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« デヴィッド・ホールバーグがオーストラリア・バレエ「コッペリア」で舞台に復帰 | トップページ | ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2016-2017 »

2016/11/21

ローラン・イレールがモスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任

イーゴリ・ゼレンスキーが芸術監督を務めていたモスクワ音楽劇場バレエですが、ゼレンスキーがミュンヘン・バレエの芸術監督に就任するにあたり、彼の仕事は10月1日より劇場総裁のアドバイザーという立場となり、芸術監督代行として、アンドレイ・ウヴァーロフが就任することになったことは、ここでお知らせしたとおりです。

そして、ゼレンスキーの後任として、パリ・オペラ座のエトワールであったローラン・イレールが就任することが発表されました。

http://tass.ru/kultura/3798110 (ロシア語)

http://www.dansermag.com/?p=1936 (フランス語)

モスクワ音楽劇場公式サイトのお知らせ
http://stanmus.ru/event/267798

New York Timesの記事
http://www.nytimes.com/2016/11/21/arts/dance/laurent-hilaire-named-artistic-director-of-stanislavsky-ballet.html

ローラン・イレールは、2017年1月1日より、モスクワ音楽劇場バレエ(スタニスラフスキー・ネミロヴィッチ・ダンチェンコ劇場)の芸術監督に就任します。芸術監督代行のアンドレイ・ウヴァーロフは、バレエ団のマネージャーとして残留します。モスクワ音楽劇場の総裁アントン・ゲットマンがこの人事を発表しました。

ゲットマンによれば、ローラン・イレールを芸術監督として招致するのに6か月を要したとのことです。「誰もが、イレールはパリ・オペラ座のエトワールとして知っており、ヌレエフ世代の輝ける星として幅広い作品をレパートリーとしていることも。しかし、私はローランを振付家、教師、パリ・オペラ座ではブリジット・ルフェーブル芸術監督の補佐としてもよく知っていますし、私がかつて働いていたボリショイ劇場でパリ・オペラ座がツアー公演を行った時、さらにボリショイ・バレエがガルニエで公演した時に、彼の仕事をぶりを見ています。教師としての才能、バレエ世界に通じていること、パリ・オペラ座での複雑な組織の中で8年間働いていた経験は、モスクワ音楽劇場バレエでの難しい仕事に大いに役立つだろうと確信しています」

イレールはインタビューで、モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任してほしいとのオファーは「大いなる驚きだった」と語っています。「モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任するという依頼が来るとは全く予測しておらず、信じられませんでしたが、その提案、そして劇場の総裁がバレエ団の可能性をどう考えているかということについて私は気に入りました。この1か月半において、私はモスクワを二度訪れ、クラスやリハーサルに参加して、ダンサーたちの熱意を感じました。彼らは問題を抱えていますが、可能性も秘めています。モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任するにあたって私が負う責任についてはわかっています。これは私の仕事上の挑戦です」

パリからモスクワへ引っ越すのか?という問いには、これからはモスクワ在住となるとイレールは答えたとのことです。「芸術監督はいつもそこにいなければならないので、引っ越さないことは考えられません(注:ゼレンスキーはミュンヘン・バレエ芸術監督就任のためにミュンヘンに引っ越ししており、彼がモスクワを不在となることを劇場側は不満に思って芸術監督交代に至りました)。パリ・オペラ座で何度もモスクワは訪れていますが、モスクワの街は変化していて、以前よりも親しみやすく、魅力的になっており、引っ越すことについての不安はありません」

今後の芸術上のプランについては、まだ語るには早すぎるとしてイレールは答えませんでした。「私は、ロシア・バレエに対して大きな尊敬の念を抱いています。その教育、伝統、遺産に対して。私は、ロシアのクラシック・バレエのカンパニーを率いることになることを理解しています。新しい振付家、その中にはロシア人の振付家も起用しようと思っています。これからのやる気に満ち溢れています」

ニューヨークタイムズの記事によれば、5年契約とのことです。モスクワ音楽劇場バレエは、年間125公演を行っています。団員は120人。

******
ブリジット・ルフェーブルがパリ・オペラ座芸術監督を退任した後、誰もがローラン・イレールがその後任となると考えていましたが、実際にはオペラ座総裁のステファン・リスネルが推したバンジャマン・ミルピエが就任しました。

今年、ミラノ・スカラ座バレエの芸術監督が交代した時にも、ちょうどヌレエフ版「ドン・キホーテ」の振付指導をしていたイレールは有力候補とされていましたが、マウロ・ビゴンゼッティが就任しました。ミルピエ、ビゴンゼッティ共、短期間で芸術監督を辞任する事態となりましたが、その一方で、イレールがロシアのバレエ団の芸術監督に就任するというのは、バレエ界の大きな変化を感じさせます。

ナチョ・ドゥアトがミハイロフスキーバレエの芸術監督に就任したことは、バレエ界を驚かせましたが、イレールのモスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任と言うのはさらに驚かされるニュースです。果たして彼のリーダーシップがどれほどうまくいくのか、しばらくは目が離せませんね。

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コメント

詳しい情報をありがとうございます。
モスクワ音楽劇場バレエは来日する度に足を運んでいたので素朴で好きなバレエ団です。
白鳥の湖、エスメラルダ、ロミオとジュリエットの3演目しか観た事はないけれども。
イレールがあそこの芸術監督になるとは夢にも思わなかったのでこのニュースが流れた日は本当にびっくり仰天しました。
団員120名の大所帯で年間125公演もあるのですか。

ビゴンゼッティが芸術監督を辞任したのでイレールが後任かしら?と漠然と思っていたけれど、ミラノスカラ座バレエはイタリア人のボッレが今後芸術監督になるのかしら~。
ルフェーブルはコンテが大好きでその下に長年イレールがいたので、古典重視のロシア・バレエでイレールの采配が少し心配になりますけど成功してほしいです!

ますみさん、こんにちは。
お返事が遅くなり申し訳ありません!

モスクワ音楽劇場バレエの来日公演、私も最近毎回足を運んでいます。ブルメイステル版白鳥の湖はとても面白いしドラマティックなので、白鳥の中でも好きな版ですね。
私も、イレールがここのバレエ団の芸術監督になると聞いてビックリでした。てっきりスカラ座の芸術監督になると思っていたので。
でも、ナチョ・ドゥアトがミハイロフスキーに行ったり、色々時代は動いていますね。
まあでもイレールも考えてみればオペラ座でブルメイステル版白鳥踊っているはずですし、古典も素晴らしかったし、頑張ってくれるのではドゥアト思います。またモスクワ音楽劇場バレエ来日して、客席のイレールの姿も見たいですよね。

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