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バレエ(国内公演情報)

2022/07/01

【参加者募集】さいたまダンス・ラボラトリVol.6(2022) 夏期集中ワークショップ 2022年8月2日(火)〜6日(土)/湯浅永麻『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』(岡田利規テキスト・演出)

明日を担う若手ダンサーの育成や作品創作を目的として、2018年度よりスタートした育成・創造事業「さいたまダンス・ラボラトリ」

https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/94493/

2022年8月2日(火)〜6日(土)彩の国さいたま芸術劇場で開催されます。


第6弾となる今回は、イスラエルのバットシェバ舞踊団で活躍するダンサー中村恵理による「Gagaクラス」と、オハッド・ナハリン作品の「レパートリークラス」を開催いたします。バットシェバ舞踊団元芸術監督のオハッド・ナハリンが考案した「Gaga」は、身体の声に耳を傾け「動く喜び」を実感するムーヴメント・ランゲージとして世界的に高い注目を集めています。さらに「レパートリークラス」では、これまでバットシェバ舞踊団が上演してきたナハリン作品を舞踊団の現役ダンサーから教わることのできる貴重な機会です。

また、初回から継続して講師を務め、国内外で多岐にわたり活動する湯浅永麻を再び迎え、リサーチ・ワークショップ「Sources of creation」を開催いたします。これまで湯浅が手掛けたラボの過去作品等を映像によって創作プロセスを振り返りながら、作品を創作するにあたってのコンセプトの源、動機や意義、そしてそれらを体現するムーヴメントのあり方について、皆さまとオープンかつフラットに対話を重ねていきます。作品の完成(アウトプット)を主なる目的とするのではなく、インプットを重視したクラスです。

自身の身体と集中的に向き合うワークショップ。意欲溢れるダンサー/アーティストの皆さま、ぜひふるって応募ください。

【ワークショップ日程】
2022年8月2日(火)~6日(土)

【会場】
彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場

【タイムスケジュール&プログラム】
①11:00~12:15 Gagaダンサー(講師:中村恵理)
②12:30~14:00 オハッド・ナハリン作品レパートリークラス(講師:中村恵理)
<休憩>
③15:00~19:00 リサーチ・ワークショップ「Sources of creation」(講師:湯浅永麻)
※タイムスケジュール、プログラム等はやむをえない事情により内容を変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※その他、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより内容を変更する場合があります。

【講師/ナビゲーター】中村恵理・湯浅永麻

【参加費】25,000円(税込)

【定員】25名

【対象】
15歳以上35歳未満のダンス経験者・中級以上
※原則、全日程参加できる方。
※ダンス経験のジャンルは特に問いません。対象外の年齢の方は相談可。

【応募方法】
応募フォームより以下の必要事項をご記入の上、締切日までにご応募ください。

①氏名 ②フリガナ ③性別 ④年齢 ⑤生年月日
⑥郵便番号 ⑦住所 ⑧電話番号 ⑨メールアドレス
⑩ダンス経験(ジャンル・年数及び舞台経験の詳細、出身校や所属校・機関など)
⑪「さいたまダンス・ラボラトリ」に参加したい理由(200字以内)
⑫顔写真1枚(1MB以内)※ファイル名に氏名必須
⑬全身写真1枚(1MB以内)※ファイル名に氏名必須
⑭動画
課題:インプロヴィゼーション(音楽なし、無音。基本的に自由即興ですが、「固体」「液体」「気体」のタスクを用いる)のソロ映像2分
※YouTubeに限定公開でアップし、リンクをフォームにてご入力ください。動画名に氏名の記載必須。

【応募先】下記フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/X165b4XW3uLavv4t8

【応募締切】
2022年7月10日(日)必着
※応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
※今回のカリキュラムでは、中村恵理クラス・湯浅永麻クラス両方にご参加いただきます。クラスを選ぶことはできません。
※結果は2022年7月15日(金)までに、応募者全員に通知いたします。
※定員に余裕がある場合に限り、締切後でも受け付けます。

【お問い合わせ】
彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当)
Email: workshop@saf.or.jp Tel: 048-858-5506

※さいたまダンス・ラボラトリ、今回は第6回目の開催となり、継続してノウハウも構築されてきており、さらに湯浅永麻さんが初回から毎回携わっていて、多くのことを伝えていっていることが感じられます。今回は、バットシェバ舞踊団で活躍する中村恵理さんが講師ということで、オハッド・ナハリンのメソッド「GAGA]を学ぶことができるだけでなく、ナハリンのレパートリーも日本で体験できる貴重な機会です。

(今回は公開パフォーマンスはありません)

【講師プロフィール】

中村恵理(Eri Nakamura)

ダンサー。長野バレエ団出身。奨学生としてメルボルンのオーストラリア・バレエ学校に3年間留学し、2002年首席で卒業。2003年から2007年までスペイン・マドリードのヴィクトル・ウラテ・バレエ団に所属。2007年、Grademir Pankov氏が芸術監督を務めるカナダ・モントリオールのグラン・バレエ・カナディアンに移籍し、2008年までソリストとして舞台に立つ。その後2011年より現在までイスラエルのバットシェバ舞踊団に所属。ダンサーとして活動するほか、2015年よりオハッド・ナハリン作品『LAST WORK』『Venezuela』、ロイ・アサッフ作品『ADAM』の衣裳デザインを手掛けるなど、多岐にわたり活躍している。

 

湯浅永麻(Ema Yuasa)

ダンサー・振付家。モナコ公国プリンセスグレースアカデミーを首席卒業後、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアター(NDT)に約11年間所属。退団後、スウェーデン王立バレエのマッツ・エック版『Juliet & Romeo』ジュリエット役、サシャ・ヴァルツ『Körper』等に客演。シディ・ラルビ・シェルカウイ率いるEASTMANにも所属。異ジャンルアーティストとのコラボレーションプラットフォームXHIASMA(キアスマ)プロジェクトを立ち上げ、数々の作品を発表。第13回、15回日本ダンスフォーラム賞を受賞。現在はダミアン・ジャレ/名和晃平の新作に参加するなど、国内外で多岐にわたって活動している。

※※※※

なお、9月1日~4日には、湯浅永麻さんが出演する『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』(岡田利規テキスト・演出)が彩の国さいたま芸術劇場で上演されます。

https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/94292/

2021年3月、彩の国さいたま芸術劇場の育成・創造プロジェクト「さいたまダンス・ラボラトリVol.3公演『明日を探る身体』」にて、ワーク・イン・プログレスとして発表された『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』。

テキスト(言葉)と身体との従来の関係を更新し続け、現代社会の課題に批評的な視点から切り込んできた演劇作家・小説家の岡田利規。その岡田がテキスト・演出を担い、ダンサー・振付家の湯浅永麻がそれらを身体に取り入れ語り、踊ったワーク・イン・プログレスでは、作品全体の第一部が披露されました。SNS上で展開する主張を導入として、湯浅の身体をフィールドに他者たちの言説が飛び交った第一部に加え、この秋、第二部、第三部を岡田が新たに書き下ろす完成版の上演が決定。更に岡田作品でも俳優として特異な存在感を示す太田信吾が舞台上に加わります。

日時

2022年
9月1日(木)・2日(金)19:00開演
9月3日(土)・4日(日)14:00/18:00開演

※演出の都合により開演時間に遅れますとご予約席へのご案内ができない場合がございます。

会場

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

テキスト・演出

岡田利規

共同振付

岡田利規、湯浅永麻、太田信吾

出演

湯浅永麻、太田信吾

2022/05/29

K-BALLET COMPANY「カルメン」公開リハーサル/6月1日より上演、全キャスト配信あり

先日、6月1日からBunkamuraオーチャードホールで上演される、K-BALLET COMPANYの熊川哲也振付「カルメン」、報道向けの公開リハーサルがあり、行ってきました。

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写真:Ayumu Gombi

左より、石橋奨也、日高世菜、高橋裕哉、浅川紫織、小林美奈、堀内將平、成田紗弥、山本雅也

https://www.k-ballet.co.jp/contents/2022carmen

2014年に熊川哲也振付で初演された本作は、「カルメン」を全3幕のグランド・バレエとしたもの。メトロポリタン・オペラなどのプロダクションのデザインを手がけたダニエル・オストリングが舞台美術を手掛け、鮮やかでスリリングな激情のドラマとして高く評価されました。

今回は、怪我により2018年に惜しまれながら一度は引退したプリンシパルの浅川紫織が、けがを克服して復帰を果たし、4年ぶりに主演を飾ることが話題となっています。

公開リハーサルでは、今回主演する4組のペアのそれぞれの演技を見せて、見比べるというユニークな試みを行いました。日高世菜と石橋奨也成田紗弥と山本雅也小林美奈と堀内將平の3組は、ラストのドン・ホセがカルメンを手にかけるシーン、そして浅川紫織、高橋裕哉組は、群舞を従えての「ハバネラ」のシーンのリハーサルを見せてくれました。

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写真:Ayumu Gombi 

熊川哲也芸術監督は、このドン・ホセがカルメンを手にかけてしまうシーンを見比べるという意図について説明しました。

「「カルメン」や「クレオパトラ」はクラシックバレエとは違ったドラマティック・バレエです。役の解釈については、あえて口を出さないところがあります。教えた通りにやったからと言って満足するかと言ったらそうではない。僕が初演で演じた時、怒りで殺したというところはあったけど、ゲストのロベルタ・マルケスとやったときにはそうではなかった。あとはそれぞれが、成長していく上での経験があったり、恋愛だったり、出会いと別れがあったりで変わってくる。このシーンでは、それぞれの“死にざま”や“殺(あや)めざま”があるはず。複雑に入り混じる心情をどう表現するかはキャスト一人ひとりに委ねている。自分なりの見せ方で踊って欲しい」

確かに3組3様の解釈の違いが見られて、大変興味深かったです。特にドン・ホセがどのように苦悩し、嫉妬し、愛する女を殺してしまうのか、手にかけてしまった彼女を目にしての後悔…。リハーサルが終わった後、一人一人の出演者が役の解釈について語りました。

日高世菜、石橋奨也 2022年6月2日(木)18;30、5日(日)13:00公演
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写真:Ayumu Gombi (2点とも)

熊川「最後殺す時どういう気持ちで殺しているの?」

石橋「それは、怒りが強い」

熊川「あーやっぱり。確信的なの?」

石橋 「プロローグの時からすでに決めています」

石橋さんは、感情を内に秘めているタイプで、でも言葉の通り強い怒り、裏切られた哀しみを感じさせて、傷ついた獣の目をして強い決意で感情をカルメンにぶつけています。日高さんは手脚がとても長く身体の表現が大きく、音楽性も豊か。どうしてこんなことになったのか、おびえるような気持ちも現れています。震えのような細かいパ・ド・ブレが美しい。

日高「オペラをバレエにした作品なので、歌うように踊れたらと思っていて。カルメンはいろいろ誘惑します。自由奔放なのですが、歌うように踊れたらいいと思っています。」

成田紗弥、山本雅也  2022年6月2日(木)14:00、4日(土)13:00公演

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写真:Ayumu Gombi (2点とも)

熊川「プロローグの時にピストルを頭につけるんだけど、その時には、この世にはもう誰も残っていないから、死ぬ前に思いを伝えたいってストーリー。雅也はどういう想いで彼女を殺すの?」

山本「僕も怒りです。序盤は悲しみがあります。」

4組の中で最年少の山本さんは、少年のようなナイーブさを感じさせる一方、踊りはダイナミックで華があり、輪郭がはっきりしています。カルメンを手にかけた後の打ちひしがれた表情が印象的です。成田さんのカルメンは、実に小悪魔で強い生命力があり、最後まで彼を翻弄しています。二人ともシェネがとても美しい。

成田「わたしのカルメンはホセにはあまり情はなくて、ワンナイトラブなのにホセがしつこいと思っています。」

 

小林美奈、堀内將平 2022年6月3日(金)14:00公演 

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写真:Ayumu Gombi (2点とも)

堀内「僕は、真面目な青年が全部を彼女のために捨ててきたのに、捨てられてしまい、傷ついた心で、そのうちに愛を伝えようとするんだけどそのうちに混乱して最後は殺してしまいます」

その言葉の通り真面目で内向的な青年ホセで、殺してしまってから銃を落として手の震えが止まらない演技、茫然として、カルメンを抱きかかえ、とぼとぼ歩くさまがリアルで悲しみがこもってした。小林さんのカルメンは、強い女を気取りつつも、3人の中では一番ホセへの情がにじみ出ているように感じられました。

小林「カルメンは自由奔放で、自分の意志のまま、ストレートに思いを伝えて生きている女性だと思います。翻弄して周りを巻き込んでいます。

 

浅川紫織、高橋裕哉 2022年6月1日(水)14:00、4日(土)17:30公演

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写真:Ayumu Gombi (3点とも)

浅川紫織は、「ハバネラ」のシーンを群舞を従えて踊りました。彼女を崇拝する多くの男性たちを従え、コケティッシュで妖艶な魅力で惑わせていきます。ケガで一度は引退し、ブランクがあったとは思えない鮮やかでダイナミックさに加えて、優雅さもあります。

浅川「わたしはK-Balletのカルメンという作品自体が大好きで、初演は2014年だったので踊るのは8年ぶりになります。とても光栄なことです。どういうカルメンかはまだ本番まで探りたいと思います。先ほど世菜さんが言っていた、オペラの中にある歌詞で、「今日はわからない、明日かもしれないし一生ないかもしれない。私のことを惚れるのはみんなの自由だけど気をつけなさい」というのがとても印象に残っています。そういう感じなのを常に意識して気持ちとして。どういう風になるかは劇場に行って確かめていただければ。

この場面ではカルメンにどうしようもなく惹かれている男性の一人としてのホセを演じている髙橋さん。

高橋「闘牛場に行くまでにかなり思考回路がおかしくなる、カオスというか、かなりダークな方面での接し方の結果、彼女を殺してしまいます」

熊川「深いですね。最後殺して独り占めにしたいと思う、みたいな。誰にも渡さない、と」

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写真:Ayumu Gombi 

4キャストそれぞれが異なった個性、解釈で愛と激情のドラマを伝えてくれる、熊川哲也版「カルメン」。演技力もバレエのテクニックも優れたトップダンサーたちの競演は見逃せません。

 

私も初演はじめ何回も観ていますが、数ある「カルメン」のバレエ化作品の中でも、バレエらしい作品であり、またクライマックスの演出のドラマは他の「カルメン」とは全く違ったもので、思わず引き込まれてしまう傑作です。熊川さんの演出だけあって、ドン・ホセの心理描写、ダンスにも比重が置かれているのもほかにない特徴だと思います。

◎公演日程
2022年6月1日(水)14:00
2022年6月2日(木)14:00/18:30
2022年6月3日(金)14:00
2022年6月4日(土)13:00/17:30
2022年6月5日(日)13:00

主催

TBS

会場

Bunkamuraオーチャードホール

日程

2022年6月1日(水)~6月5日(日)


チケット料金

(税込)


S:¥15,000
A:¥11,000
B:¥8,000
C:¥6,000


A親子席:¥15,000
└大人1名+ 子供1名/A席エリア
 5歳以上小学6年生以下

学生券:¥3,500
└中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定

※A親子席・学生券はTBSチケット・チケットぴあWEBにて取り扱い

怪我を克服して復帰した浅川紫織さんについてのドキュメンタリーもぜひ。

なお、千穐楽となる、6月5日(日)13時公演を、オンラインライブ配信することが決定しています。
TBS が誇る高い映像制作技術、高精細4Kカメラで撮影された大迫力の映像です。

https://www.k-ballet.co.jp/contents/526906

また今回カルメン役として、カンパニーを代表する豪華キャストが名を連ね、いずれも見逃せません。そのそれぞれの魅力を味わっていただけるよう、今回に限り4組すべてのキャストを特別にライブ配信(スイッチングなしで、舞台全景を楽しんでいただく固定カメラ)します。全キャストをお楽しみいただくためのお得なセット券もあります。

■TBS が誇る高い映像制作技術、高精細4Kカメラで撮影された大迫力の映像で! 
ライブ配信<4Kカメラ・スイッチングあり>

◆配信日時
2022年6月5日(日)13:00公演 ※6月6日(月)23:59 まで視聴可能

出演:カルメン / 日髙世菜、ドン・ホセ / 石橋奨也、他 Kバレエ カンパニー

◆視聴チケット料金
3,800円(税込)

◆購入先
TBSチケット / U-NEXT ※6月6日(月)21:00まで購入可能

 

■カンパニーを代表する顔ぶれが連ねる主演4キャスト。演劇的バレエのさらなる境地に挑む!
ライブ配信<固定カメラ・スイッチングなし>  
※舞台全体を観ていたいという方々向けの映像となります。 

◆配信日時

① 2022年6月3日(金)14:00公演 

出演:カルメン/小林美奈、ドン・ホセ / 堀内將平、他 Kバレエ カンパニー

※同日23:59 まで視聴可能

 

② 2022年6月4日(土)13:00公演

出演:カルメン / 成田紗弥、ドン・ホセ / 山本雅也、他 Kバレエ カンパニー

※同日23:59 まで視聴可能

 

③2022年6月4日(土)17:30公演

出演:カルメン / 浅川紫織、ドン・ホセ / 髙橋裕哉、他 Kバレエ カンパニー

※同日23:59 まで視聴可能

視聴方法・お問い合わせ等

TBSチケット:https://tickets.tbs.co.jp/tbs/streaming/  
※推奨環境:J-Stream Equipmediaをご確認下さい。

U-NEXT: https://help.unext.jp/info/info420

④2022年6月5日(日)13:00公演

出演:カルメン / 日髙世菜、ドン・ホセ / 石橋奨也、他 Kバレエ カンパニー

※同日23:59 まで視聴可能

◆視聴チケット料金
1キャスト券 / 各2,500円(税込)
4キャストすべてお楽しみいただく セット券 / 8,500円(税込)

◆購入先:【TBSチケット】
※それぞれの配信当日20:00まで(セット券のみ6月3日(金)正午まで)購入可能

2022/05/26

熊川哲也による新プロジェクト、Bunkamura K-BALLET Optoを始動

BunkamuraとK-BALLET COMPANYは合同で、Bunkamuraオーチャードホール及びK-BALLET両方の芸術監督である熊川哲也による新プロジェクト、Bunkamura K-BALLET Optoを始動します。

https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/22_opto_petit/

旗揚げ公演は2022年9月30日(金)、10月1日(土)、KAAT神奈川芸術劇場(ホール)にて開催。

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ワレルスキー作品:「Petite Ceremonie (プティ・セレモニー)」 より  Photo:Michael Slobodian

本プロジェクトは特に、K-BALLET COMPANY舞踊監督の渡辺レイの指揮の下(今後はK-BALLET Opto舞踊監督を兼務)、K-BALLETダンサーを基盤に、世界の気鋭の振付家によるオリジナル作品や、他ジャンルとのコラボレーションなど、ダンスの魅力を多角的に捉えた作品で、K-BALLETの新たな光(=Opto)を生み出し、より多くの方々に鮮烈なライブ体験をしていただく機会を提供します。


K-BALLETは設立から四半世紀、芸術監督熊川哲也の下で絢爛豪華な古典バレエの全幕作品を生み出し、国内屈指の活動を続けてきました。そして今、「かつて自らが様々な芸術家と交流し、その作品に触れることでダンスの深淵を見たように、同じ感動・経験をダンサー/観客の皆様にも届けたい」との熊川の思いを実現するべく、2012年来芸術監督を務め、K-BALLETのホームであるBunkamuraオーチャードホールと手を携えてK-BALLET Optoは誕生しました。


オーチャードホールを離れての公演となりますが、挑戦する芸術家を全力で応援するBunkamuraの精神はそのままに、新プロジェクトを堪能いただきます。

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ワレルスキー作品:「Petite Ceremonie (プティ・セレモニー)」 より  Photo:Michael Slobodian


旗揚げとなる9月公演では、メディ・ワレルスキー、森優貴、渡辺レイの振付作品を上演します。

アジア初上陸となるワレルスキー(Medhi Walerski) は、コンテンポラリーダンスの雄、NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)の次期芸術監督と呼び声高い気鋭の振付家(現在はカナダ、バンクーバーのBallet BCの芸術監督)。代表作「Petite Ceremonie (プティ・セレモニー)」は、彼のクラシックバレエの背景と欧州の最前線のセンスが融合した、ユーモアとウィットにあふれた作品。古典作品とは違ったK-BALLETダンサー達の新たな一面や個性が見えるはずです。


森優貴、渡辺レイには新作を委嘱。森優貴はドイツ・レーゲンスブルク歌劇場で7年にわたり舞踊芸術監督を務めた実力者。渡辺レイは名匠イリ・キリアン率いるNDTで数々のトップ・コレオグラファーに指名され多くの主要な役を踊った経験を、自らの振付にいかんなく発揮しています。彼らのような、海外の第一線で活躍したアーティストが、母国日本から世界へ発信する機会を生み出すことも、本プロジェクトの目的です。「まだ知らないK-BALLET」をぜひ劇場でご覧ください。

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ワレルスキー作品:「Petite Ceremonie (プティ・セレモニー)」 より  Photo:Michael Slobodian

◆K-BALLET Opto(オプト)とは?
Opto(オプト)は「光」を意味する言葉です。
国内屈指の規模と華麗な美術の古典作品でバレエマーケット開拓をした熊川哲也が、
新たな光(=Opto)を灯すべく、K-BALLET Optoは立ち上がりました。具体的には、
K-BALLET COMPANYのダンサー達と国内外の一流の芸術家とのコラボレーションを通じて、
下記の3つを目指します。


1.「今、絶対に注目すべき振付家」作品の紹介
2.若き才能(ダンサー・振付・美術・衣裳・作曲・脚本)の発掘とプロデュース
3.日本発、世界を狙う良質なオリジナル作品のクリエーション

K-BALLET COMPANY芸術監督、オーチャードホール芸術監督
熊川哲也 コメント
K-BALLETを創立以来、直感的かつ本能的に、その瞬間におけるベストな
選択は何かを判断してきました。24年が過ぎ、揺るぎない古典作品と実績を
手にしたK-BALLETが見る次なる光。真の実力をもつ国内外の多くの才能
に機会を与える場になることを願って。私自身、大いに驚かせてもらえることを
期待しています。

Bunkamura K-BALLET Opto 「プティ・コレクション」 概要 (4公演)
【日時】 2022/9/30(金) 12:30開演 | 17:30開演
10/1(土) 12:30開演 | 17:30開演

【会場】 KAAT 神奈川芸術劇場 (ホール)(神奈川県横浜市中区山下町281)
【チケット(税込)】 S¥9,000 A¥7,500 B¥3,000 5/31(火)~MY Bunkamuraにて先行発売開始
【主催】 K-BALLET 【一般発売】6/25(土)
【お問合せ】 03-3477-3244

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ワレルスキー作品:「Petite Ceremonie (プティ・セレモニー)」 より  Photo:Michael Slobodian

「プティ・コレクション」―プティ・プティ・プティ!

プティ・コレクションとは?

今回上演する3作品には、すべてタイトルにプティ=「Petit」(フランス語で小さい、あどけないという意味)が付されています。日本ではかつて「あどけない、かわいい」を意味する言葉として「いとうつくし」(「うつくし(美しい)」)を使用していました。単純にプティ=かわいいだけではく、かわいさが秘めもつ「強い美しさ」を感じ取っていただきたいという思いを込めています。

アジア初演:Petite Ceremonie (プティ・セレモニー)/ 小さな儀式
Medhi Walerski / メディ・ワレルスキー振付

世界初演:Petite Maison (プティ・メゾン)/ 小さな家
Yuki Mori / 森 優貴振付
『プティ・コレクション』─プティ・プティ・プティ!

世界初演:Petit Barroco (プティ・バロッコ)/ 小さな真珠(ゆがんだ真珠)
Rei Watanabe / 渡辺レイ

飯島望未、日髙世菜
堀内將平、山本雅也

石橋奨也、小林美奈
成田紗弥、杉野慧

他 K-BALLET COMPANY

optoはもともと、コンテンポラリーダンスを通じて、質の高い舞台芸術に触れていただきたい。そんな思いから、2012年渡辺レイを筆頭に活動をスタートさせたプロジェクトです。メンバーの渡辺レイ、小㞍健太、湯浅永麻は、Nederlands Dans Theater(NDT1,メインカンパニー)に在籍し、現代振付家の巨匠イリ・キリアンをはじめ、世界的な振付家たちの作品に出演し、実績と経験を積み上げてきました。同じルーツを辿った3人は近年多岐にわたり活躍しています。その3人が中心となり創り出すダンスパフォーマンスは、世界的な振付家の作品を上演できる数少ない日本のダンスプロジェクトとなっています。今までも、群馬県桐生市、そして彩の国さいたま芸術劇場や愛知県芸術劇場などで公演を行ってきました。

https://taci.dance/opto/

渡辺レイさんがK-BALLET COMPANYの舞踊監督に就任し、optoの精神をバレエの中に息づかせるという、先進的なプロジェクトへと発展していったわけです。今年のK-BALLET COMPANYの「クラリモンド」トリプルビルで上演された、渡辺レイさん振付の「FLOW ROUTE」は、クラシック・バレエのカンパニーとは思えないほどの、インパクトが強くヨーロッパの香り漂う洗練されたコンテンポラリーダンス作品で、中でも飯島望未さんの表現力には驚かされた次第です。期待の野心的な企画、楽しみにしています。

2022/01/22

2月5日、6日 ディミトリス・パパイオアヌー『NOWHERE』ディレクターズ・カット版 上映会 (彩の国さいたま芸術劇場)

2019年来日の『The Great Tamer』で大きな反響を呼び、今年の夏に新作を携えて再来日予定のギリシャの振付家ディミトリス・パパイオアヌーによる映像作品『NOWHERE』ディレクターズ・カット版の上映会が、2月5日、6日に彩の国さいたま芸術劇場にて決定しました。

https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/92470/

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アテネ五輪(2004)開閉会式を演出、ピナ・バウシュ亡き後のヴッパタール舞踊団から初のゲスト振付家に指名されるなど、今や世界
のアートシーンでいち早くその名が挙がるディミトリス・パパイオアヌー。


自身のルーツであるギリシャが生み出した神話、彫刻・絵画などに現代アートや身体表現を接続する手法で、パパイオアヌーならではのスタイリッシュな舞台芸術を創造しています。
2019 年の日本初来日作品『THE GREAT TAMER』は、身体表現とインスタレーションが交錯する夢幻的なダンス・シアターで、大きな反響を呼び、鮮烈な印象を日本の観客に残しました。

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今回、2022 年夏に来日予定の新作『TRANSVERSE ORIENTATION』に先駆けて日本未公開の映像作品『NOWHERE』の上映会が埼玉で決定! オリジナルは、ギリシャ国立劇場から委嘱された舞台作品で、「人間に対して挑戦してくる空間を克服することを私はいつも考えています」と語るパパイオアヌーは、溢れるイマジネーションで劇場のリニューアルされた“舞台機構”とパフォーマーを大胆に振り付けました。

人間と機械を対峙させ、人間の存在についての問いを投げかけているようです。

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ピナ・バウシュの思い出に捧げた「For Pina」のシーンも印象的に展開する本作品、パパイオアヌーの独占インタビュー映像とともにお楽しみください。

パパイオアヌーの「THE GREAT TAMER」はその年に観たすべての舞台芸術作品の中でも最も強烈な印象を残した作品で、あまりの大胆さと奔放なイメージの奔流、深い知性、悠久の時間の中で展開される驚愕の出来事に衝撃を受けました。本作もとても楽しみです。

●上映作品
演目:NOWHERE(ディレクターズ・カット版)
映像化・編集:ディミトリス・パパイオアヌー
上映時間:約 60 分
(本編 約 40 分+インタビュー映像 約 20 分)
映像化製作協力:彩の国さいたま芸術劇場ほか
舞台版世界初演:
2009 年 10 月 14 日 ギリシャ国立劇場(アテネ)

●公演情報
日時:2022 年 2 月 5 日(土)・6日(日)13:00/15:30(全 4 回)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール
★本編の上映後、ディミトリス・パパイオアヌーのインタビュー映像(日本語字幕付き)を上映します。
料金(税込・全席指定):一般 1,000 円 U-25 500 円(公演時 25 歳以下。入場時要身分証)
※未就学児入場不可。 チケット好評販売中!
https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/92470/


●チケット取扱い・お問合せ:
○SAF チケットセンター 0570-064-939(休館日を除く 10:00~19:00)
[ウェブ] https://ticket.aserv.jp/saf/ (SAF オンラインチケット)
[窓口] 彩の国さいたま芸術劇場(休館日を除く 10:00~19:00)
埼玉会館(休館日を除く 10:00~19:00)
主催・企画・制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団

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ディミトリス・パパイオアヌー最新作
『TRANSVERSE ORIENTATION』

2019 年 6 月に来日した『THE GREAT TAMER』での大反響も記憶に新しいギリシャの振
付家・ディミトリス・パパイオアヌーが、最新作を携えて待望の再来日を果たす。


日程:2022 年 6 月 30 日(木)~7 月 3 日(日)予定
会場: 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
ビジュアル・演出:ディミトリス・パパイオアヌー
主催・企画・制作:彩の国さいたま芸術劇場/公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
共同製作:彩の国さいたま芸術劇場ほか
※チケット発売日、チケット代など詳細は HP、SNS などで発表予定。

TRANSVERSE ORIENTATION (2021) / a new work by Dimitris Papaioannou / trailer from Dimitris Papaioannou on Vimeo.

2021/08/27

8月28、29日上演 ファビュラ・コレクティブ「HUMAN.」日本人ダンサー4人にインタビュー

ウィリアム・シェイクスピア、ルイス・キャロル、オスカー・ワイルド。人間の極限の感情を暴く、英国を代表する3人の作家の古典を基にした新作を3人の振付家が振り付ける、ファビュラ・コレクティブの「HUMAN.」が、8月28、29の両日、新国立劇場小劇場で上演されます。

Fabulacollectivehuman

https://www.fabulacollective.co.uk/our-work/human

ファビュラ・コレクティブは2019年、英国で舞台美術・衣裳を手がけるデザイナーとして活躍する塚本行子を中心に設立されました。新進気鋭、トップクラスのアーティストと共に質の高い作品をイギリス国内外に発信するクリエイティブな集団で、20195月には『Elevation-昇華-』を東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で上演しました。

 シェイクスピアを基にした『レディ・マクベス』クリストファー・マーニー振付。オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイ』ジェームズ・ペット振付。そしてルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のアリスのお茶会を下敷きにした『Everything Would Be Nonsense』トラヴィス・クローゼン=ナイトが振り付けました。

このうち『Everything Would Be Nonsense』は、冨岡カイ、加藤美羽、土田貴好、岩瀬斗羽という4人の気鋭の日本人ダンサーをオーディションで選び、創作した作品です。4週間のリハーサル期間を経て、初演まで1週間という時期にリハーサルを拝見し、4人のダンサーにインタビューしました。(トラヴィス・クローゼン=ナイト、ジェームズ・ペットにもインタビューをしていますので、後程こちらも掲載します)

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左より 加藤美羽、冨岡カイ、トラヴィス・クローゼン=ナイト、岩瀬斗羽、土田貴好

このうち『Everything Would Be Nonsense』は、今年8月までNoism1で3年間活動した英国出身の冨岡カイ、ラ・ダンス・コントラステや中村恩恵のプロジェクト等で活動する加藤美羽、Noism2を経て文化庁の新進芸術家海外研修生としてドイツで活動した土田貴好、ランベール・スクールを卒業したばかりの若手、岩瀬斗羽という4人の日本人ダンサーをオーディションで選び、創作した作品です。4週間のリハーサル期間を経て、初演まで1週間という時期にリハーサルを拝見し、4人のダンサーにインタビューしました。(トラヴィス・クローゼン=ナイト、ジェームズ・ペットにもインタビューをしていますので、後程こちらも掲載します)

Everything Would Be Nonsense』のコンセプト:集団としての極端な社会規範や慣習に縛られ、いらだちを募らせている人々は皆それぞれに、今の状態を変えられるかもしれないという希望を胸に、ある行動を決意します。そんな彼らの心のうちには、彼らを束縛から解き放ち、前へ進ませようとする、帽子屋やウサギ、そしてアリスが潜んでいるのです。彼らの存在を受け入れることで、このお茶会に狂気のつむじ風が起こります。

 

リハーサルでは、緻密でスリリングな振付を、息が合った様子で4人が踊る様子を息を吞みながら観ることができました。パートナーリングが多く、男性二人と女性一人の組み合わせ、アクロバティックなリフトなども。お茶会をモチーフにしていて、一人一人が「アリス」の登場人物を思わせるところが出てくるのもとてもユニークです。男性ダンサー二人は強靭で、女性ダンサー二人はしなやか、その中でそれぞれの個性を発揮し、火花が散るような化学反応が生まれていました。

もう作品もかなりでき上がってきて完成度も高くなっていて、本番が楽しみです。もう大体一か月ぐらいクリエーションのプロセスでリハーサルを続けていらっしゃいますね。オーディションが今年の三月にあって、出演者が決まって、そしてトラヴィスが七月に日本にやってきて、そこから本格的に始めたという感じですね。 

作品コンセプトを聞いてどういう風にまず感じられましたか?

岩瀬:その時私が日々結構考えていたことでもあったので、身近に感じました。自分の状況とちょっと照らし合わせて感じるものが色々あると思いました。個人的に感じることはありましたね。

冨岡:僕のお父さんはイギリス人だけど、僕は日本人のダンサーで、トラヴィスはイギリスからやってきていて、どういうコミュニケーションができるのか、それもこの作品の中に入っています。作品を作り上げるプロセスの中でこの作品のアイディアは僕たちにとって重要なものでした。最初に、どのようにコミュニケーションをするかということで少し難しいことがありました。僕の母国語は英語で、日本語で説明されたときに理解できないことがあり、岩瀬さんが通訳してくれることがありました。クリエーションの中で3,4段階を経るという状況は面白いことでもあったのです。時にはトラヴィスが僕に何かを言って、岩瀬さんに説明して彼女がほかのメンバーに通訳することもありました。

また一緒にリハーサルを行った短い期間において、この作品の中にあるアイディアを実体験したので、言葉を介さなくてもお互いを理解できるようになりました。言語は重要ではなくなってきたのです。トラヴィスも同様に、コミュニケートすることができるようになったのです。時には、言葉では伝わらないこともありましたが、どうにか通じるようになりました。これこそが、この作品が求めているものではないかと思います。

岩瀬:コミュニケーションで英語の言葉と日本語の言葉と、わからないことがあったでしょう。そのことを何人も通して伝えていること自体が、作品に関係していて、作品のコンセプトにあるということも面白いですね。

 

四週間リハーサルをしているので皆さんも凄いコンビネーションとかパートナーリングとか素晴らしかったと感じています。

岩瀬:パートナーリングはすぐ、体になじみました。どこつかむ、とか 感覚がすぐ慣れてきたという感じです。

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ジェームズ・ペット、トラヴィス・クローゼン=ナイト

皆さん色んな振付家の方とお仕事されてきた と思うのですが、トラヴィスと今回仕事をして、いかがでしたか?

土田:ダンサーのことをとても大事にしているという感じがします。彼が今まで経験してきたことがいろいろあると思うのですが、ダンスでありながらヒューマンビーイングという感じで。人間であることの大事さということが伝わってきています。その辺がとても尊敬できます。

岩瀬:プッシュするところと、ケアのバランスがいい人だと感じました。自分が欲しいものはこれというのははっきりあるし、でもそれがありつつも、個人の思いとか、それに対してのメンバーの考えをちゃんと取り入れるように、毎回コミュニケーションを頑張って取ろうとして、一人ひとりに聞いてくれるっていうこと自体が、結構作品の幅を広げているというか、なんかソレが凄いなと思っています。そんなに色んなコリオグラファーと仕事したことがないのですけど、それは普通に個人として、素晴らしいなって思いますね。

冨岡:やっぱりトラヴィスさんの体の中の、動きの説明が素晴らしいし、言葉で日本語でも英語でもそれは難しいと思ったことでも、求めている音は体で本当に見せてできるから、すごくよくわかります。やっぱり今、僕たちは頑張っているけど、もうちょっと長く、もうちょっと強く、と求められますが、でもトラヴィスが求めていることを、動いて見せて僕たちに見せられるから、わかりやすいのです。

 

トラヴィスは本当にあの皆さん一人ひとりのことを結構色々喋ってくれました。斗羽さんは凄く若い方なのに、もう何年もプロでやっている人だと思ったとか。皆さんのアイディアとか聞きながら作品を作っていっているって言っていました。ルイス・キャロルのこの文章の中から、幾つか課題を与えて、それに対するフィードバックを皆さんから凄い宿題として与えてそれを参考にしながら作ったというお話をされていましたが、結構大変だなと思って聞いていました。

冨岡:体にもきついけど、最初のうち、このクリエーションは結構頭もきつかったです。両方同時にやると何もできないというところがありました。

岩瀬:プロセスが、脳みそがいっぱいになるような。身体も動かすけど、頭で考えたことをどう体に移すかみたいなものが多かったですね。最初の時期は全部zoomだったけど、やってみながら目が点になっていたしますね。


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皆さん振付家とお仕事されていたからクリエーションというのは今までもたくさんされていると思うんですけど、その中でも結構特に大変って感じでしたか?

 

加藤:今まで仕事をしてきた振付家さんよりは、ダンサーと創るという印象が多いと思いました。私は日本がベースなので海外の方とお仕事をすることが少なかったのですが、日本の場合には、ダンサーが創る分量よりも、振付家さんが作ってくれて与えてくれるということのほうが多いと感じています。でも今回の場合にはそうではなくて、もちろん作ってくれるけど、こっちに渡して、お互いにコミュニケーションをとりながら創るという過程がすごくたくさんあって、そういう作り方はすごく勉強になりましたし、面白いなと思いました。

冨岡:この作品はもちろんトラヴィスの創り方とスタイルが付いているけど、いつでもタスクを上げる時は、自分は何をしたいのですか?とよく聞いていたから、彼が、あなたは何をしたいとか、何をするのか?といつも聞いていたから、結構僕たちの自分のイメージやアイデンティティが入っていると思います。そういうチャンスはプレゼントとして私たちにあげてくださったもので、すごくいいと思います。もしこの作品をトラヴィスさんが別のダンサーで作るのだったら全然違う作品になると思います。この4人のダンサーが集まったからこそ、この作品になったということです。

皆さん四人が共同クリエイターとして作られたってこと素晴らしい成果にきっとなると思います。一か月ちょっとリハーサルをするっていうのは比較的クリエーションとしても時間はある方だったのでしょうか?それともタスクが多いから結構大変みたいな感じだったのでしょうか。

土田:充実していました。そんなに急いでいるわけでもなくて、焦っている感じでもなかったです。たくさんのタスクがある中で、その中でどれだけ今までの自分の個性とか出しながら、トラヴィスと駆け引きをしながら、相当濃いクリエーションであり、リハーサルでした。

『Everything Would Be Nonsense』 (C)Akihito Abe

『Everything Would Be Nonsense』 (C)Akihito Abe

たぶん頭もそうだけど肉体的にも凄いハードだった感じでしょうね。塚本さんが、皆さんがどんどん痩せていったっていうので心配されていました。

岩瀬:でもそんな自覚はないのですよね。4週間目でここまで来て、この4週間を振り返った時に、この作品だからマテリアルが基本自分たちでつくったものがほとんどで、作って貰ったところとか、もちろん修正して貰ったところはたくさんあるし、でもその元々作ったそのマテリアルが私たちが創ったものだから、こんなに作ったんだ、私たちが作ったマテリアルでここまでの流れができて、こういう表現があってっていうものができるんだ、というのがパズルみたいな、積み木みたいな感じで、凄いな、と第三者目線で思いました。

 

作品として緻密に作られていますよね。この四人で一つピースとしてうまくこう繋げていっているなっていうのが素晴らしいと感じました。

 

加藤:かなりやっていますよね、私たち。結構充実したプログラムだと思います。海外のことは知らないのですが、日本ではここまでみっちりやること、詰め込まれてダンスだけに集中することができて、一日中踊っている、踊るだけで大丈夫というのはあまりないのです。ダンサーとしても体は作られるし、経験も積める機会で、すごくいいなあと思っていています。

岩瀬:ルーティンに入るとわからなくなる癖があるのです、私は。ずっとやっていて、クリエーションが始まった時は、やることがいっぱいだなって、なんか毎日すごく長いなって思っているかもしれないけど、ルーティンが普通になると、やっている感覚がなくなる、得るものは得ているけど、自分がそれによってやりすぎがないというか、ルーティン化してきました。

冨岡:このプロジェクトではヒエラルキーもありませんし、すぐに最初に仲良しになって、その後、どんどん作品が体に入っていきました。トラヴィスは結構難しいことも言いますが、短い時間に創っていけるのが素晴らしいと思います。トラヴィスと一緒に創っていって、どんどん変わっていくことができました。

僕もNoismに入る前は英国でフルタイムのカンパニーに入っていましたが、今回プロジェクトは本当に集中した時期で、もっと重要で本質的なものだと感じます。一度きりの機会ですし、今はフリーランスなので次に何があるかわからないので。生きるか死ぬかというほどの重要な機会なので、僕たちは全員100%全力を注いで取り組んでいます。舞台で演じることができれば、こんな短い時間で、ここまで充実したことはめったにないという達成感があるのではと思います。短い時間ですが仲良しになって、一緒に集まるのはこの時間しかないから、大切な時間です。

岩瀬:私はまだ学校を卒業したばかりで若く、日本に帰ってくると、ほかの人の年齢を意識しなければならないのですが、ここでも最年少です。でも誰もが、ひとりの人間でいられる特別な場所だと感じます。

冨岡:僕たちがダンスを愛する理由のひとつは、どんな境界線も越えてくれるからです。私たちの社会や文化で経験することを、お互いのバックグラウンドとは関係なく共有できます。ジェームズやトラヴィスは英国で育ち学んできたのでもちろん背景は違います。でも言葉は違っていても、ダンスという言語の共通の理解があって、日本の先輩/後輩の概念はここにはありません。ここは日本ですが、外側から言われたことや期待されたことは気にする必要がありません。これはダンスであり、ダンスは特別なものであり、ダンスにはそれ自身の言語と社会があるのです。

岩瀬:トラヴィスも、英国人で英語をしゃべっているからかもしれませんが、同等の人間として扱ってくれるのでとてもやりやすいと感じています。

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皆さん、オーディションを受けて今回参加されている訳ですが、まず、なぜこの企画に関わりたいと思ったかというところからお話していただいても良いでしょうか。

土田:僕は2年前までドイツに研修で行っていて、帰ってきてもう一回ヨーロッパに行きたいと思ったのですがコロナ禍になってしまい、しばらくは行くことが難しいと思っていたのです。日本で活動していました。拠点は東京ではなくて新潟でした。スタジオ構えながらレッスンをしていたのですが、やっぱり自分はもっと吸収したいし、アンテナを張りながら、どんなチャンスがあるか伺っていました。2月くらいに募集を見て、絶対受けたいと思ってオーディションに参加させていただきました。まさかと思ったのですが、選んでいただけたので、これは頑張りたいと思いました。

加藤2年前にファビュラ・コレクティブの公演があったときにワークショップがあり、それを受けたのです。その時に、いつかこの人たちと仕事をする機会が欲しいと思いました。今回そういう機会があったので絶対にやりたいなと思って参加してみようと思いました。

冨岡:僕は英国で育ち、日本と英国のハーフです。数年前に、半分日本人である自分について理解することが大切だと思って、日本にやってきました。英国でダンスを学んできて、多くの日本人ダンサーもそこにいましたが、彼らにとって日本には十分な仕事がないと感じていたので、その理由を知りたいと思いました。僕のルーツとカルチャーを理解するうえで、ファビュラ・コレクティブが行っている、日本と英国の間の橋渡しというのは、僕の夢、ゴールと共通点があると思いました。自分のキャリアのなかでやりたいことだったのです。作品を経験しプロジェクトに参加することは、僕のキャリア、芸術、ダンスを追求するうえで大切なことでした。日本では芸術は実際にはそれほど広まっていないので、ファビュラの活動はアーティストに機会を与えるものであり、とても重要で、尊敬できるものです。

岩瀬:ランベールに一緒に行っている日本人の友達が、ちょうどオーディションの時期だったのでオーディションのウェブサイトで調べている時に出てきて、「日本人しか募集してないんだ」って思いました。私は東京に戻ってくる予定がもうあったので、良い機会だからと思って、しかもファビュラのコンセプトが、日本とイギリスを繋げるっていうその二つの国で、私が自分のコミュニティーを持っている二つの国を一緒にするというコンセプト自体が、やりたいことをだと感じました。自分が何をイギリスに行ってトレーニングして得たのか、この公演に出ることで、後輩にも観て貰い、ほんの少しでも貢献できればと思いました。

冨岡:もしこの公演に来て、この舞台を観ることができれば、世界的に知られている国際的なアーティストたちが参加している様子を見に行くことができます。日本のカンパニーで、このレベルのダンサーたちとともに踊ることができるのは、とても大切なことです。3公演しかありませんが、観に来るお客様がいるわけで。この高いレベルの舞台が行われたことで、これが日本でできたということは、何かの大きなきっかけになりえると、理想主義者の僕は思います。だから頑張るしかありませんね。

岩瀬:今回こうやって日本人の方と海外のアーティストと一緒にできるっていうのが、なかなか難しいことです。外から公演を持ってきました、というのではないものを。舞台を観る方がどういう風に感じるか。評価じゃないけど見ている人が本当に感じるものって何だろうか、考えています。

冨岡It’s the beginning

岩瀬:この舞台が終わったら、スペインのバルセロナのカンパニーに入ります。もう少し学ぼうと思っています。あと一週間しかないのは寂しいですね。あっという間ですね。

塚本:今回はコロナ禍ということで観客のキャパシティが50%となっています。だからフルにはできないのですが、フルであることが重要なのではなくて、できることと、行うことができたことが大事です。実施できたことを大切にして。最初の一歩だと思っていただければと思います。

Fabula Collective presents『HUMAN.』

 
【上演プログラム】
『レディマクベス』(初演)
振付:クリストファー・マーニー
音楽:ジョナサン・エミリアン・ヘック
出演:チラ・ロビンソン、バリー・ドラモンド、マーク・サマラス

『Everything Would Be Nonsense』(初演)
振付:トラヴィス・クローセン=ナイト
音楽:サイモン・マッコリー
出演:冨岡カイ、加藤美羽、土田貴好、岩瀬斗羽

『ドリアン・グレイ』(初演)
振付:ジェームズ・ペット
ドラマトゥルク:ベン・ルイス
音楽:ショーン・ペット
出演:ジェームズ・ペット トラヴィス・クローセン=ナイト
 
■公演日程:
2021年
8月28日(土)19:00 開演
8月29日(日)12:00/17:00 開演
各回、公演終了後、トークあり
ロビー開場:開演45分前 客席開場:開演30分前
 
■会場:
新国立劇場 小劇場
〒151-0071 東京都渋谷区本町1-1-1
京王新線(都営新宿線乗入れ)「初台駅」中央口直結
 
料金(全席指定・税込):
S席 6,000円|A席 5,000円|B席 4,000円
*U24(24歳以下)S席 4,000円|A席 3,000円|B席 2,000円
 
*U24:公演当日、顔写真付証明書をご提示ください。
※未就学児童のご入場はご遠慮いただきます。
※車椅子席はS席でのご用意となります。お問合せ先へお申込みください。(介助者1名無料)
※必ずマスクを着用し、館内での手指消毒にご協力ください。
※開演後はご入場をお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。
※各回、公演終了後にトークあり
 
■公演特設サイト(情報有):
■お問い合わせ:
ハイウッド
TEL:03-3320-7217(平日 12:00〜18:00)
 
 
 
■関連サイト:ライター小野寺悦子さんによる、3人の振付家への素晴らしいインタビュー記事です。
クリストファー・マーニー  https://dancedition.com/post-3631/
トラヴィス・クローセン=ナイト  https://dancedition.com/post-3629/
ジェイムズ・ペット  https://dancedition.com/post-3672/
チラ・ロビンソン  https://dancedition.com/post-3670/

SPICE:英国の名作文学がダンスに~ファビュラ・コレクティブ『HUMAN.』世界初演は魂を揺さぶるトリプル・ビル (ライター髙橋森彦さんによる、わかりやすい紹介記事)

https://spice.eplus.jp/articles/291319

 
【ファビュラ・コレクティブ】
クリエイティブ・ディレクター:塚本行子
ジェネラルマネージャー:ジョージ・クック、ジョシュ・チョーク
プロデューサー:ルーシー・スミス
マーケティング:エミ・デルベネ
ファンドレイザー:メガン・マッコール・キャンベル
エグゼクティブ・アシスタント:ギャビア・チェペリーテ
プロジェクトマネージャー:阿部のぞみ 
 
【スタッフ】
舞台監督:河内 崇
照明:倉本泰史(株式会社エアー・パワー・サプライ)
音響:返町吉保(株式会社キャンビット)
プロデューサー:高樹光一郎(一般社団法人ハイウッド)
制作:平岡久美(一般社団法人ハイウッド)
グラフィックデザイン:石田 努
 
■主催:
Fabula Collective
一般社団法人ハイウッド
 
■後援:
大和日英基金
ブリティッシュ・カウンシル 日英交流年「UK in JAPAN」
グレイトブリテン・ササカワ財団
Japan-UK Season of Culture 日本文化季間 認定事業
 
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

 

2021/08/06

NBAバレエ団『ドラキュラ』宝満直也、竹内碧インタビュー

今週末、8月7日、8日にいよいよ公演が行われるNBAバレエ団のマイケル・ピンク振付『ドラキュラ』

https://www.nbaballet.org/official/official-3788/

Dracula

先日、リハーサルのレポートをお届けしましたが、今回は、8月7日(土)18時公演、および8月8日(日)16時公演に主演する、宝満直也(ドラキュラ役)と竹内碧(ミーナ役)のインタビューを掲載します。

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宝満直也さん、竹内碧さん

初めてペアを組む二人でしたが、リハーサルでは息の合ったパートナーシップを発揮し、難しいパートナーリングも頻出する、緊張感あふれるパ・ド・ドゥの様子をたっぷり見ることができました。3時間にも及んだリハーサルの直後に、疲れた様子も見せずに二人はお話を快く聞かせてくださいました。

Q.今回は、コロナ禍で振付指導者が来日することができず、Zoomを駆使してのリハーサルとなりました。このような形でのリハーサルの難しさはいかがだったでしょうか?

宝満直也 NBAバレエ団では、今年2月に上演されたヨハン・コボー版の「シンデレラ」のリハーサルは遠隔で行いました。ただし、公演前にはコボーさん本人が来日して直接指導をして仕上げをすることができました。

今回のようにここまでZoomで行うのは初めてのことで、大体海外の作品というのは、作品の精神に精通しているゲストティーチャーが来日してくださいます。魂を持ってきてくれる作業が必ずあります。これが直接してもらえないというのは無茶苦茶大変な作業ですが、マイケル・ピンクさんはとてもお芝居が上手なので、今どういうシチュエーションで、今君はどういう人物で、というところを演じて見せてくれるので、zoomだからといって違和感なく進められました。もちろんカメラ越しなので位置関係とかはよく実際見ないとはわからないところもありますが、彼が細かく指示してくれるので、意外とストレスなくできました。

竹内碧:『ドラキュラ』は25年前に初演だったのですが、初演のミーナ役のジェーンさん(マイケル・ピンク夫人)が家にいらっしゃったときにはリハーサルも見てくださいました。そういうこともzoomならではのことで嬉しかったです。

Q.『ドラキュラ』は昨年2月の「ホラーナイト」での1幕のみの上演を経て、昨年8月に上演される予定が、一年延期となってしまいました。

宝満:『ドラキュラ』公演は、コロナ禍での公演中止もあったので、一年越しのことになります。最初に振り入れをしていただいたのが2019年の夏になります。そこから2020年の「ホラーナイト」というダブルビルでの1幕だけの上演を経て、本来でしたらその年の8月に上演する予定が延期となり、本当に今年の夏に上演できるのかと思ったこともありますが、いつの間にか4月になり5月になり、リハーサルが始まりました。でもまた緊急事態宣言が出て、実際にはどうなるんだろうという気持ちの中で、不安もぬぐえない中でも、準備を進めています。

竹内:この2年の間に、私は結婚もしたし、子供までも授かったので大きな変化がありました。そうこうしている間に「ドラキュラ」にキャスティングされ、死ぬ気で頑張らなきゃと。出産後に身体を戻すのは大変でした。出産によって体がここまで変化するのだと驚きました。これは産んだことがある人にしかわかりませんね。パートナーの宝満さんにはだいぶ助けてもらって、この役を踊ることができています。どうにかこうにか、一日一日のリハーサルを大切に、zoomを通してもなるべく吸収しようとしています。

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Q.パートナーリングなどがとても難しい作品だと先ほどのリハーサルでお見受けしましたが、お二人のパートナーシップはいかがでしょうか。

宝満:このペアで組むのは初めてです。二人で話し合いながら役を作り上げていっています。

竹内:宝満さんは振付家でもあるので、客観的な目を持っているので的確なアドバイスをしてくださいますね。

宝満:竹内さんは、出産後なのにこんなに動いちゃダメでしょ、というくらい動いているんですよ。

竹内:本来産後は骨盤が元に戻るのには半年くらいかかるのだそうです。私は3月に出産したので、まだ体を戻している途中なのですが、どうにかこうにかがんばってやっています。アクロバットのある場面などは、最初のころは悲鳴を出していました。キャスティングをされたからには責任をもって取り組んできました。

宝満:想像を絶する体の変化だと思うので、その変化は僕には想像することしかできません。そのあたりは相談しながら、気を付けてやっています。ケガをさせないように。

竹内:そのあたりは気遣っていただいています。今まで脚が上がっていたところも、今はここまでしか行かない、と思いながらも。ここまでしか上がらない、という事実も受け入れて、今できる範囲で一番いいものを見せたいと思っています。家に帰ったら赤ちゃんの育児もあって母親としての仕事も始まりますが、なんとか頑張っています。

 

Q.ホラーナイトへの出演から延期された今回の公演までの間に、このドラキュラ役、ミーナ役への考え方の変化はありましたか?

宝満:NBAバレエ団YouTube動画でも語ったことなのですが、原作の文言として、ドラキュラは背の高い痩せた男と描写されています。怪力無双で燃えるような赤い目の持ち主、と文言が入っており、僕は背が高くないし、力がある方でもないのですが、カンパニーの中では、比較的背の高くて体格のいい人がキャスティングされる役が回ってきます。それこそ平野亮一さんが演じている役というわけで、そこをぼくがどう演じるかということは、とてもやりがいがあります。ちょっと大変ですが、僕にしかないものがあると信じて工夫しながら取り組んでいます

亮一さんはもう男の中の男、山のような方なので、似合っていますよね。彼はロイヤル・バレエでも多くの場数を踏まれています。ぼくがびっくりしたのは、ホラーナイトの時に来日されたときに、1,2週間しかリハーサル期間がなかったのですが、一日一日、日を追うごとに変わっていくのですね。その役の深掘りの仕方が、もうこっちがはっとさせられるくらいです。そんなに行く、というくらいすごい、流石ロイヤル・バレエのプリンシパル、というものでした。

竹内:今まで私はクララのような少女のような、可愛らしい役が多かったのです。今回のミーナ役は、マイケル・ピンクからもストロング、強い女性と言われていて実際に強い女性だと思うので今までになかった役で挑戦ですね。演じるというよりこの役を自分の体に入れて、身体の中心をミーナにして踊るということでやらないと表現できないと思うので、そこは意識しながらやっています。子どもを産んだり新しい経験は増えたので、そういう経験も加えていくことで役に入り込めたらと思います。マイケルさんはとても細かく、ここはこのような心情で、など細かく言ってくださるので、役がストンと落ちることもあります。そうすると、状況もわかるので演じやすくなりますね。リハーサルはとても楽しいですね。いろんな発見もあります。

Q.この作品の魅力はどんなところになると思いますか?

宝満:ストーリーがとてもしっかりしていて、いろんなドラマがあります。それがありつつ、わかりやすいですし、観ていても楽しいと思います!ぼくは振付も行っているので、振付家本人と仕事ができるのは、その点でもとても勉強になります。

ぼくが作品を作るときに気を付けているのは、跳んだり回ったりというのは見せていないのですが、ニュアンスだったりシチュエーションだったというのは可能な限り自分がやって見せているようにしています。マイケルさんは実際に自分がドラキュラ役を演じていたので、その彼が実際にちゃんと演じて見せてくれているというのは、ダンサーとしてはとてもやりやすいと改めて再確認しましたね。昨年外部の公演(大和シティバレエ)で『美女と野獣』を振り付けましたが、その時もいろんな役を自分で演じて見せて、どのようなことをしてほしいかをダンサーには伝えるようには努めていました。

 

Q.この1年半ほど、コロナ禍が深刻な状態で、劇場が閉まって公演のキャンセルが続いた時期がありました。NBAバレエ団は積極的に映像配信をしていて頑張っていましたが。この間に感じたことについて教えてください。

竹内:一回目の緊急事態宣言の時には公演もキャンセルになってしまったので、今後どうなっていくのかな、とちょっとした不安はありました。その間もバレエ団はzoomを使ってレッスンはしてくれていました。稽古場でのレッスンもできるようになり、感染対策も気を付けるところがわかってきて先が見えてきたので、今は予防に気を付けながらもリハーサルもできるのでそこは良かったと思っています。マスクを着けたままのレッスンはつらいので、早くマスクなしでできるように状況が良くなれば良いのですが。

宝満:マスクをつけてのリハーサルだと表情が見えないのが難しいところがあります。本番前日などにならないとマスクを外すことができないのはつらいです。日本の場合は、ひやひやしながらもまだ公演ができているので良いほうだと思います。(芸術監督の久保)紘一さんの、「わしはやったる」という大胆さがあるので助かっています。ぼくたちはなんだかんだ舞台に立てないと、苦しいものがあります。この間、ハンブルク・バレエの菅井円加さんと会って話したのですが、1年以上舞台公演がなくて、リハーサルだけで、この間やっと本番を行うことができたとおっしゃっていました。それはかわいそうだと思いました。その代わりちゃんとお給料が出るのですが、それでも大変だなと思いました。こちらはコンスタントに舞台公演はできていますのでその点は恵まれています。

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Q.『ドラキュラ』公演を楽しみにしている方、そして公演を観に行くことを検討している方へのメッセージをお願いします。

竹内:2年越しで、ようやく皆さんに私たちの『ドラキュラ』を観ていただける機会となり、公演ができると信じて私たちは毎日毎日集中してリハーサルに取り組んでいます。きっと素晴らしいものをお見せできると思うので、ぜひぜひ、劇場で観ていただけたら、と思っています。舞台装置、衣装、音楽も素晴らしいのでぜひ見てほしいです。キャストによっても作品のカラーが全然違うと思います。平野さんのドラキュラの回と、宝満さんのドラキュラでは全く違いますので、両方観てほしいですね()

宝満:大変な状況の中ですが、NBAバレエ団ができる最高のパフォーマンスをできるようにみんなで積み上げている最中です。感染状況などが懸念されていますが、より多くの方に観ていただければ、というのが僕の気持ちです。

 

公演概要


公 演 名: 『ドラキュラ』
日   時: 2021年8月7日(土)
  14:00開演(開場13:15)
  18:00開演(開場17:15)
2021年8月8日(日)
  12:00開演(開場11:15)
  16:00開演(開場15:15)
会   場: 新国立劇場 中劇場
チケット料金: 7日14時/8日12時 →チケット販売終了
  S席 15,400円
  A席 11,000円
7日18時/8日16時 →発売中
  S席 11,000円
  A席 8,800円
※3歳未満の入場はご遠慮ください。
チケット取扱い: ● NBAバレエ団
04-2937-4931(月~金 9:00~17:00)
 チケットぴあ (Pコード:506-459)
0570-02-9999
 イープラス
   

※ゲスト公演はチケット完売です。

https://www.nbaballet.org/ticketnet/ticketnet.html

芸術監督:久保紘一
原作:ブラム・ストーカー
作曲:フィリップ・フィーニー
振付:マイケル・ピンク 

舞台美術:レズ・ブラザーストン

 

2021/07/27

8月7日、8日開催、NBAバレエ団「ドラキュラ」公演のリハーサルレポート

NBAバレエ団は、8月7日、8日に新国立劇場中劇場にて、マイケル・ピンク振付「ドラキュラ」を上演します。

https://www.nbaballet.org/official/official-3788/

2014年に大貫勇輔をゲストに迎えて日本初演を行った『ドラキュラ』は、マシュー・ボーン作品の舞台美術で知られるレズ・ブラザーストンのゴシックで美しい舞台装置、そして高いエンターテインメント性もあって大きな話題を呼び、ヒットしました。昨年は「ホラー・ナイト」と称して、1幕のみが上演されました。今回の7年ぶりの再演は、ロイヤル・バレエ団の平野亮一、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の平田桃子(当初は高田茜が出演する予定が、残念ながら怪我で降板)をゲストに迎えるという豪華キャストです。NBAバレエ団員の宝満直也竹内碧が主演する回もあります。

先日、NBAバレエ団において行われたリハーサルを取材しました。振付のマイケル・ピンクが住むミルウォーキーと日本をつないでのリモート・リハーサルです。取材当時は、平野亮一、平田桃子は来日済みではあったものの隔離中ということで、宝満直也、竹内碧主演日のキャストで、主に3幕のリハーサルを行いました。(平田さんは隔離中のホテルからリモートで参加していました)

3幕では、宝満直也演じるドラキュラと、竹内碧演じるミーナとのパ・ド・ドゥのリハーサルから始まりました。 

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実は竹内さんは3月に出産されたばかりで、産後4か月しか経っていないのですが、振り回されたり、逆さまになるなどの複雑で激しいパートナーリングの場面でも、しっかりと美しく踊っていて、驚異的なほどでした。イノセントなミーナ役がとてもよく似合います。一方、宝満さんのドラキュラは、昨年のホラーナイトでは、強烈なカリスマ性、ぞっとするような存在感の平野亮一さんのドラキュラとはまた違った、耽美的で妖艶な面を見せてくれたとの評判で、リハーサルを見ても、彼独特の妖しい魅力は明らかでした。

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マイケル・ピンクは、身振り手振り、場合によっては身体を大きく使っての実演で振り付け指導をするので、リモートのモニター越しでも、指導が的確に伝わっている感じがしました。彼の夫人もミーナ役の初演キャストということで少し振り付け指導に参加されていました。ピンクは、物語の背景や状況についても解説しながら指導をしていました。彼の説明の仕方も面白くて、「ドラキュラは500年ぶりに妻を迎えていて喉が渇いているのだから、そう考えて演じるように」と伝えていました。

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ジョナサン・ハーカー(ミーナの夫で弁護士)役の大森康正さんも加わっています。

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パ・ド・ドゥのリハーサルの後は、群舞のシーンのリハーサルです。ミーナの友人のルーシーを演じる竹田仁美さんの美しいシソンヌなどの踊りが特に目を引きました。男女ペアになって、かなり激しい踊りが展開します。ピンクは、群舞ひとりひとりに目を光らせて、エポールマンやリフトのしかたなど細かく指導をしていきます。「この作品は誰よりもコール・ド・バレエが大変な作品だけど、だからこそ、お客さんはこの作品が大好きなのです」「すべてのステップがドラキュラへと向かっています、餌をくれって」。リモートでも、こんなに丁寧に振り付け指導ができることに驚かされます。

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隔離中の平田桃子さんもリハーサルにリモートで参加し、マイケル・ピンクと打ち合わせをしていました。

マイケル・ピンク「男性ダンサーたちの皆さんは礼儀正しすぎます。日本人は皆礼儀正しいですが、ここでは日本人であることをやめてほしい」

途中、女性ダンサーがパートナーの背中に乗るリフトをする場面がありますが、個別のダンサーで自信がない人やうまくいっていないと感じている人はいないか、質問タイムも設けられ、ピンクが的確なアドバイスを与えることで、パートナーリングもうまくいくようになっていきました。

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身振り手振りを交えてリモートで振付を行うマイケル・ピンク。朝10時半から午後1時半過ぎまで、休憩なしで3時間以上のリハーサルが行われました。終了後も、猛暑の中、団員の皆さんは熱心に振り付けを確認し続けていました。

団員の安西健累さんが編集した、キャストインタビュー&リハーサル映像。宝満直也さんと大森康正さんの息詰まるような緊張感あふれる男性同士のパ・ド・ドゥが観られます。これを観ると、このキャストで観たくなりますね。

この後、別記事で、宝満直也さん、竹内碧さんのインタビューをお届けします!

公演概要


公 演 名: 『ドラキュラ』
日   時: 2021年8月7日(土)
  14:00開演(開場13:15)
  18:00開演(開場17:15)
2021年8月8日(日)
  12:00開演(開場11:15)
  16:00開演(開場15:15)
会   場: 新国立劇場 中劇場
チケット料金: 7日14時/8日12時 →チケット販売終了
  S席 15,400円
  A席 11,000円
7日18時/8日16時 →発売中
  S席 11,000円
  A席 8,800円
※3歳未満の入場はご遠慮ください。
チケット取扱い: ● NBAバレエ団
04-2937-4931(月~金 9:00~17:00)
 チケットぴあ (Pコード:506-459)
0570-02-9999
 イープラス
   

※ゲスト公演はチケット完売です。

https://www.nbaballet.org/ticketnet/ticketnet.html

芸術監督:久保紘一
原作:ブラム・ストーカー
作曲:フィリップ・フィーニー
振付:マイケル・ピンク 

舞台美術:レズ・ブラザーストン

 

2021/06/18

イスラエル・ガルバン「春の祭典」「Solo」来日公演が6月18日より、記者会見レポート

フラメンコ界の革命児として知られる、イスラエル・ガルバンが6月18日から来日公演を行います。

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https://danceconcert.jp/

近年は、あいちトリエンナーレでの「FLA.CO.MEN」「Solo」や、彩の国さいたま芸術劇場で上演された「黄金時代」、そして一昨年は珍しくタブラオのガルロチ(残念ながら閉店)での公演などで来日して型破りなパフォーマンスを行い、そのたびに大きな熱狂と衝撃を引き起こしてきましたが、今回はストラヴィンスキーの名曲「春の祭典」に挑みます。

コロナ禍で海外アーティストの来日公演が大変困難な中、数々の困難を乗り越えて、ガルバンは奇跡的な来日を果たしました。来日が実現するにあたっての道のりも大変ドラマティックなもので、唐津絵理さんや、Dance Base Yokohama(DaBY)のTwitterなどでその経緯が随時報告されました。ダンス・アーティストとしては今年最初に来日したアーティストです。14日間の隔離を経て、6月16日に記者会見が開催されました。

「この思いもよらない状況においては、一足飛びに飛び越えることが必要」「芸術はワクチンと同様、必要なもの」との力強い言葉が印象的でした。

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(C)Naoshi Hatori

会見ではまず、 今回の招へいの立役者である愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー / DaBY アーティスティックディレクターの唐津絵理氏より、今回の来日公演にあたっての強い思いが語られました。

いかにしてこの困難な状況の中で海外招聘が実現できるかを考え、調査を行って、特例措置による来日が実現できたとのことです。もともとはピアニストは外国人を招聘する予定でしたが、日本人ピアニストに変更し、舞台美術も日本で製作することで、公演が実現可能となりました。公演の18日前発売開始という短期間のチケット販売期間、SNSを駆使したファンベースマーケティングを行いました。ガルバンが来日した後に、ダンサーにとって最も大切な体調の維持のために、バブル方式を取り、バブルに入れる人を一人に限定してスタジオとホテルのみを往復、ホテルにエアロバイクを設置、そして9日間のリハーサルを行い、食料品を調達するためにスタッフがスーパーの商品をすべて写真撮影して、ほしいものを選んでもらって代わりに購入するなどの工夫を行ったとのことです。

ガルバン・カンパニーの来日公演への強い思いもあり、本来はヨーロッパの他の都市への出演依頼がある中でも、それらを断って来日公演を行う決意をして、隔離待機までして来てくれました。

今回上演される「春の祭典」は2019年にローザンヌで初演され、唐津さんはその初演を観たとのことですが、ガルバンの母国であるスペインではまだ上演されていない作品です。自然の行ってきた儀式だからぜひ上演したい、コロナウィルスという自然の猛威が荒れ狂っている今だからこそ上演したい作品であるとのこと。コロナ禍における小さな挑戦として、ぜひ記録に残してほしいと、唐津さんは語られていました。

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イスラエル・ガルバン「確かにヨーロッパで踊るという選択肢はあったのですが、パンデミックを経験した今、この思いもよらない状況においては、一足飛びに飛び越えることが必要なのではないかと自分自身で思いました。来日の実現に尽力してくださった方たちのためにも大きな一歩を踏み出すべきではないかと思い、ヨーロッパではなく、あえて日本で公演を行うことを選択しました」

「春の祭典」を初演した時の経緯について

「「春の祭典」をフラメンコの作品にしたのは、私が若いころ、自分の踊りの独自のスタイルを探しているときに、たまたまニジンスキーの写真を観たことで、あっという驚きがあり、自分の踊りのスタイルが変わったと感じました。そしてストラヴィンスキーの音楽を知り、リズムという点でフラメンコと共通するのところがあるのではないかと感じました。そして長く踊っているにつれて、ニジンスキーの持っていた自由さをというものを身につけるようになったと思います。「春の祭典」では別の表現の仕方を、別の方法で表現することはできるのではないかと感じました。二元的なダンサーになれるのではないかと考えました。作品のリズム、パーカッションとなってリズムを刻むことと、踊るということ、その二つの二元性を表現できるのではないかと思いました。さらにピアノを使って、非常に親密な感じが出て、ストラヴィンスキーの音楽と、フラメンコが出会うことができるのではないかと思って、今回、「春の祭典」という作品が意義ある踊りとしてできました。」

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今回は、「春の祭典」以外に2曲が合わせて構成されています。今回、ピアニストが日本人二人に代わったということで、全体の構成も変わりました。「春の祭典」のほか、武満徹の“Piano Distance“ と、今回出演するピアニスト増田達斗さんの作品が加わります。昨日、初めて3人でのリハーサルが行われました。初顔合わせの感想は?

ガルバン「「春の祭典」いわば「ポストコロナ「春の祭典」版」と言えるのではないかと思います。つまりはストラヴィンスキーのこの曲がきっかけとなって新たに日本人のアーティストふたりと知り合うことができたということです。今までは全然お二人のことを存じ上げなかったのですが、ストラヴィンスキーの「春の祭典」を通じて家族になった、そんな気分です。この同じ音楽を一緒にやることによって同じ表現媒体で表現し、共通項として3人が同じ気持ち、一緒になれる感覚を感じています。昨日知り合ったばかりですが、これまでもずっと友達だった気持ちがしますし、実際に素晴らしい音楽家であることに驚きました」

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(C)Naoshi Hatori

日本人ピアニスト二人の起用

唐津「4月の終わりにピアニストを来日させての公演が難しそうということになり、ピアニストは日本人がやるのはどうか、という話になりました。そこから全く時間がない状況でピアニスト探しを行いました。音楽家の笠松泰洋さんに今回音楽コーディネーターとして参加していただき、ピアニストも探していただきました」

増田達斗「お話をいただいたとき、まずホールの神奈川芸術劇場、愛知県芸術劇場は普段ぼくからしたら憧れの舞台です。立とうと思っても立つことのできない舞台です。素敵な公演の機会をいただいて本当にうれしくて。「春の祭典」は大学時代にドはまりした曲でした。自分がこの曲を実際に演奏できて、しかもダンサーと共演できるので、期待感が自分の中でどんどん高まっています。昨日リハーサルがはじまり、いよいよ今週末が公演です。着たいとともに緊張感もドンドン高まっています。イスラエルさん、片山さんと素敵な舞台で共演させていただくこと、このことを全てでかみしめ、楽しみながら全力を尽くしていきたい。片山さんとは初共演です」

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(C)Naoshi Hatori

片山 柊  「「春の祭典」は僕も感銘を受けている作品で、初演はセンセーショナルなものでしたし、いつか演奏したい作品でしたが、原曲はオーケストラで、ピアノの楽譜は出ていますが、いつか取り組んでみたい作品でしたが、なかなかチャンスがありませんでした。今回、期せずしてチャンスをいただけたこと、ましてや世界的なダンサーと共演できることが光栄で、先ほどガルバンさんが「こういう状況下だからこそ大きな一歩を踏みたい」とおっしゃっていましたが、そこにぼくは共感をしました。この公演自体が僕にとって大きな一つのステップになると感じているので、全力で取り組んでいきたいです」

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(C)Naoshi Hatori

今回「春の祭典」と同時上演する2作品は、「春の祭典」からイメージされる曲にしたいということで、二人のピアニストと共に選んだものです。

Q ピアニストが変わって音楽がどう変わっていくのかということ、そしてイスラエルさんにとって、新しいピアニストとの出会いがどういう変化をもたらしているのでしょうか?

ガルバン「「春の祭典」で   は   リズムを通して、ストラヴィンスキーの音楽と対話をしているという感覚で、リズムを通して音楽と一体になります。今回日本人の音楽家二人とコラボレーションしますが、音楽に、それぞれの音楽家が持っている文化が現れていくと考えています。今回の「春の祭典」は全く他にはない、唯一のものだと考えています。クラシック音楽とフラメンコとの出会い、そしてさらに今回はフラメンコと日本の伝統文化を持っているピアニストの方との出会いがあったわけで、ふたつの出会いによって、今回の「春の祭典」はいかに、ほかにない唯一無二のものとなることをお分かりいただけると思います。まさしく「春の祭典」は床から地震のように、私の踊りのリズムを感じながら、ピアニストに弾いていただけるということ。「春の祭典」を通じて、私の踊りを通じてフラメンコを体験していただける、素晴らしいことだと感じています。」

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(C)Naoshi Hatori

Q.コロナ禍の中で、どれくらいの頻度で舞台に立たれているのでしょうか。イスラエルさんにとって生の舞台、生の観客に伝えたいのはどのようなものでしょうか。

これまでやっていたことの多くができなくなったという現実があります。まさしく双子の片割れを失ったかのように、パンデミックによって多くのことができなりました。そこで私は、観客の前で踊るというのは自分にとって一つの儀式だった、それが必要なのだと実感しました。アーティストとお客さんとの一体感、出会いが必要なのだと感じました。自分でリハーサル、練習をするのが、踊るのが好きなのですが、やはりお客様の前で踊るということ、それからお客様の前で踊っていないというときは、家族がいないかのような喪失感を感じました。お客さんというのは本当の意味で家族だといえる存在だと実感しました。お客さんの前で踊るというのは再び家族と出会えるんだという思いです。

Q。コロナ禍の一年半で得られたインスピレーションは?

まさしく、以前あった日常生活は変わってしまいました。人々の間で接触はできなくなったという現状があります。社会的な距離を取ることは言われなくても身についてしまっています。自分が踊り手として気づいたことは、踊っているときはコロナウィルスは入ってこれないということ。そういう感覚を持っています。いったん舞台を踏むと世界が全く新しい世界に変わります。もちろん現実としてはPCR検査を受けたりしなければならないこともありますが、舞台に音楽家たちと立てば、ウィルスが入ってこれない世界にいると自分たちは感じています。

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Q. 日本では芸術は不要不急と言われているところがありますが、それに対してのお考えは?

もちろん最初の段階では、衛生当局が主張することは必要だと思っています。ですが時間がたつにつれ、やはり、芸術というのは生きていく上では役に立ちます。生きる上で必要なワクチンと同じように必要なもの、芸術もワクチンなんだと考えています。芸術はワクチンと同様、必要なものなのです。

Q。オリンピックに先駆けて日本にやってきてくださいました。スペインから日本にやってくるにあたっての不安や迷いはあったのでしょうか。

私はサッカーが好きなので、オリンピック精神があったりするのかな、と思ったりするのですが。芸術をするためにはやはりリスクを冒さなければならないと思っています。芸術は扉を開いていくものだと考えているからこそ、リスクを冒さなければならないと思いますし、日本には若いころから親しんでいます。日本ではコロナ禍以前から冬はマスクをする国なので、自分が行っても全く怖さはない、安全だろうと考えました。オリンピックの選手が存分に力を発揮するように、アーティストとしてもそうしたい。お客さんの前で踊れることは幸せなことなんだ、それが遠く離れた日本だったらなおさらそうだと感じました。

Q。大きな一歩を踏み出すという話がありましたが、日本に来て踊るという、その一歩を踏み出すモチベーションは何だったのでしょうか。

パンデミックになってから劇場が閉まってしまい、劇場の1階にあるバルで踊ったりしました。なぜバルが開いていて劇場が閉まってしまうのか、論理的に成立しないことだと思いました。踊り手は食べ物を与えるわけではない。でも目に見えないけど、役に立つ、与えるものはあります。劇場が開くようになって、そうなってくると、日本にやってきて、長距離を移動して、踊ってということをしたいと思いました。自分としては、新しい音楽家と知り合うことも。それはぜひやるべきことなのだと思いました。芸術は生き続けているだということを、みなさんに訴えるためにも、やはりやらなければならないと思いました。

※配信は終了してしまいましたが、コロナ禍の中で、ガルバンは故郷セビージャのバルで撮影した映像作品「Maestro de Barra」を発表。愛するバル文化、そしてサッカーにもオマージュをささげた、とても素敵な作品でした。

 

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イスラエル・ガルバン『春の祭典』公演概要

<神奈川公演>
開催日時
2021年6月18日(金) 18:30開演 (17:45開場)
    6月19日(土) 14:00開演 (13:15開場)
    6月20日(日) 14:00開演 (13:15開場)

会場

KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉 
神奈川県横浜市中区山下町281

<愛知公演>
2021年6月23日(水) 18:30開演 (17:45開場)
    6月24日(木) 14:00開演 (13:15開場)

愛知県芸術劇場 コンサートホール
(愛知芸術文化センター4階)
愛知県名古屋市東区東桜1-13-2


音楽構成
Le Sacre du Printemps  作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー
Piano Distance      作曲:武満徹
Ballade         作曲:増田達斗
音楽コーディネーター  笠松泰洋


上演時間約70分


クレジット
主催:Dance Base Yokohama
共催:KAAT 神奈川芸術劇場主催:愛知県芸術劇場
企画制作・招聘:愛知県芸術劇場
協賛:スペイン大使館
後援:横浜アーツフェスティバル実行委員会、
横浜市教育委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会


チケット (Solo以外は当日券あり)


チケットかながわhttps://www.kaat.jp/d/LaConsagracionDeLaPrimavera)
0570-015-415(10:00~18:00)
KAAT神奈川芸術劇場 2階窓口
【完売】チケットぴあ/イープラス
【完売】『SOLO』先行予約付きSS席
(『SOLO』自由席 +『春の祭典』SS席)


愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000524.html
愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)
TEL 052-972-0430
(火~土10:00-19:00 / 土日祝休10:00-18:00 / 月曜定休/祝休日の場合は翌平日)

<イスラエル・ガルバン『SOLO』>
開催日時2021年6月28日(月) 18:30
    6月29日(火) 18:30
上演時間約45分 (休憩なし)
初演2007年
会場横浜市役所アトリウム 神奈川県横浜市中区本町6-50-10
※会場は市役所内の公共スペースです。上演中にも、館内アナウンスや一般の施設利用客の往来が
ございます。予めご了承ください。
主催Dance Base Yokohama
協賛スペイン大使館
後援横浜アーツフェスティバル実行委員会
チケット発売【完売】

まさに”奇跡の来日”と呼ぶにふさわしい公演、コロナ禍の最中にスペインからやってきた稀代のダンサーの興奮のパフォーマンスを目撃するチャンスです。まだ「春の祭典」のチケットはあるとのことです。見逃されませんように!

2021/05/30

新国立劇場バレエ団「ライモンダ」6月5日開幕 ※5月31日18時で一旦売り止め、50%販売されていない席は6月1日発売再開

6月5日(土)より、新国立劇場バレエ団『ライモンダ』が上演されます。

Raymonda

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/raymonda/

『ライモンダ』はアレクサンドル・グラズノフの音楽が大変美しい中世十字軍の時代の物語で、プティパ最後の傑作といわれる古典バレエです。

新国立劇場では、この格調高い古典名作を、当時英国ロイヤル・バレエで活躍していた吉田都芸術監督などを主演ゲストに招き、2004 年に初演。牧阿佐美の格調の高い振付と演出、現代的でスピード感あふれるスペクタクルな舞台展開、そしてルイザ・スピナテッリの色彩が印象的な衣裳・舞台美術は大変評判をよび、朝日舞台芸術賞を受賞。また、08 年 2 月にはジョン・F・ケネディ・センター主催の日本フェスティバルで上演され、好評を博しました。

今回は2009年以来、12年ぶりの再演となります(一部のみの上演はありました)。したがって、今回の主演陣はすべて初役となります。

公演日程


2021年6月5日(土)14:00 米沢唯、福岡雄大、中家正博

2021年6月6日(日)14:00 小野絢子、奥村康祐、中家正博

2021年6月11日(金)14:00 柴山紗帆、渡邊峻郁、速水渉悟

2021年6月12日(土)14:00 木村優里、井澤駿、速水渉悟

2021年6月13日(日)14:00 米沢唯、福岡雄大、中家正博








  • 全公演予定通りの日時で開催します。(5月29日更新)

 

 

芸術監督 吉田 都
振付 マリウス・プティパ
改訂振付・演出 牧 阿佐美
音楽 アレクサンドル・グラズノフ
美術・衣裳 ルイザ・スピナテッリ
照明 沢田祐二
指揮 アレクセイ・バクラン
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
出演 新国立劇場バレエ団

新国立劇場バレエ団で、久しぶりに『ライモンダ』が上演されるのは本当にうれしいことです。『ライモンダ』という演目はそもそも日本での全幕の上演機会も少ないのですが、新国立劇場バレエ団の『ライモンダ』は、ルイザ・スピナッテリのブルーを基調にした舞台装置や衣装が非常に美しく、音楽も、きらめく真珠の粒のようなメロディに酔わせてくれます。マエストロ、アレクセイ・バクランが久々に来日して指揮をしてくれるのも楽しみです。ライモンダ役は、ヴァリエーションも5つほどあるなど、踊るボリュームが非常に多くなっています。アブデラクマン役のエキゾチックでワイルド、情熱的な魅力や貴公子ジャン・ド・ブリエンヌとの決闘シーンも大きな見せ場です。3幕のグラン・パ・クラシックはガラ公演などでの上演機会も多いですが、踊りの洪水のような華麗さに圧倒されます。

なお、緊急事態宣言の再延長に伴い、『ライモンダ』は全公演予定通りの日時で開催されますが、5月31日(月)18時に一旦すべての公演のチケット販売を停止します。6月1日(火)10時より、観客数が総席数の50%を超えていない公演のみチケット販売を再開し、総席数の50%に達したところで販売を終了するとのことなので、まだチケットをお買い求めになっていない方は、早めに購入されることをお勧めします!

https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_020310.html


また、「ライモンダ」特別企画として、吉田都芸術監督×歌舞伎俳優の松本幸四郎さん スペシャル対談が公演リーフレット掲載されます。さらに、公演期間中にレストランマエストロにて、主演ダンサーが監修したスペシャルコラボスイーツを販売することが決定されました。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet-dance/news/detail/77_020277.html

新国立劇場バレエ団の公演では、休憩時間にホワイエで、公演内容にちなんだスイーツや飲み物が販売されているのが恒例でした。コロナ禍でホワイエでは、感染予防のために飲食の販売が停止されていますが、休憩時間ではレストランマエストロのゆったりとして豪華な空間で、スイーツや飲み物を楽しむことができます。スペシャルコラボスイーツの復活は嬉しいことです。劇場内での飲食も、劇場を支えることにつながります。

小野絢子&米沢唯監修 ライモンダの夢~セミフレッドにフルーツ飴を添えて~

福岡雄大&井澤駿監修 Cadeau à Raymonda~愛のヴェール~ 

 

2021/05/18

ワールドクラスのバレエダンサー・アーティストを至近距離で見られる『SHIVER』今年も横浜で8月に開催/8月1日は横浜バレエフェスティバル

ワールドクラスのバレエダンサー・アーティストを至近距離で見られる全席SS席のパフォーマンス『SHIVER』が、昨年に続き今年も8月に横浜で開催されます。わずか105席、2列目までしかない座席で、ダンサーの息遣いや熱気、鼓動も伝わってくるプレミアムな公演です。

https://miitus.jp/t/shiver/info/32/

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(昨年のSHIVERより)

飯島望未
井関エレナ
オステアー紗良
菅井円加
津川友利江
二山治雄
高瀬譜希子
中野里美
松浦祐磨
(出演者は日程によって異なります)

こちらの公演の紹介文をバレエナビのサイトに寄稿しました。
8月2日(月)
19:00~
8月3日(火)
19:00~
8月4日(水)
19:00~
8月7日(土)
Aプログラム13:00~
8月7日(土)
Bプログラム18:30~
8月8日(日)
Aプログラム13:30~
8月8日(日)
Bプログラム18:30~
会場 The Hall Yokohama
神奈川県横浜市中区山下町112-11テックスクエア2F
チケット料金:12,000円
生の公演の感動に接する機会が少ない今ですが、とても興奮し心が震える、素晴らしい体験となるはずです。
***********
SHIVERを主宰しているソイプランニングは、毎年恒例となっている横浜バレエフェスティバルも主催しています。

【本公演】
2021年8月1日(日)
14時開演
(13時開場) 16時4
0分終演(予定)
会場:神奈川県民ホール 大ホール アクセスはこちら

◎出演ダンサー
秋元康臣、飯島望未、五十嵐大地、井関エレナ、エドワール・ユ、遠藤康行、オステア―紗良、加瀬栞、小池ミモザ、菅井円加、高瀬譜希子、津川友利江、二山治雄、前田紗江、松浦祐磨、柳本雅寛、ほか (50音順)

こちらも大変豪華な出演者です。さらにオーディションで選ばれた若手ダンサーたちの出演も予定されています。1回目の横浜バレエフェスティバルでは、今やマリインスキー・バレエで主演もしている永久メイさんが、オーディションで選ばれて出演しました。

S席:12,000円/A席:10,000円/B席:6,000円 (全席指定)
※先行販売、一般販売ともに同価格

バレエファンの方はもちろん、初めてバレエを観る方も楽しめる公演です。
また、ダンサーと同じ舞台上から観覧するという、レアな公演『前夜祭』も大変好評です。
2021年も『前夜祭』を開催します。

【前夜祭】
2021年7月31日(土) 18時00分開演  
(予定)

●悪魔のトリル
ジュンヌバレエYOKOHAMA 

●「エスメラルダ」よりアクティオンのヴァリエーション
松浦祐磨 (YAGP2018/第1位)

●「海賊」よりメドーラのヴァリエーション
井関エレナ (ベルリン国立バレエ団 正団員)

●「ライモンダ」よりジャン・ド・ブリエンヌのヴァリエーション
五十嵐大地  (英国ロイヤル・バレエ)

●「パリの炎」よりグラン・パ・ド・ドゥ
菅井円加 (ハンブルク・バレエ団 プリンシパル)
二山治雄 (パリ・オペラ座バレエ団 契約団員)


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