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バレエ(情報)

2019/06/24

ボリショイ・バレエinシネマ『カルメン組曲』『ペトルーシュカ』6月26日劇場公開、エドワード・クルグ独占インタビュー

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2018–2019では、6月26日(水)19:15開演 で『カルメン組曲/ペトルーシュカ』を上映します。

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2018-19/#goods

『カルメン組曲』は、おなじみのアロンソ版で、スヴェトラーナ・ザハロワがカルメン役、デニス・ロヂキン(ドン・ホセ)ミハイル・ロブーヒン(エスカミーリョ)と豪華な共演です。ザハロワの表現者としての進化ぶりと、美しい脚線美も堪能できる逸品です。

<カルメン組曲>
音楽:ジョルジュ・ビゼー、ロジオン・シチェドリン
振付:アルベルト・アロンソ
台本:アルベルト・アロンソ 原作:プロスペル・メリメ「カルメン」
出演:スヴェトラーナ・ザハーロワ(カルメン)デニス・ロヂキン(ドン・ホセ)ミハイル・ロブーヒン(エスカミーリョ)ヴィタリー・ビクティミロフ(コレヒドール)

もう一方の『ペトルーシュカ』は、今世界中の劇場で引っ張りだこの振付家、エドワード・クルグによる新作。Petrushka2bgby-damir-yusupov

<ペトルーシュカ>
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:エドワード・クルグ
出演:デニス・サヴィン(ペトルーシュカ)エカテリーナ・クリサノワ(バレリーナ)ドミトリー・ドロコフ(ムーア人)ヴィヤチェスラフ・ロパティン(魔術師)

映像を見せていただきました。

ストーリーはフォーキンの『ペトルーシュカ』とほぼ同じで音楽もストラヴィンスキーですが、演出はとても斬新です。ロシア的な味わいも持たせながら、とてもモダンでスタイリッシュな舞台美術と衣装。マトリョーシカ人形のような大きなオブジェ、ダンサーに繰り人形が括り付けられたりと視覚的に非常に面白いです。この手の一癖ある役柄はお手の物のデニス・サヴィンのペトルーシュカ、高度なバレエ・テクニックにモダンな感覚の持ち主のエカテリーナ・クリサノワ(バレリーナ)。そして特徴的なのが魔術師の役で、フォーキン版では魔術師は踊らない役ですが、こちらは、やはり超絶技巧の持ち主として知られるヴィヤチェスラフ・ロパティンがキャスティングされていて、そのテクニックと演技力の両方を生かした強烈なキャラクターとなっています。

Petrushka6bgphoto-by-efetisova

フォーキン版のような、おもちゃ箱をひっくり返したような雑然とした雰囲気はありませんが、衣装はカラフルでとてもかわいい。ダンスもロシア的なモチーフを取り入れ、クルグの作品の中ではクラシック・バレエ寄りの振付。3というモチーフを取り入れたトリオのダンスが群舞でも多く見られます。

Petrushka_3_bg_photo-by-efetisova

この「ペトルーシュカ」が好評だったため、来シーズン、エドワード・クルグは再びボリショイ・バレエに招かれ、新作「巨匠とマルガリータ」を振付けることになっています。

さて、このたび、当ブログのために、このエドワード・クルグがメールでインタビューに答えてくれました。映画館で観る前の予習にぜひどうぞ。

Edwardclugcbolshoiru

ボリショイ・バレエに作品を創作するのは初めてとのことですが、このバレエ団に作品を創るのはどのような経験でしたか?そしてあなたの振付スタイルにダンサーたちはどのように順応しましたか?

「外側からこのクラシック・バレエの神殿を見れば、強烈な印象を持つことでしょうし、私も最初はそう感じました。リハーサルを一週間おこなったら、ここもほかのバレエ団と大きくは変わらないと思うようになりました。お互いに敬意を払い、熱心に新しいプロジェクトに共に取り組んだのです。ダンサーたちは新しい挑戦を興味深く思ってくれて、「ペトルーシュカ」の新しい舞踊言語に少しずつ慣れてきました。

親しい友人が、初演を観た後でこのカンパニーはボリショイ・バレエではないみたいだね、と言ったのですが私はそれは褒め言葉だと感じました。反面、この「ペトルーシュカ」は私の今までのバレエ作品とは似ていません。それは、作品の主題ゆえにそうなったのです。この作品のスタイルはどんなものになるんでしょうか?と聞かれたら「ペトルーシュカ・スタイル」と答えていました。高度にクリエイティブで、かつ自然に新しいアプローチに取り組んだボリショイの素晴らしいアーティストたちと共に、この素晴らしいおとぎ話を新しく語ることが私のゴールだったのです」

この「ペトルーシュカ」のプロダクションデザインや衣装はとても美しく、モダンでありながらロシア的です。これらのデザインはどのような考えのもとに創られましたか?

「ロシア文化のイコンのエッセンスを取り入れて、新しい美的感覚でそれを強調し、『ペトルーシュカ』の再創作のために適した環境を作り上げることを意図しました。セット、衣装、振付、そしてもちろん音楽とすべての要素は、ロシアのフォークロアと伝統から生まれた要素を取り入れています。『ペトルーシュカ』の物語を作品のルーツであるロシアに持って帰ることを意図したこの新作に、それらの要素を合わせることが一番大きな挑戦でした」

この作品の振付はとてもユニークで、3人のダンサーという組み合わせを効果的に使い、さらに3人の主要なキャラクターが棒でつながったりして一緒に動くことがあります。2つの木の人形がダンサーにつながっている面白い表現も登場します。このモチーフのアイディアについて教えてください。

「この人形のアイディアは、メキシコに行ったときに人々が街角で2つの人形、前と後ろに一体ずつ体にくっつけて踊っているのを見て取り入れました。これらの人形は、人物とシンクロして動いて、魔法のようなダンスを作り上げていました。人形ではなくダンサー3人が繋がってシンクロして踊るという振付を創ったのです。

そのため、魔術使いが自分の人形たちを披露する有名なロシアの踊りでは、3体の人形(ペトルーシュカ、バレリーナ、ムーア人)が2本の棒でつながっているところを見せています。これらの棒は、人形たちを機械によって魔術使いが操っているということであり、人形たちは地涌になろうともがいています。

作品の後半では、最後の仮面舞踏会に参加している3人のメーンのキャラクターがそれぞれ前後に木の人形を取り付けている様子が見られます。さらにペトルーシュカが死んだときには、これらの人形の一体が、まるで彼の木でできた魂のように上に現れてその魂を連れ去っていきます」

この『ペトルーシュカ』では、魔術師(シャルラタン)はフォーキン版のよりも重要性が増して、際立ったキャラクターとなっています。特に、素晴らしいテクニックを持ち演技力にも優れたヴャチェスラフ・ロパーティンがこの役に起用されたことが、最初は驚きでした。なぜ、この役は踊る役としたのですか?

「シャルラタンは、人形たちとの関係にもっと摩擦を作るために、より重要で意味を持たせた役にしました。オリジナルのフォーキン版を知っているスラヴァ・ロパーティンは、この役にキャスティングされた時に少々驚いていましたが、この役についてはまったく違った視点を持っていることを彼に説明し、彼はこのチャレンジを受け入れました。 このキャラクターを作り上げるためのプロセスはとても面白く、二人とも結果には大いに満足しています」

見た目はだいぶ違っていますが、この「ペトルーシュカ』はフォーキン版の台本にほぼ忠実に従っており、振付の中にも元の振付のエッセンスが残っていますね。

「『ペトルーシュカ』の音楽の物語性と、台本の強い構造を逃れることは難しいと思います。既存の物語の中に、同じおとぎ話を異なった言語と描写で語っているという印象を与えることで、私自身の自由な創造としました」

エドワード・クルグ

1973年ルーマニア生まれ。91年にルーマニア国立バレエ学校を卒業後、スロヴェニア国立マリボール・バレエ団に入団。2003年に同バレエ団の芸術監督に就任する。2005年に振付けた『レイディオ&ジュリエット』が高い評価を得て、彼の作品はマリインスキー劇場の白夜祭、アメリカのジェイコブス・ピロー・フェスティバルといった主要なフェスティバルで上演されるようになる。シュツットガルト・バレエ、チューリッヒ・バレエ、ロイヤル・フランダース・バレエ、ウィーン国立バレエ、キエフ・バレエなどのバレエ団に作品を提供し、2010年には黄金のマスク賞にノミネート。NDT2、NDT1にも作品を提供し、NDT2に振付けた「Handman」では2017年にブノワ賞にノミネートされた。

このクルグ版『ペトルーシュカ』はボリショイ・バレエのダンサーの優れたテクニック、表現力をモダンだけど難解ではない描写で描いた、非常にユニークで刺激的な作品です。6月26日(水)のみの上映ですが、ぜひご覧ください。

関東地方の上映劇場(その他の劇場は公式サイトをご覧ください)

東京都 中央区 TOHOシネマズ 日本橋 050‐6868‐5060
新宿区 TOHOシネマズ 新宿 050-6868-5063
港区 T・ジョイ PRINCE 品川 03-5421-1113
世田谷区 109シネマズ二子玉川 0570-077-109
府中市 TOHOシネマズ 府中 050-6868-5032
神奈川県 横浜市 横浜ブルク13 045-222-6222
川崎市 TOHOシネマズ 川崎 050-6868-5025
千葉県 浦安市 シネマイクスピアリ 047-305-3855
埼玉県 さいたま市 ユナイテッド・シネマ浦和 0570-783-856
愛知県 名古屋市 ミッドランドスクエア シネマ 052-527-8808

2019/06/07

マルセリーノ・サンベがロイヤル・バレエのプリンシパルに昇進

今月21日から始まるロイヤル・バレエの来日公演で、キャスト変更に伴い「ドン・キホーテ」に主演することになったマルセリーノ・サンベ。

高い身体能力と明るいキャラクターで知られる彼が、ロイヤル・バレエのプリンシパルに昇格することが決定しました。(残りの昇進情報は、また後日発表されるとのことです)

https://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballets-marcelino-sambe-promoted-to-principal-dancer

ポルトガルのリスボン生まれのマルセリーノ・サンベは、ローザンヌ国際バレエコンクールでロイヤル・バレエ・スクールのスカラシップを獲得。2012年にロイヤル・バレエ・スクールを卒業してロイヤル・バレエに入団。2017年にファースト・ソリストに昇進しました。2008年にモスクワ国際バレエコンクールで銀賞、2009年のYAGPで1位、2017年の英国ナショナル・ダンス・アワードで傑出した男性クラシック・バレエダンサーに選ばれています。まだ25歳の若さです。

今シーズンは、「くるみ割り人形」のハンス・ピーター、「ドン・キホーテ」のバジル、「ロミオとジュリエット」のロミオとマキューシオ、クリスタル・パイト「フライト・パターン」の主役と大活躍しました。チャーミングな魅力を持つテクニシャンとして知られていますが、それだけにとどまらず、「フライト・パターン」では強く心を揺さぶる、打ちのめされるような見事な表現を見せました。

昇進発表は、Times紙のフライング気味の記事でリークしたものです。

https://www.thetimes.co.uk/article/marcelino-sambe-royal-ballet-dancer-kevin-o-hare-carlos-acosta-f3tzm78h7

マルセリーノ・サンベは、ポルトガルの貧しい家庭に生まれ、8歳の時にギニアからの移民である父親が亡くなり、実母が育てられなくなったために里親に育てられました。アフリカンダンスを習い始め、9歳の時に姉とリスボンのコンセルヴァトワールに通いはじめてワガノワ・メソッドを学びます。小柄でテクニシャンですが、「真夏の夜の夢」のオベロン役なども踊っており、また「ジゼル」のアルブレヒトも踊る役だったところを怪我で出演できなかったということもあり、『白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などで古典の貴公子役にもチャレンジしたいとのことです。カルロス・アコスタに次ぎ、アフリカ系のロイヤル・バレエの男性プリンシパルは彼が2番目となります。

https://www.pointemagazine.com/marcelino-sambe-ballet-2633056877.html

ロイヤル・バレエの来日公演では、残念ながら高田茜さん、スティーヴン・マックレーの怪我により「ドン・キホーテ」のキャスト変更がありましたが、代わりに新しいプリンシパル、まさにライジング・スターのマルセリーノ・サンベのバジルが観られるのが嬉しいですね。

英国ロイヤル・バレエ団2019年日本公演「ドン・キホーテ」主要キャスト

621日(金)18:30

(キトリ):マリアネラ・ヌニェス 

(バジル):ワディム・ムンタギロフ

(メルセデス):ラウラ・モレーラ

(エスパーダ):平野亮一

(ドリアードの女王):金子扶生

 

622日(土)13:00

(キトリ):ヤスミン・ナグディ → マヤラ・マグリ

(バジル):アレクサンダー・キャンベル

(メルセデス):イツィアール・メンディザバル

(エスパーダ):ニコル・エドモンズ

(ドリアードの女王):崔由姫(チェ・ユフィ)

 

622日(土)18:00  625日(火)1830

(キトリ):高田茜 → ヤスミン・ナグディ

(バジル):スティーヴン・マックレー → マルセリーノ・サンベ

(メルセデス):ラウラ・モレーラ

(エスパーダ):平野亮一

(ドリアードの女王):金子扶生

 

623日(日)13:00

(キトリ):ローレン・カスバートソン

(バジル):マシュー・ボール

(メルセデス):クレア・カルヴァート

(エスパーダ):リース・クラーク

(ドリアードの女王):崔由姫(チェ・ユフィ)

 

626日(水)18:30

(キトリ):ナターリヤ・オシポワ

(バジル):ワディム・ムンタギロフ

(メルセデス):ベアトリス・スティックス=ブルネル

(エスパーダ):ヴァレンティノ・ズッケッティ

(ドリアードの女王):クレア・カルヴァート

 

マルセリーノ・サンベが主演したクリスタル・パイト振付「フライト・パターン」は、ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズンでトリプル・ビルの一作品として6月28日より劇場公開されます。ローレンス・オリヴィエ賞に輝いた傑作です。

http://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=within-the-golden-hour

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2019/06/05

さいたまダンス・ラボラトリ vol.2 (2019)小㞍健太&湯浅永麻による夏期集中ワークショップ

 国内外の多彩なダンス・プログラムを提案している彩の国さいたま芸術劇場では、2018年度シーズンから「さいたまダンス・ラボラトリ」をスタートしました。

本企画は明日を担う若手ダンサーの育成や、作品の創作を目的として継続的に取り組んでいくものです。


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(写真は昨年の模様から)

https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/912

昨年の第一弾では講師/ナビゲーターにダンサー・振付家として世界を舞台に活躍する小㞍健太・湯浅永麻を迎え、10日間の集中ワークショップを実施。最終日に成果発表として行った公開リハーサルでは、小㞍健太指導によるイリ・キリアンのレパートリーと湯浅永麻演出・構成のクリエーション作品を披露し、観ていただいた多くの方々から高い評価を受けました。

(私もこの公開リハーサルを昨年拝見しましたが、特にクリエーション作品のクオリティの高さには大きな感動を覚えるほどでした。踊っておられない方も、こちらのショーイングを観るのは大変エキサイティングな経験になると思います。)

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(c)matron2018

第二弾となる今年も引き続き小㞍健太・湯浅永麻を講師に迎え、内容を更に発展させた13日間、1日8時間の夏期集中ワークショップを開催します。世界のダンスシーンを牽引してきた振付家たちの作品に長年ダンサーとして関わってきたこの二人に、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)のレパートリーを指導していただくとともに、近年振付家としても意欲的に創作に挑戦する二人が受講生の皆さんをナビゲートし、習作のクリエーションに挑みます。

「さいたまダンス・ラボラトリ」はダンスを巡る表現者たちがここに出会い交流し、共に模索しながら、表現活動を発展させていく場です。意欲のあるダンサー/アーティストの皆さんの応募をお待ちしています!

 

【日程】2019年8月17日(土)〜8月31日(土)
   ※休講日 8月19日(月)、26日(月) 
   ※ 8月30日(金)、31日(土)公開リハーサル

【会場】彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWA STUDIO(大稽古場)

  
【時間】
11:00~19:15
<タイムスケジュール&プログラム>
 ①11:00〜12:00(60分)ウォームアップ&テクニッククラス
 ②12:15〜14:15(120分)湯浅永麻によるアトリエクラス(クリエーションワーク)
 ③15:00〜17:00(120分)小㞍健太によるアトリエクラス(リクリエーションワーク『Inscription』[2011年]より抜粋)
④17:15〜19:15(120分)レパートリークラス(NDTレパートリーより)
※ウォームアップ&テクニッククラス、レパートリークラスの講師は小㞍健太、湯浅永麻が交互に行います。

  
<8月30日(金) 19:00~・31日(土)15:00~(予定)公開リハーサル>
13日間のワークショップの集大成として、NDTレパートリー、小㞍健太・湯浅永麻によるアトリエクラスの成果発表に加え、講師二人の振付・出演でおくる『Breakaway』より抜粋シーンの披露、ポストトークを予定しております。

【参加費】 35,000円(税込)

【定員】 20名

【対象】 15歳以上35歳未満のダンス経験者・中級以上
※原則、全日程参加できる方
※対象外の年齢の方は相談可、ダンスのジャンルは特に問いません。

【お申込締切】 2019年6月30日(日)必着
   ※応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
   ※結果は7月17日(水)までに、応募者全員に通知いたします。
   ※定員に余裕がある場合、締切後でも受け付けます。

【お申込方法】

https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/912

をご覧ください。


【お申込先】
[メール] workshop@saf.or.jp(メールの件名を「ダンスラボラトリ2019申込」としてください)


【お問合せ】 彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当)
Tel: 048-858-5506 Mail: workshop@saf.or.jp

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<ワークショップにむけて>
小㞍健太 Kenta Kojiri

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(c)Carl Thorborg 
やはりダンスには不思議な力があって止められない。私のようなフリーランスのダンサーがダンスに携わる者として貢献できることはとても小さなことかもしれませんが、身体を通して自己と向き合いダンスというツールで表現を求める活動の中で、たくさんの方々と繋がることができたことは私にとって大きな支えであり、たからものです。
今年も「さいたまダンス・ラボラトリ」で、受講生のみんな、劇場スタッフ、そして観客の皆さんとダンスと向き合う時間を共に出来ることを本当に嬉しく思います! 私たちの経験をフルに生かし、ダンスの本質を思考しながら本気で指導します。どうか覚悟を!

湯浅永麻 Ema Yuasa

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(c)柘植伊三夫
前回の第1回目では、多彩な受講者の皆さんの熱意とオープンマインドさに突き動かされ、創作した『solos』のプロセスの中ではお互いを刺激し支え与え合う様子と、生まれる化学反応を強く感じ、想像以上に私も心を動かされる作品になりました。レパートリーでは巨匠の作品のムーヴメントとその深いエッセンスをお伝えし、クリエーションではプロセスを通して他者と向き合うことで、自分の可能性と集団での関係性を模索する。彩の国さいたま芸術劇場の尽力による若手ダンサー育成のためのこの稀有な機会で、ダンスを介し、受講者と講師という垣根を越えて再び皆さんと対話し、たくさんの気づきを見つめ合えることを楽しみにしています。

2019/05/15

英国ロイヤル・バレエの2019/20シーズン

英国ロイヤル・バレエの2019/20シーズンが発表されています。

https://www.roh.org.uk/news/royal-opera-house-2019-20-season-announced

 

 

ロイヤル・バレエ2019/20シーズンは、『マノン』で開幕し、『眠れる森の美女』『コッペリア』『オネーギン』『白鳥の湖』が全幕。

新作は4作品、リアム・スカーレット、キャシー・マーストン、パム・タノヴィッツの新作に加えてウェイン・マクレガーの様々なアーティストとのコラボ「ダンテ・プロジェクト」です。

キャシー・マーストンは、ノーザン・バレエで「ジェーン・エア」、「ヴィクトリア」という全幕作品が高い評価を得て、「ジェーン・エア」はアメリカン・バレエ・シアターのMETシーズンでも今年上演されるという注目の女性振付家。ロイヤル・オペラハウスのメーンステージで彼女の作品が上演されるのは初めてです。今回の新作は、難病に倒れた天才チェロ奏者ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描いたものになります。マーストンと、芸術監督のケヴィン・オヘアがデュ・プレの元夫であるダニエル・バレンボイムに面会し、直々にバレエ化の許可を得たとのこと。

https://www.theguardian.com/stage/2019/may/14/royal-ballet-2019-season-cathy-marston-jacqueline-du-pre

ウェイン・マクレガーの「ダンテ・プロジェクト」は、トーマス・アデスに音楽を委嘱し、アーティストのタクティア・ディーンが舞台美術、照明デザインにルーシー・カーターを起用したもの。1幕の「Inferno」は今年7月のロイヤル・バレエのロサンゼルス公演で先に披露されます。

新しくなったオペラハウス内の小劇場、リンバリー・シアターは、ロイヤル・バレエの作品だけでなく、招聘された国内、海外のカンパニーの公演場所としても使われます。パム・タノヴィッツ、モーガン・ルナクル・テンプル、シャロン・エイアールと女性振付家による新作が多く上演されます。カルロス・アコスタのアコスタ・ダンサがキューバにインスピレーションを得た新作を上演します。ロイヤル・バレエ、ランベールとBBCフィルムズとの共同制作で、ランベールはシャロン・エイアール振付の現代のおとぎ話「Aisha and Abhaya」を世界初演します。

ロイヤル・バレエはバーミンガムロイヤル・バレエと共に、ニネット・ド・ヴァロワ、フレデリック・アシュトン、ケネス・マクミランの振付の創造性とカンパニー独自の歴史を捉えたヘリテージ・プログラムを上演します。

またロイヤル・バレエは、マース・カニンガム生誕100周年を記念して、バレエ・ロレーヌと共同制作で「Cross Currents」を上演。パリ・オペラ座バレエ、ロイヤル・バレエ・オブ・フランダースとロイヤル・バレエの3人のダンサーは、パリで公演を行います。

https://www.roh.org.uk/tickets-and-events/all?booking-season=spring-1920,summer-1920,autumn-1920,winter-1920

「マノン」(マクミラン)2 October7 November 2019

Cross Currents(カニンガム)「モノトーン2」(アシュトン)タノヴィッツ新作1112 October 2019

「コンチェルト」(マクミラン)、「エニグマ・ヴァリエーションズ」(アシュトン)、「ライモンダ3幕」(ヌレエフ)23 October21 December 2019

「眠れる森の美女」(プティパ/アシュトン、ダウエル、ウィールドン)8 November 201917 January 2020

「コッペリア」(ド・ヴァロワ)28 November 20198 January 2020

「オネーギン」(クランコ)18 January1 March 2020

マーストン新作、スカーレット新作 18 February5 March 2020

「白鳥の湖」(プティパ/スカーレット) 6 March–17 May 2020

「ライブ・ファイアー・エクササイズ」(マクレガー)「コリュバンテスの遊戯」(ウィールドン)未定 321 April 2020

「ダンテ・プロジェクト」(マクレガー)7 May–2 June 2020

「トンボー」(ビントレー)、「プレリュード」(ラトマンスキー)「シンフォニック・ダンス」(スカーレット)4–13 June 2020

 

なお、映画館上映作品は以下となります。

「コンチェルト」(マクミラン)、「エニグマ・ヴァリエーションズ」(アシュトン)、「ライモンダ3幕」(ヌレエフ)23 October21 December 2019

「眠れる森の美女」(プティパ/アシュトン、ダウエル、ウィールドン)8 November 2019–17 January 2020

「コッペリア」(ド・ヴァロワ)28 November 20198 January 2020

マーストン新作、スカーレット新作 18 February5 March 2020

「白鳥の湖」(スカーレット)6 March–17 May 2020

「ダンテ・プロジェクト」(マクレガー)7 May–2 June 2020

 

このシーズンは久しぶりに、「くるみ割り人形」が年末に上演されず、代わりに「コッペリア」が上演されます。

(「くるみ割り人形」は2016年に収録された映像が、映画館では上映される予定です)

2019/05/14

ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン『ドン・キホーテ』、金子扶生さんのインタビュー記事

「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン 2018/19」の『ドン・キホーテ』がいよいよ今週末、5月17日より劇場公開されます。

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先日お知らせした、主演の高田茜さんのインタビューに続き、今度はこの映画館上映される『ドン・キホーテ』で森の女王(ドリアードの女王)役を踊ったファースト・ソリストの金子扶生さんを電話インタビューし、クラシカ・ジャパンのWebサイトに掲載されました。

https://www.classica-jp.com/column/9308/

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金子さんは前回『ドン・キホーテ』にキトリ役で出演した時に、舞台上で大きなけがをしてしまい、しばらく舞台に立てなかった金子さん。今回は、見事キトリ役での復活を果たし、しかも相手役が怪我をしたので急きょゲストのダニエル・カマルゴと踊ることになったり、急病のダンサーの代役としてマシュー・ボールとも踊ったり、そしてキトリ役と並行して森の女王役も踊ったりと大活躍を見せました。

『ドン・キホーテ』に限らず、『うたかたの恋(マイヤリング)』、『くるみ割り人形』などでも大きな役を踊り、進境著しい金子さんにお話を聞かせていただきました。おっとりとしてとても可愛らしい中にも、芯の強さを感じました。

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さて、今回のロイヤル・バレエ、『ドン・キホーテ』は高田茜さんの主演です。全幕作品で、高田さんが映画館上映で主演するのは初めてのこと。その高田茜さんのキトリが素晴らしい。テクニックは輝かしく、高く伸びやかな跳躍、美しいアティチュードやつま先、正確な回転、細かい足捌き、そしてキトリらしいお転婆な演技の中に、凛としたところやセクシーなところも見せてくれます。とても高熱を出して踊っていたとは思えません。アレクサンダー・キャンベルは、当初出演予定のスティーヴン・マックレーの代役ですが、高田さんが踊りやすいパートナーと言っているのも納得の、息の合った演技と踊りを見せてくれます。ばねが仕込まれているような跳躍などテクニックは申し分なく、バジルの明るいキャラクターがぴったりのコミカルな演技も達者です。

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森の女王は金子扶生さん。優美でゴージャス、気品あふれています。夢のシーンでの高田さん、金子さんの並びも美しく、ロイヤルの舞台で日本人バレリーナの二人が堂々とセンターを飾っているのを見るのは嬉しい。初演の時は、少々違和感を感じたアコスタ版だけど、再演で流れも良くなりました。1幕を盛り上げる街の若者4人組の中には、来シーズンより正式入団する中尾太亮さんの姿も。2幕冒頭のキトリとバジルのパ・ド・ドゥはロマンティックです。ドン・キホーテ役のクリストファー・サウンダース、キトリの父ロレンツォ役のギャリー・エイヴィスなどいぶし銀の演技も見られます。

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初演キャストであるチェ・ユフィさんとベアトリス・スティクス=ブルネルのキトリの友人は可愛らしく小気味よい踊り。演技達者が揃ったロイヤル・バレエならではの厚みのある舞台はとても楽しいです。幕間映像では、次回上映の話題作、クリスタル・パイト「フライト・パターン」のメイキング映像(インタビュー、リハーサル風景)も観られます。また、高田茜さんを指導するダーシー・バッセル、レオン・ミンクスについて熱く語る指揮者のマーティン・イェーツのインタビューなども。

来日公演の予習にも、ぜひこの楽しく最高なクオリティのパフォーマンスをご覧ください。

  • 【原版振付】マリウス・プティパ
  • 【演出・追加振付】カルロス・アコスタ
  • 【音楽】レオン・ミンクス
  • 【指揮】マーティン・イエーツ
  • 【出演】ドン・キホーテ:クリストファー・サウンダーズ
    サンチョ・パンサ:フィリップ・モーズリー
    キトリ:高田茜
    バジル:アレクサンダー・キャンベル
    エスパーダ:ヴァレンティノ・ズケッティ
    メルセデス:マヤラ・マグリ
    キトリの友人:崔由姫、ベアトリス・スティクス=ブルネル
    キューピッド:アナ・ローズ・オサリヴァン
    ドルシネア:ララ・ターク
    ドリアードの女王:金子扶生
    ロレンツォ(キトリの父):ギャリー・エイヴィス
    ガマーシュ:トーマス・ホワイトヘッド

 

北海道 ディノスシネマズ札幌 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
宮城 フォーラム仙台 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
東京 TOHOシネマズ日比谷 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)
福岡  中洲大洋映画劇場 2019/5/17(金)~2019/5/23(木)

 英国ロイヤルバレエ「ドン・キホーテ」(作曲:ミンクス)[Blu-ray]

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2019/05/06

第1回 HBC マスタークラスを6月に開催

 バレエ留学を目指す方を応援する、ノンプロフィット有償ボランティア団のHBCバレエコンサルタンツでは、6月に、第1回 HBCマスタークラスを開催します。

https://www.hbcballet.com/masterclass/

講師に、元アルゼンチン、テアトロ・コロン劇場で長年プリンシパルダンサーを務めた、アルハンドロ・パレンテと、ローマ・オペラ座バレエ団のクリスティーナ・サソを迎え、ピアニストには新国立劇場バレエ団専属ピアニスト、江藤 勝己さんを迎えた豪華なマスタークラスです。

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イタリアン・ダンス・アワード2019決戦参加権 、ローマ・オペラ座バレエ団  現地オーディション参加権、ローマオペラ座バレエ学校 入学許可(数名)、そのほかサマー&ウィンタースクールスカラシップや短期留学スカラシップといった特典が用意されています。

 

第1回 HBC マスタークラス

大阪会場:6月15日(土)〜16日(日)、東京会場:6月22日(土)〜23日(日)の二日間 (上記画像からは変更になっています)

ゲスト講師のアレハンドロ・パレンテは、アルゼンチンのテアトロ・コロン(コロン劇場)バレエ団で長年トップのプリンシパルダンサー、そしてバレエマスターを勤め、去年の夏に引退。ロイヤル・バレエを代表するスター・バレリーナ、マリアネラ・ヌニェスの公私ともにわたるパートナーであり、今も彼女と共にガラ公演に招かれて出演しています。ポーランドでヌニェスと、オランダ国立プリンシパルのダニエル・マカルゴを指導するといった活動もしています。

詳しくはHBCバレエコンサルタンツのブログで、紹介されています。

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マリアネラ様から貴重な動画が届きました。2018年3月、サンカルロ劇場での「ジゼル」公演前に、HBCマスタークラスのゲスト講師、アレハンドロ氏がマリアネラ様にレッスンをしてる動画です🎥 ダンディーなお顔は見えませんが、立ち姿の美しいこと❤ こんな素敵な先生のレッスンをぜひ体験してくださいませ。詳細は、www.hbcballet/masterclass/ お問い合わせは、 hbcballet@gmail.comまでの✉ . . Guest teacher of HBC masterclass, Alejandro Parente(@aja.andro ) was giving Ms.Marianela (@marianelanunezofficial ) a class before Giselle in Teatro San Carlo March 2018 ❤ Thank you for the valuable video 😍 Please Join HBC Masterclass for experience great ballet lesson with Mr.Alejandro and Ms.Cristina Saso🌹 More Info. www.hbcballet/masterclass/ 🌐 Or hbcballet@gmail.com ✉ . . #marianelanunez #principaldancer #balletlesson #ballet #balletaudition #balletmasterclass #balletworkshop #hbcmasterclass #ballet #balletdancer #balletstudent #ballerina #balletscholarship #ballet #大人バレエ #バレエ #バレエオーディション #バレエ就職オーディション #バレエワークショップ #バレエマスタークラス #hbcマスタークラス #バレエ留学 #バレリーナ #バレエダンサー #バレエスカラシップ

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クリスティーナ・サソは、プリンセス・グレース・アカデミーで学び、ナポリのサンカルロ劇場バレエ団、ローマ・オペラ座バレエにて、ソリスト、そしてプリンシパルとして活躍してきました。ローマ・オペラ座バレエで現役で踊りながら、マスタークラスのゲストティーチャーとして国内外で活躍しています。今回は、ローマ・オペラ座バレエ団の2020年のカンパニーオーディション参加権も参加者に授与されます。ローマ・オペラ座バレエ団は、パリ・オペラ座バレエのエトワール、エレオノラ・アバニャートが芸術監督を務めるカンパニーです。

 

HBC マスタークラスの特徴

 ⒈  リーズナブルな料金設定

有償ボランティアによるノンプロフィット団体であるHBCがお贈りする、リーズナブルな講習参加料金。

⒉  多数のスカラシップをご用意

コンクールや大手の講習会に負けない、HBCならではの多彩なスカラシップや特典をご用意!

⒊  豪華なゲストアーティストによるピアノ伴奏付きレッスン

一流のバレエピアニストのピアノ演奏と共に、留学や就職に繋がる多彩なスカラシップや参加権等を与える権利を持った世界トップクラスのゲストアーティストが講師を勤めます。

⒋  大人クラスもご用意しました 

豪華なゲスト講師二人による、土曜日限定の1レッスン。もちろん素敵なピアノ伴奏付き!

⒌  最終日には保護者見学会と無料留学(就職)説明会

最終日のレッスン後には、保護者見学会、そしてHBC代表による無料留学(就職)説明会を開催。

ヨーロッパのバレエ学校留学サポートには定評のあるHBCさんの親身なサポートが受けられるのも魅力的ですね。

今回は、1日のみの大人バレエクラス(初級〜中級)もあります。トップダンサーによる豪華なマスタークラスを受ける貴重な機会です。

5月15日 までにお申し込み頂いた方には、「令和」記念特別割引料金で申し込めるとのことです。

【2日間】      スカラシップ対象・オーディション費込み 26,000円

  マスタークラスのみ・スカラシップ対象外 22,000円

_________________________________ 

【1日間】    マスタークラスのみ・スカラシップ対象外 13,000円

【土曜限定】 大人バレエクラス(初級〜中級)        10,000円

 

HBCメンバー割引 2日間参加の場合 1,000円割引

申請と同時にHBCに登録すると、登録費 1万円(1年間有効)→ 半額 5千円 

この機会にぜひ利用されてはいかがでしょうか。

2019/05/01

ローザンヌ国際バレエコンクールの受賞者の進路

ローザンヌ国際バレエコンクールの受賞者が発表されています。

佐々木須弥奈さんはロイヤル・バレエ、住山美桜さんはバーミンガムロイヤル・バレエのそれぞれ研修生に、脇塚優さんはサンフランシスコ・バレエスクールにスカラシップを獲得して留学することになりました。

1- BROWN Mackenzie – United States

School chosen: the Académie Princesse Grace (Monaco) 

2- FIGUEREDO Gabriel – Brazil

Forfeited his apprenticeship as he has accepted a permanent contract with the Stuttgart Ballet. The apprenticeship is offered to:

SEO Yoon Jung – South Korea

Company chosen: the ABT Studio Company (New York) 

※2位のガブリエル・フィゲレドは、シュツットガルト・バレエに正式入団が決まったため、スカラシップを返上し、代わりにセオ・ユン・ジュンがスカラシップを獲得しました。

3- SASAKI Sumina – Japan 佐々木須弥奈さん

Company chosen: the Royal Ballet (London) 

4- WAKIZUKA Yu – Japan 脇塚優さん

School chosen: the San Francisco Ballet School (Trainee Program)

5- WU Shuailun – China

School chosen: the Royal Ballet School (London) 

6- DA SILVA João Vitor – Brazil

School chosen: the San Fransisco Ballet School 

7- JOAQUIM Alexandre – Portugal

Company chosen: the Ballets de Monte Carlo 

8- SUMIYAMA Mio – Japan 住山美桜さん

Company chosen: the Birmingham Royal Ballet 

https://www.prixdelausanne.org/schools-companies-chosen-by-the-prize-winners-2019/

 

なお、BS1スペシャル「ローザンヌでつかんだ未来~バレエダンサー 須弥奈と美桜~」

5月6日(月) 午後10時00分(50分)NHK-BS1で再放送されます。コンクールの内側を追って、大変興味興味深い内容でした。

見逃した方は是非ご覧になってくださいね。

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2225677/

2019/04/20

ユースアメリカグランプリ(YAGP)2019の結果 プリ・コンペティティブ部門で佐藤可惟さん2位

世界最大のバレエコンクール、ユースアメリカグランプリ(YAGP)2019のファイナルが4月18日に行われ、結果が発表されました。

https://www.pointemagazine.com/yagp-2019-winners-2635062309.html

 

NYのバレエコンクール、福島の佐藤可惟君2位
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20190420-OYT1T50151/ 

 

米バレエ登竜門、福島・いわきの12歳佐藤可惟さん2位
https://www.asahi.com/articles/ASM4M7VTWM4MUHBI041.html

 

Grand Prix Award Winner

Gabriel Figueredo (18), John Cranko School, Germany

 

Senior Women

1st Place: Grace Carroll (15), Tanya Pearson Academy, Australia

2nd Place: Yazmin Verhage (16), Ballettschule Theater Basel, Switzerland

3rd Place: Arianna Crosato Neumann (16), Danzaira Escuela Profesional de Ballet, Peru

Senior Men

1st Place: Junsu Lee (16), Korea National University of Art, South Korea

2nd Place: Francisco Gomes (15), Academia Annarella, Portugal

3rd Place: Joaquin Gaubeca (16), Cary Ballet Conservatory, Argentina

3rd Place: Harold Mendez (17), The Sarasota Cuban Ballet School, Cuba

 

Youth Grand Prix Winner

Darrion Sellman (14), Los Angeles Ballet Academy, USA

Junior Women

1st Place: Rebecca Alexandria Hadibroto (12), Malrupi Dance Academy, Indonesia

2nd Place: Ava Arbuckle (14), Elite Classical Coaching, USA

3rd Place: Madison Brown (13), Lents Dance Company, USA

Junior Men

1st Place: Misha Broderick (13), Master Ballet Academy, USA

2nd Place: Andrey Jesus (13), Bale Jovem de Sao Vicente, Brazil

3rd Place: Seungmin Lee (14), Sunhwa Arts Middle School, South Korea

 

Pre-Competitive Women

1st Place:  Savin Martha Dance Planet, Romania

2nd Place:  Kseniya Kosava  Ballet School of Vezhnovels, Belarus

3rd Place:  Natasha Furman  Not Your Ordinary Dancers, USA

Pre-Competitive Men

1st Place:  Matthis Laevens   Balletschool Raymonda, Belguim

2nd Place:  Kai Sato (佐藤可惟) Y Ballet Academy, Japan

3rd Place:  Aiden Johns  Indiana Ballet Conservatory, USA

 

Special Awards

Shelley King Award for Excellence: Summer Duvyestyn (12), Classical Coaching Australia, Australia 

Grishko Model Search Award: Ava Arbuckle (14), Elite Classical Coaching, USA

Natalia Makarova Award for Artistry: Anastasia Poltnikova (17), Bolshoi Ballet Academy, Russia

Dance Europe Award: Gabriel Figueredo (18), John Cranko School, Germany

Mary Day Award for Artistry: Joao Vitor da Silva (15), Ballet Vortice, Brazil

Outstanding Choreographer Award: Maiko Miyauchi and Christina Bucci, Yarita Yu Ballet Studio, Japan

Outstanding Teacher Award: Mariaelena Ruiz, Cary Ballet Conservatory, USA

 

グランプリのガブリエル・フィゲレドは、今年のローザンヌ国際バレエコンクールで2位に入賞、9月よりシュツットガルト・バレエに正団員として入団することが決まっています。

芸術性の高い出場者に贈られるMary Day Award for Artistryを受賞したJoao Vitor da Silvaも、今年のローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップを受賞しています。

日本人出場者は今回は全体的には入賞者はプリ・コンペティティブ男子の2位に入賞した佐藤可惟さんと、振付賞(YARITA YU BALLET STUDIO宮内麻衣子さん)、アンサンブル部門3位(くるみダンスファクトリー)のみ、男子シニアでは一人もファイナルに残ることができませんでした。佐藤可惟さんは、一昨年のK-Ballet Schoolサマーボーイズクラスで見て印象に残っていた若手ダンサーだったので、入賞がとても嬉しいです。

シニア女子TOP12に原田菜緒さん、ジュニア女子TOP12に塚田絢子さん、小田那奈さんが選ばれています。

詳しくはYAGPファイナルをご覧になっていた針山真実さんからのレポートが上がると思いますので、アップされたらリンクを張りますね。

YAGPニューヨーク・ファイナル 日本人出場者 

ジュニア女性 (12-14歳)
21 塚田 絢子 ワクイバレエスクール
81 小田 那奈 真忠久美子バレエスタジオ
127 田中 月乃 YOKOクリエイティブバレエ
145 吉村 百祐 ソウダバレエスクール
ジュニア男性 (12-14歳)

371

井嶋 奏太 メザミバレエスタジオ
シニア女性 (15-19歳)
208 澤野 葵 梨木バレエスタジオ
286 柴田 英里 金田・こうのバレエアカデミー
316 原田 菜緒 Yoko Kurata Ballet Studio

 

2019/04/17

黄金のマスク賞2019受賞者-最優秀バレエ作品にボリショイ・バレエの「ヌレエフ」

ロシアの舞台芸術界で権威ある黄金のマスク賞2019の受賞者が発表されています。

http://www.goldenmask.ru/fest_25_195.html

ダンス関連のみお知らせします。

バレエ最優秀作品賞 ボリショイ・バレエ「ヌレエフ」

モダンダンス作品賞 モスクワ音楽劇場 「マイナス16」

バレエ指揮者賞 パーヴェル・クリニチコフ ボリショイ・バレエ「ロミオとジュリエット」

バレエ/モダンダンス振付家賞 ユーリ・ポソホフ「ヌレエフ」(ボリショイ・バレエ)

バレエ/モダンダンス 最優秀女性ダンサー賞 エカテリーナ・クリサノワ(ボリショイ・バレエ「ロミオとジュリエット」)

バレエ/モダンダンス 最優秀男性ダンサー賞 ヴャスチェスラフ・ロパーチン (ボリショイ・バレエ「ヌレエフ」)

ということで、ボリショイ・バレエがほとんどの部門で受賞しています。それも「ヌレエフ」もしくは「ロミオとジュリエット」で。

そして、「ヌレエフ」の演出家、キリル・セレブレンニコフは、ドラマ部門の最優秀演出家賞を「Little Tragedies」(ゴーゴリ劇場)で受賞しました。セレブレンニコフは、横領の疑いで逮捕され、2017年8月から1年半にわたって自宅軟禁されていましたが、先日ようやく釈放されたものです。

「ヌレエフ」は国際音楽賞「ブラボー」も先日受賞しました。

2019/04/13

ブノワ賞2019ノミネート発表 スウェーデン王立バレエの柳澤郁帆さんがノミネート

権威あるブノワ賞のノミネートが発表されています。

https://vk.com/benois_de_la_danse?w=wall-74721887_3757

NOMINEES 2019 

CHOREOGRAPHERS <振付家>
JUANJO ARQUÉS –Ignite, Kate Whitley. Birmingham Royal Ballet. フアンホ・アルケス「Ignite」バーミンガムロイヤル・バレエ
MANUEL LEGRIS - Sylvia, Leo Delibes. Vienna State Ballet. マニュエル・ルグリ「シルヴィア」ウィーン国立バレエ
JUSTIN PECK - Hurry Up, We're Dreaming, M8 (Anthony Gonzalez, Yann Gonzalez, Bradley Laner, Justin Meldal-Johnson). San Francisco Ballet. ジャスティン・ペック 「Hurry Up, We're Dreaming, M8 」サンフランシスコ・バレエ
FREDRIK BENKE RYDMAN - Duet with an Industrial Robot, Johan Lilje Dal, Karl Johan Rasmusson. State Theater Stockholm. フレデリック・ライドマン 「Duet with an Industrial Robot 」ストックホルム国立劇場
CHRISTIAN SPUCK - Winterreise, Hans Zender, Franz Schubert. Zurich ballet. クリスチャン・シュプック「冬の旅」チューリッヒ・バレエ
SEPTIME WEBRE - Wizard of OZ, Matthew Pierce. Kansas City Ballet. セプティーム・ウェブレ 「オズの魔法使い」カンザス・シティ・バレエ

BALLERINAS <女性ダンサー>
AMANDINE ALBISSON - Marguerite Gautier, La Dame aux Camélias, F.Chopin / J. Neumeier. Paris Opera Ballet. アマンディーヌ・アルビッソン「椿姫」パリ・オペラ座バレエ
ASHLEY BOUDER - Swanilda, Coppelia, L.Delibes / G.Balanchine. New York City Ballet. アシュリー・ボーダー「コッペリア」ニューヨークシティバレエ
ELISA CARRILLO CABRERA –Juliet, Romeo and Juliet, S.Prokofiev / N.Duato. State Ballet Berlin. エリサ・カリーリョ・カブレラ「ロミオとジュリエット」(ドゥアト)ベルリン国立バレエ
MAIA MAKHATELI - Marguerite Gautier, La Dame aux Camélias, F. Chopin / J. Neumeier. Dutch National Ballet. マイア・マッカテリ「椿姫」オランダ国立バレエ
ANASTASIA STASHKEVICH - Dolly, Anna Karenina, P.Tchaikovsky, A.Shnitke, C.Stevens-Y.Islam / J.Neumeier. Bolshoi Theater of Russia. アナスタシア・スタシュケヴィッチ「アンナ・カレーニナ」(ノイマイヤー) (ドリー役)ボリショイ・バレエ
YUAN YUAN TAN - Duet Take a Deep Breath, Bound to, K.Henson / Ch.Wheeldon. San Francisco Ballet. ヤンヤン・タン「Duet Take a Deep Breath, Bound to」(ウィールドン)サンフランシスコ・バレエ
KAHO YANAGISAWA - Solo part, Artifact Suite, E.Crossman-Hecht, ISBach / W.Forsythe. Royal Swedish Ballet 柳澤郁帆 「アーティファクト組曲」(フォーサイス)スウェーデン王立バレエ


DANCERS <男性ダンサー>
AUDRIC BEZARD - Armand Duval, La Dame aux Camélias, F. Chopin / J. Neumeier. Paris Opera Ballet. オドリック・ベザール「椿姫」パリ・オペラ座バレエ
DANIEL CAMARGO - Armand Duval, La Dame aux Camélias, F. Chopin / J. Neumeier; Basilio, Don Quichot, L.Minkus / M.Petipa, A.Ratmansky. Dutch National Ballet. ダニエル・カマルゴ「椿姫」「ドン・キホーテ」オランダ国立バレエ
VIACHESLAV LOPATIN - Faun, C.Debussy, N.Sawhney / SLCherkaoui. Bolshoi Theater of Russia. ヴャチェスラフ・ロパーティン「牧神」(シェルカウイ)ボリショイ・バレエ
VADIM MUNTAGIROV - Prince Siegfried, Swan Lake, P.Tchaikovsky / L.Scarlett. Royal Ballet London. ワディム・ムンタギロフ「白鳥の湖」ロイヤル・バレエ
ANDILE NDLOVU - Mercutio, Romeo and Juliet, S.Prokofiev / J.Cranko. The Washington Ballet. ANDILE NDLOVU 「ロミオとジュリエット」(クランコ)ワシントン・バレエ
ABEL ROJO - Carrying with My Own Floor, E.Satie / A.Rojo.Malpaso Company. ABEL ROJO  「Carrying with My Own Floor」Malpaso Company
DANIIL SIMKIN - Harlequin, Harlequinade, R.Drigo / M.Petipa, A.Ratmansky. American Ballet Theater. ダニール・シムキン「アレキナーダ」(ラトマンスキー)アメリカン・バレエ・シアター

COMPOSERS <作曲家>
MATTHEW PIERCE - Wizard of OZ, choreography by SeptimeWebre, Kansas City Ballet. 
KATE WHITLEY - Ignite, choreography by JuanjoArques, Birmingham Royal Ballet. 

DESIGNERS <舞台美術家>
JÉRÔME KAPLAN - La Bayadère, L.Minkus / M.Petipa, A.Ratmansky, State Ballet Berlin. ジェローム・カプラン「ラ・バヤデール」ベルリン国立バレエ
JOHN MACFARLANE - Swan Lake, P.Tchaikovsky / L.Scarlett, Royal Ballet London. ジョン・マクファーレン「白鳥の湖」ロイヤル・バレエ
ROBERT PERDZIOLA - Harlequinade, R.Drigo / M.Petipa, A.Ratmansky, American Ballet Theater. ROBERT PERDZIOLA 「アレキナーダ」アメリカン・バレエ・シアター
MICHAEL RAYFORD-LIZ VANDAL - Wizard of OZ, M.Pierce / S.Webre, Kansas City Ballet. MICHAEL RAYFORD-LIZ VANDAL オズの魔法使い」カンザス・シティ・バレエ

ダンサーのノミネートは、以前にもノミネートされたことがある有名ダンサーが多いのですが、その中で、スウェーデン王立バレエ の柳澤郁帆さんが「アーティファクト組曲」(フォーサイス)でノミネートされているのは快挙です。柳澤さんはアクリ堀本アカデミー出身。2013年にローザンヌ国際バレエコンクールに出場してスカラシップを獲得、ロイヤル・バレエ・スクールに留学して2016年に卒業、スウェーデン王立バレエに入団。なのでまだとても若いはずです。

先日NHK-BSで放映されたマニュエル・ルグリの「シルヴィア」が振付賞にノミネートされているのもうれしいですね。

審査員は、ユーリ・グリゴローヴィチが審査員長、オランダ国立バレエ芸術監督のテッド・ブランセン、ボリショイ・バレエのスヴェトラーナ・ザハロワ、そしてアナ・ラグーナ、アニエス・ルテステュ、ウラジーミル・マラーホフ、元ABTのエグゼクティブ・ディレクターのレイチェル・ムーアです。ブノワ賞は、審査員と縁の深いダンサーがノミネートされることが多いのですが、今年は例年ほどはそういう面が出ていないような気がします。

 

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