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バレエ(国内公演情報)

2019/10/11

ミハイロフスキー劇場バレエ ジュリアン・マッケイのインタビュー

11月に『パリの炎』『眠れる森の美女』(ナチョ・ドゥアト振付)で来日公演を行うミハイロフスキー劇場バレエ。以前はレニングラード国立バレエとして知られ、日本のファンにもお馴染みの存在でした。

https://www.koransha.com/ballet/mikhailovsky_ballet2019/

その中で特に注目されるのは、日本初演となるメッセレル版『パリの炎』に主演し、日本デビューを飾るジュリアン・マッケイ。21歳という若さです。すでにインスタグラムのフォロワーは11万人を突破し、バレエファンのみならず、感度の高い日本のファンの心をつかんでいます。

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ボリショイ・バレエ・アカデミーに11歳で入学(外国人では当時最年少記録)し、ロシアのフル・ディプロマをアメリカ人として初めて獲得。ローザンヌ国際バレエコンクールではスカラシップを獲得して1年間英国ロイヤルバレエで研修生として踊り、ミハイロフスキー劇場バレエに入団。バレエ団史上最年少でソリストとなり、すぐに主演するようになりました。バレエ団での活動の他、世界中のガラ公演で踊るなど、幅広く活躍しています。少女漫画から抜け出たような美しい容姿の持ち主で、モデルとしても活動しています。

また、最近弟ニコラスとマッケイ・プロダクションズを設立して、様々なクリエイティブな活動も開始しました。マッケイ・プロダクションズには、マリインスキー・バレエのウラジーミル・シクリャーロフも所属しており、彼の映像なども撮影しています。

そのジュリアンに先日、電話でインタビューを行い、光藍社さんの公式サイトに掲載されました。

https://www.koransha.com/ballet/mikhailovsky_ballet2019/#interview

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インタビュー記事に掲載しきれなかったエピソードを少しこちらの番外編で掲載しますね。この若さで、しっかりとしたビジョンを持ち、バレエをどうやって発展していくべきかを真剣に考えている聡明さが感じられました。(本編はこちらをご覧ください)

現在のバレエ団での教師は、ミハイロフスキー劇場バレエ(レニングラード国立バレエ)の来日公演やゲスト出演などで、日本でもよく知られているミハイル・シヴァコフです。(シヴァコフは現役を続けており、今回の来日公演にも出演予定です)

ローザンヌ国際バレエコンクールに出場して、スカラシップを獲得してロイヤル・バレエの研修生になりましたね。研修期間が終わった後、ロイヤル・バレエには入団せず、ミハイロフスキー・バレエに入団されましたね。やはりロシア・バレエが好きだからですか?

 「ロイヤル・バレエで踊ることも、小さいころからのぼくの夢でした。ロイヤル・バレエには、スティーヴン・マックレーやナタリア・オシポワなどたくさんの憧れのダンサーがいます。オシポワは、ぼくがボリショイ・アカデミーの生徒の時にボリショイの舞台でよく観ていたので、同じカンパニーで踊ることができてとても嬉しかった。ロイヤルでは、スタジオでリハーサルを一人でしていると、マシュー・ゴールディングがやってきていろんなコツを伝授してくれたり、ワディム・ムンタギロフがいつもスタジオにいて稽古するところを見たりなど、素晴らしい経験をすることができました。

ロシアに行ったのは、よりチャレンジングな環境で、ソリストの役を踊りたいと思ったからです。ロイヤルにいると、そういう役を踊るにはもう少し時間もかかってしまうし、ロシアで自分の可能性を極限まで追求したいと思いました」

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ジュリアンさんはモデルとしても活動していますし、バレエファンに限らず様々なジャンルの若い方から人気があります。バレエをもっと幅広い観客に知ってもらうにはどうすればいいと思われますか?

「異分野のアーティストとコラボレーションすることがとても大事だと思っています。21世紀にバレエを発展させるためには必須のことですね。テクノロジーを取り入れることも大切になってくるでしょう。美術館に行って美術を鑑賞する時にオーディオガイドが存在するようにストーリーの理解に助けになるものがあると、より広がるのでは。若い人がもっとバレエの世界に入ってきて、クリエイティブな人たちが関わるようになって、変化が訪れるべきだと思っています。これが、弟と設立したプロダクションカンパニーでぼくがやろうと思っていることです」

「このプロダクションでは、世界中のクリエイティブなアーティストにスポットライトを当てたいと思っています。彼らにインスピレーションを与え、プラットフォームを作ってより多くの創造の機会を与えられたらと。ダンスやパフォーミングアートは万国共通のもので、どこに行ってもダンスは理解してもらえるという利点があります。どんなバックグラウンドのどんな人とも交流できます。ファッションや映画、美術の世界とも連携し、より多くの人たちとのコミュニティを作りたいという想いがあります。ダンスのアーティストのマネジメントも、何年も先まで決まっているオペラ歌手のようにできるようになればと思っています」

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先日、アメリカのテレビ局で、英国のジョージ王子がバレエを習っていることを揶揄するコメントが放映されて批判を浴びましたが、そのことについてどう思いますか。

 「バレエそのものがまだ人々に理解されていないから、あのような揶揄がされたのだと思います。ヌレエフ、バリシニコフといった偉大な男性ダンサーがいたにもかかわらず。まだまだぼくたちが戦って、知られるように努力しなければならないと思っています。もちろん、バレエそのものが一番大切なのは言うまでもありませんが、ソーシャルメディアなども活用して、バレエという芸術の素晴らしさを伝えて行きたい。TV番組でバレエの舞台裏を伝えてバレエダンサーの真実の姿を見せることはその一つの手法ですね。弟とぼくは、ツアー先ではどんなことをしているか、身体の治療、公演が終わった後の姿などを見せていきます。芸術の他のジャンルでは同じようなプラットフォームがあるので、バレエでもやっていきます。あまりバレエ界ではそのようなことを積極的にシェアしていません。だから、ダンサーが世界中を飛び回って公演をしていても、それがどんなにすごいことか知らない人はたくさんいます。バレエは、人々に希望を与えたり、全く違う世界へと連れて行ってくれたりする稀有な芸術であることをもっと知ってほしい」

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「世界を変えたアーティストたちというテーマの公演を企画しています。今は壁を越えて成功するというイメージが持ちにくい時代だと思います。でも、周りの人々、クリエイター、家族、ファン、友人などの支援があって頑張れば成功できるというメッセージを、偉大なアーティストたちの伝統を受け継いで舞台を通して伝えたい」

「ぼくは学生時代にInstagramのアカウントを始めて、最初は日常生活のなんてことないことを投稿していて、アメリカにいる家族や友達にシェアするために使っていましたが、それが何をもたらすかについては気が付いていませんでした。いつの間にかフォロワーが10万人を超えていて、今や世界中の人たちとつながるようになりました。ソーシャルメディアを使って、芸術とポジティブなエネルギーを伝えることができるのは、なかなかすごいことです」

「今ぼくは21歳ですが、まだ若いから先が長いと思ったことはありません。やらなくてはいけないことがたくさんあって、時間はいくらあっても足りないほどです。ぼくはいつも「メメント・モリ」(死を忘れるな)という言葉を念頭に置いています。何が起きるかわからないので、今できることは、今やりたいのです。」

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ダンス以外にはどのような芸術に興味を持ってきましたか?

 「小さいころから映画や美術などに触れる機会をたくさん持っていました。子どもの頃は、弟ニコラスと美術館に行っては迷子になったものです。彫刻やエジプトのミイラ、そして陶芸も大好きでした。モスクワには、伝統的な美術を誰でも学べるアカデミーがあって素晴らしいことだと思います。そして今サンクトペテルブルグでは、エルミタージュ美術館のすぐそばに住んでいるので、自由時間にはそこで過ごすことが多いです」

これからブレイク必至、バレエ界のみならず幅広い世界へと羽ばたいていくスターの誕生する瞬間を、ぜひ『パリの炎』で観てください。本当に楽しみです。

(ジュリアンの弟ニコラスが撮影した、パリ・オペラ座でリハーサルするジュリアンのフィルム。ジュリアンの公式YouTubeチャンネルより)

 

ミハイロフスキー劇場バレエ
『パリの炎』
全3幕 作曲:B.アサフィエフ 振付:V.ワイノーネン/改定振付:M.メッセレル
日程:2019年11月21日(木)15:30/19:30
料金(15:30回):SS席22,000円 S席20,000円 A席17,000円 B席14,000円 C席 10,000円 
         D席7,000円
料金(19:30回):SS席24,000円 S席22,000円 A席19,000円 B席16,000円 C席12,000円
         D席9,000円
 予定出演者:
■15:30公演
ソリスト:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、イワン・ザイツェフ、イリーナ・ペレン、ヴィクトル・レベデフ ほか
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
 
■19:30公演
ソリスト:オクサーナ・ボンダレワ(ゲスト)、ジュリアン・マッケイ、イリーナ・ペレン、ヴィクトル・レベデフ ほか
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
ミハイロフスキー劇場バレエ
『眠りの森の美女』

全3幕プロローグ付 作曲:P.チャイコフスキー 振付:N.ドゥアト
日程:2019年11月23日(土・祝)17:00・24日(日)11:30/16:00
料金:SS席24,000円 S席22,000円 A席19,000円 B席16,000円 C席12,000円 D席9,000円

予定出演者:
■11/23(土)17:00公演
 ソリスト:イリーナ・ペレン、ヴィクトル・レベデフ、ファルフ・ルジマトフ(ゲスト) ほか
 管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
 
■11/24(日)11:30公演
 ソリスト:アナスタシア・ソボレワ、ヴィクトル・レベデフ、ファルフ・ルジマトフ(ゲスト) ほか
 管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
 
■11/24(日)16:00公演
 ソリスト:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、イワン・ザイツェフ、ファルフ・ルジマトフ(ゲスト) ほか
 管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

2019/10/09

Alexandre 最新号は、「ベートーヴェン・ソナタ」首藤康之×福岡雄大のフォトセッション&インタビュー

Alexandre 最新号では、新国立劇場バレエ団の中村恩恵振付『ベートーヴェン・ソナタ』に主演する、首藤康之さんと福岡雄大さんのフォトセッション&インタビューをお届けします。インタビューを担当しました。(写真撮影は井上ユミコさん)

https://www.alexandremagazine.com/009

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「ベートーヴェン・ソナタ」は、ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンを二つのキャラクターに分け、ベートーヴェンを新国立劇場バレエ団プリンシパルの福岡雄大、ルートヴィッヒを首藤康之が演じるという中村恩恵さん振付による作品。2017年の初演ではチケットは早々にソールド・アウトとなり、高い評価を得たこの作品が、熱望に応えて今年11月に再演されます。 Syyf_226 

撮影に際しては、首藤さん、福岡さんにインプロヴィゼーションのダンスも踊ってもらい、二人の研ぎ澄まされた美しい動きと熱量に圧倒されました。

東京バレエ団で『ボレロ』などベジャール作品を踊った後、フリーランスとなり、シディ・ラルビ・シェルカウイやウィル・タケットの作品やマシュー・ボーン『白鳥の湖』に主演、さらに演劇や映画などボーダーレスな活躍を続けている首藤さん。そして新国立劇場バレエ団を、さらに日本を代表するプリンシパル・ダンサーとして、ほとんど全ての作品に主演している踊り盛りの福岡さん。経歴も年代も違う二人が、一人の人物の別の面を演じる『ベートーヴェン・ソナタ』。全く違うタイプのダンサーでありながらも、目指すところには共通点があると感じました。二人とも、ダンス/バレエを心から愛し、真摯に取り組んでたゆまぬ努力を重ね続けている芸術家なのだと改めて感じながら、お話を伺いました。

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個人的にも、とても良いインタビュー記事が書けたと思っています!そしてこの二人のトップダンサーによる共演『ベートーヴェン・ソナタ』、ぜひお見逃しなく。(今回もかなりチケットが売れているようです)

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輝かしいキャリアを重ねながらも、進化をやめない二人のこれからの活躍からも、目が離せませんね。

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<ベートーヴェン・ソナタ公演概要>

 中村恩恵×新国立劇場バレエ団『ベートーヴェン・ソナタ』

振付 中村恩恵

出演 首藤康之、福岡雄大ほか新国立劇場バレエ団

ベートーヴェン:福岡雄大 ジュリエッタ:米沢 唯 アントニエ:小野絢子 カール:井澤 駿 ヨハンナ:本島美和

ルーヴィヒ:首藤康之

日時 2019年11月30日(土)14:00、12月1日(日)14:00

会場 新国立劇場 中劇場

 公演情報

https://www.nntt.jac.go.jp/dance/beethovensonata/

チケット情報

http://nntt.pia.jp/event.do?eventCd=1905443&_ga=2.195194348.158102437.1570004078-1725114267.1525072331

舞台写真撮影 鹿摩隆司

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<首藤康之・今後の出演予定>

 PARCO劇場オープニング・シリーズ 第1弾

『ピサロ』

演出 ウィル・タケット

出演 渡辺謙 首藤康之ほか

日時 2020年3月13日(金)~4月20日(月)

会場 PARCO劇場

公式サイト

https://stage.parco.jp/program/pizarro/

<福岡雄大・今後の出演予定>

新国立劇場バレエ団『ロメオとジュリエット』

音楽 セルゲイ・プロコフィエフ

振付 ケネス・マクミラン

出演 福岡雄大、小野絢子ほか新国立劇場バレエ団

日時 2019年10月19日(土)14:00、24日(木)13:00、26日(土)18:30

会場 新国立劇場 オペラパレス

 公演情報

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/romeo_and_juliet/

チケット情報

http://nntt.pia.jp/event.do?eventCd=1903835&_ga=2.191931754.158102437.1570004078-1725114267.1525072331

 

川越市バレエ連盟10周年記念公演『ジゼル』

音楽 アドルフ・アダン

振付 ジャン・コラリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ

改訂振付 福岡雄大、小野絢子、柄本弾

日時 2019年11月16日(土)17:00

会場 ウエスタ川越大ホール

公演情報

https://www.westa-kawagoe.jp/event/detail.html?id=1707

2019/10/08

2020年1月31日、2月1日「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」


昨年、英国ロイヤル・バレエ団を引退し、現在は指導に当たる小林ひかるさんが初めてプロデュースを手掛けるガラ公演「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」が、2020年1月31日と2月1日に東京で開催されます。

http://www.royal-ballet-stars.jp/index.html

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本公演は、英国ロイヤル・バレエ団の今を彩る作品の幅広さやトップダンサー達の超絶技巧を伝える一方で、バレエに親しみのない方にもバレエ公演に脚を運んでもらいたいという強い願いが込められています。映像を用いて、作品の背景や出演者の想いを紹介したうえで、踊りをご覧いただくという形式によって、初めてご覧になる方にとっては分かりやすく、バレエファンの方には一層興味関心を深めていただけるような演出を予定。また、用意された3つのプログラムは、それぞれにテーマを持たせることで、バレエの持つ魅力を多角的に味わっていただけるひと時を提供いたします。

芸術監督 小林 ひかる
出演

ローレン・カスバートソン、高田茜、ヤスミン・ナグディ、フェデリコ・ボネッリ、平野亮一、ワディム・ムンタギロフ、メリッサ・ハミルトン、マヤラ・マグリ、ウィリアム・ブレイスウェル、アクリ瑠嘉

日時
2020年1月31日(金)~ 2月1日(土) 全3公演

・1月31日(金) 19:00公演 [Part1 & Part2]
・2月1日(土) 13:00公演 [Part1 & Part3]
・2月1日(土) 17:00公演 [Part2 & Part3]
※上記は開演時間になります。開場は開演の30分前になります。
※公演時間は約2時間30分です。(休憩1回)

会場
昭和女子大学 人見記念講堂
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57

演目

私が初めてプロデュースを手がけるこのガラ公演は、バレエに馴染みのない方にも、演劇の国イギリスが誇る、英国ロイヤル・バレエ団の代表作を含む作品を通して、バレエとは何なのかを知り、台詞のいらないドラマを楽しむきっかけになってほしいという願いを込めて形作ったプログラムです。全3公演を通して、Part 1、2、3というテーマごとに分かれたプログラムから、1公演につき2プログラムずつを上演いたします。どのプログラムでも、映像を使用し、作品の背景や解説を交えた紹介VTRを通して、初めてご覧になる方にも、バレエ好きでいらっしゃる方にも、より深く作品を味わっていただける構成を考えております。
小林 ひかる

Part.1ダイナミズム- Dynamism -



ロイヤルゆかりの作品が誇るダイナミックな妙技を

1.『白鳥の湖』より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ

ヤスミン・ナグディ、ワディム・ムンタギロフ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョトール・イリイチ・チャイコフスキー

2. “Corybantic Games” より パ・ド・ドゥ

マヤラ・マグリ、アクリ瑠嘉
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:レナード・バーンスタイン

3.『コッペリア』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ

高田茜、ウィリアム・ブレイスウェル
振付: ニネット・ド・ヴァロワ、レフ・イワノフ、エンリコ・チェケッティ
音楽:レオ・ドリーブ

4.『ライモンダ』第3幕 グラン・パより

メリッサ・ハミルトン、平野亮一
振付:マリウス・プティパ
音楽:アレクサンダー・グラズノフ

5. 『クローマ』より パ・ド・ドゥ

マヤラ・マグリ、アクリ瑠嘉
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:ジョビー・タルボット、ジャック・ホワイトIII

6.『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ 』

ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョトール・イリイチ・チャイコフスキー

Part.2パーソナル・エモーション- Personal Emotion -



ダンサー自身が想いを表現できる作品を自ら厳選

1.『ロミオとジュリエット』よりバルコニーのパ・ド・ドゥ

ヤスミン・ナグディ、ウィリアム・ブレイスウェル
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

2. 『レクイエム』より2つのソロ

第 2 曲 オッフェルトリウ: フェデリコ・ボネッリ
第 4 曲 ピエ・イェズ: ローレン・カスバートソン
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ガブリエル・フォーレ

3. “Two Pieces for HET”

マヤラ・マグリ、アクリ瑠嘉
振付:ハンス・ファン・マーネン
音楽:エリッキ=スヴェン・トゥール、アルヴォ・ペルト

4. “Dance of the Blessed Spirits”

ワディム・ムンタギロフ
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:クリストフ・ヴィリバルト・フォン・グルック

5. 『ルナ』 (月のソロ)

メリッサ・ハミルトン
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

6.『春の水』よりパ・ド・ドゥ

高田茜、平野亮一
振付:アサフ・メッセレル
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ

Part.3神秘的な存在- Mystical Being -



バレエ作品で語り継がれる物語

1.『火の鳥』よりパ・ド・ドゥ

マヤラ・マグリ、平野亮一
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:イゴール・ストラヴィンスキー


2. “Homage to the Queen”より Earthのパ・ド・ドゥ

高田茜、アクリ瑠嘉
振付:デヴィット・ビントレー
音楽:マルコム・アーノルド


3.『アポロ』より

メリッサ・ハミルトン、フェデリコ・ボネッリ
振付:ジョージ・バランシン
音楽:イゴール・ストラヴィンスキー

4. 『ラ・シルフィード』

ヤスミン・ナグディ、ウィリアム・ブレイスウェル
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:ヘルマン・レーヴェンスョルド

5. 『シルヴィア』よりグラン・パ・ド・ドゥ

ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:レオ・ドリーブ


チケット料金
全席指定・税込

S席
¥15,000
A席
¥12,000
B席
¥9,000

チケット
発売日時
10月12日(土)フジテレビダイレクト・ぴあ先行販売開始
10月19日(土)ローチケ・イープラス・チャコットweb先行販売開始
10月26日(土)チケット一般販売開始

チケット
発売窓口
10月12日(土)10:00より、
フジテレビダイレクト・ぴあにて先行販売開始!

★フジテレビダイレクト
http://fujitvdirect.jp/

★チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/royalballet-star/

0570-00-9916【先行期間特電】(音声自動応答)

0570-02-9999(音声自動応答)《Pコード:497-971》

※セブン-イレブン店頭マルチコピー機、ぴあ店舗でも直接購入できます。
★ローソンチケット
https://l-tike.com/2020rb/

0570-000-407(オペレータ対応10:00~20:00、2020年1月より10:00~18:00)

0570-084-003(音声自動応答)《Lコード:37005》

※ローソン、ミニストップ店内 Loppiでも直接購入できます。
★イープラス
https://eplus.jp/royalballet/

※ファミリーマート店内 Famiポートでも直接購入できます。
■チャコットweb(※S席のみ販売 ※座席選択不可)
https://www.ch-ecommerce.com

※(★)の窓口では、座席選択可能です。


主催 フジテレビジョン、New Artistry Ltd.
後援 ブリティッシュ・カウンシル、イタリア大使館
協力 チャコット


お問い合わせ インフォメーションダイヤル:0570-035-061
2019年10月12日(土)~2月1日(土)【平日12:00~17:00】

※10月12日(土)は10:00~17:00にて営業。
※10月19日(土)、10月26日(土)、と2月1日(土)は12:00~17:00にて営業。
※土日祝および年末年始は休業です。 [年末年始期間:12月28日(土)~1月5日(日)]


このガラについて語っている、小林ひかるさんのインタビュー記事

https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/tokyo/detail014366.html

2019/09/17

スタジオ・アーキタンツ設立20周年記念事業 ARCHITANZ 2020と「ブライト・ステップ×アーキタンツ トレーニング・プログラム」

2001年4月に設立されたスタジオ・アーキタンツ。現在に至るまで365日毎日クラスを開講し、毎年海外の第一線で活躍している一流講師陣を15~30名ほど招聘しています。夏休みや冬休み期間中を中心に、内外で活躍するプロのダンサーが多くクラスを受講する一方で、初心者向けのクラスや能のクラスまであります。来年からは若手育成のための「アーキタンツ・トレーニング・プログラム」も開講します。

また、多様なコンテンポラリー・ダンス作品を学ぶことができるワークショップを開催するだけでなく、劇場公演やスタジオパフォーマンスも開催。海外からトップダンサーを招いて、先鋭的な作品を上演する意欲的な公演は高い評価を得ています。

2020年に、アーキタンツは設立20周年を迎え、「ARCHITANZ 2020」 および 「ブライト・ステップ×アーキタンツ トレーニング・プログラム」という二つの劇場公演を行います。

その記者発表に先日行ってまいりました。参加者は、ダンサーの酒井はなさん、菅井円加さん(ハンブルク・バレエ)、西島勇人さん(ブライト・ステップ代表、ポーランド国立ポズナン歌劇場バレエ団)、そして振付家/指導者のジョヴァンニ・ディ・パルマです。

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アーキタンツの福田代表より、アーキタンツの沿革(建築家である福田さんが設立し、建築スタッフ7名とスタジオ9名のスタッフを擁している)が語られました。Architecture とTanz(ドイツ語でダンス)を合わせてアーキタンツと名付けられています。ロゴもコンパスとダンサーを合成したイメージとなっています。

「ARCHITANZ 2020」で上演される、ウヴェ・ショルツの「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」を、ジョヴァンニ・ディ・パルマ菅井円加さんを指導するデモンストレーションがありました。さすがに菅井さんは飲み込みが非常に早く、勘が優れているのが見て取れ、美しく音楽性豊かに動いていました。この作品は、2011年の「ARCHITANZ2011」で日本初演され、また2013年の「ローザンヌ・ガラ2013」でもアーキタンツにより上演された作品です。菅井さんが今回踊るパートは、その時は酒井はなさんが踊ったパートです。

ブライト・ステップ代表の西島勇人さんが、まずは「ブライト・ステップ×アーキタンツ トレーニング・プログラム」 について話しました。「ブライト・ステップ」は、今年5周年を迎えた、海外で活躍する若手ダンサーによるガラ公演で、西島さんが主導しながら年々参加ダンサーが増えて今年はついに20人以上が参加、手作りの温かさを保ちつつも高いレベルのパフォーマンスで、見逃せないものとなっています。今年の公演も素晴らしいものでした。

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西島「7年前に、「ローザンヌ・ガラ2013」の「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」に出演予定でしたが、リハーサル中に大けがをしてしまい、最初は普通の生活を送るのも困難で、復帰には2年ほどかかってしまいました。入院生活を送る中で、仲間のダンサーたちに励まされ、同世代の人たちとやっていきたいという思いを感じました。おかげで復帰を果たし、リハビリ中に仲間にバレエへの想いを打ち明けてブライト・ステップが始まりました。クラウドファンディングでお金を集め、7人のダンサーで始めた公演も今年5周年を迎えることができました。もう少し若い世代へのワークショップを提供したり、目標を届けられたらと思い続けてきました。来年は、アーキタンツと共同で公演できることに感謝し、恩返ししたいという思いがあります」 

次に、今までのアーキタンツ公演で振付指導などで活躍してきたジョヴァンニ・ディ・パルマ

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「アーキタンツとのコラボレーションは15年になり、今回は集大成となります。2011年に福田代表と、もう少しコラボレーションワークをしたいということになり、ウヴェ・ショルツの作品をここに持ってこようとしました。日本のお客さんにショルツを体験してもらいたいと思ったのです。スタートはクレイジーだったけど、次第に成功へと導かれて行きました。この公演を通してショルツの作品が知られるようになり、他のカンパニーからも彼の作品を踊りたいと来て、他の彼の作品も上演される運びになりました。「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第2番」や彼の遺作となった「春の祭典」などです。ここで上演にこぎつけて、酒井はなさんのような素晴らしいダンサーが踊るようになり、一緒に旅するような作品です。人生の体験を一緒に旅していくのが、「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」です。今回は2011年の公演を反映させ、エモーショナルな公演となります」

「また、マルコ・ゲッケの作品もアーキタンツで上演されてきました。「モペイ」「火の鳥」を酒井はなや西島勇人が踊ってきました。今回は「薔薇の精」を踊ってみたらどうかと思いました。パ・ド・ドゥだけでなく、完全な形での上演となります。ゲッケは大事な振付家なので、公演も大事になります。モンテカルロ・バレエで初演され、シュツットガルト・バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダに続いての上演であり、また酒井はなさんが踊ります。これもエモーショナルな舞台になると思います」

アーキタンツ公演では欠かせない、日本を代表するプリマ・バレリーナの酒井はな

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「ジョヴァンニは素晴らしいダンサーであって、とてもダンサー想いの人、親身になり助けてくれて感謝するばかりです。福田さんとも長いご縁なのも幸せなことです。家族のような気持ちでここに通っています」

『薔薇の精』は「火の鳥」「モペイ」に続き、ゲッケの作品に挑む3回目の機会となります。20周年記念という記念すべき舞台で大作の上演、日本初演作品を踊らせていただき感謝しています。とても大変な作品で、心して挑みたいと思います。「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」の私が踊ったパートは菅井円加さんが踊ってくれるのもとても嬉しいです。私は2013年に西島さんのお母さんが踊ったパートを踊ります」

今年の夏は、オーチャード・バレエ・ガラ、横浜バレエフェスティバル、ブライト・ステップと大活躍した菅井円加さん

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「はなさんという素晴らしくきれいなダンサーの後継の役なので、今から気合を入れなければなりません。ジョヴァンニとは3回リハーサルをしました。ストーリー、感情面の細かい指導もしていただきとても勉強になりました。1年間、ハンブルクでしっかり練習をして足を引っ張らないように喝を入れたいと思います」

<質疑応答>

Q.今回、「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」を踊ってみてみえてきたものは?
菅井「ソロはアダージオです。印象は結構色っぽく、上半身がとても動いていてセクシーでアクセントがあり、しっかりとしたポジションや伸びが要求されますね」

Q.このアーキタンツのような独自のシステムは海外ではありますか?

ディ・パルマ「アーキタンツは劇場ではなくて、付属ダンスカンパニーでもありません。ダンサーとより近くインフォーマルなかかわりをしています。ダンサーと私たちの関係性が近いのが特徴です。カチッとしていなくて緩やかなので、自分でダンサーを選ぶことができます。福田さんと同じ考えを持って進めています。近しいので親しい関係を創ることができるという利点があります。求められるのは高い芸術性を持っていることであり、発表会ではありません。コール・ドでもお互い刺激を与えながらやっていくことが求められています。お互いを刺激し合って成り立っています。アーキタンツからは振付に対するリスペクトを感じています。ほかの劇場ではない、公演ごとに感情的にしっかりとしようというのが見えてきます。そこからいいものが生まれてきます。いい気分になりながら作品創りができます」

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Q。「ブライト・ステップ」の良さは?

菅井「楽しくやらせていただいています。どんどん出演者も若くなっているので、若いエナジー、いいエナジーを受けています。いろんなカンパニーのダンサーが出演しているのでとても勉強になりますし、交流することで情報交換しています。楽しく、人の輪が広がる感じで、共感できることが多いので、貴重なガラです」

西島「菅井さんは常に明るいムードメーカーで、リハーサル中も明るい同世代のダンサーが集まってきます。所属先の苦労もありつつ、他のダンサーを見て勉強しています。今のダンサーはみんな上手で、年齢層も若くなっています。17,18歳という若い年齢のダンサーもいますが、すでにカンパニーに入って活躍しています。彼らが成長する姿を共有し、若い人たちへのアドバイスをしています。一年前には教室や留学で近い存在だった人たちから刺激をもらっています。」

Q「ゲッケ版『薔薇の精』の難しさとは?

酒井「振りが多くて難しい作品です。1秒の間に2,3の動作が入っていてものすごい速さです。マルコの形を習得し、身体にしみこませ、何も考えないで身体が動くようにしなければなりません。ですがとても気持ちが良くてダンサー自身が見えてくる振付です」

Q「「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」について」
ディ・パルマ「90年代にショルツがチューリッヒ・バレエの芸術監督をしていた時代に創作された作品です。3番は一番難しいピアノスコアです。プリンシパルはピアノで群舞はオーケストラです。ウヴェの魂の旅であります。目的意識を持って臨まないといけない作品です。ピアニストは単に舞台に上がり演奏することはできません。ピアニストは自分を失わなければなりません。そしてダンサーも同じで、全員がそうですが、特にプリンシパルダンサー、酒井はな、奥村康祐、菅井円加、根岸澄宜、八幡顕光は、このバレエが始まった頭から終わりまで、自分を失うほど表現を見せて行きます。それはテクニックや何か効果的なことを考えるのではなく。すべてが、自分を出し切るまで踊るもので、ステップをどう踏むかではなくどうしたら何かを出せるか、どうやってダンスを通して観客を感動させるエネルギー、ダイナミックさ、内に秘めたものをすべてさらけ出すようにしなければなりません。このバレエは観客が楽曲を見ることができなくてはなりません。ピアニストがこの作品を演奏するのとまったく同じように皮膚の中に入らなければなりません。このバレエは観客が楽曲を見ることができなくてはなりません。楽曲と目の前で展開されているシーンの両方が皮膚の内側に入っていなければなりません。みなさん頑張ってください!」

「(八幡)顕光の場所は2楽章のカデンツァで、(酒井)はなのパートはクリエイティブでクレイジーです。エモーショナルなパートです。感慨深い公演になることでしょう」

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最高のダンサー陣を揃えて日本初演作品や新作を揃え、本当に楽しみな2公演です。

会見では冒頭に触れられただけですが、ARCHITANZ 2020では、ドイツ・レーゲンスブルグの芸術監督として活動し、振付家としてもヨーロッパでも評価の高い森優貴さんの新作『ボレロ』が上演されるのも、注目点の一つです。

スタジオアーキタンツ 20周年記念公演
ARCHITANZ2020

[公演概要]


日程(予定):2020年8月8日(土)・9日(日

会場:新宿文化センター 大ホール

[プログラム | ゲスト出演予定]

「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」 ウヴェ・ショルツ振付
(振付指導:ジョヴァンニ・ディ・パルマ)
▷2011年のアーキタンツ10周年記念公演でウヴェ・ショルツの大作を日本で初めて上演。この公演が話題となり、ウヴェ作品が日本で上演されるきっかけとなった作品「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」を菅井円加と奥村康祐により再演。
ゲスト出演:奥村康祐、近藤美緒、菅井円加、根岸澄宜、八幡顕光
      酒井はな
他、オーディションで選ばれた出演者
(*オーディション開催概要はコチラ


「薔薇の精」 マルコ・ゲッケ振付
(振付指導:ジョヴァンニ・ディ・パルマ)
▷マルコ・ゲッケ作品は、今までにも「モペイ」「火の鳥」「春の祭典」を上演。今回は「薔薇の精」を、酒井はなと小㞍健太により日本初演。
ゲスト出演:酒井はな、小㞍健太
西島勇人、根岸澄宜、八幡顕光
他、オーディションで選ばれた出演者
(*オーディション開催概要はコチラ

新作「ボレロ Boléro」森優貴振付
▷日本人で初めてヨーロッパの公立劇場で芸術監督を務めた森優貴が、本公演のために新作を発表。元ノイズムの中川賢がゲスト出演します。
ゲスト出演:中川賢
他、オーディションで選ばれた出演者


「翁」 

▷能とダンス作品の企画制作は、アーキタンツが行ってきた実績のひとつ。オリンピック・イヤーならではの伝統芸能プログラムとし、古典能を上演。
「翁」は別格に扱われる祝言曲 古典能のショート・バージョン
津村禮次郎 他

<ブライト・ステップ×ATP> 公演概要

【公演概要】

◆東京公演
日程:202086日(木)
会場:新宿文化センター 大ホール

 ◆大阪公演
日程:20207月末(予定)
会場:未定

 出演予定ダンサー:西島勇人、奥村彩、菅井円加、他

【募集概要】

東京、大阪公演への出演を希望するジュニアダンサーを募集します。
世界の主要バレエ団で今まさに活躍中のブライト・ステップメンバーと、同じ舞台に立てる貴重なチャンスです。

◆ジュニア出演演目
眠れる森の美女ハイライト(ブライト・ステップ合同作品)、及びネオクラシック作品(ジュニア単独作品)を予定

◆オーディション日程・申込み方法
2019127日(土)、8日(日)
詳細はこちら!

2019/09/12

K-Ballet Company「マダム・バタフライ」公開リハーサル/9月24日NHK総合「おはよう日本」に熊川さん出演

9月27日に世界初演を迎える、熊川哲也さんの新作「Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019『マダム・バタフライ』」の公開リハーサルが行われました。

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<完璧とは何かをお見せしたい>

リハーサルの前に、熊川哲也さんが、まずはインフォメーションとして聴いてほしい、と作品の背景や想いについて熱く話してくださいました。

「蝶々夫人の話をノンフィクションとして取り上げようと思ったのですが、やはりフィクションだと思いました。あの時代に遊女となり、芸を磨き、外国の方のお相手をする仕事をした人は、調べると実際大勢いました。「マダム・バタフライ」という作品はしっかりとした史実に基づいてできあがったことがわかりました。お菊さんについての本を読み、それがバタフライのベースにはなっていたのではないかと。アメリカ人との一か月のつかの間の恋、それだけだと悲しいのではないか、寂しいのではないかということで、ルーサー・ロングが少し脚色して、恋愛ものとしてそこにロマンを加えて美しいストーリーに仕立てました。凛として、そういった立場で生き抜いてきたことを、同じ日本人として感銘を受けました。アメリカ人と一緒に写真を撮っている日本人女性の白黒写真を見ましたが笑顔がありませんでした。凛としているのだけど悲しさを感じました。そのような状況で致し方なく生きていたけど、信念を持って生き抜いていたと思わないといけないと感じました」

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「長崎に行った後にリハーサルを見た時に感じたのですが、まず心が生まれ、そこから踊るというプロセスがあるかないかで、ダンサーの表現はまったく違うものになります。今日お見せする、ピンカートンとの初夜を迎えるシーンはこのような場面です。崇高な侍の世界で生きていたバタフライが、改宗してクリスチャンになりました。隠れキリシタンなどの時代もあったくらいですから、その背景があったにもかかわらずアメリカ人と恋愛して結婚式を挙げますが、それを見たボンゾウが結婚式をめちゃめちゃにしてしまいます。そのシーンを今から見ていただきます。ここで自分が指導をするわけではないので、今のぼくの話を聞いたうえで、とにかく見て、感じてほしい。この曲と、振りと、矢内が吸収して何を出してくるかを感じてほしいです。感動してほしいです」

踊っている最中には写真は撮らないでダンサーたちをしっかりと見てほしい、とのことで、写真はリハーサルではなく、その後のフォトコールで撮影したものです。

マダム・バタフライ役の矢内千夏とピンカートン役の堀内將平Resize1801 Resize1802

初夜のパ・ド・ドゥでは、結婚式を終えて最初は悲しげなバタフライを、ピンカートンが優しく慰めます。甘い持ち味の堀内さんは、ロマンティックで情熱的。サポート、リフトがとても安定していて二人の息はぴったり、気持ちが通じ合っているのが感じられます。ピンカートンの愛でバタフライの心も少しずつほぐれてきて、控えめながら笑顔も花開くように出てきます。矢内さんは指先を細かく動かし、そして優雅な腕の使い方もまるで蝶々のようです。踊りはやがて喜びに満ちてきます。日本人女性らしい淑やかで抑えめの感情表現の中からも、高まりゆく想いがあふれてきます。愛し合う同士の会話が聞こえてきそう。振付もテクニックもクラシックベースですが、プッチーニの音楽ととてもよく合っていて、繊細な情感が伝わってきて非常に美しいシーンになりました。本番を見るのがとても楽しみです。

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「オペラの「マダム・バタフライ」は物語としては短編でそのままバレエにするとすぐに終わってしまう」ので、あえて付け加えたシーンが出てきます。アメリカ時代、ピンカートンの婚約者ケイトも描かれ、出港から長崎への旅立ち、そして蝶々とのなれそめも描かれます。「どうやってバタフライと出会ってどうして彼女が惹かれたのか入れないと話が繋がらないので、アメリカのシーンが1幕、遊郭のシーンが2幕と創りました」

「セットの規模は大きいのですが、ぼくにとっては普通なんですよね。今まで20作作ってきましたが、実際やってみると、なんてすごいことをやっているんだと思います。一民間バレエ団が、国立バレエ団ができないような発想をして、ここまでやれているということを、日本人として誇りに思ってほしいと思います。この作品は間違いない、ぼくの作品は保証します。『クレオパトラ』もそうだったけど、完璧とは何かをお見せしたい」

つぎに、華やかな花魁道中のシーンのリハーサルが行われました。Resize1809

山田蘭さんを中心に、9人の女性ダンサーが出演しての群舞。全員ポワントを履いていて基本はクラシックですが、その中でも重心を低くしてすり足だったり内股だったりすることで和の雰囲気を出しています。色鮮やかな扇子を持っての華やかな踊りの中で、中心の山田さんは存在感が強く視線の使い方も抜群です。腕の使い方などはいかにも日本舞踊風で、うまくクラシックバレエと融合させています。そこへピンカートンがやってきて、花魁たちの美しさに思わずくらっと倒れそうになります。

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リハーサルの後は、熊川さん、矢内さん、堀内さんへの質疑応答です。

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記者に対しても、感想を求める熊川さん。今までの彼の作品と違った振付のように感じられた、との声に対しては「『クレオパトラ』でも今まで作ったことがないようなパ・ド・ドゥを入れた。陰の動きや内股も取り上げたので、また違ったイメージを受けられたのでは。プッチーニの音楽が素晴らしくダンサーも素晴らしいので、思うがままの感性で振付けて良いものができた」と自信をのぞかせました。

矢内さんは「当時の女性は自分の気持ちを口に出さなかったと聞きました。悲しみや、将来に対する不安な気持ちを出したいけど、それをぐっとこらえることで伝えられるものがあると思います。心の中ではいろんな感情が渦巻いているので、本番ではその気持ちを伝えて行きたい」と語りました。堀内さんは、ピンカートンという日本人の間での唯一のアメリカ人役ということで、偉そうに見えるように意識してきたとのこと。

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今まで上演されてきたオペラの「蝶々夫人」の多くのプロダクションとは違い、日本人による日本が舞台のバレエ「マダム・バタフライ」。見事な和洋折衷ぶりに、海外での上演も考えているのでは?と聞かれた熊川さん。「インパウンド効果を狙います。世界制覇は目的ではなく、あくまでもドメスティックな活動をしています。外国のプロモーターもたくさん観に来る予定なので、招聘されたら喜んで行きたいですが、ぜひ日本に観に来てほしいと思っています」しかし実際に海外に持っていけば、大評判となるのではないかと感じられました。

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最後に熊川さん。「バレエはボーダーレスだと思います。やはりこういう(日本的な)テーマがきっかけで劇場に来て貰えたらと思っています。愛国心という言葉は言いにくい時代ですが、たとえば味噌汁を飲むと「日本人で良かったな~」と自然と出ますよね。それと同じ感覚を必ずや得られると思うんです。お腹を満たす満腹感ではなくて、心を豊かにする清い水のような感覚、それをお伝えいただければと思います」

熊川哲也とK-Ballet Company渾身の新作「マダム・バタフライ」必ずや素晴らしい作品になっているのではと思います。期待しましょう。

【9月24日(火)】放送 NHK総合「おはよう日本」に『マダム・バタフライ』特集で熊川哲也さんが出演予定です。

http://k-ballet.co.jp/news/201909/10_1.html

 

「Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019『マダム・バタフライ』」

http://k-ballet.co.jp/performances/2019madame-butterfly.html

2019年9月27日(金)~29日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

2019年10月10日(木)~14日(月・祝)
東京都 東京文化会館 大ホール

演出・振付・台本:熊川哲也
原作:ジョン・ルーサー・ロング
音楽:ジャコモ・プッチーニ(オペラ「蝶々夫人」)ほか
舞台美術デザイン:ダニエル・オストリング
衣裳デザイン:前田文子

キャスト

マダム・バタフライ:矢内千夏 / 中村祥子 / 成田紗弥
ピンカートン:堀内將平 / 宮尾俊太郎 / 山本雅也
スズキ:荒井祐子 / 前田真由子 / 山田蘭
ボンゾウ:遅沢佑介 / 杉野慧
ゴロー:伊坂文月 / 石橋奨也
花魁:中村祥子 / 山田蘭 / 杉山桃子
ケイト:小林美奈 / 浅野真由香 / 戸田梨紗子
ヤマドリ:高橋裕哉 / 山本雅也
シャープレス:スチュアート・キャシディ

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2019/08/29

バレエ・アム・ライン 中ノ目知章さん記者懇談会

9月に「白鳥の湖」を引っ提げて初の来日公演を行うバレエ・アム・ライン

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オデットとジークフリート(C)Gert_Weigelt

ドイツ国内の評価が非常に高く、2013〜2015、2017年にはドイツのバレエ雑誌『tanz』で最優秀カンパニーに選ばれています。そして芸術監督マーティン・シュレップァーも振付家、芸術監督として高く評価され、2020年9月からはマニュエル・ルグリの後継者としてウィーン国立バレエの芸術監督に就任する予定です。

バレエ・アム・ラインは昨秋10 月にドイツにてマーティン・シュレップァー演出『白鳥の湖』を発表。チャイコフスキーが 1877 年に制作した原典譜を採用し、またその当時の初版台本に基づいて登場人物を設定するなど、オリジナルを尊重しつつ 単なる古典への回帰ではな く、きわめて普遍的な人間ドラマに仕立て上げ、不屈の名作をに新しい息吹をもたらしチケットも完売。ヨーロッパバレエ界では話題作品となりました。

来日公演のプロモーションのため、バレエ・アム・ラインのソリストである中ノ目知章さんの記者懇談会が開かれました。中ノ目さんは、シュレップァーのウィーン国立バレエ芸術監督就任に伴い、2020年9月にウィーン国立バレエに移籍するとのことです。

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中ノ目知章

1992年生まれ、神奈川県 出身。 現在 27歳。
児玉克洋、宮木百合子に師事。
2007年 第18回全日本バレエコンクール、第 40回埼玉全国舞踊コンクールに於いてジュニアの部第一位。
2008年 ハンブルクバレエ学校よりスカラシップを得て 2年間留学。 ジョン・ノイマイヤー、ケヴィン・へイゲンらの指導を受ける。
同校卒業後、ドルトムント劇場と契約、その後キール劇場、ノルウェー国立バレエ団 、そしてハーゲン劇場所属を経て現在ドイツ・デュッセルドルフ /デュイスブルクに拠点を置くバレエ・アム・ラインソリストとして活躍中 。
今秋9月のバレエ・アム・ライン初来日公演 シュレップア―版『白鳥の湖』ではオデットの継母の側近役予定 。

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ジークフリートと友人たち(C)Gert_Weigelt

Q. 今まで所属していたカンパニーとバレエ・アム・ラインの違う点は?

中ノ目:今まで所属していた劇場の中でも、環境がとても恵まれています。バレエスタジオが5つあり、サウナやジムもあり、マッサージなど身体のメンテナンスを受けられるところがすべて整っています。またカンパニーのレパートリーが今までいたカンパニーの中で一番充実して幅広いです。また、監督自身がクラスレッスンを週に一度してくれてお手本を見せてくれます。今までのカンパニーの中でも一番成長できたと思います。レパートリーはシュレップァーの作品だけではないのですが、彼はぼくを始め団員に合わせて振付けてくれるということもあり、みんなもぼくも彼の作品が一番好きです。

バレエ的、というのはちょっと表面的なところがあるので、彼はもっと人物を掘り下げようと思っていて、「パーソナリティ、パーソナリティ」と言ってそれぞれの個性を踊りに出してほしいと言っています。ぼくはなかなか出せないので、そこは普段のレッスンで出せるように努力しています。

Q.シュレップァー版『白鳥の湖』の特徴は?

ぼくなりの解釈になりますが、クラシック・バレエは綺麗に踊らなければならない。 衣装も飾り付けられていたり、特に“白鳥の湖”といえば白いチュチュを着た女性がアラベスクをしていたりという印象を持っている方が多いと思いますが、 マーティン・シュレップァーが見せたかったのは、 美しさだけではなくて、つねに“陰と陽” の美しさです。ぼくは女王の側近という悪役なので、バレエ的な美しさではなくて、人にある陰と陽を見せる部分にも美しさを見せているのが特徴だと思っています。表面的なものではないところに焦点を当てたような。踊っていてつらいところもあります(笑)中から出てくるものがないといけないのですが、つねに出せるわけではなくて。それが出せるととても心地よいです。ほかのバレエ団だと、グループで踊るときには揃っていれば良かったりしますが、ここでは、出演者一人一人が自分の個性を出さなければなりません。

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オデットの継母とロットバルト(C)Gert_Weigelt

Q.今回踊る「女王の側近役」は、悪役ということですが、ロットバルト的な役なのでしょうか?

普通の『白鳥の湖』だと悪役のロットバルト役は1人ですが、マーティンはロットバルトよりも継母役に焦点を当てています。継母の側近は4人のダンサーが演じていますが、継母も側近も全員アジア人で統一されています。マーティンはアジア人に対してリスペクトがあって、黒髪のアジア人の持つ陰の部分を視覚的にも引き出せるキャスティングだと思います。振付のときにマーティンから役についての、このシーンにはこういう意味があるのでこう踊れといった振付の細かい説明は一切なく、 指導の際にはそのダンサーから出てくる感情をしっかりと引き出して踊って欲しいと強く求められています。 

側近役という悪役を悪く見せるというより、 自分の中にある“陰”を意識して、自分自身であることを意識し、内から出てくる“悪”を自分の中から引き出して見せることを大切にしています。 

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Q.マーティン・シュレップァー版の「白鳥の湖」を一言で表すと?

「白鳥の湖という物語の奥深いところを見ることができる」ということだと思います。“ただ観て終わる”というのではなく、 “観てから考える”ということをお客様にゆだねているところがあります。 クライマックスも観た人の解釈にゆだねられるています。観て内側を覗き込むような感じの作品です。

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マーティン・シュレップァー (C)Gert_Weigelt

Q.マーティンはどのように指導してくれますか。 踊る側としてはどんなことを要求されますか?

マーティンは普段のレッスンでも全力で踊ることを求めてきます。筋肉を伸ばしきることを求められます。クラシックのポジションからは一切離れていないのですが、レッスンの中で自分を見つけ出すことを求められています。他のバレエカンパニーでのバーレッスンは作品を踊るためのウォームアップでしたが、 マーティンのレッスンはその概念が覆されました。 バレエというと“形として綺麗に踊ること”が求められがちですが、 マーティンは綺麗に踊るというよりも限界への挑戦や筋肉の使い方を意識した実用的なレッスンで、普段鍛えられた肉体を爆発させる場です。また普通は舞台の上ではミスをしない方がいいのですが、彼は、舞台の上でミスすることを恐れないでほしいと言います。リスクを冒すことを恐れないで 失敗してもいいので全力で踊るようにという気持ちがマーティンにはあります。失敗しないために少し簡単に踊ると怒られますね。毎日フルMAXで踊ることの積み重ねで、 舞台に立った時にも作品の演出・振付を全力で出すことができていると思います。彼はフィギュアスケートをやっていたので、筋肉の強さがダンスだけしかやっていない人よりもあり、優れたダンサーだったそうです。

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ロットバルトとオディール(C)Gert_Weigelt

Q.バレエ・アム・ラインで引き出してもらったものは?

バレエはやはり脚が重要で、ぼくはあまり脚が伸びるタイプではなかったのです。脚の伸ばし方をすごくマーティンに教えられました。脚がしっかりしてくるとしっかり立てるようになります。上半身も安定するので、この間ブルノンヴィルのセミナーに参加した時にも、難しい振りが苦になりませんでした。簡単に言うと付け根から脚を使うことです。やはり全部の脚の筋肉を使わないと伸ばせません。普段のレッスンの中で、毎回、骨盤から上を引き上げられて、こういう風に伸ばすんだと触って指導されました。マーティンから君は凄くいいダンサーだから、と励ましてもらって、それが力になっていると思います。せっかくいい脚をもっているのだから、もっとフィジカルに使ってほしいと言われますね。レッスン終わっても気軽に話していい、と言われているのでオフィスに気軽に行って相談に乗ってもらえる人です。リハーサルで手を抜くと呼び出されて「まじめにやれ」と怒られますが(笑)。

芸術監督がカンパニークラスを指導するというのは、ドイツでも他に例がなく、彼が指導するクラスの時にはダンサーたちは特に気合を入れていますね。ぼくは週三回ジムに行き、そのまま朝来てクラスレッスンを受けるのではなく、2時間前に来て身体をほぐしたりストレッチしたりしているのが助けになっています。マーティンと出会って思ったのですが、ありのままの自分を出すのが大変で大事で、それがダンスを作り上げていると思います。

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Q.音楽がオリジナル版ですが、やはり見慣れた白鳥の湖とは合わせ方が違うと思いますが。 

マーティンは音楽にはとてもインスピレーションを得ていると思います。そのため振付と音楽が合っていると感じます。オリジナルの音楽のCDを聴くとテンポが、普通のバレエの舞台での音楽より速いのです。このオリジナルのテンポを使ったのだと思います。レッスンの時に、この踊り方はバレエっぽいからやめて、と言われたりもしました。それはマーティンのバレエを踊る上で必要ないことだからだと思います。今までマーティンの作品で「くるみ割り人形」や「眠れる森の美女」などのチャイコフスキー三大バレエはありませんでした。小澤征爾さんの指揮した「白鳥の湖」にインスピレーションを受けてこの作品を振付けたとのことなので、よっぽど衝撃的だったんではないかなと思います。今回の指揮者である小林資典さんもドイツ、ドルトムントで活躍されていて、ドイツで活躍されている日本人の指揮者と一緒に日本で仕事できることはとても楽しみです。

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Q.このプロダクションの魅力と登場人物について教えてください 

王子のジークフリートを始めそれぞれのキャラクターの個性が現れています。王子だと心境の変化がとても繊細に描かれています。強さだけでなく弱さも見せていると思います。一般的な王子というよりも、心の変化や葛藤が見えてくる人間味のある役どころだと思います。僕は側近役としてオデットをいじめる役なので、できる限りオデットには悲しんで欲しい。ですがオデット自身もとても強い女性として作られていると思います。踊る人によっても役の解釈が違ってくるので、今回のダブルキャストでのダンサーそれぞれの個性の違いも見どころです。1回だけでなく、 2回、3回と観て欲しいです。 

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オデットの継母と従者たちを前に力を失う白鳥たち(C)Gert_Weigelt

Q,バレエ・アム・ラインで初来日公演を行うについて 

来日公演ができるとは考えてもいなかったので、ありがたいことです。日本で公演ができると聞いたときは「本当かな」と思いました。ツアー公演で台湾やスペイン、イスラエル、スコットランドなどには行ったことがあるのですが。今まで日本の振付を踊ることはありましたが、ドイツのバレエ団の振付を日本で踊ることはなかったのでとても楽しみです。 マーティンは、バレエ・アム・ラインを世界一のバレエ団にしようと頑張ってきましたし、ぼくは世界一のバレエダンサーになろうと思っています。劇場にぜひお越しいただき、 “ドイツの芸術”を感じて欲しいです。 

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公演名: バレエアムライン マーティン・シュレップァー演出 「白鳥の湖」
出演: バレエアムラインライン・ドイツ・オペラ バレエカンパニー)
演出: マーティン・シュレップァ―(バレエアムライン芸術監督/振付家)
指揮: 小林資典(ドルトムント市立オペラ 第一指揮者)
演奏: シアターオーケストラトーキョー(東京公演)/大阪交響楽団(兵庫公演)
東京公演: 2019年9月20日(金)18:30開演(17:45開場)
      2019年9月21日(土)11:30開演(10:45開場)
      2019年9月21日(土)18:30開演(17:45開場)
       Bunkamura オーチャードホール
兵庫公演: 2019年9月28日(土)15:00開演(14:15開場)
       兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
料金: S席 ¥20,000/A席 ¥17,000/B席 ¥14,000 /C席 ¥11,000 /D席 ¥8,000/SS席 25,000
    ※未就学児入場不可
主催: 関西テレビ放送、 BS日テレ、 キョードーマネージメントシステムズ
協力: WOWOW
後援: 在日ドイツ商工会議所、 ドイツ連邦共和国大使館
招聘・企画・制作: 関西テレビ放送、 キョードーマネージメントシステムズ

※バレエ・アム・ライン 日本公演アンバザダー #真飛聖 と #マーティン・シュレップァー によるアフタートークショーの開催が決定しました。
【開催日】東京公演:9/21(土)11:30公演 終演後 ※「白鳥の湖」上演時間は11:30〜14:15を予定。

 

2019/08/24

蝶々夫人は本当にいた!?熊川哲也が恋した「マダム・バタフライ」8/25(日)BS-TBS特番

【『マダム・バタフライ』制作特別番組 放送】

「蝶々夫人はフィクションではない、ノンフィクションだ」

バタフライのルーツを巡る長崎の旅で芸術監督・熊川哲也が見たものとは?

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蝶々夫人は本当にいた!?熊川哲也が恋した「マダム・バタフライ」
8月25日(日)13:00~14:00放送(BS-TBS)

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K-Ballet Company芸術監督・熊川哲也、最新作「マダム・バタフライ」。愛、裏切り、別れ、そして・・・愛するわが子のために武士の娘が下す決断とは?プッチーニの名作オペラ「蝶々夫人」に着想を得た、切なくも美しいグランドバレエが、この秋誕生!熊川哲也が制作のヒントを得るため長崎へ。実在したかもしれない蝶々のモデルに迫ります。さらに蝶々を演じるダンサーの汗と努力の毎日に密着!リハーサルや衣装合わせなどメイキング満載。

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熊川哲也さんの注目の最新作「マダム・バタフライ」のメイキング番組、とても面白そうですね!長崎をどのような視点で観たのか、どのような解釈を見せるのか。『クレオパトラ』であっと驚くスペクタクルを生み出した熊川さんによるサプライズ、楽しみにしています。

Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019「マダム・バタフライ」

2019年9月27日(金)~29日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

2019年10月10日(木)~14日(月・祝)
東京都 東京文化会館 大ホール

演出・振付・台本:熊川哲也
原案・音楽:ジャコモ・プッチーニ(オペラ「蝶々夫人」)
舞台美術デザイン:ダニエル・オストリング
衣裳デザイン:前田文子

キャスト

マダム・バタフライ:矢内千夏 / 成田紗弥 / 中村祥子
ピンカートン:堀内將平 / 山本雅也 / 宮尾俊太郎
スズキ:荒井祐子 / 井上とも美 / 山田蘭
花魁:中村祥子 / 山田蘭 / 杉山桃子
ボンゾウ:遅沢佑介 / 杉野慧
シャープレス:スチュアート・キャシディ

2019/08/22

新国立劇場バレエ団「マノン」にワディム・ムンタギロフがゲスト出演

新国立劇場バレエ団では、2011/12シーズン以来8年ぶりに、マクミランの名作『マノン』を上演します。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/manon/

そして主演キャストが発表されました。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_015930.html

2020年2月22日(土) 14:00
マノン 米沢 唯 デ・グリュー ワディム・ムンタギロフ

2020年2月23日(日) 14:00
マノン 米沢 唯 デ・グリュー ワディム・ムンタギロフ

2020年2月26日(水) 19:00
マノン 小野絢子 デ・グリュー 福岡雄大

2020年2月29日(土) 14:00
マノン 米沢 唯 デ・グリュー 井澤 駿

2020年3月1日(日) 14:00
マノン s小野絢子 デ・グリュー 福岡雄大

ということで、久しぶりにワディム・ムンタギロフがゲストで出演します。

ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズンで上映されDVD化された、サラ・ラムとワディム・ムンタギロフ(レスコー役には平野亮一さん)の素晴らしい『マノン』の映像をご覧になった方も多いかと思います。英国演劇バレエの最高峰として、本当に最高にドラマティックで美しい上演でした。そのワディムのデ・グリューを生で観ることができるのは本当にうれしいですね。前回も素晴らしかった小野絢子さんに加え、初役に挑戦する米沢唯さん、井澤駿さんも楽しみです。

あとはぜひ、レスコー役のキャストも早めに発表してくれると嬉しいですよね。

ロイヤル・バレエの『マノン』DVD/Blu-Rayでは、日本語解説書の翻訳を担当しています。ぜひ、この新国立劇場バレエ団の『マノン』の予習としてご覧ください。

 

2019/08/15

K-Ballet Company「マダム・バタフライ」記者会見

Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019『マダム・バタフライ』」の制作記者発表が開催されました。

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今年で創立20周年を迎えるK-Ballet Companyによる本作は、熊川哲也さんが振付ける、ジャコモ・プッチーニのオペラ「蝶々夫人」を原案とした世界初演のバレエ作品です。K-Balletとしては初めて日本を舞台とした作品をバレエ化することになります。

http://www.k-ballet.co.jp/performances/2019madame-butterfly.html

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熊川哲也さんは、西洋文化であるバレエの中に日本的な要素を入れることに大変苦労したとのことです。和の動きや史実を入れようとしたのですがそれは途中からは不可能であることに気が付いたとのこと。動きではなくて日本人の精神が作中で表現できれば、と語りました。

熊川さんは、リサーチを兼ねて長崎に旅行に行きました。外国人墓地に行き、開国されていない時代、まだ外国人との結婚が許されない時代にも確かに国境を越えた愛が育まれており、バタフライのモデルと思しきお菊さんという女性の存在も確認したとのこと。彼らの交流を描きたいと感じたそうです。

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プッチーニのオペラ「蝶々夫人」はよく知られていますが、バレエ化にあたっては、オペラに基づく部分は半分もないとのこと。『カルメン』と違ってオペラをそのままバレエにするには登場人物が少ないため、ピンカートンの生い立ちや婚約者との関係も見せたいので、作品は最初アメリカから始まるそうです。また、花魁の場面では素晴らしい遊郭のセットを作り上げ、そしてピンカートンとバタフライの出会いの場面をしっかり見せて、二人の愛が育まれる様子も描くとのこと。ラストもオペラとは違った様子で描く予定。

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(リハーサルの様子)

蝶々役のファーストキャストは矢内千夏さん。熊川さん曰く「天才的なセンスの持ち主でバレエの申し子である」とのこと。「日本人だからこそ感じ取れる、それを表現できる心情や繊細な動きなど、そういうものを自分の中で大切に表現できたら、と思っています」

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中村祥子さんは、蝶々と花魁の二つの役を演じる予定です。蝶々役については自分自身と一致する部分が見つからないきがして、とコメントしていましたが、果たしてどうなるか。熊川さんは「心身ともにピークを迎えている」と中村さんについて評していました。

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そしてピンカートンを演じる宮尾俊太郎さんは、今回、振付助手として熊川さんをアシストします。意見が対立することはあるか、と聞かれて「12歳年上なので、それはないです」と笑いを誘いました。「申し分ないアシスタントです。俊太郎のことは20歳の時から知っているが、独立したマインドを持っている。背中を見せる立場の年齢になってきた」との熊川さんのコメント。ピンカートン役については「ブーイングをもらえるよう頑張る」そうです。宮尾さんは、常任振付 / レペティトールに就任します。

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もう一人の蝶々役は、昨年9月に入団し、「シンデレラ」に続き2度目の主演に抜擢された成田紗弥さん。「透明感があり妖精のようなバレリーナ」と熊川さんは評していました。最初に発表されたポスタービジュアルのモデルは彼女です。「国籍や身分の違いを超える愛を、ステップや音楽に乗せて私が表現できるかというところが難しい」と謙虚です。

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今後のK-Ballet Companyのビジョンとしては、「昨今の難しい時世の中で、古典芸術が心を豊かにするもの、みなさんの癒しになるような活動をしていきたい。幅広いレパートリーを手掛けて行きたい。2020年はオリンピックイヤーですが古典芸術はいろんな要素に流されず変わらず平常心で活動したい。2020年はレパートリーとしている全幕に加えて、9月に新制作を行い、宮尾俊太郎の第一回作品を発表します」とのことです。

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本作の特別番組が8月25日13:00からBS-TBSで放送されるそうです。番組では、熊川さんが作品ゆかりの地である長崎を訪れ、歴史や文化を巡るとのことで、こちらも楽しみですね。

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Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019「マダム・バタフライ」

2019年9月27日(金)~29日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

2019年10月10日(木)~14日(月・祝)
東京都 東京文化会館 大ホール

演出・振付・台本:熊川哲也
原案・音楽:ジャコモ・プッチーニ(オペラ「蝶々夫人」)
舞台美術デザイン:ダニエル・オストリング
衣裳デザイン:前田文子

キャスト

マダム・バタフライ:矢内千夏 / 成田紗弥 / 中村祥子
ピンカートン:堀内將平 / 山本雅也 / 宮尾俊太郎
スズキ:荒井祐子 / 井上とも美 / 山田蘭
花魁:中村祥子 / 山田蘭 / 杉山桃子
ボンゾウ:遅沢佑介 / 杉野慧
シャープレス:スチュアート・キャシディ

2019/08/14

新国立劇場バレエ団、吉田都さんの芸術監督就任第一作目演目はライト版『白鳥の湖』

8月7日、8日に吉田都さんの引退公演「Last Dance」が行われました。都さんがバレエを通して伝えたいことが詰まった、本当に温かく美しく感動的で素晴らしい公演でした。出演者も演目も構成も完璧でした。

都さんが大事に踊ってきたレパートリーが上演され、その中でも代表作のアシュトン『シンデレラ』の3幕のソロで、キラキラのガラスの靴を取り出した時に、このガラスの靴こそが、都さんが愛してやまなかったバレエの象徴なんだと思ったら、じわ~と涙が出てきました。日本の主要バレエ団のプリンシパルとの共演を果たした『誕生日の贈り物』も華やかでした。また、ロイヤル・バレエでパートナーシップを築いたフェデリコ・ボネッリ、イレク・ムハメドフとの共演を見られたのも嬉しかったです。最後の演目、ピーター・ライトの『ミラー・ウォーカーズ』でムハメドフに優しくリフトされながら舞台を去っていく少女のような都さんは、とても満たされた幸せそうな表情でした。多くの人に祝福され、見事なキャリアの幕切れを見せてくれました。テレビ収録されていたので、放映が楽しみです。

このLast Danceで都さんが踊った作品の一つが、ピーター・ライト版の『白鳥の湖』の4幕冒頭でした。パ・ド・シスの音楽を使ったドラマティックで悲劇的なパ・ド・ドゥ。都さんがオデットのラインを美しく出していて、ボネッリの献身的なサポートも素晴らしかったです。このライト版『白鳥の湖』は、バーミンガム・ロイヤル・バレエのレパートリーに入っており、都さんがバーミンガム・ロイヤル・バレエ(当時はサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ)時代に初めて主演を飾った作品でもあります。

そのピーター・ライト版『白鳥の湖』が、新国立劇場舞踊部門 吉田都さんの芸術監督就任第一作目の演目に決定しました。(新国立劇場バレエ団2020/2021シーズン開幕公演)シーズンラインアップの全貌は2020年1月に発表されるとのことです。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_015857.html

ピーター・ライト版『白鳥の湖』は、心理描写にも定評がある演出で、とてもドラマティックです。スウェーデン王立バレエのレパートリーにもなっており、DVD化されています(ただし廃盤)。現在の牧阿佐美版は淡白な作りで、4幕にはパ・ド・ドゥがないので盛り上がらないという欠点がありました。今後はピーター・ライト版となるのは喜ばしい限りです。


サー・ピーター・ライトと吉田都さんの師弟関係は皆さまご存知の通りであり、都さんはライト作品の振付指導も手掛けています。そして「Last Dance」でもピーター・ライトの感動的なメッセージビデオが多くの方の胸を打ちました。あとは、『くるみ割り人形』も人気のライト版に変更で来たら嬉しいですよね。

とにかく吉田都さんが率いることになる新国立劇場バレエ団が楽しみになってきました。

 

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