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2018/10/27

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の2019年METシーズン、ボッレのABTフェアウェル

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の2019年春のメトロポリタン・オペラ(MET)シーズンが発表されています。

https://www.abt.org/abt-2019-spring-season-announced/

公演一覧
https://www.abt.org/performances/spring-season/

現在METシーズンは8週間開催されていますが、オペラ公演の需要が高く、一方巨大なメトロポリタン・オペラハウスを埋めるのが、現在のABTにとっては難しいという事情があり、2021年からは3週間短縮され、5週間となります。4000席もの劇場を満席にできるのは、ミスティ・コープランドと、現在はゲストとして時々出演するナタリア・オシポワだけとなっています。
https://www.dancemagazine.com/abt-met-season-2606238143.html

古典全幕作品が中心となっているMETシーズンですが、2019年は、新しい物語バレエがレパートリー入りすることになりました。ローザンヌ国際バレエコンクールのコンテンポラリー・ヴァリエーションの課題作品を提供している女性振付家、キャシー・マーストンがノーザン・バレエのために振付けた「ジェーン・エア」(シャーロット・ブロンテによる名作小説のバレエ化)で、ジョフリー・バレエとの共同制作となります。2016年に振付けられたこの作品は、非常に評価が高いものとなっています。

ノーザン・バレエでの「ジェーン・エア」作品紹介
https://northernballet.com/jane-eyre

アレクセイ・ラトマンスキーが常任アーティストに就任して10周年を記念して、新作が一作品振付けられ、オープニングガラで披露されると共に、ラトマンスキー作品の夕べとして上演されます。新作はグラズノフの「四季」に振付けられた作品。これに加えて、2009年にラトマンスキーが初めてABTのために振付けた「ドニエプル川の岸辺で」(音楽:プロコフィエフ)と、「Songs of Bukovina」(音楽:Leonid Desyatnikov)の3作品のトリプルビルが上演されます。

さらに、ラトマンスキー振付の全幕作品、「眠れる森の美女」、「アレキナーダ」、「ホイップクリーム」もぞれぞれ上演されます。

トリプルビルとしてはもう一つ、ABTとゆかりのあるトワイラ・サープ作品の夕べも上演されます。初めてABTのレパートリー入りする「Deuce Coupe」と、30人のダンサーによって踊られる「The Brahms-Haydn Variations」、そして世界中のバレエ団で踊られているハイパワーの人気作品「イン・ジ・アッパー・ルーム」の3作品です。

2007年に初めてABTの舞台に立ち、以後プリンシパルとして活躍してきたロベルト・ボッレが、ABTの舞台に別れを告げます。7月17日、20日の「マノン」公演です。ボッレはもちろん、引き続きダンサーとして活動を続けます。近年では本拠地のミラノ・スカラ座への出演だけでなく、世界中のバレエ団へのゲスト出演や、自身の「ロベルト・ボッレ&フレンズ」の活動などで忙しく、ABTへの出演は年1~2演目にとどまっていました。

「マノン」の他、「海賊」、「白鳥の湖」というおなじみの古典全幕作品も上演されます。


ABTは、METシーズンが発表されると共に、早々とキャスティングを発表する数少ないカンパニーの一つです。
注目のキャスティングをいくつか紹介します。

長い怪我との戦いの後復帰したデヴィッド・ホールバーグですが、ABTへの出演は「マノン」(2回)と「白鳥の湖」(1回)と極めて少ないものになっています。一方で、ロイヤル・バレエでは「ロミオとジュリエット」に出演するなど、ゲスト出演が多くなっています。

多くの人気スターが引退し、前述のように客を呼べるスターがミスティ・コープランドただ一人になってしまいました。ジリアン・マーフィーは技術の衰えは見られず、相変わらずのトップスターとしての活躍を見せてくれていますが、彼女も今や40歳。ダニール・シムキンはベルリンに本拠地を移し、ABTにも籍を残すものの、出演回数は減ってしまっています。若手ダンサーを育てるのが急務となっています。

その中で、注目されているのは、まだコール・ド・バレエのアラン・ベル。YAGPを扱ったドキュメンタリー映画「ファースト・ポジション」では小さくて可愛かった彼も、大人になりました。2016年にABTに研修生として入団し、2017年に正式団員に。そしていきなり「ロミオとジュリエット」のロミオ役に抜擢されます。今年の冬の「くるみ割り人形」では王子、そして2019年METシーズンでは、「白鳥の湖」のジークフリート王子、「眠れる森の美女」のデジレ王子、そして「海賊」のランケデムと主要な役に抜擢されました。長身でハンサムな彼が、次のスター候補性と目されているようです。

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