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2016/12/14

勅使川原三郎シアターX公演『白痴』12/14より

KARASでは、12月14日より東京・両国シアターXにおいて、勅使川原三郎ダンス公演『白痴』を開催します。

Photo
写真:アップデイトダンスNo.36「白痴」より

http://www.st-karas.com/camp0713-2/

ドストエフスキー原作の長編小説『白痴』を基に、勅使川原が創作したダンス作品です。
今年6月にカラス・アパラタスでのアップデイトダンスシリーズの1作として初演された『白痴』は、
長大な物語の内に潜む本質を1時間のダンス作品に凝縮昇華させ、リピーターが続出する高評を得ました。
すでに海外の劇場から上演のオファーも入っています。
今回の公演では、劇場をシアターXに移し、出演者に鰐川枝里を加わえ、さらに力強く美しい作品となったとのことです。

これまで、ポーランドの作家ブルーノ シュルツの短編を中心にガルシア・マルケスや、ロベルト・ムージルの小説等を基に創作したダンス作品は2013年から11作品に及びます。 勅使川原は、ある時は木製の劇場内部を、まるで部 屋の中のように内的な空間へと変え、またある時は不気味に深い暗闇を創り出し、作品によりその独特の劇場空間を最大限活用して創作するシアターX における公演シリーズは、毎公演ごとに全く異なり、新しく独自の美しい世界を創り出しています。

勅使川原三郎の『白痴』は、そのタイトルの通りロシアの文豪ドストエフスキーの長編小説「白痴」を基に創作されたダンス作品です。長大な物語の中にある愛、葛藤、欲望、純粋や深い精神世界の全てが 1時間のダンスに凝縮された本作は、時間をかけた蓄積が破裂するような生き生きしたダンスが内面に問いかけ続ける、勅使川原三郎と佐東利穂子にしか実現しえない、鍛え抜かれたその精神と強靭な身体が美しく強く紡ぎだす、まさに身体で語る『白痴』と言えます。

今年6月のKARAS APPARATUSでの『白痴』公演は、非常に美しいパフォーマンスでした。
チャイコフスキーのラリーナ・ワルツやショスタコーヴィッチの「ジャズ組曲」のワルツでドストエフスキーの世界へと引きずり込まれました。佐東利穂子さんの滑らかな動きはまさに誇り高い貴婦人。対して勅使川原さんはぎくしゃくしていることが多いが凄みがあり、強靭で雄弁でした。後半、上着を脱いだ勅使川原さんは、白いシャツ一枚に。このシャツのボタンをいくつか外すけど下の肌はほとんど見えない。それでもここでほとばしる官能。彼が苦悩して震える姿は、フランシス・ベーコンの絵画のようでした。

この作品がシアターXの舞台でどのように進化しているのか、本当に楽しみです。
今の日本で観ることができる最高クオリティの身体芸術がここにあると、自信をもってお勧めできます。

「白痴」の再演に向けて

「白痴」公演は、勅使川原三郎、佐東利穂子、鰐川枝里出演のダンス作品。
偉大な長編文学を一時間のダンス作品にすることが、
無謀だという自覚がありました。そして公演をしながら、
なんと豊かな仕事をしているのだろうと私は驚きました。
私たちにしか実現できない作品、ここにしか存在しないダンスを
作ることが、私がやりたい仕事でありますが、本作は正にそれだ
という実感がありました。文学のページを破って現れたような人間、
時間の蓄積が破裂するような継続性、生き生きしたダンスが
身体を得る作品が立ち上がりました。
原作と相対化した人物像を描くダンスではなく、
言葉の内部での動き、内的な動きが身体を動かすダンス、
そのダンスが人間になる継続する生。
生に問いかけつづける答えをもたない身体がささやく、
その叫びにならない力が全体を構成する。
文学ではなく身体が語る「白痴」と私は考えます。
何度でも新たに、そして改めて表現、表明とはなにかを考えさせられ、
勇気づけられています。

勅使川原三郎


「白痴」ドストエフスキー原作

構成・振付・照明・美術・衣装・選曲 / 勅使川原三郎
出演 / 勅使川原三郎 佐東利穂子 鰐川枝里

【日時】2016年
12月14日(水)20:00
12月15日(木)20:00
12月16日(金)20:00
12月17日(土)16:00
12月18日(日)16:00

*開場は開演の15分前。上演時間約60分。

【料金】(全席自由・税込・入場整理券番号付) 
一般/前売り 3500円 当日4000円 
学生・シニア(65歳以上)2500円

【予約】 
KARAS メール ticket@st-karas.com
※公演日時・作品名・枚数・氏名・郵便番号・住所・電話番号を明記してお送りください。
チケットはシアターX/Confetti/チケットぴあでも発売中です。
詳しくはKARASホームページをご確認ください。

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