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バレエ(国内公演情報)

2019/08/15

K-Ballet Company「マダム・バタフライ」記者会見

Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019『マダム・バタフライ』」の制作記者発表が開催されました。

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今年で創立20周年を迎えるK-Ballet Companyによる本作は、熊川哲也さんが振付ける、ジャコモ・プッチーニのオペラ「蝶々夫人」を原案とした世界初演のバレエ作品です。K-Balletとしては初めて日本を舞台とした作品をバレエ化することになります。

http://www.k-ballet.co.jp/performances/2019madame-butterfly.html

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熊川哲也さんは、西洋文化であるバレエの中に日本的な要素を入れることに大変苦労したとのことです。和の動きや史実を入れようとしたのですがそれは途中からは不可能であることに気が付いたとのこと。動きではなくて日本人の精神が作中で表現できれば、と語りました。

熊川さんは、リサーチを兼ねて長崎に旅行に行きました。外国人墓地に行き、開国されていない時代、まだ外国人との結婚が許されない時代にも確かに国境を越えた愛が育まれており、バタフライのモデルと思しきお菊さんという女性の存在も確認したとのこと。彼らの交流を描きたいと感じたそうです。

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プッチーニのオペラ「蝶々夫人」はよく知られていますが、バレエ化にあたっては、オペラに基づく部分は半分もないとのこと。『カルメン』と違ってオペラをそのままバレエにするには登場人物が少ないため、ピンカートンの生い立ちや婚約者との関係も見せたいので、作品は最初アメリカから始まるそうです。また、花魁の場面では素晴らしい遊郭のセットを作り上げ、そしてピンカートンとバタフライの出会いの場面をしっかり見せて、二人の愛が育まれる様子も描くとのこと。ラストもオペラとは違った様子で描く予定。

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(リハーサルの様子)

蝶々役のファーストキャストは矢内千夏さん。熊川さん曰く「天才的なセンスの持ち主でバレエの申し子である」とのこと。「日本人だからこそ感じ取れる、それを表現できる心情や繊細な動きなど、そういうものを自分の中で大切に表現できたら、と思っています」

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中村祥子さんは、蝶々と花魁の二つの役を演じる予定です。蝶々役については自分自身と一致する部分が見つからないきがして、とコメントしていましたが、果たしてどうなるか。熊川さんは「心身ともにピークを迎えている」と中村さんについて評していました。

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そしてピンカートンを演じる宮尾俊太郎さんは、今回、振付助手として熊川さんをアシストします。意見が対立することはあるか、と聞かれて「12歳年上なので、それはないです」と笑いを誘いました。「申し分ないアシスタントです。俊太郎のことは20歳の時から知っているが、独立したマインドを持っている。背中を見せる立場の年齢になってきた」との熊川さんのコメント。ピンカートン役については「ブーイングをもらえるよう頑張る」そうです。宮尾さんは、常任振付 / レペティトールに就任します。

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もう一人の蝶々役は、昨年9月に入団し、「シンデレラ」に続き2度目の主演に抜擢された成田紗弥さん。「透明感があり妖精のようなバレリーナ」と熊川さんは評していました。最初に発表されたポスタービジュアルのモデルは彼女です。「国籍や身分の違いを超える愛を、ステップや音楽に乗せて私が表現できるかというところが難しい」と謙虚です。

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今後のK-Ballet Companyのビジョンとしては、「昨今の難しい時世の中で、古典芸術が心を豊かにするもの、みなさんの癒しになるような活動をしていきたい。幅広いレパートリーを手掛けて行きたい。2020年はオリンピックイヤーですが古典芸術はいろんな要素に流されず変わらず平常心で活動したい。2020年はレパートリーとしている全幕に加えて、9月に新制作を行い、宮尾俊太郎の第一回作品を発表します」とのことです。

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本作の特別番組が8月25日13:00からBS-TBSで放送されるそうです。番組では、熊川さんが作品ゆかりの地である長崎を訪れ、歴史や文化を巡るとのことで、こちらも楽しみですね。

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Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019「マダム・バタフライ」

2019年9月27日(金)~29日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

2019年10月10日(木)~14日(月・祝)
東京都 東京文化会館 大ホール

演出・振付・台本:熊川哲也
原案・音楽:ジャコモ・プッチーニ(オペラ「蝶々夫人」)
舞台美術デザイン:ダニエル・オストリング
衣裳デザイン:前田文子

キャスト

マダム・バタフライ:矢内千夏 / 成田紗弥 / 中村祥子
ピンカートン:堀内將平 / 山本雅也 / 宮尾俊太郎
スズキ:荒井祐子 / 井上とも美 / 山田蘭
花魁:中村祥子 / 山田蘭 / 杉山桃子
ボンゾウ:遅沢佑介 / 杉野慧
シャープレス:スチュアート・キャシディ

2019/08/14

新国立劇場バレエ団、吉田都さんの芸術監督就任第一作目演目はライト版『白鳥の湖』

8月7日、8日に吉田都さんの引退公演「Last Dance」が行われました。都さんがバレエを通して伝えたいことが詰まった、本当に温かく美しく感動的で素晴らしい公演でした。出演者も演目も構成も完璧でした。

都さんが大事に踊ってきたレパートリーが上演され、その中でも代表作のアシュトン『シンデレラ』の3幕のソロで、キラキラのガラスの靴を取り出した時に、このガラスの靴こそが、都さんが愛してやまなかったバレエの象徴なんだと思ったら、じわ~と涙が出てきました。日本の主要バレエ団のプリンシパルとの共演を果たした『誕生日の贈り物』も華やかでした。また、ロイヤル・バレエでパートナーシップを築いたフェデリコ・ボネッリ、イレク・ムハメドフとの共演を見られたのも嬉しかったです。最後の演目、ピーター・ライトの『ミラー・ウォーカーズ』でムハメドフに優しくリフトされながら舞台を去っていく少女のような都さんは、とても満たされた幸せそうな表情でした。多くの人に祝福され、見事なキャリアの幕切れを見せてくれました。テレビ収録されていたので、放映が楽しみです。

このLast Danceで都さんが踊った作品の一つが、ピーター・ライト版の『白鳥の湖』の4幕冒頭でした。パ・ド・シスの音楽を使ったドラマティックで悲劇的なパ・ド・ドゥ。都さんがオデットのラインを美しく出していて、ボネッリの献身的なサポートも素晴らしかったです。このライト版『白鳥の湖』は、バーミンガム・ロイヤル・バレエのレパートリーに入っており、都さんがバーミンガム・ロイヤル・バレエ(当時はサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ)時代に初めて主演を飾った作品でもあります。

そのピーター・ライト版『白鳥の湖』が、新国立劇場舞踊部門 吉田都さんの芸術監督就任第一作目の演目に決定しました。(新国立劇場バレエ団2020/2021シーズン開幕公演)シーズンラインアップの全貌は2020年1月に発表されるとのことです。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_015857.html

ピーター・ライト版『白鳥の湖』は、心理描写にも定評がある演出で、とてもドラマティックです。スウェーデン王立バレエのレパートリーにもなっており、DVD化されています(ただし廃盤)。現在の牧阿佐美版は淡白な作りで、4幕にはパ・ド・ドゥがないので盛り上がらないという欠点がありました。今後はピーター・ライト版となるのは喜ばしい限りです。


サー・ピーター・ライトと吉田都さんの師弟関係は皆さまご存知の通りであり、都さんはライト作品の振付指導も手掛けています。そして「Last Dance」でもピーター・ライトの感動的なメッセージビデオが多くの方の胸を打ちました。あとは、『くるみ割り人形』も人気のライト版に変更で来たら嬉しいですよね。

とにかく吉田都さんが率いることになる新国立劇場バレエ団が楽しみになってきました。

 

Swan Lake: Tchaikovsky: Royal Swedish Ballet [DVD] [Import]
BBC / Opus Arte (2014-10-06)
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2019/07/29

Alexandre Magazineで「フェリ、ボッレ&フレンズ」マルセロ・ゴメス&上野水香、シルヴィア・アッツオーニ&アレクサンドル・リアブコの特集

7月31日より開催される「フェリ、ボッレ&フレンズ」。イタリアが生んだスーパースターのアレッサンドラ・フェリとロベルト・ボッレを中心に、綺羅星のようなスターが集結したガラ公演です。単なるパ・ド・ドゥを集めたガラではなく、Aプロでは「マルグリットとアルマン」全編、Bプロではジョン・ノイマイヤーがフェリのために創作した『ドゥーゼ』より、ハンブルク・バレエのダンサーも多数参加しての「フラトレス」が上演され、さらに新作も数本上演されるなど、充実の内容です。

この公演に出演するマルセロ・ゴメス&上野水香の、プティ版『ボレロ』のリハーサルを取材し、またハンブルク・バレエの至宝シルヴィア・アッツオーニ&アレクサンドル・リアブコ にインタビューしました。

マルセロ・ゴメス&上野水香 

https://www.alexandremagazine.com/006

水香さんには、マルセロとのパートナーシップや、昨年プロデュースし大好評だったJewels From Mizuka公演について、ゴメスには、水香さん、ボッレ、フェリ、リアブコ夫妻などの共演者や、フリーランスとしての活動について伺いました。
Marcelomizuka

 

シルヴィア・アッツオーニ&アレクサンドル・リアブコ

https://www.alexandremagazine.com/007

シルヴィア・アッツオーニとアレクサンドル・リアブコには、やはり今回共演するメンバーについて、そして今回上演される新しい作品など、新しい領域へのチャレンジについて伺いました。本当に皆さん、思慮深く、芸術家らしい真摯な心構えを持っています。

Alexandreriabkoazzoni

ぜひ、レジェンドたちが出演するフェリ、ボッレ&フレンズ公演、ご覧ください!ここでしか観られない貴重な共演もあります。

https://www.nbs.or.jp/stages/2019/ferri-bolle/

<フェリ、ボッレ&フレンズ東京公演 概要>

 日程

Aプロ
7月31日(水) 19:00

8月1日(木) 19:00

8月3日(土) 13:00

Bプロ
8月3日(土)18:00

8月4日(日)15:00

 

会場

文京シビックホール 大ホール

入場料

S席 18000円
A席 16000円
B席 14000円
C席 11000円
D席 8000円

▼オフィシャルサイト

https://www.nbs.or.jp/stages/2019/ferri-bolle/

Aプロ

「カラヴァッジオ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ 音楽:ブルーノ・モレッティ
出演:ロベルト・ボッレ&メリッサ・ハミルトン

「フォーリング・フォー・ジ・アート・オブ・フライング」
振付:ナタリア・ホレチナ 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「ボレロ」
振付:ローラン・プティ 音楽:モーリス・ラヴェル
出演:上野水香&マルセロ・ゴメス

「アミ」
振付:マルセロ・ゴメス 音楽:フレデリック・ショパン
出演:マルセロ・ゴメス&アレクサンドル・リアブコ

「クオリア」
振付:ウェイン・マクレガー 音楽:スキャナー
出演:ロベルト・ボッレ&メリッサ・ハミルトン

「アルルの女」
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「マルグリットとアルマン」全編
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:フランツ・リスト
出演:アレッサンドラ・フェリ、ロベルト・ボッレ、マルセロ・ゴメス、アレクサンドル・リアブコ、他

Bプロ

「バーンスタイン組曲」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:レナード・バーンスタイン
出演:アレッサンドラ・フェリ、シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ、カレン・アザチャン、アレクサンドル・トルーシュ、マルク・フベーテ

「リベルタンゴ」
振付:高岸直樹 音楽:アストル・ピアソラ
出演:上野水香&マルセロ・ゴメス

「オルフェウス」よりパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー  音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキーほか
出演:ロベルト・ボッレ&シルヴィア・アッツォーニ

「TWO」
振付:ラッセル・マリファント 音楽:アンディ・カウトン
出演:ロベルト・ボッレ

「アモローサ」
振付:リッカルド・グラツィアーノ 音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&マルセロ・ゴメス

「作品100~モーリスのために」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:サイモン&ガーファンクル
出演:ロベルト・ボッレ&アレクサンドル・リアブコ

「フラトレス」(「ドゥーゼ」より)
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アルヴォ・ペルト
出演:アレッサンドラ・フェリ、アレクサンドル・トルーシュ、カレン・アザチャン、カーステン・ユング、マルク・フベーテ

2019/07/20

エイフマン・バレエ来日記者会見

21年ぶりに来日した、ボリス・エイフマン率いるエイフマン・バレエ。7月13日のびわ湖ホールでの「アンナ・カレーニナ」公演を皮切りに、21日の東京文化会館での「アンナ・カレーニナ」まで6公演を行います。

https://www.japanarts.co.jp/eifman2019/

東京公演「ロダン」を前に、7月17日に記者会見がロシア大使館で行われました。出席したのは、芸術監督で振付家のボリス・エイフマン、「ロダン」でタイトルロールのオレグ・ガブィシェフ、同じく「ロダン」でカミーユ・クローデル役のリューボフィ・アンドレーエワ、「ロダン」で、ローズ・ブーレ役のリリア・リシュクの4人です。

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ボリス・エイフマン「今日来日したばかりです。ドキドキしてバレエ団の歴史を振り返りながらホテルに向かいました。90年代初頭、ロシアは困難な時代でソ連の外にやっと出始めたペレストロイカの時代でした。ジャパン・アーツに声をかけていただいて来日公演をできたのは大きなプレゼントでした。当時日本で公演できたことは私たちの自信の源であり、私たちの道は正しいと方向づけてくれました。それから20年間日本に足を踏み入れることはなかったのです。今回は、エイフマン・バレエが帰ってきたのではなく、ボリス・エイフマンが帰ってきました。皆さんの知らない新しいエイフマン・バレエが日本に来たのです。世界各地のツアーで大きな成功をおさめ、世界屈指のバレエ団として日本に乗り込んできました」

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「今のエイフマン・バレエは、素晴らしい芸術家が揃っています。素晴らしいテクニックを持っているだけでなく、アクターとして素晴らしい演技を見せてくれます。ほかのどのようなバレエ団にもないと思います。みなさんの心を動かすに違いありません。ロシア・バレエの伝統と共に心理バレエ、感情を持つバレエという魅力を持つエイフマン・バレエは日本の皆さんの心を打つはずです。人の魂は世界共通だと思います。私たちはサンクトペテルブルグでロシア文学についての作品をつくったりしていますが、日本の皆さんもアメリカの皆さんも作品を理解してくれます。心、魂は一つなのです。21世紀においてバレエ文化はもっと発展していくと確信しています。もっと求められるようになるはずです。バレエの他に、みんなの精神を融合し世界を一つにしているものはありません」

「エイフマン・バレエでは、『アンナ・カレーニナ』『ロダン』を今回日本で上演しますが、常時10~12演目が上演され常に改訂されています。なぜこの2作品で来日かというと、私たちの探求心、バレエ団とバレエ芸術の可能性を感じてもらえる演目だからです。難しい時期に背中を押してくれたジャパン・アーツには心から感謝しています。私たちは新しいカンパニーとして戻ってきました。観客も20年前とは変わっています。新しい形のロシア文化を、バレエ芸術のリーダーとして提供したいと思っています」

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リューボフィ・アンドレーエワ「今回は初来日で緊張しています。『ロダン』は7月15日にすでに静岡で上演されましたが、古典とは程遠い作品なのでどう受け入れられるか不安に思っていましたが、温かく受け入れられてもらえてうれしく思います。『ロダン』を踊った後、何人もの観客の方が心を動かされたと語り泣いていました。とても嬉しく思いました。エイフマンはその手腕で、こんなにも心を動かせる方です」

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オレグ・ガブィシェフ 「踊りの言葉は世界共通で、これを話せることを誇りに思っています。お客さんがとても集中していて、苦悩を一緒に感じてくれていることを感じました。初演から8年がたち、この役を踊り続けています。磨きに磨き、ここまで仕上げてきました。ほかの作品もそうですが、ゴールはありません。常に進化し続けていて、毎回発見があります。上演を重ねるたびにニュアンスを積み重ねています。ロシア現代バレエがいかにハイレベルかを見せたいと思います」

エイフマン「ひとこと付け加えると、現代バレエ、古典バレエと出てきますが、我々の芸術と呼びたいと思います。モダン・バレエでもなく、わたしたちのバレエ、新しい形のバレエ芸術であり、ドラマ、心理が一緒になっていろいろな感情が呼び起こされるものです。今の人が本当に忙しい中わざわざ足を運んでくれます。人々の心理を見たいという人が観てくれます。私たちは、古典、モダンというレパートリーを外して、個性的なレパートリーを誇っています」

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リリア・リシュク「私は初来日ではありませんが、日本は大好きです。歴史や文化も尊敬していますし、日本の方は特別だと思っています。みなさんの思いやりの心は他の国ではなかなかありません。『アンナ・カレーニナ』も『ロダン』も強い心理を描いた物語です。『ロダン』はありふれた伝記ではなく、愛憎劇、自己犠牲を伴う愛を描いています。美しい肉体やダンスを見せているだけでなく、彫刻にインスピレーションを得た作品です。二人の素晴らしい芸術家の人生がエイフマンによって描かれています。私が演じるローズ・ブーレもロダンのインスピレーションの源であったとバレエを見て感じてください。いかに人間の身体から彫刻を作り出してきたのかも見せています」

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<Q&A>

エイフマンが設立したボリス・エイフマン・ダンス・アカデミーについて

エイフマン「アーティストの選抜は難しいプロセスです。ほぼ毎日インターネットを見て素晴らしいダンサー、しかも俳優性があるかどうかを見て探しています。美しく、背が高く、若いという条件で団員を探していますが、年々難しくなっています。アカデミーも6シーズン目となりました。エイフマン・バレエで活躍するための教育をしています。早くからモダン・バレエ、現代バレエの要素をふんだんに教え、個性的なバレエ・アーティストとして育てています」

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海外ツアー公演について

エイフマン「エイフマン・バレエが日本に来なくなって20年経ちましたが、その間、アメリカに非常に頻繁に呼ばれました。20年間でニューヨークで17回も公演を行っています。劇場(シティ・センター)のレジデント・カンパニーだったので、世界初演作品をニューヨークで上演したこともあります」

作品の改訂について

エイフマン「私の良くない癖です。42年間カンパニーを率いていてきて、10年、15年前に創った作品を観るともっとこうしたほうがいいと思って手を入れてしまいます。『チャイコフスキー』はほとんどの部分を改訂しています。新作を作ったほうがいいと言われますが、博物館ではなくその時代にそぐうものでなければならないと思っています。20世紀後半に創られた作品も今の作品にして、20世紀を今の時代に引っ張っていきたいと思います。踊り手も変わるしアーティストも変わってきています」

エイフマン作品を踊る醍醐味とは?

リューボフィ・アンドレーエワ「3年間古典バレエをミンスクで踊っていて、モダン・バレエは避けていました。『赤いジゼル』を観て衝撃を受けて言葉を失ってしまい、他のバレエ団で踊る気持ちは失せてしまいました。振付を踊っていても踊るたびに気持ちは毎日違います。感情も毎日違いますしパートナーによっても異なります。踊るのではなく2時間ヒロインを生きる気持ちで舞台に立っていて、わくわくしています。新しい自分を発見することができるからです」

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オレグ・ガブィシェフ 「私は初来日はノヴォシビルスク・バレエの『くるみ割り人形』で、コール・ド・バレエだけでなく準主役も踊ったのですが10回同じ作品を踊って非常に苦痛でつまらなく思いました。その後ノヴォシビルスクにエイフマン・バレエが来て全く新しい世界が広がりました。技術的にも感情的にも、絶対にこんなことは自分ができない、無理だと思いました。振付、舞踊言語が特別でした。知っている「くるみ割り人形」の世界から全く違う、アーティストが100%完全燃焼する世界にくぎ付けになりました。挑戦状を突きつけられた気持ちになり、1年後アメリカ公演に参加しました。『アンナ・カレーニナ』を20回踊りました。コール・ド・バレエの一員でしたが、毎日新しいものを発見し、やりがいを発見しました。群舞であっても大切な主役の一人なのです。作品を作り上げるプロセス、新しいものが出来上がるところを見るとエネルギーの充電位になります。同時に責任感をひしひし感じます。大切な役割を創作プロセスの中で果たしていかないと感じます。アーティストとして発展できる、インテレクチャルで成長できるカンパニーだと思います」

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リリア・リシュク「私はワガノワ・バレエ・アカデミーで学んでいて、マリインスキー・バレエで踊ることを夢見ていました。踊ることそのものが好きでした。エイフマンの人間としての魅力、大きな人間性を見て、一緒に夢を見届けたいという気持ちになりました。今も私はマリインスキーへの愛はありますが、それ以上にエイフマン・バレエが大好きです。演劇的なバレエを踊りたいという子どもの時からの夢がかないました。厳しい目で吟味されたアーティストとの共演で磨かれます。先生たちも、自分の身体を使って教えてくれていて、大きなやりがいがあります」

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『ロダン』初日を観ましたが、エンターテインメント性にも優れており、本当に素晴らしかったです。よくダンサーのことを彫刻のような体、と表現するけど本当にダンサーを彫刻にしてしまうという思いつきそうで実際やった例はなさそうなことを、何のてらいもなく実現。石を削ったり粘土を捏ねたりするとダンサーが表現する彫刻に、彫塑プロセスもダンスの動きになっています。彫刻をダンサーの肉体で表現というのはある意味ベタなのだけど、視覚的にとてもわかりやすく、しかも実際に存在するロダンの彫刻の形になるのでセンスオブワンダーを感じる。主演3人の力量はダンスも表現も素晴らしく、カミーユとローズの舞踊言語が違うのもわかりやすい。 ロダンは、長年の内縁の妻ローズと、才能ある彫刻家カミーユ・クローデルの間で揺れるのだが、実際にはこの二人の女性にはあまり興味がなくて、クリエーションのみに情熱を注いでいるように見受けられた。ローズには愛情が無さそうだし、カミーユはその才能ゆえに惹かれるが、結果的に彼女から全てを奪ってしまう。(その様子も残酷なまでに振付で描かれます)

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特にカミーユ・クローデル役のリューボフィ・アンドレーエワが身体能力も表現力も凄まじい。彫刻を作っている場面は本当に情熱に突き動かされて一心不乱に創造しているようだし、こんな風に人の身体は曲がるんだ、動けるんだという壮絶な踊りを見せてくれた。狂気の表現も一筋縄ではなく複雑な心理描写を身体を使って雄弁に表現した。エイフマンの振付らしい、超絶リフトももちろん多数登場するし、2人の女性ダンサー相手にこれをダイナミックに行ったオレグ・ガビーシェフの力量も凄まじい。「カレー市民」ができ上がっていくプロセスにはわくわくするし、あの彫刻の体勢を保ったままのダンサーたちの身体能力も凄い。もちろん皆長身で美しい。 2幕中盤からの、カンカンが踊られる華やかな社交界で心が満たされず死んだようになっているカミーユ。ラストに狂気に沈み、狂った女性たちに手を引かれて上手へ去っていく姿の時のどこか安堵した彼女の表情。エイフマンはヒューマニストで、カミ―ユだけでなく、芸術家としては天才だが人間としては屑であるロダンに対しても、優しい人なんだと実感した。

エイフマンの名作中の名作、『アンナ・カレーニナ』も見逃せません!

 

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アンナ・カレーニナ

(全2幕 / 休憩1回)

振付・演出:ボリス・エイフマン、原作:レフ・トルストイ
音楽:チャイコフスキー
上演時間:2時間
※演奏は特別録音音源を使用いたします。

公演日程

  • 2019.7.20[土] 17:00[開場 16:00 / 終演予定19:00]
  • 2019.7.21[日] 14:00[開場 13:00 / 終演予定16:00]

会場:東京文化会館

各公演の開演30分前より東京文化会館当日券販売窓口にて、 当日残席がある場合に、25歳以下は3900円となるお得なR25チケットが発売されます。以下をご確認の上、年齢を確認できる身分証明書をご持参ください。 
* 各公演の開演30分前より販売いたします。当日券が売切れになった場合は、取扱いございませんのでご了承ください。
* 一律 3,900円です。(お支払いは現金のみです。)
* 座席選択はできません。

 

2019/07/04

Alexandre MagazineでNDTの髙浦幸乃さん、刈谷円香さん、飯田利奈子さんの特集

現在13年ぶりに来日公演中の、世界最高峰のコンテンポラリー・バレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)。今週末にはいよいよ横浜公演です。

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世界中から集まる28人の精鋭の中にいる、3人の日本人ダンサー、髙浦幸乃さん、刈谷円香さん、飯田利奈子さんの特集がAlexandre Magazineで公開されました。この3人へのインタビュー記事を担当させていただきました。

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(C)Yumiko Inoue

26,7歳と同年代で踊り盛り、自由でかっこいい3人のムーヴメント、写真と動画でお楽しみください!

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(C)Yumiko Inoue

https://www.alexandremagazine.com/

 

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(C)Yumiko Inoue

NDTの愛知県芸術劇場公演は大好評でした。終えての3人のダンサーのコメントのある記事

https://natalie.mu/stage/news/338327

NDT横浜公演は今週末、金曜、土曜に神奈川県民ホールにて。一時土曜日の公演のチケットがソールドアウトになっていましたが、追加席が開放され、購入できるようになっているそうです。

2019年7月5日(金)・6日(土)
神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール

http://taci.dance/ndt/

「Shoot the Moon」

振付:ソル・レオン、ポール・ライトフット
音楽:フィリップ・グラス

「Singuliere Odyssee」

振付:ソル・レオン、ポール・ライトフット
音楽:マックス・リヒター

「The Statement」

振付:クリスタル・パイト
音楽:オーエン・ベルトン

「Woke up Blind」

振付:マルコ・ゲッケ
音楽:ジェフ・バックリィ

<チケットはこちら>

◉チケットかながわ
kanagawa-arts.or.jp/tc/detail?id=3…

◉神奈川芸術協会
045-453-5080

20190704-151317 20190704-151436 20190704-151444

(C)Yumiko Inoue

2019/06/22

第30回バレエの祭典 シーズン・ラインナップ

第30回バレエの祭典 シーズン・ラインナップが発表されています。


2020年2月上旬
アリーナ・コジョカル〈ドリーム・プロジェクト2020〉
【2演目】


2020年4月下旬
ベートーヴェン生誕250年特別企画
「第九交響曲」モーリス・ベジャール振付【1演目】

(モーリス・ベジャール・バレエ団、東京バレエ団の合同公演)


2020年5月中旬
モーリス・ベジャール・バレエ団【2演目】「バレエ・フォー・ライフ」と、「ボレロ」他


2020年8月中旬
オペラ座VSロイヤル 夢の競演 <バレエ・スプリームⅡ>
【2演目】


2020年11月中旬
モンテカルロ・バレエ団 「じゃじゃ馬馴らし」【1演目】


https://www.nbs.or.jp/saiten/lineup/

 

ベジャール第九の演奏は都響、合唱は東京オペラシンガーズとのこと。贅沢です。

バレエ・スプリーム2もオーケストラ演奏ありで、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。

ボリショイ・バレエの2020年11~12月に予定されている来日公演は「白鳥の湖」と「じゃじゃ馬馴らし」「ガラ」とのことでしたが、「じゃじゃ馬馴らし」はボリショイの来日公演では上演しないのでしょうか?いずれにしても、久しぶりにモンテカルロ・バレエ団が来日するのはとても嬉しいことです。

2020年2月下旬(コジョカル)から11月中旬(モンテカルロ)と期間が短い間に5プログラムがぎゅっと詰まっている感じです。

昨年大ブームを呼んだ『ボヘミアン・ラプソディ』の余波もあり、クイーンの楽曲を使用しフレディにオマージュを捧げた『バレエ・フォー・ライフ』は大きな話題を呼びそうですし、チケットも争奪戦が繰り広げられることでしょう。

2019/06/19

勅使川原三郎ソロ・ダンス「マネキン 人形論」アップデイトダンスNo.63

KARASでは、6/17(月)より、荻窪のカラス・アパラタスにおいて、勅使川原三郎さんのソロダンス、
アップデイトダンスNo.63「マネキン 人形論」を上演中です。

http://www.st-karas.com/news_jp/

Updatedance63

シアターXでの「シナモン」 に続き、ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの原作に基づいたシリーズの最新作です。

「シュルツ全小説」に収められている 原作「マネキン人形論」は、短い小説ですが、なかなか難解な作品で、冬の風景が浮かんでくるようなテキストが非常に美しい「シナモン」の原作「肉桂色の店」(同じく「シュルツ全小説」に収録)とは対照的です。

初日に、公演を観てきました。舞台はまさに耽美的な勅使川原ワールドが炸裂。美しいマネキン人形が2体と、人間とも人形ともつかない舞台奥の白い服の少女、カタカタと音を立てて鳴るミシン、そして鏡が配置されています。妖しい舞台空間の中、赤い服をまとった勅使川原さんのダンスは鮮やかで万華鏡のように変化します。

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佇んでいるだけなのに、まるで生きているようなマネキン人形、舞台奥に腰かけた人形のような生身の少女のような存在、生物と非生物、生と死の危うい境界線上で勅使川原さんはノンストップで七変化し、いろんな存在に変身しながらも、このマネキン人形たちと魂を触れ合おうとしているようでした。真っ赤なシャツが似合い、なまめかしくも鮮烈なダンスで生命の煌めきを感じさせました。勅使川原さんという人自身が、もう人を超越しているような存在なのだから、ますます不可思議な世界が展開します。繊細に光を調整できるアパラタスならではの、とても細かく絞った照明も、非現実的な世界観を作り上げるのに貢献していました。さしずめ「コッペリア」勅使川原版と言えるかもしれません。

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65歳の今も、ますます踊りは磨かれしなやかで力強く、自在に時空を操る魔術師の勅使川原さん。間近で圧倒的なパフォーマンスを観る貴重な機会は来週火曜日まで続きます。

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アップデイトダンス No.63
「マネキン 人形論」

原作 ブルーノ シュルツ

演出・照明・美術・出演 勅使川原三郎

僕の見知らぬ青白い蝋のような手は、伸ばした天使の手のひらのようだった。
光り輝く絵、他人の手の下から出来上がるような絵、染み入るような色と影。
次の瞬間目を開けると、色は消え全てが灰色の濃淡でしかなかった
形があやふやで不毛な倦怠の時代、思い出をカンナで削り取り磨き上げられた僕は
マネキン人形と微笑み合い、二人は時間に輪郭と重さ軽さを与える旅に出た。

勅使川原三郎

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 ____________________________

【公演日程】
2019年 
 6月17日(月) 20:00
 6月18日(火) 20:00
 6月19日(水) 20:00
 6月20日(木) 20:00
 6月21日(金) 休演日
 6月22日(土) 16:00
 6月23日(日) 16:00
 6月24日(月) 20:00
 6月25日(火) 20:00 

 【会場】
カラス・アパラタス/B2ホール

 【料金】
一般/予約 3,000円・当日 3,500円 
学生/予約・当日 2,000円

 【予約方法】
メール updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイト予約No.63」として、
本文にご希望の日付・一般または学生・枚数・郵便番号・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください

【問合せ】
TEL. 03-6276-9136 カラス・アパラタス

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2019/06/17

NDT ネザーランド・ダンス・シアター 日本公演 記者会見

才能豊かな気鋭振付家と世界中から集まった選りすぐりのダンサーたちによる共同制作によって、年間10あまりの新作バレエを発表し、国内外で上演を続けているNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)。世界でも最もよく知られ、重要なコンテンポラリーダンスのカンパニーのひとつです。
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そのNDTが今年6月末~7月頭に13年ぶりに来日し、神奈川と愛知で公演を行います。

そして6月11日に、オランダ大使館において、ポール・ライトフット芸術監督、ダンサーの刈谷円香さん、元NDTの振付家/ダンサーの中村恩恵さん、小㞍健太さん、そして愛知芸術文化センター 愛知県芸術劇場の唐津絵理シニアプロデューサーによる記者会見が行われました。

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北京公演でNDTの舞台を観て涙が出るほど感動したという駐日オランダ大使の挨拶に続き、来日公演に尽力した愛知県芸術劇場の唐津絵理シニアプロデューサーより。

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唐津絵理「NDTは日本でも人気が高いダンスカンパニーで、多くの優れた日本人ダンサーを輩出しています。しかし前回来日より13年も開いたのは、日本の経済状況の悪化がありました。NDTは50人の引越し公演で4作品を上演し装置も大掛かり。5年前から日本で公演できないか模索し実現にこぎつけました。初来日は1990年で、前回(2006年)の来日公演ではポール・ライトフット芸術監督の作品も上演されています。愛知だけでは難しく、NDT横浜実行員会を組織し、セガサミー文化芸術財団の支援もあったからこそ公演が実現しました。3年半かけてヨーロッパ、アジア各国での公演に足を運び、芸術監督ライトフットと議論を重ねてきました。今回はライトフットとソル・レオン、そしてマルコ・ゲッケ、クリスタル・パイトの計4作品を上演します」

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 ライトフット「NDTは今年60周年で、初来日公演は1990年でした。NDTの歴史の半分で、日本で作品を上演してきたことになります。3年に一度は来日公演を行ってきて、日本で公演するのは私たちにとっても大きなインパクトがありましたが、2000年以降公演が難しくなってしまいました。NDTは振付だけでなく舞台装置も大掛かりで経済力、組織力も必要で、今までも関係を維持するのが難しくなってしまったのです。ですが芸術監督に就任して1番の野心は日本に帰ってくることでした。

NDTは進化、変化するカンパニーです。クリエイティビティ、古典バレエとモダンの経験を掛け合わせていくことは拠り所となっています。60年の歴史で800もの新作を作ってきました。この関係を続けることは大事です。(70年代に芸術監督に就任した振付家の)イリ・キリアンの存在によることも大きかった。日本とは離れている期間もありましたが、今は新たなフェーズにあります。私の作品だけでなく、様々な振付家の作品を上演しています」

「クリスタル・パイトのThe Statementは記念碑的な作品で、メッセージ性があります。ジョナサン・ヤングという脚本家とテキストを作って、そのテキストに合わせてダンサーが踊る。physical narrativeと呼んでいる。舞台装置がセッティングされ、会議室があります。彼女は集中して作品を作る人で本作は9日間で作りました。普段、彼女はバンクーバーに住んでいるので、ビデオ会議でやり取りしたり、ダンサーを映像を作ったりすることもあります。唯一無二の特別な作品であり、今回お見せすることができて幸せです」

「ライトフット、レオン共作「Singulière Odyssée」。音楽はマックス・リヒターが書き下ろしました。私がチューリヒからルクセンブルクに電車で旅した時、国境のバーゼルを通った時に思いつきました。 待合室を再現し、移動することを扱った作品です。難民や、往来する人々の動きを表現したいと思いました。特別な旅という意味があります。ジェラール・ルメートルという元団員(NDTのキリアン時代以前からいる最古参の団員で、NDT3の中心メンバー)がこの作品のクリエーション中に亡くなったので、彼に捧げています。彼はフランス人だったので、フランス語のタイトルとなっています」

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2019/06/15

「パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち」キャスト変更、マリ=アニエス・ジロ、マルク・モローが出演→公演中止

プルミエ・ダンスールのアレッシオ・カルボーネを始め、パリ・オペラ座バレエのイタリア人団員を中心にした公演、「パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち」が8月下旬に来日公演を行うことはお知らせしていました。

6/25追記:残念ながら公演は中止になってしまいました

https://www.chacott-jp.com/about/info/notice/detail013079.html

2019年8月23日より30日まで、金沢、東京、名古屋、大阪にて予定しておりました当公演は、当初出演を予定していたヴァランティーヌ・コラサンテ、ポール・マルクに引き続き、この度あらたに4名のイタリア人ダンサー(フランチェスコ・ムーラ、アンブル・シアルコッソ、ソフィア・ロソリーニ、アントニオ・コンフォルティ)が、バレエ団側の事情により出演が叶わなくなりました。
この状況に鑑み、「パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち」としての公演の成立が困難と判断し、芸術監督であるアレッシオ・カルボーネ氏と慎重に協議の結果、やむを得ず中止とさせていただくこととなりました。
深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

チケットの払い戻しは、お買い求めのプレイガイドにて行います。

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https://www.chacott-jp.com/news/shoplesson/others/detail012613.html

残念ながら、来日が予定されていたヴァランティーヌ・コラサンテはバレエ団の事情により来日が叶わず全公演に出演できなくなり、また、ポール・マルクは同じく金沢公演終了後帰国を余儀なくされ東京名古屋大阪公演に出演できなくなりました。

代わりにマリ=アニエス・ジロー(元エトワール)が全公演に出演、マルク・モロー(プルミエ・ダンスール)が東京名古屋/大阪公演に出演します。あわせて一部演目に変更があります。

というわけで、コラサンテが来日できず、ポール・マルクは金沢公演のみの出演となったことは残念ですが、代わりに元エトワールのマリ=アニエス・ジロ、そしてマルク・モローの踊りを観ることができるのは嬉しいことです。やはり元エトワールのレティシア・プジョルも出演することになっており、オペラ座を引退するとなかなか観る機会がないエトワールを観ることができるのは貴重な機会です。

変更になった演目はこちら

「シーニュ」より

振 付:カロリン・カールソン 音 楽:R.オーブリー
出 演:マリ=アニエス・ジロー/アントニオ・コンフォルティ

「ドン・キホーテ」より

振 付:ルドルフ・ヌレエフ 音 楽:L.ミンクス
出 演:エロイーズ・ブルドン/ポール・マルク(金沢)、マルク・モロー(他)

「ドリーブ組曲」

振 付:ジョゼ・マルティネス 音 楽:L.ドリーブ
出 演:アンブル・シアルコッソ/ポール・マルク(金沢)、マルク・モロー(他)

本日、2019年 6/15(土)10:00〜よりチケット一般発売です。

昨年3月31日にパリ・オペラ座バレエを引退したマリ=アニエス・ジロは、現在はコンテンポラリー・ダンスの分野、さらにはミュージカルに出演するなど活動の幅を広げています。

最近の彼女のインタビュー記事

https://www.europe1.fr/culture/marie-agnes-gillot-jaime-la-danse-plus-que-personne-3903550

<公演概要>

金沢公演 2019年 8/23(金)

本多の森ホール 開場17:45 開演18:30
主催:北國新聞文化センター/チャコット
共催:北國新聞社
後援:北陸放送/テレビ金沢/エフエム石川/ラジオかなざわ・こまつ・ななお/金沢ケーブル

<お問い合わせ> 北國新聞文化センター 076-260-3535

 

東京公演 2019年 8/26(月)

メルパルクホール 開場17:45 開演18:30
主催:チャコット
後援:フジテレビジョン

<お問い合わせ> サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜18:00)

 

名古屋公演 2019年 8/27(火)

愛知県芸術劇場 大ホール 開場17:45 開演18:30
主催:中日新聞社/チャコット

<お問い合わせ> サンデーフォークプロモーション 052-320-9100 (10:00〜18:00)

 

大阪公演 2019年 8/30(金)

NHK大阪ホール 開場17:45 開演18:30
主催:チャコット

<お問い合わせ> キョードーインフォメーション 0570

2019/06/14

ル・グラン・ガラ2019の追加演目

パリ・オペラ座バレエのダンサーたちによる『ル・グラン・ガラ2019』

リハーサルは現在好調に進んでいます。パリからの写真を送っていただきました。

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Aプロに追加の演目が発表されています。

http://le-grand-gala2019.jp/

マチューの熱望で実現、追加演目!

“クロージャー” Closure

 世界が注目する新進振付家ジュリアーノ・ヌネス作品、日本初登場!

注目はジュリアーノ・ヌネス振付『クロージャー』だ。ヌネスはブラジル出身、28歳の若き振付家。元オペラ座のエトワール、マリ=アニエス・ジロに才能を見出され、彼女と踊ったデュエットがインスタグラムにアップされるやセンセーションを巻き起こし、いま世界中のディレクター、ダンサーから熱い視線を集めている。もちろん今回が日本初登場。斬新な身体の動きと美しい叙情性が一体となった新鋭ヌネスの作品世界を踊るボラックとガニオがどんな表現を見せるのか、こちらも興味が尽きない。

(この映像は、作品が初演されたベルギーのフェスティバルでのもので、踊っているのはヌネス本人と、ロイヤル・フランダース・バレエのプリンシパル、ナンシー・オスバルドストンです)

振付: ジュリアーノ・ヌネス

音楽: フランツ・シューベルト - Impromptus, D. 899 ( Op.90)

出演: レオノール・ボラック、マチュー・ガニオ

創作ノート

- Although there is no longer a future planned, there is a honest connection between them, solving the puzzle, Awareness that closure will eventually come,  trust and surrender. it's acceptable that things may not last forever but it doesn't mean that you shouldn't live through the experience –


『もはやふたりに約束された未来はない

しかし彼らの間にあるものは

偽りのない愛、確かな絆

やがてそのパズルを解くが如く

終わりが忍び寄ることに気付く

信じるが故の別れ

月日は永久にその歩みを止めることもなく

全てはうつろいゆく

せめて思い出と共に生きることを許したまえ』

ジュリアーノ・ヌネスは、1990年リオ・デ・ジャネイロ生まれなのでまだ29歳と若い振付家です。マンハイム・アカデミーで学び、カールスルーエ州立劇場、ハーゲン劇場、ゴーティエ・ダンス、ライプチヒ・バレエを経てロイヤル・フランダース・バレエに所属。ロイヤル・フランダース・バレエに作品を創作したのを皮切りに、NDT2、オランダ国立バレエ、レ・グラン・バレエ・カナディアン、アトランタ・バレエ、ペンシルベニア・バレエ等に作品を提供。マリ=アニエス・ジロスヴェトラーナ・ルンキナとエヴァン・マッキーのためにも作品を創作しています。さらに今年の2月には、ロイヤル・バレエのNew Work New Musicというプログラムのために、ローレン・カスバートソンとマルセリーノ・サンベに作品を創作。ニューヨークのリンカーンセンターで開催されたYAGP20周年記念ガラでは、美しい男性デュオを自ら踊りました。今回上演される「クロージャー」は、マリインスキー国際バレエフェスティバルで、マリア・ホーレワとザンダー・パリッシュが踊っています。

 

楽しいInstagramで有名なBiscuit Ballerinaのサイトでのインタビュー記事

 

『ル・グラン・ガラ2019』

【日時】 2019年7月23日(火)~25日(木)

2019年

7月23日(火)19時開演 (Aプロ)
7月24日(水)14時開演 (Aプロ)
7月25日(木)14時/19時開演(Bプロ)

【会場】 文京シビックホール
【料金】 S 15,000円/A 12,000円/B 9,000円/C 6,000円 (税込)

お問い合わせ
チケットスペース 03-3234-9999
※公演日、チケット発売日の日・祝は営業

主催:TBS 協力:ベルチェ・アソシエイツ

<大阪公演>

【日時】2019年7月27日(土)17:00開演

【会場】フェスティバルホール

お問い合わせ
キョードーインフォメーション 0570-200-888

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