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2020/06/18

ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』(金子扶生主演)公開

6月19日より、ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』が劇場公開されます。コロナウィルス禍の関係で、当初予定より劇場公開予定が遅れたので、待ちに待った映画館での上映です。
Hm2019sleepingbeauty013_20200618023901

http://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=the_sleeping_beauty

収録当日、オーロラ役が予定されていたローレン・カスバートソンが怪我で 降板し、急遽オーロラ役の代役に、当初はリラの精を踊る予定だった金子扶生さんが抜擢されました。金子さんは見事に期待に応え、漂う気品、大輪の花の華やかさと初々しさを見せてスター誕生の瞬間を見る思いでした。

大画面で見るとローズアダージオでは金子さん、緊張しているのが伝わってきます。後ろにいる群舞のダンサーたちが頑張れオーラを送っているのも見えます。バレエの皆さんが応援しているのが伝わってきました。 ここで金子さんがしっかりと安定したバランスを決め、4人目の英国王子ギャリー・エイヴィスが父親のような優しい表情で迎えると笑顔が花開き、良かったねと思わず観客の私も涙がこぼれ、胸が熱くなりました。

Hm2019sleepingbeauty021

音楽性に優れてラインも美しくゴージャスな金子さん、叙情的な2幕の幻影もエレガントで素晴らしかった。3幕のヴァリエーションではピルエットはすべて3回転で軸もしっかり、アラベスクもピタリと綺麗なポジションで決まります。王子役のフェデリコ・ボネッリのサポートはもちろん完璧です。彼がパートナーだったからこそ、金子さんも安心して踊ることができたのでしょう。王子にふさわしいエレガンス、年齢的にはすっかりベテランなのにその年齢を感じさせないような、高いアントルシャ・シスと美しいつま先にも惚れ惚れしました。

The-sleeping-beauty-artists-of-the-royal

ロイヤル・バレエ ならではの、演劇的な要素も味わえます。邪悪な妖精カラボスを演じるのは、ケレン味たっぷりに悪を楽しむ演技派のクリステン・マクナリー。見事な高笑いとカリスマ性で場をさらいます。北欧美女のジーナ・ストーム・ジェンセンのリラの精はこのカラボスに対抗できる凛とした強さの持ち主。まだ若手ですがしっかりとした技術の持ち主です。本来この役は金子さんが踊る予定だったので、彼女も急な代役でした。

Hm2019sleepingbeauty130

プロローグの妖精たちも豪華キャストで、崔由姫さん、アナ・ローズ・オサリヴァン、マヤラ・マグリ、クレア・カルヴァートなどそれぞれの個性を発揮し、お付きの騎士たちもアクリ瑠嘉さん、セザール・コラレスなどの人気ダンサーを揃えていてロイヤル・バレエの層の厚さを実感します。フロリナ姫にヤスミン・ナグディ、青い鳥にマシュー・ボールという配役も贅沢で、マシューのブルーバードは長身なのに飛んでいきそうなくらい高くダイナミックに跳んでいました。(下の写真は、ヤスミン・ナグディのオーロラ、マシュー・ボールの王子です)

Roh-1920_the-sleeping-beauty_yasmine-nag

大きな怪我を乗り越えて花開いた、金子扶生というスター誕生の場面を目撃できる「眠れる森の美女」ぜひ大画面でご覧ください。幕間映像ではダーシー・バッセルとケヴィン・オヘアの指導による金子さんのローズアダージオの稽古がとても興味深いです。バランスよりもむしろピルエットの方が大変だったりするのですね。また、「眠れる森の美女」 は第二次世界大戦が終わった直後を飾った記念すべき作品でもありました。戦後の物資がない時に衣装の材料を苦労して集めたり、紙ナプキンなども代用したというエピソードも披露されます。

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そして次回上映の話題の新作「ザ・チェリスト」のキャシー・マーストンのインタビューやリハーサル映像も少し登場します。ロイヤル・オペラハウスの配信でご覧になった方もいると思いますが、こちらも素晴らしい作品なので今後の公開予定に注目してくださいね。

【振付】マリウス・プティパ

【追加振付】フレデリック・アシュトン、アンソニー・ダウエル、クリストファー・ウィールドン

【プロダクション】モニカ・メイソン(ニネット・ド・ヴァロワとニコライ・セルゲイエフに基づく)

【美術】オリバー・メッセル

【デザイン追加】ピーター・ファーマー

【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

【指揮】サイモン・ヒューイット

【出演】オーロラ姫:金子扶生
フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ
国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ
お妃: エリザベス・マクゴリアン
カタラビュット:トーマス・ホワイトヘッド
カラボス:クリステン・マクナリー 英国の王子:ギャリー・エイヴィス
フランスの王子:ニコル・エドモンズ
インドの王子:デヴィッド・ドネリー
ロシアの王子:トーマス・モック 伯爵夫人:クリスティーナ・アレスティス
フロレスタン:ジェームズ・ヘイ
フロレスタンの姉妹:マヤラ・マグリ、アナ・ローズ・オサリヴァン
長靴を履いた猫:ポール・ケイ
白猫:レティシア・ストック
フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ
青い鳥:マシュー・ボール
赤ずきん:ロマニー・パイダク
狼:ニコル・エドモンズ ~プロローグ~
澄んだ泉の精: ロマニー・パイダク
お付きの騎士:アクリ瑠嘉
魔法の庭の精: マヤラ・マグリ
お付きの騎士: ヴァレンティノ・ズケッティ
森の草地の精: クレア・カルヴァート
お付きの騎士:カルヴィン・リチャードソン
歌鳥の精: アナ・ローズ・オサリヴァン
お付きの騎士: ジェームズ・ヘイ
黄金のつる草の精: 崔 由姫
お付きの騎士: セザール・コラレス
リラの精:ジーナ・ストーム=ジェンセン
リラの精のお付きの騎士:ニコル・エドモンズ

【上映時間】3時間22分

<あらすじ>

国王フロレスタン24世とお妃は、 生まれたばかりのオーロラ姫の洗礼式に妖精たちを招くが、邪悪な妖精カラボスは洗礼式に招かれなかったことに激怒する。洗礼式に招かざる客として割り込んだカラボスは、オーロラは糸紡ぎで指を刺して死ぬという呪いをかけた。リラの精は、カラボスの呪いを和らげる贈り物を贈る。それは、オーロラは死なないが深い眠りに落ち、王子のキスによって目覚めるというもの。
オーロラの16歳の誕生日に、4人の王子たちが求婚しにやってくる。禁止されている糸紡ぎを使っていた女性たちが捕まるが、お妃のとりなしで無罪放免となる。好奇心旺盛なオーロラは老婆に変装したカラボスに渡された糸紡ぎで指を刺してしまう。オーロラは深い眠りに落ち、城全体も共に眠る。100年後、狩りに出かけたフロリムント王子は、リラの精にオーロラ姫の幻影を見せられ、魅了される。王子はリラの精に導かれて深い森に隠れた城を見つけ、キスでオーロラを目覚めさせる。邪魔をしようとしたカラボスは打ち負かされる。おとぎ話の登場人物たちが駆けつけて、ふたりの華麗な結婚式が開かれる。

北海道 札幌シネマフロンティア2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

宮城 フォーラム仙台2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズシャンテ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ日本橋2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ新宿2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 イオンシネマ シアタス調布2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

京都 イオンシネマ京都桂川2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

大阪 大阪ステーションシティシネマ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

兵庫 TOHOシネマズ西宮OS2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

福岡 中洲大洋映画劇場2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

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