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バレエ(国内公演情報)

2017/04/28

吉田都×堀内元 Ballet for the Future 2017 8月開催

2015年、2016年と開催され、バレエの美しさ、そして楽しさ、吉田都さんと堀内元さんの至芸を堪能できた素晴らしい公演、「吉田都×堀内元 Ballet for the Future」が今年の夏も開催されます。

吉田都さんは、クラシック・バレエの粋、「ライモンダ」を踊られます。

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©Hidemi Seto

http://www.chacott-jp.com/j/special/ticket/bff/index.html

世界最高峰のバレエ団で日本人として男女それぞれ初めてのプリンシパル(最高位)となり、“世界の至宝”と称される吉田都、世界的ダンサー・振付家・芸術監督として常に“世界へのパイオニア”であり続ける堀内元。この公演は、二人の踊りと貴重な経験を次代に継承するとともに、バレエ芸術の魅力をさらに多くの方にお伝えしてまいりたいと願い、企画されたものです。

 過去2年、満場の劇場が、踊る喜び・観る歓びにあふれ、至福に満たされた感動の公演。今年は、吉田都が気品と美しさの極み古典バレエの集大成的傑作「ライモンダ」を、堀内元が粋でお洒落なアメリカンテイストの新しいバレエを、それぞれが、福岡雄大、米沢唯という日本バレエ界をリードするスターダンサーをパートナーに迎え、国内外で活躍する気鋭のダンサー達と共に創り上げてまいります。また、NYタイムズ等で絶賛された新進気鋭の振付家エメリー・ルクローンの作品を日本初披露するなど見所満載。古典から最新のバレエまで、バレエ芸術の素晴らしさ、美しさ、楽しさ…そして、バレエへの愛がぎっしり詰まった“夢の舞台”を豪華キャストでお届けしてまいります。

 高みを極めたダンサーの踊りは、バレエを学ぶ方には最高の学びにもなるでしょう。過去2年ともに舞踊評論家より年間ベスト5公演に選出された必見の公演です。貴重な機会をお見逃しなく。



<出演>(予定)

特別出演:
吉田都(元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)

芸術監督・出演:
堀内元(セントルイス・バレエ芸術監督、元ニューヨーク・シティ・バレエプリンシパル)

出演:
米沢唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
寺田亜沙子(新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト)
森ティファニー(セントルイス・バレエ)

福岡雄大(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
岡田兼宜(元米国ダズル・ダンスカンパニー)
末原雅広(スクール・オブ・アメリカンバレエ出身)
上村崇人(元セントルイス・バレエ)
      *
荒井茜/北元咲和歩/塩谷綾菜(アートバレエ難波津)/山本芽美//栗野竜一/高須佑治/豊永太優/樋口響//ほか、国内外で活躍する気鋭のダンサー達(女性//男性//50音順)

●公演開催日時

<大阪公演> 8月23日(水) 開場17:45 開演18:30 NHK大阪ホール 
  主催:チャコット
  お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00)

<東京公演> 8月28日(月) 開場17:45 開演18:30 新宿文化センタ―  
  主催:チャコット
  お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00-18:00)

<札幌公演> 8月31日(木) 開場17:45 開演18:30 ニトリ文化ホール 
  主催:チャコット/オフィス・ワン 特別協力:TVhテレビ北海道 協力:オフィス・メロディ
   ご予約・お問い合わせ:オフィス・ワン 011-612-8696 (10:30-18:00土日祝休)、
                       http://www.officeone.co.jp/

●公演プログラム(予定)  

「ライモンダ」第3幕(結婚の祝典)より 
原振付:マリウス・プティパ 音楽:A.グラズノフ 
主な出演:吉田都、福岡雄大、ほか

「Passage」
振付:堀内元 
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ 
主な出演:米沢唯、堀内元、ほか

「And My Beloved」
振付:エメリー・ルクローン 音楽:デイヴィッド・ラング 
ほか   

※上演時間:約2時間(休憩含む)/音楽:録音音源


チケット発売情報  
一般発売:2017年5月26日(金)  
各種先行販売実施! 詳細は、公式 webサイト  BFF チャコット  検索 

<大阪公演>

8月23日(水) 開場17:45 開演18:30 NHK大阪ホール  S席\9,400/A席\7,900/B席\6,400(税込)

発売所:
○チケットぴあ 0570-02-9999<Pコード:459-043>、http://t.pia.jp/、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
○ ローソンチケット 0570-000-407 (オペレーター)、0570-084-005<Lコード:52016>、http://l-tike.com/、ローソン、ミニストップ店内Loppi
○CNプレイガイド 0570-08-9990、http://cncn.jp/
○e+(イープラス) http://eplus.jp/、ファミリーマート店内Famiポート
○阪神プレイガイド (窓口のみ・11:00〜19:00)
○チャコットwebサイト http;//www.chacott-ticket.com/  (座席選択不可)  
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00)

<東京公演>

8月28日(月) 開場17:45 開演18:30 新宿文化センタ― S席\9,400/A席\7,900/B席\6,400(税込)

発売所:
○e+(イープラス) http://eplus.jp/、ファミリーマート店内Famiポート
○チケットぴあ 0570-02-9999<Pコード: 取得中>、http://pia.jp/、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
○ ローソンチケット 0570-000-407 (オペレーター)、0570-084-003<Lコード: 取得中>、http://l-tike.com/、ローソン、ミニストップ店内Loppi
○チャコットwebサイト http;//www.chacott-ticket.com/  (座席選択不可) 
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00-18:00)

<札幌公演>
8月31日(木) 開場17:45 開演18:30 ニトリ文化ホール  S席\9,400/A席\7,900/B席\6,400(税込)

発売所:
○オフィス・ワン 011-612-8696(10:30〜18:00土日祝休)、http://www.officeone.co.jp/
○チケットぴあ 0570-02-9999<Pコード:459-103>、http://pia.jp/、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
○ ローソンチケット 0570-000-407(オペレーター)、0570-084-001<Lコード:11782>、http://l-tike.com/、ローソン、ミニストップ店内Loppi
○道新プレイガイド 011-241-3871
○大丸プレイガイド(南1西3) 011-221-3900
○e+(イープラス)  http://eplus.jp/、ファミリーマート店内Famiポート
○チャコットwebサイト http;//www.chacott-ticket.com/ (座席選択不可)  
ご予約・お問い合わせ:オフィス・ワン 011-612-8696 (10:30-18:00土日祝休)、http://www.officeone.co.jp/

協力:ブルーミングエージェンシー/オフィス・エイツー/バレエスタジオ ミューズ/セントルイス・バレエ/株式会社ビデオ
企画制作:チャコット  公式 webサイト:  BFF チャコット 検索

2017/04/22

ザハロワ出演『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017』

昨年行われて好評だった『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 』ですが今年も開催されることになりました。

http://www.bunkamura.co.jp/topics/orchard/2017/04/_in_japan_2017.html

世界的に有名なヴァイオリニスト ワディム・レーピンと、妻でボリショイ・バレエ団のプリンシパル、スヴェトラーナ・ザハーロワが“夢の共演”を実現させた公演です。

今回は、更に磨きをかけた『パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』と、日本初演となるザハーロワ主演の『アモーレ』の2プログラムを上演。ボリショイ・バレエ団のプリンシパル、デニス・ロヂキンをはじめとするスターダンサーの出演も決まりました。「愛」をテーマに3人の振付家が創った作品を集めたトリプル・ビルです。


『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017』

【公演日程】
2017年9月26日(火)、27日(水)、29日(金) 各日19:00開演

【会場】
Bunkamuraオーチャードホール

【プログラム・出演】
◆9/26(火)、27(水):ザハーロワ『アモーレ』
「Franceska Da Rimini」、「The Rain Before It Falls」、「Strokes Through The Tail」
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ミハイル・ロブーヒン、デニス・ロヂキン 他

◆9/29(金):ザハーロワ&レーピン『パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』
「瀕死の白鳥」、「ライモンダ」より“グラン・アダージョ” 他
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ワディム・レーピン(ヴァイオリン)、デニス・ロヂキン
フェスティバル・アンサンブル(室内オーケストラ) 他

【チケット料金】
S席¥17,000 A席¥13,000 B席¥9,000 C席¥6,000(税込)
※未就学児童入場不可
※やむをえない事情により出演者が変更になる場合がございます。

【チケット発売日】
MY Bunkamura先行販売:2017年5月16日(火)~29日(月)
一般発売:2017年5月30日(火)

【主催】 Bunkamura

【お問合せ】 Bunkamura 03-3477-3244 <10:00~19:00>

******
9月26日、27日の公演は、以前こちらで取り上げた『アモーレ』ですね。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/03/amore-1495.html

「フランチェスカ・ダ・リミニ」ユーリー・ポソホフ振付
「The Rain Before It Falls」 パトリック・ド・バナ振付。
「Strokes Through the tail」 マルグリット・ドンロン(Marguerite Donlon)振付

レーピンとの共演の映像 (ザハロワは平山素子さん振付『Revelation』や『レ・リュタン』『瀕死の白鳥』などを踊っています)

ルグリ・ガラ 追加演目の発表

マニュエル・ルグリが、ルグリ・ガラのプロモーションのために現在来日しています。

http://www.legris-gala.jp/program.html

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昨日はインタビュー、今日は記者会見がありました。こちらの内容については、また後日ここで記事にまとめますね。

この記者会見で、追加演目が発表されましたので、取り急ぎお知らせします。大変魅力的な演目なので、まだチケットを買っていない人も思わずチケットを買ってしまいたくなりますし、買った人も、買い足したくなりますよね。16演目もあるという、とても贅沢なガラとなりました。

特に、オペラ座ではルグリ、ゲランのペアが初演した『アルルの女』を観ることができるのは、本当に嬉しいことです。

会見ゲストの浅田舞さん(フィギュアスケーター)と。
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この中でいくつか注目すべき作品を挙げると、まずは、ド・バナ振付の『Inside the Labyrinth of solitude』。これは、ド・バナがイワン・ワシーリエフのために振付けたソロで、ダヴィデ・ダドが今回は踊ります。

ルグリが振付けた『海賊』のオダリスクは、振付が一般的なオダリスクとは全く違うので興味深いはずだと。『白鳥の湖』より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥもヌレエフの1964年ウィーン版なので、オペラ座でのヌレエフ版『白鳥の湖』とは違うそうです。プティの『ランデヴー』をルグリ、ゲランが踊るのは初めてなので、今回のガラのためにリハーサルをするとのこと。そしてノイマイヤーの「マニフィカト」はギエムとルグリのために振り付けられた作品ですが、今回は若手のトノリとフェイフェルリックが踊ります。ルグリがかつて踊った作品を若手に踊ってもらうことで、作品のスピリットを彼を通して継承させたいとのことです。

ナタリア・ホレシナによる世界初演のルグリのソロは、振付はこれからだそうですが、音楽は滝澤志野さんと共に選んだとのことです。ホレシナは、彼が大変注目している若手の女性振付家だそうです。

また詳しくは、後日のインタビューと記者会見レポートをお待ちください。ルグリのバレエに対する情熱と惜しみない愛があふれた会見でした。


Aプログラム

1)『ライモンダ』第1幕よりアダージョ
音楽:A.グラズノフ
振付:R.ヌレエフ
出演:ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック

2)『海賊』よりオダリスク
音楽:A.アダン
振付:M.ルグリ
出演:ニキーシャ・フォゴ、ナターシャ・マイヤー、ニーナ・トノリ

3)I have been kissed by you
音楽:M.リヒター
振付:H.マルティン、P.d.バナ
出演:マニュエル・ルグリ

Inside the Labyrinth of solitude
音楽:T.ヴィターリ
振付:P.d.バナ
出演:ダヴィデ・ダト

4)『海賊』第2幕より
グラン・パ・ド・ドゥ
音楽:R.ドリゴ
振付:M.プティパ(M.ルグリ改訂)
出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ

5)『マニフィカト 』(アニュス・デイ)
音楽:J.S.バッハ
振付:J.ノイマイヤー(初演:シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ)
出演:ニーナ・トノリ、ヤコブ・フェイフェルリック

6)『じゃじゃ馬馴らし』
音楽:D.ショスタコーヴィチ
振付:J.C.マイヨー
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

7)『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
音楽:P.I.チャイコフスキー
振付:G.バランシン
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ

8)『アルルの女』より
音楽:G.ビゼー
振付:R.プティ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ

9)『ローレンシア』よりパ・ド・シス
音楽:A.クレイン
振付:V.チャブキアーニ
出演:ニキーシャ・フォゴ、デニス・チェリェヴィチコ、ニーナ・トノリ、ナターシャ・マイヤー、ヤコブ・フェイフェルリック、ジェームズ・ステファン

10)マニュエル・ルグリ ソロ(世界初演)
音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ
振付:N. ホレツナ
出演:マニュエル・ルグリ
ピアノ:滝澤志野

11)『Medea』
音楽:M.リヒター
振付:P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ

12)『ラ・フィユ・マルガルデ』
音楽:F.エロルド
振付:F.アシュトン
出演:ナターシャ・マイヤー、ダヴィデ・ダト

13)『Murmuration』より
音楽:E.ボッソ
振付:E.リアン
出演:ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック、ジェームズ・ステファン

14)『海賊』第2幕よりアダージョ
音楽:L.ドリーブ
振付:M.ルグリ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ

15)『グラン・パ・クラシック』
音楽:F.オーベール
振付:V.グゾフスキー
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

16)『フェアウェル・ワルツ』
音楽:F.ショパン/ V.マルティノフ
振付:P.d.バナ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ

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Bプログラム
1)『海賊』よりオダリスク
音楽:A.アダン
振付:M.ルグリ
出演:ニキーシャ・フォゴ、ナターシャ・マイヤー、ニーナ・トノリ

2)I have been kissed by you
音楽:M.リヒター
振付:H.マルティン、P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ

Inside the Labyrinth of solitude
音楽:T.ヴィターリ
振付:P.d.バナ
出演:ダヴィデ・ダト

3)『白鳥の湖』より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:P.I.チャイコフスキー
振付:R.ヌレエフ(1964年ウィーン版)
出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ

4)『Mozart a2』より
音楽:W.A.モーツァルト
振付:T.マランダン
出演:ニーナ・トノリ、ヤコブ・フェイフェルリック

5)『ジゼル』
音楽:A.アダン
振付:J.ペロー/J.コラリ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ

6)『ファラオの娘』
音楽:C.プーニ
振付:P.ラコット
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

7)『ランデヴー』
音楽:J.コスマ
振付:R.プティ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ

8)『エスメラルダ』
音楽:C.プーニ
振付:M.プティパより
出演:ナターシャ・マイヤー、ヤコブ・フェイフェルリック

9)マニュエル・ルグリ ソロ(世界初演)
音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ
振付:N.ホレツナ
出演:マニュエル・ルグリ
ピアノ:滝澤志野

10)『Whirling 』
音楽:P.グラス
振付:A.ルカクス
出演:ニーナ・トノリ、ジェームズ・ステファン

11)『スターズ アンド ストライプス』
音楽:J.P.スーザ / H.ケイ
振付:G.バランシン
出演:ニキーシャ・フォゴ、ダヴィデ・ダト

12)『Factum』
音楽:K.コルホー
振付:H.マルティン、P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ

13)『ペール・ギュント』より
音楽:E.グリーグ
振付:E.クルグ
出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ

14)『ジュエルズ』より“ダイヤモンド”
音楽::P.I.チャイコフスキー
振付:G.バランシン
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

15)『ドン・キホーテ』
音楽:L.ミンクス
振付:M.プティパ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ

16)『フェアウェル・ワルツ』
音楽:F.ショパン、V.マルティノフ
振付:P.d.バナ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ


2017/04/20

フィンランド国立バレエ 本国来日公演スペシャルサイト

いよいよ4月22日より始まる、フィンランド国立バレエの来日公演

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/17_moomin/

『たのしいムーミン一家~ムーミンと魔法使いの帽子~』他を引っ提げての初来日公演です。


フィンランド国立バレエの来日公演は初めてのこととあって、バレエ団も盛り上がっています。バレエ団の本国公式サイトで、スペシャルサイトが出来上がっていました。

http://oopperabaletti.fi/en/about-us/opera-and-ballet-on-tour/

こちらのサイトでは、ケネス・グレーヴ芸術監督、松根花子さん、小守麻衣さんのインタビュー動画もあります。松根さん、小守さんのインタビューは日本語によるものです。彼女たちのフィンランドでの暮らしぶりも覗けて、とても面白いです。後援のフィンエアー制作。


なお、特別企画として、カーテンコールの撮影はOK、そして4月24日(月)の公演、および大阪公演では、終演後ムーミンがお見送りをしてくれるそうです。記念撮影用に、スペシャルパネルの設置も。

また、詳細なキャストが発表されています。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/17_moomin/topics/post_4.html

スペシャルゲストとして、プラハ国立バレエのAlina Nanu、そしてキエフ・バレエのデニス・ニェダクが出演します。デニス・ニェダクは、キエフ・バレエの来日公演でたびたび来日しているのでおなじみですよね。『白鳥の湖』の黒鳥パ・ド・ドゥを踊る予定です。

世界初演の『たのしいムーミン一家~ムーミンと魔法使いの帽子~』はじめ、公演が楽しみですよね。

2017/04/11

ハンブルグ・バレエ2017-18シーズン、2018年2月来日公演

ハンブルグ・バレエ2017-18シーズンが発表されています。

http://www.hamburgballett.de/downloads/vorschau/vorschau_ballett_17_18.pdf
(演目については18ページ目から)


2018年2月に来日公演を行います。これは楽しみですね。演目も、ノイマイヤーのベストの作品ばかりで、とにかく素晴らしいです。

東京 
東京文化会館
「椿姫」 2018年2月2日、3日、4日
「ジョン・ノイマイヤーの世界」 2月7日
「ニジンスキー」 2月10日、11日

京都
京都ロームシアター
「ジョン・ノイマイヤーの世界」 2月16日

ノイマイヤーによると、このシーズンは、クラシックなシーズンとなるとのこと。

プレミアとしては、ヌレエフ版「ドン・キホーテ」のカンパニー初演。2017年12月10日初日で、マニュエル・ルグリが再振付にあたります。2018年は、マリウス・プティパの生誕200周年の記念の年となります。

もう一作品のプレミアは、ノイマイヤー振付の初演「ベートーヴェン・プロジェクト」。ベートーヴェンの生誕250周年を記念したもので、2018年6月24日初演。ノイマイヤーがベートーヴェンの曲を使った作品を振付けるのは、初めてのこととなります。

大きなリバイバルとしては、まず9月17日から、「ショパン・ダンシズ」と題して、ジェローム・ロビンスの名作2作品「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」「コンサート」を上演。

また、ノイマイヤーの名作「幻想 白鳥の湖のように」も久しぶりに帰ってきます。

レパートリーとしては、他に、今年の新作(6月に初演)の「アンナ・カレーニナ」、そして「大地の歌」、「トゥーランガリラ」、「デュース」など近年の作品と並び、やはり名作「椿姫」の上演もあります。「椿姫」は初演40周年を迎えるそうです。「マタイ受難曲」「くるみ割り人形」「クリスマス・オラトリオ」「人魚姫」「かもめ」「ニジンスキー」という定番演目も。

これだけたくさんのレパートリーを上演できるバレエ団というのはやはり素晴らしいですね。ヨーロッパの劇場文化の豊かさも改めて実感します。

ツアーは、日本の他、バーデンバーデン、モスクワ、ウィーンが予定されています。

恒例のバレエ週間は2018年6月24日より7月8日まで。ゲストカンパニーはナショナル・バレエ・オブ・カナダで、演目は、ジェームズ・クデルカの「Man In Black」、ロバート・ビネの「Dreamers Ever Leave You」、クリスタル・パイトの「Emengence」というカナダ人振付家3人によるミックスプロです。クリスタル・パイト以外の作品は正直微妙というか魅力的ではありませんが。

ゲストダンサーには、アレッサンドラ・フェリとアリーナ・コジョカルの名前があります。イヴァン・ウルバンがプリンシパルのところから名前が消えて、キャラクター・アーティスト(Sonderdarsteller)となっています。

2017/04/02

ワガノワ・バレエ・アカデミーが2019年1月~2月に来日公演

もう2019年の公演の話なんて鬼が笑いそうですが、ワガノワ・バレエ・アカデミーが2019年1月~2月に来日公演を行います。

2019年1月上旬から2月上旬予定、120名の予定


http://www.arstokyo.co.jp/organizer/archive/2018/nutcracker.html

ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミー
『くるみ割り人形』<全三幕> エピローグ付
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ワシリー・ワイノーネン

http://www.arstokyo.co.jp/organizer/archive/2018/the_fairy_doll-paquit.html

『人形の精』
音楽:ヨーゼフ・バイエル
振付:コンスタンチン・セルゲーエフ

『パキータ』
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ

2016年に来日公演を行ったワガノワ・バレエ・アカデミーが再来年に来日公演を行います。今回注目されるのは、『人形の精』。2016年6月の卒業公演で衣装を一新して上演され、話題を呼びました。2013年にワガノワの校長に就任したニコライ・ツィスカリーゼは、古きよき伝統を復活させるという考えから、衣装を全てリニューアルし、自身の演出も加えました。大好評を受けて、今年3月、ロンドンのコロシアム劇場で行われた豪華なガラ、Russian Ballet Icons 2017にも招待され、アカデミーの生徒が『人形の精』を踊りました。

Russian Ballet Iconsのフォトギャラリー
http://www.danceeurope.net/gallery/russian-icons-gala-2017

ワガノワ・バレエ・アカデミーについての情報は、ニコライ・ツィスカリーゼのファンの方が運営している非公式ブログがとても詳しいです。『人形の精』の動画なども。
http://melmoth.blog/

2017年6月の卒業公演には『パキータ』が予定されているとのことです。

2017/04/01

横浜バレエフェスティバル2017 出演者オーディションの結果

横浜バレエフェスティバル2017 出演者オーディションが3月30日に行われました。

こちらのオーディションは、横浜バレエフェスティバル2017のチケットを持っているかたと、横浜市在住の小学生・中学生・高校生は無料で、そうでない方も千円で誰でも観ることができました。

審査員
・遠藤康行(元フランス国立マルセイユ・バレエ団 ソリスト・ 振付家)
・小山恵美(スターダンサーズバレエ団 バレエ・ミストレス)
・久保紘一(NBAバレエ団芸術監督 元コロラドバレエ団プリンシパル)
・高岸直樹(元東京バレエ団 プリンシパル)
・赤江直美(神奈川県民ホールプロデューサー)

そして結果は以下の通りです。


◆第1位(神奈川県民ホール賞):横浜バレエフェスティバル2017出演決定
松浦祐磨 「ドン・キホーテ」バジル

◆第2位:横浜バレエフェスティバル2017出演決定
大岩詩依 「ラ・バヤデール」幻影ヴァリエーション第一

◆第3位
竹内渚夏 「エスメラルダ」タンバリン

◆第4位
丸山萌 「エスメラルダ」タンバリン

◆第5位
亥子千聖 「コッペリア」スワニルダ

◆第6位
生方隆之介 「タリスマン」

ジュンヌバレエYOKOHAMA選出候補者
竹内渚夏
丸山萌
亥子千聖
生方隆之介

1位、2位の方は、今年の6月9日、10日に開催される横浜バレエフェスティバル2017のフレッシャーズガラに出演します。

横浜バレエフェスティバルは2015年の初回開催より、”次世代育成”に力を注いできており、第一回のフェスティバルのフレッシャーズガラに出演した永久メイさんは、マリインスキー国際バレエフェスティバルの『ラ・バヤデール』に出演し、マリインスキー・バレエに入団することが決まりました。昨年、一昨年のオーディションで選ばれた若手ダンサーは、その後YAGPのファイナルに出場するなど、今後の活躍が期待される方ばかりです。

3位から6位の方は、芸術監督は遠藤康行、バレエマスターは高岸直樹というジュンヌバレエYOKOHAMAの選出候補となります。選抜されたダンサーは主に日曜日に都内もしくは横浜市内で(月に1、2回)行なわれるクラスやリハーサルに参加し、トップ教師やダンサーによる様々な充実した教育や、舞台に立つ機会を与えられます。

さて、今回初めて、この出演者オーディションを拝見しました。ファイナリスト21人がそれぞれ演技を披露し、審査員の高岸直樹さん、小山恵美さん、久保紘一さんがその場で講評するというものです。

まず、出場者のレベルの高さに驚きます。10歳から19歳と年齢の幅は広いのですが、小学生でも「ディアナとアクティオン」やスワニルダなど難しいヴァリエーションに挑戦していて、完成度が高い人が多かったのです。そして特に女性に関していえば、プロポーションに恵まれている人が多く、脚が長くまっすぐできれいな人ばかり。技術的なレベルももちろんいうまでもありません。良い演技を見せてくれたな、と思った後に審査員の講評を聞くとなるほどな、と思うような指摘点が多くて、非常に勉強になって面白かったです。指摘された点を出場者が自分でやり直して納得したり、すぐに修正されている様子を見て、やはりこのレベルの子たちはスポンジのように吸収できる人たちなんだと思いました。

入賞者ですが、1位の松浦祐磨さんは非常にテクニックのある人で、特にピルエットが素晴らしかったです。日曜日に行われたばかりの全国舞踊コンクール(東京新聞)でジュニア部門で2位だったのも納得です。技術はあっても、バジルというキャラクターを演じる部分が物足りないという講評はありましたが、それは今後身につけられることでしょう。容姿よく身長もあるようですし、これから大きく注目を集める存在となるに違いありません。

2位の大岩詩依さんは、プロポーションに恵まれアラベスクがとても綺麗。後半のアラベスクルルヴェのところでの手先が気になるな、と思ったらやはり指摘されていましたが、それ以外は文句なしでした。大岩さんも、先日の全国舞踊コンクールバレエジュニア部で7位です。竹内渚夏さんは、目がパッチリしていてとても可愛らしいのですが、柔軟性のとてもあるダンサーでした。生方隆之介さんは、昨年も出場して3位に入賞していましたが、ワガノワアカデミーに留学していたようですね。ダイナミックな跳躍が印象的でテクニックももちろんしっかりしています。1月のNBAバレエコンクールで高校生の部3位の3でした。

演技終了後には、昨年の横浜バレエフェスティバルの30分程度のハイライト映像の上映もあり、いかに充実したガラであったかということを改めて実感しました。

今年の横浜バレエフェスティバルも、マッツ・エックの「ジュリエットとロミオ」の日本初演、シディ・ラルビ・シェルカウイの新作世界初演など、非常に気合の入った作品、日本ではここでしか観られない作品の上演が多く、とても期待できます。非常に志の高い公演です。

横浜バレエフェスティバル2017
http://yokohamaballetfes.com/outline/
2017年6月9日(金) 19:00開演(休憩時間を含め約2時間の上演予定)/Aプログラム
2017年6月10日(土) 16:00開演(休憩時間を含め2時間半の上演予定)/Bプログラム
会場:神奈川県民ホール 大ホール

芸術監督:遠藤康行(元フランス国立マルセイユ・バレエ団 ソリスト/振付家)
プロデューサー:吉田智大

2017/03/31

イゴール&モレーノ「イディオット・シンクラシー」公演

ロンドンを拠点に活動する、イゴールとモレーノという二人のダンサーが、ユニークなパフォーマンスを繰り広げる「イディオット・シンクラシー」の公演が、4月19日、20日に渋谷で開催されます。

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Photo Alicia Clark

イゴール&モレーノ「イディオット・シンクラシー/Idiot-Syncrasy」
http://igorandmoreno.tokyo/


Idiot-Syncrasy (teaser) from Igor and Moreno on Vimeo.

ブリティッシュ・カウンシル・ショーケース(2015年)への招聘作品として、世界中の劇場キュレーター、芸術監督、文化フェスティバル主催者へ紹介された、イギリスを代表する舞台作品のひとつです。ヨーロッパ、南米、全米など2015年から約1年半で上演回数のべ100回以上を誇るコンテンポラリー・ダンス作品。今回が日本はもちろんアジア初演となります。

イゴールとモレーノは、同性愛者で、イギリスに住んでいる外国人で、コンテンポラリー・ダンサー。
マイノリティーである二人が、行く土地、行く劇場で観客に語りかける、
「世界を変えよう!」
が熱く迎えられています。

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ダンスで世界を変えようと思った。バカだなと思った。
国境ってなんだ?ジェンダーってなんだ?にんげんってなんだ?
笑われても、僕らは決して諦めない、世界が変わるその日まで。

作品を拝見しましたが、あっと驚くようなセンス・オブ・ワンダーというかアイディアのうまさ、これがダンス?と思うような一見単純に見える動きが無限の広がりと普遍性を持っています。そして熱くて真摯なメッセージが伝わってくる、とても楽しくて素敵なダンスです。一時間以上、この二人でずっと動き続けている、そのパワーにも感動するし、幕切れがとても素敵で心を打ちます。二人が歌うバスク地方とイタリアの民謡も耳に残ります。コンテンポラリーダンスを観たことがない人が見ても、きっと発見があることでしょう。キャッチコピーの「ダンスで世界を変えようと思った。」という想いがしっかり伝わってくるし、それは無謀な話でもない、本当に変えられるかもしれない、と感じるほどです。

また、舞台演出上、振舞い酒があります!

振付・出演 イゴール・ウルセライ、モレーノ・ソリナス
照明デザイン セス・ロック・ウィリアムズ
音響デザイン アルベルト・ルイズ・ソラー
衣裳・セット・デザイン カスパー・ハンセン

この作品は、2015年の英国ナショナル・ダンス・アワードにも最優秀モダン男性ダンサー部門でノミネートされました。

2014年The Place劇場(英国) 委嘱作品
2015年ブリティッシュ・カウンシル・ショーケース選出作品
2015年ヨーロッパ・アエロウェーブ選出作品

2017年4月19・20日19:30開演 (※当日18:30より劇場入口前にて先着順に入場整理券を配布)
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

一般前売り:4500円(税込)
学生前売り:3500円(税込)※入場時要身分証
当日券:4900円(税込)

チケット購入サイト(カンフェッティ)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=37388

公演のブログでは、招聘しているThe Wellsさんによるイゴール&モレノの紹介、彼らが世界で人気を得ている理由、そして作品への熱い思いが伝わってきます。公演がとても楽しみです。
http://blog.igorandmoreno.tokyo/

2017/03/22

英国ロイヤルオペラハウスシネマシーズン2016/17 「ウルフ・ワークス」

英国ロイヤルオペラハウスシネマシーズン2016/17、ロイヤル・バレエ『ウルフ・ワークス』が、3月31日より劇場公開されます。

http://tohotowa.co.jp/roh/movie/woolf_works.html

試写で拝見しました。

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オリビエ賞ほかに輝いたウェイン・マグレガー振付による舞台の再演!

マックス・リヒターの音楽が、ヴァージニア・ウルフの小説にインスパイアされた3つのバレエをつなぎ合わせる。

気鋭の振付家ウェイン・マグレガーによるバレエ三部作『ウルフ・ワークス』は、ヴァージニア・ウルフの小説にインスパイアされ、2015年に初演。より自由で個性的で現代的なリアリズムを追及した革新的なバレエは、批評家協会賞の最優秀クラシック振付賞、ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀ニュー・バレエ賞を受賞。

ヴァージニア・ウルフの3つの小説——『ダロウェイ夫人』、『オーランドー』、『波』、そしてウルフ自身の手紙、エッセイ、日記にインスパイアされた3つのバレエは、ウェイン・マグレガーにとって、ロイヤル・バレエで初めての全長作品となる。電子音楽と管弦楽がとけあった音楽に心を揺さぶられ、作曲家マックス・リヒターによる美しい旋律が舞台を包み込む。

【振付】ウェイン・マグレガー
【音楽】マックス・リヒター
【指揮】クン・ケッセルス
【出演】アレッサンドラ・フェリ/サラ・ラム/ナタリア・オシポワ/高田茜/スティーヴン・マックレー
【上映時間】3時間8分

『ウルフ・ワークス』は、21世紀の物語バレエの代表作の一つと言っていいほどクオリティの高い作品なのだが、ヴァージニア・ウルフの作品や人生を知らないとややわかりにくい面がある。『ダロウェイ夫人』、『オーランドー』、『波』を全部読む必要はないと思うけど、あらすじ、そして『ダロウェイ夫人』の登場人物についての知識があったほうが間違いなく楽しめるので、予習していった方が良いと思う。

『ウルフ・ワークス』は3部で構成されている。
第一部「I now, I then」は、『ダロウェイ夫人』をモチーフにしている。
出演:アレッサンドラ・フェリ、ギャリー・エイヴィス、フェデリコ・ボネッリ、ベアトリス・スティクス=ブルネル、フランチェスカ・ヘイワード、エドワード・ワトソン、高田茜、カルヴィン・リチャードソン

ヒロインの社交界の花形夫人クラリッサ・ダロウェイ役はアレッサンドラ・フェリで、彼女の若き日を演じるのはベアトリス・スティクス=ブルネル。友人サリーは可憐で光り輝くようなフランチェスカ・ヘイワード、若い日の恋人ピーター・ウォルシュ役にフェデリコ・ボネッリ、戦争の幻影と友人の死に苦しむセプティマスにエドワード・ワトソン、死んだ友人エヴァンスにカルヴィン・リチャードソン、そして夫を演じるのはギャリー・エイヴィス。時制は常に変化し、過去と現在が交錯する。

アレッサンドラ・フェリが、驚くべき身体能力と圧倒的な表現力を見せてくれた。あり得ない方向に身体が動いたりするマクレガーの振付もなめらかにこなし、引退前と変わらない美しい身体のラインと強靭な踊りで、クラリッサの心境を繊細に伝えている。初演の時にはクラリッサと同じ52歳だったフェリは、大きく深い黒い瞳、成熟したキャラクターでこの役ははまり役。フェリ演じるクラリッサが友人サリー、フランチェスカ・ヘイワードにキスをする、妖艶で美しいシーンは特に印象的。若き日の恋人ピーターに再会してざわつく心理描写も見事。また、セプティマス役のエドワード・ワトソンが、戦死した友人エヴァンス(カルヴィン・リチャードソン)と踊るデュエットも、マクレガー作品を得意とする柔軟な肢体を持つワトソンならではの表現を観ることができる。大きな役ではないものの、1920年代風のレトロなヘアスタイルで装った高田茜さんもしなやかで美しい。マックス・リヒターの音楽、シンプルなセット、陰影のはっきりした照明も美しく、コンテンポラリーな振付でありながら物語性と情感が豊かで、心に残るパートだ。

第二部「Becomings」は、「オーランド」が原作。エリザベス朝に生まれた青年貴族オーランド―が、途中で女性に変身し、社交界で活躍し、文学者となって20世紀まで女性として生きるという作品で、サリー・ポッター監督の映画作品でも有名。

ここでは、ストーリーそのものはほとんど語られず、振付はマクレガーのスタイルを最も踏襲して激しく猛烈なスピードで、複雑なパートナーリングが観られる。スモークが炊かれた中、レーザー光線を使った照明、一風変わったメイクアップ(眉毛をつぶしているので顔を判別するのはなかなか大変)、エリザベス・カラーをつけたヴィクトリア時代的な華麗な衣装も登場する。ナタリア・オシポワのソロから始まり、彼女とスティーヴン・マックレーのパ・ド・ドゥへ。オシポワの身体能力の高さとスピード感はこの作品にうってつけ。マックレーとサラ・ラムのパ・ド・ドゥ、また高田茜さんもここでも登場してエドワード・ワトソンと踊る。金色に輝くヴィクトリアン衣装をまとったエリック・アンダーウッドも印象的。時代を超え、性別を超越したオーランドーの人生が、SF的なタッチで描かれている。

第三部Tuesday」は、『波』が原作。名優マギー・スミスがこの散文小説からの一説を朗読した録音が流れ、そしてヴァージニア・ウルフ自身の、溺死による自殺を図った時に書かれた遺書も(ジリアン・アンダーソンの声で)読まれる。水、波のイメージの振付を踊る群舞の前でのヴァージニア・ウルフ=フェリのソロ、そしてフェデリコ・ボネッリとサラ・ラムの踊りやサラ・ラムとフェリの踊り。人生の記憶が走馬灯のように駆け抜けていく中、ついにフェリは波に覆われて死を迎える。一転して静かな世界となっているのだが、バックで踊る群舞の動きは激しい。

ヴァージニア・ウルフの人生や小説のあらすじを理解していないとわかりにくい部分があるとはいえ、彼女の小説世界を全幕の現代的な物語バレエに作り上げるというマクレガーの意欲的な試みは見事に実を結んだと言える。何よりも、ヴァージニア・ウルフの分身としてのフェリを得たことが成功の最大の要因。また、ウズマ・ハメドというドラマトゥルグの力を得てしっかりと構成を練り、それに基づいて振付を行ったこと、この作品に委嘱されたマックス・リヒターの美しく効果的な音楽、ルーシー・カーターの照明、衣装と合わせ、総合芸術としての完成度が高い。このような大胆な試みをできるのが、今のロイヤル・バレエの強みなのだと実感した。

幕間のインタビューでは、ウェイン・マクレガー、作曲のマックス・リヒターのインタビューがあり、それぞれ興味深かった。マクレガーの作品の大部分は、プロットレスのコンテンポラリー作品だが、彼に言わせればストーリーのないバレエはないとのこと。あのような作風でも、雄弁で豊潤な物語バレエを作ることができるというのが、この作品の大きな発見だった。3つの幕が、それぞれ全く違った表現を使っていて変化があるもかかわらず統一感もあり、ヴァージニア・ウルフという作家の人生とその登場人物に多面的に光を当てて、心の奥底に訴えさせることに成功している。

最新作品で、なかなか来日公演には持っていきづらそうな作品を、日本で映画館で観られるのは本当に嬉しい。(オーストラリア・ツアーでロイヤル・バレエは「ウルフ・ワークス」を上演するとのことだが)


キャスト、リハーサルの写真など、詳しい情報を掲載したデジタル・プログラム。FREEWOOLFのコードで、無料で閲覧できる。
http://www.roh.org.uk/publications/woolf-works-digital-programme

「ウルフ・ワークス」マックス・リヒターの音楽もCDとして発売される。音楽だけで聴いても素晴らしいので、映画上映を観て気に入った方はぜひ。

3つの世界:ウルフ・ワークス(ヴァージニア・ウルフ作品集)より3つの世界:ウルフ・ワークス(ヴァージニア・ウルフ作品集)より
リヒター(マックス)

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2017/03/19

東京バレエ団9月〈20世紀の傑作バレエ〉公演概要 ロベルト・ボッレ客演

東京バレエ団は、

〈20世紀の傑作バレエ〉プティ-ベジャール-キリアン

と題した公演を9月に行います。

http://www.thetokyoballet.com/news/20.html

バレエ団が得意としてきたモーリス・ベジャール振付の「春の祭典」の他、2作品、バレエ団初演作品がレパートリー入りします。

イリ・キリアン振付の「小さな死」と、ローラン・プティ振付「アルルの女」という20世紀の傑作です。


「アルルの女」 東京バレエ団初演
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー

「小さな死」 東京バレエ団初演
振付:イリ・キリアン 音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

「春の祭典」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

■公演日程:
9月8日(金) 19:00
9月9日(土) 14:00
9月10日(日)14:00

■公演会場:
東京文化会館(上野)

■主な配役:
「アルルの女」 
9/8(金)、9/10(日)ロベルト・ボッレ(フレデリ)、上野水香(ヴィヴェット)
9/9(土)柄本弾(フレデリ)、川島麻実子(ヴィヴェット)

「春の祭典」
9/8(金)奈良春夏(生贄の女)、岸本秀雄(生贄の男)
9/9(土)伝田陽美(生贄の女)、入戸野伊織(生贄の男)
9/10(日)渡辺理恵(生贄の女)、岸本秀雄(生贄の男)

※「小さな死」の配役は後日、振付指導者によるリハーサルが始まってから決定されます。決まり次第、ホームページ等で発表します。

■入場料金(税込):
 (9/8・10)S:¥12,000、A:¥10,000、B:¥8,000、C:¥6,000、D:¥5,000、E:¥4,000
 (9/9)  S:¥10,000、A:¥8,000、B:¥6,000、C:¥5,000、D:¥4,000、E:¥3,000

■NBS WEBチケット先行発売 [座席選択 S~D]:5月10日(月)21:00~5月17日(水)18:00

■一斉発売:5月27日(土)10:00~

■チケットのお申込み/お問合せ
NBSチケットセンター 03-3791-8888 (平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00)

「アルルの女」のフレデリ役には定評のあるロベルト・ボッレがゲスト出演します。現代作品のトリプルビルは一般的にチケットの売れ行きが厳しいとされている中、有名な作品とはいえ、2作品のカンパニー初演を持ってくるのは、非常に意欲的だと言えます。

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