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バレエ(国内公演情報)

2017/06/05

新国立劇場バレエ団の2018/19シーズン開幕に、ウィールドンの「不思議の国のアリス」

新国立劇場バレエ団の2018/2019シーズン開幕バレエ公演が、クリストファー・ウィールドン振付『不思議の国のアリス』に決定しました。

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_010527.html

2011年に英国ロイヤル・バレエで世界初演された話題作を、オーストラリア・バレエとの共同制作により、日本のバレエ団として初めて上演。

現代の天才振付家ウィールドン振付作品が、新国立劇場に初登場します。


バレエ
『不思議の国のアリス』〔新制作〕
2018年11月
上演回数:6回(予定)
会場:新国立劇場オペラパレス
出演:新国立劇場バレエ団

振付:クリストファー・ウィールドン     
台本:ニコラス・ライト
音楽:ジョビー・タルボット         
美術・衣裳:ボブ・クロウリー
照明:ナターシャ・カッツ       
映像:ジョン・ドリスコール、ジェンマ・キャリントン
パペット:トビー・オリー
マジック・コンサルタント:ポール・キエーヴ
共同制作:オーストラリア・バレエ


ウィールドンの大ヒット作品が新国立劇場バレエ団にやってきます。この「アリス」という作品自体は賛否両論はありますが、トニー賞に輝いたブロードウェイミュージカル「パリのアメリカ人」が劇団四季でも上演されることになって話題性十分のウィールドン作品。幅広い観客層が期待され、また現役で活躍している振付家の指導も期待できるので、大きなプラスではあると思います。
久しぶりに古典以外を踊る新国立劇場バレエ団が観られますね!

アリスやマッドハッター、ハートの女王を誰が演じるか、今から楽しみですね。

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2017/06/04

<速報!>マリインスキー・バレエ2018年来日公演決定

<速報!>マリインスキー・バレエ2018年来日公演決定

マリインスキー・バレエが2018年11~12月に来日が決定したのことです。

http://www.japanarts.co.jp/news/news.php?id=2738

≪予定プログラム≫
チャイコフスキー「白鳥の湖」
ミンクス「ドン・キホーテ」

<出演予定ダンサー>
ヴィクトリア・テリョーシキナ
エカテリーナ・コンダウーロワ
オクサーナ・スコリク
レナータ・シャキロワ
ウラジーミル・シクリャーロフ
キミン・キム
ティムール・アスケロフ
ザンダー・パリッシュ
ほか

2018年春詳細発表予定とのことです。

まだ一年半近く先なので、ダンサーなどの変更は当然あると思います。
楽しみですね。

2017/05/21

バレエ・アステラス2017 (ワガノワ・アカデミーが『人形の精』で参加)

7月22日に開催される、バレエ・アステラス2017~海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて~の出演者が発表されていました。

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/28_010272.html

「バレエ・アステラス」は海外で活躍する若手日本人ダンサーを応援したいという願いを込めて、2009年より開催されています。 8回目となる今年は、世界各国から集まった7組のダンサーのほか、数々のスターダンサーを輩出してきた名門ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーの生徒たちも参加。

海外で活躍する日本人バレエダンサー

奥野 凜(ブカレスト国立歌劇場バレエ団)
with ボグダン・プロペアヌ(グァンジュ シティ バレエ)

『海賊』第1幕より 奴隷のパ・ド・ドゥ
 振付:M. プティパ


影山茉以 with ダヴィッド・チェンツェミエック(ポーランド国立歌劇場バレエ団)

『眠れる森の美女』第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ
 振付:M. プティパ


上草吉子 with ルーゼンバーグ・サンダナ(カナダ ロイヤル ウィニペグ バレエ)

『エスメラルダ』より グラン・パ・ド・ドゥ
 振付:M. プティパ


菅野茉里奈 with リシャト・ユルバリゾフ(ベルリン国立バレエ)

『Multiplicity』より チェロのパ・ド・ドゥ
 振付:N. ドゥアト


桑原万奈 & 金指承太郎(ロシア国立クラスノヤルスクオペラバレエ劇場)

『ドン・キホーテ』第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ
 振付:M. プティパ/A. ゴルスキー


高野陽年(ジョージア国立バレエ)

『Still of King』
 振付:J. エロ


中島麻美 & 大巻雄矢(スロヴェニア国立マリボル歌劇場)

『海賊』第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ 
 振付:M. プティパ

※「海外で活躍する日本人バレエダンサー」は公募により選ばれました。


新国立劇場バレエ団

池田理沙子 & 井澤 駿

『ソワレ・ド・バレエ』
 振付:深川秀夫


A. Y. ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミー生


『人形の精』組曲 日本における《セゾン・リュス(ロシアの季節)》参加作品
 振付:S.レガート/N.レガート


新国立劇場バレエ研修所

第13期・ 14期研修生、予科生

『トリプティーク~青春三章~』
 振付:牧 阿佐美


****
なんといってもワガノワ・バレエ・アカデミーが『人形の精』組曲で参加するのが楽しみです。

ワガノワ・バレエ・アカデミーは2019年1月に来日公演を行う予定ですが、その公式サイトに、『人形の精』の説明があります。
http://www.arstokyo.co.jp/organizer/archive/2018/the_fairy_doll-paquit.html

2016年6月の卒業公演、『人形の精』が衣装を一新し、フレッシュなステージがワガノワ・バレエ・アカデミーによって上演されました。『人形の精』は、もともと19世紀ウィーンで上演されていたバレエで、1903年に当時マリインスキー劇場のダンサーだったレガット兄弟によって演じられたものが元になっています。1989年に当時ワガノワ・バレエ・アカデミーの芸術監督だったコンスタンチン・セルゲーエフが、以前より温めてきたこの作品をワガノワの生徒のために演出しました。2013年にワガノワの校長に就任したニコライ・ツィスカリーゼは、古きよき伝統を復活させるという考えから、衣装を全てリニューアルし、自身の演出も加え、2016年の卒業公演に『人形の精』を上演しました。 セルゲーエフ、ツィスカリーゼによるバレエ『人形の精』は、登場人物も多く、キャラクターも多彩です。 低学年から最高学年まで、それぞれの能力と可能性をステージでいかんなく発揮できる作品となっています。 初演の伝統を引き継ぐ『くるみ割り人形』同様、ワガノワならではの作品であり、子どもたちの生き生きした踊りが魅力となっています。

ワガノワの卒業公演だけでなく、2016年11月のワガノワ国際バレエコンクールや、今年3月のThe Russian Ballet Icons Gala 2017でも上演されています。
http://www.vaganovaacademy.ru/index.php?id=836

*****
さて、「海外で活躍する日本人バレエダンサー」ですが、ポーランド国立歌劇場バレエの影山茉以さんは、以前はクロアチア国立バレエに所属していて、草刈民代さんがクロアチアを訪ねる番組に出演されていました。昨年のアクリ・堀本バレエアカデミーのガラ公演に、卒業生として『ラ・バヤデール』のガムザッティ役を踊っていたのを観ましたが、華やかで技術も強いダンサーです。ダヴィッド・チェンツェミエックは、元ロイヤル・バレエ、ルーマニア国立バレエで、昨年のバレエ・アステラスにも出演しています。

ロイヤル・ウィニペグ・バレエの上草吉子さんは、2012年のヴァルナ国際バレエコンクールのファイナリスト。ジョージア国立バレエの高野陽年さんは、今年3月の「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡」で「薔薇の精」等を踊り、スタイルが美しく技術にも優れた軽やかで美しい踊りを見せてくれました。ベルリン国立バレエの菅野茉里奈 さんは、前々回の「バレエ・アステラス」に出演して「アルルの女」でス馬場らしい表現力を見せてくれました。今年は、ナチョ・ドゥアトの「マルティプリシティ(バッハへのオマージュ)」を踊ってくれるので、こちらも楽しみです。中島麻美さんと大巻雄矢さんは2016年のヴァルナ国際バレエコンクールに出場し、共に銅賞に輝いています。

なかなか普段日本では観られない、海外で活躍する実力派のダンサーを見られるということで、こちらも楽しみです。

今年は日本のバレエ団からは新国立劇場バレエ団からの二人ですが、この人選については、ノーコメントということで。

2017年7月22日(土)15:00開演 オペラパレス (予定上演時間:約2時間45分(休憩含む))

<前売り開始日>

会員先行販売期間:2017年6月5日(月)10:00 ~ 6月13日(火)
一般発売日:2017年6月15日(木)10:00

【舞台監督】山田ゆか
【指  揮】デヴィッド・ガルフォース
【管 弦 楽】東京フィルハーモニー交響楽団

2017/05/18

K-BALLET COMPANY『海賊』リハーサル

K-Ballet Companyは、5月24日(水)より、Bunkamuraオーチャードホールにて、熊川哲也さん振付の『海賊』を上演します。2007年に初演のこの作品は、熊川さんならではの独創性とエンターテインメント性を高めた、スリリングで鮮烈なスペクタクル作品で高い人気を誇ります。
http://www.k-ballet.co.jp/performances/2017pirate

1週間後に初日を控えたカンパニーの、通し稽古を見せて頂きました。
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再演を重ねたこの作品、上演されるたびにアップデートされており、どんどん振付も難度が上がり、音にパを細かく当てはめていくようになったそう。それだけ、ダンサーたちの技術も上昇しているとのことです。

この日は、メドーラ:浅川紫織さん、コンラッド:宮尾俊太郎さん、アリ:山本雅也さんというキャストで、2幕部分を通しでリハーサルしました。ランケデムは篠宮佑一さん、ビルバントは一番下のアーティストという若手の西口直弥さんが抜擢されています。リハーサルディレクターの小林由明さんはじめ、パシャ役も演じるスチュアート・キャシディ、別キャストでコンラッド役の遅沢佑介さん、そして同じくプリンシパルの荒井祐子さんらが指導を行います。

全編に踊りが詰め込まれている『海賊』ですが、2幕は中でもこの作品で一番有名なパ・ド・トロワを始め、オダリスクの踊り、海賊たちのガン・ダンスなど華やかなクライマックスがいくつもあります。本番に近いので、メドーラ役の浅川さんは繊細で美しい本番用衣装を着用。『海賊』ならではの刀や銃器などの小道具も使われます。

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通し稽古なので本番通りの順番でリハーサルは進みます。海賊たちの踊りで始まるので、このカンパニーが誇る男性ダンサーたちが勇壮な群舞を見せてくれます。日本のカンパニーで男性ダンサーが最も充実しているK-Balletならではの、ダイナミックで迫力ある踊りが繰り広げられて、スタジオ内は大変な熱気がこもっています。みんなバンバン跳ぶし、男性同士のリフトなどもあって、気分は否が応でも上がります。『海賊』は充実した男性陣がいないと上演できない作品ですが、このバレエ団ではそんな心配は無用です。

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オダリスクの踊りは、中村春奈さん、矢内千夏さん、浅野真由香さんの3人。伸び盛りの若手である矢内さんは別キャストではメドーラ役、また浅野さんはグルナーラ役も別キャストで踊っているのでそれぞれの役のリハーサルもまた進められています。それぞれのソロはもちろん、3人で並んで踊るときには綺麗に動きがシンクロし、アラベスクの時も脚の高さが揃えられていてつま先に至るまで非常に美しい。アレグロの動きが多いので音楽性、スピードと高度なテクニックが求められるパートですが、主役も踊っているメンバーなので見ごたえがあります。ほっそりとして抜群のプロポーションの矢内さん、回転のテクニックが見事な中村さん、ドラマティックな表現力に長けている浅野さん、それぞれ魅力的です。

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パ・ド・トロワでは、まず浅川紫織さんの清楚で気品あふれる美しさに目を奪われます。長くて美しいライン、安定したグランフェッテ、リフトされているポーズもきれいに決まっています。宮尾俊太郎さんは、長身から繰り出されるダイナミックな跳躍、安定したリフト、海賊の首領らしい堂々とした佇まいでスターの風格を漂わせています。

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アリに抜擢された山本さんは、2013年ローザンヌ国際コンクール3位で、ロイヤル・バレエで研修したホープ。熊川版の『海賊』では、初演キャストが熊川さん自身だったこともあり、アリは奴隷たちを束ねるリーダーシップとカリスマ性がある存在です。山本さんは、若いながらも頼れるリーダー性を発揮していました。見せ場のアリのソロでは、高い跳躍と、軸のしっかりしたいつまでも回り続けられそうなピルエットで魅せてくれます。この見事なパ・ド・トロワ、リハーサルであることを忘れて思わず引き込まれて見入ってしまいました。

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ビルバントを中心に、大勢の男女が組んでのガン・ダンスでは、位置関係をしっかりとるために細かい確認が行われていました。この大人数でしかも男女ペアで構成されるダンスのあるパートなので、フォーメーションを美しく保ち、ぶつかったりしないように細心の注意が払われます。しかも今回は、大阪と香川というツアー公演もあり、それぞれの会場のサイズが違うわけです。これが実際の舞台で上演された時には、さぞかし壮観なことでしょう。

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終盤のハーレムのシーンでは、パシャ役のスチュアート・キャシディがコミカルな演技で和ませてくれます。キャシディは自ら演技をしながらも、演技や技術の指導もこなしています。ここから最後のドラマティックなクライマックスまでは、演技的な要素も多くて、一度通した後、タイミング、段取り、さらには表現のニュアンスまでも細かく確認しながら行われます。グルナーラとパシャの絡みは、浅野真由香さんと白石あゆ美さんの二人が同時にリハーサルをしていました。


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このプロダクションももう10年上演されているので、過去に何回も踊ってきた荒井祐子さん、遅沢佑介さんらが自らの経験を基に、実際に動いて見せて後輩に指導をしていきます。こうやって、バレエの芸術性は”手から手へ、足から足へ、口から口へ”受け継がれていくわけです。

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通しが終わった後も、細かい確認はずっと続いています。主役は3キャストが組まれており、一人でいくつもの役を踊るダンサーたちも多いのです。しかも、6月に上演される『ジゼル』のリハーサルも同時進行であるとともに、秋の新作『クレオパトラ』も始動しているので、ダンサーもスタッフも大忙し。しかしこのように新作を含むいろいろな作品を経験できる、このカンパニーのダンサーは日本にあって異例なほど幸せな存在と言えます。リハーサル全体からも、本番を控えて舞台への意欲に燃えるダンサーたちの熱い思いが伝わってきました。『海賊』本公演、素晴らしい出来になっていること間違いありません。楽しくて美しくて血沸き肉躍る、冒険活劇です。

Tetsuya Kumakawa
K-BALLET COMPANY
Spring Tour2017
『海賊』

http://www.k-ballet.co.jp/performances/2017pirate

<会場>
東京:Bunkamura オーチャードホール
大阪:フェスティバルホール
香川:レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール

日程
2017年5月24日~28日 Bunkamura オーチャードホール
6月10日 フェスティバルホール
6月17日 レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール

[お問い合わせ]
チケットスペース 03-3234-9999(東京) 
http://ints.co.jp
フェスティバルホール 06-6231-2221(大阪)

[チケット取り扱い]
東京
チケットスペース 03-3234-9999
http://ints.co.jp

K-Ballet Company のFacebookでも最新情報、リハーサルの模様などがアップされています。
https://www.facebook.com/kballet.company/

熊川哲也 海賊 [DVD]熊川哲也 海賊 [DVD]

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2017/05/16

イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)キャスト変更

7月のイングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)来日公演。こちらに出演予定のアリーナ・コジョカルが妊娠のため、7月の日本公演に参加できなくなったとのことです。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/2017-3.html

アリーナ・コジョカルがスワニルダ役を踊る予定だった7月8日(土)昼の「コッペリア」については、代わりましてナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパル、ユルギータ・ドロニナが踊ります。同様に7月17日(月・祝)の「海賊」については、代わりましてサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパル、マリア・コチェトコワがメドーラ役を踊ります。
ドロニナ、コチェトコワともに、芸術監督のタマラ・ロホが日本公演で主役を任せられるベストの配役として選びました


【変更後の配役】

■「コッペリア」 
7月8日(土)13:00  
スワニルダ:アリーナ・コジョカル → スワニルダ : ユルギータ・ドロニナ 

■「海賊」
7月17日(月・祝)14:00  
メドーラ:アリーナ・コジョカル → メドーラ: マリア・コチェトコワ 


コジョカルの降板は残念ですが、おめでたいことでもありますし、「コッペリア」の代役がユルギータ・ドロニナなのはとても嬉しいです。以前、「アリーナ・コジョカル・ドリーム・プロジェクト」で来日した時に彼女の踊りを観た方もいると思いますが、テクニック、演技力共に大変優れたバレリーナです。

ナショナル・バレエ・オブ・カナダでは、ウィールドンの「冬物語」ハーマイオニー役で、とても思慮深く心を打つ演技を見せてくれました。また、2月に行われた、スヴェトラーナ・ルンキナの「カナダ・オールスター・ガラ」では、「ドン・キホーテ」のキトリ、「ラ・シルフィード」のシルフィードを踊り、このガラに出演した豪華な面々の中でも一番の喝さいをさらっていました。ENBには、メアリー・スキーピング版の「ジゼル」でゲスト出演しています。



イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)来日公演
http://www.nbs.or.jp/stages/2017/enb/index.html

2017/05/12

コンドルズ 埼玉公演2017 新作 『17's MAP』

昨年、『LOVE ME TenDER』で記念すべき10作目を迎えた、コンドルズの埼玉新作シリーズ公演 『17's MAP』が、5月20日、21日に開催されます。

http://www.saf.or.jp/stages/detail/3869

代名詞の学ラン姿で男性たちがステージいっぱいに繰り広げるダンス。笑いと遊び心たっぷりの、他に類をみないユニークさでパワーを振りまくコンドルズの舞台は、老若男女を虜にしています。

舞台、映画、TV等で数々の振付・演出を手がける主宰の近藤良平さんをはじめ、メンバー全員が多才。細やかさと大胆さ、懐かしさと斬新さを兼ね併せ、コント、人形劇、映像、生演奏、影絵がパノラミックに展開され、予想のできないシーンの連続にハラハラドキドキは尽きません。

コンドルズは 2006 年以来、埼玉公演では一貫して新作に挑戦してきました。恒例の新作シリーズも今年で 11 作目。主宰の近藤良平さんは彩の国さいたま芸術劇場での新作づくりについて「この劇場は不思議なところで、様々なダンスシーンが、必ずこちらが狙った以上の、心に残るものに変わっていく。毎回、彩の国さいたま芸術劇場でしかできない強度のある作品ができあがる。」と語っています。

昨年の『LOVE ME TenDER』ではこの劇場の広い舞台空間を活かし、ロープを回して男たちが飛び交うアクロバティックなシーンが大喝采を浴び、大きな反響を呼びました。また人形劇コントの面白さ、はじけるダンス、本当に楽しい!と心から思える舞台でした。

今回の作品は 2017 年にちなんで『17’s MAP』。80 年代に「10 代の教祖」「若者の代弁者」と呼ばれ、社会現象にまでなったシンガー、尾崎豊の『17 歳の地図』にオマージュを捧げたタイトルです。また、コンドルズのメンバーが17人であるほか、「地図」というコンセプトなど色々な意味が含まれています。

関連してこんな楽しい企画もあります。

★コンドルズメンバーリレーエッセイ「俺たちの17歳の地図」
http://blog.livedoor.jp/condors_saitama/
コンドルズ埼玉公演2017新作『17’s MAP』にちなんで「17歳の頃」をテーマにメンバーが綴るリレーエッセイ。
コンドルズメンバーが17歳の頃の自分を振り返る、貴重なエピソードの数々をお楽しみください。

★コンドルズ小道具展示(与野本町駅Beans)
毎回コンドルズ公演で大きな存在感を示す人形たち。実際の舞台で使用された貴重な小道具の数々を、
埼京線「与野本町駅」直結Beansの通路にて展示中!ぜひお立ち寄りください!
[期間] 2017年5月4日(木)~未定
[時間] 10:00~21:00
[料金] 入場無料

..................................................
コンドルズ埼玉公演2017新作
「17’s MAP」 セブンティーンズ・マップ
2017年5月20日(土)14:00/19:00、21日(日)15:00 ※開場は開演の30分前
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

全席指定 税込 前売 一般S席5,000円 A席3,500円
    U-25*S席3,000円 A席2,000円 / SAFメンバーズ S席4,500円 A席3,200円

*当日券は各席種ともに+500円。

■チケット取扱い 
◎SAFチケットセンター 0570-064-939 (休館日を除く10:00~19:00)
 窓口 彩の国さいたま芸術劇場 (休館日を除く10:00~19:00)
 PC http://www.saf.or.jp/ *PC画面でお席が選べます。
 携帯  http://www.saf.or.jp/mobile/
◎チケットぴあ 0570-02-9999 <Pコード:456-579> http://t.pia.jp/(PC&携帯)
◎イープラス http://eplus.jp/(PC&携帯)

■構成・映像・振付 近藤良平
■出演
 青田潤一(映像出演) 石渕聡 オクダサトシ 勝山康晴 香取直登 鎌倉道彦 ぎたろー(新人)
 古賀剛 小林顕作(声の出演) スズキ拓朗 田中たつろう 橋爪利博 平原慎太郎(映像出演)
 藤田善宏 安田有吾 山本光二郎 近藤良平

2017/05/10

Noism『Liebestod-愛の死』『Painted Desert』記者会見

4月26日、Noism芸術監督の金森穣さんと副芸術監督の井関佐和子さんが登壇し、新作『Liebestod―愛の死』/レパートリー『Painted Desert』の制作発表と、ルーマニア公演の報告会が開催されました。
ルーマニア公演の報告会に続き、『Liebestod―愛の死』/『Painted Desert』の制作発表をレポートします。

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5月26日よりNoism1の新作『Liebestod-愛の死』とレパートリー『Painted Desert』がりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館で上演されます。りゅーとぴあでの上演の後、6月に彩の国さいたま芸術劇場でもこの2作品は上演されます。

http://noism.jp/liebestod_pd/

『Liebestod-愛の死』は、金森穣さんの最新作で、リヒャルト・ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と終曲「愛の死」を用いて創る作品です。もう一つの『Painted Desert』は、Noism2専属振付家兼リハーサル監督である山田勇気さんがNoism2と共に創作し2014年に初演した作品で翌年には再演を果たしています。今回はレパートリー作品としてNoism1のメンバーが踊ります。


金森穣「『Painted Desert』はNoism2が創ってきた数々の作品の中で、自分にとって一番優れた作品であると思っています。優れているという根拠としては、単純に作品が持っている構造的な強度、振付の強度ももちろんですが、どの舞踊家が踊っても変わらない作品です。それがマイナスではなく、作品としての構造がしっかりしているからこそ、どの舞踊家が踊っても生きる作品があって、同時にそういう作品というのは、踊る舞踊家の力量を刺激する、その作品を踊ることでその舞踊家の新たな可能性を引き出す、平たく言えば舞踊家が良く見える作品なんです。

『Painted Desert』はそういう作品で、Noism2の舞踊家が踊っているのを見たときに、Noism2っぽくないと思いました。青臭さがなくて、単純に舞台芸術作品としてあっと思わせる作品で、これであればNoism1の舞踊家が踊ってもいけるだろうし、同時にNoism1の舞踊家は自分(金森さん)の作品ばかり踊っていましたので、そうではなく別の振付家が創った作品を踊ることで、彼ら自身が新しい可能性を自分で見出すことができるのではないかと。Noism1を観るお客さんにとっても新しい彼らが表現できるのではないかと思って、今回Noism1での再演としたわけです。

新作『Liebestod-愛の死』については、18歳の時から、最初にこの曲と出会った時からずっと好きでずっとあたためていた音楽なので、25年経って、ようやくこの音楽で創ろうと決意したわけです。その背景には、今回はたった二人しかいないということ、物語を持っていないということ、何か実験をしようとしているわけではないということ、単純に純粋にこの音楽から受けるインスピレーションによって、たった二人だけの作品を作りたいと思いました。その純粋な想い以外の何物でもない。

Noismを始めて15年間でいろいろな実験をしたり、10人のメンバーをどういう風に使うか、物語の構造をどうしていくか、演劇と舞踊をどう重ね合わせたり、いろんなチャレンジ、自分の創作的欲求と向学的な欲求と共に歩んできたので、もう一度20歳の時のデビュー作、『アンダー・ザ・マロンツリー』のようにピュアにその音楽に自分の舞踊を振付ける、舞踊とは何か、自分にとっての舞踊ってどういうものなのかというものを純粋に作りたい、それが今回の作品です」

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井関佐和子「この新作については言葉がいらないというのはわかっていただけたかと思いますが、この作品を作ることになると言った時の演出・振付家の目が忘れられません。あまりにも輝いて凄かったです、エネルギーが。俺はこれを創る、二人だけで創ると。で、出演が決まって、舞踊家としてこの上ない喜びですよね。普通に舞踊家だったら、振付家と一緒に作品を創っていくのですが、そこに自分を通して作品を見てくださって、それを私がお客さんに見せることができる、この振付家が感じている感動はこのようなものだと身体を通して出せるのは一番の喜びですよね。それ以上私も語るものがありません。自分自身、この話を聞いただけでも感動したのですが。

あとはクリエーションが、久しぶりに素直に楽しいクリエーションなんです。もちろん二人だけしかいないというのもそうなんで、3人でスタジオにこもってやっているんですが、穣さんの頭脳ではなく、心だけが見えるというクリエーションなのは久しぶりという感覚があって。それにただ私の心をぶつけて。この感覚を忘れずに舞台に立ちたいしお客さんに感動してほしいと思います」

Q.このワーグナーの曲のどんなところに魅力を感じられましたか?このタイミングで具体化しようと思ったきっかけは?

金森「18歳の時に感動したんです。ベジャールが使っていたんです。黛敏郎さんの編曲バージョンです。「M」という三島由紀夫を題材にした作品が、ちょうど自分がルードラに入って一年後の夏休みに帰って来た時に公演があって観てて、面白い作品だなと感銘を受けて自分も出たいなと思っていたんですが、一番最後のシーンでこの楽曲が使われていた時に、ベジャールには申し訳ないんだけどこの舞台で行われていることより、音楽に持っていかれて、この音楽がたまらないと。当然CDを買い、そこからずっとずっと聴いているんですが、何が好きかというと、わからないんです。感動したんです。ある音楽が、なぜ自分の魂にそれだけ触れてくるのか、わからないのです。それをわかろうと思ったら、自分は振付家だから作品を創るしかなかったんです、それが何なのかを知るために。

なぜ25年間もかかったのかというと、創ることができるとは思わなかったからです。とても感動したのですが、舞台が見えない。ある音楽に感動して、舞台が見える時と見えない時があるんです。それからいろんな作品を創って、実験をしていろんな勉強をして。『マッチ売りの話』と『passacaglia』も、結構頭を使った作品なんです。もちろん心も使ってますが。それを創った後で、ある人の話もあり、自分の心のありようもあり、一回頭を使って考えるのをやめようかと思ったんです。もっとピュアに、ある音楽が自分に何かを語ってくるので、語ってくるものを普遍的にお客さんに提示する才能がもし自分にあるのなら、振付家としての自分はそれだけで勝負したい。自分が感動したものを舞台で見せたい。理屈はいらない、というものを創りたいと思ったら、この曲しかなかったんです。

Q.今回の作品は「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲と「愛の死」を使っていますが、前奏曲では、「箱入り娘」で印象的だった吉崎裕哉さんがデュオで抜擢されています。彼の抜擢の理由は?

金森「いろんなことがあるのですが、一つに絞れることではなくて、それは言いたくないんですよ。舞台上で踊る彼を見ていただいて、その表現されているところを観てほしい。それは彼にも伝えているんです。「多分このことは聞かれるので、そう答えるから、よろしくね」と。自分が例えばそう思って発言したとして、「そういう風にして起用してくれたんだ、ではがんばろう」、というのではなくて、舞踊家自身が見出すべきだと思っています。今であれば、吉崎裕哉自身が、井関佐和子と二人だけのデュオで選ばれた、しかもこの作品で、なんで自分がそこにいるべきなのかということを、彼が今クリエイションを通して、稽古を通して見出すべきで、それがお客さんに伝わるはずなので。理由を知ってしまうと借りてきた猫みたいになってしまう。力量が足りてる、足りていないみたいな話には今回したくないんですよ。それが今回の作品を創る自分の、本当に心で創っているということと全く同じで。頭で創っていればいろいろ言えるのですが、それは言いたくなんですよね」

「今だいぶ稽古を重ねてきていて、あらかたラフスケッチは全部できていて、期待していいと思います」

Liebestod


Q.心の部分で作品を創るというのは、今までと感覚的にずいぶん違うものなんでしょうか?

金森「ガラッと違うわけではないんですが、比重の問題なんです。今回ワーグナーについてもリサーチしましたし、ワーグナーがこの曲を書くに至った、影響を受けたとされるショーペンハウワーの本も読みました。
ただ、それらが頭で理解した情報としてこの創作に結びついているというのは、ショーペンハウワーの「意志と表象の世界」の中の芸術論に非常に感銘を受けたからです。「愛の死」と同じくらい感動したんです。自分が感銘を受けたというのが今回何より重要で、それが頭で組み立てるための要素というよりは、感動したからショーペンハウワーの名前を出しているのです。だから今までのプロセスとは違います。言語化しようと思えばできるのですが、そうするのはこの作品に関しては、うそっぽくなるというか言語化できない部分があるのです。心の持ちようが今回は違いますね。

振りを創るときも、頭で考えて創らないようにしているので、出ない時には出ません。もちろん全部自分が創っていますし、100%もちろん振付ですし、そこに何かの方法論があるわけではなくて、本当にピュアに舞踊の振付家として、音楽を聴いて自分の体に来たら動く、それを振りとするというふうにしています。ストーリーを表現しようとはこれっぽちも思っていません」

「ASU」の時の動物として動いているのではなくて、人間として、舞踊家として動いています。自分が言うところの舞踊家ということは、そこにはバレエという自分を育ててくれた文脈も当然あり、またこの15年の間自分が身体と向き合う過程でして来たことも当然自分の体に入っており、全部それら、今の金森穣の身体が、今まで42年間培ってきたもの全部を用いて純粋に創っています」

Q.今回の原点回帰しようと思ったのは、ルーマニアで経験したことも関係していますか?

金森「ブカレストに行く前から、この作品のことは決めていたので関係はしていません。ただ、ブカレストで頂いた評価や、かけていただいた言葉が、あ、本当に「Liebestod」に続いていて良かったなと感じさせてくれたと思いました。それはやはり感動させたい、と。『バヤデール』ももちろん感動させたくて創ったのですが、ただそこにはいっぱい考えていることがありました。それらが伝わって感動させて掛けてもらった言葉なので、思考を否定しているわけではないんです。ただあまりにも概念にとらわれると、魂の部分、心の部分が見えづらくなる、感じづらくなってきた自分を感じたんです。いろいろ勉強して、いろんな考え方とか価値観、方法論を学んでくると、自分の魂に触れてくるものは何かということがちょっと忘れられそうになる、そこをなくしたらダメじゃない、と。一回ここに帰ったほうがいいんじゃないかという声が聞こえたので、そうしてみることにしました」


Q.「Liebestod」は物語はないということでしたが、前半、役名が「歓喜の女」「末期の男」という対照的なものとなっています。今の段階でどのような構成になっていますか?

金森「既存の物語はないということです。二人で純粋に踊っていますね。自分が死に行く存在、余命少ない男と、生きることの喜び、生命の輝きに満ち溢れている女がある瞬間に出会って愛し合う、というもので、男と女ということで愛なのですが、すごくトータルなものです。人生を肯定的に見て、生きていることが当たり前だと思って死を恐れるか、死ぬことを当たり前のことだと思って生命を喜ぶか、それは表裏一体で、つながっているわけです。それは男と女というものに当てはめて。「トリスタンとイゾルデ」もそういうところがあって。

それは神話から題材を取ってワーグナーが創っているわけであって。神話の重要性はワーグナーも著作で書いています。普遍的な、万物の真理のようなものに触れて物語が展開していくことが何より重要だと。私自身もそれは感じます。もちろん物語、ドラマはあります。物語を表現するために男性、女性がいるのではなく。男性と女性が大前提として存在し作品にポンと置いて、そこにワーグナーの音楽が流れてドラマが展開するというものです。


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いつもながら、金森穣さんの言葉には、真摯に作品に取り組み新しい挑戦を重ねる姿勢と鋭い知性、現代社会を見渡す目、芸術家としての覚悟が感じられます。「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」はその圧倒的な美しさやドラマティックさで、多くの振付家が取り組んできた音楽ですが、今回の作品も楽しみでなりません。

Noism1 
新作『Liebestod-愛の死』
レパートリー『Painted Desert』

演出振付:金森穣(愛の死)、山田勇気(Painted Desert)
出演:Noism1
---------------------
【新潟公演】
日時:2017.5.26(金)19:00、27(土)17:00、28(日)15:00 ※全3 回
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
料金:一般 S席 4,000円、A席 3,000円
U25 S席 3,200円、A席 2,400円(全席指定)
※U25=25歳以下対象チケット
▼公演詳細
http://noism.jp/npe/n1_liebestod_pd_niigata/
---------------------
【埼玉公演】
日時:2017.6.2(金)19:00、3(土)17:00 、4(日)15:00 ※全3 回
会場:彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉
料金:一般 5,500円、U25 3,500円(全席指定)
※埼玉公演のU25はさいたま芸術劇場のみ取扱い。枚数制限あり
▼公演詳細
http://noism.jp/npe/n1_liebestod_pd_saitama/

2017/05/09

ザハロワ出演『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017』の『アモーレ』内容

昨年に続き、今年も9月に日本で『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 』が開催され、スヴェトラーナ・ザハーロワがヴァイオリニスト ワディム・レーピンと夫婦共演をすることになったのは既報の通りです。

http://www.bunkamura.co.jp/topics/orchard/2017/04/_in_japan_2017.html

そのうちのザハーロワがプロデュースする『アモーレ』のプログラムは、日本だけでなく、ボリショイ劇場、そしてロンドンのコロシアム劇場でも上演されます。

ロンドン公演のプログラムについて詳細が載っていました。

http://www.broadwayworld.com/uk-regional/article/Svetlana-Zakharova-to-Bring-AMORE-Triple-Bill-to-London-Coliseum-20170508


「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ユーリー・ポソホフ振付
FRANCESCA DA RIMINI / Running Time: 30 minutes
Music by PYOTR TCHAIKOVSKY
Choreographed by YURI POSSOKHOV
Set designer MARIA TREGUBOVA
Video designer YURY YARUSHNIKOV
Costume designer IGOR CHAPURIN
Lighting designer ANDREY ABRAMOV

Francesca - Svetlana Zakharova
Paolo - Denis Rodkin
Giovanni - Mikhail Lobukhin
Guardians of the Inferno -Karim Abdullin, Alexei Gainutdinov, Anton Gainutdinov
Court Ladies - Ana Turazashvili, Ekaterina Besedina, OlgaBarichka,
Ekaterina Smurova, Angelina Carpova


(こちらは、この作品がサンフランシスコ・バレエで上演された時の映像で、マリア・コチェトコワ、ホアン・ボアダが踊っています)



「The Rain Before It Falls」 
パトリック・ド・バナ振付。

RAIN BEFORE IT FALLS / Running Time: 25 minutes
Music by JOHANN Sebastian Bach, Ottorino Respighi, CARLOS QUINTANA-PINA
Choreographed by PATRICK DE BANA
Costume designer STEPHANIE BAEUERLE
Lighting designer JAMES ENGOT

Svetlana Zakharova, Denis Savin, Patrick De Bana


「Strokes Through the Tail」 マルグリット・ドンロン(Marguerite Donlon)振付

STROKES THROUGH THE TAIL / Running Time: 30 minutes
Music by WOLFGANG AMADEUS MOZART
Choreographed by MARGUERITE DONLON
Costume designer IGOR CHAPURIN
Light designer ANDREY ABRAMOV

Svetlana Zakharova, Mikhail Lobukhin, Denis Savin, Karim Abdullin, Alex Gainutdinov, Anton Gainutdinov

ポルトガル国立ダンスカンパニーで上演された時の映像

ボリショイ劇場でのプロモーション映像

「フランチェスカ・ダ・リミニ」は同名のチャイコフスキーの交響詩でダンテの「神曲」中にある詩を題材にしています。『オネーギン』の手紙のパ・ド・ドゥの曲としても良く知られていますね。

「The Rain Before It Falls」ではザハロワは紫色のドレスを着用、彼女とパトリック・ド・バナ、デニス・サヴィンとのパ・ド・トロワです。音楽はバッハと19世紀のイタリアの作曲家/ヴァイオリニストOttorino Respighi、そしてベネズエラの現代作曲家Carlos Quintana-Pinaの音楽を使用。

「Strokes Through the tai」lは、ザハロワの他5人の男性ダンサーが出演し、音楽はモーツァルトの交響曲第40番だそうです。マルグリット・ドンロンは、アイルランド出身の振付家で幅広いカンパニーの作品を提供。ドイツのザールブリュッケン州立バレエの元芸術監督です。

『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017』

【公演日程】
2017年9月26日(火)、27日(水)、29日(金) 各日19:00開演

【会場】
Bunkamuraオーチャードホール

【プログラム・出演】
◆9/26(火)、27(水):ザハーロワ『アモーレ』
「Franceska Da Rimini」、「The Rain Before It Falls」、「Strokes Through The Tail」
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ミハイル・ロブーヒン、デニス・ロヂキン 他

◆9/29(金):ザハーロワ&レーピン『パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』
「瀕死の白鳥」、「ライモンダ」より“グラン・アダージョ” 他
スヴェトラーナ・ザハーロワ、ワディム・レーピン(ヴァイオリン)、デニス・ロヂキン
フェスティバル・アンサンブル(室内オーケストラ) 他

【チケット料金】
S席¥17,000 A席¥13,000 B席¥9,000 C席¥6,000(税込)
※未就学児童入場不可
※やむをえない事情により出演者が変更になる場合がございます。

【チケット発売日】
MY Bunkamura先行販売:2017年5月16日(火)~29日(月)
一般発売:2017年5月30日(火)

【主催】 Bunkamura

【お問合せ】 Bunkamura 03-3477-3244 <10:00~19:00>

2017/05/07

Noismルーマニア公演報告会

メディア関係者に向けてNoism1最新公演、新作『Liebestod―愛の死』/レパートリー『Painted Desert』の制作発表と、ルーマニア公演の報告会が開催されました。Noism芸術監督の金森穣さん、副芸術監督の井関佐和子さんが出席しました。

ちょっと長くなってしまうので、まずはルーマニア公演の報告会についてのレポートをします。
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Noism劇的舞踊『ラ・バヤデール―幻の国』 2017.3.30
ルーマニア・ブカレスト公演 ブカレスト国立劇場

Noism1『マッチ売りの話』+『passacaglia』 :2017.4.5(水), 6(木)
ルーマニア・シビウ公演 ラドゥ・スタンカ国立劇場

Noismは、2017年3月27日より4月8日まで、ルーマニア公演を行いました。ルーマニアの首都ブカレストでは、『ラ・バヤデール―幻の国』を上演し、『マッチ売りの話』+『passacaglia』はシビウ国際演劇祭でも知られるシビウで上演されました。Noismにとってルーマニアでの公演は初めてのことでした。その報告から会見は始まりました。

金森穣
「Noismが設立されて14年が経ちますが、2007年から海外公演を行っています。ルーマニア公演は、Noism史上最も困難なツアーでした。ブカレストとシビウの2か所で公演したのですが、ブカレストは仕込みが間に合わず徹夜することになりました。開演時間も30分遅らせることになり、舞台が開かないのではないかと思うほど困難な公演でした。海外公演の場合には、現地の劇場にこういうものが必要です、とやり取りをするのですが、今回はなぜか、あると言っていたものがない、なら代わりにこれでやるか、と提案してもそれはできないと言われたり。海外公演だと大なり小なりこういうことはあるのですが、今回ほど大変だったことはありませんでした。

おかげさまで反響はものすごく良く、舞台評はとても深いレベルで私達の活動、創作についての姿勢を評価してくださったので、大変さが報われたと思いました。その後のシビウは、演劇祭をやっているところなのでスタッフも協力的だったのでいいツアーでした。

ブカレストは大変だったからこそ、劇場に何らかの形でもう一度戻ってリベンジしたい。凄くいい評価を得たものの、そこまで万全の照明とか美術とかを見せることができなかったので、その悔いが残ります。

そこから同時に、パフォーミングアーツにおいて、何が重要なのか学びました。照明とか美術などが完全に表現されることで、表現されるものがあると。ただ舞踊家たちがその瞬間、どれだけのエネルギーをかけてその瞬間を生き切れているか、その核となる部分がお客さんを感動させるのだと思うし、それがブカレストのお客さんに届いたと思っています。これからも細部にわたって、より高いレベルのものを舞台上に表現していきたいと思いますが、とても重要なものを学ぶ良い機会でした」

井関佐和子
「私の舞踊家人生の中でも、これほどぶっつけ本番な舞台はありませんでした。新人がたくさんいたので、彼らはなるべく舞台に立たせてあげたいという穣さんの想いもあったのですが、ダンサーには限られた時間しか与えられなくて。穣さんに「任せてください」と出て行ったのですが、それは口から出て来た言葉で、内心は、こんなに緊張するのかと思ったくらい緊張して舞台に立ちました。

もちろん自分はこの作品を良く知っていて分かっていて踊りながら照明が、などいろいろ感じていたのですが、終わった時に、お客さんが凄い熱気と共に熱い視線を送ってきてくれるのを感じました。ダイレクトでとてもわかりやすいのです。終わった後のレセプションなどでも、駆けつけてくれる感が日本と全然違う感じでした。自分自身辛かったのですが、日本ではなかなか味わえない称賛を頂いたり、自分自身が何を心に持って舞台に立っているかということをすごくわかってくれていました。見抜かれているというか。辛い分、自信がさらについたし本当に嬉しかったです。穣さんがおっしゃったように、何が舞台にとって重要なのかを改めて感じました」

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ルーマニアでの全3回の公演はすべて満席で、客席はオールスタンディングオベーションとなるほどの熱い反応がありました。各公演前に行われた記者会見では、作品の内容はもちろん、Noismメソッドなど訓練方法についても質問があり、カンパニーとして注目度の高さがうかがえたとのことです。

Q.観客層はどのような人たちでしたか?

金森「老若男女という感じでしたが、ブカレストはオペラハウスで国立劇場なので、バレエとか海外から来た大きな公演が上演されるような劇場なので、少しお洒落をした方たちが多いです。シビウは小さい劇場でしたし、演劇祭を行うようなところなので若い人が多く、もう少しカジュアルな客層でした。作品が違ったということもありましたが、ごちらでも好評でした。シビウは演劇祭をやっているので、見巧者が多かったと感じました。レセプションとか、終演後に交わす言葉の中に、あそこまで理解してくれているんだ、あそこを評価してくれるんだと言うところがいくつもあり非常に嬉しかったです。報われた気にはなりますよね。身体のトレーニング方法とか、メソッドのオリジナリティとか、そういう集団性みたいなものに、ものすごく感銘を受けてくれていて。

ブカレストにはNoism1のほかNoism2も行っていて、2は若くてまだプロの舞踊家になっていませんが、ルーマニアの人達に言わせれば彼らはすべて一流の舞踊家としてそこに立っているということを言ってくれるくらい。日本では良く揃っているのは当たり前と思われているのですが、それは実は当たり前のことではない。それもただ統率が取れているという次元ではなくて、身体の重心の位置とか、身体表現としての芯が文化的にとても培われていると。「クラシックバレエ的な要素」と向こうの人が言ったときには、いわゆる100年前に日本にクラシックバレエが入ってきたものとは意味合いが違うんです。それはやはり感じるし、逆に問題意識を、極東アジアで、日本人で持っているということにとても感銘を受けてくれました。下手したらルーマニアでバレエをやっている人より、バレエを愛しているのではないかと思ってくれたような」

Q。『ラ・バヤデール』は満州を舞台にした作品ですが、そのあたりの背景について現地ではどこまで理解されていましたか?

「『ラ・バヤデール』は台詞のある作品で、日本語で演じていました。大半のお客さんは字幕を出していたとはいえ、舞台を観ながら何かを感じているんです、「史実に基づいているんですよね」とか。ある高名な評論家の方に、「歴史的な考察を踏まえ、今の現代社会の問題意識と照らし合わせてしっかりとした政治的なメッセージも入っている」という感想をいただきました。なので届いてはいるんですよ。その人がどこまで史実的なことにこだわっているかは別にして。私たちも平田(オリザ)さんとこの作品を作るときに、反省をしようとかそのことがいいとか悪いとか言うことが私たちの目的ではなくて、ある種普遍的に、いつの時代でも人間としてありうること、まさに今社会がこのような状況になっている時において考えるべきこと、題材として枠組みを用いているのです。だから普遍的なものであるべきだし、問いかけるものです。我々がこうです、というものではないという認識を向こうが受け取ってくれているので、それは嬉しいですし、励みになりますね」


『マッチ売りの話』でも客席で泣いている方はいました。無言劇で仮面を使っていますよね。その中で感情表現をしっかり読み取って。で、意外と『パッサカリア』にどのようにつながっているか、違和感なくストレートに受け止めてくれて、それで涙してくれている人がいらっしゃったので。ダブルビルという感じが日本ほどしなかったです。日本から来ているということで、異文化から来るものとして、何が起こってもとりあえずそのものとして受容すると。大前提としてなんでこの二つ、という風には入らないで、ボーンとそのものをまずストレートに受け止めて、自分が何を感じてそこからどんな問題意識を感じるかという風に観ている気がします」

Q.今回の公演は国際交流基金の主催によるものですが、ルーマニアで行われたのはなぜでしょうか。

「ルーマニアに決まった経緯としては、国際交流基金の方から、いろんな各地の大使館とか劇場に問い合わせをしていく中で、大使館の方では、ルーマニアでは難しいのではないかという話もあったのですが、ルーマニアのJTIのジルダさんとシビウの演劇祭のキリアックさんから強い要望がありました。Noism呼べないんじゃないかという話になった時に、ジルダとキリアックでNoismの資料を見て、これは絶対に呼ばなければだめだと彼らが強く推したのです。キリアックは、シビウの演劇祭と絡めて無理やりでも呼びたいと。また今度の6月には、ワークショップでも来てほしいというラブコールもあります。独自の訓練法とか、洋の東西をどのように掛け合わせて身体に向き合っているのかということに対してものすごく関心があって、それをシビウやルーマニアの舞踊家に教えてほしいと。今は調整中なのですが」


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クラシック・バレエの伝統があるブカレストと、ヨーロッパ3大演劇祭にも数えられる著名なシビウ国際演劇祭のシビウで、Noismの斬新な作品が大好評を得たのは非常に大きな意味があると感じられます。日本のバレエやダンスカンパニーで海外公演を行うところはないわけではないのですが、Noismのようにバレエをベースにしながらも独自のメソッドを持ち、演劇性も高いオリジナルの現代作品を上演するカンパニーで海外公演を行うところは少ないでしょう。金森穣さんの振付、そしてNoismの高いクオリティのパフォーマンスを日本、そして世界中の多くの観客に観てほしいと切に思います。

Noism1 
新作『Liebestod-愛の死』
レパートリー『Painted Desert』
演出振付:金森穣(愛の死)、山田勇気(Painted Desert)
出演:Noism1
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【新潟公演】
日時:2017.5.26(金)19:00、27(土)17:00、28(日)15:00 ※全3 回
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
料金:一般 S席 4,000円、A席 3,000円
U25 S席 3,200円、A席 2,400円(全席指定)
※U25=25歳以下対象チケット
▼公演詳細
http://noism.jp/npe/n1_liebestod_pd_niigata/
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【埼玉公演】
日時:2017.6.2(金)19:00、3(土)17:00 、4(日)15:00 ※全3 回
会場:彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉
料金:一般 5,500円、U25 3,500円(全席指定)
※埼玉公演のU25はさいたま芸術劇場のみ取扱い。枚数制限あり
▼公演詳細
http://noism.jp/npe/n1_liebestod_pd_saitama/

2017/05/03

勅使川原三郎 KARAS APPARATUS アップデイトダンスNo.45 「硝子の月」

4月30日まで上演されていた、勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの「トリスタンとイゾルデ」

KARAS APPARATUSで昨年上演されていた時も、勅使川原さんの最高傑作の一つで、この上なく美しく、圧倒的なダンスがドラマを紡ぎ出していた作品でしたが、シアターXでの再演でパワーアップしました。

ここでも魔術的なほどのコントロールされた照明で、漆黒の闇の中に無限の広がりを感じさせ、運命の恋人たちの愛と死をミニマルだかドラマティックに演出。APPARATUSほどの小空間ではなくても、照明効果でふっと人が消えたり現れたりして二人が別の空間に存在していることを象徴。勅使川原さんの公演の照明の見事さにはいつも魅せられます。

後半の佐東さんの爆発ぶりが凄まじい。勅使川原さんとの触れそうで触れ合わないのに周波数で同期するデュエットから、彼が消えた後に残されたコートを被り慟哭するソロ、そして終幕へ。狂おしいまでの熱情に包まれる、圧倒的なパフォーマンスに魂を掴まれました。この人は本当に人間なんだろうか、と思うほど佐東さんのダンスは凄絶でスピーディな中に情感がこもっていました。上演時間4時間の「トリスタンとイゾルデ」の世界を、1時間に凝縮して、愛と死の無限循環を見せてくれたステージ、心に残るものでした。

「トリスタンとイゾルデ」は、この後、イタリア、そしてフランスでの公演も予定されているとのことです。


さて、KARAS APPARATUSでは、アップデイトダンスNo.45 「硝子の月」を5月5日より上演します。
http://www.st-karas.com/camp0713-2/

“ガラス”や “月”というモチーフは勅使川原さんが創作を続ける中でこれまでも重要なモチーフとして扱ってきました。今年 4 作品目のアップデイトダンスは、原作を持たない全く独自の創作です。

アップデイトダンス作品は、「白痴」や今回の「トリスタンとイゾルデ」のように、クオリティの高い作品はシアターXなどより大きい舞台で上演され、さらに海外でのツアーでも上演されたりすることもあります。作品の誕生に、親密な空間で立ち会える機会、ぜひ体験してください。

出演 勅使川原三郎 佐東利穂子

演出 / 構成 勅使川原三郎

【日時】
2017年
5月5日(金)20:00
5月6日(土)20:00
5月7日(日)16:00
5月8日(月)20:00
5月9日(火)休演日
5月10日(水)20:00
5月11日(木)20:00
5月12日(金)20:00
5月13日(土)16:00
開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

【会場】カラス・アパラタス/B2ホール
〒167-0051杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

【料金】(全席自由)
一般 予約 2500円 当日3000円 学生1500円(予約,当日共に)

【予約】メール updatedance@st-karas.com 
件名を「アップデイトNo.45」として、本文にご希望の日付・
一般または学生・枚数・郵便番号・住所・氏名・
日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
予約は各回前日の24時まで受け付けています。

【問合せ】
TEL. 03-6276-9136


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