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2018年8月

2018/08/31

K-Ballet Company『ロミオとジュリエット』『ドン・キホーテ』を8/31に放映

K-Ballet Companyでは、

10月12日より『ロミオとジュリエット』
http://www.k-ballet.co.jp/performances/2018romeoandjuliet

11月16日より『ドン・キホーテ』を上演します。
http://www.k-ballet.co.jp/performances/2018donquixote


それに伴い、熊川哲也さん 主演の過去公演を8月31日(金)午後6時半から2公演連続でTBSチャンネルで放送します。

『ドン・キホーテ』 http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o1165/
『ロミオとジュリエット』 http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o2183/

熊川哲也出演 Kバレエカンパニー
「ロミオとジュリエット」(2009年10月Bunkamuraオーチャードホール公演)
出演
熊川哲也(ロミオ)、ロベルタ・マルケス(ジュリエット)

熊川哲也出演 Kバレエカンパニー
「ドン・キホーテ」(2004年11月Bunkamuraオーチャードホール公演)
出演
熊川哲也(バジル)、荒井祐子(キトリ)


nなお、今年5月に上演し客席が笑い声と高揚感に包まれ好評を博した『コッペリア』が、今度は映画となります。11/3(土)より全国38劇場にて上映。初日には舞台挨拶も開催されるとのこと。
http://www.k-ballet.co.jp/news/view/2207

【11/3(日)開催:初日舞台挨拶 会場・時間】

■ユナイテッド・シネマ豊洲
舞台挨拶:10時00分~10時30分
本編:10時30分~12時10分
登壇者(予定):小林美奈/山本雅也/S.キャシディ

■ユナイテッド・シネマ浦和
舞台挨拶:13時00分~13時30分
本編:13時30分~15時10分
登壇者(予定):小林美奈/山本雅也/S.キャシディ

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2018/08/29

KARAS APPARATUS 勅使川原三郎・佐東利穂子デュオ最新作「幻」-maboroshi- アップデイトダンスNo.45

勅使川原三郎さんとKARASの劇場、スタジオ、ギャラリーであるカラス・アパラタスは、この8月で6年目に入りました。

記念公演第1弾アップデイトダンスNo.53「火傷の季節」が先週上演されていましたが、すさまじかったです。

勅使川原さんの変幻自在の超人的ソロに酔いました。舞狂人とでも言うべきか。クラシックからパンクロックまで様々な音楽に乗せる驚異の音楽性、子供から老人、悪魔や動物に化けて見せる。白眉はジミ・ヘンドリックスのインプロにぴったり合わせて音楽そのものとなった舞。まるでジミヘンとセッションしている楽器になったいました。パンクロックと「子犬のワルツ」をリミックスした音楽と踊ったり、音楽ごとに踊りの質感を変えていくけど、60分ノンストップ。

このジミヘンインプロヴィゼーションソロには、最近の勅使川原さんのパフォーマンスはほとんど観ている私にとっても驚愕だった。スピードといい音楽への見事なシンクロといい、一つ一つの音を拾っていてあり得ないものを目撃した感。終わった後に滝のように滴り床に池を作る汗を見て、勅使川原さんは人間だった、と確認した次第。こんなダンサーは他にいないといえます。

勅使川原さんは10歳の時に大火傷をして、紫外線治療をした時の独特の「冷たい匂い」が好きだったという夏の記憶からこの作品を作ったとのこと。終演後のトークでも息を切らせることなく、何事もなかったように話す。佐東利穂子さんは不在だったけど、最初に音声で彼女のニャーというかわいらしい声を聴くことができました。そして終盤には、勅使川原さんの語り(録音)も入っていました。「伝えようとは思わない」「ひたすら表現する」という、芸術家としての決意表明のようでした。

佐東利穂子さんが不在だったのはパリで別の作品のリハーサル中だったためです。
フランスのコート・サン=アンドレでのベルリオーズ・フェスティバルで、8/26にフランスのラ・テンペットというバロックアンサンブルと共演しました。
曲はモンテベルディの聖母マリアの夕べの祈りVespro della Beata Vergineという教会音楽で、2時間以上の作品ですが、その中のいくつかの曲で踊りました。
ベルリオーズ・フェスティバル。
https://www.festivalberlioz.com/Vepres-de-la-vierge

その佐東さんも帰国し、6周年記念公演の第2弾として、8/31から上演予定のアップデイトダンスNo.54「幻」が上演されます。

Updatedance54


「幻」は、目に見えない何か、耳に聞こえない何か、しかし確かにそこに存在する何かと向き合う作品です。
勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの最新のデュエットで、これも必見でしょう。
これだけのクオリティの高いダンスが、小さな空間で低価格で観られる贅沢さ。

幻 ファンタスム
降り積もる初雪のような幻
幻は夢ではない 現実の上に折り重なる幻
あなたは不可思議な確かさを求めて 現実に思いを投影し
明解な輪郭のない実像を得る 幻を
身体に密着していない半透明のそれは幻
現実は幻と共に
幻を招く人


カラス アパラタス6周年記念公演 第2弾
勅使川原三郎+佐東利穂子デュエット
アップデイトダンスNo.54「幻」

出演 佐東利穂子 勅使川原三郎
演出・照明 勅使川原三郎

http://www.st-karas.com/camp0713-2/

【料 金】一般 / 予約 3,000 円[当日 3,500 円]・ 学生 / 2,000 円 (予約当日共に)
【予 約】updatedance@st-karas.com *全席自由
件名を「アップデイトNo.54」とし、ご希望の日付・住所・氏名・一般または学生・当日連絡のつく電話番号を記入のうえ送付
メール予約受付は各回とも前日の24時まで。学生の方は当日受付で学生証を提示。

【公演日程】
8月31日(金)20:00
9月1日(土)20:00
9月2日(日)16:00
9月3日(月)20:00
9月4日(火)休演日
9月5日(水)20:00
9月6日(木)20:00
9月7日(金)20:00
9月8日(土)16:00

開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

【会場】カラス・アパラタス/B2ホール
    TEL. 03-6276-9136

2018/08/26

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18 バレエ作品アンコール上映

現在、ロイヤル・バレエの新制作『白鳥の湖』が絶賛上映中です。初日のTOHOシネマズ日本橋ではソールドアウトを記録し、急きょ、8月27日、29日、30日は午後1時半の追加上映が決定しました。

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その『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』で上映されたバレエ6作品がTOHOシネマズ 日比谷とTOHOシネマズ 日本橋限定でアンコール上映されることが決定しました

http://tohotowa.co.jp/roh/news/2018/08/24/encore/

ロイヤル・バレエ団では日本人プリンシパルの平野亮一さんや高田茜さんなど日本人ダンサーも活躍しており、今シーズンの演目の1つ『冬物語』では平野さんが男性主役に大抜擢。

さらに、平野さんはケネス・マクミラン振付によるモダン・バレエ『マノン』、高田さんは伝統的バレエに、新たな振り付けが加えられた新演出版の『白鳥の湖』にも出演しており、その活躍を日本のスクリーンでも堪能することができます。

さらに、人気の演目『不思議の国のアリス』『くるみ割り人形』や、作曲家レナード・バーンスタインの生誕100年を記念して創られた、3つの個性的なバレエを一度に体験することが出来るトリプルビル『バーンスタイン・センテナリー』など王道の名作から近年のチャレンジングな作品まで幅広い演目がラインナップ。

<『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/2018』アンコール上映>

9/14(金)~9/19(水)@TOHOシネマズ 日比谷&TOHOシネマズ 日本橋
(※上映時間は劇場によって異なります。 劇場案内でご確認下さい)

★9/14(金)バーンスタイン・センテナリー

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<幽玄 YUGEN>【振付】ウェイン・マグレガー
<不安の時代>【振付】リアム・スカーレット
<コリュバンテスの遊戯>【振付】クリストファー・ウィールドン


★9/15(土)くるみ割り人形

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【振付】 ピーター・ライト
【出演】 フランチェスカ・ヘイワード、サラ・ラム
スティーヴン・マックレー、ギャリー・エイヴィス他


★9/16(日)不思議の国のアリス

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【振付】 クリストファー・ウィールドン
【出演】ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ
ラウラ・モレーラ、スティーヴン・マックレー他


★9/17(月・祝)白鳥の湖

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【振付】 マリウス・プティパ/ レフ・イワノフ
【追加振付】 リアム・スカーレット / フレデリック・アシュトン
【出演】 マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ他


★9/18(火)マノン

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【振付】ケネス・マクミラン
【出演】サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ、平野亮一
ギャリー・エイヴィス他


★9/19(水)冬物語

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【振付】クリストファー・ウィールドン
【出演】ローレン・カスバートソン、平野亮一、サラ・ラム
ワディム・ムンタギロフ、ラウラ・モレーラ他

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吉田都×堀内元 Ballet for the Future 2018 と公演パンフレットのインタビュー

世界の至宝 吉田都さんと世界へのパイオニア 堀内元さんが、豪華メンバーとともにバレエの魅力を伝える公演 Ballet for the Future 2018。その大阪公演を観に行ってきました。

公演ページ
https://www.chacott-jp.com/news/stage/information/detail003481.html

特集ページ
https://www.chacott-jp.com/news/mottochacott/others/detail005880.html

今回4回目となる公演は、吉田都さん、堀内元さん、ヒューストン・バレエのプリンシパル加治屋百合子さん、そして新国立劇場バレエ団の福岡雄大さん、寺田亜沙子さんなどのスターダンサーを擁するだけでなく、20人以上の若いダンサーたちが集結し、しっかりとリハーサルを重ねて舞台を作り上げていたのが感じられました。

吉田都さん、福岡雄大さんの「ライモンダ」第3幕では、都さんの精緻な踊り、音とぴったり一致した音楽性、燦然と輝く気品。滑らかに歌うようなパ・ド・ブレ、まっすぐな軸、強靭さを保ちながらも燦然と輝くようなエレガンス。福岡さんの万全のサポートとダイナミックなヴァリエーション。若手ダンサーたちもよく鍛えられていて華やかに踊られました。

堀内元さん振付「La Vie」は瀟洒で楽しい中編。加治屋百合子さんの楚々としながら確かな存在感、終盤のグランフェッテでは音に合わせてきっちり90度にアラスゴンドしていてとても美しく、海外でプリンシパルを張っている実力が存分に表れていました。寺田亜沙子さんも美しく伸びやか。そして堀内元さんの驚異のテクニック、つま先も美しく伸びて音楽性にも優れた見事なピルエット・ア・ラ・スゴンドを見ると年を取るのをやめたのではと思いました。

「La Vie」は20人以上のダンサーが出演し、昨年も上演されている躍動感あふれる魅力的な作品。この企画の集大成ともいえます。滑ってしまう事故はあったけど、群舞のクオリティも高くて、ここまで日本のバレエ界は育っていったのだと胸熱になりました。女性ダンサーたちのプロポーションの美しさ、作品を楽しんでいることも伝わってきます。

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」は、木村綾乃さんが、いかにもアメリカ的な、テクニカルでスピーディでパワフルなバランシンを見せてくれました。末原雅広さんも胸のすくような、音に良く乗ったダイナミックなヴァリエーション。

4年連続して出演しているダンサーも多くて、その成長ぶりを追いかけるのも楽しみだった「Ballet for the Future」。今回は、東京公演はなかったものの、その分大阪、新潟、そして仙台と地方公演が充実。東京以外の場所にも一流のバレエを届けたいという吉田さん、堀内さんの気持ちが届いた素敵な舞台になったと思います。

さて、今回、このBallet For the Future 2018の公演プログラムで、吉田都さんにインタビューさせていただきました。

  (こちらのツイートでリンクされているインタビューは関口紘一さんによるものです)

プログラム用のインタビューでは、ロイヤル・バレエで学んだこと、Ballet For the Future公演でこの4年間心がけてきたことやこの公演に対する想い、バレエへの愛、そして今後、新国立劇場バレエ団芸術監督に就任予定の都さんが日本のバレエ界に対して行っていきたいことについて語っていただきました。今もたゆまぬ努力を続け、謙虚でひたむきなお人柄が伝わってくるインタビューになったと思います。

残すは8月27日の仙台公演だけですが、ぜひ仙台近郊の方は公演をご覧になり、そしてパンフレットを手に取っていただければと思います。

2018/08/23

マシュー・ボーンの『シンデレラ』特別番組 8/26, 9/22に放映

マシュー・ボーンの名作、『シンデレラ』が10月にシアター・オーブで上演されます。

https://mbcinderella.com/


作品の魅力を2回に渡りお届けする特別番組が、BS-TBSにて放送決定しました。

マシューゆかりの豪華メンバーのインタビューもあります。

第一回:8月26日(日)午前11:00~11:30(予定)
第二回:9月22日(土)昼1:30~2:00(予定)
http://hpot.jp/topics/cinderellatokuban

特別番組ナビゲーター
清塚信也(ピアニスト)

特番出演アーティスト
首藤康之(ダンサー)平原綾香(歌手)大貫勇輔(ダンサー・俳優)

<あらすじ>

舞台は第二次世界大戦下のロンドン。シンデレラは継母やいじわるな姉妹・兄弟たち、車椅子の父親と暮らしている。

継母からいじめられ、地味で冴えないシンデレラは、ある日ケガを負ったパイロットと出会う。二人は一瞬で別れるが、妄想の世界の中で彼女の理想的な恋人となる。

そこへエンジェルがやってきて彼女に寄り添い、ことある毎に彼女の助けとなる。 継母と家族たちが着飾って出かけるのはお城のパーティではなく、ダンスホール。 当時ウェストエンドに実在した「カフェ・ド・パリ」という有名なホールが舞台となっている。

かぼちゃの馬車ならぬモーターバイクで、エンジェルがシンデレラをダンスパーティへと連れていく。 ダンスホールで再会を果たしたシンデレラとパイロット。

官能的で幸せな時間もつかの間、12時の鐘が響く中、空襲が2人を襲いシンデレラは元の姿に戻って爆弾に倒れてしまう。
シンデレラは病院に運ばれ、2人は再び離れ離れに。

シンデレラが残して行った片方の靴を手に、パイロットがシンデレラを探す旅がはじまる。

2018年10月3日(水)~14日(日)
シアターオーブ

◆ホリプロオンラインチケット
03-3490-4949(平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日祝休業)
http://hpot.jp/stage/cinderella2018(PC・携帯)

◆TBSオンラインチケット
http://www.e-tix.jp/tbs/tbsonline/tbsonline.html

◆ぴあ
0570-02-9999(Pコード:485-454) ※セブン-イレブン、サークルK・サンクス、ぴあ各店舗にて直接購入可能
http://w.pia.jp/t/mbcinderella/

◆e+(イープラス)
http://eplus.jp/cinderella2018/ ※ファミリーマート店内【Famiポート】にて直接購入可能

◆ローソンチケット
0570-084-003(Lコード:32016)
0570-000-407(オペレーター 10:00~20:00)
※ローソン・ミニストップ店舗【Loppi】にて直接購入可能
http://l-tike.com/mb-cinderella

◆Confetti(カンフェティ)
0120-240-540 ※通話料無料(オペレーター 平日10:00~18:00)
http://confetti-web.com/cinderella2018

◆Bunkamura
Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999(オペレーター対応 10:00~17:30)
※施設改修のため、8/27(月)~9/2(日)休業予定
オンラインチケットMY Bunkamura http://my.bunkamura.co.jp

東急シアターオーブチケットカウンター
(渋谷ヒカリエ2階 11:00~19:00)※発売日翌日以降

お問合せ
ホリプロチケットセンター
03-3490-4949 (平日10:00~18:00/土10:00~13:00/日祝・休)

2018/08/20

日ロ交流協会 岩田守弘さん講演会

日ロ交流協会主催、元ボリショイ・バレエのファーストソリスト岩田守弘さん(現ブリヤート・オペラ劇場芸術監督)の講演会が開催されました。





満席だったところ、希望者多数のため、主催者側が会場セッティング変更で席を増やして下さって感謝です。ロシアのクラシックバレエの魅力と題し、岩田さんのこだわりについて熱く語られました。録音していたわけではないので、メモで岩田さんのお話についてレポートします。(ので間違いもあるかもしれません)

<ロシア・バレエの魅力>

岩田さんはロシアバレエのダイナミックさ、人間的で感情豊かに踊るところに惹かれたそうです。技術だけではなく精神性が大事だと感じていました。バレエは伝統芸能であり、民族、歴史を通して人をつなげるものでもあると。

今、バレエのスタイルとしては、フランス、イギリス、アメリカ、ロシアのおよそ4つがあり、フランスのバレエは気品にあふれており、イギリスは上品でエレガント。アメリカはポジションや音のはめ方が完璧で、ロシアのバレエはダイナミック。ロシアバレエは美しいけど、ポジションの中に感情を込めるものです。(岩田さんは各流派の違いを実演してくれましたが、一つ一つの腕の動きが実に美しかった)

岩田さんはバリシニコフ、ワシーリエフ、ソロヴィヨフといったロシアバレエのスターに憧れ、19歳でロシアに留学、一年半バレエ学校で学び、ロシアバレエ団に入団しました。そこで知り合った女性と結婚して子供も生まれ、ツアーの多いバレエ団よりモスクワで落ち着いて仕事をしたい、とボリショイに移籍します。

岩田さんは、こだわりがあるからこそチャレンジし続けられたという。続けていくことの中で、周りの人の評価を気にすると心が折れてしまう。そうではなく、自分が思い描く素晴らしいバレエの像を乗り越えたいというのが原動力となった。同時に自分の踊りについても自己評価するのをやめようと。素直な目で見て美しいか、感動できるかが全てと。



<岩田さんがこだわっているロシアバレエの素晴らしさ>


まず、ロシアバレエは国に支えられていて、歴史と伝統があること。劇場システムが確立されてバレエ、オペラ、オーケストラ、合唱があり、レパートリーシステムがあること。ロシアバレエは総合芸術として成り立ち、衣装、舞台装置、照明、生演奏、そしてお客様が揃っている。 1か月に何回も公演を繰り返し、たくさん稽古し、舞台に立つことでダンサーは成長する。何回も舞台に立てることで踊りに味が出てくる。

ダンサーは客席の反応が手に取るように感じられるので観客はとても大切。お客さんが乗っているとそれは伝わってくる。バレエの公演は、映像で観るのとは全く違っていて、劇場でその瞬間にその場所にいることが大切。バレエは、音楽、時間の芸術であるので4次元の芸術と言える。

<バレエは道徳>


岩田さんにとって日々のクラスレッスン、稽古とは踊りをする前の儀式、礼儀である。師の一人ボンダレンコ先生は、バレエは道徳と言った。クラシック・バレエは、新しいことをやるのではなく、がちがちに決められた中での表現であり、脚を上げ過ぎるのは品がない。バレエなのか否かの線引きをするのが道徳ではないかと感じている。 バレエコンクールが流行っているけど、一位になることやバレエ団に入団することが到達点ではなく、毎日、到達点を歩いていくのがバレエだと思っている。

<岩田さんの3人の師とグリゴローヴィッチ>

岩田さんには3人の師がいる。父岩田高一にはバレエの魂を学び、ボンダレンコにはバレエの基礎を学んだ。3人目のボリス・アキモフは、コンクールで賞をたくさん取り自信を持っていた岩田さんの考えを変えた。(岩田さんは、18年間誰も取っていなかったグランプリを受賞したのだ) 自分は上手い、と思っていた岩田さんだったが、この先生の元なら上手くなれる、バレエは技術だけではないということを教えてくれたとのことでした。

未だにアキモフは岩田さんより上手く、手の動き方も足の動き方もすごい。力じゃないところで踊る達人で、手本も自分で動いて見せてくれる。(人が少ない時は手を抜く(笑)) リハーサルの時に、悪魔役がいなかったため、アキモフが代役で悪魔を演じた時には、本物の悪魔がそこにいた!

振付家、元芸術監督のグリゴローヴィッチは観た人間の中であんなにすごい人を見たことがない、と岩田さん。稽古場に入ってくると空気が変わり、なんだかわからないけどすごい、と尊敬の念を抱いてしまう。グリゴローヴィッチの前で『白鳥の湖』の道化役の稽古をしたけれども、彼からの注意はなかったそう。道化のレヴェランス(おじぎ)を見せてくれたのだけど、それがまさに道化のおじぎだった。

ボリショイでの引退を間近にした『白鳥の湖』道化のリハーサル。引退前でも素晴らしい跳躍力、輝かしいテクニックを見せる。


<ソヴィエトバレエのロマンティックさ>


岩田さんはソヴィエトのバレエが大好きで、それ以外には何もいらないと思っていた。ソ連が崩壊し、伝統の価値観も変わった。ボリショイ・バレエで踊ったことがない芸術監督がやってきて、脚を高く上げること、ポジションをきちっとすることを指導した。このこと自体は何も間違っていない、正しいことなのでみんな従った。あるとき、新体操の先生がボリショイを見にきて、これはバレエではなく、新体操みたい、それも私たちより下手な新体操だと怒っていたこともあるという。

マイヤ・プリセツカヤの『カルメン組曲』では確かに、カルメンは6時のポーズというべき、脚を高く上げる振付があるが、それはカルメンが鉄砲を持っているイメージから生まれた形であって、脚を高く上げるのを見せるためのものではない。『ジゼル』は心臓が悪いのだから、1幕で脚を高く上げるのはおかしいとも。

マリナ・セミョーノワは『白鳥の湖』2幕の出会いのアダージオでは脚を上げるな!と指導をしていた。オデットが脚を上げすぎたらそれはロマンティックではないという考えだからだそうです。岩田さんは、このような偉大な教師たちから技術のことの指導や修正されたことは一度もないそうで魂と表現を学びました。

新しい芸術監督の下で、ボリショイはまるで大きなヨーロッパのバレエ団へと変化をしてしまっているのを感じたそうです。岩田さんは時代遅れと言われようがソビエトバレエにこだわりがある。夢があり、ロマンティックなのがバレエであり、そういうのが観られなくなったらバレエではないと思っているそうです。

現在芸術監督を務めているブリヤートで、バレエを知らない人に対しては、バレエはロマンティックなのでデートに最適だと、ぜひデートでバレエに誘ってください、という話をしているんだそうです。


<コンプレックスがあるから前進できる>

素晴らしいと思う人たちのほぼ100%がコンプレックスを持っていて負けを経験している人たち。ボリショイのかつてのダンサーたちは想像もつかぬ辛苦を味わっている人たち。ソビエト時代に両親を殺されているプリセツカヤなど、想像もできないような人生を経験しており、厳しいものを持っているけど、バレエにはそれが大事だと感じている。

岩田さんもボリショイに入った時初の外国人で周りの目が厳しく辛かったし、身長が低い、足が短い、つま先が伸びないとコンプレックスが多かったが、身長はどうにもならないけど、つま先は時間をかけた訓練で伸びるように。諦めないことが大事だと感じたそうです。

どうしても身長の問題があり、かぶりものの役(道化、せむしの仔馬の仔馬、ブロンズ・アイドル、チッポリーノ、「ファラオの娘」の猿など)が多かった。白鳥の王子は無理でも、バジルや『くるみ割り人形』の王子は踊りたかったし踊れると思っていたけど、できなかった。でもその夢が実現しなくても、後悔はないそうです。ボリショイでバレエをすることができたことは大きく、感謝しているそうです。

外部の公演で、自分より10歳くらい先輩のナデジダ・バブロワと『ジゼル』を踊った時には、パブロワが扉から出てきてすぐに心臓が悪いことがわかり、本当に自分に恋していることを感じられたそう。 芝居ではなくて現実のようだったそうです。一人で踊るのではなくて、デュエットとしてお互いで踊ることが、バレエには大切だと感じたそうです。

<ボリショイの素晴らしいシステム、そして教師たち>

ボリショイ劇場ではシステムがしっかりしているのが素晴らしく、教育システム、給与や待遇、怪我をした時の保障、全部そろっていて至れり尽くせり。劇場に行けば着替えからメイクまで全部やってくれるので、ダンスベルト(下着)だけを持っていけばいいほど。40歳前後で、怪我などもしたり、年齢的なもので引退することになっていますが、少ないけれども年金があるので、死ぬまで守られているそうです。

ボリショイで一番大切なのは先生。教育システムが素晴らしいうえ、教師たちはプライドが高くよく勉強し何でも知っている、彼ら教師がいるからこそのバレエ。ロシアバレエ界は厳格なピラミッド構造となっており、地方にも国立の劇場がある中で、ボリショイはその頂点。そしてボリショイの劇場予算は欧米のバレエ団と一桁違っていて規模も世界一。だが、その魅力が失われてきているのではないかと危惧もあるそうです。ボリショイは、今でこそ高額なチケットも飛ぶように売れますが、チケットが売れていない時代もありました。ビジネスをやるか、芸術をやるか、という時代になってきました。お金がないとできないことも多いのです。

ボリショイの初任給は1か月7000円と金額が少ないため、もっと稼ぐために欧米に移る人もいます。レパートリーシステムも少しずつ変わってきました。しかしボリショイでは舞台数はとても多いので、経験は積むことができます。ボリショイでは一つの役を演じるのに一年かけることが普通であり、アキモフ先生は、王子役を演じるダンサーに、最初の1ヶ月間が手袋の取り外し方だけを練習させたことがあるとのこと。役への考え方がそもそも違うとのことです。

<バレエを通して学んだもの>

岩田さんにとってバレエとは、心が通じるもの、真剣にやるもの、謙虚、感謝、挑戦すること、想像すること、めげない、あきらめない、ということだそうです。形ではないものを教えてくれたのがロシアバレエだと。

岩田さんは、自分の経験、思いを本にしようと書き綴り始めたそう。バレエが大好きでとにかくがむしゃらに努力した結果、バレエ以外の人生の輪も広がった。バレエを通して身につけたのは努力すること、想像すること、創造すること、挑戦し続けること、我慢すること、諦めないこと、恥ずかしがらないこと、真剣であり続けること、感謝すること。

いろんな芸術家を見てきて、どんなに素晴らしい人でもやがては忘れ去られることを実感したそう。大切なのは、今やっていることが充実していること。そして日本人は恥ずかしがる人が多いけど、バレエは感情をオープンにするので、恥ずかしがらないことが大事。何か言われても必ずわかってくれる人がいる。

岩田さんは出たがりで根拠のない自信を昔から持っていて、子どもの時から世界で自分が一番うまいと思っていたそうです。人間は自分でやりたいかやりたくないのかを選ぶことができるし、やりたい人をつぶさないようにすることが大切。そしてやる気だけがあってもダメで、情熱を持ち続けていくことが大事とのこと。ユーリ・グリゴローヴィッチも、ボリショイ・バレエ学校のゴロフキナ先生も、練習を積めばプロになることはできる、踊りを踊る気持ちがなければどうしようもない、と言っていたそうです。



現在岩田さんが芸術監督を務めるブリヤート歌劇場は、ロシアに200ある劇場の中で13のアカデミー劇場の一つと、由緒正しい。この歌劇場はシベリア抑留された日本兵たちが建築したもので、これを作れと強制されないのに70年間、厳しい気候、長年の風雪に耐える素晴らしいものを作った。彼ら日本兵たちが助けてくれていると岩田さんは感じているそう。 先日は、日本刀の刀匠たちがブリヤートに集まって、慰霊祭を行ったとのこと(参加されたメンバーがこの講演会にも来ていた)。日本刀にはロマンがあるとともに、友好のシンボルでもあると岩田さんは考えているそうです。



本当に素晴らしいお人柄、情熱が伝わってくる岩田さんのお話でした。今47歳とのことですが、未だ若々しく、少年のような澄んだ目が印象的です。今準備しているという本も楽しみですし、舞台にも立たれているので、近いうちに拝見する機会があればいいなと思います。

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NHKエンタープライズ 2012-03-10
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英国ロイヤルオペラハウス・シネマシーズン、ロイヤル・バレエ 『白鳥の湖』(リアム・スカーレット新演出)

8月24日(金)より、英国ロイヤルオペラハウス・シネマシーズン、ロイヤル・バレエ 『白鳥の湖』が劇場公開されます。

注目の若手振付家、リアム・スカーレット演出による、31年ぶりの新しい『白鳥の湖』、これはバレエ界における大事件と言えます。

http://tohotowa.co.jp/roh/movie/swan_lake.html

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(c)Bill Cooper


今回、劇場公開に伴い少しお手伝いをして、早めに試写を見せていただきましたが、これは本当に素晴らしい見ごたえのある『白鳥の湖』であると断言できます。美しい衣装と舞台装置、マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフと最高の主演陣に加えてパ・ド・トロワを踊る王子の妹たちに高田茜さん、フランチェスカ・ヘイワードなど、脇のキャストも豪華。ロイヤル・バレエならではのドラマティック・バレエとなっていて、深い感動が得られます。

特にマリアネラ・ヌニェスの4幕での心を打つ演技には、映画館で観ていることも忘れて、涙が止まらなくなりました。

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『白鳥の湖』はクラシック・バレエの中でも最も頻繁に上演される不朽の名作。バレエ団にとっても〝顔”となるべき作品である。名門ロイヤル・バレエにおいて、その『白鳥の湖』が31年ぶりに新しい演出によるプロダクションに一新されることは、2018年のバレエ界における最大の話題であり、大きな期待を背負って製作された。幕が開くと、主要な新聞批評で絶賛の嵐を呼びチケットは瞬く間にソールドアウト。弱冠31歳のリアム・スカーレットとロイヤル・バレエは輝かしい成功を納めた。

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(c)Bill Cooper

チャイコフスキーによる不朽の旋律により、不動の人気を誇る究極のバレエ作品、『白鳥の湖』。ロイヤル・バレエでは31年ぶりに新しいプロダクションが、注目の若き天才振付家リアム・スカーレットの手により生まれた。1895年にマリウス・プティパとレフ・イワーノフによって振付けられた2幕の白鳥たちが舞う湖畔のシーンはそのままに、気鋭の美術家ジョン・マクファーレンによる絢爛たる舞台美術、そして新しい振付と設定を加えた。英国バレエ伝統の演劇性を強調したドラマティックな演出により、鮮烈で壮麗な愛の傑作が誕生した。これはバレエ界における大事件である。

白鳥の王女オデットと、悪魔の娘オディールの二役を演じるのは、ロイヤル・バレエを代表するトップ・プリマのマリアネラ・ヌニェス。気高く抒情的なオデットと魅惑的なオディールを演じ分けるだけでなく、3回転も織り交ぜたグランフェッテなどで見せる超絶技巧、そして悲劇的な運命の中で王子との愛に殉じる強い想いがあふれる姿は深く心を打つ。ハムレットのように苦悩する王子ジークフリート役は、優雅な立ち姿と長い手脚、伸びやかな跳躍が貴公子そのもののワディム・ムンタギロフ。ふたりの至高のパートナーシップも見もの。

新しい設定として加えられたジークフリートの二人の妹を、プリンシパルの高田茜とフランチェスカ・ヘイワードが演じるという贅沢なキャスト。王子と特別な友愛で結ばれているベンノ役には、抜群のテクニックを誇るアレクサンダー・キャンベル。この3人は、従来のパ・ド・トロワ(3人による踊り)だけでなく、たっぷりと華麗な妙技を見せる場が3幕に作られている。怪僧ラスプーチンを思わせる妖しい悪魔ロットバルトを演じるのは、ロイヤル・バレエきっての演技派、ベネット・ガートサイド。花嫁候補である各国の姫も、日本出身の崔由姫、注目の若手ベアトリス・スティクス=ブルネルら主役級のダンサーが演じており、それぞれが華やかなチュチュに身を包んでソロを披露する。

舞台美術家として、リアム・スカーレットの作品『フランケンシュタイン』や『不安の時代』などでタッグを組んできたジョン・マクファーレンの舞台美術も鮮烈な印象を残す。ターナーの風景画を思わせる背景、ゴージャスで重厚な舞台装置、スタイリッシュでグラマラスな衣装でこの物語の世界観を体現。また、2幕や4幕に登場する白鳥たちの衣装は、従来の長いスカートが一新され、86着の新調されたクラシック・チュチュでより白鳥らしく、古典バレエらしくなっている。

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(c)Bill Cooper

『白鳥の湖』の古典バレエの枠組みは継承しながらも、1幕、3幕、4幕に新しい振付と演出を施し、眩いばかりの輝きを放つ絢爛豪華なプロダクションにドラマティックな陰影を加えたスカーレット版『白鳥の湖』。ロイヤル・バレエが誇る最高のキャストにより、新たな伝説がここに始まった。

<あらすじ>

1890年代、女王の側近に化けた悪魔ロットバルトに操られた宮廷が舞台。花嫁を選ぶことを強いられている悩める王子ジークフリートは、白鳥の姿に変えられたオデット姫が夜のひと時、人間に戻る様子を見て恋に落ちる。オデットは誰も愛したことがない者の真実の愛の誓いだけが、この呪いを解くことができると語る。だが結婚相手を選ぶ舞踏会で、ジークフリートはオデットとうり二つの妖艶なオディールに魅せられ、愛を誓ってしまう。ロットバルトは悪魔の正体を現し、オデットへの誓いは破られた。裏切りを知ったオディールは絶望し、死ぬことでしか呪われた運命からは逃れられないと悟る。許しを乞う王子は湖畔にやってくるが…。衝撃と感動の幕切れは、ぜひ劇場で!

【振付】マリウス・プティパ&レフ・イワノフ
【追加振付】リアム・スカーレット&フレデリック・アシュトン
【演出】リアム・スカーレット
【美術・衣装】ジョン・マクファーレン
【作曲】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【指揮】クン・ケセルス
【出演】マリアネラ・ヌニェス(オデット / オディール)
ワディム・ムンタギロフ(ジークフリート王子)
ベネット・ガートサイド(ロットバルト:悪魔 / 女王の側近)
エリザベス・マクゴリアン(女王)
アレクサンダー・キャンベル(ベンノ:ジークフリートの友人)
高田 茜、フランチェスカ・ヘイワード(ジークフリート王子の妹たち)

~1幕~ワルツとポロネーズ
ティアニー・ヒープ、 ミーガン・グレース・ヒンキス、金子扶生(ふみ)、マヤラ・マグリ、マシュー・ボール、ジェームズ・ヘイ、フェルナンド・モンターニョ、マルセリーノ・サンベ

~2幕&4幕~
2羽の白鳥
クレア・カルヴァート、マヤラ・マグリ
4羽の小さな白鳥 イザベラ・ガスパリーニ エリザベス・ハロッド
            ミーガン・グレース・ヒンキス ロマニー・パジャック

~3幕~
イッツィアール・メンディザバル(スペインの王女)
メリッサ・ハミルトン(ハンガリーの王女)
崔 由姫(イタリアの王女)
ベアトリス・スティクス=ブルネル(ポーランドの王女)

ティアニー・ヒープ リース・クラーク、ニコル・エドモンズ
ケヴィン・エマートン、フェルナンド・モンターニョ(スペイン)
ロマニー・パジャック トリスタン・ダイヤー(チャルダッシュ) 
ミーガン・グレース・ヒンキス マルセリーノ・サンベ(ナポリ)
ナタリー・ハリソン ウィリアム・ブレイスウェル(マズルカ)

【上演時間】3時間24分

【上映劇場】

北海道 ディノスシネマズ札幌 2018/8/25(土)~2018/8/31(金)
宮城 フォーラム仙台 2018/8/25(土)~2018/8/31(金)
東京 TOHOシネマズ日比谷 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
東京 TOHOシネマズ日本橋 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
神戸 TOHOシネマズ西宮OS 2018/8/24(金)~2018/8/30(木)
福岡 中洲大洋映画劇場 2018/8/25(土)~2018/8/31(金)

2018/08/18

Manuel Legris 『Stars in Blue』 BALLET & MUSIC 演目一部発表

マニュエル・ルグリ率いる海外のトップダンサーと、国際的に活躍する日本の音楽家の夢の饗宴。
ライブ演奏でお届けする奇跡のバレエコンサート『Stars in Blue』 、
一部の演目と愛知公演の概要が発表されました。

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◆プログラム(一部)

・『タイトル未定』(新作)

振付:パトリック・ド・バナ
音楽:未定
出演:マニュエル・ルグリ、オルガ・スミルノワ


・『鏡の中の鏡(仮)』(新作)

振付:パトリック・ド・バナ
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:セミョーン・チュージン、木本全優、三浦文彰(ヴァイオリン)、田村響(ピアノ)

・『Moment』

振付:ナタリア・ホレツナ
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
出演:マニュエル・ルグリ、滝澤志野(ピアノ)

※ウィーン国立バレエ団専属ピアニストの滝澤志野さんの追加出演が決定しました。


◆愛知公演チケット料金(全席指定・税込)

S席:11,000円
A席:8,000円(U25:4,000円)
B席:6,000円(U25:3,000円)
C席 :4,000円(U25:2,000円)
プレミアムシート:14,000円
車椅子席:6,400円
チャレンジシート:1,000円

※チャレンジシートは、公演1週間前に空席がある場合、公演当日10:00~愛知芸術文化センタープレイガイド窓口にて数量限定で販売します。予約不可・一人あたり購入枚数制限あり。詳細は公演3日前までに劇場ウェブサイト、SNSで発表します。前売券の予約状況により、販売しない場合があります。なお、舞台の一部が見えない場合があります。

◆愛知公演チケット発売日

・一般発売:2018年10月27日(土)10:00

・愛知県芸術劇場メンバーズウェブ先行発売:10月19日(金)10:00 ~20日(土)23:59


マニュエル・ルグリとオルガ・セミオノワとの共演、セミョーン・チュージンと木本全優さんという男性ダンサー同士のデュオ、そして「ルグリ・ガラ」でルグリの新しい一面を見せた『Moment』の再演と、楽しみな演目が揃っています。もちろん、これに加えての演目も予定されているので、ますます楽しみになってきました。


2019年3月8日(金)・9日(土)
東京都 東京芸術劇場 コンサートホール

2019年3月11日(月)
大阪府 ザ・シンフォニーホール

2019年3月14日(木)
宮崎県 メディキット県民文化センター

2019年3月17日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 コンサートホール

2018/08/08

独占取材、世界バレエフェスティバル。アレッサンドラ・フェリの魅せる世界。

猛暑の中、連日熱演が繰り広げられている3年に一度のバレエの祭典、世界バレエフェスティバル。


その世界バレエフェスティバルに12年ぶりに出演しているのが、奇跡の復活を遂げたアレッサンドラ・フェリです。Aプロでは、クリストファー・ウィールドン振付『アフター・ザ・レイン』をマルセロ・ゴメスと踊り、変わらぬ美しい脚としなやかな背中、深みを増した表現、慈愛に満ちた存在感で大きな感動を届けてくれました。

このたび、バレエフェスの合間を縫ってアレッサンドラ・フェリの取材をVOGUE JAPANで行い、インタビューをさせていただきました。

https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2018-08-08-2/

1985年、21歳の時に世界バレエフェスティバルに初出演したフェリは、様々な思い出を語ってくださっています。また、55歳のバレリーナとして踊り続けること、自分の年齢に誇りを持ち芸術家として進化し続けること、今回の世界バレエフェスティバルで踊る『ウルフ・ワークス』についても、穏やかな口調で語っていました。年齢を重ねた女性の美しさ、フェリの凛とした生き方に触れて夢のような体験でした。長年大好きだったフェリのお話を伺えて幸せでした。

井上ユミコさんによる美しい写真もお楽しみください。(ご覧のように、フェリはメイクは非常に薄くてほとんど素顔での撮影でしたが、しわを隠そうともしないその姿も非常に美しいです)

世界バレエフェスティバルのBプロは今日から開催されています。あと4公演ありますし、チケットもまだ買えるようなので、ぜひ生ける伝説、アレッサンドラ・フェリのパフォーマンスをご覧になってくださいね。

https://www.nbs.or.jp/stages/2018/wbf/index.html

2018/08/03

Dance Lab@象の鼻テラス トークイベント「ダンサー、言葉で踊る ~」9月3日開催

9月3 日(月) に、横浜の象の鼻テラスにおいて、

Dance Lab@象の鼻テラス
ダンサー、言葉で踊る 〜Socially Engaged Danceをめざして〜

http://taci.dance/dance-lab/

というイベントが開催されます。

ダンスという言葉に頼らない表現を、ダンサー自ら言葉に置き換えてみると・・・
グローバルに活躍するダンサーたちが、彼らの最もよく知る振付家について、分析・解説し言語化します。取り上げる振付家は、モーリス・ベジャール、マッツ・エック、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、クリスタル・パイト、シディ・ラルビ・シェルカウイ。デモンストレーションも交えた、ダンス観賞の視野を広げる貴重なダンス談義です。

TALK GUEST

島地保武、那須野圭右、湯浅永麻、鳴海令那

CURATOR
小㞍健太

FACILITATOR
唐津絵理

DATE

2018年9月3日(月)18:00〜19:30
*19:30〜交流会あり

PLACE
象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1丁目)

CHARGE

参加費無料(前日までの予約で1ドリンク付き)
*当日参加OK


日本のダンス環境を考えることを目的としたプロジェクト、それが「Dance Lab」です。

昨今、街やメディアには様々なダンスが溢れ、注目されているようにも思えますが、舞台芸術としてのダンスの環境を考えると、プロフェッショナルな教育機関や専用劇場もなく、アーティストがプロフェッショナルとして自立することが難しい状況にあります。

そこで、日本のダンス環境をより良いものにしていくために、「Dance Lab」では長期的な視点に立って、アーティスト、観客、制作者の誰もが参加することのできる多様なプログラムを開催し、共に考え、話し合い、実践を試み場をつくっていきます。


第1回「Dance Lab」について

ダンスは言語ではなく身体を通じて表現する芸術です。そのため、演劇や美術などの他の分野の芸術と比べると、創作過程で言葉によるコミュニケーションをとる機会は少ないかもしれません。しかし、分野を問わずその環境をつくるマネージメントとなると言葉は不可欠です。

そこで、第1回「Dance Lab」では、「ダンサーが自分の言葉で語る機会を作る」ことから始めます。国内外にてグローバルに活躍する日本人ダンサー5名が参加、彼らの最もよく知る振付家について言語化(分析・解説)するトークイベントを実施します。取り上げる振付家は、巨匠であるモーリス・ベジャール、マッツ・エック、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、そして新鋭のクリスタル・パイト、シディ・ラルビ・シェルカウイ。

18:00 からスタートする第1部では、映像を交えながらそれぞれの振付家について解説し、その後の第2部では、
海外の振付家の作品についても造詣の深いプロデューサーの唐津絵理氏を迎え、座談会形式で振付家に関する理解を深めていきます。

また、作品のワンフレーズを踊ってみる等のデモンストレーションも用意していますので、ダンスを「聞いて」「見て」楽しんでいただけるトークイベントです。


第1部
ダンサーによる振付家紹介

これまで世界的な振付家と仕事を共にしてきたゲストダンサーたちが、各振付家の特徴や影響を受けたことなど、映像を交えながら紹介し、ダンサーの視点からの分析に挑戦します。

紹介する振付家:
モーリス・ベジャール(那須野圭右)、ウィリアム・フォーサイス(島地保武)、
イリ・キリアン(小㞍健太)、マッツ・エック/シディ・ラルビ・シェルカウイ(湯浅永麻)、
クリスタル・パイト(鳴海令奈)


第2部
座談会(デモンストレーションあり)

振付家の動きの特徴や思想などを身体も用いながら比較し、それぞれのダンスへの理解を深めます。ファシリテーターに愛知県芸術劇場シニアプロデューサーの唐津絵理を迎え、質疑応答形式でトークをおこないます。


第3部
19:30〜20:30 交流会

横浜の夜景を眺めながら、ドリンク片手にダンス談義に花を咲かせましょう。
どなたでもご参加いただけます。

第1回目となる「Dance Lab」では、国内外の多様な現場経験を持つダンサー・振付家の小㞍健太氏がキュレーターを担い、企画の内容、出演ダンサーの選定などのキュレーションを行います。

ダンサーである私がキュレーターとして企画から携わることのできる機会をいただき、私にとって新たな活動に向けた一歩を踏み出すきっけとなりました。ダンサーという職業がもっと人々と関わり、理解を得られ、文化として根付いていけるように、まずはダンサーである私にできる「現場(ダンサー)の声を多くの方に届ける」その機会と場をつくりたいと考えました。
グローバルに活躍する日本人ダンサーをゲストに迎え、「私たちダンサーとは何者なのか。どんな活動をしているのか。振付家とはどういう者なのか。」などをダンサーが言葉を使って紹介することに挑戦します。ダンサー自身がまずは言語でも表現できるようになるのは大きな課題です。私たちダンサーもアクションを起こしていきます。このことが社会とダンサーを繋ぐきっかけになればと思っています。

Dance Lab第1回キュレーター/ダンサー・振付家 小㞍健太

+「Dance Lab」とは+
日本のダンス環境を考えることを目的としたプロジェクトです。アーティスト、観客、制作者の誰もが参加することのできる
多様なプログラムを開催し、これからの日本におけるダンス環境を共に考えていく場を創造します。


主催

Dance Lab実行委員会

共催

横浜アーツフェスティバル実行委員会、象の鼻テラス、横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

お申込みはこちらまで
http://taci.dance/dance-lab/

2018/08/01

世界バレエ・フェスティバル全幕プロ「ドン・キホーテ」が9月30日にテレビ朝日チャンネル2で放映

世界バレエ・フェスティバルが始まりましたね。これから2週間のバレエのお祭り、世界中のスターを観ることができて楽しい毎日となります。

7月27日には、全幕特別プロでミリアム・ウルド=ブラムとマチアス・エイマン主演、東京バレエ団の『ドン・キホーテ』公演がありました。

私も観に行ったのですが、ゲストの二人が早くから来日してリハーサルに参加していたためか、とてもよく東京バレエ団に馴染んでいました。
ミリアム・ウルド=ブラムは愛らしく少しだけ色っぽいキトリで、上半身の美しさ、特にポール・ド・ブラやエポールマンが絶品でした。ドルシネア役を踊った時には、まるでお姫様のようで、ふわっとしたグランジュッテ、柔らかい腕使いや着地も素敵でした。マチアス・エイマンは、足先がとにかく美しくて一つ一つのパがくっきりと見えていました。3幕のグラン・パ・ド・ドゥで見せた軽やかな超絶技巧、特にトゥール・アン・レールしながらバットマンするようなテクニックが鮮やかでした。そして何より、パリ・オペラ座でもよく組んでいるペアならではの、息がぴったり合っていて、しっかりとドラマを作ってくれていたのが良かったです。

東京バレエ団のこのプロダクションは、カンパニーにとても合っていて、テンポもよく、街の賑やかな雰囲気もよく出ていました。男性ダンサーも長身で見栄えが良い人が増えています。妖艶でダイナミックなメルセデスの奈良さん、きびきびした動きで軽やかなキューピッドの足立さんが特に光っていました。野営地でのジプシーの群舞もとても迫力がありました。またエレガントさを持っている木村和夫さんのドン・キホーテが素敵でした。

さて、この楽しかった「ドン・キホーテ」の公演がテレビ放映されます。

http://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0288/

CSのテレビ朝日チャンネル2で、9月30日(日)午後2:00~4:30から

ノーカットでの放映で、舞台裏映像なども観られるそうです。これはとても楽しみですね。

***
さらに、今後のラインナップとして、

英国ロイヤルバレエ団選りすぐりのスターダンサーが勢揃いし、英国バレエ最高峰の舞台をお届けする「ロイヤルエレガンスの夕べ」
英国ロイヤルバレエ団プリンシパル、平野亮一が主役を務めた「冬物語」(2018)、
高田茜が出演したアシュトン・トリプルビル「真夏の夜の夢/シンフォニック・ヴァリエーションズ/マルグリットとアルマン」(2017)

をこの秋放送するとのことです。


放映リクエストも受け付けているようですよ。
http://www.tv-asahi.co.jp/ch/contact/

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