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2018/11/11

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクール結果

毎年恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが、11月9日、10日に開催されました。

11月9日の男子の結果
https://www.operadeparis.fr/en/news/results-of-the-competition-to-promote-the-ballet-of-the-opera-national-of-paris-1

プルミエ・ダンスールに昇進

マルク・モロー


スジェに昇進

アクセル・マリアーノ
アントワーヌ・キルシャー


コリフェに昇進

Leo De Busserolles
Andrea Sarri


<順位>

カドリーユ
課題曲:ヌレエフ版「ラ・バヤデール」2幕、ソロルのヴァリエーション

1. Léo De Busserolles - promoted
2. Andrea Sarri - promoted
3. Chun-Win Lam
4. Milo Bishop

自由演目で踊った作品
Leo de Busserolles: La Sylphide , Act II, first variation of James (Pierre Lacotte)
Andrea Sarri: Donizetti pas de deux (Manuel Legris)

3位で惜しくも昇進にならなかったChun-Win Lamは、香港出身で、今年のヴァルナ国際コンクールに出場してファイナリストとなり、アーティスティック・プレゼンテーション賞を受賞しています。


コリフェ
課題曲:ヌレエフ版「眠れる森の美女」3幕パ・ド・サンク

1. Axel Magliano - promoted
2. Antoine Kirscher - promoted
3. Thomas Docquir
4. Simon Le Borgne
5. Florent Mélac
6. Alexandre Gasse

自由演目で踊った作品
Axel Magliano: Swan Lake , slow variation of Siegfried (Rudolf Nureyev)
Antoine Kirscher: Dances at a gathering , first variation of the Dancer in brown (Jerome Robbins)


スジェ
課題曲:ヌレエフ版「ライモンダ」3幕ジャン・ド・ブリエンヌのヴァリエーション

1. Marc Moreau - promoted
2. Francesco Mura
3. Pablo Legasa
4. Florimond Lorieux
5. Daniel Stokes
6. Yann Chailloux

自由演目で踊った作品
Marc Moreau: Manfred (Rudolf Nureyev)


プルミエに昇進したマルク・モローは、「スーパー・バレエレッスン」に出演したり、マニュエル・ルグリのグループ公演でも来日しているなじみ深いダンサー、2004年入団なのでベテランになってきました。
惜しくも2位のフランチェスコ・ムーラはイタリア出身で、やはり今年のヴァルナ国際バレエコンクールに出場し、銅賞を受賞。また若手ダンサーに贈られるカルポー賞も今年受賞しました。3位のパブロ・レガサはスジェながら「ドン・キホーテ」のバジル役に抜擢されている注目の一人。4位のフォロリモン・ロリューはサバティカルを取得して2年間、ボストン・バレエで活動し、主演もしていました。最有力候補の一人だったジェレミー・ルー・ケールは残念ながら今回のコンクールには出場しませんでした。
プルミエへの昇進試験に出場したダンサーは7人しかいなかったとのこと。順位が付かなかったのは、セバスチャン・ベルトーでした。


11月10日の女子の結果

プルミエール・ダンスーズに昇進

マリオン・バルボー
エロイーズ・ブルドン


スジェに昇進

ビアンカ・スクーダモア


コリフェに昇進

Victoire Anquetil
Naïs Duboscq


<順位>

カドリーユ
課題曲:「パキータ」第2ヴァリエーション(ヴィノグラードフ版)

1. Victoire Anquetil - promoted
2. Naïs Duboscq - promoted
3. Bleuenn Battistoni
4. Seohoo Yun
5. Camille de Bellefon
6. Célia Drouy

自由演目で踊った作品
Victoire Anquetil : Don Quixote , Act III, variation of Kitri (Rudolf Nureyev)
Naïs Duboscq : Grand Pas Classique (Victor Gsovsky)

コリフェ
課題曲:ブルメイステル版「白鳥の湖」パ・ド・カトルの第1ヴァリエーション

1. Bianca Scudamore - promoted

スジェに昇進したビアンカ・スクーダモアは、オーストラリア出身で、ローザンヌ国際バレエコンクールに出場してパリ・オペラ座学校に入学。入団してからは飛ぶ鳥を落とす勢いで、すでにエトワール有力候補と言われています。今年のヴァルナ国際バレエコンクールにフランチェスコ・ムーラと共に出場し、銀賞に輝きました。また、若手ダンサーを表彰するカルポー賞も受賞しました。コリフェは2枠あったのですが、1人しか昇進しませんでした。

自由演目で踊った作品
Bianca Scudamore : The Four Seasons , Spring Variation (Jerome Robbins)


スジェ
課題曲:ノイマイヤー振付「くるみ割り人形」2幕ルイーズのヴァリエーション

1. Marion Barbeau - promoted
2. Héloïse Bourdon - promoted
3. Silvia Saint-Martin
4. Ida Viikinkoski
5. Roxane Stojanov
6. Marine Ganio

自由演目で踊った作品
Marion Barbeau: The Sleeping Beauty , Act II, Variation of the Vision (Rosella Hightower)
Héloïse Bourdon: Other Dances , second variation (Jerome Robbins)

プルミエール・ダンスーズに昇進したのは、マリオン・バルボーエロイーズ・ブルドン。バルボーは、シェルカウイ、ロック、ピタが振付けてDVDにもなる「くるみ割り人形」(「イオランタ」と同時上演)に主演しています。エロイーズ・ブルドンは、パリ・オペラ座の中で古典を得意とし、スジェ時代から「白鳥の湖」や「ラ・バヤデール」に主演、マリインスキー国際バレエフェスティバルに招かれ、マリインスキー・バレエでも「白鳥の湖」に主演しています。昇進試験に弱くて、何回挑戦してもなかなか上がれなかったのですが、ついにプルミエール・ダンスーズに昇進を決めました。人気の高いダンサーだっただけに、喜びの声が聞こえてきます。

パリ・オペラ座バレエの昇進は、試験当日のパフォーマンスだけでなく、日ごろの舞台も評価されているとのことですが、一発勝負なので大変厳しいものです。シーズン中にコンクール向けの練習もしなければなりません。パリ・オペラ座バレエはヒエラルキーが最優先のバレエ団なのですが、近年はクラシックバレエの上演が減っており、コンテンポラリー作品ではあまり階級が関係なくキャスティングされることも多いようです。

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