滝澤志野さんのCD「ドラマティック・ミュージック・フォー・バレエ・クラス1」
ウィーン国立バレエの専属ピアニストである滝澤志野さんの初めてのCD「ドラマティック・ミュージック・フォー・バレエ・クラス1」が新書館から発売になっています。
http://www.fairynet.co.jp/SHOP/DC16-1103.html
「椿姫」「オネーギン」「ロミオとジュリエット」「マノン」「マイヤリング」など、ドラマティック・バレエを中心にアレンジ。バー、センター、ポアント、アレグロなど満載のレッスン曲集です。
バレエのレッスン用のCDではあるのですが、一つ一つの曲の短い演奏時間の中にドラマが感じられて、その作品の舞台を実際に観た記憶がよみがえってきて、作品の世界に思わず引き込まれてしまう、そんな素敵なCDです。バレエのレッスンを受けていない方でも、バレエが好きな方なら聴き入ってしまうことでしょう。
滝澤志野さんの演奏はとてもクリアで音色も美しいのですが、その中で作品の世界に触れさせてくれて心が思わず動きます。そして最後にボーナスとして、「ロミオとジュリエット」のバルコニーシーンの曲が収録されています。ロマンティックで情熱的な情景が思わず頭に浮かびます。
CDがウィーンにも届きました!!バレエピアニストとしては遅いデビュー(?)ですが、「こんなCDがあったらいいな」と何年もあたためてきた夢がこんな風にカタチになったこと、感無量です。このCDに、私に、関わってくださった全ての方、本当にありがとうございます。 pic.twitter.com/8qBim5Ap4p
— 滝澤志野 (@shinotakizawa) December 14, 2016
ウィーン国立バレエの芸術監督、マニュエル・ルグリの文章がCDの中に入っています。
「バレエ団を率いる芸術監督にとって、志野は宝物です。 日々のクラスではレッスン曲を弾いてくれる。 リハーサルではどんな楽譜にも即座に対応して演奏してくれる。 さらには本番の舞台でも、オーケストラをバックに輝かしくも完璧なソロを披露してくれるピアニストなのです。 心優しくて、情熱的で、バレエという芸術にすべてを捧げている人。 正真正銘のアーティストです。 バレエを愛する皆さん、志野の奏でる音楽と、彼女のスペシャルな才能を、ぜひ堪能してください」
滝澤志野さんの公式サイト
http://shinotakizawa.com/
滝澤志野さんのインタビュー(バレエピアニストの仕事について詳しく語っています)
http://ballet-japon.com/creator/shino_takizawa
ピアノ伴奏 バレエ団支える…滝澤志野さん
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/special/feature/CO006040/20151006-OYT8T50129.html
ウィーン国立バレエは、これからヌレエフ版「ライモンダ」が上演されます。リハーサルの映像では、ルグリも見本を踊って見せてくれています。日本人団員の芝本梨花子さんも32秒あたりにアップで映っています。
現地時間12月27日(火曜)19:00より、この「ライモンダ」はライブ中継されます。ただしウィーン国立歌劇場のライブ中継は有料です。
http://www.staatsoperlive.com/ja/live/367/raymonda-2016-12-27/#tab_0
来年8月には、「ルグリ・ガラ~運命のバレエダンサー~」も東京・大阪で開催されますので楽しみですね。
http://www.legris-gala.jp/
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