NYのリンカーンセンターで、ボリショイ、NYCB、パリ・オペラ座による「ジュエルズ」合同公演
ボリショイ・バレエ、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)、パリ・オペラ座・バレエはFacebookライブで合同記者会見を開き(ピーター・マーティンス、マハール・ワジーエフ、オーレリー・デュポンが参加)、「ジュエルズ」の合同公演を来年7月にNYのリンカーンセンターで行うことを発表しました。
これは、ジョージ・バランシン振付「ジュエルズ」の初演50周年を記念した公演で、リンカーンセンター夏の恒例のリンカーンセンター・フェスティバルにおいて開催されます。
http://lincolncenterfestival.org/
「エメラルド」はフランスのエレガンスとロマンティックさ、「ルビー」はジャズ・エイジにおけるアメリカのエネルギーと繁栄、そして「ダイヤモンド」は帝室ロシアの古典的な荘厳さを伝えている作品です。1967年にリンカーンセンターのデヴィッド・H・コッチシアター(旧称:ニューヨーク・ステート・シアター)で初演された作品が、同じ舞台で、この作品を体現する3つの国のトップ・バレエ団によって上演されるという、前代未聞の記念すべきイベントとなります。
Prepare for The Most Epic Jewels Ever
http://dancemagazine.com/news/coming-soon-epic-jewels-ever/
公演は2017年7月20日から23日まで、5公演となります。「エメラルド」をパリ・オペラ座バレエ、「ルビー」をNYCB、そして「ダイヤモンド」をボリショイ・バレエが踊りますが、途中でバレエ団が入れ替わり、NYCBが「ダイヤモンド」、ボリショイが「ルビー」を踊る回もあるようです。
衣装はそれぞれのバレエ団が自前のものを着用するとのことで、パリ・オペラ座はクリスチャン・ラクロワ、NYCBはオリジナル・デザインであるカリンスカ、ボリショイはエレーナ・ザイツェワがデザインした衣装を着て踊ることになるそうです。
特別な公演のため、チケットの入手も困難になりそうですが、ネット中継も検討されているそうです。歴史的なイベントとなりそうですね。
なお、今月クラシカ・ジャパンでは、マリインスキー・バレエの「ジュエルズ」、そしてドキュメンタリー「バランシンよ永遠に~パリ・オペラ座の『ジュエルズ』」が放映されています。
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