『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』エトワールインタビューコメント
パリ・オペラ座バレエが、その輝かしい伝統を継承していく姿を舞台裏から捉えたドキュメンタリー映画『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』が7/22(土)よりいよいよ公開となります。
古今東西、世界中のダンサーが憧れ、バレエファンに愛され続けているバレエの殿堂“パリ・オペラ座”。
創立から356年という長きに渡り、なぜ“パリ・オペラ座”が最高峰であり続けてきたのか? それはダンサー個人の素質や才能だけでなく、“オペラ座”の伝統を伝えようとする指導者たちの情熱だった!
本編内に登場するパリ・オペラ座バレエ団、最高位であるエトワールを務める人気ダンサー、アマンディーヌ・アルビッソンとジョシュア・オファルトから、同バレエ団で活躍する気鋭の日本人ダンサー、オニール八菜について、そしてバレエを学ぶ子どもたちへの温かい応援メッセージが届いています。
■アマンディーヌ・アルビッソン(エトワール)
1989年生まれ。1999年にパリ・オペラ座学校に入学し、2006年にパリ・オペラ座バレエ団に入団。2014年、25歳の若さでエトワールに任命される。伸びやかな長身を生かして「白鳥の湖」オデット/オディール役など古典作品から、ミルピエ振り付け「ダフニスとクロエ」など現代作品も得意とし、幅広いレパートリーを持つ。
Q:本作内「ラ・バヤデール」で共演したオニール八菜さんについては?
彼女については良いことしか語れません。優しくて心が広く、気持ちがシンプルで潔い人です。おそらくこれから素晴らしいキャリアを歩む、大きな可能性に満ちていると思います。
Q:あなたが考えるパリ・オペラ座の伝統と魅力とは?
クラシック・バレエや現代的なヌレエフの作品などの演目そのものを受け継いでいくこと、そしてダンサーたちの実力も伝統だと思います。私たちには古典も現代作品も、同じようにたやすく踊らなければならない使命があります。
オペラ座は仕事場として世界一美しい場所です。私はオフィスと呼んでいますが(笑)毎朝出勤する時に見上げて、なんて私は恵まれているんだろうと思います。
Q:オペラ座に憧れるバレエを学ぶ子どもたちに伝えたいことは何でしょうか。
とにかく踊ることを、情熱をもって思い切り楽しんでほしいです。ただ、バレエはすごくハードです。毎日休むことなく努力するという覚悟が必要です。ただ、それを続けて形にすることができたときには、信じられないような感覚を舞台で味わうことができるので、ぜひそのことを知ってほしいです。
■ジョシュア・オファルト(エトワール)
1998年、パリ・オペラ座学校に入学。2002年に18歳で同バレエ団に入団し、スジェ時代から王子役など主役を踊る。2012年、エトワールに任命。自身のダンスウェアブランド「Hoffalt」のデザインを手がけ、世界中のダンサーから愛用されている。
Q:エトワールとしての責任感と誇りとは?
エトワールであることは、自分に自信を与えてくれることもありますが、役によっては、責任の重みを感じ過ぎて負担になってしまうこともあります。宝石店のショーウィンドーに飾ってある旬の宝石がエトワールだと感じていて、自分はパリ・オペラ座のそれだという意識でいつも踊っています。
Q:パリ・オペラ座を目指す子どもたちに伝えたいメッセージは?
可能性というのはどこまでもあるものです。“ここまでしかできない”とは決して思わないでほしい。僕自身、裕福でない家庭に生まれ、まさかパリ・オペラ座バレエ団の一員として世界中で踊る日が来るとは思っていませんでした。何でもできるんだよ、と伝えたいです。ダンスに限らず、情熱をもって打ち込めるものを見つけてほしいと思います。
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こちら2名のエトワールのインタビューについては、今年3月のパリ・オペラ座バレエ来日公演の際に、私が取材をさせていただきました。より詳しいインタビューについては、劇場用パンフレットに掲載されていますので、ご覧いただければ幸いです。劇場用パンフレットでは、他に演目紹介、出演者紹介も書かせていただいています。
監督:マレーネ・イヨネスコ 『ロパートキナ 孤高の白鳥』
出演:マチュー・ガニオ/アニエス・ルテステュ/ウリヤーナ・ロパートキナ/オニール八菜/バンジャマン・ペッシュ/ウィリアム・フォーサイス
2016/フランス/86分/原題:BACKSTAGE/字幕翻訳:古田由起子/字幕監修:岡見さえ
配給:ショウゲート/協力:(公財)日本舞台芸術振興会 ©Delange Production 2016
公式サイト:backstage-movie.jp
7/22(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
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コメント
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とってもお久しぶりにコメント書かせていただきます(^_^;)
本日、『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』観てまいりました!
ベテランスターも、重鎮指導者によるリハーサルにおいては
「床を押して」とか「跳ぶ前のプリエ」とか、
基本の基本を大切に、と指導されているのがとても印象的で、
バレエの奥深さを改めて感じました。
テスマーの前では、マチュー・ガニオはまるで
おばあちゃんの前の孫、みたいな表情で、可愛かったです。
余談ですが、マリインスキーに客演したマチューに、
ワジーエフが「また来てほしい」と声を掛けていましたが、
何故ボリショイのワジーエフがマリインスキーでそのような声掛けを?
と、素朴に不思議に思ったのですが・・・?
「世界一優雅な野獣」も、チケット買い求めました。
オニール八菜さんの、出身スタジオの発表会も観に行きます。(ゲスト出演されるんですね!)
ボリショイシネマもあるし、忙しい夏になりました!(笑)
投稿: karinna | 2017/07/30 18:25
karinnaさん、こんにちは。
映画ご覧になったんですね!なかなかのヒットを記録しているようで嬉しいです。
そうなんです、一流のプロになっても基本はとても大事であることを再認識させられましたよね。『パキータ』をリハーサルするマチューとテスマーの姿、とても微笑ましかったです。マチューはとても麗しいし。
ワジーエフって今はボリショイの芸術監督なのですが、おそらく、『ジゼル』が撮影された時にはまだ彼はマリインスキー・バレエの芸術監督だったのではないかなと思います。結構この映画の撮影時期、長いスパンに及んでいるようなので紛らわしいですよね。
岸辺バレエの『ジゼル』私も観に行きます。夏はバレエ公演も多くて忙しいですが楽しみましょうね。
投稿: naomi | 2017/08/02 02:01
そうだったんですね。
なるほど~ d=(^o^)=b
投稿: Karinna | 2017/08/03 01:44