソン、エドワード・ワトソン、ティアゴ・ソアレス、リース・クラークという大変豪華なもの。「エリート・シンコペーションズ」は、指導がモニカ・メイソン、出演がラウラ・モレーラ、崔由姫、メリッサ・ハミルトンでしたが、とにかくモレーラの音楽性の豊かさ、表現力がずば抜けていました。ユフィちゃんも素敵でしたが。
また、アーサー・ピタの新作(マシュー・ボールが素敵)や、ロイヤル・バレエスクールの指導もとても面白かったです。
ゲストカンパニーでは、毎回とても意欲的なスコティッシュ・バレエの、クリストファー・ハンプソン振付「春の祭典」のリハーサルが面白かったです。


ナショナル・バレエ・オブ・カナダ

現在パリで「ニジンスキー」のツアー中ということで、これはライブではなく事前に収録されたもので、時間も2時間と短くなっています。ここは毎年ちょっとプレゼンテーションがレベルが落ちる感じでカメラワークもあまりよくないのが残念です。スヴェトラーナ・ルンキナのクラスは本当に美しいのですが、あまりカメラが映してくれなかったのが不満。


サンフランシスコ・バレエ

時差の関係で観られなかったので、録画を楽しみにしています。


このほか、いくつかのバレエ団が独自に動画をアップしています。


オランダ国立バレエ
 「マタ・ハリ」のリハーサル


ウィーン国立バレエ マクミラン「コンチェルト」のリハーサル


バレエ・ウェスト
 (サンフランシスコ・バレエのパートに登場)


ノルウェー国立バレエ  西野麻衣子さんがカンパニー内を案内し、インタビューします。西野さんのトークがとても上手い!


ヒューストン・バレエ  クラスレッスン、「マイヤリング」のリハーサル、ハリケーンによる深刻な被害の様子など。


また情報入り次第、追記します。

2017/10/03

新国立劇場バレエ団 「ワールド・バレエ・デー 2017」参加決定

すでにワールド・バレエ・デーの公式サイトでも発表されていましたが、10月5日(木)に開催される「ワールド・バレエ・デー 2017」に、新国立劇場バレエ団がゲスト・カンパニーとして参加することが決定し、新国立劇場の公式サイトでも発表されました。

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_011193.html


新国立劇場バレエ団は、オーストラリア・バレエの放送枠の中で、ゲスト・カンパニーとして登場します。バレエ団の登場する時間は約10分間です。

<番組名> 「World Ballet Day 2017」

<視聴方法> Facebook Liveでの配信です。オーストラリア・バレエのFacebookでご覧ください。https://www.facebook.com/theaustralianballet

<放送予定日> 2017年10月5日(木)10:00~15:00(日本時間)内で、新国立劇場バレエ団は13:45~14:00(日本時間)に登場予定。(生中継のため、放送時間が多少前後する可能性があります。)
その後は、他のカンパニーが順番に登場します。
※「ワールド・バレエ・デー 2017」に関するページはこちら

なお、10月5日(木)9:45より5分間程度、新国立劇場バレエ団の様子を新国立劇場バレエ団のFacebookでライブ配信する予定です。
普段のバレエ団の様子をご覧いただける機会ですので、是非こちらもお楽しみください。

これは本当に楽しみですね。世界に新国立劇場バレエ団の素晴らしさを知ってもらうチャンスです。

小野絢子さん、福岡雄大さんがドルトムントのガラ公演に出演

新国立劇場バレエ団を代表するプリンシパル、小野絢子さんと福岡雄大さんが、ドイツ、ドルトムントのガラ公演に出演しました。

International Balletgala XXVI
https://www.theaterdo.de/detail/event/internationale-ballettgala-xxvi/

これは年に2回開催され、今回で26回を数えるという公演です。

Rain Dogs
Music: Tom Waits
Choreography: Johaninger
Cast: Ballet Dortmund

Giselle
Music: Adolphe Adam
Choreography: Marius Petipa
Instrumentation: Jurgita Dronina & Isaac Hernandez

(World Premiere) Clap
Music: Drums
Choreography: Maurice Causey
Cast: Filipa de Castro and Carlos Pinilos (National Ballet of Portugal)

Hora
Music: Alexander Balanescu
Choreography: Edward Clug
Cast: Ida Kallanvaara & Giacomo Altovino

Matching Thoughts
Music: Balazs Havasi
Choreography: Vitali Safronkine
Instrumentation: Iker Murillo & Vitali Sanfronkine

On the Nature of Daylight
Music: Max Richter
choreography: David Dawson
Cast: Courtney Richardson & Istvan Simon (Ballet of the Semperoper Dresden)

Ssss ...
Music: Frederic Chopin
Choreography: Edward Clug
Instrumentation: Marijn Rademaker ( Het National ballet)

Orient Express (World premiere)
music: NN
choreography: NN
Instrumentation: NRW Junior ballet

Sylvia
music: Léo Delibes
choreography: David Bintley
Instrumentation: Ayako Ono & Yudai Fukuoka (New National Theater Tokyo)

- break -

Through the Looking Glass
music: The Dowland Project
Choreography: Mathilde Van de Wiele
Cast: Filipa de Castro & Carlos Pinilos (National Ballet of Portugal)

Continuo (World Premiere)
Music: Alessandro Marcello
Choreography: Vitali Safronkine
Instrumentation: Iker Murrillo & Vitali Sanfronkine

Two pieces for Het
Music: Erkki-Sven Tüür
Choreography : Hans van Manen
Instrumentation: Jurgita Dronina & Isaac Hernandez (The National Ballet of Canada / English National Ballet)

New Sleep
Music: Thom Willems
Choreography: William Forsythe
Instrumentation: Courtney Richardson & Istvan Simon

Two and only
Music: Michael Benjamin
Choreography: Wubkje Kuindersma
Instrumentation: Marijn Rademaker and Timothy van Poucke (Het National Ballet)

Sleeping Beauty Act III
Music: Peter Tchaikovsky
Choreography: Marius Petipa
Instrumentation: Ayako Ono & Yudai Fukuoka (New National Theater Tokyo)

Penumbra
Music: Sergei Rachmaninow
Choreography: Remi Wörtmeyer
Cast: Lucia Lacarra & Marlon Dino (Ballett Dortmund)

Unitxt
Music: Carsten Nicolai aka alva noto
Choreography: Richard Siegal
Cast: Ballet Dortmund

現在はバレエ・ドルトムントに所属しているルシア・ラカッラ、マーロン・ディノを始め、イングリッシュ・ナショナル・バレエ/ナショナル・バレエ・オブ・カナダのユルギータ・ドロニナとイサック・エルナンデス、オランダ国立バレエのマライン・ラドマーカーなどの国際的なスターも出演しています。

その中で、小野さんと福岡さんは、デヴィッド・ビントレー振付の「シルヴィア」と、「眠れる森の美女」を踊りました。

なかなか日本のバレエ団に所属しているダンサーが、海外、それもガラ公演で踊る機会は少ないので嬉しいことですよね。小野さん、福岡さんの素晴らしさはもっともっと世界に知られてほしいと思います。

2017/09/30

ワールド・バレエ・デー2017の情報アップデート(随時更新)

10月5日に開催されるワールド・バレエ・デーWorld Ballet Day LIVE 2017 について、少しずつ情報が上がっていますのでアップデートします。随時更新していきます。

http://worldballetday.com/about/

※追記 ロイヤル・バレエの細かい予定時間が追記されています。

This year the following companies will join us as part of the 22 hours live stream;
The National Ballet of Japan, Singapore Dance Theatre, The National Ballet of China, Ballets du Monte Carlo, Birmingham Royal Ballet, English National Ballet, Scottish Ballet, Northern Ballet, Houston Ballet and Ballet West.

オーストラリア・バレエ、ボリショイ・バレエ、ロイヤル・バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダ、サンフランシスコ・バレエの5カンパニーが中心ですが、以下のカンパニーも参加します。

新国立劇場バレエ団
シンガポール・ダンス・シアター
中国国立バレエ
モンテカルロ・バレエ
バーミンガム・ロイヤル・バレエ
イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)
スコティッシュ・バレエ
ノーザン・バレエ
ヒューストン・バレエ
バレエ・ウェスト

というわけで、晴れてわれらが新国立劇場バレエ団の模様が世界のバレエファンに観ていただけるということで、とても嬉しく思います。

オーストラリア・バレエ
10月5日 午前10時から午後3時

クラスレッスン
指導:トリスタン・メッサージ(バレエ・マスター)

リハーサル 「白鳥の湖」「ニジンスキー」「スパルタクス」「コッペリア」

舞台裏 本拠地の内部やダンサー、スタッフが登場します

特別ゲスト
クイーンズランド・バレエ、香港バレエ、西オーストラリア・バレエ


ボリショイ・バレエ
10月5日 午後3時から8時

クラスレッスン
指導:ボリス・アキモフ

リハーサル
「エチュード」
「ラ・バヤデール」

舞台裏
モスクワバレエ・アカデミー(ボリショイアカデミー)
個人クラス クセニア・ジガンシナ、アナスタシア・デニソワ、アリョーナ・コヴァリョーワ、エレオノラ・セヴェナルド

ゲストカンパニー
モンテカルロ・バレエ

 
ロイヤル・バレエ
10月5日 午後8時から10月6日午前1時

http://www.roh.org.uk/news/world-ballet-day-5-october-2017

プレスリリース

https://s3-eu-west-1.amazonaws.com/static.roh.org.uk/for/pdfs/press-releases-17-18/Royal-Ballet-World-Ballet-Day-Press-Release-27-09-17.pdf

クラスレッスン (午後8時から9時25分)
指導:オルガ・エヴェレイノフ

リハーサル 
アーサー・ピタ振付作品新作「The Wind」 ロイヤル・バレエスクール 午後9時25分より
「不思議の国のアリス」フェルナンド・モンターニョ(キャタピラー役) 午後10時より
マクミラン作品 「Jeux」「ユダの木」「エリート・シンコペーションズ」 午後11時より
ロイヤル・バレエとナショナル・バレエ・オブ・カナダのコラボレーション「The Dreamers Ever Leave You」 午前0時15分より
「不思議の国のアリス」トランプのシーン 午前0時45分より

インタビュー
マリアネラ・ヌニェス(ロイヤル・バレエ入団20周年記念)、クリストファー・サウンダース、アーサー・ピタ(振付家)
ロイヤル・オペラハウスの健康管理部門と衣装部門

ロイヤル・バレエのオンラインフィットネスビデオBallet Fitの紹介

レポート
ケネス・マクミランの特集


ゲストカンパニー
Birmingham Royal Ballet 「コンチェルト」のリハーサル
Dutch National Ballet
English National Ballet 「大地の歌」のリハーサル
Finnish National Ballet
La Scala Ballet Company
Northern Ballet 「人魚姫」のリハーサル
Norwegian National Opera & Ballet
Polish National Ballet
Scottish Ballet クリストファー・ハンプソン振付「春の祭典」のリハーサル
Stuttgart Ballet
The Royal Danish Ballet
The Royal Swedish Ballet
Wiener Staatsballett


ナショナル・バレエ・オブ・カナダ
10月6日午前1時から3時 (パリ公演ツアー中につき、生中継ではなく事前収録)

クラスレッスン 
指導:クリストファー・ストーウェル(副芸術監督)

リハーサル
「Paz de la Jolla」(ジャスティン・ペック振付)、
「ニジンスキー」(ノイマイヤー振付)、
「冬物語」(ウィールドン振付)



サンフランシスコ・バレエ

10月6日午前3時から8時

クラスレッスン
指導:リカルド・ブスタメンテ(バレエマスター)

リハーサル
Opus 19/The Dreamer(ジェローム・ロビンス)

新作フェスティバルUnbound:のための新作
アナベル・ロペス・オチョア振付
ドワイト・ローデン振付
デヴィッド・ドーソン振付

「眠れる森の美女」ヘルギ・トマソン振付
「セレナーデ」バランシン振付

インタビュー
ヘルギ・トマソン(芸術監督)
リンゼイ・フィッシャー(ロビンス財団振付指導者、ナショナル・バレエ・オブ・カナダバレエマスター)
アナベル・ロペス・オチョア(振付家)
マイルズ・サッチャー(振付家、コール・ド・バレエ)
エリーゼ・ボーン(バランシン財団振付指導者)
カンパニー・ダンサーとのインタビュー

ゲストカンパニー
ヒューストン・バレエ、バレエ・ウェスト


今年は去年に引き続きFacebook Liveでの中継となります。


2017/09/28

パリ・オペラ座バレエ 『白鳥の湖』、劇場公開

パリ・オペラ座バレエによる「白鳥の湖」(ルドルフ・ヌレエフ振付)が日本の映画館で公開されます。

https://www.culture-ville.jp/parisoperaswanlake

本作「白鳥の湖」は2016年12月8日にパリのオペラ・バスティーユにて撮影・収録された映像です。日本でDVD発売、テレビ放映はされておらず、本劇場公開が初めて国内で観る機会となります。(medici.tvで期間限定でネット配信)

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プレミア上映として、TOHOシネマズ日本橋・TOHOシネマズ梅田で11月3日(金)から、福岡 中洲大洋で11月4日(土)~11 月 10 日公開し、その後、全国順次公開します。

【イントロダクション】  3代バレエの一つとして語り継がれる古代スラブとスカンジナビアの神話から生まれた自然の力が引き起こす物語「白鳥の湖」。チャイコフスキーによる初のバレエ曲は深いノスタルジーが溢れ、チャイコフスキー自身が抱く愛の概念を反映させた物語だ。  クラシック・バレエの基礎を築いたマリウス・プティパが「白鳥の湖」を解釈・振付した1895年までは、「白鳥の湖」は高い評価がされずにいた。レフ・イワノフの助けもあり、「白鳥の湖」にプティパはバレリーナによる集団ダンスを加えて壮大さを加え、白鳥の踊りに生命を吹き込むことに成功した。1984年にパリ・オペラ座バレエ団で演じられたルドルフ・ヌレエフ版では、白鳥湖は悪魔ロットバルトに操られたジークフリート王子が現実世界で抱える結婚という問題から逃げこむ夢の世界の象徴だ。ヌレエフ版は、音楽との調和により悲劇的な結末を迎えながらも、王子の深層心理を深く描き、王子とヒロインにより共感ができるものになっている。

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【作品情報】
芸術監督:オーレリ・デュポン
台本:ウラジミール・ペギチェフ、ワシリー・ゲルツァー
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マウルス・プティパ、レフ・イワノフ)
セット:エツィオ・フリジェリオ
照明:ヴィニシオ・シェリ
指揮:ヴェロ・パーン
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
出演:
オデット/オディール :アマンディーヌ・アルビッソン(エトワール)
ジークフリート王子:マチュー・ガニオ(エトワール)
ロットバルト:フランソワ・アリュ(プルミエ・ダンスール)
王妃:ステファニー・ロンベール(プルミエール・ダンスーズ)
 &パリ・オペラ座バレエ団
パ・ド・トロワ オニール八菜(プルミエール・ダンスーズ)、レオノール・ボラック(プルミエール・ダンスーズ)、ジェルマン・ルーヴェ(プルミエ・ダンスール) ←収録当日の階級、現在ボラック、ルーヴェはエトワール

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尺:約2時間35分 +休憩(全4幕)
映像監督:フランソワ・ルシヨン
撮影日・場所:2016年12月8日 オペラ・バスティーユにて

​鑑賞料金:一般 3,600円(税込) 学生 2,500円(税込)

<日本プレミア上映>
【東京】TOHO シネマズ 日本橋:11 月 3 日(金)~11 月 9 日(木)
【大阪】TOHO シネマズ 梅田にて:11 月 3 日(金)~11 月 9 日(木)
【福岡】中洲大洋:11 月 4 日(土)~11 月 10 日(金)

配給:カルチャヴィル合同会社
劇場公開:お問い合わせ先 (info@culture-ville.jp)
>


2017/09/24

ボリショイ・バレエ「ヌレエフ」は12月9日に初演予定

ボリショイ・バレエ「ヌレエフ」は12月9日、10日に初演予定されることが発表されました。

http://www.bolshoi.ru/about/press/articles/none/Nureyev-premiere-9-December/

今年7月12日に初演が予定されていながら、直前に上演がキャンセルになった、ボリショイ・バレエの新作「ヌレエフ」。ルドルフ・ヌレエフの人生についての作品です。

2016年のカンヌ国際映画祭のコンペティションに作品(M)uchenikを出品しフランソワ・シャレ賞を受賞した著名映画監督であり、またボリショイやマリンスキーだけでなく、ベルリン・コーミッシュ・オーパやシュツットガルト・オペラなどでも演出を行うオペラの演出家としても良く知られているキリル・セレブレンニコフ、元ボリショイのプリンシパルで現在はサンフランシスコ・バレエの常任振付家であるユーリー・ポソホフ、そして音楽はイリヤ・デムツキーに委嘱。2015年に初演され好評だった「現代の英雄」をクリエイトしたトリオを招き、鳴り物入りで製作された作品でした。

https://jp.rbth.com/arts/2017/07/12/801482

メディンスキー文化相の個人的な命令で公演が延期になったとする消息筋の情報、「文化省は、非伝統的な性的価値観のプロパガンダのように見える公演に不満を表明していた」という話が伝わってきていました。

ウリン総支配人は今月8日、ヌレエフの最終リハーサルを見学。劇場はその後、予定されていた4公演を何の説明もなしに「ドン・キホーテ「に変更しました。そしてウリン総支配人は記者会見で、公演がまだ準備できていないため、来年まで延期されたと説明していました。

しかしながら、多くの出演ダンサーたちが、Instagramなどのソーシャルメディアで、作品はきちんと完成されたものであったと証言しています。

コメルサント紙によれば、ボリショイ劇場は公演の背景幕用に、リチャード・アヴェドン撮影のヌレエフのヌード写真を使う権利を取得しており、実際ソーシャルメディアに投稿されたゲネプロの映像などではヌレエフの写真が背景幕に大きく使われているのを観ることができます。「異性の格好をする人達」が登場して踊るシーンや、合唱団員全員が女装することなども予定されていました。同性愛に対して厳しいロシアでは、受け入れられるのが難しい作品とは思われていました。

ボリショイ・バレエのコール・ド・バレエの団員、ヴェラ・ボリセンコヴァのInstagramより、ゲネプロの映像

Фантастические! Невероятный! Самые лучшие! Это спектакль, который скорее всего вы никогда не увидите! Это подарок для всех нас, всех тех, кто сегодня был на сцене! Это космос!!! #серебренников #посохов #демуцкий #нуриев @bolshoi_theatre наша несостоявшаяся премьера- состоялась для нас! Спасибо Вам мои коллеги, педагоги, Юра, Кирилл, Илья!Я рыдала в начале, танцевала в самом конце, и кричала Браво др осипшего горла! Мы лучшие! Таких больше нет! Этого забыть невозможно!!!!

Bolshoi ballet.さん(@borisenkova_vera)がシェアした投稿 -

公演中止を知って意気消沈するウラディスラフ・ラントラートフのInstagram

リハーサル映像の一部
http://tv.mk.ru/video/2017/07/09/premeru-spektaklya-nuriev-v-bolshom-otmenili-fragment-repeticii.html

キャンセルについてのニュース番組(ロシア語)リハーサル映像あり
https://youtu.be/Ew-cXDg1-mE

さらに8月22日には、キリル・セレブレンニコフが逮捕されてしまいます。 連邦捜査委員会は22日、2011年から14年にかけ、芸術事業に割り当てられた国の予算から少なくとも6800万ルーブル(約1億3000万円)をだまし取ったとして監督を訴追しました。これは、自由な芸術活動に対するプーチン政権の締め付けとの見方も出ています。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082400223&g=int

彼の逮捕に対しては、ケイト・ブランシェット、イアン・マッケラン、そして演出家のサイモン・マクバーニーらが、彼に対する訴追をやめるように求める請願を出しています。
https://www.theguardian.com/world/2017/aug/29/leading-arts-figures-urge-russia-to-drop-flimsy-charges-against-director

そういった中、ボリショイ劇場は、9月22日に「ヌレエフ」の初演日を今年12月9日、10日とすると発表しました。
https://www.theguardian.com/world/2017/sep/22/nureyev-ballet-to-open-in-moscow-despite-directors-house-arrest
http://tass.com/society/967021

9月にボリショイ劇場のウリン総裁は、捜査委員会に、セレブンニコフとのミーティングの許可を求めると語っていました。この作品が上演できるか否かは、セレブンニコフの決断によるものとなるだろう、拘束されているためリハーサルに参加できないため、彼抜きで上演するか、もしくは彼の釈放を待つか。結局、セレブンニコフは彼抜きでの上演を認め、初演までに釈放されない場合には振付家のユーリ・ポソホフに一任するとしました。少なくとも10月19日までは拘束されているとのことであり、劇場を訪れることは現在は許可されていません。必要である場合には、ポソホフは演出についての確認を行うために、セレブンニコフとの面会を求めることはできるようです。

上演中止ではなく延期、とされたものの、この作品がお蔵入りする可能性も高いと言われていましたが、まずは上演できることになったようで良かったです。果たして、当初の作品そのままで上演できるのか、それとも変更が加えられているのか、12月9日の初演が注目されます。

2017/09/21

ハリケーン被害に遭ったヒューストン・バレエの「マイヤリング」

アメリカ南部を襲ったハリケーン・ハーヴェイ。ヒューストンも甚大な被害を受けました。

ヒューストンのすべての劇場の駐車場は浸水のために使用不可能となり、ほとんどの劇場が被害を受けました。ヒューストン・バレエとヒューストン・オペラの本拠地であるWortham Theater Centerも、大きな被害を受けました。

https://www.nytimes.com/2017/09/19/arts/music/hurricane-harvey-closes-houstons-opera-and-ballet-home-for-a-season.html

12フィート(3.657メートル)もの浸水に劇場は見舞われ、衣装やかつらなどのワークショップも大きな被害を受けたそうです。水はポンプで排出されましたが、被害は予想よりも大きく、劇場は来年5月まで使用不可能となりました。またエレベーターの電気系統なども使えなくなったそうです。

ヒューストン・バレエのシーズン開幕演目「Poetry in Motion」(9月8日~17日)はキャンセルされました。しかし、The Hobby Centerという劇場が使えることになり、10月26日、27日にこのプログラムは上演されることになりました。これはスタントン・ウェルチ(芸術監督)の新作、ウィールドンの「回転木馬(A Dance) 」、そしてバランシンの「シンフォニー・インC」のトリプルビルです。当初より上演回数は減ってしまいましたが、完全なキャンセルは避けられたわけです。

https://www.broadwayworld.com/houston/article/Due-to-Hurricane-Harvey-Houston-Ballet-Announces-New-Dates-and-Venue-20170907

そして、北米カンパニーでの初演となるマクミラン振付の「マイヤリング」。こちらは、当初6公演が予定されていましたが、やはりThe Hobby Centerへと場所を移して、4公演となってしまいました。

https://www.houstonballet.org/seasontickets/pdps/2017-2018/Mayerling-2017/

北米カンパニーの初演となるだけに、今回の上演は気合の入ったものとなっています。ケネス・マクミランはヒューストン・バレエとの縁も深い振付家です。

「マイヤリング」の登場人物の相関図が作られており、これはわかりやすいです。

キャスティング
https://www.houstonballet.org/globalassets/pdp/mayerling/mayerling-casting.pdf

9月22日と23日(夜公演)
ルドルフ皇太子 コナー・ウォルシュ
ラリーシュ夫人 サラ・ウェッブ (この二人は新国立劇場バレエ団の「マノン」にゲスト出演していました)
ミッツィー・キャスパー 加治屋百合子

9月23日(昼公演)、24日
ルドルフ皇太子 シャールルイ吉山
ミッツィー・キャスパー 飯島望未

というわけで、日本人ダンサーも大活躍しています。中でも、吉山さんは日本人初のルドルフとのことです。こちらの記事によれば、仕上げの稽古も10日ほど中断したとのことですが、多くの男性ダンサーのあこがれる大役を踊ることは素晴らしいことですね。

吉山シャールルイ、加治屋百合子 復興祈り大役挑む 米ヒューストン・バレエ
https://mainichi.jp/articles/20170920/dde/012/040/004000c

しかし5月まで劇場が使えないということで、これから予定されている「白鳥の湖」そして「くるみ割り人形」を上演する劇場を見つけなければならないという困難も待ち受けています。特に「くるみ割り人形」は30公演以上行う予定で、北米のカンパニーの例にたがわずカンパニーのドル箱となっています。

KEEP HOUSTON BALLET STRONG
https://www.houstonballet.org/about/hb-strong/?id=13951
こちらで、劇場の現状、そして復旧の様子がレポートされ、また寄付を求めています。
バレエのリハーサル室の床を修復するだけでも、10万ドルもの資金が必要だそうです。

2017/09/18

宇宙飛行士を目指す物理学者のバレリーナ

メリット・ムーアは、チューリッヒ・バレエ、ボストン・バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)で踊ったプロのバレリーナでありながら、ハーバード大学を卒業し、現在はオックスフォード大学の博士課程で量子物理学を専攻する物理学者でもあります。

http://physicsonpointe.com/about/

そして今、彼女は現在放映中のBBCの番組" Astronauts: Do You Have What It Takes?"で、宇宙飛行士を目指す12人の候補者の一人となり、ふるい落とされるまで全6回のこの番組に出演し続けます。

http://www.telegraph.co.uk/science/2017/08/20/oxford-physicist-professional-ballerina-battles-become-astronaut/

http://www.bbc.com/news/av/uk-england-oxfordshire-40491626/merritt-moore-the-professional-ballerina-and-quantum-physicist

彼女にとって宇宙飛行士となることは子供の時からの夢だったそうです。バレエで培った忍耐力と体力、そして物理学を修めていることは、宇宙飛行士を目指すうえで役に立っていますが、この番組では初めて経験するような非常に難しい課題に取り組まされて、決断力、忍耐力、協調性などを試されます。

こちらのインタビュー記事では、彼女はどうやってバレリーナと物理学のキャリアを両立させているかを語っています。
http://www.dancespirit.com/the-ballerina-whos-getting-her-phd-in-quantum-physics-might-add-astronaut-to-her-resume-2471024672.html

研究を優先させるために何回もバレエを辞めようとしたものの、そのたびにエネルギーや集中力が落ちてしまうそうです。そして彼女は、バレエダンサーには、バレエ以外の興味を持つことを勧めています。バレエの世界では不条理なことや不安や辛いこともありますが、もう一つの世界を持つことで、バレエでの苦労を忘れることができるし、また再びスタジオに戻りたいと思うきっかけにもなるし新しい動きへのインスピレーションも湧くそうです。

研究室においては、新しいソリューションや問題を可視化するために創造性が必要だし、ダンスの世界では、分析力を持つことで身体能力の限界を広げ、新しくて先進的なムーブメントを見つけることができるようになるとのこと。

メリット・ムーアは博士論文を提出後はしばらくフルタイムで踊るつもりでおり、物理学とダンスを融合させたプロジェクトに集中するそうです。ロンドン・コンテンポラリー・バレエでロボット科学を使った作品に取り組んでおり、これはただいまヴィクトリア&アルバート博物館で上演されてます。
https://www.vam.ac.uk/event/zwEaoBwK/slave-master-ldf

なお、彼女は、ダレン・ジョンストンの「ZERO POINT/ゼロ・ポイント」(高知県立美術館、バービカン劇場で2016年に上演)の科学コンサルタントも務めていました。

こちらのBBCの番組が終了し、宇宙飛行士に選ばれなくても、引き続き宇宙飛行士は目指すとのことです。平均的な宇宙飛行士は30代半ばで選ばれており、現在29歳の彼女は、まだまだチャンスがあると思っているとのこと。宇宙飛行士になれる確率は0.15%とも言われてますが、チャレンジし続けることでより良い自分になれると彼女は語っています。

宇宙でバレリーナがバレエを踊るという世界は本当に実現するかもしれませんね。

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