BlogPeople


2020年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

ブログパーツ

  • HMV検索
    検索する
無料ブログはココログ

« 新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』 チコちゃんといっしょに課外授業 有料配信 | トップページ | ワールド・バレエ・デー2020が10月29日に開催 »

2020/10/05

「名作バレエ70鑑賞入門 物語とみどころがよくわかる」 渡辺真弓著

舞踊評論家の渡辺真弓さんの著書「名作バレエ70鑑賞入門 物語とみどころがよくわかる」(世界文化社)が発売になっています。

バレエファンはぜひ一家に一冊持っておくべき良い本なので、お勧めしたいと思います。

Img_2915

https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/20210.html

題名の通り、70ものバレエ作品が詳細に紹介されています。チャイコフスキー3大バレエから代表的な古典バレエ作品、ドラマティック・バレエ、ロマンティック・バレエ、バレエ・リュス、バランシン、プティ、ベジャールの作品、そして現代を代表する振付家たちの作品やガラ公演で踊られるコンサートピースや小品まで、現在日本で実演を観る作品の多くが網羅されています。最新作「ウルフ・ワークス」や新国立劇場バレエ団のために振付けられた「アラジン」「パゴダの王子」まで紹介されているのは嬉しい。

あらすじや見どころについて、わかりやすく、詳しく書かれているので、鑑賞する時にどこに注目して観ればいいのかがよくわかります。あらすじ一つとっても、描写力が素晴らしいので、生き生きと目の前で観ているような気持ちになります。作品によっては興味深いこぼれ話のコラムも。渡辺真弓さんは、世界のバレエ、特にフランス・バレエ、パリ・オペラ座に詳しいので、オペラ座に関係する作品については特に詳しく書かれています。作品の順番は、ほぼ時系列になっており、バレエ史についてのコラムもあるので、現在までのバレエの歴史を辿ることができます。

さらに主要なバレエ団と基本的なバレエ用語の説明もあるので、バレエ初心者がこれを読めば相当な通になるのでは?と思います。

そして、この本の大きな特徴は、日本を代表するバレエ写真家の瀬戸秀美さんによる美しい舞台写真が満載であること。ふんだんに使われた舞台写真の多くは、比較的最近のものが多いので、今現在活躍しているトップダンサーたちで観ることができるのが嬉しいです。写真のキャプションも詳しいので、どの場面をとらえたもので、何という名前のダンサーが踊っているかもわかります。映像以上に雄弁に作品の世界を伝える写真だと感じます。

これだけ充実の内容でビジュアルの美しい本ですが、サイズはコンパクトで値段も比較的手ごろなので、まずはバレエの本を一冊買って勉強したい、という方に最初の一冊として勧められます。もちろんバレエ通の方にも、知識の再確認として、舞台を観る前の予習にも便利な本です。

バレエを踊る人にとっても、作品を踊る上で、その作品の物語や背景を理解することは非常に重要なことです。ぜひ習っている方にも読んでいただきたいです。この本を出発点に、ぜひバレエの美しくて豊かな世界に触れてほしいと思います。

《目次》

Part1華麗なるバレエ名作選
バレエの世界への誘い


◆永遠の美 チャイコフスキーバレエ
白鳥の湖
くるみ割り人形
眠りの森の美女


◆バレエの魅力満載クラシック・バレエ
ラ・フィーユ・マル・ガルデ(リーズの結婚)
ラ・シルフィード
ジゼル
ナポリ
パキータ
海賊
ファラオの娘
ドン・キホーテ
コッペリア
シルヴィア
ラ・バヤデール
人形の精
ライモンダ


◆物語に魅了される20世紀以降のバレエ
パリの炎
ロミオとジュリエット
シンデレラ
スパルタクス
愛の伝説
真夏の夜の夢
オネーギン
じゃじゃ馬ならし
マノン
うたかたの恋
椿姫
人魚姫
アラジン
パゴダの王子
不思議の国のアリス

Part2バレエ史に刻まれる傑作選


[コラム]ロマンティック・バレエ
パ・ド・カトル
レ・シルフィード
[コラム]バレエ・リュス
瀕死の白鳥 
シェエラザード
火の鳥
薔薇の精
ペトルーシュカ
牧神の午後
春の祭典
[コラム]バランシン作品
セレナーデ 
ジュエルズ
アポロ
テーマとヴァリエーション
[コラム]ロビンズ作品
ダンシズ・アット・ギャザリング
[コラム]チューダー、リファール作品
リラの園
白の組曲
[コラム]ローラン・プティの世界
若者と死
カルメン
アルルの女
こうもり
[コラム]ベジャールの世界
ボレロ
ザ・カブキ
交響曲第九番
[コラム]現代に活躍する気鋭の振付家作品
イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド
ル・パルク 
アンナ・カレリーナ
イワンと仔馬


Part3 ガラで踊られる人気のパ・ド・ドゥ&ソロ


[コラム]ダンサーの妙技を味わう演目
ゼンツァーノの花祭り
フローラの目覚め
タリスマン
ダイアナとアクティオン
海と真珠
エスメラルダ
グラン・パ・クラシック
アルレキナーダ 
タランテラ 
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
ドリーブ組曲 

[コラム]世界のバレエ団〜伝統と革新の流れの中で
[コラム]日本のバレエ団 
[コラム]覚えておきたいバレエの言葉 バレエの基本用語集


渡辺真弓 (文・監修)瀬戸秀美 (写真)

定価:本体2,000円+税

ISBN:978-4-418-20210-2

A5判 192ページ

« 新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』 チコちゃんといっしょに課外授業 有料配信 | トップページ | ワールド・バレエ・デー2020が10月29日に開催 »

バレエの本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』 チコちゃんといっしょに課外授業 有料配信 | トップページ | ワールド・バレエ・デー2020が10月29日に開催 »