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パリ・オペラ座バレエ

2017/03/28

パリ・オペラ座のドキュメンタリー映画『L'Opéra』

今年7月に、マレーネ・イヨネスコ監督のドキュメンタリー映画『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』が公開されますが、もう一本、パリ・オペラ座を扱った映画が製作されたようです。

L'Opéra
http://www.unifrance.org/film/41019/l-opera

今年(2017年)4月5日にフランスで劇場公開されるそうです。Jean-Stéphane Bron監督作品。

主に2015-16年のパリ・オペラ座のバレエとオペラの両方の舞台裏、そこで働く人たちの様子を捉えた作品とのこと。

予告編

予告編を見ると、『ラ・バヤデール』の舞台や、アマンディーヌ・アルビッソンとエルヴェ・モローがリハーサルを行っている場面などが登場しています。1時間50分。

この作品ですが、日本での配給権をギャガが購入したとのことなので、こちらも劇場公開されることになるでしょうね。

2017/03/26

オペラ座が舞台のアニメ映画『バレリーナ(原題)』8月日本公開予定

以前もこのブログでご紹介した、パリ・オペラ座を舞台にしたフランスのアニメ映画「Ballerina」が、今年8月に日本で公開されることが決定し、公式サイトもオープンしていました。

映画『バレリーナ(原題)
http://ballerina-movie.jp/

8月新宿ピカデリー他全国ロードショー予定だそうです。キノフィルムズ、木下グループ配給。

フランスの大手映画製作・配給会社ゴーモンが製作。ピクサー社のアニメのようなスタイルの3Dアニメで、共同プロデューサーの中には、大ヒット映画「最強のふたり」(アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)のプロデューサー Quad ProductionのNicolas Duval Adassovsky, Yann Zenou, とLaurent Zeitouがいます。

ヒロインの英語版吹き替えにエル・ファニングで、日本の公式サイトでもエル・ファニングの名前が出ていることから、英語版での公開もありそうです。

この映画の中に登場するダンスの振付はオーレリー・デュポンとジェレミー・ベランガールが監修しています。

ストーリー
1884年にブルターニュの孤児院を逃れパリにやってきた、バレリーナになるという夢を抱いている貧しい11歳の少女フェリーチェが主人公。わがままなライバル、カミ―ユの身分を詐称し、不思議な掃除婦オデットの教えの下必死にバレエを稽古し、発明家を目指す友人ヴィクトールに出会い、そしてパリ・オペラ座学校に入学するという冒険が始まります。

海外予告編

映画評サイトRotten Tomatoesでもトマトメーターが79%と評価が高い作品、日本でも観ることができるのは嬉しいですよね。

******

今年の6月から夏にかけて、バレエ/ダンス関連の映画の公開が多数あり、嬉しい限りです。

「ザ・ダンサー」 モダンダンスの祖と言われる伝説のダンサー、ロイ・フラーの半生を描く伝記ドラマ。6月3日公開
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/17_danseuse.html

「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」セルゲイ・ポルーニンの半生を追ったドキュメンタリー映画。7月15日公開
http://www.uplink.co.jp/dancer/

「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」パリ・オペラ座の356年の夢と伝統はどうやって守られてきたのか?オペラ座の舞台裏を追ったドキュメンタリー映画。7月22日公開
http://backstage-movie.jp/

2017/03/11

『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』7月22日公開決定、予告編とポスター

パリ・オペラ座バレエ団の舞台裏と伝統の受け継ぐダンサーたちの姿を描き出したドキュメンタリー映画、『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』のBunkamuraル・シネマの公開初日が7月22日(土)に決定しました。

http://backstage-movie.jp/

先日、来日公演中にユーゴ・マルシャンに対してエトワール昇格の発表がなされるという歴史的瞬間に会場全体が総立ちで称えるという華やかな出来事が起こったパリ・オペラ座バレエ団。ポスターでは作品の舞台となるパリ・オペラ座ガルニエ宮の美しい外観をメインに据え、マチュー・ガニオやアニエス・ルテステュの笑顔、未来のエトワール候補たちの姿、そして、プルミエ・ダンスーズに昨年昇格した日本出身のダンサー、オニール八菜の軽やかなポーズが印象的です。

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また、子供たちのキラキラした羨望の眼差しから始まり、未来へ伝統を引き継いで行くダンサーたちの誇りが感じられる感動の予告編も完成しました。

現在開催中のパリ・オペラ座バレエ公演の会場でも、この映画の前売り券は、素敵なチケットホルダーという特典つきで販売されています。

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こちらの映画、すでに拝見していますが、パリ・オペラ座バレエファンにはたまらない貴重な映像がたくさん観られます。『パキータ』のソロをギレーヌ・テスマーに指導されるマチュー・ガニオ、パリ・オペラ座の伝統を引き継ぐことについて大いに語るアニエス・ルテステュ、『愛の伝説』をリハーサルするウリヤーナ・ロパートキナ、そして『ラ・バヤデール』でニキヤ役アマンディーヌ・アルビッソンとガムザッティ役オニール八菜さんの息詰まる対決シーンのリハーサルなど。劇場公開が待ち遠しいです。

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監督:マレーネ・イヨネスコ(『ロパートキナ 孤高の白鳥』『至高のエトワール~パリ・オペラ座に生きて~』)

出演:マチュー・ガニオ/アニエス・ルテステュ/ウリヤーナ・ロパートキナ/オニール八菜/バンジャマン・ペッシュ/ウィリアム・フォーサイス/アマンディーヌ・アルビッソン/ジョシュア・オファルト/エリザベット・プラテル/バンジャマン・ミルピエ/ジャン=ギョーム・バール/ローラン・イレール/ジェレミー・ベランガール/ステファン・ビュリヨン/ギレーヌ・テスマー

配給:ショウゲート  
公開 Bunkamuraル・シネマ 7月22日(土)より
(他全国公開予定)

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2017/03/09

VOGUE JAPANでユーゴ・マルシャンのエトワール昇進特集

VOGUE JAPANで、ユーゴ・マルシャンのパリ・オペラ座バレエのエトワール昇進についての、短い記事を書きました。

https://www.vogue.co.jp/celebrity/risingstar/2017-03-07/

昨年8月のエトワール・ガラ2016で、舞台裏レポートということで取材しましたが、その時に撮影されたユーゴ・マルシャンの美しい写真を集めてのギャラリー(井上ユミコさん撮影)も掲載しています。

この時にインタビューをした、レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ、そしてユーゴ・マルシャンもすぐにエトワールに昇進したということで、嬉しい限りです。

<前回の掲載>
独占潜入! パリ・オペラ座バレエ「エトワール・ガラ2016」の舞台裏。
https://www.vogue.co.jp/celebrity/stylewatch/2016-08-05

レオノール・ボラックのインタビュー映像&リハーサル
https://www.vogue.co.jp/videos/celebrity/VJ102-Interview-2016-09_ORIG_Leonore

バンジャマン・ペッシュのインタビューとクラスレッスン映像
https://www.vogue.co.jp/videos/celebrity/VJ102-Interview-2016-09_ORIG_Benjamin

パリ・オペラ座バレエの来日公演も、次はグラン・ガラです。素晴らしい公演が続いた『ラ・シルフィード』に引き続き楽しめればと思っています。

ユーゴ・マルシャンのエトワール任命の、パリ・オペラ座による公式動画

2017/03/07

オペラ座&ロイヤル夢の共演<バレエ・スプリーム>記者懇談会

現在、パリ・オペラ座バレエ来日公演が行われておりますが、7月に開催されるオペラ座&ロイヤル夢の共演<バレエ・スプリーム>の出演者と、オペラ座芸術監督オーレリー・デュポンによる記者懇談会がありました。前日にエトワールに任命されたばかりのユーゴ・マルシャンほか、クラスレッスンを終えて来たばかりのダンサーたちが参加しました。

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まずはデュポンが、この公演についての考えを述べてくれました。

「この公演の一番の目的は、皆さんに、そしてダンサーにも楽しんでほしいということです。私が選んだ演目は、彼らがよく知っていて、よく踊れるものです。今回のプロジェクトですが、オファーが来た時にもちろんすぐにYesと答えました。美しいダンサーのサンプルのような人たちに出演してもらうので皆さまもぜひ楽しんでください」

「また今回、ロイヤル・バレエとシェアするのは意義のあることです。ロイヤル・バレエは素晴らしいバレエ団ですし、この2017年にドアを開ける交流ができるのは素晴らしいメッセージです。また日本の観客の皆さまに、この二つの違った流派を見比べていただける珍しい機会です。私達の伝統であるヌレエフ作品も入っているプログラムなので、非常にフランスらしいバレエを楽しんでいただけます」

そしてデュポンは、演目とダンサーの組み合わせについて、どういうところに注目しているかを語りました。

「マチアス・エイマンとミリアム・ウルド=ブラムは、『白鳥の湖』のパ・ド・ドゥを踊ってもらいます。彼らは、スプリームなダンサーという定義を体現している素晴らしいダンサーたちです。彼らは近年年間プログラムを通して活躍してもらっていますが、彼らにとってはバカンス期間に当たるこの公演の時期にも、参加してもらうことに意味があるので参加してもらいます」

「オニール八菜は、今回の来日公演には出演していませんが、ユーゴとのコンビでこのガラには出演して『グラン・パ・クラシック』を踊ってもらいます。期待のダンサーとしてお楽しみいただけると思います」

「ジェルマン・ルーヴェは、『ロミオとジュリエット』と『白鳥の湖』の第3幕を踊ります」

「またもう一つ、このガラの特徴としては、ロイヤル・バレエとの合同のプログラムがあります。一つは『ドン・キホーテ』でもう一つは『眠れる森の美女』で、多様性を楽しんでいただけると思います」

オーレリー・デュポンは、この会見に集まったダンサーの一人一人を紹介しました。

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「まずは素晴らしいフランソワ・アリュをご紹介します。彼は”ショーマン”です。レオノール・ボラックは、フレッシュな、任命されたてのエトワールです。そして同じく素晴らしいダンサーです。全体的に、私が選んだダンサーたちは、アーティストとしても、人間としても敬愛できる人々です。レパートリーを素晴らしく踊ることができます。ジェルマン・ルーヴェもエトワールです。マチアス・エイマン、今回の公演はバレエ・スープリームなのでもちろん素晴らしいダンサーです。ミリアム・ウルド=ブラムも素晴らしいエトワールです。ユーゴ・マルシャンはエトワールになって1日経ちました(ここで会場で拍手が)。東京でエトワールに任命されました。そして先ほど名前を挙げましたオニール八菜、プルミエール・ダンスーズです」

ミリアム・ウルド=ブラムマチアス・エイマンが語りました。オペラ座を代表する二人で、海外で踊る機会も多い二人が、今回別のカンパニーと共演することについての期待について。

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エイマン「世界のいたるところでガラへの出演を経験してきましたが、基本的に個人参加で出演していました。今回は2大バレエ団の共演ということで、オペラ座の他のエトワールたち、新しい世代との共演が楽しみです。ミリアムも私も中堅になったので、若い人たちに助けを与えられるような機会にしたいと思います。ロイヤル・バレエとの共演についでですが、ロイヤルはレパートリーに大きな特徴があります。ロイヤル・バレエのダンサーたちから刺激を受ける、外からの視線を感じる、とても貴重な機会だと思います。今回のガラのレパートリーで、フランス派の流派を日本の皆さんに見せられることに喜びを感じます。日本の観客はバレエ通だし、熱意を持って観てくださるので、その人たちの前で踊ることができるのは幸せです」

ウルド=ブラム「今年の夏に日本にこの素晴らしいグループで戻って来られるのを嬉しく思います。マチアスはパートナーとして敬愛していますし、彼をはじめとする、私が近しく思っている人達と日本で15日間過ごすことができるのを幸せに思います」

昨年末にともに『白鳥の湖』でエトワールに任命されたレオノール・ボラックジェルマン・ルーヴェ。今度のガラではこの3幕を踊ります。この作品について、そしてお互いをパートナーとしてどう思っているのか。

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ボラック「私のキャリアにとっても『白鳥の湖』は重要な作品であったので今回楽しみにしています。ジェルマンは、とても注意を払ってくれる優しいパートナーであるし、非常に良い友達でもあります。それに彼はとても美男ですし、完璧なパートナーです」

ルーヴェ「この作品は、私たちにとって「踊りたい」という作品です。エトワールに任命された象徴的な作品、キャリアのシンボルであるのでさらに大切に思っています。ヌレエフ版の『白鳥の湖』はバレエ学校で習うなじみのある作品であるとともに、私たちの世代にとっては、マチアス、ミリアム、オーレリーなどの踊りを見てきた想い出深い作品でもあります。レオノールについては、僕も同じで、彼女は素晴らしいパートナーです。優雅で、生き生きとしていて直観に優れています。長い友情と協力関係の絆で結ばれています。彼女はパートナーとして、物語の世界に誘導してくれる人なので頼もしい存在です」

デュポン 「ここで私は、元エトワール、そして現芸術監督として付け加えたいのですが、私はペアと言うのは非常に重要だと考えています。芸術監督として、誰を誰と組ませるかということについても責任があります。ペアを考える時、私はアーティスティックな面、そしてテクニカルな面でも、人間的な面でも素晴らしい、美しい組み合わせであることが必要だと思います。一つの作品をリハーサルするのに、2,3週間、毎日毎日時間を費やして、いらいらしたり衝突する瞬間もある、そして最終的に素晴らしい作品に持っていくペアでなければなりません。私が選んだのは非常に素晴らしい組み合わせだと思うし、ツアーでは特に大事です。というのは、ツアーでは特にカンパニーと言うのは二番目の家族のような役割を果たすからです」


フランソワ・アリュ
は、ショーマンシップと、今回踊る「レ・ブルジョワ」について語りました。

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「『レ・ブルジョワ』という作品は、私はガラでも何回も踊っていて、個人的にも好きな作品なので、今回踊ることができるのが嬉しいです。ショーマンシップとは、要はメッセージを伝える、人物を演じるというのがとても好きなのです。この作品にはそういうところがあるし、クラシックでもコンテンポラリーでもない、独特のジェスチャーで伝える作品です。ショーマンシップとは、お客様とのコネクション、つながりを意味していると思っています。日本のお客様は非常に温かく受け入れてくれて、熱狂的に反応してくれるので、そういった意味でつながりを感じることができました。また日本では、すべてのスタッフ、テクニカルスタッフも含めて素晴らしい環境で踊ることができました」

「今度の「バレエ・スプリーム」での『ドン・キホーテ』は、2014年の来日公演でバジル役を踊りました。今回は違った流派である英国ロイヤル・バレエとの共演なので、この公演を通して必ずや刺激を受けて成長できると期待しています」

前日にエトワールに任命されたユーゴ・マルシャンが、一夜明けた気持ちを語ってくれました。「バレエ・スプリーム」でパートナーを務めるオニール八菜さんについてのコメントも。

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「今朝の気持ちですが、とても幸せです。昨日起きた出来事は、目覚めたまま見た夢のようでした。自分のリアクションも、他の人のリアクションも、まだミステリアスな印象があります。これはもう、時間とともに現実として昇華していくと思います。そして一回しかできない瞬間を日本の客さんとシェアできました。フランスと日本の間の大使となれるのは喜びですし、マチアスやミリアムのようにインスピレーションを与えられる存在のエトワールになれればと思います。昨晩はとても感動しましたし、今も感動しています」

「今度のガラで共演するオニール八菜さんは、美しいキャリアを重ねてきているダンサーで、ガラでの共演の機会も多く、また一緒のタイミングでコリフェに昇進し、(ヴァルナ国際コンクールなど)賞も同時に受けてきていて一緒にキャリアを重ねてきました。彼女とオペラ座のバレエを一緒に国際的に広めていくことができると思っています。

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初めてのパリ・オペラ座とロイヤル・バレエの合同ガラ、一緒に踊る演目もあり、顔ぶれもフレッシュでとても楽しみな公演です。夏が待ちきれませんね。

オペラ座&ロイヤル夢の共演<バレエ・スプリーム>
http://www.nbs.or.jp/stages/2017/supreme/index.html

Aプロ
7月26日(水)6:30p.m.
7月27日(木)6:30p.m.

Bプロ
7月29日(土)1:00p.m.
7月29日(土)6:00p.m.
7月30日(日)2:00p.m.

会場
文京シビックホール 

一斉発売開始:4月8日(土)10:00a.m.より

電話でのお申し込み
NBSチケットセンター
03-3791-8888
平日10:00~18:00
土曜10:00~13:00
日祝休み

インターネットでのお申し込み
NBS WEBチケット
*ご利用いただく際には、事前に会員登録(登録料・年会費無料)が必要となります。
*NBSチケットセンターとは別の会員登録となります。

NBS WEBチケット 先行発売[座席選択 S〜C券]
受付期間:3/21(火)21:00~3/27(月)18:00


他都市公演

西 宮 8月1日(火)
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール (問)TEL:0798-68-0255

福 岡 8月2日(水)
アクロス福岡 福岡ザ・シンフォニーホール (問)KBCチケットセンター TEL:092-720-8717

2017/03/04

ユーゴ・マルシャンが、パリ・オペラ座バレエのエトワールに東京で昇進

パリ・オペラ座バレエの来日公演が始まり、昨日のミリアム・ウルド=ブラムとマチアス・エイマン主演の『ラ・シルフィード』、まるで奇跡のような素晴らしい公演でした、本物の妖精のようなミリアム、マチアスの見事な足捌きと羽が生えたような高い跳躍。これほどまでにクオリティの高い舞台はそうそうありません。

そして3月3日の『ラ・シルフィード』。マチュー・ガニオの怪我降板により、ジェームズ役はユーゴ・マルシャンが務めました。この公演も、急きょチケットを取って観に行きました。

ユーゴ・マルシャンのジェームズ、マチアスとはまた違った魅力のあった、これまた素晴らしいパフォーマンスでした。長身で大柄なマルシャンですが、その分跳躍がダイナミックな上、プティ・バットゥリーの足捌きはクリアで足先も美しく、細かいパも精確で音楽性にも優れていました。フェッテアラベスクの方向転換、ソ・ド・バスク、ピルエット、一つ一つが綺麗にたやすく決まっていました。大柄なのに着地は柔らかく足音もしません。ドラマの紡ぎだし方も見事で、美しい妖精に魅入られ夢中になっているうちに道を踏み外してしまう青年を好演。アマンディーヌ・アルビッソンとのパートナーシップもよく、サポートも万全でした。とても初共演とは思えないほどです。

アマンディーヌ・アルビッソンは足捌きがとても美しく、綺麗に甲が出てしっかりアンドゥオールした足先は、シルフィード役にぴったりです。アカデミックで正統派のフランスバレエでした。ユーゴ・マルシャンが大きいので、他のパートナーだと彼女は大柄に見えてしまうこともありますが、彼だと見た目のバランスも良かったです。特に2幕では軽やかで足音もしませんでした。席が高い位置だったので彼女の足をよく見ていたのですが、足裏の使い方がお手本のように完璧です。とても愛らしいシルフィードを自然に演じていて、今までに観たアルビッソンの中でも一番合っている役柄に思えました。

ユーゴ・マルシャン、これだけ素晴らしい踊りを見せていてなぜまだエトワールではないのだろうか、と思っていたら、カーテンコールでオーレリー・デュポンが現れて、ユーゴ・マルシャンのエトワールへの任命をアナウンスしました。パートナーのアルビッソン、そしてオーレリーとハグし合うマルシャン。その後、普段着姿のレオノール・ボラックやジェルマン・ルーヴェも舞台上に現れました。感極まったマルシャン。場内は当然総立ちであり、エトワールへの任命を日本で体験でき、未だかつてない事件を目撃したのでした。

NBSのサイトにも写真入りで速報が載っています。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/33.html

早くもユーゴ・マルシャンのプロフィールはエトワールになっています。まだ23歳という若さ。
https://www.operadeparis.fr/artistes/hugo-marchand

海外ツアーでのエトワール任命は、ニューヨークでのマニュアル・ルグリ、上海でのバンジャマン・ペッシュの例がありますが、日本ではもちろん初めてのことです。ユーゴ・マルシャン、本当におめでとうございます!

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ユーゴ・マルシャンとアマンディーヌ・アルビッソンの『ラ・シルフィード』は3月5日にも上演があります。ユーゴ・マルシャンのエトワールになってから初めての舞台を目撃するチャンスです。

オーレリー・デュポン芸術監督になってから、ジェルマン・ルーヴェ、レオノール・ボラック、そしてユーゴ・マルシャンと若手エトワールが次々とエトワールとなり、新時代の始まりを実感しますね。これからは彼らがオペラ座を引っ張っていくことになります。

Bravo Hugo marchand, nouvel étoile de l opéra national de Paris 🌟⭐️ #nbs #operadeparis #etoile 🇯🇵

Ambreさん(@ambratche)がシェアした投稿 -

公式ノミネ動画

2017/02/24

パリ・オペラ座とロイヤル・バレエ合同ガラ「バレエ・スプリーム」演目/追記

パリ・オペラ座&ロイヤル・バレエの夢の共演<バレエ・スプリーム>

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-703.html

東京バレエ団「ウィンター・ガラ」の会場で予定演目が張り出されていたと教えていただきました。(私も観に行ったのですが気が付かず)

<Aプロ>
オペラ座チーム

「白鳥の湖」2幕よりパ・ド・ドゥ (ヌレエフ版)
ミリアム・ウルド=ブラム、マチアス・エイマン

「白鳥の湖」3幕よりパ・ド・トロワ (ヌレエフ版)
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ、フランソワ・アリュ

「エスメラルダ」 プティパ振付
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン

ロイヤルチーム

「ラプソディ」 アシュトン振付
ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー

リアム・スカーレット作品
フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ

「ジゼル」よりパ・ド・ドゥ
高田茜、ベンジャミン・エラ

「アポロ」 バランシン振付
サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ

タップ・ソロ
スティーヴン・マックレー

****
「ドン・キホーテ」ディヴェルティスマン
パリ・オペラ座&ロイヤル・バレエ合同チーム


<Bプロ>
ロイヤルチーム

「真夏の夜の夢」よりパ・ド・ドゥ アシュトン振付
高田茜、ベンジャミン・エラ

「タランテラ」 バランシン振付
フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ

「コンチェルト」 マクミラン振付
サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ

「ドン・キホーテ」よりパ・ド・ドゥ
ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー


オペラ座チーム

「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ ヌレエフ振付
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ

(作品未定)
ミリアム・ウルド=ブラム、マチアス・エイマン

「グラン・パ・クラシック」 グーセフ振付
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン

「レ・ブルジョワ」 ファン・コーエンブルグ振付
フランソワ・アリュ

****
「眠れる森の美女」ディヴェルティスマン
パリ・オペラ座&ロイヤル・バレエ合同チーム

ちょっと現代作品が少ないですが、魅力的な演目が揃った上に、合同チームでのディヴェルティスマンがあるということで、とても楽しみになってきましたね。

■公演日程
Aプロ
7月26日(水) 18:30 
7月27日(木) 18:30 

Bプロ
7月29日(土) 13:00 
7月29日(土) 18:00.
7月30日(日) 14:00 

■会場:文京シビックホール(都営地下鉄「春日」/東京メトロ「後楽園」下車)  

■入場料(税込み): S=\19,000 A=\17,000 B=\15,000 C=\12,000 D=\9,000 

■NBS WEBチケット先行発売[座席選択 S~D]: 3/21(火)21時~3/27(月)18時

■一斉発売:4/8(土)10時~

■チケットのお申し込み/お問い合わせ 
NBSチケットセンター 03-3791-8888 (平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00)

<追記>
公式サイトができています。
http://www.nbs.or.jp/stages/2017/supreme/index.html

2017/01/25

パリ・オペラ座バレエ 2017/18シーズン 正式発表/オーレリー・デュポンのインタビュー

パリ・オペラ座バレエの2017/18シーズンが1月25日に正式発表されました。

(当初予定されていた28日より早い発表になったのは、内容がリークしていたからかもしれません)

https://www.operadeparis.fr/saison-17-18/ballet

内容的には、リークしていた内容とほとんど同じなので、Twitterで流れていた記者会見の内容を中心にお知らせします。

ガラ (デフィレ、ハンス・ファン・マネン「3つのグノシェンヌ」、シディ・ラルビ・シェルカウイ「牧神」、バランシン「ダイヤモンド」) 9月21日 ガルニエ

ジュエルズ (ジョージ・バランシン振付) 2017年9月24日から10月12日 ガルニエ ※ゲストカンパニーなし

ジョージ・バランシン「アゴン」/勅使川原三郎(新作)/ピナ・バウシュ「春の祭典」 2017年10月25日から11月14日 ガルニエ

アレクサンドル・エックマン「プレイ」(新作) 2017年12月6日から12月30日 ガルニエ

ドン・キホーテ (ルドルフ・ヌレエフ振付) 2017年12月11日から2018年1月6日 バスティーユ 18公演

オネーギン (ジョン・クランコ振付) 2018年2月11日から3月7日 ガルニエ 21公演

バンジャマン・ミルピエ「ダフニスとクロエ」/モーリス・ベジャール「ボレロ」 2018年2月27日から3月22日 バスティーユ

オルフェオとエウリディーチェ (ピナ・バウシュ振付) 2018年3月27日から4月5日 ガルニエ

ロミオとジュリエット (サシャ・ヴァルツ振付) 2018年4月10日から5月3日 バスティーユ

パリ・オペラ座学校公演 ダンス組曲 (Clustine)、Un Ballo (キリアン), スプリング・アンド・フォール (ノイマイヤー) 
4月15日、17日、18日

アンヌ=テレサ・ド・ケースマイケル「カルテットNo. 4」、「大フーガ」、「ワルギルプスの夜」  2018年4月27日から5月18日 ガルニエ

ジェームズ・ティエレ(新作)/クリスタル・パイト「The Seasons' Canon」/イヴァン・ペレース(新作)/ホフェッシュ・シェクター「The Art of Not Looking Back」 2018年5月19日から6月8日まで ガルニエ (開演1時間前から、ガルニエ宮の公共スペースにてティエール振付作品が上演される)

リーズの結婚(ラ・フィユ・マル・ガルデ) (フレデリック・アシュトン振付) 2018年6月25日から7月14日 ガルニエ (7月14日の公演は無料)

記者会見には、勅使川原三郎さんも同席していました。


勅使川原さんの新作は、エサ=ペッカ・サロネンのヴァイオリン協奏曲に振付けられた作品となります。「勅使川原さんは、私に即興を行うリスクについて教えてくれました」」と会見でオーレリー・デュポンは語りました。指揮もサロネンが行い、ヴァイオリンのソリストは諏訪内晶子さんが務める予定です。

新作を振付けるイヴァン・ペレースは、元NDTのダンサー。「毎年新しい若い振付家を招きます。リスクを取りましょう。とても興奮しています。今年はイヴァン・ペレースです」と会見でオーレリー・デュポンは紹介しています。彼の作品は、10人の男性ダンサーのための作品とのことです。(これは面白そうですね)

来シーズン、マリ=アニエス・ジロは「オルフェオとエウリディーチェ」で、エルヴェ・モローはサシャ・ヴァルツの「ロミオとジュリエット」でオペラ座を引退します。また、今春のカニンガム/フォーサイスプログラムでジェレミー・ベランガールが(このプログラムの最後の5公演において、20分間の即興の作品を踊るとのこと)、夏のニューヨークツアー、バランシンの「エメラルド」でレティシア・プジョルも引退します。さらに、カール・パケットは、その次の2018/19シーズンのヌレエフ振付「シンデレラ」で引退するそうです。
(そのあたりは、こちらの記事に書いてあります。)

オペラ座のツアーは、今年は3月の日本公演の他、2018年6月、7月にニューヨークとシカゴにもツアーを行います。ニューヨークに2週間、シカゴに1週間で、「ラ・シルフィード」「ブレイク・ワークス」「若者と死」、「エチュード」、イヴァン・ペレースの新作。また、今年の夏はニューヨークでは、ボリショイ・バレエ、ニューヨークシティ・バレエとの「ジュエルズ」合同公演もあります。

デュポンは、就任の時に「パリ・オペラ座バレエはコンテンポラリー作品も踊るクラシックのカンパニーです」と語っていましたが、今回、純粋な19世紀の古典はヌレエフの「ドン・キホーテ」のみ。デュポンの考えでは「ジュエルズ」「オネーギン」「ラ・フィユ・マル・ガルデ」も古典として考えているとのことですが、「1シーズンに6作品も古典作品を上演したら、ダンサーたちは怪我をしてしまいます」とのことで、1シーズン4作品までが限界だと思っているそうです。

今回のプログラムを見たところ、ルフェーブルの影響の強いプログラムであるという印象が強く感じられます。フランスバレエ的な作品は、ベジャールの「ボレロ」くらいです。もう少しフランス・バレエの伝統を押し出した方が、批評家には受けることでしょう。

また、ミルピエが創設した振付アカデミーは、ウィリアム・フォーサイスがミルピエの退任に伴い、退任しましたが廃止されるそうです。「振付をしたいダンサーは振付をしてくれるので、アカデミーを持つ必要はありません」

いずれにしても、来シーズンからがオーレリー・デュポンの本領が発揮されるシーズンとなるはずです。どのような成果がもたらされるか、行方を見守っていきましょう。

オーレリー・デュポンのインタビュー記事
http://www.lexpress.fr/culture/scene/l-opera-de-paris-en-2017-2018-l-episode-millepied-aurelie-dupont-dit-tout_1872253.html

芸術監督への就任について

「現役時代から、総裁のステファン・リスネルとは、何をすべきで何をすべきでないかと行ったことについてよく会話をしていました。引退後も、私がオペラ座と距離を置いていた時でもこの会話を続けていました。ミルピエが退任することをある日知らされた時、私は、芸術監督のオファーを受ける前にいくつかの候補の名前を挙げました。なので、すぐに結論を出さなくてはならなかったのです!」

「こんなオファーを得てノーと返事できますか?なによりも、私がこのバレエ団の出身であることから白羽の矢が当たったと思うからです。この世界とは関係のない誰か人間的にも芸術的にもひどい人が選ばれるかもしれませんし。「私は正統な後継者で、ここのダンサーも、床もオペラ座のすべてのスタッフもAからZまで皆知っているし』と自分に言い聞かせました。ミルピエの挑戦は見て来たし、自分のビジョンをもたらそうとしました」

ミルピエの改革をどう思いましたか?そしてなぜ彼はこんなにも早く去ったのでしょうか。

「ミルピエはいくつかのことを理解していませんでした。すぐにこれらを変えようとしていたのですが、ここではそのような急速な変化は行われません。彼はある意味フランス人というよりアメリカ人で、パリ・オペラ座のカルチャーを持っていませんでした。彼はオペラ座学校の出身ではないし、このような、ヒエラルキーのあるカンパニーの一員であったこともありません」

「ここはパリ・オペラ座なのです。ニューヨークシティ・バレエの芸術監督になって、「これからはロシア・バレエ、リファール、ローラン・プティをやり、それ以外の作品は踊らなくします」とアメリカ人振付家の作品を踊るのをやめるようなものです。オペラ座は伝統であり、長年受け継がれてきたものです。彼は、伝統は自分と縁のないものだから保ちたくなかったのです。私はこの伝統で育ち、それは私の得た遺産であり、私の言葉なのです」

階級システムと昇進コンクールを変える考えは?

「もちろんありません。階級はダンサーを守るものです。現代作品においては階級は存在しません。振付家は学校を卒業したばかりの16歳の女の子を、引退を控えた40歳のダンサーと同様に選ぶことができます。古典においては、16歳の女の子に「眠れる森の美女」のオーロラ役を演じさせても、この役にふさわしい技術と芸術性はないでしょう。ヒエラルキーとは学ぶことです。より確固とした技術を持ち、振付家によって多く起用されることによって階級を登って行きます。16歳のダンサーが、レパートリーの中でも最も難しいヌレエフ作品の主演をすることはありません、それは毒でしかありません」

昇進コンクールは継続するんですね?

「ピラミッドシステムになっていいますし、どんなダンサーにも昇進するチャンスを与えるものです。バレエ団のダンサーたちは、このコンクールの維持について投票し、全員で継続することについて一致しました。ダンサーたちには「ノー」と言う権利も与えられていたのです」

伝統を揺り動かしたミルピエの後で、あなたは伝統に立ち返るつもりですか?

「でも彼はオペラ座を揺り動かしたのでしょうか?2年間では誰も何もできません。私は変化に反対しませんが、約束したことを引き受けるためには、長く続ける勇気も必要です。混乱をもたらし『変化が必要です』と繰り返し、実際には何も変えないで去るのは普通のことでしょうか?動き続けるカンパニーなので、すべてに革命をもたらすつもりはありません。もちろん、改善の余地はあります」

「たとえばダンサーの引退年齢です。今は42歳となっていますが、もっと早く引退したい人には早く去る機会を与えることです。怪我をして36歳で腰にプロテーゼを装着しているダンサーに多くを求めることはできません。もう踊れなくなってしまったら、何もできませんからね。そうでなければ今まで通りで良いと思います」

芸術監督の仕事はどのようなものでしょうか?

「温かいお皿に新鮮な素材を使ったメニューを作るようなものです。私は欲張りなんです(笑)。明日のスターを育てることであり、またすべてのキャストのプログラミングをすることで、とても楽しんでいます。ダンサーが必要としている作品を知ることも必要だけど、同時に観客が観たいものも知らなければなりません。両方とも重要なことです。ダンサーたちは、教育を受け、異なった作品を味わう必要があります。マーサ・グレアム、ヌレエフ、マクミラン、マッツ・エック、ピナ・バウシュなど」

「また、一年に一度は、オペラ座の素晴らしいダンサー、彼らの技術、ガルニエの舞台とホワイエに触れる機会のなかった無名の振付家に賭けて観ることも大事です。たとえば、来年新作を振付けるイヴァン・ペレースです。芸術監督の仕事としては、プロダクションのためのパトロンを探すこと、ツアーの準備などもあります。私は、自分がこの仕事に携わりたい5年間についてのビジョンがあります」

エトワールはどのように育てられるのでしょうか。

「彼らを探し求め、踊らせて、心理的に、そして肉体的に観察することによってです。自分がこの仕事を去る時に何人かの美しいエトワールを残したいと思っています。私は毎日、バレエ団のコール・ド・バレエとクラスレッスンを受けます。自分のためにもなるし、ダンサーを観察できます。彼らは私をダンサーとして知っているし、私の要求が高いことも知っています」

オーレリー・デュポンの一日はどんな感じでしょうか。

「7時に起床し、8歳と6歳の息子たちを学校に送り出して、オペラ座に到着します。スタジオで10時のクラスを受けて、必要に応じて繰り返しリハーサルを行います。3時半にオフィスに戻りますが、ランチを取り忘れていたことに気が付き、またプロダクションの打ち合わせでバスティーユへの往復を一日に1,2回します。いくつかのリハーサルに参加し、振付家と電話やSkypeで連絡を取ります。公演がある日は子守と連絡を取り合います。夜の12時ごろ家に帰り、また次の日となります。エトワールならば自分のことだけを考えればいいのでもっと楽ですね。150人のダンサーを管理するのは大変さが違います」

芸術監督になっていなかったら何をしていましたか?

「踊ることを続けながら一歩引いていたでしょう。それをし始めていたのです。オペラ座のダンサーだと、偉大な振付家が自分のところにやってくるのを待てばいいので何もしなくても良くて素晴らしい機会を与えられています。オペラ座を去ると、続けていく道と学びなおすことが問題となります。なので私はニューヨークにいってマーサ・グレアムのカンパニーで踊りました。私はとても若い時に、学校で、そして「月の誘惑」でグレアムのテクニックを試してとても楽しみました。1か月半マンハッタンで過ごして小さな役を学び、パリと行き来してオペラ座で何が起きているかをフォローしていました。明日何が行われるのかわからない、そんな素敵な時期でした。この仕事を得るまでは、テアトル・ド・パリで上演される「The Bachelor」の舞台に立つ機会のオファーを受け、そして映画を作ることといった計画がありましたが、それは棚上げしています。振付家のPontus Lidbergとの仕事の予定もありました」

2017-18シーズンについて教えてください。
「古典の高いレベルを保つために重要なクラシックの作品を上演します。『ジュエルズ』、『ドン・キホーテ』、『オネーギン』、『ラ・フィユ・マル・ガルデ』です。オペラ座学校は古典のバレエ学校なので、この遺産を受け継ぐのは必然です。また、ピナ・バウシュの『春の祭典』、ミルピエの『ダフニスとクロエ』、引退するエルヴェ・モローのリクエストに応じて私も踊る『ロミオとジュリエット』(サシャ・ヴァルツ)も再演します」

「また、ジェームズ・ティエレ、クリスタル・パイト、イヴァン・ペレーズのミックスプロも気に入っています。また、オペラ座にはまだ招かれたことがなかったイスラエルの素晴らしい振付家であるホフェッシュ・シェクターの改訂振付がレパートリー入りします。9月には、シェルカウイの『牧神』、私の大好きな84歳のオランダの振付家ハンス・ファン・マネンの『三つのグノシェンヌ』サティの音楽で一組のカップルのための作品を上演するガラがあります。ファン・マネンは150作品も作ってきましたが、オペラ座ではまだ上演されたことがありませんでした。またバランシンの『ジュエルズ』から『ダイヤモンド』もガラで上演されます。完璧なプログラムでしょう?」

<追記>
パリ・オペラ座新シーズンのプログラムを発表、オーレリー・デュポン舞踊監督他が記者会見
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/other-news/post-181.html


「インプロヴィゼーションを私に教えてくれた大好きな振付家です」とオーレリーに紹介されて壇上に上った勅使川原三郎は「ダンスは新しい『生命』を作る場であり、音楽は生命と宇宙とを結びつけています。新作はエサ=ペカ・サロネン作曲の『ヴァイオリン協奏曲』の二部構成を生かし、ダンサーをたくさん使った作品にします。ダンスでは空間と時間が重要ですが、今回は生命が生まれ死んでいくことを音楽の流れに重ねて作品を作っていくつもりです。タイトルは未定ですが、照明、装置、衣装のイメージはすでにはっきりしています」と語り、新作に精力的に取り組んでいることを明らかにした。

2017/01/21

1/25 NHK Eテレ「旅するフランス語」にパリ・オペラ座が登場

NHK Eテレ「旅するフランス語」1月25日放送は、「大人のたしなみ1」。

https://www2.nhk.or.jp/gogaku/french/tv/

常盤貴子さんがオペラバスティーユを訪問し、舞台裏を見学。指揮者フィリップ・ジョルダン氏のインタビューもあるとのことです。

1月25日(水曜/火曜深夜) 午前0:00~0:25
再放送:翌週 (1月30日)月曜日 午前6:00~6:25

2017/01/20

パリ・オペラ座バレエ 2017/18シーズン 続報

パリ・オペラ座バレエの2017/18シーズンがリークしたという情報を以前お伝えしていました。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2016/12/201718-97e6.html

そして定期会員の元に来シーズンのパンフレットが送られて来たそうで、もう少し詳しいことが判明しています。

ガラ デフィレ、ハンス・ファン・マネン「3つのグノシェンヌ」、シディ・ラルビ・シェルカウイ「牧神」、バランシン「ダイヤモンド」 9月21日 ガルニエ

ジュエルズ (ジョージ・バランシン振付) 2017年9月24日から10月12日 ガルニエ ※ゲストカンパニーなし

ジョージ・バランシン「アゴン」/勅使川原三郎(新作)/ピナ・バウシュ「春の祭典」 2017年10月25日から11月14日 ガルニエ

アレクサンドル・エックマン「プレイ」(新作) 2017年12月6日から12月30日 ガルニエ

ドン・キホーテ (ルドルフ・ヌレエフ振付) 2017年12月11日から2018年1月6日 バスティーユ 18公演

オネーギン (ジョン・クランコ振付) 2018年2月11日から3月7日 ガルニエ 21公演

バンジャマン・ミルピエ「ダフニスとクロエ」/モーリス・ベジャール「ボレロ」 2018年2月27日から3月22日 バスティーユ

オルフェオとエウリディーチェ (ピナ・バウシュ振付) 2018年3月27日から4月5日 ガルニエ

ロミオとジュリエット (サシャ・ヴァルツ振付) 2018年4月10日から5月3日 バスティーユ

パリ・オペラ座学校公演 ダンス組曲 (Clustine)、Un Ballo (キリアン), スプリング・アンド・フォール (ノイマイヤー) 4月15日、17日、18日

アンヌ=テレサ・ド・ケースマイケル「カルテットNo. 4, 「大フーガ」、「ワルギルプスの夜」  2018年4月27日から5月18日 ガルニエ

ジェームズ・ティエレ(新作)/クリスタル・パイト「The Seasons' Canon」/ペレース(新作)/ホフェッシュ・シェクター「The Art of Not Looking Back」 2018年5月19日から6月8日まで ガルニエ (開演1時間前から、ガルニエ宮の公共スペースにてティエール振付作品が上演される)

リーズの結婚(ラ・フィユ・マル・ガルデ) (フレデリック・アシュトン振付) 2018年6月25日から7月14日 ガルニエ (7月14日の公演は無料)

新作は、勅使川原三郎、アレクサンドル・エクマン「プレイ」、ペレースとティエレの4作品で、勅使川原さんの作品は、エサ・ペッカ・サロネンのヴァイオリン・コンチェルトに振付けられるものだそうです。

クリスマス・イヴにはバスティーユで「ドン・キホーテ」があり、大晦日ではガルニエではエックマン作品、そしてバスティーユではオペラの「ラ・ボエーム」の上演があるということで、バスティーユでは大晦日のバレエはないようです。

また、1月の頭には通常、ゲストカンパニーが公演を行いますが、今のところゲストカンパニーの予定はないそうです。

パリ・オペラ座バレエの2017/18シーズンは、正式には1月28日に発表されるそうです。

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