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2019年11月

2019/11/30

Alexandre Magazineに、ミハイロフスキー劇場バレエ、ジュリアン・マッケイのインタビュー&フォト

11月21-24日まで開催されていたミハイロフスキー劇場バレエの来日公演。『パリの炎』(メッセレッル)、『眠りの森の美女』(ドゥアト)と日本初演作品2本で、とても充実した公演でした。両作品とも舞台装置がとてもゴージャスで、特にドゥアト版『眠りの森の美女』のパステルカラーの洗練されて愛らしくセンスの良い装置や衣装はまさに夢の世界。

パフォーマンスも、ヴォロンツォワ、ソボレワ、ペレン、ボンダレンコ、ザイツェフ、レベデフ、ラティポフが大活躍。ロシアのトップカンパニーならではの美しくアカデミックなテクニックを持ったエレガントなダンサー揃いです。個人的には、同世代のロシアの王子の中ではトップクラスに成長したレベデフが観られたのが嬉しかったです。カンパニーもクオリティが高く、懐かしいベテランの健在ぶりと、美しいプロポーションを備えた若手ダンサーたちも観られて、大満足でした。

その中で今回大きな話題を呼んだのが、わずか21歳ながら『パリの炎』に主演し、王子そのものの外見とは裏腹の情熱的な演技と気迫、柔軟で美しい身体としっかりとした技術を持ち合わせた新星、ジュリアン・マッケイ。今回が初来日となりましたが、Instagramに渋谷の街に天使のように舞い降りた写真が投稿されるや否や、大センセーションを呼びました。

光藍社さんの公式サイトでも、電話でジュリアンにインタビューをさせていただきましたが、Alexandre Magazineでは、来日直後に彼と、弟のニコラスにインタビューをし、また井上ユミコさんが最新のモードに身を包んだジュリアンを撮影。この若さとは思えない思慮深く行動力抜群のジュリアンの言葉、そして尖ったセンスも着こなせる彼の突き抜けた魅力をお楽しみください。

https://www.alexandremagazine.com/011

 

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(C) Yumiko Inoue

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(C) Yumiko Inoue

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(C) Yumiko Inoue

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(C) Yumiko Inoue

ジュリアンと弟のニコラスはとても仲が良く、ジュリアンの写真を撮らせたらニコラスほど美しく撮る人はいないと感じていましたが、こちらの井上さんの写真も素敵です。本当に感じの良い好青年そのものの二人でした。

そしてインタビューや撮影の間中も、いかにこの兄弟が二人三脚であるかということを実感しました。二人はマッケイ・プロダクションズと言うプロダクションカンパニーを設立し、様々な企画を進めて行くとのことです。また、ウラジーミル・シクリャーロフ(マリインスキー・バレエ)とも契約を結んだり、美術展を企画したり、地元モンタナでバレエフェスティバルを開催するなど、この若さで驚くべきしっかりとしたビジョンと行動力を持ち合わせています。今回は初来日でしたが、また近いうちに日本でまた観られる予感がしますね。これからの彼らの活躍が楽しみです。

(後日ムービーも追加されますので、お楽しみに!)

2019/11/29

「バレエの王子になる!“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」地上波再放送とギャラクシー賞受賞

ワガノワ・バレエ・アカデミーの最終学年、ニコライ・ツィスカリーゼのクラスに在籍する4人の男子生徒を追ったドキュメンタリー

「バレエの王子になる!“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」


BSで放映された時にご覧になった方も多いと思いますが、プロを目指して研鑽を積む4人の生徒のひたむきな姿―ディプロマ試験、就職試験、そして卒業公演に向けて稽古を重ねる様子、二コライ・ツィスカリーゼの厳しくも愛情あふれる指導と強烈なキャラクターが忘れがたい、とても面白いドキュメンタリーでした。ツィスカリーゼの数々の毒舌と名言も、とても面白かったです。

好評につき何度も再放送されているこのドキュメンタリーですが、ついに地上波でも放映されます。

https://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2019-11-30/31/18821/2625258/

11月30日(土) 午後2時00分~NHK Eテレ 

BSがご覧になれなかった方は、ぜひこちらで。大澤ホロウィッツ有論、マイケル・バルキジーシャ、マルコ・ユーセラ、そしてキリル・ソコロフスキーという前途有望な三人の姿を目撃してください。 (BS1でも、【BS1】1/2(木)時間未定ですが予定されています)

なお、最優秀生徒だったマイケル・バルキジーシャは、早くもマリインスキー・バレエの「白鳥の湖」でパ・ド・トロワを踊っています。https://www.mariinsky.ru/en/playbill/playbill/2019/9/22/1_1200

キリル・ソコロフスキーは、先日のワールド・バレエ・デーのボリショイ・バレエの中継のクラスレッスンに映りこんでいました。

最近の彼のインタビュー記事です。「白鳥の湖」のワルツでのパ・ド・カトルはすでに6回踊っているそう。

https://www.lapersonne.com/en/post/kirill-sokolovskij/

 

さて、この「バレエの王子になる!“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」ですが、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞である ギャラクシー賞、テレビ部門に入賞しました。バレエ関連の番組がこの賞を受賞したことはなかったかもしれません。

https://houkon.jp/galaxy-award/

なお、この番組は、英語版がNHK-Worldでストリーミングされており、海外からもオンデマンドで視聴することができます。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/3004617/

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/3004618/

2019/11/20

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2019 - 2020/開幕イベント

ライブ・ビューイング・ジャパンでは、毎年好評の『ボリショイ・バレエ団』の舞台公演映像を楽しめる「ボリショイ・バレエ inシネマ Season2019-2020」を、今シーズンも1218日(水)を皮切りに全7作品、全国の映画館にて毎月第3水曜日に各作品1回限定上映します。

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2019-20/

今シーズンはボリショイのレパートリーの中でも最も人気の高い作品を厳選しています。

「海賊」の異国情緒あふれる冒険物語から「ライモンダ」のロマンス、そして「くるみ割り人形」では魔法の世界へ、「ロミオとジュリエット」の悲恋など全作を通して最高に美しい物語の数々がボリショイのステージで繰り広げられます。

新キャストによる「白鳥の湖」はもちろんのこと、アレクセイ・ラトマンスキーの新版「ジゼル」が観客を魅了します。最後はバランシンの作品「ジュエルズ」の煌めきで、シーズンを美しく締めくくります。

「ボリショイ・バレエ in シネマ」は、海外では今年10周年を迎え、これまでに世界中で38公演/70カ国/1,700館の上映を誇り、延べ35万人を動員しております。モスクワのボリショイ劇場で鑑賞しているような臨場感溢れた舞台、そして本企画ならではのお楽しみであるバックステージ独占映像と幕間の出演者インタビューは、ボリショイ劇場に足を運んでも視聴できない貴重な体験です。

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2019–2020

 ◆上映作品および日時◆

※期間中、毎月第3水曜日1900分から上映いたします※

※作品の詳細は、ライブ・ビューイング・ジャパン 「ボリショイ・バレエ in シネマ 日本公式サイト」 http://bolshoi-cinema.jp/ をご覧ください。

2019年12月18日(水)19:00~ くるみ割り人形 ※201812月収録 出演:マルガリータ・シュライナー(マリー)、セミョーン・チュージン(くるみ割り人形)、デニス・サーヴィン(ドロッセルマイヤー)

2020年1月15日(水)19:00~ 海賊 ※201710月収録 エカテリーナ・クリサノワ(メドーラ)、イーゴリ・ツヴィルコ(コンラッド)、デニス・サーヴィン(ビルバント)、ネッリ・コバヒッゼ(ズルメア)、デニス・ロヂキン(扇の踊りのソリスト)

2020年2月19日(水)19:00~ ロミオとジュリエット ※20181月収録 エカテリーナ・クリサノワ(ジュリエット)、ウラディスラフ・ラントラートフ(ロミオ)、イーゴリ・ツヴィルコ(マキューシオ)、ドミトリー・ドロコフ(ベンヴォーリオ)ヴィタリ―・ビクティミロフ(ティボルト)

2020年3月18日(水)19:00~ ライモンダ ※2019年 新収録 オルガ・スミルノワ(ライモンダ)、アルテミー・ベリャコフ(ジャン・ド・ブリエン)、イーゴリ・ツヴィルコ(アブデラーマン)

2020年4月15日(水)19:00~ 白鳥の湖 ※2020年 新収録 

2020月5月20日(水)19:00~ ジゼル ※2020年 新収録・新プロダクション

2020月6月17日(水)19:00~ ジュエルズ ※2020年 新収録

◆会場◆ 

北海道 | ユナイテッド・シネマ札幌

宮城県 | TOHOシネマズ 仙台

東京都 | TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 新宿、T・ジョイ PRINCE 品川、109シネマズ二子玉川、

TOHOシネマズ 府中

神奈川県 | 横浜ブルク13、TOHOシネマズ 川崎

千葉県 | シネマイクスピアリ

埼玉県 | ユナイテッド・シネマ浦和

新潟県 | ユナイテッド・シネマ新潟

愛知県 | ミッドランドスクエア シネマ

大阪府 | 大阪ステーションシティシネマ

京都府 | MOVIX京都

兵庫県 | 神戸国際松竹

岡山県 | TOHOシネマズ 岡南

福岡県 | T・ジョイ博多

熊本県 | ユナイテッド・シネマ熊本

※開場時間は映画館によって異なります。

※大阪府の映画館では、条例により終映が22時を過ぎる場合、 18歳未満の方は保護者同伴でもご入場いただけません。予めご了承下さい。

新収録の第一弾、ライモンダの予告編

 

12/7(土)開幕イベント開催決定!

『ボリショイ・バレエの魅力を探る~「ボリショイ・バレエinシネマ season 2019-2020」の楽しみ方~』

舞踊評論家の村山久美子さんが世界でも有数のバレエカンパニーであるボリショイ・バレエの魅力を紐解く講座です。

日時:127日(土)13:30-15:00   講師:村山久美子  受講料:2,000円(税別)

会場:渋谷インフォスタワー内アミューズ会議室(東京都渋谷区桜丘町20-1

お申し込み  https://bolshoi-cinema-event.peatix.com

主催:アミューズ 協力:ライブ・ビューイング・ジャパン

ボリショイ・バレエの映画館中継は今年10周年です。ダンサーの皆さんからのお祝い動画

2019/11/16

2019年英国ナショナル・ダンス・アワードのノミネート発表

2019年英国ナショナル・ダンス・アワードのノミネート発表がありました。

これは、2018年の9月1日から2019年8月31日までに英国内で行われた公演から選ばれる英国批評家協会の賞で、30人以上の批評家が参加して決められます。今年は418の候補から、以下のノミネートが決まりました。

注目される点としては、傑出した男性モダン・ダンサー賞のノミネートで、「白痴」の勅使川原三郎さん(The Print Room at the Coronet)が選ばれていることです。英国のバレエカンパニーに所属する日本人ダンサーがノミネートされることは時々ありますが、ツアー公演で、しかも現代作品で選ばれることはめったにありません。

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ノミネート数では、英国ロイヤル・バレエが15(プラス、ロイヤル・バレエのダンサーが外部の公演に出演してノミネートされたのが3)、ENBが6、スコティッシュ・バレエとニュー・アドベンチャーズが4ずつ、なぜかバーミンガム・ロイヤル・バレエは音楽監督のコーエン・ケッセルズのみでした。ノミネートのうち11は海外からのツアー公演です。

プロダクションとしてのノミネートでは、アーサー・ピタが振付け、ナタリア・オシポワが主演した「マザー」が3部門でノミネートされています。また、3つの異なった「ロミオとジュリエット」のプロダクションがそれぞれいろんな部門でノミネートされています。

また、振付部門では5つのノミネートのうち4人が女性振付家であることは興味深いところです。

 

DANCING TIMES AWARD FOR BEST MALE DANCER 最優秀男性ダンサー
Alexander Campbell (The Royal Ballet) アレクサンダー・キャンベル(ロイヤル・バレエ)
Jeffrey Cirio (English National Ballet) ジェフリー・シリオ(ENB)
Israel Galván (Compañia Israel Galván) イスラエル・ガルヴァン
Vadim Muntagirov (The Royal Ballet) ワディム・ムンタギロフ(ロイヤル・バレエ)
Marcelino Sambé (The Royal Ballet) マルセリーノ・サンベ(ロイヤル・バレエ)

 

BEST FEMALE DANCER 最優秀女性ダンサー 
Sara Baras (Ballet Flamenco Sara Baras/Flamenco Festival) サラ・バラス
Francesca Hayward (The Royal Ballet) フランチェスカ・ヘイワード(ロイヤル・バレエ)
Katja Khaniukova (English National Ballet) カーチャ・ハニュコワ(ENB)
Laura Morera (The Royal Ballet) ラウラ・モレーラ(ロイヤル・バレエ)
Marianela Nuñez (The Royal Ballet) マリアネラ・ヌニェス(ロイヤル・バレエ)

 

STEF STEFANOU AWARD FOR OUTSTANDING COMPANY 傑出したカンパニー
Mark Morris Dance Group マーク・モリス・ダンス・グループ
Northern Ballet ノーザン・バレエ
The Royal Ballet ロイヤル・バレエ
San Francisco Ballet サンフランシスコ・バレエ
Scottish Ballet スコティッシュ・バレエ
 

BEST INDEPENDENT COMPANY 最優秀インディペンデント・カンパニー
Ballet Black バレエ・ブラック
James Cousins Company
National Dance Company Wales
Shobana Jeyasingh Dance
Yorke Dance Project
 

BEST CLASSICAL CHOREOGRAPHY クラシック振付賞
Patricia Guerrero for Catedral (Flamenco Festival) パトリシア・グエーロ「カテドラル」(フラメンコ・フェスティバル)
Cathy Marston for Victoria (Northern Ballet) キャシー・マーストン「ヴィクトリア」(ノーザン・バレエ)
Helen Pickett for The Crucible (Scottish Ballet) ヘレン・ピケット「クルーシブル(るつぼ)」(スコティッシュ・バレエ)
Stina Quagebeur for Nora (English National Ballet) スティナ・クァジバー「ノラ」(ENB)
Alexei Ratmansky for Shostakovich Trilogy (San Francisco Ballet) アレクセイ・ラトマンスキー「ショスタコーヴィチ3部作」(サンフランシスコ・バレエ)
 

BEST MODERN CHOREOGRAPHY 現代振付賞
Matthew Bourne for Romeo + Juliet (New Adventures) マシュー・ボーン「ロミオとジュリエット」(ニュー・アドベンチャーズ)
William Forsythe for A Quiet Evening of Dance (William Forsythe/Sadler’s Wells) ウィリアム・フォーサイス「A Quiet Evening of Dance」(ウィリアム・フォーサイス/サドラーズ・ウェルズ)
Shobana Jeyasingh for Contagion (Shobana Jeyasingh Dance) Shobana Jeyasingh Contagion」
Arthur Pita for The Mother (Alexandra Markvo/Bird & Carrot) アーサー・ピタ「マザー (Alexandra Markvo/Bird & Carrot)
Pam Tanowitz for Four Quartets (Pam Tanowitz Dance) パム・タノヴィッツ「フォー・カルテット」
 

EMERGING ARTIST AWARD 新人アーティスト賞
Jemima Brown (Dancer, Tom Dale Company & James Cousins Company) ジェマイマ・ブラウン(ダンサー Tom Dale Company & James Cousins Company)
Salomé Pressac (Dancer, Rambert) Salomé Pressac (ダンサー、ランベール)
Mthuthuzeli November (Choreographer, Ballet Black) Mthuthuzeli November (振付家、バレエ・ブラック)
Stina Quagebeur (Choreographer, English National Ballet) スティナ・クァジバー (振付家、ENB)
Joseph Sissens (First Artist, The Royal Ballet) ジョセフ・シセンズ(ダンサー、ロイヤル・バレエ)
 

OUTSTANDING FEMALE MODERN PERFORMANCE 傑出した女性モダン・ダンサー
Avatâra Ayuso in No Woman’s Land (AVA Dance Company) Avatâra Ayuso 「No Woman’s Land
Cordelia Braithwaite  as Juliet in Romeo + Juliet (New Adventures) コ―デリア・ブレイスウェイト「ロミオとジュリエット」(ニューアドベンチャーズ)
Jemima Brown in Epilogues (James Cousins Company) ジェマイマ・ブラウン 「Epilogues」 (James Cousins Company)
Natalia Osipova in the title role as The Mother (Alexandra Markvo/Bird & Carrot) ナタリア・オシポワ「マザー」 (Alexandra Markvo/Bird & Carrot)
Solène Weinachter as Juliet in Juliet & Romeo (Lost Dog) Solène Weinachter 「ジュリエット&ロミオ」(Lost Dog)

OUTSTANDING MALE MODERN PERFORMANCE 傑出した男性モダン・ダンサー
Mathew Ball as the Swan/Stranger in Matthew Bourne’s Swan Lake (New Adventures) マシュー・ボール「マシュー・ボーンの『白鳥の湖』(ニュー・アドベンチャーズ)
Jonathan Goddard in The Mother (Alexandra Markvo/Bird & Carrot) ジョナサン・ゴダード「マザー」 (Alexandra Markvo/Bird & Carrot)
Liam Mower as the Prince in Matthew Bourne’s Swan Lake (New Adventures) リアム・ムーア「マシュー・ボーンの『白鳥の湖』(ニュー・アドベンチャーズ)
Joseph Sissens in Night of 100 Solos (Merce Cunningham Trust/The Barbican) ジョセフ・シセンズNight of 100 Solos」(マース・カニンガム財団/バービカン)
Saburo Teshigawara in The Idiot (Saburo Teshigawara/ The Print Room at the Coronet) 勅使川原三郎「白痴」(The Print Room at the Coronet)

 

OUTSTANDING FEMALE CLASSICAL PERFORMANCE  傑出した女性クラシック・ダンサー
Sara Baras in Sombras (Ballet Flamenco Sara Baras/ Flamenco Festival) サラ・バラス「Sombras」
Francesca Hayward as Juliet in Romeo and Juliet (The Royal Ballet) フランチェスカ・ヘイワード「ロミオとジュリエット」ロイヤル・バレエ
Katja Khaniukova as Frida in Broken Wings (English National Ballet) カーチャ・ハニュコワ「ブロークン・ウィングス」ENB、フリーダ・カーロ役
Pippa Moore as Princess Beatrice in Victoria (Northern Ballet) ピッパ・ムーア「ヴィクトリア」(ノーザン・バレエ)
Anna Rose O’Sullivan as Juliet in Romeo and Juliet (The Royal Ballet) アナ・ローズ・オサリヴァン「ロミオとジュリエット」ロイヤル・バレエ

 

OUTSTANDING MALE CLASSICAL PERFORMANCE 傑出した男性クラシック・ダンサー

Gary Avis as Kulygin in Winter Dreams (The Royal Ballet) ギャリー・エイヴィス「三人姉妹」ロイヤル・バレエ
Cesar Corrales as Romeo in Romeo and Juliet (The Royal Ballet) セザール・コラレス「ロミオとジュリエット」ロイヤル・バレエ
Nehemiah Kish as the Husband in The Concert (The Royal Ballet) ニーアマイア・キッシュ「コンサート」ロイヤル・バレエ
Marcelino Sambé as the Blue Boy in Les Patineurs (The Royal Ballet) マルセリーノ・サンベ「レ・パルティヌール(スケートをする人々)」ロイヤル・バレエ
Nicholas Shoesmith as John Proctor in The Crucible (Scottish Ballet) ニコラス・シュースミス「クルーシブル(るつぼ)」スコティッシュ・バレエ
 

OUTSTANDING CREATIVE CONTRIBUTION 傑出したクリエイティブな貢献
Koen Kessels (Conductor; Music Director, The Royal Ballet and Birmingham Royal Ballet) コーエン・ケッセルズ(指揮者、音楽監督 ロイヤル・バレエ、バーミンガム・ロイヤル・バレエ)
Nadine Meisner (Author, Marius Petipa: The Emperor’s Ballet Master) ナディーヌ・マイズナー(作家「Marius Petipa: The Emperor’s Ballet Master」
Dimitris Papaioannou (Designer, The Great Tamer) ディミトリス・パパイオアヌー(美術家、「The Great Tamer」)
Peter Salem (Composer, The Crucible) ピーター・サレム(作曲家、「クルーシブル(るつぼ)」 )
Gavin Sutherland (Conductor/ Music Director, English National Ballet) ギャヴィン・サザーランド(指揮者/音楽監督、ENB)

受賞者は2020年2月19日に発表される予定です。

2019/11/15

Noism、森優貴と金森穣の新作ダブルビル「Farben」「シネマトダンス」上演

演出振付家・舞踊家の金森穣が芸術監督を務めるNoism。2004年の設立以来海外の著名劇場にも招聘され高く評されるなど国際的にも活躍し、日本唯一の公立劇場専属舞踊団として知られていますが、新潟市の予算問題があって存続の危機にあり、揺れていました。15年間の成果の検証が行われ、今年9月、その第6期(2019年9月~2022年8月)3年間の活動継続が決定しました。

今回の継続にともない、これまでの総称「Noism - RYUTOPIA Residential Dance Company」は「Noism Company Niigata」へと変更され、新体制となりました。そしてその新体制での新作公演「森優貴/金森穣 Double Bill」が、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館(12月13日~15日)、彩の国さいたま芸術劇場(2020年1月17日~19日)にて開催されることになり、その記者発表がありました。

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Noism Company Niigataの金森穣芸術監督と、公益財団法人新潟市芸術文化振興財団りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館支配人の仁多見浩さんによる会見です。

大きくまとめると、

Noismのカンパニー構成の変更(「Noism1」(プロフェッショナルカンパニー)、「Noism2」(研修生カンパニー)に加え、新たに少数気鋭のプロフェッショナル選抜カンパニー「Noism0」が設立されること。

市民向けワークショップの充実など、より地域に目を向けた活動を展開

国内他劇場との良好な関係を構築の上、ネットワークの拡大

りゅーとぴあ舞踊門としてNoism以外の公演も市民に提供

などが骨子となります。

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仁多見浩「いくつかの課題を新潟市より頂き、金森さんと協議しました。りゅーとぴあ全体で取り組むことにして、第6期の3年間はNoismの新たなステージとなります」

金森穣「カンパニーの名称は、新潟という街の名前を入れてNoism Company Niigataとします。そしてカンパニーの構成も変更になります。Noism0は、プロの選抜カンパニーとし、より多角的に展開します。大規模な作品だとツアーなどでは組みづらいことがあるため、小さな規模のカンパニーとしてより充実させます。恒常的なカンパニーとして設置します」

「新潟市から課題として頂いた市への地域貢献ですが、Noismメンバーによるスクール及びオープンクラスを開催します。市民向けのクラスを毎週末開催し、より市民に身近に感じていただける活動を行います。年明け以降開講します」

「ゲスト振付家(ヨーロッパの公立劇場で日本人初の芸術監督となった 森優貴)を8年ぶりに招聘し、新作を振付けてもらい多角的な芸術性を提示します」

「カンパニーの新体制でNoism0は選抜の金森穣、井関佐和子、山田勇気が所属します。Noism1はプロフェッショナルカンパニーとして11名(準メンバー1名含む)で、オーストラリア人とイギリス人のダンサーが1名ずつ加わりました。研修生カンパニーであるNoism2は8名です。現在専属の制作スタッフは3名ですが、公募をして2名増員します」

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新作「Farben」「シネマトダンス」について

金森「森優貴を招聘することを決めたのは1年前でしたが、さかのぼること2年前、Noism2のゲストとして招聘しないかと依頼をしました。当時森さんはドイツのレーゲンスブルグ劇場の芸術監督だったので忙しく、その時は実現しなかったのですが定期的にコンタクトを取っていました。彼がレーゲンスブルグ歌劇場の芸術監督を辞して帰国するということで、ヨーロッパから日本に帰国した先輩としても、彼がレーゲンスブルグで実現していた芸術性が日本に帰ってきて発揮できるのか、ということで何回か諭したのですが、決意は固かったので、だったらいっそNoism1に帰国後の1作目を振付けてもらえないかと依頼し、引き受けてくれました。私もちょくちょくリハーサルを見学していますが、すごいスピードでクリエーションは進んでいます。

私の新作「シネマトダンス」は、3つの小品から構成されます。Noism1による『クロノスカイロス1』 、Noism0による夏の名残のバラ』 (井関佐和子、山田勇気のデュオ)、Noism0(金森穣)によるソロ『Fratres Ⅱ』です。題名からわかるように、撮影とシネマとダンスということで映像技術を用いた上で舞踊でしか表現できない、舞踊作品です」

<質疑応答>

りゅーとぴあがカンパニーを抱えることの意義

仁多見「われわれも、税金を投入して運営されてきた以上、継続するか否かは検証されるのはやむを得ないことではあります。一方で設立からこの15年間、りゅーとぴあにとってNoismは日本で唯一の劇場専属舞踊団であり、世界に向けての発信も行ってきました。まさにりゅーとぴあ発の創造を行ってきたということで、劇場になくてはならない存在になったと考えています」

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Noismが今までの活動に加えて、市民への貢献活動に力を入れて行くということでバランスを取っていくのは大変だがどうしていくのか。

金森「新潟市として、Noismの活動をどうとらえるかということで問題意識が広がったことは、個人的にはいいことだと思っています。なぜならりゅーとぴあは新潟市の施設ですから。前向きにとらえています。ですが、市民への貢献も行うことになった中で、当然予算が増えるわけではありません。しかしながら、Noismの世界への発信をやめるつもりもありません。それをやらないのなら、芸術監督は自分でなくていいということになります。Noismを始めてた時から自分に言い聞かせてきたことですが、覚悟して、あらゆる困難に立ち向かっていきます。これが日本で初めてで、唯一の劇場専属舞踊団としての試練としての通る道なのであれば、これを我々がどのように乗り越えるかということは、後世の人たちがわかってくれることでしょう。こうすればできるんだというモデルケースになればと思います。あるいはこのようにしてはダメだということになるかもしれませんが。そう思うと覚悟が決まってきます。これが唯一の劇場専属舞踊団として課された課題なのです。大変ですがぶつかっていくしかありません。来年の年明けからオープンクラスを始めます。やってみて、1、2年経ってみないとわかることではありませんし、開いたからいいということではありません。どういうニーズがあるかわからないし、スクールも開いてみないとわかりません。我々が海外ツアー公演を行っている間、スクールはどうするのかという問題も出てきます。実際に動いてみることにより具体的に見えてくると思います。それを踏まえたうえで、2年後どうするか考えて行きたいともいます」

ワークショップについて

金森「Noismバレエという、西洋のバレエを東洋の身体に合わせてアップデートしたものを、新潟のバレエを学ぶ人へ提供します。また、一般市民に向けたからだワークショップは、10年前くらいから開催してきました。我々が培ってきた身体にまつわる知識を広く一般市民に提供し、ずっとアップデートしながら続けています。それを定期的に恒常的に開催することで、より事業内容を深めていくことができるし、Noismの活動をもっと知ってもらうことができるでしょう。教えるという行為が、やらなければならないからやるのではなく、そこから気付きを得ることです。舞踊家向けのプログラムと、一般向けのプログラムの両方を行い、今までもワークショップは点でやっていたことなので、全く新しいことをやるわけではありません。点を線にしていくことになります」

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予算面について(予算の見通しとそれによって創作にどのような影響があるか)

金森「予算は、予算要求を支配人から市へと毎年出しています。今回はこういった課題がある中で、仁多見支配人からは、協力するから一緒に頑張りましょうと。りゅーとぴあとしてNoismの活動を理解していただいた上で要求しています。新潟市は財政難という状況は変わりませんので減る可能性はあります。減った時にはあらゆることを鑑みて、芸術監督として判断しなければなりません。スクールを開講するということは、予算的なことも絡んできて、無償でのオープンクラスはしません。有料のオープンクラスを開催するので受講料収入が得られることになり、この収入は作品の創作に使えることになります。またスクールを受講した方がNoismに関心を持って、公演を見に来てくださり、集客が上がれば事業予算も増えます。新潟市から得られるお金がすべてではなく、我々も努力をして、さらに露出を増やすために企業回りをするということも実際今し始めています」

仁多見「劇場の新年度の予算編成は、2,3年後を見据えた視野でやっていかないとならないのですが、一方で行政の予算は単年度で決まってしまっています。市の方はこの事情を理解していただき、来年度大きな減額とはならないのではないかと期待しています。しかし削減はされると思いますが、増えることはありません。りゅーとぴあは舞踊だけを行っているわけではないので、我々がやろうとしていることは達成できるのか、全体のバランスをどうするのか、大局的な判断をしながら、割合を決めていくというのはあります」

スタッフからの補足:「今は予算の3割は新潟市からの補助金(スタッフを含めてカンパニーのメンバーの人件費に充当)、3割はチケット収入と新潟市が県外や海外など外部に公演を売ることで得られる、公演事業の収入、3割は助成金と支援会員からの活動支援の3本の柱で成り立っています」

Noismの舞踊表現の高いクオリティはどのように得られているのか

金森「Noismではオリジナルな訓練法を作り上げています。毎朝集団で訓練しているということが大前提にあります。基礎訓練を重視しており、それを行う時間と場所を確保しているからこそクオリティが実現しています。Noism独自の方法論に基づき、舞踊の東西を融合させるというのが根幹にあります。国際的な舞踊表現をしていて、東西を融合した有用なトレーニング方法を有する舞踊団として世界的に見ても特色があり、それゆえ今は外国人ダンサーもたくさんオーディションを受けに来ていて、こと日本においては唯一の存在となっています。もう一度言いますが、時間と場所があるからこそできることで、それが我々を独自の存在とさせています」

「りゅーとぴあの舞踊部門の芸術監督として、芸術をどのように社会に発信するか、その芸術を創造するための環境はいかなる環境か、外枠を考えています。私自身芸術家として、振付家として、作品を創るにあたっては、ハードの縛りとか、既存の構造に疑問を向けなければ、芸術的な創造はできないと考えています。舞踊部門の芸術監督として、こういう環境に向き合うと、芸術創造に向けた渇きがあります。それが必ず評価を得るとは限らないわけで。これからの3年間、課題も増えて行く中で、これから芸術家としてどのように社会に向き合って、どれだけ見失わずに均衡を保っていけるかを、私個人の課題にしたいと思っています」

今後の日本の劇場文化の見通しは

金森「財政的に厳しいというのはリアリティとしてあるのですが、地方に行くと時間と場所がまだあるので、予算がなくてもまだ可能性はあると思います。空いた場所、空いた場所を何に使うか。その場所を管理している制作者たちが、予算がない中でも、どうやって場所、時間を使って創造できるか、忙しい中でもエネルギーを割いて選択してくれると。まだまだ劇場文化に可能性があると私は信じたいです。Noism始まったころは全体を見ながら問題提起していましたが、今は自分のところで精いっぱいです。我々がこれをどう乗り切るかがモデルケースになるのであれば、その時初めてこの国の劇場文化に貢献できるのではないかと思います」

「アウトリーチもワークショップも今までやってきましたが、それにもっと本腰を入れて行くことになります。アイディア勝負で乗り切れるものではなく、15年間培ったものの価値をどう活用して浸透させられるかを通してしか、出された課題を解決できません。別な方法論を求められるのであれば、それは私ではなく別の人がやるべきだと思います」

劇場のかたちとして、理想として描いているものは

「ヨーロッパもアメリカも今はどこも財政的には厳しい。今は世界のどこかを見て、このようになりたい、と思う時代ではないのです。自治体ごとに課題の実態は違うし。その中で何を選択して切り開いていくかは、当事者しかわからないところだと思います。例えば質問の中で例として挙げられた静岡のSPACはプロジェクトベースで、集団としてではなく、SPACの選択として、海外にも発信するために公演ごとに俳優やスタッフが集まるという仕組みになっていて、恒常的なメンバーがいないからこそできることをしています。関係している人を増やしていくような。Noismは劇場付きカンパニーとして集団性にこだわりを持ちたい。舞踊芸術としての力、Noismの舞踊性には集団性があり、これは20世紀後半に失われたものに対する私なりの抵抗であり、集団で同じトレーニングをして、同じ方向を向いた人たちでしか表現し得ないものです。今年初演した「Frateres1」は寄せ集めでやったら同じ振りをしている、ということで終わってしまいますが、舞踊家たちが息をつめて座しているだけで表現している何かを、お客さんは感じてくれました。そういった舞台芸術の力を新潟の街の誇りにしたいと思っています」

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Noism1+Noism0
森優貴/金森穣 Double Bill

『Farben』
演出振付:森優貴
衣裳:堂本教子
出演:Noism1、Noism0(井関佐和子)

『シネマトダンス―3つの小品』
演出振付:金森穣
衣裳:堂本教子
映像:遠藤龍
—————-
1.『クロノスカイロス1』
出演:Noism1
2.『夏の名残のバラ』
出演:Noism0(井関佐和子、山田勇気)
3.『Fratres Ⅱ』
出演:Noism0(金森穣)

 【新潟公演】
2019.12.13(金)- 15(日)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉▸詳細
※各回終演後アフタートーク開催!

【埼玉公演】
2020.1.17(金)- 19(日)
彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉▸詳細

https://noism.jp/npe/noism1and0_doublebill_2019/

 

2019/11/10

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの結果(男子)

恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが11月6日と8日に開催されました。

<男子>

男子の枠は、コリフェ2、スジェ3、プルミエール・ダンスーズ1です。

<カドリーユ(コリフェに昇進)> 課題:ブルノンヴィル「ナポリ」よりパ・ド・シスの第一ヴァリエーション

1- Antoni Conforti, 昇進

2 - Nikolaus Tudorin, 昇進

3 - Guillaume Diop

4 - Chung-Wing Lam

5 - Aurélien Gay

6 - Alexandre Boccara

アントニオ・コンフォルティは、WOWOWで放映されたパリ・オペラ座バレエ学校のドキュメンタリー「明日のエトワール。」に出演していました。ニコラウス・ツドリンは、オーストラリア出身。2012年にローザンヌ国際バレエコンクールに出場してスカラシップを獲得、チューリッヒ・タンツ・アカデミーを卒業後、ライプチヒ・バレエ団に入団します。入団一年目のシーズンが終わった時にパリ・オペラ座バレエの入団試験を受け、2回目の挑戦で短期契約団員に。ライプチヒ・バレエと掛け持ちでパリと往復する日々で、4回目の挑戦でようやく正式団員となることができました。カドリーユの試験では、一番内容が良かったようです。(彼のインタビューはこちら) 参加したのは11人。

 

<コリフェ(スジェに昇進)> 課題:「ドン・キホーテ」3幕のヴァリエーション

1 - Florent Melac  昇進

2 - Simon Le Borgne, 昇進

3 - Thomas Docquir 昇進

4 - Andrea Sarri

5 - Mathieu Contat

6 - Hugo Vigliotti

フロラン・メラックは、バレエ・アステラスや、岸辺バレエスタジオ発表会「ジゼル」でオニール八菜さんのパートナーを務めています。トマ・ドキールは、昨年末に『白鳥の湖』のロットバルトに抜擢された若手です。参加したのは6人。

トマ・ドキールのインタビュー記事

 

<スジェ(プルミエ・ダンスールに昇進)> 課題:「くるみ割り人形」(ヌレエフ)ドロッセルマイヤーのヴァリエーション。

1 - Francesco Mura 昇進

2 - Pablo Legasa 昇進

3 - Axel Magliano

4 - Jérémy-Loup Quer

5 - Antoine Kirscher

1位昇進を決めたフランチェスコ・ムーラは、2018年のヴァルナ国際バレエコンクールにビアンカ・スクダモアと出場し、銀賞に輝きました。イタリア出身、小柄ですが跳躍力があり、つま先もきれいなダンサーです。インタビュー記事。

 YouTubeに自身のチャンネルがあるので、その踊りを見ることができます。

 

もう一人昇進したパブロ・レガサは、2019年AROP賞授賞。「ドン・キホーテ」バジル役で主演するなど、期待の星で今回の昇進も確実視されていました。ドキュメンタリー「明日のエトワール。」にも出演しています。インタビュー記事

出場は5人で2枠あったのでそれほど競争は高くなかったようですが、昇進した二人とも、非常に優れたダンサーなのでこれからが楽しみです。来年3月の来日公演の「ジゼル」や「オネーギン」はソリストの役があまり多くなくて、大きな役で彼らを見られなさそうなのは少し残念です。

2019/11/09

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの結果(女子)

恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが11月6日と8日に開催されました。

<女子>

女子の枠は、コリフェ3、スジェ3、プルミエール・ダンスーズ1です。

<カドリーユ(コリフェに昇進)> 課題:セルジュ・リファール「ヴァリエーション」第一ヴァリエーション

1 - Hohyun Kang 昇進

2 - Célia Drouy 昇進

3 - Clémence Gross 昇進

4 - Luna Combed

5 - Eugénie Drion

6 - Nine Seropian

Hohyun Kangは韓国出身で、2018年に入団したばかりです。もう一人韓国出身のSeohoo Yun、昨年入団した桑原沙希さんも挑戦しましたがランク入りはしませんでした。しかしキトリを踊った桑原さん、なかなか評価は高かったようです。カドリーユの試験には14人が挑みました。

 

 

<コリフェ(スジェに昇進)> 課題:セルジュ・リファール「ヴァリエーション」第3ヴァリエーション

1 - Letizia Galloni 昇進

2 - Caroline Osmont 昇進

3 - Naïs Duboscq 昇進

4 - Camille Bon

5 - Juliette Hilaire

6 - Katherine Higgins

1位となったレティツィア・ガローニは、ミルピエ時代にコリフェでありながら「ラ・フィユ・マル・ガルデ」と「春の祭典」で主演、2017 AROP賞を授賞するなど期待されていたダンサーです。コンゴ共和国の血を引くミックス・レースの女性ダンサーが全幕作品に主演することはオペラ座バレエでは初めてのことでした。3位のナイス・デュボスクは、来年3月の来日公演「オネーギン」でオルガ役を踊る予定です。昇進しなかったダンサーの中では、アメリカ出身のキャサリン・ヒギンズがとても良かったようです。10人が試験に挑戦しました。

 

<スジェ(プルミエール・ダンスーズに昇進> 課題:「白鳥の湖」2幕オデットのヴァリエーション

1 - Silvia Saint-Martin 昇進

2 - Roxane Stojanov

3 - Ida Viikinkoski

4 - Eleanor Guerineau

5 - Bianca Scudamore

6 - Marine Ganio

昇進したシルヴィア・サン=マルタンは、昨年末の『シンデレラ』タイトルロールに抜擢されました。昨シーズン1年間、サバティカルでチューリッヒ・バレエで踊っていたエレオノール・ゲリノーはとても良かったようですが、残念ながら昇進ならず。また、非常に若いものの、昨年ヴァルナ国際バレエコンクールで銀賞を受賞し、今年7月の京都バレエでのカール・パケット引退公演で『ジゼル』を踊った、オーストラリア出身のビアンカ・スクダモアもよい演技を見せたとのことで、今後の期待が膨らみます。8人のダンサーが挑みました。

シルヴィア・サン・マルタンのインタビュー記事

https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/paris/detail012205.html

 

(力尽きたので男性編は明日)

2019/11/03

ローザンヌ国際バレエコンクール2020年の出場者

ローザンヌ国際バレエコンクール2020年の出場者が発表されています。

https://www.prixdelausanne.org/wp-content/uploads/2019/10/Selected-candidates-list-PDL2020_31.10.2019.pdf

日本からの出場者については、こちらのswissinfoの記事で紹介されています。

応募者377人(女子301人、男子76人)のうち、予選審査を通過したのは84人。27カ国から84人(女子51人、男子33人)が参加、国籍別では日本人が最多で、13人が出場します。

国籍別に見ると、日本に次いでオーストラリア国籍のダンサーが多く12人。米国が9人、中国8人と続き、日本人13人のうち8人はすでに海外にバレエ留学中のダンサーです。

日本人の出場者

・アリエル・デイリー 蔵元誠子バレエスクール
・藤本 葉月 ウィーン国立歌劇場バレエアカデミー 
・藤島 恵太 エリソン・バレエ学校
・萩本 理王 ジョフリー・アカデミー・オブ・ダンス
・堀之内 咲希 須貝りさクラシックバレエ
・石井 潤 ドイツ国立バレエ学校ベルリン
・川上 環 チューリヒ・ダンス・アカデミー
・松岡 海人 愛媛バレエアカデミー
・宮本 乃々佳 糸尾和栄バレエスタジオ
・森脇 美咲 小池バレエスタジオ
・殿岡 遥 パリ国立高等音楽院・舞踏学校
・山田 ことみ モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー
・吉岡 遊歩 ハンガリー・ダンス・アカデミー

 

全体の出場者を見ていると、目についたのは、ワガノワ・バレエ・アカデミーの リジー・アブサドジャニシヴィリ(ジョージア出身)。
https://www.instagram.com/lizzkaa7/






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【来日公演 注目生徒のご紹介②】 今回ご紹介するのは、7年で活躍中のLIZI AVSAJANISHVILI リジー・アブサドジャニシヴィリさんのインタビューコメントです。 ・ 「人形の精」の人形の精役を踊る予定で、「くるみ割り人形」のマーシャ役の候補でもあります。 ・ 人形の精に選ばれたときは、とても驚きました。 精?私?という感じ。とても好きな役で、大きな喜びを味わいました。 リハーサルを重ねて、本当のフェアリーテイルの人形を演技したいです。リハーサルは私にとって、毎回公演と同じです。喜びは高まっています。 ・ 日本の皆さんが、私たちが作り上げるフェアリーテイルや魔法を感じて、リラックスした気分でバレエを観て、大きな喜びを味わえることを祈っています。 #repost @lizzkaa7 #バレリーナ #ワガノワ #vaganova #人形の精 #くるみ割り人形 #来日公演 #バレエ #リハーサル #bunkamura ・ ★チケット情報はプロフィールからご確認いただけます★

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今年2月のワガノワ・バレエ・アカデミーの来日公演では、「人形の精」と「くるみ割り人形」に主演しています。(くるみ割り人形では、大澤アロン・ホロヴィッツと共演)くるみ割り人形で観ることができましたが、非常に美しいダンサーです。ファイナルで観ることができるかな?

山田ことみさんのインタビュー記事

https://mainichi.jp/articles/20170108/ddl/k28/070/213000c

2020年のローザンヌ国際バレエコンクールはボーリュー劇場が改装中のため、ローザンヌではなくモントルーで開催されます。2020年2月2日から9日までで、ファイナルは2月8日に行われます。

2019/11/02

「LAST DANCE ~バレリーナ吉田都 引退までの闘いの日々~」11月24日放映

吉田都さんの感動的な引退公演「Last Dance」が11月18日(月、日曜深夜)のNHK-BSプレミアムシアターで放映されることは、既報の通りです。

https://www4.nhk.or.jp/premium/

11月18日(月)【11月17日(日)深夜】午前0時00分~午前4時50分

吉田 都 引退公演 ラストダンス
(0:03:00~2:24:00)

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さらに、吉田都さんの引退までの10か月を追ったドキュメンタリー番組 「LAST DANCE ~バレリーナ吉田都 引退までの闘いの日々~」の放送も決定しました。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_016411.html

NHK BS1:11月24日(日)午後10時~(途中ニュース挟む)
NHK 総合テレビ:12月14日(土)午後3時05分~
NHK BS4K:12月29日(日)午後3時45分~

新国立劇場バレエ団の公演や、 1月25日の石神井バレエ・アカデミー公演『バレリーナ吉田 都からのメッセージ』などで、NHKのカメラが入っていましたが、それはこのドキュメンタリーのためだったようですね。

バレエファン必見の番組となります。楽しみですね!

 


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