KARAS APPARATUSで勅使川原三郎/佐東利穂子「鏡と鏡」公演中/愛知県芸術劇場で「ペレアスとメリザンド」上演
「鏡と鏡」
2/5(金)より後半4日間の公演が開催
KARAS APPARATUSにおける、勅使川原三郎の今年2つめの新作公演「鏡と鏡」が始まりました。
勅使川原三郎と佐東利穂子の今年最初のデュエットです。
https://www.st-karas.com/news_jp/
「鏡と鏡」
鏡と鏡が向き合う 鏡の目は何を見る
微かな触覚は光をおびた影 眼球を水平に切る
鏡の後ろに潜む光の一撃 月と水と冷気とが作る玩具
勅使川原三郎
【残りの公演日程】2021年
2月 5日(金) 20:00
2月 6日(土) 16:00
2月 7日(日) 16:00
2月 8日(月) 20:00
【劇場】カラス・アパラタス/B2ホール
【予約】予約フォーム
【問合せ】TEL 03-6276-9136
〈ご来場されるお客様へ〉
公演に際してはスタッフ一同、感染症予防に細心の注意を払い、最善の対策を取ってまいります。
カラス アパラタスは24時間換気装置を作動させています。入場時には検温、手指の消毒、
靴裏の消毒を実施しています。また、客席は可動式で、十分な距離をとって配置しています。
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「勅使川原三郎芸術監督就任記念シリーズ『
芸術監督 勅使川原三郎のダンス公演第3弾。これまで愛知県芸術劇場で、『NOIJECT』(1993年)を始め、あいちトリエンナーレ2016プロデュースオペラ『魔笛』等を発表してきた同氏が、この劇場芸術監督として初の創作を行ない、世界初演の作品を披露します。
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000325.html
音楽によって生を受けたメリザンドは音楽に消えてゆく
愛するペレアスは風となり
悲しみのメリザンドは
衰弱しゆるやかに水のように消え
風と水は溶けて一体となるが別れる定めにあった
この公演は、7月の『白痴』と12月の『調べ』に続く、芸術監督就任記念シリーズの第三弾です。
今回は、フランスの作曲家で印象主義の音楽を開拓したとされるクロード・ドビュッシー作曲のオペラをもとにした新作ダンスです。
原作は、架空の国アルモンドを舞台に、謎の女性メリザンドと国王の孫のゴロー、その異父弟ペレアスが繰り広げる愛の物語です。
これまでに勅使川原は、佐東利穂子のソロで、2 度にわたりペレアスとメリザンドを創作してきました。その際、批評家からは「今この場に在るという存在の強さと、闇、といっても一様ではない玄妙な照明を始めとする緻密な構成が折り重なって未知なる体験へと誘われた」、
「ひとつの身体で四代元素を表し、宇宙のブラックマターも表現。この宇宙が終わっても女の愛は続く」などと評されました。
KARAS APPARATUSで上演された、佐東利穂子ソロバージョンの『ペレアスとメリザンド』は勅使川原作品の中でも、特に素晴らしい衝撃的な傑作で、私が勅使川原さんの作品に魅せられるきっかけとなった作品です。これがどのようにデュエット版となるのか、とても楽しみです。
公演日時 |
2021年2月21日(日) 16:00 ※開場は各回15分前 |
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会 場 | 愛知県芸術劇場 小ホール |
出演者・スタッフ |
構成・振付・美術・照明・衣装:勅使川原三郎 出演:勅使川原三郎、佐東利穂子 |
チケット料金 |
全席自由・整理番号付き 一般 3,000円 U25 1,000円 ※ U25は公演日に25歳以下対象(要証明書)。 |
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