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2019/06/19

勅使川原三郎ソロ・ダンス「マネキン 人形論」アップデイトダンスNo.63

KARASでは、6/17(月)より、荻窪のカラス・アパラタスにおいて、勅使川原三郎さんのソロダンス、
アップデイトダンスNo.63「マネキン 人形論」を上演中です。

http://www.st-karas.com/news_jp/

Updatedance63

シアターXでの「シナモン」 に続き、ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの原作に基づいたシリーズの最新作です。

「シュルツ全小説」に収められている 原作「マネキン人形論」は、短い小説ですが、なかなか難解な作品で、冬の風景が浮かんでくるようなテキストが非常に美しい「シナモン」の原作「肉桂色の店」(同じく「シュルツ全小説」に収録)とは対照的です。

初日に、公演を観てきました。舞台はまさに耽美的な勅使川原ワールドが炸裂。美しいマネキン人形が2体と、人間とも人形ともつかない舞台奥の白い服の少女、カタカタと音を立てて鳴るミシン、そして鏡が配置されています。妖しい舞台空間の中、赤い服をまとった勅使川原さんのダンスは鮮やかで万華鏡のように変化します。

Img_4036

佇んでいるだけなのに、まるで生きているようなマネキン人形、舞台奥に腰かけた人形のような生身の少女のような存在、生物と非生物、生と死の危うい境界線上で勅使川原さんはノンストップで七変化し、いろんな存在に変身しながらも、このマネキン人形たちと魂を触れ合おうとしているようでした。真っ赤なシャツが似合い、なまめかしくも鮮烈なダンスで生命の煌めきを感じさせました。勅使川原さんという人自身が、もう人を超越しているような存在なのだから、ますます不可思議な世界が展開します。繊細に光を調整できるアパラタスならではの、とても細かく絞った照明も、非現実的な世界観を作り上げるのに貢献していました。さしずめ「コッペリア」勅使川原版と言えるかもしれません。

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65歳の今も、ますます踊りは磨かれしなやかで力強く、自在に時空を操る魔術師の勅使川原さん。間近で圧倒的なパフォーマンスを観る貴重な機会は来週火曜日まで続きます。

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アップデイトダンス No.63
「マネキン 人形論」

原作 ブルーノ シュルツ

演出・照明・美術・出演 勅使川原三郎

僕の見知らぬ青白い蝋のような手は、伸ばした天使の手のひらのようだった。
光り輝く絵、他人の手の下から出来上がるような絵、染み入るような色と影。
次の瞬間目を開けると、色は消え全てが灰色の濃淡でしかなかった
形があやふやで不毛な倦怠の時代、思い出をカンナで削り取り磨き上げられた僕は
マネキン人形と微笑み合い、二人は時間に輪郭と重さ軽さを与える旅に出た。

勅使川原三郎

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 ____________________________

【公演日程】
2019年 
 6月17日(月) 20:00
 6月18日(火) 20:00
 6月19日(水) 20:00
 6月20日(木) 20:00
 6月21日(金) 休演日
 6月22日(土) 16:00
 6月23日(日) 16:00
 6月24日(月) 20:00
 6月25日(火) 20:00 

 【会場】
カラス・アパラタス/B2ホール

 【料金】
一般/予約 3,000円・当日 3,500円 
学生/予約・当日 2,000円

 【予約方法】
メール updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイト予約No.63」として、
本文にご希望の日付・一般または学生・枚数・郵便番号・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください

【問合せ】
TEL. 03-6276-9136 カラス・アパラタス

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