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パリ・オペラ座バレエ

2019/05/28

「ル・グラン・ガラ2019」6月1日に特番放映

世界最高峰の人気の実力を誇るパリ・オペラ座バレエ団の精鋭ダンサー5名が出演し、絶賛された
『ル・グラン・ガラ2018』がさらにパワーアップ。
めくるめく宝石のように華麗なガラ公演「ル・グラン・ガラ2019」が今年7月に開催されます。

James-bort

(C)James Bort

その特別番組が放映されます。

6/1(土)朝11時30分〜(BS-TBS)
かくもバレエは美しい
〜パリ・オペラ座 エトワールたちの饗宴〜


7月の来日時に世界初演となる、いま最も旬なスターダンサー8名が総出演する 『マリア・カラス 〜踊る歌声』制作メイキングに密着!リハーサル映像やダンサーインタビューなど、貴重な映像が満載。

世紀の歌姫マリア・カラスのドラマティックな歌声に乗せ、8人の並外れたテクニックと個性が鮮烈にぶつかりあい、かつてない白熱の舞台になることは間違いないでしょう。公演が待ちきれない皆様、ぜひご覧ください。

 

【日程】
2019年
7月23日(火)19時開演(Aプロ)
7月24日(水)14時開演(Aプロ)
7月25日(木)14時/19時開演(Bプロ)

【会場】文京シビックホール

【料金】 S15,000 A12,000 B9,000 C6,000 (税込)

【公式サイト】
http://www.le-grand-gala2019.jp/

 【Aプロ】

「ヘルマン・シュメルマン」
振付:ウィリアム・フォーサイス
音楽:トム・ウィレムス
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン

「白鳥の湖」第2幕より
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:P.I.チャイコフスキー
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ

Cmichel-lidvac

(C)Michel Lidvac


「眠れる森の美女」より
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:P.I.チャイコフスキー
オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ

「プルーストー失われた時を求めて」より“モレルとサン=ルー”
振付:ローラン・プティ
音楽:ガブリエル・フォーレ
マチュー・ガニオ、オードリック・ベザール

「マノン」より“寝室のパ・ド・ドゥ”
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ

「失われた時を求めて」より“囚われの女”
振付:ローラン・プティ
音楽:カミーユ・サン=サーンス
アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザール

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:P.I.チャイコフスキー
ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン

「ライモンダ」
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ドロテ・ジルベール

Cjamebort

(C)James Bort


【Bプロ】
「マリア・カラスへのオマージュ」(仮題・世界初演)
振付:ジョルジュ・マンチーニ
全員

「ジュエルズ」より“エメラルド”
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ガブリエル・フォーレ
ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ

「ジュエルズ」より“ダイヤモンド”
振付:ジョージ・バランシン
音楽:P.I.チャイコフスキー
アマンディーヌ・アルビッソン、ユーゴ・マルシャン

出演

下記、すべてパリ・オペラ座バレエ

マチュー・ガニオ(エトワール)
ドロテ・ジルベール(エトワール)
アマンディーヌ・アルビッソン(エトワール)
ジェルマン・ルーヴェ(エトワール)
レオノール・ボラック(エトワール)
ユーゴ・マルシャン(エトワール)
オニール八菜(プルミエール・ダンスーズ)
オードリック・ベザール(プルミエ・ダンスール)

2019/05/27

「パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち」公演開催

パリ・オペラ座バレエのダンサーたちによる公演〈パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち〉が8月に東京始め国内4か所で開催されます。

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https://www.chacott-jp.com/news/shoplesson/others/detail012613.html

パリ・オペラ座の中に〈パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち〉("Les Italiens de l'Opera de Paris") というダンスユニットが誕生し、世界各地で公演し大変な人気を博しています。このダンスユニットはアレッシオ・カルボーネが中心となって結成し、エトワールのヴァランティーヌ・コラサンテが参加。次のエトワール最有力のポール・マルク、昨年カルポー賞受賞のフランチェスコ・ムーラなど将来を期待されている若手男性ダンサーたちが加わり、さらに2017年までエトワールとして踊ったレティシア・プジョルが、パリ・オペラ座の伝統の精髄を見せて、活気溢れる力強い舞台を展開しています。

プログラムもコラサンテとマルクが踊る『ドン・キホーテ』から、ミュージシャンたちとともに三人の男性ダンサーが楽しく踊る『オーニス』、そしてカルボーネが注目した島﨑徹の新作をプジョルとカルボーネが踊るなど、クラシックからコンテンポラリーまで、ダンサーたちの踊る喜びが溢れる14演目が予定されています。

〈パリ・オペラ座バレエのイタリア人たち〉は、一時的に座組みしたダンサーのグループではありません。年間を通して20回もの公演を行うカンパニーの中のカンパニーであり、彼ら自身で新作も創作しているクリエイティヴなダンスユニットです。パリ・オペラ座バレエのダンサーたちの中核を担う"Les Italiens de l'Opera de Paris"の初来日公演をお楽しみに!!

出演(予定) 

<来日予定メンバー>

芸術監督&出演:  Alessio Carbone アレッシオ・カルボーネ(プルミエ・ダンスール)

特別ゲスト:      Laëtitia Pujol レティシア・プジョルエトワール)   

出演:Valentine Colasante ヴァランティーヌ・コラサンテ(エトワール)

        Héloïse Bourdon エロイーズ・ブルドン(プルミエール・ダンスーズ /2010カルポー賞 / 2011 AROP賞

        Paul Marque ポール・マルク(プルミエ・ダンスール / 2017 AROP

        Francesco Mura フランチェスコ・ムーラ(スジェ / 2018カルポー賞

    Simon Valastro  シモン・ヴァラストロ(スジェ / 2008 AROP

    Letizia Galloni レティツィア・ガローニ(コリフェ / 2017 AROP

    Ambre Chiarcosso アンブル・シアルコッソ(カドリーユ)

    Sofia Rosolini ソフィア・ロソリーニ(カドリーユ)

        Antonio Conforti  アントニオ・コンフォルティ(カドリーユ)

      Giorgio Fourès ジョルジオ・フーレ(カドリーユ)

※カルポー賞:パリ・オペラ座の優秀な若手に贈られる賞/AROP賞:パリ・オペラ座の会員組織が贈る賞

 演奏: Andrea Turra (piano) アンドレア・トゥーラ(ピアノ)

          Gerard Baraton (accordionist) ジェラール・バラトン(アコーディオン)

      Christian Pacher (accordionist) クリスティアン・パシャール(アコーディオン)

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プログラム (予定/上演順とは異なります。音楽は一部を除き録音音源を使用)


「3つの前奏曲」

振 付:ベン・スティーブンソン 音楽:S.ラフマニノフ
出 演:レティツィア・ガローニ/アレッシオ・カルボーネ
ピアノ:アンドレア・トゥーラ

「天井桟敷の人々」より
"スカルラッティ・パ・ド・ドゥ"

振 付:ジョゼ・マルティネス 音楽:D.スカルラッティ
出 演:ヴァランティーヌ・コラサンテ/アントニオ・コンフォルティ
ピアノ:アンドレア・トゥーラ

「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」

振 付:マニュエル・ルグリ 音楽:G.ドニゼッティ 
出 演:アンブル・シアルコッソ/フランチェスコ・ムーラ

「さくら」

振 付:島﨑徹 音楽:L.ベートーヴェン 
出 演:レティシア・プジョル/アレッシオ・カルボーネ

「海賊」より

振 付:ジュール・ペロー 音楽:A.アダン
出 演:エロイーズ・ブルドン/ジョルジオ・フーレ

「シーニュ」より

振 付:カロリン・カールソン 音楽:R.オーブリー
出 演:ソフィア・ロソリーニ/アントニオ・コンフォルティ

「ドン・キホーテ」より

振 付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:L.ミンクス
出 演:ヴァランティーヌ・コラサンテ/ポール・マルク

「ラ・シルフィード」より

振 付:オーギュスト・ブルノンヴィル 音楽:J.シュナイツホーファ
出 演:レティツィア・ガローニ/ジョルジオ・フーレ

「Ma !」(日本初演)

振 付:シモン・ヴァラストロ 音楽:P.グラス
出 演:ソフィア・ロソリーニ
ピアノ:アンドレア・トゥーラ

「白鳥の湖」より

振 付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I.チャイコフスキー
出 演:エロイーズ・ブルドン/アントニオ・コンフォルティ

「レ・ブルジョワ」

振 付:ベン・ファン・コーウェンベルク 音楽:J.ブレル
出 演:ジョルジオ・フーレ

「ル・パルク」より

振 付:アンジュラン・プレルジョカージュ 音楽:W.A.モーツァルト
出 演:レティシア・プジョル/アレッシオ・カルボーネ

「オーニス」

振 付:ジャック・ガルニエ 音楽:M.パシェール
出 演:ポール・マルク/フランチェスコ・ムーラ/シモン・ヴァラストロ
アコーディオン:ジェラール・バラトン/クリスティアン・パシャール

「フォー・ジェームス」(賛助出演)

振 付:島﨑徹 音楽:L.ベートーヴェン
出 演:島﨑徹セレクトメンバー【Dance Barbizon】

<賛助出演>         島﨑徹セレクトメンバー【Dance Barbizon

金愛珠/駿川知世/平雛子/田頭綾女/服部千尋/本間紗世/村林楽穂/渡邉はるか/相川友貴/佐藤惟/本城祐哉/矢木一帆

<公演概要>

金沢公演 2019年 8/23(金)

本多の森ホール 開場17:45 開演18:30
主催:北國新聞文化センター/チャコット
共催:北國新聞社
後援:北陸放送/テレビ金沢/エフエム石川/ラジオかなざわ・こまつ・ななお/金沢ケーブル

<お問い合わせ> 北國新聞文化センター 076-260-3535

 

東京公演 2019年 8/26(月)

メルパルクホール 開場17:45 開演18:30
主催:チャコット
後援:フジテレビジョン

<お問い合わせ> サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜18:00)

 

名古屋公演 2019年 8/27(火)

愛知県芸術劇場 大ホール 開場17:45 開演18:30
主催:中日新聞社/チャコット

<お問い合わせ> サンデーフォークプロモーション 052-320-9100 (10:00〜18:00)

 

大阪公演 2019年 8/30(金)

NHK大阪ホール 開場17:45 開演18:30
主催:チャコット

<お問い合わせ> キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00) 

協力:テイトコーポレーション 企画・制作:チャコット 

2019/03/05

パリ・オペラ座バレエの2019/2020シーズン

パリ・オペラ座バレエの2019/2020シーズンは、メディアでは一部の演目しか発表されていませんが、定期会員あてには来シーズンのラインアップが載った冊子が送られているとのことです。

https://sceneweb.fr/un-cycle-wagner-pour-la-saison-2019-2020-de-lopera-de-paris/

<追記>
正式に発表されています。
https://www.operadeparis.fr/en/programme-and-tickets/season-19-20/shows-ballet

<新作>
杉本博司の「鷹の井戸」(既報)
クリスタル・パイトの新作
ノルウェー国立バレエの常任振付家であるAlan Lucien Øyenの新作
マクミランの「マイヤリング」がレパートリー入り

9月20日 ガラ公演(デフィレ付き)パ・ド・ドゥや有名作品の抜粋
9月19日~10月15日 杉本博司の「鷹の井戸」、フォーサイス「ブレイク・ワークス」 18公演
10月25日~11月23日 クリスタル・パイトの新作 21公演
12月15日、21日、22日 パリ・オペラ座学校公演 (3x2公演)
12月2日~31日 「ライモンダ」(ヌレエフ) 24公演、バスティーユ
12月6日~31日 「ル・パルク」(プレルジョカージュ) 23公演、ガルニエ
1月18日~29日 ローザス(ゲストカンパニー) 「牧神の午後」"The Child and Spells" 7公演
1月31日~2月15日 「ジゼル」 17公演 2月3日、10日を除いた毎日
2月3日~4月1日 「コンチェルト・バロッコ」「4つの気質」「セレナーデ」(バランシン) 23公演 バスティーユ
3月25,27、29,30日 パリ・オペラ座学校公演「コッペリア」(ラコット) 4公演
4月11日~5月18日 Alan Lucien Øyenの新作 16公演
5月12日~30日 「マイヤリング(うたかたの恋)」(マクミラン) 17公演
6月3日~7日 ネザーランド・ダンス・シアター(NDT、ゲストカンパニー) レオン=ライトフット、ゲッケ作品、6公演
6月19日~7月13日 ローザス(ゲストカンパニー)「コジ・ファン・トゥッテ」 9公演
6月24日~7月14日 プレイ(エックマン) 16公演、ガルニエ
  
コンテンポラリーのミックスビルはオープニングの杉本博司とフォーサイスだけ、という珍しいシーズンになっています。クリスタル・パイト、Alan Lucien Øyenの新作は全幕作品となっているのでしょうか。

古典は久しぶりの「ライモンダ」と「ジゼル」で、「ライモンダ」はすでに来日公演の演目として発表されていますが、もう一作品は「ジゼル」になりそうな気がします。

また「マイヤリング」がレパートリー入りするのはやはり注目です。

2018/12/11

パリ・オペラ座、大晦日にガラ公演とカール・パケット引退公演を中継

パリ・オペラ座では、12月31日に、公式サイトとarteで350周年を記念するガラ公演とカール・パケット引退公演「シンデレラ」の3幕をネット中継する予定です。

https://www.arte.tv/fr/videos/082792-001-A/350-ans-de-l-opera-de-paris/

350周年記念ガラ公演は、オペラのアリアとバレエの両方が予定されており、人気ソプラノ歌手のソーニャ・ヨンチェヴァも出演するとのことです。

「シンデレラ」中継は3幕のみの予定。現地時間、12月31日、22:15~から、実際の時間より少し遅れての中継となるとのこと。日本との時差は8時間なので、元旦の朝6時過ぎからになります。(日本で視聴できるかどうかは未確認)


日本でも人気のあったカール・パケット。金髪の美しい容姿の持ち主であるだけでなく、生粋のパリ・オペラ座育ちならではのエレガンス、誠実な人柄、サポートの上手さ、そして滅多に怪我をすることがなく、怪我をした同僚の代役としての登板が多くて信頼できるダンサーという高い評価を得ていました。さらに、現代作品における表現力の高さ、内面の充実を感じさせる役作りにも定評がありました。

引退年齢が近くなっても、体力的にも技術的にも大変な「ドン・キホーテ」のバジル役として多数出演していました。また、貴公子役だけでなく、代表作である「白鳥の湖」のロットバルト役、「マノン」の看守、「オネーギン」のグレーミン、「椿姫」のガストンなど脇役でも存在感を発揮しました。

日本でもたびたび京都バレエ団の公演にゲスト出演して、おなじみのダンサーとなっています。今年の夏には、「ル・レーブ“夢”」という失われていたパリ・オペラ座バレエの作品の復元に出演しました。2019年夏には京都バレエ団で彼のさよなら公演「ジゼル」が上演される予定です。


フランスの人気バレエ・ブログDanses avec la plumeでは、カール・パケットのアデューにちなみ、12月からアドベント・カレンダーのように一日1カール、と彼の写真をTwitterで紹介しています。



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2018/11/11

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクール結果

毎年恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが、11月9日、10日に開催されました。

11月9日の男子の結果
https://www.operadeparis.fr/en/news/results-of-the-competition-to-promote-the-ballet-of-the-opera-national-of-paris-1

プルミエ・ダンスールに昇進

マルク・モロー


スジェに昇進

アクセル・マリアーノ
アントワーヌ・キルシャー


コリフェに昇進

Leo De Busserolles
Andrea Sarri


<順位>

カドリーユ
課題曲:ヌレエフ版「ラ・バヤデール」2幕、ソロルのヴァリエーション

1. Léo De Busserolles - promoted
2. Andrea Sarri - promoted
3. Chun-Win Lam
4. Milo Bishop

自由演目で踊った作品
Leo de Busserolles: La Sylphide , Act II, first variation of James (Pierre Lacotte)
Andrea Sarri: Donizetti pas de deux (Manuel Legris)

3位で惜しくも昇進にならなかったChun-Win Lamは、香港出身で、今年のヴァルナ国際コンクールに出場してファイナリストとなり、アーティスティック・プレゼンテーション賞を受賞しています。


コリフェ
課題曲:ヌレエフ版「眠れる森の美女」3幕パ・ド・サンク

1. Axel Magliano - promoted
2. Antoine Kirscher - promoted
3. Thomas Docquir
4. Simon Le Borgne
5. Florent Mélac
6. Alexandre Gasse

自由演目で踊った作品
Axel Magliano: Swan Lake , slow variation of Siegfried (Rudolf Nureyev)
Antoine Kirscher: Dances at a gathering , first variation of the Dancer in brown (Jerome Robbins)


スジェ
課題曲:ヌレエフ版「ライモンダ」3幕ジャン・ド・ブリエンヌのヴァリエーション

1. Marc Moreau - promoted
2. Francesco Mura
3. Pablo Legasa
4. Florimond Lorieux
5. Daniel Stokes
6. Yann Chailloux

自由演目で踊った作品
Marc Moreau: Manfred (Rudolf Nureyev)


プルミエに昇進したマルク・モローは、「スーパー・バレエレッスン」に出演したり、マニュエル・ルグリのグループ公演でも来日しているなじみ深いダンサー、2004年入団なのでベテランになってきました。
惜しくも2位のフランチェスコ・ムーラはイタリア出身で、やはり今年のヴァルナ国際バレエコンクールに出場し、銅賞を受賞。また若手ダンサーに贈られるカルポー賞も今年受賞しました。3位のパブロ・レガサはスジェながら「ドン・キホーテ」のバジル役に抜擢されている注目の一人。4位のフォロリモン・ロリューはサバティカルを取得して2年間、ボストン・バレエで活動し、主演もしていました。最有力候補の一人だったジェレミー・ルー・ケールは残念ながら今回のコンクールには出場しませんでした。
プルミエへの昇進試験に出場したダンサーは7人しかいなかったとのこと。順位が付かなかったのは、セバスチャン・ベルトーでした。


11月10日の女子の結果

プルミエール・ダンスーズに昇進

マリオン・バルボー
エロイーズ・ブルドン


スジェに昇進

ビアンカ・スクーダモア


コリフェに昇進

Victoire Anquetil
Naïs Duboscq


<順位>

カドリーユ
課題曲:「パキータ」第2ヴァリエーション(ヴィノグラードフ版)

1. Victoire Anquetil - promoted
2. Naïs Duboscq - promoted
3. Bleuenn Battistoni
4. Seohoo Yun
5. Camille de Bellefon
6. Célia Drouy

自由演目で踊った作品
Victoire Anquetil : Don Quixote , Act III, variation of Kitri (Rudolf Nureyev)
Naïs Duboscq : Grand Pas Classique (Victor Gsovsky)

コリフェ
課題曲:ブルメイステル版「白鳥の湖」パ・ド・カトルの第1ヴァリエーション

1. Bianca Scudamore - promoted

スジェに昇進したビアンカ・スクーダモアは、オーストラリア出身で、ローザンヌ国際バレエコンクールに出場してパリ・オペラ座学校に入学。入団してからは飛ぶ鳥を落とす勢いで、すでにエトワール有力候補と言われています。今年のヴァルナ国際バレエコンクールにフランチェスコ・ムーラと共に出場し、銀賞に輝きました。また、若手ダンサーを表彰するカルポー賞も受賞しました。コリフェは2枠あったのですが、1人しか昇進しませんでした。

自由演目で踊った作品
Bianca Scudamore : The Four Seasons , Spring Variation (Jerome Robbins)


スジェ
課題曲:ノイマイヤー振付「くるみ割り人形」2幕ルイーズのヴァリエーション

1. Marion Barbeau - promoted
2. Héloïse Bourdon - promoted
3. Silvia Saint-Martin
4. Ida Viikinkoski
5. Roxane Stojanov
6. Marine Ganio

自由演目で踊った作品
Marion Barbeau: The Sleeping Beauty , Act II, Variation of the Vision (Rosella Hightower)
Héloïse Bourdon: Other Dances , second variation (Jerome Robbins)

プルミエール・ダンスーズに昇進したのは、マリオン・バルボーエロイーズ・ブルドン。バルボーは、シェルカウイ、ロック、ピタが振付けてDVDにもなる「くるみ割り人形」(「イオランタ」と同時上演)に主演しています。エロイーズ・ブルドンは、パリ・オペラ座の中で古典を得意とし、スジェ時代から「白鳥の湖」や「ラ・バヤデール」に主演、マリインスキー国際バレエフェスティバルに招かれ、マリインスキー・バレエでも「白鳥の湖」に主演しています。昇進試験に弱くて、何回挑戦してもなかなか上がれなかったのですが、ついにプルミエール・ダンスーズに昇進を決めました。人気の高いダンサーだっただけに、喜びの声が聞こえてきます。

パリ・オペラ座バレエの昇進は、試験当日のパフォーマンスだけでなく、日ごろの舞台も評価されているとのことですが、一発勝負なので大変厳しいものです。シーズン中にコンクール向けの練習もしなければなりません。パリ・オペラ座バレエはヒエラルキーが最優先のバレエ団なのですが、近年はクラシックバレエの上演が減っており、コンテンポラリー作品ではあまり階級が関係なくキャスティングされることも多いようです。

2018/03/04

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクール結果

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが3月2日、3日に行われました。結果が発表されています。

https://www.operadeparis.fr/actualites/resultats-du-concours-de-promotion-du-ballet-de-lopera-national-de-paris

<男性ダンサー>

プルミエ・ダンスール
Monsieur Paul MARQUE ポール・マルク

スジェ
Monsieur Francesco MURA フランチェスコ・ミュラ
Monsieur Pablo LEGASA パブロ・レガサ

コリフェ
Monsieur Axel MAGLIANO
Monsieur Simon LE BORGNE


<女性ダンサー>

プルミエール・ダンスーズ
昇進なし

スジェ
Mademoiselle Roxane STOJANOV ロクサーヌ・ストヤノフ
Mademoiselle Aubane PHILBERT オーバーヌ・フィルベール

コリフェ
Mademoiselle Caroline OSMONT カロリーヌ・オズモント
Mademoiselle Bianca SCUDAMORE ビアンカ・スクダモア


ちなみに、順位はこのようになります。


男性ダンサー

カドリーユ→コリフェ (課題曲「ラ・シルフィード」ジェームズのヴァリエーション)
1. Axel Magliano (昇進)
2. Simon Le Borgne (昇進)
3. Isaac Lopes-Gomes
4. Andrea Sarri
5. Giorgio Foures
6. Julien Guillemard.

コリフェ→スジェ (課題曲「オネーギン」レンスキーの2幕ソロ)
1. Francesco Mura (昇進)
2. Pablo Legasa (昇進)
3. Thomas Docquir
4. Hugo Vigliotti
5. Mickaël Lafon
6. Alexandre Gasse 

スジェ→プルミエ (課題曲「マノン」1幕デ・グリューのヴァリエーション)
1. Paul Marque (昇進)
2. Jérémy-Loup Quer
3. Marc Moreau
4. Daniel Stokes
5. Allister Madin
6. Fabien Révillion


女性ダンサー

カドリーユ→コリフェ (課題曲「祭りの夜」)
1. Caroline Osmont - (昇進)
2. Bianca Scudamore - (昇進)
3. Naïs Duboscq
4. Seohoo Yun
5. Célia Drouy
6. Héloïse Jocqueviel

コリフェ→スジェ (課題曲「パキータ」グラン・パ)
1. Roxane Stojanov - (昇進)
2. Aubane Philbert - (昇進)
3. Juliette Hilaire
4. Charlotte Ranson
5. Jennifer Visocchi

スジェ→プルミエ (課題曲「ディアナとアクティオン」)
昇進、順位なし


女性ダンサーはプルミエール・ダンスーズの枠が一つあったものの、際立ったダンサーがいなくて票が割れてしまったため、昇進者は見送られてしまいました。
スジェに昇進したのは、ロクサーヌ・ストヤノフとオーバーヌ・フィルベール。二人とも、ドキュメンタリー映画「ミルピエ」に出演しています。オーバーヌ・フィルベールは、「スーパー・バレエ・レッスン」に出演していたのを覚えている方も多いかと思います。キャリアが10年を越えるベテランとなってきました。
コリフェに昇進したビアンカ・スクダモアは、パリ・オペラ座初のオーストラリア人団員で、昨年7月の入団試験で入団したばかりです。2015年にYAGPで3位となり、パリ・オペラ座学校に入学しました。昇進に至りませんでしたが、4位のSeo Hoo Yunも、昨年7月の入団試験で入団したばかりです。2014年ヴァルナ国際コンクールでジュニア1位に輝いています。

男性ダンサーでは、下馬評通り、ポール・マルクがプルミエへの昇進を決めました。昨年末に「ドン・キホーテ」に主演しており、上演中の「オネーギン」ではレンスキーを演じています。
スジェに昇進したパブロ・レガサも、コリフェでありながら「ドン・キホーテ」でバジルを踊りました。これからのオペラ座の将来を背負って立つ有望な二人です。

現在「オネーギン」と「ベジャール/ミルピエ」の公演が行われている中での昇進試験は、とても大変なことだったと思います。昇進した皆さま、おめでとうございます。

2018/02/23

「ル・グラン・ガラ」出演ダンサーたちのインタビュー映像

1月の「ル・グラン・ガラ」に出演した、マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベール、オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェを取材した時のVOGUE JAPANの映像が公開されています。


https://www.vogue.co.jp/videos/celebrity/VJ102-legrandgala-2018-02_ORIG_Interview

貴重なオフにしたいこと、日本の魅力などについて聞いた映像で、インタビューを担当させていただきました。リハーサルの映像も含まれています。

リハーサルの映像の方も公開されていますので、そちらも併せてどうぞ。

https://www.vogue.co.jp/videos/celebrity/VJ102-legrandgala-2018-01_ORIG_Rehearsal

ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェは「オネーギン」に出演中、オニール八菜さんは「ダフニスとクロエ」のクロエ役を踊る予定になっています。

2018/02/01

パリ・オペラ座バレエ2018―19シーズン 正式発表

パリ・オペラ座バレエ2018―19シーズンが正式に発表されました。

https://www.operadeparis.fr/saison-18-19/ballet

発表の模様はYouTubeで生中継された他、ダンサーによるフォーサイス作品のパフォーマンスもありました。


基本的に以前お知らせした定期会員へのお知らせと同じ内容ですが、2019-20シーズンの最初の方の予定も発表されています。

Guest Company: Martha Graham Dance Company (3-8 September)
ゲスト・カンパニー マーサ・グラハム舞踊団

Decadance (Ohad Naharin) (25 September-19 October)
「デカダンス」(オハッド・ナハリン)

Opening Gala (September 27)
オープニング・ガラ

Tribute to Jerome Robbins ( Afternoon of a Faun , Glass Pieces , Fancy Free , A Suite of Dances ) (October 27-November 14)
ジェローム・ロビンスへのオマージュ(「牧神の午後」「グラス・ピーセズ」「ファンシー・フリー」「ダンス組曲」)

Cinderella (November 26-January 2)
「サンドリヨン」(シンデレラ、ヌレエフ振付)

The Lady of Camellias (November 30-January 3)
「椿姫」(ノイマイヤー)

Demonstration of the Dance School (December 8-23)
パリ・オペラ座学校公演

Swan Lake (February 16-March 15)
「白鳥の湖」(ヌレエフ)

Goecke ( creation) / Lidberg ( Les Noces ) / Cherkaoui ( Faun ) (February 5-March 2)
マルコ・ゲッケの新作、ポンタス・リドバーグの新作「結婚」、シディ・ラルビ・シェルカウイの「牧神」

Invited company: Rosas (March 8-14)
ゲスト・カンパニー ローザス

Dance School Show (March 29-April 4)
パリ・オペラ座学校公演

Leon-Lightfoot ( Sleight of Hand ) + Speak for Yourself ) / Van Manen ( Three Gnossiennes ) (April 18-May 18)
ポール・ライトフット&ソル・レオン「Sleight of Hand」 + 「Speak for Yourself」、ハンス・ファン=マネン「3つのグノシェンヌ

Iolanta / The Nutcracker (19-24 May)
「イオランタ/くるみ割り人形」(アーサー・ピタ、エドゥアール・ロック&シディ・ラルビ・シェルカウイ)

Mats Ek (2 creations: Another Place (Liszt) + Boléro (Ravel)) (June 22-July 14)
マッツ・エック新作2本「Another Place」 と「ボレロ」

Tree of Codes (July 1-4)
Tree of Codes(ウェイン・マクレガー振付、ウェイン・マクレガー・カンパニーとの共同上演)


William Forthyse / Hiroshi Sugimoto September 20th to October 17th, 2019 ガルニエ
ウィリアム・フォーサイスのBlake Works Iと写真家の杉本博司による新作。
杉本の新作At the Hawk's Wellは、振付はアレッシオ・シルヴェストリン、音楽は池田亮司

Crystal Pite October 26 to 28, 2019
クリスタル・パイト新作
オペラ座に振付けた「The Season's Canon」がブノワ賞を受賞した、最も注目される女性振付家クリスタル・パイトが、新作を振付けます。


3月の「白鳥の湖」公演が終わった後には、シーズン終わりまで全部コンテンポラリー作品という選択。このプログラミングに対して、現地ではあまり芳しい反応はありません。やはり古典作品の上演があまりにも少なくてコンテンポラリーに偏っていることと、フランス人の振付家による作品がないこと、オペラ座の伝統であるリファールやプティ、ベジャールの作品がないこと。2019-20シーズンにはクリスタル・パイトの新作が予定されていますが、2018―19シーズンには女性振付家による新作はありません。(新作でなければ、マーサ・グラハムの作品、そしてポール・ライトフットとソル・レオンの合作がありますが。(ソル・レオンは女性)

フランスでは、フランス・バレエの伝統を無視しているように思われるこのレパートリーに対して、改善するようにという署名活動も起こっています。
https://www.mesopinions.com/petition/art-culture/defense-repertoire-tradition-opera-paris/38922

New York Timesの記事 (主にオペラについて)
https://www.nytimes.com/2018/01/30/arts/music/ivo-van-hove-paris-opera.html

ステファン・リスナー総裁によると、昨シーズンはオペラ座のチケットの売り上げは7300万ユーロで黒字となっており、また動員率も91%で7%上がっています。またオペラ座の観客の平均年齢は45歳だそうです。

2018/01/26

VOGUE JAPANで「ル・グラン・ガラ 2018」のオニール八菜さん、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン インタビュー掲載

「ル・グラン・ガラ」のリハーサル潜入レポートマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールのインタビューに続き、

オニール八菜さん、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャンにインタビューさせて頂きました。

オニール八菜さんは、忙しい毎日を乗り切るコツ、ジェルマン・ルーヴェは勅使川原三郎作品のクリエーションへの参加や好きな音楽、映画について、ユーゴ・マルシャンは2月に主演する「オネーギン」の準備、昨年の怪我の克服など幅広く語ってくれています。そしてそれぞれが、ダンスは自分にとってどのようなものなのか、ということについても。
リハーサルレポ同様、井上ユミコさんによる美しい写真もぜひご覧ください。


また、ル・グラン・ガラで上演された「トリスタンとイゾルデ」「ヴェーゼンドンク歌曲集」を振付けたジョルジオ・マンチーニのインタビューも行いました。

https://www.vogue.co.jp/lifestyle/interview/2018-01-20

本当に、これからはオニール八菜さん、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャンがパリ・オペラ座だけでなく、世界のバレエ界を引っ張っていく、輝かしいスターになることを実感しましたね。

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(c)瀬戸秀美

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(c)瀬戸秀美

2018/01/23

VOGUE JAPANで「ル・グラン・ガラ 2018」ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオのインタビュー掲載

先日、「ル・グラン・ガラ」のリハーサル潜入レポートが掲載されたとお知らせをしました。
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2018-01-10-2

引き続きリハーサル映像、ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオのインタビューが掲載されましたので、お知らせします。

ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオのインタビュー記事
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/interview/2018-01-23

リハーサル映像
https://www.vogue.co.jp/videos/celebrity/VJ102-legrandgala-2018-01_ORIG_Rehearsal

マチュー・ガニオは、「ル・グラン・ガラ」で踊った「トリスタンとイゾルデ」を始め、パリ・オペラ座での勅使川原三郎さんの新作「Grand Miroir」のクリエイションについて、そして今後のアーティストとしての方向性について、熱く語ってくれました。また、ドロテ・ジルベールは、自身が主演した短編映画「Rise of A Star」(アカデミー賞短編映画部門にプレ・ノミネートされています)や、今後踊りたい役について語ってくれています。幼馴染である二人が、お互いをどれだけ大切なパートナーと思っているのか、ということについても。

引き続き、オニール八菜、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェのインタビューも近日中にアップされますので、今しばらくお待ちくださいね。

ル・グラン・ガラ、パリ・オペラ座の美しいダンサーたちによる、夢のように美しい時間を堪能できた、素敵な公演でした。特にドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオの、ベテランエトワールならではの表現力と芸術性にはうっとりさせられましたね。1時間という上演時間を感じさせない、濃密でドラマティックなダンスが繰り広げられました。

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「トリスタンとイゾルデ」 (c)瀬戸秀美

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「ヴェーゼンドンク歌曲集」 (c)瀬戸秀美

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