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2019年9月

2019/09/24

吉田都さんの引退公演、「Last Dance」の放映 11月18日(月)

8月8日、9日に開催された吉田都さんの引退公演、「Last Dance」の放映が決まりました。

https://www4.nhk.or.jp/premium/

NHK-BSプレミアムシアターで、11月18日(月)日曜深夜の放映です。

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吉田都さんのバレエへの惜しみない愛が伝わってきた、温かく感動的な公演でした。都さんの慎み深く優しい人柄がにじみ出ていました。演目も皆都さんが踊ったことがある作品で、出演者も皆素晴らしく、都さんの輝かしいキャリアへの深い敬意と、彼女の芸術を引き継いでいこうという気概が感じられました。チケットを買えなかった方も多かったと思いますが、テレビで放映されて多くの方に見てもらえるのは良かったと思います。そして日本人のダンサーのレベルの高さは世界中の人たちにも観てもらえたら、と思いました。(「タランテラ」だけ放映がないのは、権利の厳しいバランシン作品だからだと思いますが、残念ですね)

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11月18日(月)【11月17日(日)深夜】午前0時00分~
◇吉田 都 引退公演 ラストダンス
【5.1サラウンド】

<演目・出演>
「シンデレラ」第3幕から
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:プロコフィエフ
出演:吉田都

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「Flowers of the Forest」から「Scottish Dances」
振付:デヴィッド・ビントレー
音楽:アーノルド
出演:池田武志、渡辺恭子、石川聖人、石山沙央理、塩谷綾菜、高谷遼 ※「高」ははしごだか (スターダンサーズ・バレエ団)

「アナスタシア」第2幕から
振付:ケネス・マクミラン
音楽:チャイコフスキー
出演:平田桃子(英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)
ジェームズ・ヘイ(英国ロイヤル・バレエ団)

「誕生日の贈り物」から
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:グラズノフ(アーヴィング編曲)
出演:吉田都、フェデリコ・ボネッリ(英国ロイヤル・バレエ団)/島添亮子(小林紀子バレエ・シアター)、福岡雄大(新国立劇場バレエ団)/米沢唯、井澤 駿(新国立劇場バレエ団)/渡辺恭子、池田武志/永橋あゆみ、三木雄馬(谷桃子バレエ団)/沖香菜子、秋元康臣(東京バレエ団)/阿部裕恵、水井駿介(牧阿佐美バレヱ団)

「白鳥の湖」第4幕から
振付:ピーター・ライト
音楽:チャイコフスキー
出演:吉田都、フェデリコ・ボネッリ

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「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
アレクサンドル・ゴルスキー
音楽:ミンクス
出演:米沢唯、秋元康臣

「リーズの結婚」第2幕から
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:エロール(ランチベリー編曲)
出演:ミーガン・グレース・ヒンキス、ヴァレンティーノ・ズケッティ
(英国ロイヤル・バレエ団)

「シルヴィア」第3幕から
振付:デヴィッド・ビントレー
音楽:ドリーブ
出演:小野絢子(新国立劇場バレエ団)、福岡雄大

「くるみ割り人形」グラン・パ・ド・ドゥ
振付:ピーター・ライト(レフ・イワノフ版に基づく)
音楽:チャイコフスキー
出演:ヤスミン・ナグディ、平野亮一(英国ロイヤル・バレエ団)

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「ミラー・ウォーカーズ」から
振付:ピーター・ライト
音楽:チャイコフスキー
出演:吉田都、イレク・ムハメドフ

<管弦楽>東京フィルハーモニー交響楽団
<指 揮>井田勝大

収録:2019年8月7・8日 新国立劇場 オペラパレス

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吉田都 永遠のプリンシパル

吉田都
河出書房新社
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2019/09/18

ボリショイ・バレエとマリインスキー・バレエの昇進情報

ボリショイ・バレエの昇進情報は、8月のロンドン公演でのプログラムですでに新しいランクで書かれていたということで、既知の事実ですが、改めてカンパニーから発表されたのでお知らせします。

アルテミィ・ベリャコフがプリンシパルに

アリョーナ・コワリョーワがリーディング・ソリストに

オルガ・マルチェンコワデヴィッド・モッタ=ソアレスがファーストソリストに

アナスタシア・デニソワエレオノラ・セヴェナルドがソリストに

https://www.bolshoi.ru/en/persons/ballet/soloist/

それぞれ昇進しました。若手中心の布陣で臨んだロンドン公演で活躍したダンサーたちです。

ベリャコフは、日本公演ではロットバルト役くらいしか大きな役は踊っていないと思いますが、長身で美しい脚の持ち主、ザハロワやスミルノワなどのプリマ・バレリーナのパートナーを務めています。スミルノワ相手に勇壮なソロル役を踊った『ラ・バヤデール』はボリショイ・バレエinシネマ2018-19で上映され、今度のBunkamuraル・シネマのアンコール上映でも上映されますので、ぜひご覧ください。

一方で、ベテランのアレクサンドル・ヴォルチコフはプリンシパルを外され、契約ダンサーとなってしまいました。ロンドン公演の「スパルタクス」でも、当たり役のクラッススにキャスティングされず、世代交代を感じます。

 

マリインスキー・バレエの方も昇進がありました。

https://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/soloists

ヴィクター・カイシェタアナスタシア・ニュイキナがセカンド・ソリストに

カイシェタは2017年入団、今年7月~8月の親子で楽しむ夏休みバレエまつり~ロシア4大バレエ劇場の競演~ で活躍して、明るいキャラクターと超絶技巧で人気者になりました。ブラジル出身で、ベルリン国立バレエ学校在学中にモスクワ国際バレエコンクールで銅賞を受賞しマリインスキー・バレエに入団。永久メイさんの主役デビュー「くるみ割り人形」で相手役を務めました。アナスタシア・ニュイキナはワガノワ・バレエ・アカデミーを卒業し、2018年入団。マリア・ホーレワと同期です。二人ともコリフェを飛び越しての2段階昇格て、20歳前の非常に若いダンサーたちです。

ボリショイ・バレエのデヴィッド・モッタ=ソアレス、マリインスキー・バレエのヴィクター・カイシェタと、最近ではブラジル出身のダンサーたちがロシア・バレエ界で活躍しています。ヴィクター・カイシェタには昨年インタビューしているので、また後日ご紹介できればと思いますが、ブラジルにはボリショイ・バレエのブラジル校があり、そのほかの学校でもロシアメソッドが人気があるとのことです。P1050737

8月に来日した時のヴィクター・カイシェタ

2019/09/17

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19』アンコール上映のタイムテーブル

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19』にて​今シーズン上映されたバレエ6作品とオペラの人気作品が、TOHOシネマズ シャンテとTOHOシネマズ 日本橋限定で、2019年9月20日よりアンコール上映されます。

http://tohotowa.co.jp/roh/

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タイムテーブルが発表されています。

TOHOシネマズ日本橋 ロイヤル・バレエ アンコール上映

https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/073/TNPI2000J01.do

9/20(金)19:00-22:25『うたかたの恋』
9/21(土)14:30-18:00『ラ・バヤデール』
9/22(日)15:15-18:05『くるみ割り人形』
9/23(月)14:30-18:00『ドン・キホーテ』
9/24(火)19:00-22:15『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー/メデューサ/フライト・パターン』
9/25(水)19:00-22:30『ロミオとジュリエット』


TOHOシネマズシャンテ ロイヤル・バレエ アンコール上映

https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/081/TNPI2000J01.do
9/20(金)10:30-13:50『うたかたの恋』
9/21(土)10:30-13:55『ラ・バヤデール』
9/22(日)11:30-14:15『くるみ割り人形』
9/23(月)10:30-13:55『ドン・キホーテ』
9/24(火)10:30-13:40『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー/メデューサ/フライト・パターン
9/25(水)10:30-13:55『ロミオとジュリエット』

見逃された方はぜひ!

スタジオ・アーキタンツ設立20周年記念事業 ARCHITANZ 2020と「ブライト・ステップ×アーキタンツ トレーニング・プログラム」

2001年4月に設立されたスタジオ・アーキタンツ。現在に至るまで365日毎日クラスを開講し、毎年海外の第一線で活躍している一流講師陣を15~30名ほど招聘しています。夏休みや冬休み期間中を中心に、内外で活躍するプロのダンサーが多くクラスを受講する一方で、初心者向けのクラスや能のクラスまであります。来年からは若手育成のための「アーキタンツ・トレーニング・プログラム」も開講します。

また、多様なコンテンポラリー・ダンス作品を学ぶことができるワークショップを開催するだけでなく、劇場公演やスタジオパフォーマンスも開催。海外からトップダンサーを招いて、先鋭的な作品を上演する意欲的な公演は高い評価を得ています。

2020年に、アーキタンツは設立20周年を迎え、「ARCHITANZ 2020」 および 「ブライト・ステップ×アーキタンツ トレーニング・プログラム」という二つの劇場公演を行います。

その記者発表に先日行ってまいりました。参加者は、ダンサーの酒井はなさん、菅井円加さん(ハンブルク・バレエ)、西島勇人さん(ブライト・ステップ代表、ポーランド国立ポズナン歌劇場バレエ団)、そして振付家/指導者のジョヴァンニ・ディ・パルマです。

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アーキタンツの福田代表より、アーキタンツの沿革(建築家である福田さんが設立し、建築スタッフ7名とスタジオ9名のスタッフを擁している)が語られました。Architecture とTanz(ドイツ語でダンス)を合わせてアーキタンツと名付けられています。ロゴもコンパスとダンサーを合成したイメージとなっています。

「ARCHITANZ 2020」で上演される、ウヴェ・ショルツの「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」を、ジョヴァンニ・ディ・パルマ菅井円加さんを指導するデモンストレーションがありました。さすがに菅井さんは飲み込みが非常に早く、勘が優れているのが見て取れ、美しく音楽性豊かに動いていました。この作品は、2011年の「ARCHITANZ2011」で日本初演され、また2013年の「ローザンヌ・ガラ2013」でもアーキタンツにより上演された作品です。菅井さんが今回踊るパートは、その時は酒井はなさんが踊ったパートです。

ブライト・ステップ代表の西島勇人さんが、まずは「ブライト・ステップ×アーキタンツ トレーニング・プログラム」 について話しました。「ブライト・ステップ」は、今年5周年を迎えた、海外で活躍する若手ダンサーによるガラ公演で、西島さんが主導しながら年々参加ダンサーが増えて今年はついに20人以上が参加、手作りの温かさを保ちつつも高いレベルのパフォーマンスで、見逃せないものとなっています。今年の公演も素晴らしいものでした。

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西島「7年前に、「ローザンヌ・ガラ2013」の「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」に出演予定でしたが、リハーサル中に大けがをしてしまい、最初は普通の生活を送るのも困難で、復帰には2年ほどかかってしまいました。入院生活を送る中で、仲間のダンサーたちに励まされ、同世代の人たちとやっていきたいという思いを感じました。おかげで復帰を果たし、リハビリ中に仲間にバレエへの想いを打ち明けてブライト・ステップが始まりました。クラウドファンディングでお金を集め、7人のダンサーで始めた公演も今年5周年を迎えることができました。もう少し若い世代へのワークショップを提供したり、目標を届けられたらと思い続けてきました。来年は、アーキタンツと共同で公演できることに感謝し、恩返ししたいという思いがあります」 

次に、今までのアーキタンツ公演で振付指導などで活躍してきたジョヴァンニ・ディ・パルマ

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「アーキタンツとのコラボレーションは15年になり、今回は集大成となります。2011年に福田代表と、もう少しコラボレーションワークをしたいということになり、ウヴェ・ショルツの作品をここに持ってこようとしました。日本のお客さんにショルツを体験してもらいたいと思ったのです。スタートはクレイジーだったけど、次第に成功へと導かれて行きました。この公演を通してショルツの作品が知られるようになり、他のカンパニーからも彼の作品を踊りたいと来て、他の彼の作品も上演される運びになりました。「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第2番」や彼の遺作となった「春の祭典」などです。ここで上演にこぎつけて、酒井はなさんのような素晴らしいダンサーが踊るようになり、一緒に旅するような作品です。人生の体験を一緒に旅していくのが、「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」です。今回は2011年の公演を反映させ、エモーショナルな公演となります」

「また、マルコ・ゲッケの作品もアーキタンツで上演されてきました。「モペイ」「火の鳥」を酒井はなや西島勇人が踊ってきました。今回は「薔薇の精」を踊ってみたらどうかと思いました。パ・ド・ドゥだけでなく、完全な形での上演となります。ゲッケは大事な振付家なので、公演も大事になります。モンテカルロ・バレエで初演され、シュツットガルト・バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダに続いての上演であり、また酒井はなさんが踊ります。これもエモーショナルな舞台になると思います」

アーキタンツ公演では欠かせない、日本を代表するプリマ・バレリーナの酒井はな

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「ジョヴァンニは素晴らしいダンサーであって、とてもダンサー想いの人、親身になり助けてくれて感謝するばかりです。福田さんとも長いご縁なのも幸せなことです。家族のような気持ちでここに通っています」

『薔薇の精』は「火の鳥」「モペイ」に続き、ゲッケの作品に挑む3回目の機会となります。20周年記念という記念すべき舞台で大作の上演、日本初演作品を踊らせていただき感謝しています。とても大変な作品で、心して挑みたいと思います。「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」の私が踊ったパートは菅井円加さんが踊ってくれるのもとても嬉しいです。私は2013年に西島さんのお母さんが踊ったパートを踊ります」

今年の夏は、オーチャード・バレエ・ガラ、横浜バレエフェスティバル、ブライト・ステップと大活躍した菅井円加さん

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「はなさんという素晴らしくきれいなダンサーの後継の役なので、今から気合を入れなければなりません。ジョヴァンニとは3回リハーサルをしました。ストーリー、感情面の細かい指導もしていただきとても勉強になりました。1年間、ハンブルクでしっかり練習をして足を引っ張らないように喝を入れたいと思います」

<質疑応答>

Q.今回、「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」を踊ってみてみえてきたものは?
菅井「ソロはアダージオです。印象は結構色っぽく、上半身がとても動いていてセクシーでアクセントがあり、しっかりとしたポジションや伸びが要求されますね」

Q.このアーキタンツのような独自のシステムは海外ではありますか?

ディ・パルマ「アーキタンツは劇場ではなくて、付属ダンスカンパニーでもありません。ダンサーとより近くインフォーマルなかかわりをしています。ダンサーと私たちの関係性が近いのが特徴です。カチッとしていなくて緩やかなので、自分でダンサーを選ぶことができます。福田さんと同じ考えを持って進めています。近しいので親しい関係を創ることができるという利点があります。求められるのは高い芸術性を持っていることであり、発表会ではありません。コール・ドでもお互い刺激を与えながらやっていくことが求められています。お互いを刺激し合って成り立っています。アーキタンツからは振付に対するリスペクトを感じています。ほかの劇場ではない、公演ごとに感情的にしっかりとしようというのが見えてきます。そこからいいものが生まれてきます。いい気分になりながら作品創りができます」

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Q。「ブライト・ステップ」の良さは?

菅井「楽しくやらせていただいています。どんどん出演者も若くなっているので、若いエナジー、いいエナジーを受けています。いろんなカンパニーのダンサーが出演しているのでとても勉強になりますし、交流することで情報交換しています。楽しく、人の輪が広がる感じで、共感できることが多いので、貴重なガラです」

西島「菅井さんは常に明るいムードメーカーで、リハーサル中も明るい同世代のダンサーが集まってきます。所属先の苦労もありつつ、他のダンサーを見て勉強しています。今のダンサーはみんな上手で、年齢層も若くなっています。17,18歳という若い年齢のダンサーもいますが、すでにカンパニーに入って活躍しています。彼らが成長する姿を共有し、若い人たちへのアドバイスをしています。一年前には教室や留学で近い存在だった人たちから刺激をもらっています。」

Q「ゲッケ版『薔薇の精』の難しさとは?

酒井「振りが多くて難しい作品です。1秒の間に2,3の動作が入っていてものすごい速さです。マルコの形を習得し、身体にしみこませ、何も考えないで身体が動くようにしなければなりません。ですがとても気持ちが良くてダンサー自身が見えてくる振付です」

Q「「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」について」
ディ・パルマ「90年代にショルツがチューリッヒ・バレエの芸術監督をしていた時代に創作された作品です。3番は一番難しいピアノスコアです。プリンシパルはピアノで群舞はオーケストラです。ウヴェの魂の旅であります。目的意識を持って臨まないといけない作品です。ピアニストは単に舞台に上がり演奏することはできません。ピアニストは自分を失わなければなりません。そしてダンサーも同じで、全員がそうですが、特にプリンシパルダンサー、酒井はな、奥村康祐、菅井円加、根岸澄宜、八幡顕光は、このバレエが始まった頭から終わりまで、自分を失うほど表現を見せて行きます。それはテクニックや何か効果的なことを考えるのではなく。すべてが、自分を出し切るまで踊るもので、ステップをどう踏むかではなくどうしたら何かを出せるか、どうやってダンスを通して観客を感動させるエネルギー、ダイナミックさ、内に秘めたものをすべてさらけ出すようにしなければなりません。このバレエは観客が楽曲を見ることができなくてはなりません。ピアニストがこの作品を演奏するのとまったく同じように皮膚の中に入らなければなりません。このバレエは観客が楽曲を見ることができなくてはなりません。楽曲と目の前で展開されているシーンの両方が皮膚の内側に入っていなければなりません。みなさん頑張ってください!」

「(八幡)顕光の場所は2楽章のカデンツァで、(酒井)はなのパートはクリエイティブでクレイジーです。エモーショナルなパートです。感慨深い公演になることでしょう」

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最高のダンサー陣を揃えて日本初演作品や新作を揃え、本当に楽しみな2公演です。

会見では冒頭に触れられただけですが、ARCHITANZ 2020では、ドイツ・レーゲンスブルグの芸術監督として活動し、振付家としてもヨーロッパでも評価の高い森優貴さんの新作『ボレロ』が上演されるのも、注目点の一つです。

スタジオアーキタンツ 20周年記念公演
ARCHITANZ2020

[公演概要]


日程(予定):2020年8月8日(土)・9日(日

会場:新宿文化センター 大ホール

[プログラム | ゲスト出演予定]

「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」 ウヴェ・ショルツ振付
(振付指導:ジョヴァンニ・ディ・パルマ)
▷2011年のアーキタンツ10周年記念公演でウヴェ・ショルツの大作を日本で初めて上演。この公演が話題となり、ウヴェ作品が日本で上演されるきっかけとなった作品「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト第3番」を菅井円加と奥村康祐により再演。
ゲスト出演:奥村康祐、近藤美緒、菅井円加、根岸澄宜、八幡顕光
      酒井はな
他、オーディションで選ばれた出演者
(*オーディション開催概要はコチラ


「薔薇の精」 マルコ・ゲッケ振付
(振付指導:ジョヴァンニ・ディ・パルマ)
▷マルコ・ゲッケ作品は、今までにも「モペイ」「火の鳥」「春の祭典」を上演。今回は「薔薇の精」を、酒井はなと小㞍健太により日本初演。
ゲスト出演:酒井はな、小㞍健太
西島勇人、根岸澄宜、八幡顕光
他、オーディションで選ばれた出演者
(*オーディション開催概要はコチラ

新作「ボレロ Boléro」森優貴振付
▷日本人で初めてヨーロッパの公立劇場で芸術監督を務めた森優貴が、本公演のために新作を発表。元ノイズムの中川賢がゲスト出演します。
ゲスト出演:中川賢
他、オーディションで選ばれた出演者


「翁」 

▷能とダンス作品の企画制作は、アーキタンツが行ってきた実績のひとつ。オリンピック・イヤーならではの伝統芸能プログラムとし、古典能を上演。
「翁」は別格に扱われる祝言曲 古典能のショート・バージョン
津村禮次郎 他

<ブライト・ステップ×ATP> 公演概要

【公演概要】

◆東京公演
日程:202086日(木)
会場:新宿文化センター 大ホール

 ◆大阪公演
日程:20207月末(予定)
会場:未定

 出演予定ダンサー:西島勇人、奥村彩、菅井円加、他

【募集概要】

東京、大阪公演への出演を希望するジュニアダンサーを募集します。
世界の主要バレエ団で今まさに活躍中のブライト・ステップメンバーと、同じ舞台に立てる貴重なチャンスです。

◆ジュニア出演演目
眠れる森の美女ハイライト(ブライト・ステップ合同作品)、及びネオクラシック作品(ジュニア単独作品)を予定

◆オーディション日程・申込み方法
2019127日(土)、8日(日)
詳細はこちら!

2019/09/12

K-Ballet Company「マダム・バタフライ」公開リハーサル/9月24日NHK総合「おはよう日本」に熊川さん出演

9月27日に世界初演を迎える、熊川哲也さんの新作「Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019『マダム・バタフライ』」の公開リハーサルが行われました。

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<完璧とは何かをお見せしたい>

リハーサルの前に、熊川哲也さんが、まずはインフォメーションとして聴いてほしい、と作品の背景や想いについて熱く話してくださいました。

「蝶々夫人の話をノンフィクションとして取り上げようと思ったのですが、やはりフィクションだと思いました。あの時代に遊女となり、芸を磨き、外国の方のお相手をする仕事をした人は、調べると実際大勢いました。「マダム・バタフライ」という作品はしっかりとした史実に基づいてできあがったことがわかりました。お菊さんについての本を読み、それがバタフライのベースにはなっていたのではないかと。アメリカ人との一か月のつかの間の恋、それだけだと悲しいのではないか、寂しいのではないかということで、ルーサー・ロングが少し脚色して、恋愛ものとしてそこにロマンを加えて美しいストーリーに仕立てました。凛として、そういった立場で生き抜いてきたことを、同じ日本人として感銘を受けました。アメリカ人と一緒に写真を撮っている日本人女性の白黒写真を見ましたが笑顔がありませんでした。凛としているのだけど悲しさを感じました。そのような状況で致し方なく生きていたけど、信念を持って生き抜いていたと思わないといけないと感じました」

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「長崎に行った後にリハーサルを見た時に感じたのですが、まず心が生まれ、そこから踊るというプロセスがあるかないかで、ダンサーの表現はまったく違うものになります。今日お見せする、ピンカートンとの初夜を迎えるシーンはこのような場面です。崇高な侍の世界で生きていたバタフライが、改宗してクリスチャンになりました。隠れキリシタンなどの時代もあったくらいですから、その背景があったにもかかわらずアメリカ人と恋愛して結婚式を挙げますが、それを見たボンゾウが結婚式をめちゃめちゃにしてしまいます。そのシーンを今から見ていただきます。ここで自分が指導をするわけではないので、今のぼくの話を聞いたうえで、とにかく見て、感じてほしい。この曲と、振りと、矢内が吸収して何を出してくるかを感じてほしいです。感動してほしいです」

踊っている最中には写真は撮らないでダンサーたちをしっかりと見てほしい、とのことで、写真はリハーサルではなく、その後のフォトコールで撮影したものです。

マダム・バタフライ役の矢内千夏とピンカートン役の堀内將平Resize1801 Resize1802

初夜のパ・ド・ドゥでは、結婚式を終えて最初は悲しげなバタフライを、ピンカートンが優しく慰めます。甘い持ち味の堀内さんは、ロマンティックで情熱的。サポート、リフトがとても安定していて二人の息はぴったり、気持ちが通じ合っているのが感じられます。ピンカートンの愛でバタフライの心も少しずつほぐれてきて、控えめながら笑顔も花開くように出てきます。矢内さんは指先を細かく動かし、そして優雅な腕の使い方もまるで蝶々のようです。踊りはやがて喜びに満ちてきます。日本人女性らしい淑やかで抑えめの感情表現の中からも、高まりゆく想いがあふれてきます。愛し合う同士の会話が聞こえてきそう。振付もテクニックもクラシックベースですが、プッチーニの音楽ととてもよく合っていて、繊細な情感が伝わってきて非常に美しいシーンになりました。本番を見るのがとても楽しみです。

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「オペラの「マダム・バタフライ」は物語としては短編でそのままバレエにするとすぐに終わってしまう」ので、あえて付け加えたシーンが出てきます。アメリカ時代、ピンカートンの婚約者ケイトも描かれ、出港から長崎への旅立ち、そして蝶々とのなれそめも描かれます。「どうやってバタフライと出会ってどうして彼女が惹かれたのか入れないと話が繋がらないので、アメリカのシーンが1幕、遊郭のシーンが2幕と創りました」

「セットの規模は大きいのですが、ぼくにとっては普通なんですよね。今まで20作作ってきましたが、実際やってみると、なんてすごいことをやっているんだと思います。一民間バレエ団が、国立バレエ団ができないような発想をして、ここまでやれているということを、日本人として誇りに思ってほしいと思います。この作品は間違いない、ぼくの作品は保証します。『クレオパトラ』もそうだったけど、完璧とは何かをお見せしたい」

つぎに、華やかな花魁道中のシーンのリハーサルが行われました。Resize1809

山田蘭さんを中心に、9人の女性ダンサーが出演しての群舞。全員ポワントを履いていて基本はクラシックですが、その中でも重心を低くしてすり足だったり内股だったりすることで和の雰囲気を出しています。色鮮やかな扇子を持っての華やかな踊りの中で、中心の山田さんは存在感が強く視線の使い方も抜群です。腕の使い方などはいかにも日本舞踊風で、うまくクラシックバレエと融合させています。そこへピンカートンがやってきて、花魁たちの美しさに思わずくらっと倒れそうになります。

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リハーサルの後は、熊川さん、矢内さん、堀内さんへの質疑応答です。

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記者に対しても、感想を求める熊川さん。今までの彼の作品と違った振付のように感じられた、との声に対しては「『クレオパトラ』でも今まで作ったことがないようなパ・ド・ドゥを入れた。陰の動きや内股も取り上げたので、また違ったイメージを受けられたのでは。プッチーニの音楽が素晴らしくダンサーも素晴らしいので、思うがままの感性で振付けて良いものができた」と自信をのぞかせました。

矢内さんは「当時の女性は自分の気持ちを口に出さなかったと聞きました。悲しみや、将来に対する不安な気持ちを出したいけど、それをぐっとこらえることで伝えられるものがあると思います。心の中ではいろんな感情が渦巻いているので、本番ではその気持ちを伝えて行きたい」と語りました。堀内さんは、ピンカートンという日本人の間での唯一のアメリカ人役ということで、偉そうに見えるように意識してきたとのこと。

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今まで上演されてきたオペラの「蝶々夫人」の多くのプロダクションとは違い、日本人による日本が舞台のバレエ「マダム・バタフライ」。見事な和洋折衷ぶりに、海外での上演も考えているのでは?と聞かれた熊川さん。「インパウンド効果を狙います。世界制覇は目的ではなく、あくまでもドメスティックな活動をしています。外国のプロモーターもたくさん観に来る予定なので、招聘されたら喜んで行きたいですが、ぜひ日本に観に来てほしいと思っています」しかし実際に海外に持っていけば、大評判となるのではないかと感じられました。

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最後に熊川さん。「バレエはボーダーレスだと思います。やはりこういう(日本的な)テーマがきっかけで劇場に来て貰えたらと思っています。愛国心という言葉は言いにくい時代ですが、たとえば味噌汁を飲むと「日本人で良かったな~」と自然と出ますよね。それと同じ感覚を必ずや得られると思うんです。お腹を満たす満腹感ではなくて、心を豊かにする清い水のような感覚、それをお伝えいただければと思います」

熊川哲也とK-Ballet Company渾身の新作「マダム・バタフライ」必ずや素晴らしい作品になっているのではと思います。期待しましょう。

【9月24日(火)】放送 NHK総合「おはよう日本」に『マダム・バタフライ』特集で熊川哲也さんが出演予定です。

http://k-ballet.co.jp/news/201909/10_1.html

 

「Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Autumn 2019『マダム・バタフライ』」

http://k-ballet.co.jp/performances/2019madame-butterfly.html

2019年9月27日(金)~29日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

2019年10月10日(木)~14日(月・祝)
東京都 東京文化会館 大ホール

演出・振付・台本:熊川哲也
原作:ジョン・ルーサー・ロング
音楽:ジャコモ・プッチーニ(オペラ「蝶々夫人」)ほか
舞台美術デザイン:ダニエル・オストリング
衣裳デザイン:前田文子

キャスト

マダム・バタフライ:矢内千夏 / 中村祥子 / 成田紗弥
ピンカートン:堀内將平 / 宮尾俊太郎 / 山本雅也
スズキ:荒井祐子 / 前田真由子 / 山田蘭
ボンゾウ:遅沢佑介 / 杉野慧
ゴロー:伊坂文月 / 石橋奨也
花魁:中村祥子 / 山田蘭 / 杉山桃子
ケイト:小林美奈 / 浅野真由香 / 戸田梨紗子
ヤマドリ:高橋裕哉 / 山本雅也
シャープレス:スチュアート・キャシディ

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ボリショイ・バレエ in シネマ Season2018-2019 アンコール上映

好評のボリショイ・バレエ in シネマ Season2018-2019が、Bunkamuraル・シネマにてアンコール上映されます。

https://www.bunkamura.co.jp/topics/cinema/2636.html

ロシアの名門バレエ団ボリショイ・バレエの新作4作を含む計7作品

『ボリショイ・バレエ in シネマ Season2018-2019』
 

◆上映作品◆
ラ・シルフィード…10/20(日)、10/28(月)、11/4(月・振休)
くるみ割り人形…10/19(土)、10/25(金)、11/3(日・祝)
ラ・バヤデール…10/21(月)、10/26(土)、11/1(金)
カルメン組曲/ペトルーシュカ…10/22(火・祝)、10/30(水)、11/7(木)
ドン・キホーテ…10/24(木)、10/29(火)、11/6(水)
黄金時代…10/23(水)、10/31(木)、11/5(火)
眠れる森の美女…10/18(金)、10/27(日)、11/2(土)

◆上映時間◆ 連日18:50スタート

◆会場◆ Bunkamuraル・シネマ

◆料金◆ 全席指定 大人3,600円(税込)/学生2,500円(税込)
※特別興行のため各種割引なし

ドン・キホーテ
DON QUIXOTE

音楽:レオン・ミンクス
振付:アレクセイ・ファジェ-チェフ
台本:マリウス・プティパ 原作:ミゲル・デ・セルバンテス
出演:エカテリーナ・クリサノワ(キトリ)セミョーン・チュージン(バジル)
アレクセイ・ロパレーヴィチ(ドン・キホーテ)オリガ・スミルノワ(森の女王)アンナ・チホミロワ(街の踊り子)クリスティーナ・カラショーワ(メルセデス)

(2016年4月10日収録)

くるみ割り人形
THE NUTCRACKER

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
出演:マルガリータ・シュライナー(マリー)セミョーン・チュージン(くるみ割り人形)デニス・サーヴィン(ドロッセルマイヤー) アレクサンドル・ヴォドペトフ(ネズミの王)

(2018年12月23日収録)※新作

ラ・シルフィード
LA SYLPHIDE

音楽:ヘルマン・セヴェリン・レーヴェンショルド
振付:ヨハン・コボー 原振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
台本:アドルフ・ヌリ、フィリッポ・タリオーニ
出演:アナスタシア・スタシュケヴィチ(シルフィード)セミョーン・チュージン(ジェイムズ)アンナ・バルコワ(占い師マッジ)クセニア・ジガンシナ(エフィ)アルトゥール・ムクルチャン(グエン)

(2018年11月11日収録)※新作

ラ・バヤデール
LA BAYADÈRE

音楽:レオン・ミンクス
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:マリウス・プティパ、セルゲイ・クデホフ
出演:オルガ・スミルノワ(ニキヤ)アルテミー・ベリャコフ(ソロル)オルガ・マルチェンコヴァ(ガムザッティ)アレクセイ・ロパレーヴィチ(ラジャ)ダヴィッド・モッタ・ソアレス(ブロンズ・アイドル)

(2019年1月20日収録)※新作 

眠れる森の美女
THE SLEEPING BEAUTY

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:イワン・フセヴォロジスキ―、マリウス・プティパ
出演:オリガ・スミルノワ(オーロラ姫)セミョーン・チュージン(デジレ王子)アレクセイ・ロパレーヴィチ(悪の精カラボス)ユリア・ステワノワ(リラの精)ヴィタリー・ビクティミロフ(カタラビュット)アルテミー・べリャコフ(青い鳥)アナスタシア・デニソーヴァ(フロリナ姫)

(2017年1月22日収録)

黄金時代
THE GOLDEN AGE

音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ、イサーク・グリークマン
出演:ニーナ・カプツォーワ(リタ)ルスラン・スクヴォルツォフ(ボリス)
ミハイル・ロブーヒン(ヤーシュカ)エカテリーナ・クリサノワ(リューシュカ)

(2016年10月16日収録)

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(ペトルーシュカ)

カルメン組曲/ペトルーシュカ
CARMEN SUITE/PETRUSHKA

<カルメン組曲>
音楽:ジョルジュ・ビゼー、ロジオン・シチェドリン
振付:アルベルト・アロンソ
台本:アルベルト・アロンソ 原作:プロスペル・メリメ「カルメン」
出演:スヴェトラーナ・ザハーロワ(カルメン)デニス・ロヂキン(ドン・ホセ)ミハイル・ロブーヒン(エスカミーリョ)ヴィタリー・ビクティミロフ(コレヒドール)オルガ・マルチェンコヴァ(運命の女神)

<ペトルーシュカ>
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:エドワード・クルグ
出演:デニス・サヴィン(ペトルーシュカ)エカテリーナ・クリサノワ(バレリーナ)ドミトリー・ドロコフ(ムーア人)ヴィヤチェスラフ・ロパティン(魔術師)

(2019年5月19日収録)※新作

世界最高のボリショイ・バレエの今の姿を大画面で観る絶好の機会です。3か国語を駆使してのカテリーナ・ノヴィコワによる幕間のインタビューや解説も臨場感たっぷりで楽しい。シネマシーズンでは基本1回しか上映がありませんでしたが、このアンコールでは各作品3回ずつ上映されますので、見逃された方もぜひ。ロイヤル・バレエのシネマシーズンも今月アンコール上映がありますので、見比べるのも面白いことでしょう。

 

2017-18シーズンに上映されたボリショイ・バレエ『コッペリア』ヴィハレフ復元版のDVDです。主人公のマルガリータ・シュライネルが魅力的です。こちらの日本盤での解説の翻訳を私が担当しています。


ボリショイ・バレエ《コッペリア》[Blu-ray Disc](日本語解説付き)

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2019/09/10

Alexandre Magazineで、佐東利穂子ロングインタビュー

Alexandre Magazineで、勅使川原三郎作品に欠かせないだけでなく、振付家としても花開き始めた唯一無二のダンサー佐東利穂子さんのロングインタビューを行いました。

https://www.alexandremagazine.com/008

美しくシャープでクールな踊りと崇高なまでの存在感を持つ佐東さん。その深いインテリジェンスとダンス、芸術へのあくなき探求心には心打たれましたが、とても率直で魅力的な人柄の持ち主です。崇拝するダンサーにじっくりお話を伺うことができて幸せでした。これからの世界をまたに掛けた活動からも目が離せません。井上ユミコさんによる、アーティスティックな写真と映像もお楽しみください。

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創作という武器も手に入れた、佐東利穂子さん。これからどのようなとてつもないアーティストへと進化し続けるのだろうか。孤高のイメージとは裏腹に、繊細でありながら率直で、フェミニンで、ざっくばらんな彼女は、実に魅力的な大人の女性でした。



​<佐東利穂子 出演情報>​

「Lost in Dance」ストックホルム公演

演出, 照明:勅使川原三郎

出演:勅使川原三郎, 佐東利穂子

日程:9月26,27日

劇場:Dansens Hus

公演webページ:https://dansenshus.se/en/event/lost-in-dance/

 

「幻想交響曲」パリ公演

日程:10月4日

劇場:フィルハーモニー・ド・パリ

演奏:リヨン国立管弦楽団

ダンス:勅使川原三郎、佐東利穂子

公演webページ:https://philharmoniedeparis.fr/fr/activite/concert/20497-teshigawara-sato-symphonie-fantastique?date=1570213800

 

勅使川原三郎×東京バレエ団「雲のなごり」

日程:10月26日(土)14:00

日程:10月27日(日)14:00

劇場:東京文化会館

演出, 振付, 照明, 美術:勅使川原三郎

出演:佐東利穂子

     沖香菜子、三雲友里加、柄本弾、秋元康臣、池本祥真(以上東京バレエ団)

公演webページ:https://www.nbs.or.jp/stages/2019/teshigawara/index.html

 

・アップデイトダンスNo.66 「新作」

日程:11月2日(土) 16:00

日程:11月3日(日) 16:00

日程:11月4日(月) 20:00

日程:11月5日(火) 20:00

劇場:カラス・アパラタス

演出, 照明:勅使川原三郎

出演:勅使川原三郎、佐東利穂子

公演webページ:http://www.st-karas.com

2019/09/08

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/2019』バレエ6作品アンコール上映

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19』にて​今シーズン上映されたバレエ6作品とオペラの人気作品が、TOHOシネマズ シャンテとTOHOシネマズ 日本橋限定で、2019年9月20日よりアンコール上映されます。

http://tohotowa.co.jp/roh/

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ロンドンのコヴェント・ガーデン、英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたロイヤル・バレエ団、ロイヤル・オペラによる世界最高峰のバレエとオペラを全国の映画館で鑑賞できる『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン』

すべての上映作品に、ロイヤル・オペラ・ハウスで人気の高いナビゲーターによる舞台裏でのインタビューや特別映像等が追加されており、そのボリュームある内容や迫力ある音響で、日本にいながらも実際の劇場で観劇しているような臨場感を味わう事が出来るとともに、大スクリーンに映し出されるひとつひとつ細やかな表情や美しい映像を楽しめると、世界中で人気を博しています。

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ロミオとジュリエット ROMEO AND JULIET. Matthew Ball as Romeo, Yasmine Naghdi as Juliet. (c) ROH, 2015. Photographed by Alice Pennefather

ロイヤル・バレエでは日本人ダンサーも最近目覚ましい活躍を見せています。『ドン・キホーテ』では、高田茜が初の全幕主演を務め、ファーストソリストの金子扶生も森の女王役で出演 。平野亮一はマシュー・ボーン演出の『白鳥の湖』主演で日本でも話題沸騰となったマシュー・ボールとともに、トリプルビルの新作『メデューサ』に出演しており、その活躍ぶりを大スクリーンで間近に感じることができます。

その他、バレエのアンコール上映は『くるみ割り人形』『ロミオとジュリエット』など王道の名作から、近年のチャレンジングな作品まで幅広い演目がラインナップ。『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19』の演目を映画館の大スクリーンで見ることが出来る最後のチャンスとなるので見逃せません。

なかでも、日本ではまず観ることができない傑作トリプルビル『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』(クリストファー・ウィールドン)『メデューサ』(シディ・ラルビ・シェルカウイ)『フライト・パターン』(クリスタル・パイト)はおすすめです。マリアネラ・ヌニェスとナタリア・オシポワ、ワディム・ムンタギロフという最強プリンシパルトリオが火花を散らす『ラ・バヤデール』では、影のヴァリエーションに高田茜さんと崔由姫さんが登場するという贅沢な趣向。また、8月下旬に上映されていた『ロミオとジュリエット』はヤスミン・ナグディとマシュー・ボールという、若くみずみずしいペアの、今しか観られない瞬間を切り取った素晴らしい上演なので、こちらもぜひ。

幕間のインタビューやメイキングの中では、後日のDVDリリースなどでは観られない貴重な映像もあります。

<上映予定作品>

【9月20日(金)】 
ロイヤル・バレエ 『うたかたの恋』

出演:スティーヴン・マックレー、サラ・ラム、ラウラ・モレーラ

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【9月21日(土)】
ロイヤル・バレエ 『ラ・バヤデール』

出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、ナタリア・オシポワ

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【9月22日(日)】
ロイヤル・バレエ 『くるみ割り人形』

出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、ギャリー・エイヴィス、アナ・ローズ・オサリヴァン、マルセリーノ・サンベ

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【9月23日(月・祝)】
ロイヤル・バレエ 『ドン・キホーテ』

出演:高田茜、アレクサンダー・キャンベル、金子扶生

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Akane Takada and Alexander Campbell in The Royal Ballet's Don Quixote (c) ROH 2019. Photo by Andrei Upenski

【9月24日(火)】
ロイヤル・バレエ 『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー / メデューサ / フライト・パターン』

「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ、アレクサンダー・キャンベル、ベアトリス・スティクス=ブルネル

「メデューサ」ナタリア・オシポワ、マシュー・ボール、平野亮一

「フライト・パターン」クリステン・マクナリー、マルセリーノ・サンベ

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【9月25日(水)】
ロイヤル・バレエ 『ロミオとジュリエット』

出演:ヤスミン・ナグディ、マシュー・ボール

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『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/2019』アンコール上映
 
【9月20日(金)】 
ロイヤル・バレエ 『うたかたの恋』
【9月21日(土)】
ロイヤル・バレエ 『ラ・バヤデール』
【9月22日(日)】
ロイヤル・バレエ 『くるみ割り人形』
【9月23日(月・祝)】
ロイヤル・バレエ 『ドン・キホーテ』
【9月24日(火)】
ロイヤル・バレエ 『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー / メデューサ / フライト・パターン』
【9月25日(水)】
ロイヤル・バレエ 『ロミオとジュリエット』
【9月26日(木)】
ロイヤル・オペラ 『運命の力』
※TOHOシネマズ 日本橋のみ上映
ロイヤル・オペラ 『椿姫』
※TOHOシネマズ シャンテのみ上映
■配給:東宝東和
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/   
なお、「うたかたの恋」(マイヤリング)はBlu-Ray/DVDが発売されたばかりです。私が日本語解説付き盤の解説文、あらすじの翻訳を担当しています。

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20』のラインアップもすでに発表されています。

http://tohotowa.co.jp/roh/news/2019/08/16/1920/

ロイヤル・バレエ『コンチェルト』『エニグマ変奏曲』『ライモンダ第3幕』
ロイヤル・バレエ『コッペリア』
ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』
ロイヤル・バレエ  キャシー・マーストン新作 リアム・スカーレット新作
ロイヤル・バレエ 『白鳥の湖』
ロイヤル・バレエ 『ダンテ・プロジェクト』

ロイヤル・オペラ『ドン・ジョバンニ』
ロイヤル・オペラ『ドン・パスクワ-レ』
ロイヤル・オペラ『ラ・ボエーム』
ロイヤル・オペラ『フィデリオ』
ロイヤル・オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』
ロイヤル・オペラ『エレクトラ』

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