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2019/08/14

新国立劇場バレエ団、吉田都さんの芸術監督就任第一作目演目はライト版『白鳥の湖』

8月7日、8日に吉田都さんの引退公演「Last Dance」が行われました。都さんがバレエを通して伝えたいことが詰まった、本当に温かく美しく感動的で素晴らしい公演でした。出演者も演目も構成も完璧でした。

都さんが大事に踊ってきたレパートリーが上演され、その中でも代表作のアシュトン『シンデレラ』の3幕のソロで、キラキラのガラスの靴を取り出した時に、このガラスの靴こそが、都さんが愛してやまなかったバレエの象徴なんだと思ったら、じわ~と涙が出てきました。日本の主要バレエ団のプリンシパルとの共演を果たした『誕生日の贈り物』も華やかでした。また、ロイヤル・バレエでパートナーシップを築いたフェデリコ・ボネッリ、イレク・ムハメドフとの共演を見られたのも嬉しかったです。最後の演目、ピーター・ライトの『ミラー・ウォーカーズ』でムハメドフに優しくリフトされながら舞台を去っていく少女のような都さんは、とても満たされた幸せそうな表情でした。多くの人に祝福され、見事なキャリアの幕切れを見せてくれました。テレビ収録されていたので、放映が楽しみです。

このLast Danceで都さんが踊った作品の一つが、ピーター・ライト版の『白鳥の湖』の4幕冒頭でした。パ・ド・シスの音楽を使ったドラマティックで悲劇的なパ・ド・ドゥ。都さんがオデットのラインを美しく出していて、ボネッリの献身的なサポートも素晴らしかったです。このライト版『白鳥の湖』は、バーミンガム・ロイヤル・バレエのレパートリーに入っており、都さんがバーミンガム・ロイヤル・バレエ(当時はサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ)時代に初めて主演を飾った作品でもあります。

そのピーター・ライト版『白鳥の湖』が、新国立劇場舞踊部門 吉田都さんの芸術監督就任第一作目の演目に決定しました。(新国立劇場バレエ団2020/2021シーズン開幕公演)シーズンラインアップの全貌は2020年1月に発表されるとのことです。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_015857.html

ピーター・ライト版『白鳥の湖』は、心理描写にも定評がある演出で、とてもドラマティックです。スウェーデン王立バレエのレパートリーにもなっており、DVD化されています(ただし廃盤)。現在の牧阿佐美版は淡白な作りで、4幕にはパ・ド・ドゥがないので盛り上がらないという欠点がありました。今後はピーター・ライト版となるのは喜ばしい限りです。


サー・ピーター・ライトと吉田都さんの師弟関係は皆さまご存知の通りであり、都さんはライト作品の振付指導も手掛けています。そして「Last Dance」でもピーター・ライトの感動的なメッセージビデオが多くの方の胸を打ちました。あとは、『くるみ割り人形』も人気のライト版に変更で来たら嬉しいですよね。

とにかく吉田都さんが率いることになる新国立劇場バレエ団が楽しみになってきました。

 

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