BlogPeople


2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

ブログパーツ

  • HMV検索
    検索する
無料ブログはココログ

« 勅使川原三郎&佐東利穂子「月に憑かれたピエロ」「ロスト・イン・ダンスー抒情組曲ー」 | トップページ | Optoによる「optofile_touch」さいたまと愛知公演、ワークショップ »

2018/11/30

マリインスキー・バレエ来日公演『ドン・キホーテ』、U25当日券、レナータ・シャキロワのインタビュー記事

マリインスキー・バレエの来日公演が現在行われています。

https://www.japanarts.co.jp/mariinsky2018/

Resize1541
(記者会見より。記者会見レポートはまた別途書きます)

初日のヴィクトリア・テリョーシキナ、キミン・キム主演の舞台は圧巻でした。クラシック・バレエの魅力のすべてが詰まっていて、ソリストは皆超一級のパフォーマンスを見せてくれました。街の踊り子にコンダウーロワという贅沢なキャスティング。

テリョーシキナはカンパニーのトッププリマなのを実感しました。彼女のテクニック、魅せ方、音楽性、全て超一流でした。一幕はチャキチャキの元気な姉御キトリで、カスタネットのヴァリエーションの音楽への合わせ方がお見事。2幕は優雅なドルシネアで女王の風格、長い手足を美しく操ります。3幕はとても素早いヴァリエーション、パ・ド・シェヴァルのアクセント小気味良く、グランフェッテは高速でダブルの時に扇子を頭上に開閉する技を使いながら超安定していました。狂言自殺のシーンでは意外と可愛らしいところも見せてくれました。

そしてバジルのキミン・キム、ウィーン国立バレエの「海賊」に続き、またやってくれました!一幕の途中の、エスパーダの後に舞台に入っていくところのジュッテ、跳び上がってからさらに一段高く浮かび上がるし、3幕のヴァリエーションの一小節全部連続5回のトゥールアンレールとか、コーダのマネージュでも、降りて来ないのではというアティチュード・ジュッテとか、どよめきが起きました。しかもテクニックがあるだけでなくて、芝居心もしっかり持ち合わせていて、一幕のバジルの剽軽なマイムや狂言自殺でのコミカルな表現もわかりやすくて、キャラクターが伝わってきました。この人どこまで進化するんだろう!早くまた観たい。(ガラ公演と、8日マチネの「白鳥の湖」で観られますが)

テリョーシキナとキミンって背格好的にもすごくマッチしているし、一緒に踊る時の腕の角度も綺麗にそろっていて、コミュニケーションもしっかりとれている、テリョーシキナがお姉さんとしてリードしているけど、いいペアだなと実感しました。

街の踊り子とエスパーダ、コンダウーロワとズヴェレフ。この2人がまた大人の超いい女といい男で素敵すぎでした。美しく華やかで気っ風のいいコンダウーロワ、背中の反りと巧みなマント使いと美しいエポールマンでセクシーなズヴェレフ、この2人の組み合わせはぴったりです。一幕のテリョーシキナとコンダウーロワは2人とも素足で、脚の筋肉がくっきり見えて二人共すらりとした美脚です。

そして夢の場面では、永久メイさんとマリア・ホーレワ、本物の妖精のような若い2人に釘付けです。永久さんは、腕のニュアンスとか顔のつけ方もいいし、軽やかで可憐なキューピッドが似合いすぎます。ホーレワは、アントラッセの後ろ脚のしなり方がすごい柔軟な肢体、美しいアラベスク。現実とは思えないくらいの優雅で美しい手脚です。

ベテランと若いダンサーがいい感じでお互いの良さを引き出していて、カンパニー全体の勢いも感じられました。カーテンコールが一度終わっても拍手やまず総スタンディング・オベ―ションも納得の最高の舞台でした。マリインスキー・バレエが、今もなおクラシック・バレエの最高峰であることを実感しました。


さて、今回のマリインスキー・バレエ来日公演は、新しい試みとしてU25チケットが導入されました。素晴らしい試みですね。

マリインスキー・バレエの全公演を対象に、U25(25歳以下)の方を対象にした特別鑑賞券を発売いたします。
これは、若い方々に劇場で舞台を鑑賞する機会をたくさん持って欲しいという願いから行うもの。
開演30分前に、チケットがある場合に限り実施いたします。
以下をご確認の上、年齢を確認できる身分証明書をご持参ください。
◆開演30分前に販売いたします。当日券で売り切れになった場合は、実施いたしません。
※各公演の開演時間は、特設サイトでご確認ください。
◆ 一律 5,000円です。現金精算のみの受付です。
◆ 座席選択はできません。


そして、28日の昼間に、「ドン・キホーテ」の公開リハーサルが行われ、3幕まで通して観ることができました。主演はレナータ・シャキロワとティムール・アスケロフ、街の踊り子にはエカテリーナ・コンダウーロワ。写真を撮影する許可を頂いたので、いくつか掲載します。

Resize1545

Resize1557

Resize1560

Resize1547

キュートでお転婆なシャキロワはキトリにぴったり。美しい脚、大きな跳躍、明るく華があります。アスケロフは美脚。花売り娘の一人は石井久美子さんで、やはりプロポーション、踊りともとっても綺麗。シャキロワの三幕ヴァリエーションとグランフェッテはお見事の一言でした。まだ23歳の彼女がマリインスキーの来日公演で2回キトリを演じる訳がよくわかりました。連続パッセの速くて正確なこと。グランフェッテはトリプルも入り、扇子を広げて片腕アンオーや前で扇子を開くなど華やかこの上ないし、超高速です。とんでもない逸材なのがわかりました。彼女は11月29日の「ドン・キホーテ」に主演しましたが、もう一日、12月5日の「ドン・キホーテ」にも主演します。こちらの公演を観る予定です。

そして、そのリハーサルを終えたレナータ・シャキロワにインタビューさせていただきました。小柄ですがキラキラした大きな瞳でとても可愛らしく明るい性格の23歳です。

Resize1517

http://www.japanarts.co.jp/news/news.php?id=3625

彼女の舞台を観れば、きっとその魅力のとりこになること請け合いです。


マリインスキー・バレエは現在兵庫で公演中ですが、12月1日から「マリインスキー・バレエのすべて」ガラがあり、そして「ドン・キホーテ」、「白鳥の湖」と続きます。私も各プログラム2回ずつは観る予定なので、楽しみです!

マリインスキー・バレエ
11.28[水] 18:30 「ドン・キホーテ」ヴィクトリア・テリョーシキナ/キミン・キム
11.29[木] 14:00 「ドン・キホーテ」レナータ・シャキロワ/ティムール・アスケロフ
12.5 [水] 18:30 「ドン・キホーテ」レナータ・シャキロワ/フィリップ・スチョーピン
12.2 [日] 18:00 「マリインスキーのすべて」
12.3 [月] 18:30 「マリインスキーのすべて」
12.6 [木] 18:30 「白鳥の湖」ヴィクトリア・テリョーシキナ/ウラジーミル・シクリャローフ
12.7 [金] 18:30 「白鳥の湖」エカテリーナ・コンダウーロワ/ティムール・アスケロフ
12.8 [土] 12:00 「白鳥の湖」ナデージダ・バトーエワ/キミン・キム
12.8 [土] 18:00 「白鳥の湖」エカテリーナ・オスモールキナ/ザンダー・パリッシュ
12.9 [日] 14:00 「白鳥の湖」ヴィクトリア・テリョーシキナ/ウラジーミル・シクリャローフ
⇒ 公演詳細はこちらから>

« 勅使川原三郎&佐東利穂子「月に憑かれたピエロ」「ロスト・イン・ダンスー抒情組曲ー」 | トップページ | Optoによる「optofile_touch」さいたまと愛知公演、ワークショップ »

バレエ(国内公演情報)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 勅使川原三郎&佐東利穂子「月に憑かれたピエロ」「ロスト・イン・ダンスー抒情組曲ー」 | トップページ | Optoによる「optofile_touch」さいたまと愛知公演、ワークショップ »