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2024/01/21

彩の国さいたま芸術劇場で、ノエ・スーリエ 『The Waves』公演とさいたまダンス・ラボラトリ

色々とバタバタしてしまい、しばらくブログ更新をお休みしていました。こちらではご無沙汰してしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。年頭、悲しい出来事もあり、なかなか新年を祝う気持ちになれないこともありましたが、前向きに頑張っていきましょう。

リニューアルオープンする彩の国さいたま芸術劇場では、ノエ・スーリエ 『The Waves』公演さいたまダンス・ラボラトリが3月に開催されます。

https://www.saf.or.jp/stages/detail/98247/

2020年よりフランスのアンジェ国立現代舞踊センターのディレクターを務め、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)の委嘱で振付を提供するなど、世界のダンス界で注目を集める振付家ノエ・スーリエ

大規模改修工事による約1年半の休館期間を経て、2024年3月にリニューアルオープンを迎える彩の国さいたま芸術劇場では、ダンス公演第1弾としてノエ・スーリエ振付による『The Waves』を上演します。

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 José Caldeira

『The Waves』はわたしたちの身体の記憶や知覚、その複雑に絡み合ったディテールを呼び覚まし、身体の表現に変換しようという試みです。

イギリスの作家ヴァージニア・ウルフが1931年に手掛けた長編小説『The Waves(波)』の一節を淡々と語る1人のパフォーマー。ウルフの小説の中で織りなされる男女6人のモノローグのように、6人のパフォーマーが多様なムーヴメントを緻密に重ねながら、響き合う。

作品を共に導くのは、ローザス作品に数多く参加してきた、現代音楽アンサンブル・イクトゥス。生演奏による打楽器の常に変容するリズムが、パフォーマーの緊張を高め、ムーヴメントと絶えず呼応しながら観る者の記憶を呼び覚ます、濃密なパフォーマンスです。

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イクトゥス(Ictus) ⓒ José Caldeira

2018年の初演以来ヨーロッパでのツアー公演を重ねている『The Waves』の日本初演。感覚が研ぎ澄まされる、新たなダンス体験となることでしょう。日本のダンス公演の殿堂ともいえる彩の国さいたま芸術劇場では、毎回目利きによる優れたダンス公演が行荒れています。与野本町まで足を運ぶ価値があること、間違いありません。

●舞台評
「身体が交差し、跳ね返り、散乱する。まるで原子が衝突するかのように、観る者の心をつかんで離さない、音と動きによる宇宙が生まれた」 ―Roslyn Sulcas(ニューヨーク・タイムズ紙/2018年)

「まるでコルク栓を抜かれたシャンパン、あっという間になくなるバッテリー、
投げ込まれるボーリングのボール。ダンサーのムーヴメントは空間に投げ出された 物体そのものであり、打ち寄せる波というよりも嵐の波に近い」 ―Rosita Boisseau(ル・モンド紙/2018年)

「『The Waves』もまた、ノエ・スーリエの豊饒な振付思考の一例である。悦びの波のような身振りの投げかけ」 ―Philippe Noisette(レ・アンロッキュプティブル誌/2018年)

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ノエ・スーリエ(Noé Soulier)ⓒ Wilfried Thierry-Cndc

1987年パリ生まれ。パリ国立高等音楽・舞踊学校やベルギーのP.A.R.T.S.でダンスを学び、ソルボンヌ大学で哲学の修士号を取得。2010年パリ市立劇場とミュゼ・ドゥ・ラ・ダンスが主催するダンスコンクール「ダンス・エラルジー」で最優秀賞を受賞。2020年よりアンジェ国立現代舞踊センター(Cndc-Angers)のディレクターを務める。ラン国立バレエ団、バレエ・ロレーヌ、L.A. Dance Project 、リヨン・オペラ座バレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)の委嘱で振付を提供するほか、劇場や美術館、書籍などにおいて身振りと身体経験との関係、ダンスへの様々なアプローチを探求する、今注目のアーティスト。

<公演概要>

ノエ・スーリエ『The Waves』

2024年329日(金)1900開演

    330日(土)1500開演

会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(JR与野本町駅より徒歩7分)

チケット料金(全席指定・税込):
一般5,000円(メンバーズ 4,500円)
U-25* 2,500円 *公演時25歳以下対象。入場時要身分証提示。 

●チケット取扱い・お問合せ
[Web] SAFオンラインチケット https://www.saf.or.jp/t/
[電話] SAFチケットセンター 0570-064-939
(月曜日・埼玉会館休館日を除く10:00~17:00)
(2024年1月4日(木)以降:月曜日を除く10:00~18:00)
*12月20日(水)~25日(月)、29日(金)~2024年1月3日(水):受付休止
[窓口] 彩の国さいたま芸術劇場(2024年1月4日(木)以降。月曜日を除く10:00~18:00)
埼玉会館(休館日を除く10:00~19:00)
○イープラス https://eplus.jp ○チケットぴあ https://t.pia.jp

また、彩の国さいたま芸術劇場では、「さいたまダンス・ラボラトリ」の第7弾を3月に開催します。ノエ・スーリエを講師/ナビゲーターに迎え、『The Waves』を素材に新たな振付法を見出していく6日間。本作の音楽を手掛け、演奏を務める現代音楽アンサンブル・イクトゥス2人、パフォーマーとして作品に関わる船矢祐美子と共に、スーリエの創作メソッドを体験します。最終日には公開リハーサルを予定しております。

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 Olivia Bee for Dance Reflections by Van Cleef & Arpels

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船矢祐美子(Yumiko Funaya)ⓒ Takao Iwasawa

また毎日のクラスでは、初回からさいたまダンス・ラボラトリのナビゲーターを務める湯浅永麻よりカウンターテクニックを学びます。

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湯浅永麻(Ema Yuasa)ⓒ 柘植伊佐夫

<開催日程>

2024年3月22日(金)~27日(水)
➀11:00~12:30 カウンターテクニッククラス(湯浅永麻)
<12:30~13:30 休憩>
②13:30~18:00『The Waves』を素材としたアトリエクラス―Action Training~新たな身振りとの出会い~(ノエ・スーリエ(3月25日(月)~)、船矢祐美子)
※3月27日(水)17:00~ 公開リハーサル(予定)

★3月29日(金)あるいは30日(土)のノエ・スーリエ『The Waves』(会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)の鑑賞もカリキュラムの一部となります(特別価格にてご案内いたします)。

<対象>

18歳以上35歳未満のダンス・舞台経験者、中級以上
※原則、全日程参加できる方。
※ダンス経験のジャンルは特に問いません。対象外の年齢の方は相談可。
※ノエ・スーリエのワークショップは英語で行われます(日本語通訳付)。

【参加費】25,000円(税込)

★応募締切:2月16日(金)

意欲溢れるダンサー、アーティストの皆さま、ぜひご応募を。今までさいたまダンスラボラトリの公開ショーイングを何回か拝見していますが、大変見ごたえのある力強いパフォーマンスで、観客として観てもとても面白かったです。素晴らしい学びの機会になるはずです。

さいたまダンス・ラボラトリ詳細、応募方法等はこちら

https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/90426/

<お問い合わせ先>

彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当)
Email: workshop@saf.or.jp 
Tel: 048-858-5506(毎週月曜日・12月28日~1月5日を除く10:00~18:00)

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