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2020年11月

2020/11/18

KARAS APPARATUSで勅使川原三郎「ビリティスの歌」公演中/12月シアターX公演「去年」ー『去年マリエンバードで』よりー

勅使川原三郎のスペースKARAS APPARATUSで、11月23日までアップデートダンスシリーズNo.77「ビリティスの歌」が公演中です。

今年最後の「アップデートダンスシリーズ」です。

http://www.st-karas.com/camp0713-2/


Ud77


「ビリティスの歌」
-クロード ドビュッシー-

ピエール ルイスが創作したビリティスという女流詩人の一生
ドビュッシーの歌曲と楽曲は魅惑以上に陶酔を誘う
熱せられ冷やされ 酔いしれる
詩と詩人 踊る声 身体詩

勅使川原三郎

 

ドビュッシーの音楽で勅使川原さんは「牧神の午後」「ペレアスとメリザンド」などの名作を生み出してきましたが、今回も、例に違わず美しい傑作が生まれました。ビリティスという名前の女流詩人は、ピエール・ルイスが生み出した架空の存在で、彼女の自伝という体裁をとったギリシア版「好色一代女」というべき官能的な内容。ドビュッシーは1897年から1898年にかけて、『ビリティスの歌』の詩から歌曲を作曲しました。その音楽と、佐東利穂子の朗読する「ビリティスの歌」に乗せたダンス。

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まさにギリシャ神話に出てくるようなニンフ的な白いドレスをまとった佐東利穂子、そして全身黒レースで袴というよりはロングスカートをまとった姿が壮麗な勅使川原三郎が、極美の世界を生み出します。最初にスフィンクスのようなポーズで半分横たわる勅使川原がスタイリッシュ。ずっと美しい幻を観ているかのようで、その官能的な踊りにクラクラする。佐東利穂子はちょっとイザドラ・ダンカン的なギリシャ風のポーズも入れながら、彼女独特の強靭でしなやかな、少し蛇のような踊り。勅使川原は、よどみなく空気の上を滑るような緩やかさで、サテュロスや牧神を思わせる。勅使川原も佐東も、動かないでいる佇まいだけで圧倒的にドラマティックでアイコニック。ひとたび動き出したらゆっくりした動きも素早い動きも目眩く妖しさで一瞬一瞬切り取ってもドラマを感じる。この二人は、普段はデュオで踊っていても触れることはなく、パラレルな宇宙でそれぞれ踊っていることが多いのだけど、今回はどきっとするほどの接近も観られる。

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KARAS APPARATUSという小空間ならではの、自在にコントロールされた照明も美しく、いつまでも観ていたいような一時間でした。

<公演日程>


11/20金 20時
11/21土 20時
11/22日 16時
11/23月 16時

▶︎劇場 カラスアパラタス

http://www.st-karas.com

▶︎当日券 03-6276-9136 一般/予約3500円、当日4000円、学生2500円(当日、予約とも)

*開演30分前より受付開始、客席開場は10分前
*全席自由、開演後の途中入場不可

--------------------------------------------------------------------------------

 KARASでは公演開催に際して細心の注意と対策をとります。
 1、館内は常時換気します
  2、館内には手指の消毒液を設置いたします
 3、スタッフはマスクを着用させていただく場合がございます
 4、劇場内は座席に余裕を持って着席頂ける様に配慮いたします。
    *劇場内の定員を通常の半数にしてご予約を受け付けています。
       定員に達し次第、予約受付を終了いたします。

ご来場されるお客様におかれましては、下記の注意事項をご確認ください。
 1、咳エチケット・マスクの着用、手洗い手指の消毒のお願い
       ご来場時にはご自身のマスクをご持参いただく様、お願いいたします。
 2、ご体調に不安のある方はご来場をお控えください
      ・ 発熱があり、検温の結果、37.5度以上の発熱がある場合
      ・ 咳・咽頭痛などの症状がある場合
      ・ 過去2週間以内に感染が拡大している国・地域への訪問歴がある場

なお、勅使川原三郎の新作が12月12日よりシアターXで上演されます。

〈12月 シアターX新作〉

「去年」
ー『去年マリエンバードで』よりー

Kyonen

今年最後の新作として勅使川原三郎が創作するのは、アラン・レネが監督、ロブ=グリエが脚本を手がけた1961年の映画「去年マリエンバードで」を基にした新作ダンスです。

映画はその難解さもさることながら、緻密に計算された作品の構造と画面上で徹底して構成された様式美において映画芸術の一つの到達点とも言われています。

勅使川原は本作を創作する中で、シアターXの劇場空間をこれまでとまた全く違った形で使用する意欲を語っています。映画から着想を得た今回の創作が、シアターXの劇場空間でどの様に新たなダンスを生み出すのでしょうか。

12/12土 19:30
12/13日 16:00
12/14月 19:30
12/15火 19:30

* 客席開場は開演の15 分前
* 客席へはチケットに記載の整理番号順にご案内します


劇場:東京・両国 シアターXカイ 〒130-0026 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア1 階
料金(全席自由・税込・入場整理番号付):
一般:前売4,500 円、当日5,000 円
学生・シニア(65 歳以上):前売3,000 円
*学生券・シニア券は各日各10 枚ずつ限定。チケットぴあでの取り扱いのみ。当日券はありません。


チケット取扱い:
[チケットぴあ] 電話予約 0570-02-9999 〈 P コード503-600 〉
WEB 予約 https://t.pia.jp/
[イープラス] WEB 予約https://eplus.jp (スマートフォン/PC/Fami ポート)
[シアターXカイ] 電話予約 03-5624-1181(10:00-18:00)
*今公演は、KARAS でのチケット取り扱いはありません。

 

2020/11/11

パリ・オペラ座バレエの有料配信が日本時間11月14日早朝に開催(追記:フランス国内のみ視聴可)

10月30日にフランスも大幅なCOVID-19の感染拡大により、1か月のロックダウンが宣言され、パリ・オペラ座での公演も目下休止中です。(完全なロックダウンではなく、クラス、リハーサルなどをスタジオで行うのは可能)

11月4日から28日まで、ガルニエにおいて「コレオグラフィーコンテンポラリー」 という新作3作品の公演が予定されていましたが、これらは残念ながら公演中止となりました。

しかしながら、日本時間11月14日(土)午前4時(現地時間13日(金)20時)より、Facebook Liveにて、この公演が有料配信されることになりました。(追記:公式サイトやFacebookによれば、残念ながらフランス国内のみで視聴可能なようで、残念です)

https://www.operadeparis.fr/en/news/the-paris-opera-ballet-performing-live-the-creations-of-sidi-larbi-cherkaoui-tess-voelker-and-mehdi-kerkouche-at-the-garnier-friday-november-13-8pm

 



#LOPERACHEZSOI #ensembleauspectacle
ÉVÉNEMENT FACEBOOK LIVE 💥
Pour maintenir la rencontre entre ses artistes et son...

Ballet de l'Opéra de Parisさんの投稿 2020年11月10日火曜日

 

 

https://www.facebook.com/events/814611822715510/

日本円で490円(4.49ユーロ)、48時間視聴可能です。ちょうど同じ時間にロイヤル・バレエの配信もありますが、ロイヤル・バレエのは1か月視聴可能となっていますので、リアルタイムで視聴する必要はありません。

-シディ・ラルビ・シェルカウイ振付 “Exposure” 音楽:Woodkid 衣装:シャネル
- Tess Voelker 振付“Clouds Inside”  音楽:Nick Drake
- Mehdi Kerkouche 振付“Et si” 音楽: Guillaume Alric

この3作品となります。

ワールド・バレエ・デー、パリ・オペラ座バレエは「ラ・バヤデール」の影の王国のリハーサルでした。影のヴァリエーションはパク・セウン、シルヴィア・サンマルタン、オニール八菜、ニキヤはアマンディーヌ・アルビッソン、ソロルはユーゴ・マルシャンで、大変見ごたえがあります。11月末より予定されている「ラ・バヤデール」、状況が改善して、無事に上演できますように。

ついでなので、パブロ・レガサがパリの空の下でサティの「三つのグノシェンヌ」に合わせて踊る素敵な映像。

2020/11/10

ロイヤル・バレエの無観客公演配信が日本時間11月14日から

COVID-19 の英国内の感染拡大を受けて英国でロックダウンが行われるため、ロイヤル・オペラハウスは11月5日より公演が休止となりました。

当初、ロイヤル・バレエは、ガラ形式の2パターンのプログラムの公演を観客を入れて行うことになっていましたが、11月4日に一回だけ公演が行われただけで、残りは中止となりました。

11月4日の公演の舞台写真

https://www.flickr.com/photos/royaloperahouse/albums/72157716773438048

しかしながら、11月13日(日本時間14日(土)午前4時半)には、このガラ形式の公演の無観客公演が行われ、有料配信されることになりました。12月13日までと約一か月間、視聴することができます。

https://www.roh.org.uk/news/the-royal-opera-house-to-broadcast-series-of-ballet-and-opera-live-performances-over-november-lockdown

 

 

視聴サイトはこちら

https://stream.roh.org.uk/products/the-royal-ballet-live-within-the-golden-hour

<内容>

「スケルツォ」ヴァレンティノ・ズケッティ振付の新作、若手ダンサーが出演
「白鳥の湖」フランチェスカ・ヘイワード、セザール・コラレス
「ラプソディー」(アシュトン)高田茜、アレクサンダー・キャンベル
「マノン」ラウラ・モレーラ、フェデリコ・ボネッリ
「コンチェルト」(マクミラン)ヤスミン・ナグディ、ニコル・エドモンズ
「In Our Wishes」(キャシー・マーストンの新作、「三人姉妹」に基づく)ロマニー・パイダク、カルヴィン・リチャードソン
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」アナ・ローズ・オサリヴァン、マルセリーノ・サンベ
「海賊」マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
「瀕死の白鳥」ナタリア・オシポワ
「精霊の踊り」(アシュトン)ウィリアム・ブレイスウェル
「モノトーン2」(アシュトン)メリッサ・ハミルトン、リース・クラーク、ニコル・エドモンズ
「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」(ウィールドン)全編 サラ・ラム、平野亮一、金子扶生、リース・クラーク、アナ・ローズ・オサリヴァン、ジェイムズ・ヘイほか。

 

ズケッティの新作「スケルツォ」をワールド・バレエ・デーでリハーサルする様子。

佐々木万璃子さん、今シーズンより正式入団する佐々木須弥奈さんもリハーサルに参加しています。

10ポンド(日本円で約1150円)で視聴可能です。11月4日のガラ公演とほぼ同じ内容ですが、キャストが変更になっているのと、「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」が「エリート・シンコペーションズ」の代わりに入っています。
観客を入れての公演ができないのは残念ですが、無観客公演が配信されるのは次善の策で、日本からも観られるのでありがたいことです。

ロイヤル・オペラハウスの舞台映像を自宅で配信で観られる「アーツオンライン」、「くるみ割り人形」配信中

バレエ、オペラなど舞台芸術の珠玉の映像作品を動画配信サービス配信する、ライブ・ビューイング・ジャパンのアーツオンライン

https://liveviewing.jp/statics/artsonline/

バレエはオシポワ、ゴールディング主演『白鳥の湖』、ヌニェス、ムンタギロフ主演『くるみ割り人形』そして注目の振付家3人の作品が揃った『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー/メデューサ/フライト・パターン」の3作品です。990円という価格で、最長1週間繰り返しご覧いただけます。

10月2日(金)~11月26日(木)英国ロイヤル・バレエ《白鳥の湖》2015年が第一弾として配信中ですが、

https://liveviewing.jp/contents/swanlake/

11月6日(金)~12月31日(木)英国ロイヤル・バレエ《くるみ割り人形》の配信が始まりました。

https://liveviewing.jp/contents/nutcracker/

The-nutcracker-artists-of-the-royal-ball

こちらの上映の公式サイトで、作品紹介の文章を書かせていただいていますので、よろしければお読みください。

金平糖の精と王子にマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフ、クララとくるみ割り人形/ハンス・ピーターにアンナ・ローズ・オサリヴァンとマルセリーノ・サンベ、そしてドロッセルマイヤーにギャリー・エイヴィスという最高のキャストで贈るクリスマスの夢です。何回観ても幸せな気持ちになる、素晴らしいプロダクションです。

●出演

ドロッセルマイヤー … ギャリー・エイヴィス
クララ … アンナ・ローズ・オサリヴァン
ハンス・ピーター/くるみ割り人形 … マルセリーノ・サンベ
金平糖の精 … マリアネラ・ヌニェス
王子 … ワディム・ムンタギロフ
薔薇の精 … 金子扶生

キャストシート

ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
バリー・ワーズワース指揮

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●プロダクション

ピーター・ライト(振付・脚色)
レフ・イワノフ(原振付)
E.T.A.ホフマン(原作)
マリウス・プティパ(原脚本)
ジュリア・トレヴェリアン・オーマン(美術)
マーク・ヘンダーソン(照明)

<映像内容:2018年12月ロイヤル・オペラ・ハウス収録/ 約108分>

2020年11月6日(金)0:00 ~ 12月31日(木)23:59

※視聴期間中、ご購入日に応じて最長7日間、オンデマンドでご覧いただけます。12/30(水)23:59まで視聴券をお求めいただけます。
※ご購入日によって視聴期間が異なりますのでご注意ください。
※毎月第1・3木曜日午前2:00~午前8:00は、システムメンテンナンスのため視聴いただけません。ご了承ください。
※ご視聴は終了時間(毎週木曜23:59)までとなります。映像の途中でも、途中終了となりますのでご注意ください。

配信メディア:Streaming+

料金:990円(税込)

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