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2017年6月

2017/06/27

「ポリーナ、私を踊る」フランス映画祭2017

バスティアン・ヴィヴェスのバンドデシネ(グラフィックノベル)を原作にした映画「Polina, danser sa vie」は、「ポリーナ、私を踊る」という邦題で、今年10月28日より劇場公開されることが決定しています。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/04/polina-danser-s.html

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かねてから注目していたこの作品、フランス映画祭2017で上映されるというので観に行ってきました。共同監督のアンジュラン・プレルジョカージュとヴァレリー・ミュラーもゲストとして来日していました。

http://unifrance.jp/festival/2017/films/polina-danser-sa-vie

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ボリショイ・バレエ団のバレリーナを目指すロシア人の女の子ポリーナは、厳格な恩師ボジンスキーのもとで幼少の頃から鍛えられ、将来有望なバレリーナへと成長していく。かの有名なボリショイ・バレエ団への入団を目前にしたある日、コンテンポラリーダンスと出会い、全てを投げうってフランスのコンテンポラリーダンスカンパニー行きを決める。新天地で新たに挑戦するなか、練習中に足に怪我を負い彼女が描く夢が狂い始めていく。ダンスを通して喜びや悲しみ、成功と挫折を味わい成長していく少女。彼女が見つけた自分らしい生き方とは…。

原作は、BD書店賞とACBD批評賞を受賞しているバスティアン・ヴィヴェスのグラフィックノベル。ポリーナ役には本作で映画初出演となるアナスタシア・シェフツォワ、コンテンポラリーダンスカンパニーの振付家の役にジュリエット・ビノシュ、さらにパリ・オペラ座エトワールのジェレミー・ベランガールらが出演。


ポリーナ役のアナスタシア・シェフツォワはワガノワ・アカデミーを卒業後、マリインスキー・バレエの研修生となった現役バレリーナ。途中で彼女が入団するコンテンポラリーダンスのカンパニーの振付家役を演じたジュリエット・ビノシュはもちろんスター女優だけど、アクラム・カーンと「in-i」というダンス作品で共演しているということもあって、プロのダンサーと見間違うほどの表現力がある。また、アントワープでポリーナが出会う振付家/ダンサーのカールを演じるのは、パリ・オペラ座のエトワール、ジェレミー・ベランガール。さらに、ポリーナがボリショイ・バレエ入団を捨ててコンテンポラリーダンスを目指そうと思うきっかけ、プレルジョカージュ振付の「白雪姫」の舞台で踊るのは、バレエ・プレルジョカージュの津川友利江さん。

アフタートークでもプレルジョカージュが言っていましたが、この作品においては吹き替えは一切使わず、すべて本物のダンスで構成されているとのことで、ダンスシーンはそれぞれリアルで見事だし、映像としても非常に美しく撮られています。世界有数の振付家であるプレルジョカージュが共同監督をしているだけのことはあります。バレエ学校での厳しいクラス、雪の中でポリーナが踊るダンス、ジュリエット・ビノシュのソロ、アントワープのダンサーが見せる即興のダンス、そしてラストシーン、ポリーナとベランガール演じるカールが踊るパ・ド・ドゥでは、幻想的な演出も美しい。ダンスを扱う映画では、”本物のダンス”というのはとても大切な要素だと思います。

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原作に比較的忠実に作っているものの、いくつかの変更点があります。原作ではあまり多く描かれていない、ポリーナの両親とのエピソードが加えられていること、そしてエクサンプロヴァンスのダンスカンパニーの芸術監督が女性であること、そしてポリーナが最終的に目指すのはコンテンポラリーダンスのダンサーではなく、振付家であること。でも、しっかりと原作のスピリットは描かれていると思います。

ロシアの貧しい家庭で育ったポリーナが、本人の希望というよりは両親の「娘をボリショイのプリマ・バレリーナにする」という期待を背負ってバレエ学校に入り、そして両親はそのために大きな犠牲を払うものの、彼女自身が途中で目標を見失って挫折を経験するというストーリーは、ドキュメンタリー「ダンサー セルゲイ・ポルーニン」を思わせるものがあります。ポリーナがボリショイに入団しないという決心を聞いた時の母の取り乱し方は強烈でした。一方で、無一文でアントワープにいるポリーナが、父からの電話にすべてうまくいっている、と嘘をつくシーンも胸を締め付けます。

バレエ学校に入ったばかりのころは決して際立った生徒ではなく、いつもおびえたような様子を見せていたポリーナ。やがて頭角を現すものの、ものすごくバレエに燃えていたわけではなかった彼女が初めて惹かれたのが、コンテンポラリー・ダンスです。しかしそこで怪我や失恋といった挫折を経験し、アントワープへ。そこでも仕事が見つからずお金も底をつき、クラブでアルバイトをしながら荒んだ生活をしていた彼女が、今度はダンスを創造していくことに喜びを見出して目の輝きを取り戻し、自分らしい生き方を見つけていくという再生の物語は、心を揺さぶるものがあります。ボリショイ・バレエ学校で彼女を指導していた厳格な教師ポジンスキーの姿が最後に一瞬登場するというのも、原作を上手くアレンジしていると感じました。

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ヒロイン、ポリーナを演じたアナスタシア・シェフツォワは、ワガノワを卒業したダンサーとしての実力もさることながら、吸い込まれそうな大きな瞳と透明感が魅力的。フランス、モスクワ、サンクトペテルブルグでのオーディションで500人の中から選ばれたという。映画の中ではポリーナはどちらかといえば寡黙であまり自分のことを話しませんが、「人が振付けた作品をそのまま踊るのは嫌」という台詞には説得力がありました。アントワープで、すべてを失い、寝る場所すらなくしてしまった彼女が街をさまよう姿の中にも、強い意志が感じられ、モスクワでの弱弱しかった彼女が確実に成長して自由である姿を見ることができました。

出演者の多くは、半年間のダンストレーニングを経たとのことですが、特にジュリエット・ビノシュのダンスの見事さには驚かされました。しっかりとしたダンサーの肉体をもっていて、振付家、ダンサーとしての表現力を備えたダンスです。ポリーナには厳しく接するものの、ポリーナが将来目指すべき道のロールモデルとしての役割を果たしていました。トークでプレルジョカージュは、ピナ・バウシュなどの女性振付家へのオマージュを捧げるとともに、ダンス界にはもっと女性振付家が活躍してほしいという願いを込めて、ビノシュをキャスティングし、ポリーナも振付家を目指す設定にさせたと語っていました。

そしてもちろん、アントワープで登場するジェレミー・ベランガールは、パリ・オペラ座のエトワールでありながら異色のキャリアを歩み、オペラ座引退公演でも、自らの即興作品を踊ったという才人。一般の人達に即興でダンスを踊ることを教える振付家/ダンサーであるという設定がベランガール自身と重なり合うところがあり、またダンサーとしての魅力も大きく発揮されていて、二人が踊るシーンでもリードをしてます。彼の出会いを通してポリーナが再生していくという説得力がありました。

雪に包まれたロシア、華麗なるボリショイ劇場、衣裳部屋でのラブシーン、南仏エクサンプロヴァンスの自然、アントワープの港の夕焼け、ロシアでの少女時代を想起させるラストの幻想的なダンスシーンと映像も美しい。一人の少女の成長物語として、ダンスへの愛を語る作品として、心に残る一本でした

映画『ポリーナ、私を踊る』公式
@polina__jp

https://twitter.com/polina__jp

監督:アンジュラン・プレルジョカージュ、ヴァレリー・ミュラー
出演:アナスタシア・シェフツォワ、ニールス・シュナイダー、ジェレミー・ベランガール、ジュリエット・ビノシュほか

2016年/フランス/フランス語、ロシア語/108分/DCP/2.35/5.1ch
配給:ポニーキャニオン

10月28日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開

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バスティアン・ヴィヴェス 原正人

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2017/06/25

WOWOW バレエドキュメンタリー特集

WOWOWで、バレエドキュメンタリーが5本放映されます。

ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏 
6/26(月)よる11:00
7/19(水)午前9:00

ロシアが世界に誇る至宝、ボリショイ・バレエ団。これまで秘密のベールに包まれていた同団の舞台裏に初めてカメラが入り、その華麗な世界と、芸術監督セルゲイ・フィーリンの襲撃事件などの内幕に迫ったドキュメンタリー。


シルヴィ・ギエム「BYE」アジュー 
6/27(火)よる11:00
7/19(水)午前10:30

現代バレエ界きっての女王として長年トップに君臨し続けたシルヴィ・ギエムが、スウェーデンの鬼才振付師マッツ・エックと組み、引退を意識しながら生み出した感動的なダンスの小品。


ロパートキナ 孤高の白鳥
6/27(火)よる11:30

世界最高峰の名門バレエ団、マリインスキー・バレエでプリンシパルを務める伝説的バレリーナ、ウリヤーナ・ロパートキナのバレエ人生とその素顔に迫った魅惑のドキュメンタリー。


ダンシング・チャップリン

6/28(水)よる11:30
7/27(木)深夜2:15

C・チャップリンが残した名作の数々を題材にしたバレエ作品「ダンシング・チャップリン」が映画に。周防正行監督が妻・草刈民代の“最後の踊り”を記録したバレエ映画。


Maiko ふたたびの白鳥
6/29(木)よる11:00
7/19(水)午前11:00

ノルウェーの国立バレエ団のプリンシパルとして活躍する日本人ダンサー、西野麻衣子。妊娠、出産、産休を経て現役復帰を目指す、彼女の新たな挑戦を追うドキュメンタリー


それぞれDVDは発売されていますが、すべてクオリティの高いドキュメンタリー(ギエムの「アジュー」はドキュメンタリーというよりは公演映像ですが)なので、ご覧になっていない作品があればぜひおすすめします。


また、少し先になりますが、7月20日には、「パリ・オペラ座バレエ団特集 2012-2014 世界最高峰のバレエを観る」として、5本のパリ・オペラ座バレエ映像がWOWOWで連続放映されます。 

ヌレエフ 「眠れる森の美女」 アバニャート、ガニオ主演
7/20(木)午前9:00

ヌレエフ 「ドン・キホーテ」 ジルベール、パケット主演
7/20(木)午前11:45

ミルピエ+バランシン 「ダフニスとクロエ」 「水晶宮」
7/20(木)午後2:00

ノイマイヤー 「マーラー交響曲第三番」
7/20(木)午後4:00

「ジェローム・ロビンス+アレクセイ・ラトマンスキー」(「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」「プシュケ」) 
7/20(木)よる6:00

こちらはすべてWOWOWライブでの放映です。


さらに、「ロシア名門マリインスキー・バレエの世界」という特集もあります。

「ラ・バヤデール」 テリョーシキナ、シクリャーロフ主演
7/27(木)午後1:15

「ロミオとジュリエット」 ヴィシニョーワ、シクリャーロフ主演
7/27(木)午後3:30

「イワンと仔馬」 ソーモワ、シクリャーロフ主演
7/27(木)よる6:10

「眠れる森の美女」 ソーモワ、シクリャーロフ主演
7/27(木)よる8:15


このほか、

英国ロイヤル・バレエ団「ジゼル」 ヌニェス、ムンタギロフ主演
7/27(木)午前9:00

マリインスキー・バレエ団「青銅の騎士」 テリョーシキナ、シクリャーロフ主演
7/27(木)午前11:00

ノンフィクションW ワガノワ 名門バレエ学校の秘密 ~くるみ割り人形への110日~

7/29(土)午前10:00

と、今月、来月は非常にバレエ、ダンス関連の放映が充実しているWOWOWです。パリ・オペラ座バレエの映像はすべてDVDにもなっていないものですので、オペラ座ファンは必見です。

2017/06/23

タワーレコード発行のフリーマガジンintoxicateに勅使川原三郎さんの記事を寄稿/アップデイトダンスNo.47「静か」-完全沈黙のダンス-

タワーレコード発行のフリーマガジンintoxicate(6月20日発行)に、ダンサー、振付家の勅使川原三郎さんの新作「月に吠える」の紹介文を書きました。

勅使川原さんにインタビューさせて書いた記事です。勅使川原さんのお話は本当に面白くて、とても字数内では書ききれませんでした。作品にとどまらず、勅使川原さんの創作の姿勢についての話にはとても感銘を受けました。

intoxicateは、タワーレコードや映画館、劇場や美術館などで入手可能です。

「月に吠える」は、東京芸術劇場にて8月24日~27日に公演が行われます。萩原朔太郎の詩「月に吠える」にインスピレーションを得てクリエーションを行う作品で、勅使川原三郎さん、佐東利穂子さん、鰐川枝里さんのほか、リア・キアラ・メツァトリ、パスカル・マーティ(イエテボリ・オペラ・ダンスカンバニー)というゲストダンサーも迎えています。チケットは現在発売中です。

「月に吠える」特設サイト
http://www.st-karas.com/camp2017/


なお、私の文章は、タワーレコードのWebサイトMikikiで全文読むことができます。入院中に頑張ってインタビューを書き起こして書いた記事です。

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/14457

勅使川原三郎「月に吠える」

○8/24(木)19:30開演
○8/25(金)19:30開演
○8/26(土)16:00開演
○8/27(日)16:00開演

会場:東京芸術劇場 プレイハウス
振付・美術・照明・衣装・選曲・出演:勅使川原三郎
出演:佐東利穂子、鰐川枝里、マリア・キアラ・メツァトリ、パスカル・マーティ(イエテボリ・オペラ・ダンスカンバニー)


その前にKARAS APPARATUSで6月26日より、勅使川原さん振付、アップデイトダンスNo.47「静か」-完全沈黙のダンス-の公演があります。

昨年2月にやはりアップデイトダンスNo.31として上演され、同年5月にはシアターXでも上演された作品の再演です。音は全くないものの、音がない分舞台上で起きている出来事に感覚を研ぎ澄まさせて集中でき、1時間の上演時間があっという間の見事な作品でした。KARAS APPARATUSでの上演ならではの、完全にコントロールされた照明の美しさも堪能できます。

【日時】2017年 
6月26日(月) 20:00
6月27日(火) 20:00
6月28日(水) 20:00
6月29日(木) 20:00
6月30日(金) 休演日
7月 1日(土) 16:00
7月 2日(日) 16:00
7月 3日(月) 20:00
7月 4日(火) 20:00
*開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

 【会場】カラス・アパラタス/B2ホール
〒167-0051杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

【料金】(全席自由)
一般 予約 2500円 当日3000円 学生1500円(予約,当日共に)

【予約】メール updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイトNo.47」として、本文にご希望の日付・一般または学生・
枚数・郵便番号・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
予約は各回前日の24時まで受け付けています。

【問合せ】
TEL. 03-6276-9136 (カラス・アパラタス)

ユルギータ・ドロニナがENB(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)に入団

イングリッシュ・ナショナル・バレエENB)の来日公演(「コッペリア」にゲスト出演するユルギータ・ドロニナが、ENBにリード・プリンシパルとして入団することが発表されました。

https://www.ballet.org.uk/blog-detail/welcoming-jurgita-dronina-new-lead-principal/

ユルギータ・ドロニナは昨年、ENBの「ジゼル」(メアリー・スキーピング版)にゲスト出演。そして現在行われているENBのベルファストにおける「ジゼル」にもゲスト出演しています。また、8月にロンドンのサウスバンクで行われるヌレエフ版「ロミオとジュリエット」にもジュリエット役で出演する予定です。

ユルギータ・ドロニナは、引き続きナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパルも兼務することになっています。ナショナル・バレエ・オブ・カナダでは、来シーズン「冬物語」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」に出演する予定です。

ロシアのサラトフ生まれのユルギータ・ドロニナはリトアニアで育ちました。スウェーデン王立バレエ団とオランダ国立バレエ団でプリンシパルを務めたのち、2015年にナショナル・バレエ・オブ・カナダにプリンシパルとして入団。香港バレエ団の常任プリンシパル・ゲスト・アーティストも務めています。2005年ヘルシンキ国際バレエコンクール(銀賞)とモスクワ国際バレエコンクール(銀賞)、2006年ジャクソン国際バレエコンクール(銀賞)でそれぞれ受賞しています。2014年には、アリーナ・コジョカル・ドリームプロジェクト2014で来日して、「ドン・キホーテ」とファン・マネン「HETのための2つの作品」で高い技術と知性溢れる解釈を見せてくれました。

ナショナル・バレエ・オブ・カナダでは、クリストファー・ウィールドンの「冬物語」でハーマイオニー役を演じて、テクニックだけでなく演技力も非常に優れたところを見せてくれました。また「ラ・シルフィード」のシルフィード、ノイマイヤーの「欲望という名の電車」のブランチ・デュボワ、「ジゼル」タイトルロールなども演じています。一方で、「ロミオとジュリエット」や「白鳥の湖」といった(他のバレエ団では踊った実績のある役の)作品にはなぜかキャスティングされず、「オネーギン」ではオルガ役だったりなど、同バレエ団の不可解なキャスティングポリシーもあって、素晴らしい才能がもったいないと感じていました。ENBには、オランダ国立バレエでよく共演していたイザック・エルナンデスもいます。

まずは、ENBの来日公演「コッペリア」での彼女の踊りが楽しみですね。

なお、ENBの「ロミオとジュリエット」では、パリ・オペラ座のジョシュア・オファルトがロミオ役でゲスト出演します。ENBのロミオとジュリエットはヌレエフ版で、振付指導を行うのはエリザベット・モーランとリオネル・ドラノエです。(ジョシュア・オファルトの出演は8月2日と4日)初日のジュリエット役は高橋絵里奈さんです。

ABTを去るディアナ・ヴィシニョーワ

ディアナ・ヴィシニョーワは、6月23日(金)の「オネーギン」の公演で、2005年からプリンシパルを務めて来たアメリカン・バレエ・シアター(ABT)を去ります。

といっても、もちろん引退するわけではなく、マリインスキー・バレエのプリンシパルとして、またゲスト・アーティストとして引き続き踊りつづけます。

マルセロ・ゴメスやグレーミン役のロマン・ザービンとの「オネーギン」のリハーサル、そして彼女のインタビューがナレーションとしてかかる美しい映像(一瞬、ニーナ・アナニアシヴィリも登場します)

Diana Vishneva’s Last Days with American Ballet Theatre
https://thescene.com/watch/thenewyorker/goings-on-about-town-diana-vishneva-s-last-days-with-american-ballet-theatre

今でこそ世界的なスターであるディアナ・ヴィシニョーワですが、この映像でのインタビューによれば、25歳までは自分は思ったほど素晴らしく踊ることができないので辞めようと思っていたとのことです。しかし、ダンスでしか伝えられない感情があるし、舞台に立てば時も人生も立ち止まり、魂の琴線に触れることができるし、それが私の人生であり運命であり、そのことに意味を見つけた、と語っています。

Diana Vishneva Bids Farewell to Ballet Theater, but Not to Dance
https://www.nytimes.com/2017/06/20/arts/dance/diana-vishneva-bids-farewell-to-ballet-theater-but-not-to-dance.html

ABTを去る理由として、ここで踊るのは時間もエネルギーも使うし、40歳となった今、自分の世代はほぼみな去ってしまった、この労力を別のことに注ぎたいから、だそうです。

ヴィシニョーワは、自身が主宰するコンテンポラリーダンスのフェスティバル、「Context」に情熱を注いでいます。最初、古典バレエの世界から来た彼女がコンテンポラリーのフェスティバルを開催するということで人々は驚きました。しかし回数を重ねるごとに、古典バレエとコンテンポラリーダンスは決して無縁ではない、結びつきがあることが理解されてきたそうです。

しかしながら、ABTで多く共演し、今回の「オネーギン」でもパートナーとなるマルセロ・ゴメスは特別な存在であり、このパートナーシップはABTを去ってからも、他で続けたいと語っています。

また、今の若い世代について、自分たちが若い頃と同じような勤勉さは失われてきたのではないかと危惧をしています。今は同じことを教えるにしても教師は10回も20回も繰り返し教えるけど、自分の時には1回ですべてを覚えなければならなかったそうです。同世代のダンサーたちは素晴らしい人ばかりだったし、当時の教師たちはとても怖かったけど尊敬できた。今は教師は生徒たちに依存しているのではないか、と語っています。彼女は、単なるダンサーではなく、芸術の言語の使い手になりたかったので、厳しい競争の中で努力してきました。

ディアナ・ヴィシニョーワは、マリインスキー・バレエのロンドン公演で、「アンナ・カレーニナ」に主演する予定です。しばらく来日していないので、成熟して無駄なものをそぎ落とした真の芸術家である今の彼女の舞台を日本でもぜひ観たいものです。

マリインスキー・バレエ/ゲルギエフ指揮「ロミオとジュリエット」ヴィシニョーワ&シクリャローフ [DVD]マリインスキー・バレエ/ゲルギエフ指揮「ロミオとジュリエット」ヴィシニョーワ&シクリャローフ [DVD]

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Bunkamuraル・シネマのダンス関連映画ラインナップ

Bunkamuraル・シネマの今年下半期のラインナップが発表されています。

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/

そして今年は特にダンス関係の映画の上映が多いんですよね。

上映中~6月30日まで

「ザ・ダンサー」
世界を熱狂させた天才ダンサー ロイ・フラーとイサドラ・ダンカン、ふたりの情熱がぶつかり合う、夢と愛の行方は──?


7月15日(土)より
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなるも、人気のピークで電撃退団。バレエ界きっての異端児の知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。


7月22日(土)より
パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち
世界最古にして最高峰のバレエ団、パリ・オペラ座。356年の夢と伝統はどうやって守られてきたのか?指導者たちがトップダンサーへと引き継ぐ豊かなインスピレーションと秘めたる想いが今、明かされる!


8/12(土)~9/1(金)
※各作品の詳しい上映スケジュールは7月下旬発表予定
ボリショイ・バレエinシネマ Season2016-2017
【上映作品】
①くるみ割り人形
②眠れる森の美女
③白鳥の湖
④明るい小川
⑤現代の英雄
⑥コンテンポラリー・イブニング
⑦ゴールデンエイジ


8/19(土)より
パッション・フランメンコ
声よ、届け!
パコ・デ・ルシア、アントニオ・ガデス、カルメン・アマジャ、カマロン・デ・ラ・イスラ、エンリケ・モレンテ、モライート・チーコ、フラメンコ界に燦然と輝く6人のマエストロに現代フラメンコ界最高のフラメンコダンサー、サラ・バラスが捧げた奇跡の舞台


今冬ロードショー予定
J: BEYOND FLAMENCO
『カルメン』『フラメンコ・フラメンコ』のスペインの名匠カルロス・サウラ最新作。自身の故郷アラゴンで生まれた「フラメンコ」と並ぶスペインの伝統的舞踊「ホタ」の魅力に迫る。


今冬ロードショー予定
新世紀、パリ・オペラ座
フランスが誇るパリ・オペラ座は波乱に満ちていた。バレエ団芸術監督ミルピエ突然の退任、オレリー・デュポン新芸術監督の誕生、オペラ初日直前の主要キャスト降板……。そんな中行われたオーディションに綺羅星のごとく現れたロシア人青年歌手ミハイル。規格外の音域と奇跡の声を放つ若き天才――!フランス本国で『パリ・オペラ座のすべて』を超える大ヒットを記録。絢爛豪華なステージの舞台裏を描く、圧巻のドキュメンタリー。


これだけたくさんのバレエ/ダンス関連の映画が一つの映画館でロードショー公開されるのは本当に嬉しい限りですよね。

さらに、英国ロイヤル・オペラハウスシネマシーズン、7月1日から東京都写真美術館で公開される「アントニオ・ガデス舞踊団 in シネマ」、また2017年8月12日 新宿ピカデリー他にて全国ロードショーされる、パリ・オペラ座を舞台にしたアニメーション映画「フェリシーと夢のトウシューズ」、フランス映画祭で上映され、10月28日に劇場公開される「ポリーナ、私を踊る」と、本当にたくさんのバレエ/ダンス関連の映画やライブビューイングがあり、映画館でバレエ、ダンスを楽しむというのも定着してきた感じがします。

2017/06/21

モスクワ国際バレエコンクールの受賞者

大川航矢さん、寺田翠さん、千野円句さんが受賞したことがすでに日本のメディアで報道されていましたが、モスクワ国際バレエコンクールの受賞式が行われて、全部の受賞結果が明らかになりました。

http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi

シニア男性 ソロ
金賞 Bakhtiyar Adamzhan (Kazakhstan)
銀賞 Miaoyuan Ma (China)
銅賞 Marat Sydykov (Kyrgyzstan)
ディプロマ: Serik Nakyspekov (Kazakhstan) ; Liou Jiawen (China) ;
ベストパートナー賞: Mikhail Timayev (Russia)


シニア女性 ソロ
金賞 Evelina Godunova (Latvia)
銀賞 該当なし
銅賞 Lilia Zainigabdinova (Russia)
ディプロマ:: 大城美汐 (Japan) ; Yimeng Sun (China)


ジュニア男性 ソロ
金賞 千野円句 (Russia)
銀賞 Igor Pugachev (Russia)
銅賞 Karlis Cirulis (Latvia)
ディプロマ: Razmik Marukyan (Armenia) Aslan Aliev (Kyrgyzstan)


ジュニア女性 ソロ
金賞 Elisabeth Beyer (USA): 1st Prize
銀賞 Siyi Li (China) ; Soobin Lee (South Korea)
銅賞 該当なし
ディプロマ: Tatiana Kulish (Ukraine) ; Lauren Hunter (USA), Carolyne De Freitas Galvao (Brazil) ; Alesya Lazareva (Russia)

シニア男性 デュオ
金賞 大川航矢 (Japan):
銀賞 Ernest Latypov (Russia):
銅賞 Wang Zhanfeng (China):
ディプロマ: Nikita Ksenofontov (Russia) ; Sangmin Lee (South Korea)


シニア女性 デュオ
金賞 該当なし
銀賞 Amanda Moraes Gomes (Brazil)
銅賞 寺田翠 (Japan) ; Dingwen Ao (China):
ディプロマ: Ekaterina Chebykina (Ukraine) ; Joy Womack (USA)

ジュニア男性 デュオ
金賞 Denis Zakharov (Russia)
銀賞 該当なし
銅賞 Victor Goncalves Caixeta (Brazil)


ジュニア女性 デュオ
金賞 Elizaveta Kokoreva (Russia)、Seonmee Park (South Korea)
銀賞 該当なし
銅賞 Ekaterina Klyavlina (Russia)
ディプロマ 井関エレナ(Japan)、Anne Jullieth Dos Santos Pinheiro (Brazil)


振付家賞
金賞 Xiaochao Wen (China) ; Eduardo Andres Zuniga Jimenez (Chile): 1st Prize
銀賞 Nina Madan (Russia) ; Andrei Merkuriev (Russia): 2nd Prize
銅賞 Liu Tinting (China) ; Cheng Long (China): 3rd Prize
ディプロマ: Alexander Riuntiu (Russia) ; Kirill Radev (Russia) ; Alexandr Mogilev (Russia)


この後、受賞者によるガラ公演があります。(後日視聴可能)
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-awards-ceremony-gala/

メダル受賞には至らなかったものの、井関エレナさん、大城美汐さんもディプロマを受賞して入賞しているのは素晴らしいことです。ファイナリストの中でも高く評価を得ている証拠です。

一部のプロ有名ダンサー以外は、ほぼ順当な結果といえると思います。日本人以外では、ソロでは男性シニア1位のBakhtiyar Adamzhan、女性シニア一位金賞のエヴェリナ・ゴドノワ(韓国のユニバーサル・バレエ)、ジュニア銀賞のイゴール・プガチェフ((ボリショイ・バレエ学校)、ジュニア銀賞のSoobin Leeはとても素晴らしかったです。またデュオ部門では、ジュニア金賞のデニス・ザハロフ(ボリショイ・バレエ学校、ボリショイ・バレエ入団予定)、女性ジュニア金賞のエリザヴェタ・ココレワ(ボリショイ・バレエ学校)、Seonmee Park、女性シニア銅賞のDingwen Aoも優れた演技を見せてくれて印象に残りました。

「うれしい気持ちでいっぱい」=モスクワ国際バレエ1位の大川さん
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062100296&g=soc

モスクワ国際バレエ記念公演
入賞の3人、華麗に舞う
https://mainichi.jp/articles/20170621/ddm/012/040/094000c

映像付きのニュース
バレエ 日本人ペアが1位と3位 (フジテレビ)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00361855.html

モスクワ国際バレエ、日本人が1位と3位 (TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3083605.html

大川さん金賞「うれしい気持ちでいっぱい」日本テレビ 
http://www.news24.jp/nnn/news890151653.html 


モスクワ国際バレエコンクール 日本人が1位に NHK 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170621/k10011024521000.html 

大川航矢さんと寺田翠さんのファイナルでの「ディアナとアクティオン」

千野円句さんのファイナルでのアルブレヒトの演技

テレビ朝日のニュース映像(受賞者ガラ)

これは一回目のモスクワ国際バレエコンクールの映像で、ミハイル・バリシニコフが優勝し、日本の深川秀夫さんが銀賞でした。リュドミラ・セメニャカも出場しています。

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2017/06/20

モスクワ国際バレエコンクール、シニア部門で大川航矢さんが金、寺田翠さんが銅、ジュニア部門で千野円句さんが金賞

モスクワ国際バレエコンクール」は19日、ボリショイ劇場で最終審査を行いました。

まだ公式サイトでは、結果の発表は行われていませんが、日本の報道機関各社で一部の結果が報道されています。

モスクワ国際バレエ
大川航矢さんが金賞、寺田翠さんも銅
https://mainichi.jp/articles/20170620/k00/00e/040/144000c

大川さん1位、寺田さん3位=ジュニア部門でも金-モスクワ国際バレエコンクール
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062000425&g=soc

モスクワ国際バレエ
苦しみ越え大輪の舞…恩師ら喜びの声
https://mainichi.jp/articles/20170620/k00/00e/040/182000c

ロシアのバレエコンクール 24年ぶりに日本人が金賞(17/06/21) - テレビ朝日

男性シニアのデュエット部門では、大川航矢さんが金、寺田翠さんが女性シニア部門のデュエットで3位の銅賞に入賞したとのことです。

また、ジュニアのソロ部門では千野円句さんが1位の金賞に入ったそうです。


ファイナルはリアルタイムで視聴していましたが、大川さんと寺田さんは「ディアナとアクテオン」を踊りました。大川さんの跳躍がものすごくて、見たことがないほどの見事な高い超絶技巧の跳躍を軽々と決め、また寺田さんはアカデミックで強靭で、特にポール・ド・ブラの美しいダイナミックかつ繊細なロシアンな踊りで見事なパ・ド・ドゥでした。拍手も非常に大きくて、入賞することを確信しました。

また千野円句さんはトップバッターとして「ジゼル」のアルブレヒトを踊りました。貴公子的な雰囲気を持つクリーンで美しい踊りでした。

ファイナルの録画はmedici.tvで視聴することができます。PCで視聴する場合、右側のコラムで演目を選ぶことができるので(ダンサーの名前はないので演目で探してみてください)、すぐにお目当ての演技を見つけることができると思います。

シニア部門
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-seniors-round3/

ジュニア部門
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-juniors-round3/


大川航矢さんのツイートによれば、NHKやフジテレビなどのインタビューを受けられたとのことなので、これからテレビのニュースなどでも映像での続報が出ると思います。

日本人は1993年に岩田守弘さん(元ボリショイ劇場ファーストソリスト)が金賞、2001年に倉永美沙さん(ボストン・バレエ団プリンシパル)がジュニア部門で金賞を獲得しており、それ以来の快挙となります。

ほかにジュニア部門では、「ジゼル」と「ラ・バヤデール」ニキヤのソロを踊ったLee Soobin、「ラ・フィユ・マル・ガルデ」を踊ったElizaveta Kokoreva と Denis Zakharov、「タリスマン」のIgor Pugachev が素晴らしかったと思います。このあたりは賞に入りそうです。またシニア部門では、Lee Sangmin (ジュニア部門のダンサーパク・ソンミ(彼女も素晴らしかった)との「タリスマン」パ・ド・ドゥ)、キトリと「パキータ」を踊ったユニバーサル・バレエのEvelina Godounova、「タリスマン」を踊ったカザフスタンのBakhtiyar Adamzhan等が目立っていました。

優勝候補の一人だったアレクサンドル・オメルチェンコが、「ジゼル」のアルブレヒトを踊る途中で転倒して演技を中断してしまったのがとても残念でした。怪我をしたのではないのだと良いのですが。

いずれにしても、今年はmedici.tvのおかげで、中継でも録画でも2次選考からすべて観ることができて、とても楽しむことができました。良い時代になりましたね。


なお、振付部門の結果も出ています。
http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi

ボリショイ・バレエのアンドレイ・メルクリエフが振付部門で銀賞を受賞しました。

******
7月30日 (日)に行われる公演 「Bright Step 2017」に大川航矢さん、寺田翠さんが出演します。

http://www.confetti-web.com/detail_b.php?utm_expid=23100433-4.ie95tTkST4OXnMQEeDypzQ.1&tid=38266

https://www.facebook.com/bright.step.project

出演
石崎双葉 / 奥村彩 / 北野友里夏 / 桑原沙希 / 菅井円加 / 寺田翠 / 淵上礼奈 / 大川航矢 / 加藤三希央 / 関野海斗 / 高橋裕哉 / 西島勇人 / 山本勝利

Act 1:
1. 「海賊第1幕」より オダリスク
  淵上礼奈・寺田翠・大谷遥陽
2. 「海賊」第1幕より 奴隷のグラン・パ・ド・ドゥ
  菅井円加・関野海斗
3. 「Mononoke」 振付: Sidi Larbi Cherkaoui
  加藤三希央
4. 「名称未定」 振付:西島勇人
  大川航矢・西島勇人
5. 「ラ・シルフィード」第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ
  北野友里夏・高橋裕哉
Act 2:
1. 「ゼンツァーノの花祭り」より グラン・パ・ド・ドゥ
  淵上礼奈・山本勝利
2. 日本初演 「ロミオとジュリエット」より 寝室のパ・ド・ドゥ
振付: Giovanni di Palma
  石崎双葉・高橋裕哉
3. 「グラン・パ・クラシック」より グラン・パ・ド・ドゥ
  奥村彩・加藤三希央
4.「said and done」 振付:Masa Kolar
  菅井円加・西島勇人
5.「タリスマン」より グラン・パ・ド・ドゥ
  寺田翠・大川航矢

<公演日>
2017年7月30日 (日)

<公演日・開演時間>
2017年7月30日(日)18:00
※上演時間 約2時間
新宿文化センター・大ホール


また、バレエ・アステラス2017にも、大川さん、寺田さんは出演します。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/28_010272.html
2017年7月22日(土)15:00開演 オペラパレス

2014年のウクライナ危機で当時所属していたオデッサ国立歌劇場を去らざるを得ず、カザンのタタール国立歌劇場に移籍するという苦難を経て、ロシアのテレビ番組「ビッグ・バレエ」に出演し人気を博したこのペア。バレエの本場ロシアで、正統派ロシアバレエを踊って評価された二人の今後の飛躍が楽しみです。

2017/06/19

7/8(土)エヴァン・マッキー 『スターを目指すためのトークセッション』アーキタンツにて

シュツットガルト・バレエ団プリンシパルを経て、現在カナダナショナルバレエ団プリンシパル、パリオペラ座バレエ、ボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエにゲストプリンシパルダンサーとして世界的に活躍しているエヴァン・マッキー

彼をスタジオアーキタンツに招いて、将来プロを目指しているダンサーに向けて7月8日 (土) 17:30-19:30 スペシャルトークセッションが開催されます。

http://a-tanz.com/11068

自身が今まで経験してきた様々な苦難な出来事からプロフェッショナルダンサーとして成功するまでの道のり、数々の有名な振付家との出会い、キャリアアドバイス、身体の仕組みや栄養学などについて、未来のダンサー達に向けてアドバイスをしながら質疑応答も含め2時間のトークセッションとなっています。日々のレッスンで疑問に思っている事や、悩みなどプロフェッショナルダンサーに直接質問し話すことのできるとても貴重な機会となっています。

また、7月8日(土) – 7月10日(月) 3日間限定でエヴァン・マッキーが通常のオープンクラスも担当します。
http://a-tanz.com/11237
7月8日 (土) 初中級バレエ 14:00-15:30
7月8日 (土) 初級バレエ 15:45-17:15
7月9日 (日) 中級バレエ 10:15-11:45
7月9日 (日) 中級バレエ 12:00-13:30
7月10日 (月) ヴァリエーション 17:30-19:00
演目はライモンダ 3幕 ウェディングのVa

日時
2017年07月08日(土) 17:30-19:30 @03スタジオ
内容
【講座内容】
・エヴァン・マッキー自身の生い立ち
・ダンサーを目指したきっかけ
・プロフェッショナルダンサーとして活躍するまでに経験してきた様々な困難な出来事から成功までの軌跡
・数々の有名な振付家との出会い
・将来ダンサーとして世界で活躍するためには
・キャリアアドバイス
・身体の仕組み、神経、機能、栄養学
・質疑応答
※通訳が入ります

受講料
当日スタジオにて、現金でお支払い下さい。
3,000円 (回数券も利用可)

お申込み方法
ご予約はスタジオ受付またはお電話、メールで受け付け致します。 メールでのお申込みの際は、以下の内容をご明記の上、問い合わせフォームをご利用ください。
① 講座名 Evan Mckie 『スターを目指すためのトークセッション』
② お名前(ふりがな)
③ お電話番号

会場・問い合わせ先
スタジオ アーキタンツ
東京都港区芝浦1-13-10 第3東運ビル4階 (地図)
TEL:03-5730-2732
※メールでのお問い合わせは、問い合わせフォームをご利用ください。

このトークセッションですが、不肖私が通訳を担当させていただきます。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください!

現在、エヴァン・マッキーはナショナル・バレエ・オブ・カナダの『白鳥の湖』に、スヴェトラーナ・ルンキナと主演しているところです。

彼はスヴェトラーナ・ルンキナとはベストパートナーとして組むことがとても多いです。また、イングリッシュ・ナショナル・バレエの来日公演『コッペリア』で、アリーナ・コジョカルの代役としてゲスト出演するユルギータ・ドロニナとも、『冬物語』で組んでいます。

2017/06/17

ウリヤーナ・ロパートキナが引退

マリインスキー劇場は、ウリヤーナ・ロパートキナがダンサーとしてのキャリアに終止符を打ったことを発表しました。

https://www.mariinsky.ru/news1/2017/06/16_3

ロパートキナは、怪我のために今シーズンは舞台に立っていませんでした。さよなら公演などは予定されていないそうです。

1973年10月生まれのロパートキナは現在43歳。当代最高のオデットとして、数々の研ぎ澄まされて美しい名舞台で私達を感動させてくれましたよね。昨年の夏にオールスター・バレエ・ガラで観ることができたのは嬉しかったのですが、それが最後となってしまうとは。仕方がないこととはいえ引退は残念というか、寂しくてなりません。これほどまでに感動を与えてくれ、バレエの美を体現し、精神性の高い表現を見せてくれたバレリーナは稀有でした。

特にマリインスキー・バレエの来日公演でのロパートキナ・ガラで、ダニーラ・コルスンツェフと踊った至高の「ダイヤモンド」はいつまでも記憶に残ります。また、2015年にサンクトペテルブルグでのマリインスキー劇場のバレエ・リュスプログラムで、「瀕死の白鳥」を観られたのもいい思い出です。一昨年のマリインスキー・バレエの来日公演『白鳥の湖』『愛の伝説』ではまだまだ衰えは感じさせず、またバレエ団の公演で来日してくれると信じていたのに。

これからはその至芸を後進に伝えてくださったらと思います。

なお、7月22日より公開されるドキュメンタリー映画「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」では、ロパートキナが「愛の伝説」をリハーサルするシーンがあります。ロパートキナのファンの方は是非ご覧ください。「ウリヤーナ・ロパートキナ 孤高の白鳥」を監督したマレーネ・イヨネスコ監督作品です。
http://backstage-movie.jp/

ウリヤーナ・ロパートキナの公式サイト
http://www.uliana-lopatkina.com/main/

「ロシアの至宝」バレエのロパートキナさん引退
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170618-OYT1T50071.html

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2015年4月26日、マリインスキー劇場での「瀕死の白鳥」レベランス

Uliana Lopatkina's curtain call in Dying Swan #lopatkina #dyingswan

Naomi Moriさん(@naomip86)がシェアした投稿 -

モスクワ国際バレエコンクール 決勝進出者

モスクワ国際バレエコンクールのセカンド・ラウンド(二次選考)が木曜、金曜に行われ、サード・ラウンド(決勝)進出者が発表されています。

http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi

ジュニア部門では

千野円句さん
井関エレナさん
ローレン・ハンター
Lee Soobin
Denis Zakharov
など、

シニア部門では

寺田翠さん(カザン・タタール劇場)
大川航矢さん(カザン・タタール劇場)
大城美汐さん
エカテリーナ・チェビキナ(マリインスキー・バレエ)
エルンスト・ラティポフ(マリインスキー・バレエ)
アマンダ・ゴメス(カザン・タタール劇場)
ジョイ・ウーマック(クレムリン・バレエ)
アレクサンドル・オメルチェンコ(ミュンヘン・バレエ)
エヴェリナ・ゴドノワ(ユニバーサル・バレエ)
Sangmin Lee(昨年のワガノワコンクール1位、ペルミ・アラベスク・コンクールで銀賞)

などが決勝進出しています。

バックステージ映像

オープニング・ガラのハイライト

今後の予定ですが、

振付家のコンクール
6月17日(土)ロシア時間11:00-14:30、19:00~22:00 (medici.tvで生中継あり)、結果発表23:00
(振付家コンクールには、アンドレイ・メルクリエフも参加しています)

サード・ラウンド(決勝)
6月19日(月)ロシア時間14:00 ジュニアのサード・ラウンド (medici.tvで生中継あり)
6月19日(月)ロシア時間19:00 シニアのサード・ラウンド (medici.tvで生中継あり)
6月19日(月)ロシア時間 23:30 結果発表

6月20日(火)ロシア時間 18:00 受賞者ガラ公演 (medici.tvで生中継あり)

ロシアとの時差は6時間です。

なお、セカンド・ラウンド(2次選考)の映像録画もすべてmedici.tvで観ることができます。
http://www.medici.tv/en/


JUNIOR GROUP, ROUND III

№Surname, name Country

1 Chino Mark (Russia)

3 Lee Soobin (South Korea)

6 Klyavlina Ekaterina (Russia)

10 Beyer Elisabeth (USA)

17 Goncalves Caixeta Victor (Brazil)

18 Marukyan Razmik (Armenia)

20 Iseki Elena (Japan)

22 Kokoreva Elizaveta (Russia)

24 Kulish Tetiana (Ukraine)

25 Li Siyi (China)

26 Pugachev Igor (Russia)

28 Lazareva Alesya (Russia)

32 Cirulis Karlis (Latvia)

34 Dos Santos Pinheiro Anne Jullieth (Brazil)

36 De Freitas Galvao Carolyne (Brazil)

41 Hunter Lauren (USA)

44 Zakharov Denis (Russia)

49 Park, Seonmee (South Korea)

52 Aliev Aslan (Kyrgyzstan)


SENIOR GROUP, ROUND III

№Surname, name Country

3   Ao Dingwen (China)

5   Zainigabdinova Lilia (Russia)

7   Ksenofontov Nikita (Russia)

9  Chebykina Ekaterina (Ukraine)

14 Godunova Evelina  (Latvia)

16 Adamzhan Bakhtiyar  (Kazakhstan)

18 Midori Terada  (Japan)

23 Okawa Koya  (Japan)

24 Lee Sangmin  (South Korea)

26 Latypov Ernest  (Russia)

29 Ma Miaoyuan  (China)

41 Sun Yimeng  (China)

44 Nakyspekov Serik  (Kazakhstan)

46 Sydykov Marat  (Kyrgyzstan)

48 Moraes Gomes Amanda  (Brazil)

55 Oshiro Mishio  (Japan)

57 Womack Joy  (USA)

58 Lio Jiawen  (China)

61 Wang Zhanfeng  (China)

71 Omelchenko Aleksander  (Ukraine)

ザ・ダンサー La Danseuse

ベル=エポックの時代に、”サーペンタイン・ダンス(蛇のダンス)”と呼ばれる斬新なパフォーマンスを行い、一世を風靡したダンサー、ロイ・フラー。ロートレックやリュミエール兄弟も魅了し、モダン・ダンスの先駆者だった彼女の前半生を描いた映画が、この「ザ・ダンサー」である。

http://www.thedancer.jp/



アメリカで女優を目指していたマリー・ルイーズ・フラーは、「インチキ医者」という芝居に出演して催眠術にかけられた女性の役を演じたときに、偶然、空気をはらんだスカートで刻々と形を変えるダンスを発見する。ロイと名乗った彼女は研究を重ね、大きな白いスカートを内側から棒で操って、様々な色の照明も用いて蝶や百合の花などを表現した。ロイのダンスは評判を呼び、彼女は単身パリに渡る。ミュージックホール「フォリー・ベルジェール」のマネージャー、ガブリエルにロイのダンスは認められ、そしてパリでは一夜にして大スターに。やがてパリ・オペラ座の舞台に立つチャンスも与えられる。自分のダンスに飽き足らずにさらに研究を重ね、そして自ら育てた若いダンサーたちとも共演するロイ。その中に、野心にあふれ、身一つのダンスで人々を魅了するイザドラ・ダンカンもいた。一方で、肉体を酷使して消耗し、さらに、まだ発明されたばかりの照明で目の病気にもなったロイは、自分は踊りそのものより、特殊効果を使ったスペクタクルとして人気を呼んでいるだけなのではないかと苦悩を深めていく。

冒頭で”実話に基づく”という字幕が出るけれども、実際のところはかなり創作の部分が多くて、そのあたり伝記映画としてはどうなのかというのは感じてしまった。具体的にはまずアメリカでのエピソード、母親との関係などは創作である。そしてギャスパー・ウリエルが演じたルイ伯爵というのは実在していない人物であるし、イザドラ・ダンカンとの関係にしても、相当自由に翻案したというか、実際にはあのような同性愛的な感情などはなかったはずだし、ダンカンをかなり悪意のある描写で描いているところにも疑問を感じる。途中で川上貞奴とおぼしき日本人が登場するが、貞奴と出会ったのはパリ万博であって、パリ・オペラ座ではない。人間関係の描写については、あまり演出も冴えていない作品ではある。



監督のステファニー・ディ・ジューストはもともと写真家だったということもあり、ビジュアルイメージの表現に関してはとても才能を発揮した。何より、ロイ・フラーをスターに押し上げたサーペンタイン・ダンスの映像表現は非常に美しく、大画面の中で衣装が花や蝶のように大きく花開いたり、魔法のように刻々と形を変えていく様子を観るだけでも、まるで夢の中にいるように幻惑され、この映画を観る価値はあるのではないかと感じた。また、ロイ・フラー役のソーコは大熱演。ロイ・フラーはかなりしっかりとした身体を持っていた人ということで、説得力のある肉体を彼女自身もつくりあげていたし実際にダンスを自分で踊っている。また、自分の芸術を追及するために一心不乱に研究を重ね、舞台装置や衣装も自分でデザインして製作し、まだ登場したばかりの電気照明を工夫を凝らして取り入れていく様子はしっかりと描かれている。新しいダンスを作り出すことに取りつかれて、身体も限界まで酷使し、失明の恐怖にもとらわれて苦悩する姿は心を打つ。実際には不器用で人見知りなフラーという人物像もしっかりと体現していた。

アメリカ時代のエピソードで、母親との問題があって休演している間に別のダンサーに勝手に作品を踊られてしまうというものがあったが、フランスならダンスも著作権を登録できるということが、フラーがフランスへと渡った理由として描かれている。最後の方で、ついに彼女のサーペンタイン・ダンスの著作権が認められたということが、一つの勝利として描かれているのは印象的だった。

一方、イザドラ・ダンカン役のリリー=ローズ・デップが登場するのは、物語も中盤過ぎてからのこと。非常に野心的な女性で不敵な笑みを浮かべたこの映画のダンカンは魅力的ではあるけれども、描かれ方としては一面的で、ソーコ演じるロイ・フラーの説得力の前では取るに足らない存在にしか見えなかった。(ガルニエの中で薄い衣装一枚で人々を魅了するダンカンのダンスが現れるけど、踊りそのものは別のダンサーによって吹き替えられている)

最初ロイ・フラーのパトロンとして現れて彼女の渡仏に力を貸し、パリではフラーの稽古場を提供するルイ・ドルセ―伯爵は実在の人物ではないが、ギャスパー・ウリエルが独特の病んだような繊細さで演じていて、作品に陰影を与えている。また、ロイの才能を見抜きマネージャーとして献身的に彼女を支えるガブリエル役のメラニー・ティエリーもいい。

光と陰影、衣装の表現、野外撮影などの美しさは、さすがミュージッククリップ、そして写真家出身のステファニー・ディ・ジューストの作品だけのことはある。ストーリーや脚本に疑問を感じるところはあるけれども、とにかくダンスシーンの幻惑されるような見事さと撮影の美しさ、ソーコの熱演もあり映画館のスクリーンで観る価値はある。最後の方の鏡のダンスのシーンは実際にオペラ・ガルニエで撮影されたとのことだ。

監督 ステファニー・ディ・ジュースト
キャスト ソーコ、リリー=ローズ・メロディ・デップ、ギャスパー・ウリエル、メラニー・ティエリー
作品情報 2016年/フランス・ベルギー・チェコ/108分受賞
ノミネート 第69回カンヌ国際映画祭 ある視点部門正式出品
Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座にて公開中 

2017/06/16

ジャパン・エストニア国際バレエコンクール開催

ジャパン・エストニア国際バレエコンクールin神奈川というバレエコンクールが開催されます。

http://www.jeibc.com/home.html

エストニアのタリン市では、>タリンバレエ学校が主体となり2014年にエストニア初の国際バレエコンクールを開催し、その後2016年に第2回目が行われました。
http://www.tallinnballet.ee/en/

タリンで行われたコンクールの企画を参考にして、2017年に日本独自のコンクール開催をエストニア国関係者と協議の上、両国間の交流を目的として、第一回目を日本に於けるバレエ発祥の地「神奈川県」が、国内初の国際コンクールを開催することで、国内外に向けバレエ芸術を発信していくこととなったとのことです。

エストニアのタリンバレエ学校は高い評価を得ている学校で、今年のYAGPのニューヨークファイナルにおいては、パ・ド・ドゥ部門の3位に、この学校の生徒であるKarina Laura Leškin と Taras Titarenkoが入賞しました。

今回のコンクールは、7/20(木)~7/22(土)まで開催されます。申し込み締め切りは7月10日です。

<会場>
神奈川県立青少年センター
住所:神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘9-1

<参加資格>
アマプロ、国籍を問わず参加可能
(平成29年7月22日現在の年齢とする)

グループ 対象者
グループA
満11歳〜満14歳のバレエ教育を受けている人
グループB
満15歳〜満17歳のバレエ教育を受けている人
グループC
満18歳〜満30歳のバレエ教育を受けている人、
若しくはプロフェッショナルとして活動をしていないバレエダンサー
グループD
満18歳〜満30歳の
プロフェッショナルとして活動しているバレエダンサー

<参加要項>
http://www.jeibc.com/jp/requirements.html

審査員は、タリンバレエ学校 学校長のカイエ・コルプ、元キエフ・バレエ 芸術監督で現キエフ・クラシックバレエ(キエフ児童音楽劇場) 芸術監督のヴィクトル・リトヴィーノフ、ユニバーサル・バレエ団長のジュリア・ムーン、キエフ・バレエのプリンシパル、セルギイ・シドルスキーなど。

7月20日(木)には、セルギイ・シドルスキー指導によるワークショップも開催されます。参加費5000円。

<表彰・スカラシップ>
グランプリ
グループA,B,C(アマチュア) 1位/2位/3位
※グループBの優秀なダンサーには、タリン・バレエ学校、UKRAINIAN ACADEMY OF DANCEの短期留学を授与予定
※グループC,Dの成績優秀者にはキエフ国立バレエ団の国立劇場(ウクライナ)の公演に参加する権利が与えられます。
グループD 1位/2位/3位
※グループDの成績優秀者にはキエフ国立バレエ団の国立劇場(ウクライナ)の公演に参加する権利が与えられます。
※グループDの優秀なダンサーには、キエフ・バレエの短期留学を授与予定

ベストダンサー賞
アトリエヨシノ賞
審査員特別賞
観客賞
ベスト・パートナー賞
スポンサー賞


<入場料>
予選/決戦 ¥1,000 ガラコンサート ¥3,000 (一般の方も観覧できます。当日受付でお支払いください)
ガラ・コンサートは7月22日(土)に行われ、入賞者とセルギイ・シドルスキーが出演します。


<運営組織>
主催
ジャパン・エストニア国際バレエコンクール日本開催実行委員会事務局

後援
エストニア大使館
神奈川県
エストニア・タリンバレエ学校
日本旅行
チャコット㈱
NPO法人日ロ文化交流センター

協賛
アトリエヨシノ
NPO法人アンリミテッド(知的障害者の会)
アーツプランニング・ジャパン株式会社
Movie制作株式会社


豊富なスカラシップも用意されている本コンクール、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先
http://www.jeibc.com/jp/ask.html

2017/06/14

モスクワ国際バレエコンクール2次選考進出者

モスクワ国際バレエコンクールの2次選考進出者の進出者が発表されています。


http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi


日本からの出場者ですが、

ジュニア部門では

千野円句さん
井関エレナさん


シニア部門では

寺田翠さん
大川航矢さん
大城美汐さん
北爪弘史さん

合計6人が2次選考に進出しました。


ジュニアの主な通過者としては、

Lee Soobin (昨年のワガノワコンクール優勝、マリインスキー劇場沿海州ステージの「ジゼル」に主演)
Denis Zakharov (ボリショイ・アカデミーの生徒、全ロシアコンクールで優勝)
ローレン・ハンター (今年のローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ獲得)
Elizaveta Kokoreva (ボリショイ・アカデミーの生徒、全ロシアコンクールでDenis Zakharovのパートナー)

シニアでは、
エカテリーナ・チェビキナ (マリインスキー・バレエ)




エルンスト・ラティポフ (マリインスキー・バレエ)
アマンダ・ゴメス (タタール・カザン劇場バレエ)
ジョイ・ウーマック (クレムリン・バレエ)
アレクサンドル・オメルチェンコ (ミュンヘン・バレエ)

などが残っています。

今後の日程ですが、ジュニアの2次予選が15日(木)16:45よりと16日(金)16:45より行われ、中継で観ることができます。
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-juniors-round2/

1次予選の写真がこちらでたくさん掲載されています。
http://www.balletinsider.com/archive/photo/7345

6/19(月)【6/18(日)深夜】NHKプレミアムシアターでパリ・オペラ座「夏の夜の夢」、NYCB in パリ「バランシン・ガラ」

今週末となりましたが、NHKプレミアムシアターでパリ・オペラ座バレエ「夏の夜の夢」、NYCB in パリ「バランシン・ガラ」が放映されます。

パリ・オペラ座バレエのバランシン振付「真夏の夜の夢」は、クリスチャン・ラクロワがデザインした華麗な衣装も話題になりました。オベロン役は新エトワールのユーゴ・マルシャンです。

http://www4.nhk.or.jp/premium/


◇パリ・オペラ座バレエ「夏の夜の夢」
(0:02:30~1:50:00)
<演 目>
バレエ「夏の夜の夢」(全2幕)
<振 付>ジョージ・バランシン
<音 楽>フェリックス・メンデルスゾーン
<原 作>シェークスピア「夏の夜の夢」

<出 演>
ティターニア(妖精の女王):エレオノーラ・アバニャート
オベロン(妖精の王):ユーゴ・マルシャン
妖精パック:エマニュエル・ティボー
ハーミア:レティシア・プジョル
ライサンダー:アレッシオ・カルボーネ
ヘレナ:ファニー・ゴース
ディミトリアス:オードリック・ベザール
ヒッポリータ:アリス・ルナヴァン
シーシアス:フロリアン・マニュネ
ボトム:フランチェスコ・ヴァンタッジオ
ティターニアの騎士:ステファン・ビュリョン
パピヨン:ミュリエル・ズスペルギー
ディヴェルティスマン:パク・セウン、カール・パケット
パリ・オペラ座バレエ団
パリ・オペラ座バレエ学校

<合 唱>パリ・オペラ座合唱団
<合唱指揮>ホセ・ルイス・バッソ
<管弦楽>パリ・オペラ座管弦楽団
<指 揮>サイモン・ヒューイット

<舞台美術・衣装>クリスティアン・ラクロワ
<照 明>ジェニファー・ティプトン

収録:2017年3月18・23日 パリ・オペラ座 バスチーユ(フランス)



◇ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ「バランシン・ガラ」
(1:51:00~3:33:30)
<演 目>
「ワルプルギスの夜」
振付:バランシン
音楽:グノー
出演:サラ・マーンズ
アドリアン・ダンチヒ・ウォリング
ローレン・ラヴェット
ニューヨーク・シティ・バレエ団

「ソナチネ」
振付:バランシン
音楽:ラヴェル
出演:ミーガン・フェアチャイルド
ホアキン・デ・ルス
ピアノ:エレーン・シェルトン

「ラ・ヴァルス」
振付:バランシン
音楽:ラヴェル
出演:スターリング・ヒルティン
ジャレッド・アングル
アマル・ラマサール
ニューヨーク・シティ・バレエ団

「シンフォニー・イン・C」
振付:バランシン
音楽:ビゼー
出演:タイラー・ペック、アンドリュー・ヴィエット(第1楽章)
テレサ・ライクレン、タイラー・アングル(第2楽章)
アルストン・マクギル、アンソニー・ハクスリー(第3楽章)
ブリタニー・ポラック、テイラー・スタンリー(第4楽章)
ニューヨーク・シティ・バレエ団

<管弦楽>オーケストラ・プロメテ
<指 揮>ダニエル・キャップス

<舞台美術>ジーン・ローゼンタール(ラ・ヴァルス)
<衣 装>カリンスカ
マーク・ハッペル(シンフォニー・イン・C)
<照 明>マーク・スタンリー
ロナルド・ベイツ(ラ・ヴァルス)

収録:2016年7月12・16日 シャトレ座(パリ)


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2017/06/13

モスクワ国際バレエコンクールのオープニング・ガラ視聴可能

現在開催中の第13回モスクワ国際バレエコンクール。

6月11日に行われたオープニング・ガラですが、9月15日までmedici.tvで無料で視聴することができます。

http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-opening-ceremony/

来日公演に参加しなかったボリショイ・バレエのダンサーたち、および出番を終えて帰国したばかりのスヴェトラーナ・ザハロワとデニス・ロヂキンの踊りを見ることができます。

<演目>
「くるみ割り人形」 グリゴローヴィッチ
ニーナ・カプツォーワ、ルスラン・スグヴォルツォフ、コール・ド・バレエ

「ラ・シルフィード」 ブルノンヴィル
アナスタシア・スタシュケヴィッチ、ヴャスチェスラフ・ロパーチン

「海賊」 フォルバンの踊り
Anna Balukova, アナスタシア・ヴィノクール、Irina Semirechenskaya, Artem Kalistratov、アントン・サヴィーチェフ、エゴール・フロムシン

「ディアナとアクテオン」 ワガノワ
ダリア・ホフロワ、アルテミー・ベリャコフ

「スパルタクス」よりアダージオ グリゴローヴィッチ 
アンナ・ニクーリナ、ミハイル・ロブーヒン

「ラ・バヤデール」 タンバリンの踊り グリゴローヴィッチ
クリスティナ・カラショワ、アンドレイ・ボロティン, Dmitri Ekaterinin


「黄金時代」ポルカとタンゴ グリゴローヴィッチ
アンナ・ニクーリナ、ミハイル・ロブーヒン、デニス・メジェーデフ

「ドン・キホーテ」 ボヘミアンの踊り ゴレイソフスキー
クリスティナ・カラショワ

「ラ・フィユ・マル・ガルデ」 パ・ド・ドゥ ゴールスキー
ダリア・ホフロワ、アルテミー・ベリャコフ

「ライモンダ」 グリゴローヴィッチ
アントン・サヴィーチェフ、コール・ド・バレエ

「瀕死の白鳥」 フォーキン
エカテリーナ・シプーリナ

「ドン・キホーテ」3幕 グラン・パ・ド・ドゥ ゴールスキー
スヴェトラーナ・ザハロワ、デニス・ロヂキン
第一ヴァリエーション アンナ・レオノワ
第二ヴァリエーション アンナ・オクネワ

2017/06/12

モスクワ国際バレエコンクールの出場者

モスクワ国際バレエコンクールが始まり、現在medici.tvでオープニング・ガラの中継が行われています。先日までボリショイの来日公演で日本にいたスヴェトラーナ・ザハロワ、デニス・ロヂキン、さらにニーナ・カプツォーワ、ルスラン・スグヴォルツォフ、アナスタシア・スタシュケヴィッチ、ヴャチェスラフ・ロパーチンもこのガラ公演に出演する予定です。(ザハロワは先ほどインタビューに登場していました)

http://www.medici.tv/en/others/moscowballetcompetition-opening-ceremony/

さて、なかなかコンクールの出場者が発表されていなかったのですが、ようやく出ました。

http://moscowballetcompetition.com/en/uchastniki

ジュニア部門では、なんといっても注目は千野円句さん。ボリショイ・バレエへの入団が正式に決定しています。また日本からのもう一人の注目出場者は井関エレナさん。ベルリン国立バレエ学校に留学中の15歳で、2月のオーストリアでのコンクールで優勝しています。また14歳の高尾夏翠さんも出場します。

ワガノワ・コンクールで優勝し、マリインスキー劇場沿海州ステージの「ジゼル」「白鳥の湖」に主演したSoo-Bin Lee、今年のローザンヌ国際コンクールでスカラシップを受賞したローレン・ハンターもジュニア部門に出場します。


シニア部門では、テレビ番組「ビッグ・バレエ」にも出演して知名度の高い寺田翠さんと大川航矢さん(カザン劇場)、そして吉本弦人さん(ポーランド、グランドシアターポズナンバレエ団)、北爪弘史さん(元K-Ballet Company、現米国ユージンバレエ)、間瀬愛実子さん(地主薫バレエ団)、門馬美沙希さん(ワガノワ・アカデミー留学中)、大城 美汐さん、 寺下健人さん(マケドニア国立バレエ)、寺田智羽さん(エカテリンブルグ・バレエ、寺田翠さんの弟、2016年ペルミ国際コンクール1位)、山田 悠貴さん(ワガノワ・アカデミー留学中)、山下沙織さん(ステート・ストリート・バレエ)、安井 悠馬さん(今年のNBAコンクールシニア部門1位)が出場します。

このほか出場するのは、ミハイロフスキー・バレエのアリサ・ソドレワ、同じくミハイロフスキーバレエのElla Persson、モスクワ音楽劇場バレエからミュンヘン・バレエに移籍したアレクサンドル・オメルチェンコ、マリインスキー・バレエのエルンスト・ラティポフ、昨年のヴァルナ国際バレエコンクールで金賞を受賞し、現在はタタール劇場にいるアマンダ・ゴメス、マリインスキー・バレエのエカテリーナ・チェビキナ、昨年マリインスキー・バレエからミュンヘン・バレエに移籍したアレクセイ・ポポフ、クレムリン・バレエのジョイ・ウーマックなどです。

2017/06/08

第13回モスクワ国際バレエコンクール(ネット中継あり)

第13回モスクワ国際バレエコンクールが、6月10日より20日まで開催されます。

http://moscowballetcompetition.com/en/

1969年からモスクワで4年に1度開催されているバレエコンクールですが、今年はmedici.tvでコンクールの模様の中継があるようです。

https://www.facebook.com/ru.medici.tv/videos/10154390714482352/

コンクールの中継スケジュールは以下の通りです。(モスクワ時間、日本とは6時間の時差があります)
http://www.medici.tv/en/moscowballetcompetition

6月11日(日) 18:00
開会式

6月15日(木) 10:00
ジュニア部門 2次選考

6月15日(木) 18:00
シニア部門 2次選考 前半

6月16日(金) 18:00
シニア部門 2次選考 後半

6月17日(土) 18:00
振付家部門 選考 

6月19日(月) 13:00
ジュニア部門 3次選考 

6月19日(月) 18:00
シニア部門 3次選考 

6月20日(火) 17:00
授賞式とガラ公演


出場者などはまだ不明なので、わかり次第お知らせします。

審査員
http://www.medici.tv/en/moscowballetcompetition/jurymembers/
日本からは越智久美子さんが審査員として参加しています。ザハロワ、マラーホフ、ツィスカリーゼ、ファテーエフ、ヒュッベなどが審査員として名を連ねています。

アントニオ・ガデス舞踊団 in シネマ 7月1日より劇場公開

アントニオ・ガデス舞踊団 in シネマ

『カルメン』 『血の婚礼/フラメンコ組曲』

2017年7月1日(土)より、東京都写真美術館ホール
ほか順次全国公開

http://www.tk-telefilm.co.jp/gades/

Incinema

フラメンコ史を塗り替えた舞踊家アントニオ・ガデスの芸術を受け継ぐ名門舞踊団の、
マドリード王立劇場における特別公演を収録したライブ映像を上映する、
《アントニオ・ガデス舞踊団 in シネマ  『カルメン』 『血の婚礼/フラメンコ組曲』》を
7月1日より、東京都写真美術館ホールほか、順次全国公開されます。

■『カルメン』

有名な歌劇「カルメン」の原作となったメリメの小説に着想を得て、アントニオ・ガデスとスペイン映画の巨匠カルロス・サウラが共同で作り上げた1983年の映画「カルメン」を舞台化した、スペイン舞踊史上最大のヒット作。

【出演】バネッサ・ベント、アンヘル・ヒル、ハイロ・ロドリゲス、ほか
【芸術監督】ステラ・アラウソ
【映像監督】アンヘル・ルイス・ラミレス
【詳細】[収録]2011年マドリード王立劇場/スペイン/1時間39分/16:9
【コピーライト】(c)Teatro Real MMXI
【配給】T&Kテレフィルム


■『血の婚礼/フラメンコ組曲』

『血の婚礼』はスペインを代表する詩人ガルシア・ロルカの戯曲を原作として、フラメンコを芸術へと昇華させた記念碑的傑作。『フラメンコ組曲』はデュオ、群舞とフラメンコの代表的形式を揃え、フラメンコの歴史を見せる古典的な名作。

【出演】[血の婚礼]クリスティーナ・カルネロ、アンヘル・ヒル、ホアキン・ムレーロ、ほか 
    [フラメンコ組曲]ステラ・アラウソ、ミゲル・ララ、ほか
【芸術監督】ステラ・アラウソ
【映像監督】アンヘル・ルイス・ラミレス
【詳細】[収録]2011年マドリード王立劇場/スペイン/1時間53分(血の婚礼+フラメンコ組曲)/16:9
【コピーライト】(c)Teatro Real MMXI
【配給】T&Kテレフィルム


<アントニオ・ガデス舞踊団について>

アントニオ・ガデス舞踊団は、フラメンコ史を塗り替えた偉大な舞踊家アントニオ・ガデスの遺志を受け継ぎ、その芸術と作品を伝えるために、ガデスが死の直前に設立した財団によって 2004 年に再結成された。
ガデスの愛弟子のステラ・アラウソ芸術監督のもと、最高峰のスペイン舞踊団として世界中で公演活動を続けており、2016 年には 7 年ぶりの来日公演を行い、満場の観客から熱狂的な喝采を浴びたことは記憶に新しい。


東京都写真美術館ホールでの上映タイムテーブル
http://www.tk-telefilm.co.jp/gades/screen/screen.html


昨年のアントニオ・ガデス舞踊団来日公演『カルメン』を観たのですが、これは本当にフラメンコ・ファンのみならずダンスが好きな人だったら興奮すること間違いなしの、ドラマティックで素晴らしい作品でありパフォーマンスです。ぜひ大スクリーンでご覧ください。

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2017/06/05

新国立劇場バレエ団の2018/19シーズン開幕に、ウィールドンの「不思議の国のアリス」

新国立劇場バレエ団の2018/2019シーズン開幕バレエ公演が、クリストファー・ウィールドン振付『不思議の国のアリス』に決定しました。

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_010527.html

2011年に英国ロイヤル・バレエで世界初演された話題作を、オーストラリア・バレエとの共同制作により、日本のバレエ団として初めて上演。

現代の天才振付家ウィールドン振付作品が、新国立劇場に初登場します。


バレエ
『不思議の国のアリス』〔新制作〕
2018年11月
上演回数:6回(予定)
会場:新国立劇場オペラパレス
出演:新国立劇場バレエ団

振付:クリストファー・ウィールドン     
台本:ニコラス・ライト
音楽:ジョビー・タルボット         
美術・衣裳:ボブ・クロウリー
照明:ナターシャ・カッツ       
映像:ジョン・ドリスコール、ジェンマ・キャリントン
パペット:トビー・オリー
マジック・コンサルタント:ポール・キエーヴ
共同制作:オーストラリア・バレエ


ウィールドンの大ヒット作品が新国立劇場バレエ団にやってきます。この「アリス」という作品自体は賛否両論はありますが、トニー賞に輝いたブロードウェイミュージカル「パリのアメリカ人」が劇団四季でも上演されることになって話題性十分のウィールドン作品。幅広い観客層が期待され、また現役で活躍している振付家の指導も期待できるので、大きなプラスではあると思います。
久しぶりに古典以外を踊る新国立劇場バレエ団が観られますね!

アリスやマッドハッター、ハートの女王を誰が演じるか、今から楽しみですね。

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2017/06/04

<速報!>マリインスキー・バレエ2018年来日公演決定

<速報!>マリインスキー・バレエ2018年来日公演決定

マリインスキー・バレエが2018年11~12月に来日が決定したのことです。

http://www.japanarts.co.jp/news/news.php?id=2738

≪予定プログラム≫
チャイコフスキー「白鳥の湖」
ミンクス「ドン・キホーテ」

<出演予定ダンサー>
ヴィクトリア・テリョーシキナ
エカテリーナ・コンダウーロワ
オクサーナ・スコリク
レナータ・シャキロワ
ウラジーミル・シクリャーロフ
キミン・キム
ティムール・アスケロフ
ザンダー・パリッシュ
ほか

2018年春詳細発表予定とのことです。

まだ一年半近く先なので、ダンサーなどの変更は当然あると思います。
楽しみですね。

ボリショイ・バレエinシネマSeason2016-17 ル・シネマでアンコール上映

<ボリショイ・バレエinシネマ Season2016-2017>が、Bunkamuraル・シネマにて8/12(土)~9/1(金)の3週間限定上映することが決定しました。

現在来日中のロシアの名門バレエ団『ボリショイ・バレエ団』のステージ<ボリショイ・バレエinシネマ Season2016-2017>の名作7作品が、渋谷・Bunkamuraル・シネマにて上映となります。

人気の高いチャイコフスキー3大バレエ(白鳥の湖、眠れる森の美女、くるみ割り人形)をはじめとした伝統を継ぐ完璧な古典主義と、型破りなパフォーマンスを携えた映画館初上映の作品やコンテンポラリーまで、多彩なラインナップを大スクリーンでご堪能いただけます。

【上映作品】
①くるみ割り人形
②眠れる森の美女
③白鳥の湖
④明るい小川
⑤現代の英雄
⑥コンテンポラリー・イブニング(「檻」「ロシアン・シーズン」「エチュード」)
⑦ゴールデンエイジ(「黄金時代」)

【料金】3,000円均一
※各作品の詳しい上映スケジュールは7月下旬発表予定です。

7/15(土)公開の『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』、7/22(土)公開の『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』と今夏は注目の新作バレエドキュメンタリーが目白押し。ル・シネマでバレエの世界に浸る夏、いかがでしょうか。

********
<ボリショイ・バレエinシネマ Season2016-2017>では上映されなかった「ゴールデンエージ(黄金時代)」も大スクリーンで観ることができますね。

ロードショー上映では、水曜日夜の一回のみでの上映で見逃した方も多かったと思います。おそらくここでしか観られないであろう「現代の英雄」や「コンテンポラリー・イブニング」もあり、必見です。この機会に、ぜひ。

Bunkamura ル・シネマにてボリショイ・バレエinシネマ2016-2017 3週間限定上映決定!
http://bolshoi-cinema.jp/ticket.html

2017/06/03

セルゲイ・ヴィハレフが急逝

マリインスキー・バレエでダンサーとして活躍後、振付指導者として数々のバレエの復元などを行なったセルゲイ・ヴィハレフが急逝しました。55歳の若さでした。

https://rg.ru/2017/06/02/reg-szfo/v-peterburge-skonchalsia-baletmejster-mariinskogo-teatra-sergej-viharev.html

マリインスキー劇場での公式発表(ロシア語)
https://www.mariinsky.ru/news1/2017/06/02_2

1980年にワガノワ・アカデミーを卒業してマリインスキーに入団したヴィハレフ。同年にはヴァルナ国際バレエコンクールで金賞を受賞し、1985年のモスクワ国際バレエコンクールでも受賞しています。やがてダンサーとして頭角を現してファーストソリストまで昇進し、「ロミオとジュリエット」のマキューシオ、「ジゼル」のアルブレヒト、「眠れる森の美女」のデジレ王子などを踊ります。

1999年から2006年までノヴォシビルスク劇場バレエのプリンシパルバレエマスター、そして2007年以来、ヴィハレフはマリインスキー劇場で教師として後進の指導に関わる一方で、フォーキンやプティバ作品の再振付に情熱を傾けるようになります。

マリインスキー劇場では、「眠れる森の美女」(1999)、「ペトルーシュカ」(2009)「ラ・バヤデール」(2002)、「フローラの目覚め」(2008)、「カルナヴァル」(2008)を手がけています。「カルナヴァル」はNBAバレエ団でも2007年に上演されてきます、

またボリショイ劇場では2008年に「コッペリア」の復元版を上演し、この版は日本バレエ協会でも上演されました。ミラノ・スカラ座では2011年に「ライモンダ」を復元上演し、この作品はDVDに収録されています。

来年はプティバ生誕200周年にあたり、ボリショイ劇場では、ヴィハレフ、ラトマンスキー、ブルラーカの3人の振付家がプティバ作品の復元を行なって上演するトリプル・ビルが予定されていました。(作品名は未定)

古典作品の復元・復刻に素晴らしい才能を発揮したヴィハレフのあまりに早い死は、バレエ界にとっては非常に大きな損失です。

指導者としても優れているヴィハレフは、マリインスキーではオレシア・ノーヴィコワを教えているということです。ロシア功労芸術家。

あまりの若さでの突然の訃報に言葉がありませんが、お悔やみ申し上げます。

「ラ・ヴィヴァンディエール」をエレーナ・パンコワと踊るヴィハレフ

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