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2016年10月

2016/10/31

10/15 イスラエル・ガルバン「FLA.CO.MEN」

「FLA.CO.MEN」【日本初演】

10月15日(土)17:30
名古屋市芸術創造センター
主催:
あいちトリエンナーレ実行委員会
公益財団法人名古屋市文化振興事業団(名古屋市芸術創造センター)

振付・演出・ダンス Israel Galván
歌 David Lagos, Tomás de Perrate
ヴァイオリン・バス Eloísa Cantón
ギター・歌 Caracafé、 Proyecto Lorca
サクソフォン Juan Jiménez
パーカッション Antonio Moreno

http://aichitriennale.jp/artist/israelgalvan.html

5月にアクラム・カーンと共演する「TOROBAKA」で来日する予定だったイスラエル・ガルバンだったが、怪我で公演が中止となってしまった。この前の週にやはりあいちトリエンナーレで上演された「Solo」があまりに評判が良く、急きょ観ることにしたのだった。

舞台の上には、パーカッション、ドラムセット、そして譜面台。そこへなぜか白いエプロンをかけたイスラエル・ガルバンが足を小刻みに動かしながら登場し、そして女性ヴァイオリン奏者エロイサ・カントンが登場。ガルバンが歌うようにダイアローグを述べると、ヴァイオリン奏者が日本語に通訳するユーモラスなやり取り。やがて彼は、目にも止まらないようなものすごく速い動きでサパテオ(フラメンコの足の動き)を見せる。

フラメンコの革命児と呼ばれるガルバンは、なるほど自由奔放で型破り、大胆な動きを見せてくれる。しかしそれは、しっかりとしたサパティアードの技術に基づいたもの。素早い足の動きはタップダンスのようでもあるが、上半身の動きはエレガントで、また手の表現も細やかで豊かだ。細身の身体がとてもしなやかで、長い腕で見せる一つ一つのキメポーズが実にスタイリッシュ。しっかりした軸とアプロンがあるので、すべてが美しい。フットペダルをサパテオで踏んでドラムを演奏したり、木の箱を叩いて鳴らしたりブーツを楽器代わりにしたり、舞台の上に小銭をばらまいてその上で踊ったり、舞台上を縦横無尽に駆け回ったかと思えば、椅子に座って休んで水を飲んだり何か食べていたりする。フラメンコが地面を踏んだり手を叩いて音を出すダンスであることもあって、彼の音楽性はずば抜けており、だからこそドラム演奏だってすごいわけなのだ。

一見フラメンコを脱構築し、型破りでゆるいように見えて、しっかりと構成された作品である。1人ずつミュージシャンが入場してきて演奏を始め、楽器の数が増えて音楽が厚くなっていくところからしてうまい。明暗と色彩を巧みに使った照明も場面転換として機能し、構成を見せるのに効果的で見事だ。そしてミュージシャンたちも個性的で魅力的。ガルバンと舞台上で絶妙なやり取りを展開するだけでなく、音楽がダンスそのものをつくりあげているということを実感させるし、ガルバンも音楽と一体化している。

それだけでなく、ミュージシャンなのに皆やけに踊りが上手くて、途中でガルバンと一対一で踊ってちゃんとついて行ける人もいるし、パーカッション奏者などは途中で上半身裸になって、自分の上半身を叩きながらステップを踏みソロダンスまで見せてくれるのだ。フラメンコに欠かせない歌は、哀愁は帯びているもののウェットにはなりすぎない上に、歌手が抜群のリズム感を持っているからとても楽しく、時にはラップのようでもある。ダンスと歌、演奏の掛け合いも決まっていて、ジャズのインプロヴィゼーション・セッションのような雰囲気となる。

途中、ガルバンは客席まで降りて行って歩き回り、客席の通路でも見事なサパディアードやピルエットを見せた上で、客いじりまでしてチャーミングさを発揮してくれた。

クライマックスでは、ヴァイオリン奏者が奏でるリコーダーの音色で、ミュージシャンたちが全員で踊り、まるでハーメルンの笛吹きについていくかのように舞台を去っていく。そしてカーテンコールで踊りながら登場したガルバンは、白に赤い水玉のドレスを着て、そのドレスが脱げそうになるまでノリノリで踊ってくれてしまいには床に転がったた。ここが名古屋でなく、スペインのどこかの広場にいるかのような気持ちになり、幸せで満たされた。

イスラエル・ガルバン、超絶技巧の持ち主であるけど、いたずらっ子のようにチャーミングで、セクシーで、お茶目で大胆で、圧倒的な魅力の持ち主だった。クラクラさせられるような彼のダンスをまた観られる日が近いうちにあることを祈る。


今年9月のリヨン・ビエンナーレでの映像をarteで視聴できる。
http://concert.arte.tv/fr/flacomen-disrael-galvan-la-biennale-de-la-danse-de-lyon

2016/10/30

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の2017年METシーズン

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の2017年メトロポリタン・オペラハウスでの春シーズンが発表されています。

http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=562


以前にもお知らせしたとおり、アレクセイ・ラトマンスキー振付の新作「ホイップクリーム」(音楽と台本はリヒャルト・シュトラウス)がカリフォルニア州コスタ・メサでの初演を経て、メトロポリタン・オペラハウスでも上演されます。

先日のユニバーサル・バレエでのジュリエットも素晴らしかったアレッサンドラ・フェリが、今度は「オネーギン」のタチヤーナ役で2回(6月20日、22日)ゲスト出演します。同じ「オネーギン」で、6月23日にディアナ・ヴィシニョーワがタチヤーナ役を踊り、ABTのプリンシパルとては最後の舞台となります。

METシーズンでのゲストダンサーは、アレッサンドラ・フェリのみの予定となっています。
なお、プリンシパルの一覧からはポリーナ・セミオノワの名前が消えているので、退団したということになります。プリンシパル一覧にデヴィッド・ホールバーグの名前は残っているものの、現在のところMETシーズンでの出演予定はありません。

5月22日のガラ公演で、シーズンは幕を開けます。全幕の新作「ホイップクリーム」は、12回上演される予定となっています。


もう一つ、カンパニー初演作品があります。ラトマンスキー振付、音楽はチャイコフスキー(グラズノフ編曲)の「Souvenir d'un lieu cher(なつかしい土地の思い出)」がレパートリー入りします。2012年にデンマーク・ロイヤル・バレエで初演された作品です。
この作品は、「チャイコフスキー・スペクタキュラー」と題して、バランシン振付の「チャイコフスキーパ・ド・ドゥ」、「モーツァルティアナ」、マルセロ・ゴメス振付の「AfterEffect」、ラトマンスキー振付の「くるみ割り人形」のパ・ド・ドゥ、ラトマンスキー振付の「眠れる森の美女」の3幕「オーロラの結婚」(The Porcelain Trio、Three Ivansというバレエ・リュスで上演され、ラトマンスキーによって改訂振付された二つのディヴェルティスマンが加わる)の中から、組み合わせを変えて同時上演されます。


全幕作品は、5作品です。

「ドン・キホーテ」
「ジゼル」 (5月30日の公演は、マルセロ・ゴメスのカンパニー在籍20周年記念公演)
「金鶏」(ラトマンスキー振付)
「海賊」
「白鳥の湖」
「オネーギン」

ほとんどのキャストはすでにカレンダーで発表されています。
http://www.abt.org/calendar.aspx?startdate=5/1/2017

「ジゼル」では、ミスティ・コープランド、ジリアン・マーフィー、サラ・レーンがジゼル役デビューを飾ります。「ドン・キホーテ」ではミスティ・コープランドとクリスティーナ・シェフチェンコがキトリ役デビュー。「白鳥の湖」では、デヴォン・トゥーシャーがオデット/オディール役デビュー。「オネーギン」ではステラ・アブレラがタチヤーナ役デビューを飾ります。

かつては華やかなゲストダンサーが席巻していたABTですが、近年は内部のダンサーを育てることに方向性を転換したようです。ミスティ・コープランドの人気が高く、彼女の出演日はどんな大物スターよりも観客動員が見込めるということもあります。オールスター・バレエ・ガラに出演したカサンドラ・トレナリー、そしてクリスティーナ・シェフチェンコ、デヴォン・トゥーシャーなどは今後注目を集めることでしょう。また、ラトマンスキーが振付けた作品が多くレパートリーに加わることで、カンパニーとしての個性も出てきました。

2016/10/28

ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」リハーサルネット中継

ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」リハーサルネット中継が、10月27日(日本時間では、28日の深夜3:30から)に行われました。

http://www.roh.org.uk/news/watch-nutcracker-rehearsals-to-be-livestreamed-on-27-october-2016

深夜で生中継を観るのは厳しかったのですが、YouTubeで収録がアップロードされていますので、全部観ることができます。

リハーサルは、クリストファー・カーの指導によるクララとハンス・ピーターのパ・ド・ドゥの通しリハーサル(レティシア・ストック、マルセリーノ・サンベ)と、クレア・カルヴァートが踊るローズ・フェアリーのリハーサルです。


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英国ロイヤル・バレエのロイヤル・チャーター60周年を記念して、同バレエ団のクラシック・バレエの代表作にコンテンポラリー作品を加えたレパートリーを大集成した15枚組DVD/Blu-Rayが発売されます。2005年以降にリリースされた作品をひとまとめにしていてお得です。

Disc 1〉ジゼル 2014 ジゼル:オシポワ/アルブレヒト:アコスタ
Disc 2〉ラ・バヤデール 2009 ニキヤ:ロホ/ソロル:アコスタ/ガムザッティ:ヌニェス
Disc 3〉ドン・キホーテ 2013 キトリ:ヌニェス/ドン・キホーテ:サウンダース
Disc 4〉眠れる森の美女 2006 オーロラ姫:コジョカル/フロリムント:ボネッリ/リラの精:ヌニェス
Disc 5〉くるみ割り人形 2009 こんぺい糖の精:吉田都/王子:マックレイ
Disc 6〉白鳥の湖 2009 オデット:ヌニェス/ジークフリート王子:ソアレス
Disc 7〉シルヴィア 2005 シルヴィア:バッセル/アミンタ:ボッレ
Disc 8〉ラ・フィーユ・マル・ガルデ 2015 リーズ:オシポワ/コーラス:マックレイ
Disc 9〉ラプソディ/二羽の鳩 2016 ○ ラプソディ オシポワ/マックレイ ○二羽の鳩 娘:カスバートソン/若者:ムンタギロフ/ジプシーの娘:モレーラ/その恋人:平野亮一
Disc 10〉アシュトン・セレブレーション 2013 ○ ラ・ヴァルス 小林ひかる/平野亮一/レイン/○ タイスの瞑想曲 ベンジャミン/フリストフ ○ 春の声 崔由姫/キャンベル ○ モノトーンズ I & II 高田茜/ヌニェス/ボネッリ ○ マルグリットとアルマン タマラ・ロホ/ポルーミン/エイヴィス
Disc 11〉ロメオとジュリエット 2012 ジュリエット:カスバートソン/ロメオ:ボネッリ
Disc 12〉マイヤリング(うたかたの恋) 2009 ルドルフ皇太子:ワトソン/マリー・ヴェッツェラ:ガレアッツィ
Disc 13〉不思議の国のアリス 2011 アリス:カスバートソン/ハートのジャック:ポルーニン
Disc 14〉冬物語 2014 レオンティーズ:ワトソン/ハーマイオニー:カスバートソン/バーディタ:ラム/パウリーナ:ヤノウスキー/フロリツェル:マックレイ/ポリセネス:ボネッリ
Disc 15〉マクレガー・トリプル・ビル (クローマ/インフラ/リーメン) 2006-09 ロホ/ボネッリ/ワトソン/ラム/カスバートソン

第7回ワガノワ国際バレエコンクール(ワガノワ・プリ)結果 男子千野円句さん2位、ジュニア女子島田陽衣さん1位、吉江絵璃奈さん2位 /追記あり

2日間ほど韓国に行って、ユニバーサル・バレエの「ロミオとジュリエット」、アレッサンドラ・フェリとエルマン・コルネホ主演の回を観てきました。フェリの奇跡のジュリエットが観られて幸せです。また後日レポートします。その間少々ブログがお休みになってしまいました。

他のサイトでも情報が載っていますが、ワガノワ・プリの1次審査の通過者が発表されていますので、お知らせします。1次審査は、クラスレッスンです。25点満点で18点以上取った参加者が、次に進むことができます。

https://www.facebook.com/vaganovaprix/

そして一次審査の結果が発表されています。

シニア女子
Anamarija Markovic (Croatia)
Seon Mee Park (Korea)
Kanon Suzuki (VBA / Japan) 鈴木花音
Miyu Takamori (Japan / Hungary) 高森美結
Valerie Gomez de Cadiz (VBA / Spain)
Soobin Lee (Korea)
Eleonora Sevenard (VBA)
Vlada Borodulina (VBA)

ジュニア女子
Anastasia Smirnova (VBA)
Maria Bulanova (VBA)
Harui Shimada (VBA / Japan) 島田陽衣 
Svetlana Sevelieva (VBA)
Nikita Boris (VBA / USA)
Erina Yoshie (VBA / Japan) 吉江絵璃奈
Anastasia Nyukina (VBA)
Minori Nakashima (VBA / Japan) 中島実紀
Maria Petukhova (VBA)

男子
Ono Shinnosuke (VBA) 小野真之介
Ervin Zagiddulin (VBA)
Mark Chino (BBA) 千野円句
Arsentiy Lazarev (Novosibirsk)
Lee Sangim (Korea)
Egor Gerashchenko (VBA)
Velery Argunov (BBA)

VBAはワガノワ・アカデミー、BBAはボリショイ・アカデミーです。

小野真之介さん、千野真沙美さんの息子さんの千野円句さん、今年のローザンヌコンクールでファイナリストだった吉江絵璃奈さん、
このコンクールのポスターに起用されているエレオノラ・セヴェナルドなどが順調に残っています。

岩田守弘さんが、生徒さんを連れてコンクールへと参加した様子をブログで報告しています。
http://ibashika.exblog.jp/26084782/
残念ながらルスタム・アズィーゾフさんは1次予選で敗退してしまいましたが、コンクールの様子は良く伝わってきます。

ワガノワ・プリは、1位、2位、3位が男女各1名ずつ選ばれるほか、2次(=決勝)に進出したダンサーのうち14人に賞が与えられます。またワガノワ・アカデミー賞として、2名がワガノワ・アカデミーで10か月教育を受けられます。さらに、ベスト・パートナー賞もあります。

2次審査の結果は、ロシア時間27日17:15に発表されます。ということで発表されました。


男子
1位 Lee Sangim (Korea)
2位 Mark Chino (BBA) 千野円句、Egor Gerashchenko (VBA)
3位 Ervin Zagiddulin (VBA)
ベストパートナー Arsentiy Lazarev (Novosibirsk)

ジュニア女子
1位 Maria Bulanova (VBA)、Harui Shimada (VBA / Japan) 島田陽衣
2位 Svetlana Sevelieva (VBA)、Erina Yoshie (VBA / Japan) 吉江絵璃奈
ディアナ・ヴィシニョーワ賞 Anastasia Smirnova (VBA)

シニア女子
1位 Soobin Lee (Korea)
2位 Eleonora Sevenard (VBA)
3位 Seon Mee Park (Korea)
観客賞 Nikita Boris (VBA / USA)
ワガノワ・アカデミーへのスカラシップ Miyu Takamori (Japan / Hungary) 高森美結、Anamarija Markovic (Croatia)

日本人出場者は、3人入賞+スカラシップ1人で大活躍でした。そして、男子とシニア女子で1位、シニア女子で3位を輩出した韓国も凄いです。

千野円句さんの記事(今年8月)
人模様
露で本物の踊り目指す 千野円句さん
http://mainichi.jp/articles/20160801/dde/007/070/036000c
千野さんは、ペルミ国際バレエコンクール2016でも一位に輝いています。

さて、29日には、閉会式とガラ公演のネット中継もあります。

※追記:このリンクで、ガラコンサートの映像がそのまま視聴できます。
ガラコンサートのプログラムですが、

「メロディ」 Maria Iliushkina, Nikita Kapunov (この二人のみ、マリインスキー・バレエの団員)
「海賊」奴隷商人のヴァリエーション Arsentiy Lazarev
「海賊」メドーラのヴァリエーション Anastasia Smirnova
「ジゼル」ペザントのヴァリエーション Nikita Boris
「King Candaules(カンダウレス王)」からのヴァリエーション Svetlana Sevelieva
「ジゼル」アルブレヒトのヴァリエーション 千野円句
「騎兵隊の休息」のヴァリエーション Seon Mee Park
「ライモンダ」より夢のヴァリエーション Maria Bulanova
「白鳥の湖」よりオディールとジークフリート王子のパ・ド・ドゥ Eleonora Sevenard、Egor Gerashchenko
「エスメラルダ」よりアクティオンのヴァリエーション Ervin Zagiddulin
「エスメラルダ」よりディアナのヴァリエーション 吉江絵璃奈
「海賊」よりオダリスクのヴァリエーション 島田陽衣
「ジゼル」のジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥ Soobin Lee、Lee Sangim

「フェアリー・ドール」 Eleonora Sevenard主演、ワガノワ・アカデミーの生徒たち

日本時間では、10月30日の午前1時からとなります→現在も視聴可能です。

2次審査の写真

時事通信の記事
島田さん優勝、吉江さんと千野さん2位=ワガノワ国際バレエ大会-ロシア
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102800010&g=soc

ロシア 若手登竜門のバレエコンクールで日本人3人入賞
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161028/k10010747481000.html


露バレエコンクールで島田陽衣さんが優勝 (ニュース映像付き)
http://www.news24.jp/articles/2016/10/28/10344910.html

受賞者のパフォーマンスの写真は、ニコライ・ツィスカリーゼのファンブログで見ることができます。
http://tsiskaridze.tumblr.com/post/152397559678/vaganova-prix-winners

エレオノラ・セヴェナルドが主演した、ワガノワ・アカデミー今年の来日公演「くるみ割り人形」がDVD化されて発売されます。
エレオノラ・セヴェナルドは、かの伝説的なプリマ・バレリーナ・アッソールタであるマチルダ・クシェシンスカヤと血縁関係があるというサラブレッドです。


ロシアの名門、ワガノワ・バレエ・アカデミー2016年来日公演の映像がDVDで登場! 王子役はドキュメンタリー「バレエに選ばれた子どもたちの8年間」にも登場するパヴェル・オスタペンコ。クリスマスプレゼントにもぴったりの一枚です。(12/上旬発売予定 ご予約受付中)

マーシャ/プリンセス:エレオノーラ・セヴェナルド
くるみ割り/王子:パヴェル・オスタペンコ
マーシャ:アンナ・シャローワ
ドロッセルマイヤー:ワディム・シローチン
ねずみの王様:セルゲイ・オスミンキン ほか、ワガノワ・バレエ・アカデミー

音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
振付:ワシリー・ワイノーネン
芸術監督:ニコライ・ツィスカリーゼ
*2016年1月22日 Bunkamuraオーチャードホールにて収録


http://www.fairynet.co.jp/SHOP/4560219324213.html

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2016/10/21

新国立劇場バレエ団、長田佳世さんが引退/日本バレエ協会「ラ・バヤデール」

新国立劇場バレエ団のプリンシパル長田佳世さんが、2016年12月19日(月)13:00開演の新国立劇場バレエ公演「シンデレラ」および日本バレエ協会公演「ラ・バヤデール」(2017年1月22日(日)18:00開演)での主演をもって、ダンサーとしての現役を引退することとなりました。

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/161020_009311.html

ワクイバレエスクールにて涌井三枝子に師事。ボリショイ・バレエ・アカデミーで学び(同級生にはスヴェトラーナ・ルンキナがいました)、首席で卒業。、国立ロシアバレエ団に入団、ソリストとして活躍。その後、Kバレエカンパニーを経て、2009/2010シーズン新国立劇場バレエ団へソリストとして入団しました。2013年プリンシパルに昇格しています。

2010年のアシュトン「シンデレラ」で初の主役を務め、「ジゼル」、「白鳥の湖」、エイフマンの「アンナ・カレーニナ」、ビントレーの「パゴダの王子」さくら姫、「テーマとヴァリエーション」などで主演しています。長田さんは、ビントレーによってシンデレラやさくら姫などに抜擢され、ビントレーによって花開いたダンサーといえます。

アカデミックで高度な古典の技術と情感豊かな美しい踊りが素晴らしい長田さんは、新国立劇場バレエ団には今は少ない大人のバレリーナとして、多くの人の手本になる存在でした。特に今年の夏の「こどものための『白鳥の湖』」のオデット/オディールのクラシックバレエの美しさとリリカルさ、『アラジン』のルビーでのあでやかさ、「アンナ・カレーニナ」で見せた演技力は印象的でした。

7月の「白鳥の湖」でも完璧なテクニックを見せてくれて、まだまだ踊れる時での引退はとても残念です。そして、新国立劇場バレエ団での引退公演となる「シンデレラ」ですが、平日昼間の公演で、団体客が入っているためチケットもほとんど売り切れとなっています。長田さんのファンの多くが彼女に新国立劇場の舞台でお別れができないのは、とても残念ですよね。(来週始まる『ロメオとジュリエット』にも脇役で出演するとは思います)

というわけで、1月22日の日本バレエ協会の『ラ・バヤデール』は見逃せません。長田さん以外のキャストも、とても豪華です。

素晴らしく、感動的な舞台をたくさん見せてくださった長田さん、ありがとうございました。

http://www.j-b-a.or.jp/stages/2017tomin-fest_bayadere/

1月21日(土) 午後5時15分開場・午後6時開演

ニキヤ:酒井はな
ソロル:浅田良和
ガムザッティ:堀口 純
大僧正:小林貫太
黄金の神像:アレクサンドル・ブーベル 他

1月22日(日) 午後12時45分開場・午後1時半開演

ニキヤ:瀬島五月
ソロル:芳賀 望
ガムザッティ:法村珠里
大僧正:敖 強
黄金の神像:牧村直紀 他

1月22日(日) 午後5時15分開場・午後6時開演

ニキヤ:長田佳世
ソロル:橋本直樹
ガムザッティ:馬場 彩
大僧正:マイレン・トレウバエフ
黄金の神像:高橋真之 他

会場:東京文化会館
音楽:レオン・ミンクス
原振付:マリウス・プティパ 
改訂振付/演出:法村牧緒    指導:杉山聡美
指揮:アレクセイ・バクラン   オーケストラ:ジャパン・バレエ・オーケストラ

チケット: SS=12,000円/S=10,000円/A=8,000円/B=6,000円/C=4,000円
-10月24日より販売開始-

2016/10/20

イヴェット・ショヴィレが99歳で逝去

フランスが生んだ20世紀最高のプリマ・バレリーナの一人、イヴェット・ショヴィレが99歳で亡くなりました。フランス人で唯一プリマ・バレリーナ・アッソールタの称号を持つ伝説のバレリーナでした。

http://www.lefigaro.fr/culture/2016/10/19/03004-20161019ARTFIG00350-disparition-d-yvette-chauvire-etoile-absolue.php

http://mobile.nytimes.com/2016/10/20/arts/dance/yvette-chauvire-dead.html

1917年に生まれたイヴェット・ショヴィレは、10歳からパリ・オペラ座学校で学び、ボリス・クニアセフとヴィクトール・グソフスキー(「グラン・パ・クラシック」の振付家)に師事。そののち、セルジュ・リファールにも師事します。学校時代からオペラ座の舞台に立っていますが、1934年にパリ・オペラ座バレエに入団します。1937年には映画『白鳥の死』に出演、1941年にエトワールに任命されます。リファールの代表作『白の組曲』(1943年)を彼女は初演しています。

リファールはナチスに協力した容疑で第二次世界大戦後、一時的にオペラ座を追放されますが、その時ショヴィレも一旦オペラ座を離れ、モンテカルロで踊ります。のちに復帰。1949年には師グソフスキーの「グラン・パ・クラシック」を初演します。ミラノ・スカラ座、ロイヤル・バレエでも踊りました。

中でも当たり役は「ジゼル」で、1949年に初めて踊り、1972年にこの作品でパリ・オペラ座を引退するまで「ジゼル」の第一人者と呼ばれていました。(1956年に退団していますが、引き続き72年までゲストとして出演しています)特に若い頃のルドルフ・ヌレエフは彼女を崇拝しており、彼はショヴィレより20歳若かったのですがロイヤル・バレエで共演が実現しています。「瀕死の白鳥」の名演でも知られていました。知的でニュアンスを大切にし、情感豊かに役を踊るダンサーでした。フランスのエレガンスとモダンを象徴する存在でした。

パリ・オペラ座学校で学んだショヴィレは、フレンチスタイルの神髄と評されましたが、バレエ・リュス出身のリファールに師事し、またボリス・クニアセフとヴィクトール・グソフスキーもロシア人であるため、ロシア・バレエの影響も受けています。彼女の伝記を書いたジェラール・マノニに、パリ・オペラ座学校はイタリア人教師が多かったためイタリアン・スタイルの影響が大きく、フレンチスタイルの最良の部分を受け継いでいるのは実はロシア・バレエだと語っていました。

1961年には、世界で最もエレガントな女性10人のうちの一人に選ばれ、セシル・ビートンのモデルとなり、また多くの雑誌の表紙を飾るなど、押しも押されぬ国際的な大スターでした。その美貌と優雅さで、映画や舞台の世界でも活躍しました。

1985年には、ドミニク・ドルーシュがドキュメンタリー「Yvette Chauviré, une étoile pour l'exemple」(Yvette Chauvire: France's Prima Ballerina Assoluta)を監督しています。ショヴィレがゲラン、ギエム、ルディエール、カルフーニ、モーラン、ピエトラガラらを指導している映像が収録されています。この時60代後半ですが、その年齢でもスターの輝きがあり非常に美しくエレガントな姿を見せています。

1988年にパリ・オペラ座バレエがニューヨークで、当時芸術監督を務めていたヌレエフのためのガラを開催した時、カーテンコールで彼は二人のバレリーナを伴っていました。マーゴ・フォンテーンとイヴェット・ショヴィレです。フォンテーンはヌレエフがロイヤル・バレエで多く共演し、伝説のパートナーシップを築いたパートナーでした。一方、ショヴィレはヌレエフにとって憧れのアイドルだったのです。

引退後は1960年代にパリ・オペラ座学校の校長などを務め、最近まで教師として活躍していました。マリー・クロード・ピエトラガラには「二羽の鳩」、シルヴィ・ギエムには『白の組曲』のシガレット、そのほかモニク・ルディエール、エリザベット・モーラン、イザベル・ゲラン、ドミニク・カルフーニといったエトワールたちにその芸術を伝えました。カルラ・フラッチとパトリック・デュポンにも「ジゼル」を教えている映像があります。ショヴィレのバレエは、パリ・オペラ座バレエの神髄として、後進に脈々と伝えられています。

ショヴィレの伝記の中で、印象的な話があります。「ジゼル」の狂乱シーンについて、彼女はそれは一般的な狂気ではない、としています。アルブレヒトが自分を欺いていたことにジゼルが気が付いた時、「彼女は突然年老いて、別の世界へと落ちていきます。狂気ではなく、奇妙な感情の海の中へと落ちて行くのです」

伝説的なバレリーナがまた一人この世を去りました。

イヴェット・ショヴィレの踊る「瀕死の白鳥」

ショヴィレがヌレエフ、そしてシリル・アタナソフと踊る「ジゼル」

Yvette Chauvire: France's Prima Ballerina Assoluta [DVD] [Import]Yvette Chauvire: France's Prima Ballerina Assoluta [DVD] [Import]
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イヴェット・ショヴィレも、この本の中で紹介されています。

偉大なるダンサーたち ~パヴロワ、ニジンスキーから、ギエム、熊川への系譜~偉大なるダンサーたち ~パヴロワ、ニジンスキーから、ギエム、熊川への系譜~
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あいちトリエンナーレ ヴェルテダンス『CORRECTION』

10月15日は、名古屋に日帰りであいちトリエンナーレに行ってきて、3公演観てきました。9月のプロデュースオペラ「魔笛」に続くトリエンナーレでです。

ヴェルテダンスの『CORRECTION』は、東京の Dance New Air でも上演されたのですが、時間が合わなくて観に行けなかったのでした。(Dance New Air では、3公演観ました。10月のダンス公演の多さといったら殺人的な勢いで、10月18日現在、10月に18本もパフォーマンスを観たことになります)愛知で観ることができて良かったです。

ヴェルテダンス(チェコ共和国)
VerTeDance, Jiří Havelka, Clarinet Factory
『CORRECTION』(2014)
http://dancenewair.tokyo/program0104

演出:イジー・ハヴェルカ
振付・出演:ヴェロニカ・クニトロヴァー、テレザ・オンドロヴァー、マルチナ・ハイディラ・ラツォヴァー、カロリーナ・ヘイノヴァー、ロボ・ニジュニーク、ヤロ・オンドルシュ、ペトル・オパフスキー
音楽:クラリネットファクトリー(インドジフ・パヴリシュ、ルジェク・ボゥラ 、ヴォイチェフ・ニードル、ペトル・ヴァラーシェク)

会場に入ると、すでに7人のダンサーが舞台に立っている。等間隔で立っている彼らの靴は床に釘づけられており、その場から歩き出す自由を奪われている。ダンサーたちは、それでも必死に動こうとして、自分の影と格闘する。足を動かすことができないという、ダンスの大前提となる脚の動きを封じ込められた状態でどんなダンスができるのか。

背後にいるクラリネットのカルテットが奏でるちょっととぼけたミニマルな音楽に乗せて、ダンサーたちは様々な動きを見せる。お互いを突っつき合ったり、もたれかかったり、どついたり、ドミノ倒しのように倒れたり。絶妙な間合いとやり取りは、パントマイム劇を見ているようでもある。足が動かないからといって動けないと思ったら大間違いで、前へ後ろへ横へ、身体を大きく反らしたり、映画「マトリックス」の弾除けシーンのようにのけぞったり。床にぎりぎりつかない中途半端な高さのまま浮かんでいたり、足が固定された状態で倒れてしまって、必死に腹筋や背筋を駆使して元の立った体勢に戻ろうとしたり。台詞はなくても、視線やポーズで会話が聞こえてきそう。

時にはバナナや靴などの小道具も登場したり、ユーモアと不条理なセンスが最高に楽しい。様々な違うパターンの動きがあるので、時間が経つのも忘れて食い入るように見入っていた。

靴が床に釘づけられていて足の動きを封じ込められている、というのは一発アイディアのようだけど、それにとどまらず、いろいろと膨らませていて、センス・オブ・ワンダーを感じさせた。横一列に立って一歩も動けないのに、いろんな工夫をしてユニークな振付ができるものだ。とともに、ダンサーたちの驚異的な強靭さ、身体能力にも驚かされた。人間って凄いな~としみじみ感心したし、とても楽しかった。世界中のフェスティバルで大人気を呼んでいる演目だというのも納得。


あいちトリエンナーレのパフォーミングアーツ公演は、どれもキュレーター唐津さんの目利きによって充実したプログラムとなった。遠方から来た人でも、一日に3公演ハシゴすることが可能となっていたので交通費をかけただけの満足感が得られた、優れたプログラミングだったと思う。残りの公演もできるだけレビューできれば、と思う。(22日には、Co.山田うんの「いきのね」を観に再び名古屋へ)

2016/10/19

第7回ワガノワ国際バレエコンクールの出場者

ワガノワ国際バレエコンクールが今年は10月23日~29日に開かれます。

http://www.vaganovaprix.com/

1988年に第一回が開催されたこのコンクール、実に2006年以来の開催となります。

前回の2006年にはグランプリはワディム・ムンタギロフが受賞しており、また現在新国立劇場バレエ団のソリストである中家正博さんが3位に入場しています。
その前の2002年の優勝者は、ポリーナ・セミオノワとミハイル・ロブーヒンです。(2位は、オレーシア・ノヴィコワ、エフゲーニャ・オブラスツォーワ、現新国立劇場バレエ団の寺井七海さん、ウラジーミル・シクリャーロフ)
そのほか、ウリヤーナ・ロパートキナ、スヴェトラーナ・ザハロワ、イーゴリ・コールプらも過去にこのコンクールで受賞しています。
http://www.vaganovaprix.com/laureates

今年の審査員は、審査委員長にイリーナ・コルパコワ、そして現ワガノワ・アカデミーの副芸術監督であるジャンナ・アユポワ、ローザンヌ国際バレエコンクール芸術監督のアマンダ・ベネット、アメリカのヴァレンティナ・コズロワ国際バレエコンクールの芸術監督であるヴァレンティナ・コズロワ、ボリショイ・アカデミー校長のマリナ・レオノワ、そして東京バレエ団の芸術監督斎藤友佳理ほかです。

出場資格は、15歳から19歳までのバレエ学校に学ぶ生徒で、人種などは不問です。


そして10月29日、最終日の閉会式とガラ・コンサートはインターネットで生中継されます(マリインスキー劇場のMariinsky TVにて)。
https://mariinsky.tv/


このコンクールの出場者のリストも公式サイトにありますが、非常に見づらいものとなっています。
http://www.vaganovaprix.ru/uchastniki-2016


ワガノワ・アカデミーからの出場者のリストが、ニコライ・ツィスカリーゼのファンサイトに載っていました。
http://tsiskaridze.tumblr.com/post/151973828188/vaganova-prix-updates

Boys

Ono Shinnosuke (15)
Erwin Zagidullin (16)
Rasmus Ahlgren (17)
Ruslan Stenyushkin (18)
Justin Valentine (18)
Egor Gerashchenko (19)
Oscar Frame (19)

Girls

Alice Otsuka (17)
Juri Shikatani (17)
Kristine Moe (17)
Kanon Suzuki (17)
Valerie Gomez de Cadiz (17)
Saya Okamoto (17)
Eleonora Sevenard (18)
Orine Anzai (18)
Vlada Borodulina (18)
Anastasia Smirnova (15)
Maria Bulanova (15)
Shimada Harui (15)
Ksenia Andreenko (15)
Alexandra Khiteeva (16)
Ksenia Sevenard (16)
Svetlana Savelieva (16)
Nikita Boris (16)
Erina Yoshie (16)
Anastasia Nuykina (16)
Magda Studzinska (16)
Minori Nakashima (16)
Daria Uztiuzhanina (16)
Maria Petukhova (16)
このリストの中にも、かなり日本人の出場者がいるのが見受けられます。

出場者、女子43人のうち23人がワガノワ・アカデミーの生徒で、ロシア人が11人、留学生が12人です。(名前を見た感じだと、日本人女子は8人のようです。日本人男子は1人) WOWOWのワガノワ・アカデミーについてのドキュメンタリー「くるみ割り人形への道」でフィーチャーされた、エレオノラ・セヴェナルドの名前もあります。男子の出場者は14人です。

ボリショイアカデミーの女子生徒は2人だけです。また、男子の中には、大変有望株であるボリショイ・アカデミーの生徒、千野円句さんの名前もあります。

コンクールの情報の更新は、公式Facebookでアップデートされていくようなので、こちらは要チェックですね。
https://www.facebook.com/vaganovaprix/

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ブカレスト歌劇場でのガラ公演の映像

ヨハン・コボーに代わり、レナート・ツァネラが芸術監督に就任したブカレスト歌劇場。

このブカレスト歌劇場で行われたシーズン・オープニングガラ公演、ネットで生中継もされましたが、映像が視聴可能となっています。

http://livestream.com/spectacolelive/events/6494220

オーレリー・デュポン、ローレン・カスバートソン、ニコレッタ・マンニ、フェデリコ・ボネッリ、ホアキン・デ・ルース、ダヴィッド・ダト、アレッシオ・カルボーネなど豪華な出演者のガラ公演です。

演目
http://www.operanb.ro/evenimente-speciale/gale-si-concerte?a=gala-de-balet

1幕

2幕

オーレリー・デュポンは、アレッシオ・カルボーネとミルピエの「トゥゲザー・アローン」、そして「ル・パルク」を踊っています。「ラ・バヤデール」影の王国では、ブカレスト歌劇場バレエの奥野凛さんがヴァリエーションを踊っています。また、ブカレスト歌劇場バレエのダンサーたちによるレナート・ツァネラ作品など、なかなかほかでは観られない作品も観られて貴重です。

2016/10/16

ベジャールの「ボレロ」初演ダンサー、デュスカ・シフニオス逝去

あまりにも有名なモーリス・ベジャールの「ボレロ」、その初演を踊った女性ダンサー、デュスカ・シフニオスが10月13日に亡くなりました。81歳でした。ここ4か月ほど病気だったようです。

http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2016/10/15/97001-20161015FILWWW00101-deces-de-la-danseuse-duska-sifnios.php

マケドニアに1934年に生まれたシフニオスは、1951年にユーゴスラビアのベオグラード・オペラに入団してキャリアをスタート。レオニード・ラヴロフスキーなどに師事し、ロシアなどで踊った後、1961年にモーリス・ベジャールの二十世紀バレエ団に入団します。海から上がってくる彼女の姿を見てベジャールがインスピレーションを得て、「ボレロ」を振付けたと言われています。「ボレロ」の初演は、1961年1月10日 ブリュッセル/王立モネ劇場でした。

1972年に退団して引退し、ベルギーの指揮者André Vandernootと結婚。娘のAlexandra Vandernootはベルギーで活躍する有名な女優です。

ベジャール・バレエ・ローザンヌはFacebookで訃報を掲載しています。

デュスカ・シフニオスが踊った「ボレロ」は日本でもクラシカ・ジャパンで放映されたことがあり観たことがあります。当時はリズムの男性たちも服を着用しており、今踊られている「ボレロ」とはだいぶ違う印象でした。振付は全く変わっていないのですが。

ここで少しその映像を見ることができます。
http://fresques.ina.fr/en-scenes/fiche-media/Scenes00715/creation-a-avignon-du-bolero-de-bejart-par-duska-sifnios.html


「美しく華やかで、子どものようなナルシズムを見せていた」とベジャールは彼女のことを語っていたそうです。

2016/10/15

佐東利穂子ソロ公演「SHE」 アップデイトダンスNo40

先週の東京芸術劇場での勅使川原三郎×山下洋輔「up」は大変面白い公演でした。山下洋輔さんのライブ演奏でダンスが観られるとはなんという贅沢なんでしょう。山下さんと勅使川原さん、佐東利穂子さんの丁々発止のやりとり、山下さんを挑発する勅使川原さんと、肘打ち奏法で応戦し、踊っているようだった山下さん。一部を除いてほぼ弾きっぱなしの山下さんの若々しさと、大胆さ。

極めつけは、大きな黒い馬に乗った佐東利穂子さんが登場するシーン。リズミカルな蹄の音に見事に乗った山下さんの演奏。馬の蹄の音がパーカッションとして機能していて、この美しい馬が何周もピアノの周りを歩き回ります。照明が素晴らしく、馬とピアノがシルエットとなった様子の詩的な美しさ、そして順光となった時の黒い馬と、鮮やかな赤い服をまとった貴婦人のような佐東さんの姿のコントラスト。無音で佐東さんや勅使川原さんが踊るところでも、山下さんの演奏が聞こえてくるようでした。ショスタコーヴィチのジャズ組曲からのワルツは、KARAS APPARATUSでの「もう一回」でもおなじみですが、これを山下さんが弾いたのが聴けたのも良かった。

山下さんと勅使川原さんのコラボ、ぜひシリーズ化してこれからも続けてほしいと思いました。


さて、10 月17 日(月)より、勅使川原三郎さんの芸術空間KARAS APPARATUSでの「アップデイトダンス」シリーズにて、佐東利穂子さんのソロ作品「SHE」が上演されます。

http://www.st-karas.com/

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【photo by Sakae Oguma】

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幻惑的で孤独な存在と愛の葛藤。

激しく揺さぶられるダンスから湧き上る精神の身体言語。

佐東利穂子のソロ作品(2009年初演)、今も海外ツアーで公演中。

                        勅使川原三郎

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この「SHE」は2009 年に川崎市アートセンターで初演の後、現在もヨーロッパを中心に海外巡演していますが、東京での上演は今回が初めてです。

ヨーロッパでの公演の際、何人もの観客がその冷静に展開す
るダンスに涙したのはなぜか、くっきりとした身体が動き、
止まる。その時、輪郭を失くした人間と精神との対話が初め
て起こる。その言葉を超えた対話を人々は聴いていたのでは
ないでしょうか。それこそダンスであると佐東利穂子からす
こし遊離した彼女は表したのかもしれません。

(勅使川原三郎さんのブログより)

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【photo by Sakae Oguma】

佐東利穂子さんは、現代最高の女性ダンサーの一人だと、近年の活躍を見るにつけ感じます。これほどまでに独自性があり、強靭でしなやかで変幻自在な人はいないのではないかと思うほどです。あのスピードと集中力で1時間、一人で踊りきるのですから見逃すわけにはいきません。しかも、KARAS APPARATUSの親密な空間で、至近距離で目撃できるのですから。

【日時】2016年
10月17日(月)20:00
10月18日(火)20:00
10月19日(水)20:00
10月20日(木)20:00
10月21日(金)休演日
10月22日(土)休演日
10月23日(日)16:00
10月24日(月)20:00
10月25日(火)20:00
10月26日(水)20:00
開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

【会場】カラス・アパラタス/B2ホール
〒167-0051杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

【料金】(全席自由)
一般 予約 2500円 当日3000円 学生1500円(予約,当日共に)

【予約】メール updatedance@st-karas.com 
件名を「アップデイトNo.40」として、本文にご希望の日付・
一般または学生・枚数・郵便番号・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください。

【問合せ】
TEL. 03-6276-9136
当日券は開演30分前より受付にて発売します。


2016/10/14

ボリショイ・バレエのワールド・バレエ・デー

今年のワールド・バレエ・デーの動画は一通り出そろいましたが、なぜかボリショイ・バレエだけなかなかアップされませんでした。

と思ったら、ボリショイは今年はYouTubeには動画をアップせず、自分たちの公式サイトにアップしたのです。

http://media.bolshoi.ru/play/

ボリショイは新しいビデオチャンネルを作って、ここにいろいろな動画をアップしているのですが、閲覧には登録が必要です。メールアドレス、パスワード(自分で設定)、プルダウンで国名、生年月日を選択して登録します。これがまたロシア語なのでちょっとわかりにくいのですが。

YouTubeにアップすると、ダウンロードできたりするからでしょうか。少々不便ですが、とりあえずワールド・バレエ・デーを全編視聴することはできます。モスクワ舞踊アカデミーのレッスン、ボリス・アキモフ指導のクラスレッスン、「ジュエルズ」、「黄金時代」のリハーサルなどです。

2016/10/13

アリシア・アロンソと、キューバ国立バレエを描いた映画「ホライズン」

アリシア・アロンソと、キューバ国立バレエを描いたドキュメンタリー映画「ホライズン」が公開されます。

Photo

伝説のプリマ、アリシア・アロンソと、キューバが世界に誇る国立バレエ団。
90歳を超えた今も情熱を燃やし続けるアリシアと、教え子たちの“今”を捉えた
詩情溢れるドキュメンタリー映画

http://www.tk-telefilm.co.jp/horizontes/


歴史上も数人しかいない、バレリーナの最高称号”プリマ・バレリーナ・アッソールタ”を持つ伝説のバレリーナ、アリシア・アロンソ。90歳を過ぎ、視力をほとんど失ってしまった今も、キューバ国立バレエの芸術監督として情熱的に指導を続けて、後進を育成している。

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(c)INTERMEZZO FILMS 2015

そのキューバ国立バレエの今を代表するプリマ・バレリーナ、ヴィエングゼイ・ヴァルデス。世界バレエフェスティバルにも2回出場した世界的なスターで、4人いるプリンシパルの一人。入団して20年が経つが、今もなお向上心を持ち続けて厳しい訓練の毎日を送る。

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(c)INTERMEZZO FILMS 2015

国立バレエ学校でバレエを学んでいる14歳の少女、アマンダ。両親は娘の夢を叶えるために地元の家と職を手放し、ハバナ旧市街の狭く質素なアパートに住んでいる。学校の進級試験を控えてプレッシャーに押しつぶされそうになるアマンダ。

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(c)INTERMEZZO FILMS 2015

冒頭、若かりし頃のアリシア・アロンソ、ヴィエングゼイ・ヴァルデス、そしてアマンダがそれぞれグランフェッテを踊る映像が挿入される。正確無比なアロンソのフェッテ、トリプルを何回も入れている超絶技巧のヴァルデスと比較して、まだ学生のアマンダの回転は、おぼつかない。

キューバにとってバレエがどれほど重要な意味を持つものであるのかということが、この作品からもよく伝わってくる。ABTで活躍していたアリシア・アロンソは、1948年にキューバに戻ってバレエ団を設立した。カストロ兄弟と親しいアリシアは、バレエをキューバ革命における文化の礎と位置付けて発展に力を尽し、白人の上流階級のものであったバレエと、その教育の門戸を広く開放する変革に成功した。バレエ学校の教育の中でも、革命スローガンを生徒たちが叫ぶ様子が出てくる。

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(c)INTERMEZZO FILMS 2015

貧しい家の出身であったとしても、才能があればバレエ教育を受けることができて、カルロス・アコスタのような大スターになることができる。国立バレエ学校でさえも、建物は古びており、生徒たちはポワントも十分には買えないのでテープなどで修理して履いている。この国では、バレエは一つの希望なのだと実感させられる。

アリシア・アロンソはとてつもない存在だ。ABTの舞台に立ったのは、怪我をしたバレリーナの代役として急きょだったがこれをきっかけにABTに入団して、トップスターとなった(ABT時代の映像も登場する)。しかし若い頃から目の病気に悩まされ、視力を徐々に失っていく恐怖と闘うことになる。若い頃の彼女の貴重な映像、歴史的な映像もふんだんに観ることができる。

ほぼ完全に視力を失ってしまった今も、アリシア・アロンソはきれいに化粧しネイルもした姿で毎日稽古場にやってきて、矍鑠とした立ち姿で後進を指導する。目は見えていないはずなのに、心の眼で見ているのか、得意とした演目である「ジゼル」のパ・ド・ドゥでは実に的確な指導をすることができるし、時には厳しく叱責もする。トッププリマのヴァルデスですら、落ち込んで夜の街をさまようくらいに。

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(c)INTERMEZZO FILMS 2015

ノスタルジックで美しいオールド・ハバナの街並み。カラフルなヴィンテージカー。開放的に作られた古めかしい稽古部屋からは、南国のうだるような暑さも伝わってくるようだ。ヴィエングゼイ・ヴァルデスやアマンダが通うトレーナーや、ポワント・フィッターとの交流は心温まる。今はイングリッシュ・ナショナル・バレエでバレエ・ミストレスとして活躍している名教師ロイパ・アラウホの姿も。

キューバ出身のダンサーは世界中で活躍しており、キューバから命がけで亡命して踊っている人もいれば、合法的に海外で踊っているカルロス・アコスタのような人もいる。トッププリマのヴィエングゼイ・ヴァルデスも、海外に出ることを考えたことはあっただろう。しかし、トレーナーとの会話の中でも、彼女は「私は自分の国のために踊りたい」と言い切っている。バレエのためにすべてを捧げているストイックな生活。アロンソという偉大な師に近づくためにひたむきに努力をする姿は心を打つ。

アマンダは、すらりと伸びた肢体に愛らしい顔立ちで、見るからに将来性が豊かな生徒だ。両親が犠牲を払って娘の将来に賭けていることを痛いほどよくわかっている。バレエ学校の進級試験の様子なども観ることができて、とても興味深い。この稽古場から、世界的なスターが何人も旅だっているのだ。

アメリカとキューバの関係が改善されて国交が回復し、今年3月にオバマ大統領がハバナを訪れたことは記憶に新しい。この時、アリシア・アロンソはラウル・カストロともにオバマ大統領を迎えた。この雪解けによって、米国とキューバの間に直行便も飛ぶようになったし、キューバと外国のバレエ界の交流もより活発になることだろう。今の街並みも、いつかはスターバックスやH&Mが立ち並ぶようになるのかもしれない。

アリシア・アロンソがすっと背筋を伸ばし、高いヒールのある靴を履いて踊るシーンがあるなど、彼女の健在ぶりには驚かされる。今でも、お守り代わりに必ずポワントを一足持ち歩いているそうだ。キューバから亡命したダンサーたちは、キューバ国立バレエは古典演目しか踊らず現代作品を踊ることができないために外に出たと語っていることが多い。アリシア・アロンソが表舞台を去る日もいつかは来るはずだが、キューバのバレエはこれからどう変わっていくことだろうか。古き良きキューバの街並みの映像を見ながら、考えさせられた。

Horizontes_alisia_dance
(c)INTERMEZZO FILMS 2015

キューバの今をとらえた美しい映像、ふんだんに挿入されたリハーサルシーン、そして貴重なアリシア・アロンソの踊る姿と教える姿。バレエ、そしてキューバに関心がある方にはぜひ観ていただきたい、素敵な映画です。


2016年11月12日(土)より
角川シネマ新宿
東京都写真美術館ホール
2017年1月予定  
テアトル梅田 [大阪]
ほか順次全国ロードショー

ドキュメンタリー映画
「ホライズン」
(原題"Horizontes")
監督:アイリーン・ホーファー
出演
アリシア・アロンソ
ヴィエングセイ・ヴァルデス
アマンダ・ペレス、ほか
キューバ国立バレエ団
フェルナンド・アロンソ国立バレエ学校

2015/スイス、キューバ/スペイン語/71分/16:9/©INTERMEZZO FILMS 2015
配給・宣伝:T&Kテレフィルム/協力:dbi、樂画会
後援:駐日キューバ共和国大使館、日本キューバ友好協会

この映画に出演しているヴィエングゼイ・ヴァルデス主演の「ドン・キホーテ」DVDです。彼女の超絶技巧もさることながら、他のキャストのレベルも高い!

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2016/10/12

アンドレイ・ウヴァーロフが、モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督代行に/追記あり

今シーズンより、モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督であるイーゴリー・ゼレンスキーは、ミュンヘン・バレエ(バイエルン州立バレエ)の芸術監督にも就任しました。

ゼレンスキーの就任にあたって、カンパニーのかなりのダンサーが退団し、ウラジーミル・シクリャーロフなど主にロシア系のダンサーが20人以上入団したことは既報の通りです。

ゼレンスキーがミュンヘン・バレエの芸術監督の仕事もしながら、モスクワ音楽劇場バレエの仕事も続けることは劇場側から承認されており、ゼレンスキー本人もそれが可能だと思っていたのですが、実際にミュンヘンでの業務が始まると、それはなかなか難しいと彼も感じたとのことです。ミュンヘン・バレエが新体制となったため、ゼレンスキーは自分の時間のほぼ100%をミュンヘンで使うことになりました。

http://www.classicalmusicnews.ru/news/perestanovka-v-rukovodstve-baleta-mamt/

モスクワ音楽劇場側と話し合った結果、ゼレンスキーの仕事は10月1日より劇場総裁のアドバイザーという立場となり、芸術監督代行として、アンドレイ・ウヴァーロフが就任することになりました。

なお、2017年4月には、モスクワ音楽劇場バレエのバイエルン州立劇場へのツアーが予定されています(演目は「マイヤリング」)。

ボリショイ・バレエでプリンシパルとして活躍し、日本でも多く踊ったアンドレイ・ウヴァーロフは、2011年に引退し、まずはモスクワ音楽劇場バレエで教師として、そしてバレエマスターとして働いていました。(昨年のモスクワ音楽劇場バレエ来日公演でも、客席での彼の姿を見た方は多いはずです)

追記:Ismene Brown氏による記事
http://ismeneb.com/blogs-list/161012-bolshois-uvarov-succeeds-zelensky-at-stasik.html

モスクワ音楽劇場の新総裁が、ミュンヘンと兼任するのだったら芸術監督を辞任するようにと要求したとのことで、そのためゼレンスキーはアドバイザーの地位となり、代わりにウヴァーロフが芸術監督代行となったとのことです。

ウヴァーロフが正式な芸術監督に就任する可能性もありますが、二人ライバルがいると言われています。元ロイヤル・バレエプリンシパルのイヴァン・プトロフと、現ミハイロフスキーバレエのバレエ・マスター、ミハイル・メッセレルです。

ゼレンスキーのモスクワ音楽劇場バレエでの仕事は、いい面と悪い面がありました。良い面としては、セルゲイ・ポルーニンが入団したこと、「マイヤリング」「マノン」をレパートリー入りさせたことです。悪い面としては、彼の在任中に、36人ほどのダンサーが退団したことです。その中には、ボリショイ・バレエのプリンシパルとなったユリア・ステパオワや、オランダ国立バレエのプリンシパル、アンナ・オルなどがいます。

ボリショイのかつてのスターダンサーたち、フィーリン、ツィスカリーゼ、ウヴァーロフのうち、ウヴァーロフは引退後のキャリアがやや不遇でした。が、モスクワ音楽劇場バレエが台湾で公演を行った時には、急なキャスト変更などにも的確に対応してクオリティの高い公演を実現し、高い評価を得ました。


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2016/10/09

マウロ・ビゴンゼッティ、ミラノ・スカラ座バレエ芸術監督を辞任

9月に来日公演を行ったミラノ・スカラ座バレエ。クオリティの高いパフォーマンスを見せてくれましたが、芸術監督のマウロ・ビゴンゼッティが辞任することが報道されています。

Mauro Bigonzetti resigns as director of La Scala Ballet Company
http://www.gramilano.com/2016/10/mauro-bigonzetti-resigns-director-la-scala-ballet-company/

http://milano.repubblica.it/cronaca/2016/10/08/news/scala_mauro_bigonzetti_rinuncia_alla_direzione_del_corpo_di_ballo_mal_di_schiena_-149360217/

振付家として高名なビゴンゼッティは、前任者であるマハール・ワジーエフがボリショイ・バレエの芸術監督に就任するために辞任したあと、後任として今年の2月に着任しました。

彼が発表した新しいシーズンは、従来の古典作品中心ではなく、自身の振付作品を含む現代作品が中心であったため、ダンサーや観客の間で少なからぬ反発がありました。新しいシーズンの発表の時に、50人のバレエ団員がスカラ座総裁アレクサンドル・ペレイラとのミーティングを要求したのです。また、有望な若手ダンサーであるジャコポ・ティッシがスカラ座を見限り、ボリショイ・バレエに移籍するという動きもありました。


そのビゴンゼッティですが、辞任する理由としては、夏ごろからひどい背中の痛みに悩まされており、芸術監督の職務を全うすることが不可能であるというのがミラノ・スカラ座の公式な発表です。

後任をすぐに決めるのは不可能であるため、元スカラ座バレエ芸術監督で、現在はスカラ座バレエ学校の芸術監督であるフレデリック・オリヴィエリが監督代行を来年2月まで務めます。それまでに次期芸術監督が決定します。

なお、新しいシーズンには、ビゴンゼッティが振り付ける新作の「コッペリア」が12月に予定されていましたが、この作品もキャンセルされ、別の作品に置き換えられることになります。

追記:New York Timesにも記事が載りました。
The Director of La Scala Ballet Resigns After Eight Months
http://www.nytimes.com/2016/10/13/arts/dance/the-director-of-la-scala-ballet-resigns-after-eight-months.html

そういえば、ミラノ・スカラ座バレエの来日公演では、ビゴンゼッティの姿は見かけませんでしたよね。

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2016/10/08

フィリップ・ドゥクフレ『コンタクト』共同取材レポート

フィリップ・ドゥクフレ カンパニーDCA が、『CONTACT-コンタクト』を引っ提げて10月28日~30日、彩の国さいたま芸術劇場で公演を行います。

http://saf.or.jp/arthall/stages/detail/3602

(その前に、10月15日、16日には愛知県芸術劇場、10月22日、23日にはりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館での公演もあります)

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(c)Laurent Philippe

過去作品の名場面を集めた『パノラマ』(2014年)の摩訶不思議で夢のような世界が記憶に新しいフィリップ・ドゥクフレのカンパニーDCAが、今度はミュージカルをひっさげ日本上陸! 『CONTACT-コンタクト』は、ゲーテの『ファウスト』にインスパイアされ、20世紀の舞台芸術の巨人ピナ・バウシュ『コンタクトホーフ』へオマージュを捧げたカンパニー最新作です。ライヴ音楽、サーカス、コント、トリッキーな映像、そしてダンスが交錯する、ドゥクフレの“現在”が凝縮されたフレンチ・キャバレー風の摩訶不思議な世界!

アルベールビル・オリンピックの開会式の演出を手掛け、ブロードウェイで上演中のシルク・ドゥ・ソレイユのための新作『Paramour』を演出、来年1月には楳図かずおのSFマンガ「わたしは真悟」を日本でミュージカル化するなど活躍はとどまることのない鬼才の共同取材に参加しました。

映画、特にミュージカル映画が大好きなフィリップさん、『コンタクト』について、そしてその中でオマージュを捧げられている映画について、熱く語ってくださいました。

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『コンタクト』を振付けようと思った一番最初のきっかけについて聞かせてください。

「いくつかありますが、人数を集めて、それぞれが背負っているカルチャーを入れて、作品を作りたいという欲求があったので作りました。出演者は、昔から一緒に仕事をしている人も入っているし、バックグラウンド、年齢、身体の特徴も様々です。ピナ・バウシュが亡くなった直後だったので、彼女へのオマージュという面もあります。ミュージカルというジャンルにしたのは、様々な芸術のミックスであり、喜びをもってミックスできるのが特徴だからです。ミュージカルですが、必ずしも歌えることが出演の条件ではなく、特定の技術を持っている人を選んでみました。14人の出演者のうち11人は歌っていますが、3人はうまくないので、歌わせませんでした(笑)」


この作品には、ダンス、歌、アクロバットなど様々な要素が詰め込まれていますね。

「それらが好きだから入れています。私は自分が観たいと思う作品を作っています。ミュージカルにおける一番素晴らしいマリアージュは歌だと思っています。今回の作品は、すべての音楽はライブとなっています。2人の才能あるミュージシャン、ピエール・ル・ブルジョワとノスフェルが作曲をしているし、演奏もしています。また、今回は音楽を演奏できるダンサーもいてミュージシャンとしての役割も果たしてます。サーカスのアーティストも参加しています。シルクドソレイユで一緒にやった、エアリアルのアーティストもいます。宙を舞うというのを見せたかったので。演技の部分でも純粋な演劇ではなくて、演劇とサーカスが混ざったような部分があります。装置が美しいのですが、 ジャン・ラバスが手がけています」

「装置のインスピレーションの源は、ドイツ表現主義の映画カリガリ博士です。ミュージカルのそれぞれの場面は映画にインスパイアされています。そこかしこに、好きな映画をレファレンスしています。最初のほうでは、フレッド・アステア、ジーン・ケリーを参照しています。そして、これはわかっていただけると思うのですが、とあるシークエンスは、ウェストサイド物語を引用しています。また、ブライアン・デ・パルマのファントム・オブ・パラダイスは15歳の時に夢中になって影響を受けていて、その雰囲気を取り入れています。1920年代、30年代のアメリカのミュージカルの振付家であるバスビー・バークレーなどにも影響を受けています」


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Photo: Laurent Philippe

今回は、ノスフェルとピエール・ル・ブルジョワというミュージシャンが参加していますが、ノスフェルとの出会いについて教えてください。

「ノスフェルとは6、7年一緒に仕事をしています。『オクトピュス』という作品で初めて一緒に仕事をしました。その時は、音楽を決めないままダンサー数人と仕事をしてて、音楽はそのうちに見つかるのではないかと予感がありました。ある日、女性ダンサーが、シンガーとしてもミュージシャンとしてもすごい才能がある人に出会ったと言って興味を持って、ノスフェルを連れてきてくれたのです」

「このように、コレクティブ・ワークというか、メンバーがアイディアを持ち寄って作品を作っていきます。音楽でも、振付でも、他の人の意見を聞くようにしています」

「今回幸運だったのは、同じスタジオで仕事をすることができたので、作曲と振付を同時に作ることができました。このやり方が良いのは、相互反応で作って行って、上手くいかなかったらすぐにその場で直すことができたからです」


作品の作り方の順序、全体で見せたいものを考えて作るのか、部分ごとに作っているのかどちらでしょうか?

「毎回やり方は違っています。毎回敢えてそのようにしています。今回に関しては、まず執筆するということから始めました。4,5人のグループが週末に田舎に集まって意見交換をしてどういうことをするかを決める作業をして作品プランを作りました。そこで出てきた最初のアイディアが『ファウスト』だったのです。そして、ピナ・バウシュへのオマージュも。メンバーそれぞれの個性や才能を発揮できる様々な人のグループを作りました。しかしいざクリエイションプロセスが始まると、プランというのは吹っ飛んでしまいました。それでももともとのプランにあったいくつかの要素は残りました」

「ベースのメソッドというのはあります。アイディアを出し、それぞれのアイディアに基づいてワークショップを行う、パズルの駒を作る。パズルの駒を組み立てる。今回は、この駒を組み立てるのが難しかったです。それぞれの駒が違っているので、どうやって一つの絵にするかという部分も難しかった」

「実はツアーに出て一年目の時には、ツアー中にもこのパズルをいじっていました。それが舞台作品が生きているという意味です。ツアーに出ているからといって、毎回同じことをしているわけではなく、毎晩違います。やっと組み立てられたときに、主役級のダンサーが靱帯を痛めてしまって踊れなくなってしまって、またいじらなくてはならなくなりました。ただし今回の日本公演では、その人は怪我が治って復帰したので、完成形で観ることができます」

「家族的なカンパニーなので、クリエーションから現在までにダンサーのうち二人が妊娠して出産しました。お腹が大きい状態でも彼女たちは踊りました。女性ダンサーが妊娠中というのは舞台上ではとても興味深い状態です。その状態のダンサーに私はソロを振付けました。人生が変わっていくようにこの作品も変化を経てきました。


ピナ・バウシュへのオマージュと言いつつ、「ファウスト」にインスパイアされているということが大変興味深いのですが、さらに舞台上は”キャバレー”のイメージがあり、この3つがどのようにつながるのでしょうか?

「この3つの要素の中には、何かしら統一性があると思います。みんなドイツですし。「ファウスト」をテーマにしたのってゲーテだけでなくて、ファウストの本を集めていたら本棚がいっぱいになってしまいました。で、「ファウスト」は私も全部は読み切れていないです(笑) 私が使ったのはジェラール・メルヴィルのフランス語訳なので、かなり古い、詩的で美しい、格調高い訳です。ファウストはたくさん人を殺しますが、私は殺人は一つしか採用していません。自由な脚色で作りました。ファウストというのは神になろうとした人物なのが面白いと思います。永久に満足することがないというのが、私との共通点です」

「まずミュージカルへのオマージュというのを考えました。先ほども話に出た、ブライアン・デ・パルマ監督の映画『ファントム・オブ・パラダイス』も、「ファウスト」の脚色の一形態です。デ・パルマがあのように自由に「ファウスト」を映画化したのを見て、私も自由に脚色していいんだ、と思ったのです。なので今回の作品は、ファウストが出てくるまで40分もかかるのです。ファウストはずっと舞台にいるわけではなく、一度舞台から消えて戻って来たり、かなり自由な方法で展開していきます。この作品によって「ファウスト」を理解しようとは思わないでほしい。これは物語を伝える作品ではなく、イメージを与えつつ何かしらのセンセーションを人々に覚えてもらう、それによって幸福を感じ、そして現実を一瞬でも忘れてもらえばと思います」


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Photo: Laurent Philippe

今回、映画やミュージカルといった様々な要素が入っていますが、少年時代から影響を受けたものは何ですか?

「答えるのが難しいのですが…『コンタクト』の中で私が言っているミュージカルとは、舞台ではなくて映画のことです。ミュージカルは舞台より映画の方が好きなんです。私にとって大切な映画は古い映画、私よりむしろ両親が好きだった映画で、天井桟敷の人々です。この映画が、私に舞台の世界で仕事をしたいと思わせました。この映画では主人公のバティストに共感し、彼のようになりたいと思ってこの職業を選びました。私の兄がピエール・フランソワという、登場人物と同じ名前がついているので、それだけ母がこの映画に入れ込んでいたということです。私の名前も危うくバティストになるところでした(笑)」


サーカスの学校に通われていたのも、大道芸に関心を持っていたからですか?

「『天井桟敷の人々』はサルティン・バンコや大衆芸能にオマージュを捧げている作品なので、こういうものも広い意味での舞台芸術であるということを教えてくれました。ただ、子どものころ家にサーカスのポスターがあったので、それを見ながら、それはどんなものだろうと想像力を働かせていました。その影響が大きかったと思います。

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Photo: Laurent Philippe

「空間の魔術師」という肩書がついていますが、今回の空間美術についてのこだわり、美術家への注文は?

「今回は全部斜めの線にこだわっています。舞台というのは通常直角線、垂直線で作っています。今回は床は水平ですが、装置の線が全部斜めになっているんです。空間をゆがめる、たわめるという意図があります。また、他の作品でも取っている手法ですが、ビデオを使ってディテールを大写しするという効果をつかっています。今起こっていることをアンプ役として増幅させて見せるために、ライブのカメラを使っています。装置が今回大掛かりですが、常に斜めの線というのが一つのテーマになっています。


今回の日本ツアーでは、愛知、新潟、さいたまと巡回しますが、その間に変化していく可能性はありますか?

「ベースの部分、構造は変わらないと思います。ただ今回は音楽がライブで、ミリ単位で決め込んで作曲はされていないので、その点での変化は出てくると思います。すべて作曲され振付けられているとはいえ、音楽やダンスには少し即興の部分があるので、2回全く同じ公演というのは存在しません。様々な要素が入っていて複雑な作品ですが、今回はツアーも3年目なので、こうしたら面白い、上手くいくというような構造は完成形として固定化して完成形に近づきつつあります」

「自分のカンパニーでこれだけ多くの人数で公演を行うのは今回が初めてです。見ごたえのあるすべての要素を入れてみました。ダンスあり、音楽あり、演劇的な要素あり、空中芸含めたサーカスあり、ビデオ使いあり、多様なものが詰め込まれています。なので、お子さんからお年を召した方まで、どなたでも楽しめます。ぜひ来てください!」

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★公演インフォメーション
日時
2016年10月28日(金) 開演19:00 
29日(土) 開演15:00
30日(日) 開演15:00

※開場は開演の30分前です。
※演出の都合により、開演時間に遅れますとご予約席への案内ができない場合がございます。
 予めご了承ください。

上演時間 約100分(途中休憩なし)
会場 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
演出・振付 フィリップ・ドゥクフレ
出演 カンパニーDCA
主催 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団

チケット:S席一般6,500円、U25(25歳以下)3,500円、A席一般4,000円、U25(25歳以下)2,000円

問い合わせ:SAFチケットセンター 0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場休館日を除く10:00~19:00)
オンラインチケット予約 http://www.ticket.ne.jp/saf/


国内ツアー
【愛知公演】
2016年10月15日(土)、10月16日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
http://aichitriennale.jp/
問い合わせ:あいちトリエンナーレ実行委員会事務局 052-971-6111

【新潟公演】
2016年10月22日(土)、10月23日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/


★フィリップ・ドゥクフレ2作品 スペシャルセット券の発売が急遽決定!
9月24日(土)10:00~ ※なくなり次第販売終了

『CONTACT-コンタクト』×『わたしは真悟』 S席セット券 16,000円
(CONTACT:定価6,500円⇒6,000円、わたしは真悟:定価10,800円⇒10,000円)

【チケット取扱い】
ホリプロチケットセンター 03-3490-4949(平日10:00~18:00、土10:00~13:00/日祝休み)
※お電話のみでの受付。
http://hpot.jp/topics/#topics7016

『わたしは真悟』公演詳細
▼原作:楳図かずお『わたしは真悟』(小学館刊)
▼演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ
▼日時:2017年1月8日-26日
▼会場:新国立劇場 中劇場
▼料金:S席10,800円
▼公演URL:http://www.watashingo.com/

お茶目なフィリップ・ドゥクフレさんは、東京で映画『シン・ゴジラ』を観に行ったそうです。

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10/10に大前光市さんの特集番組3本放映

リオ・デ・ジャネイロ パラリンピック閉会式で踊った義足のダンサー、大前光市さんの特集番組が10月10日(体育の日)に3本放映されます。

大前光市さんのブログより
http://ameblo.jp/shinka0927/entry-12206670120.html


東京2020 12時間スペシャル
→2020「義足ダンサーの挑戦」

10月10日(月)15:35~放送予定 (NHK総合)
https://bh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=308-20161010-21-01439



ハートネットTV「義足のダンサー・リオパラリンピックの大舞台に挑む」

10月10日(月)20:00放送 (NHK Eテレ)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201610102000
再放送:2016年10月17日(月曜)


ハートネットTV・選 
ブレイクスルー38
唯一無二になる~ダンサー大前光市
(再放送)

10月10日(月)23:20放送(NHK総合)

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/program/?id=143


「ブレイクスルー File.38 “唯一無二”になる ―ダンサー・大前光市」は何回も再放送されていますが、素晴らしい番組なので、未見の方はぜひ観ていただきたいです。この苦難があって、リオ・パラリンピックでの華麗な大舞台が実現したと思うと感慨深いものがあります。

2016/10/07

ABTでラトマンスキーが新作『Schlagobers(ホイップクリーム)』を振付

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)は、常任振付家であるアレクセイ・ラトマンスキーが、新作『Whipped Cream(ホイップクリーム)』を振り付けることを発表しました。

http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=561

『ホイップクリーム』は、全2幕の作品で、セットや衣装は著名なアーティストであるマーク・ライデンがデザインします。

初演は2017年3月15日にカリフォルニア州コスタ・メサのセガストロム芸術センターで行われる予定で、その後メトロポリタン・オペラハウスでのMETシーズンでも5月22日より上演されます。

『ホイップクリーム』は1924年にリヒャルト・シュトラウスがウィーン国立歌劇場での上演のために作曲して台本を書いた「Schlagobers」という作品を基にしています。その時はHeinrich Kröllerという振付家が振付けました。

物語は、ウィーンでのケーキ屋さんに子供たちが集まったところ、お菓子たちが命を得て踊りだします。一人の少年が夢中になるあまり倒れてしまい、幻覚の中でプラリネ姫の宴にやってきて、お酒やケーキも大騒ぎ、というものです。(Wikipediaより)

デザインを担当するマーク・ライデンは、ポップ・シュールレアリズムの父として知られており、マイケル・ジャクソンのアルバム「デンジャラス」や、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「One Hot Minute」のジャケットを描いているので、目にした方も多いと思います。ライデンは、ウィーンのケーキ屋さんでケーキに夢中になっている少年の物語にふさわしいファンタスティックな世界をつくりあげることでしょう。

少し「くるみ割り人形」に似たストーリーですが、マーク・ライデンのデザインとラトマンスキーの振付で、独特のシュールでポップ、楽しい世界が展開しそうで、期待の作品と言えるでしょう。


こちらの動画は、ラトマンスキーの作品ではありませんが、「ホイップクリーム」をバレエ化したものです。ドイツ、ミュンヘンのゲルトナープラッツ州立劇場でKarl Alfred Schreinerが振付けたもの

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なお、マーク・ライデンの展覧会が、10月15日から11月1日まで、中野ブロードウェイのHidari Zingaroで開催されるとのことです。
http://www.markryden.com/news/index.html

2016/10/06

ワールド・バレエ・デー・ライブ2016、中継映像のアーカイブほか (随時更新)

ワールド・バレエ・デー・ライブ2016、皆さまご覧になりましたでしょうか?

今年は、Facebook Liveというプラットフォームを使っての中継でしたが、残念ながら使い勝手が悪くて不評でした。映像が途切れたり同じところをリピートしてしまう、画質が悪い、YouTubeのようにコメントをつけたりがしづらい、といった諸問題で観るのをあきらめた方も多いようです。時差などもあるし、20時間連続なのでさすがに一度に全部観るのは無理ですよね。

さらに、本ストリームの他に、他のカンパニーが各々のFacebookサイトでも中継を行っていたため、一度に複数のストリームがあって、とても全部を追うのは不可能でした。

しかし、順次、中継された映像のアーカイヴはYouTubeにアップロードされてきています。アップされ次第、順次追加していきますね。来年の中継はまたぜひYouTubeに戻してほしいと思います。


オーストラリア・バレエ ラストの「コッペリア」のリハーサルが見ごたえがありました。日本人プリンシパルの近藤亜香さんも登場。


英国ロイヤル・バレエ  たくさんのパ・ド・ドゥを中心とした中継。オシポワの「アナスタシア」のリハーサルは迫力がありました。ロイヤル・バレエは映画館中継などで、映像の中継については知り尽くしているので、魅せ方を心得ており非常にしっかりと構成されています。



ナショナル・バレエ・オブ・カナダ
 江部直哉さん、佐藤航太さん、ローリーナス・ヴェーヤーリスさん、子安美代子さんの日本人ダンサーの活躍、美しいルンキナのクラスレッスン、そしてエヴァン・マッキーらの「オネーギン」のリハーサルは必見です。「オネーギン」の群舞には佐藤航太さん、ローリーナス・ヴェーヤーリスさん、子安美代子さんがいます。江部さんの治療の様子も。


サンフランシスコ・バレエ  バランシンの「ダイヤモンド」のリハーサルでのソフィアン・シルヴの美しさに注目です。

パシフィック・ノースウェスト・バレエ サンフランシスコ・バレエの枠で流れた、事前に収録された映像。バンジャマン・ミルピエの作品、バランシンの「シンフォニー・イン・C」など、舞台映像にフォーカスしたもの。


NDT(ネザーランド・ダンス・シアター) ボリショイ・バレエの枠で流れたもの。現代作品を中心にしているカンパニーでいろいろと興味深いです。ソル・レオンとポール・ライトフットの作品など。


スコティッシュ・バレエ
 ロイヤル・バレエの枠で紹介。新作、団員であるSophie LaplaneのSibiloという作品のリハーサル。芸術監督クリストファー・ハンプソンは、「新作はバレエカンパニーの生命線」と語っています。


スザンヌ・ファレル・バレエ  2018年に解散する予定のスザンヌ・ファレル・バレエ。ここでは、スザンヌ・ファレルがバランシンの「グノー・シンフォニー」を振付指導しています。


香港バレエ オーストラリア・バレエのゲストカンパニー。中国系だけでなく、日本人や欧米からの団員もおり海外ツアーも行う国際的なカンパニーで、江上悠さんなど、振付家の育成にも積極的です。


ヒューストン・バレエ
 バエレ団の一日とクラスレッスン、メリル・アシュレー(バランシン財団)、ウィリアム・フォーサイスのインタビュー、加治屋百合子さんやシャールルイ吉山さんが踊る映像など。特に加治屋さんの「蝶々夫人」はたっぷり紹介されています。

シュツットガルト・バレエ Facebookで「じゃじゃ馬馴らし」のリハーサルを中継。アリシア・アマトリアン、デヴィッド・ムーア、コンスタンチン・アレン
(残念ながら公開終了)

ウィーン国立バレエ ダニエル・プロイエットの新作"Blanc"のリハーサル。マニュエル・ルグリの姿も見られます。

モンテカルロ・バレエ ボリショイ・バレエのゲストカンパニー(ボリショイはまだですね) 「真夏の夜の夢」と、スミルノワ、チュージンを招いての「ラ・ベル」のリハーサル。


マイアミ・シティ・バレエ バランシンの「ディヴェルメントNo.15」のリハーサルが中心で、ラトマンスキーが振付指導する「妖精のくちづけ」のリハーサルも。

2016/10/05

芸劇dance 勅使川原三郎×山下洋輔 「up」

東京芸術劇場でこの週末、芸劇dance 勅使川原三郎×山下洋輔 「up」と題して、現代ダンスのフロントランナー・勅使川原三郎とジャズピアノの巨匠・山下洋輔によるこれまでにない、音楽とダンスによるライブ感あふれるセッションが行われます。


https://www.geigeki.jp/performance/theater130/

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©Akihito Abe
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©Akihito Abe

先日のあいちトリエンナーレのプロデュースオペラ『魔笛』の演出も大成功させた勅使川原三郎さん。1969年に自身のトリオを結成して以来フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与え続けている山下洋輔さん。
多才な二人に加えて、近年ダンサーとして国際的に評価の高い佐東利穂子さんも加わり、荒馬にも見えるピアノを手懐けて、ダンスが音楽を作り、音楽が視覚や空気までも変えていく― 誰もが未体験の即興/即応による、ダンス×ジャズピアノという枠を超え、常識をひっくり返すような、繊細にして過激な瞬間が立ち現れます。 


山下と言えば"肘打ち"や"ピアノ炎上"など、常人が思いもつかないパフォーマンスで物議を醸してきたピアニストである。つまり、山下のピアノにおいては、"楽器と演奏者"という常識的な関係は、最初から放棄されている。勅使川原は、そうした山下の過激な"カッコよさ"を、『UP』という作品の中で思いっきり見せようというのである。
前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)

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勅使川原さんがダンスを始めるよりも前から聴いていたという山下氏の音楽について、勅使川原さんは「ダンスよりもダンスであり、また音楽というよりも身体のようだ」と語っています。

そして舞台上には、山下氏がピアノを演奏する姿がまるで馬を乗りこなしているようなイメージがあるという勅使川原さんの発想から、生きた黒い馬が登場します。山下氏も馬との共演は初めてとのことです。

新たな驚きに満ちた新作を、どうぞお見逃しなく!


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©Akihito Abe

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©Akihito Abe

「 up 」

構成 振付 美術 照明 勅使川原三郎

出演 勅使川原三郎 佐東利穂子 / 山下洋輔 

【日程】2016年10月
7日(金) 19:30
8日(土) 16:00
9日(日) 16:00


【劇場】東京芸術劇場 プレイハウス
〒170-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1 TEL. 03-5391-2111


【前売料金】全席指定・税込
S席 5,500円/A席 4,500円
25歳以下 2,500円[A席]/ 65歳以上 4,000円[S席]
高校生割引 1,000円
*25歳以下、65歳以上、高校生割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売りのみ扱い。(枚数限定・要証明書)


【チケット取扱い】 
・東京芸術劇場 ボックスオフィス  0570-010-296 (休館を除く10時-19時)
 [ PC ] http://www.geigeki.jp/t/ [ 携帯 ] http://www.geigeki.jp/i/t/

【その他プレイガイド】
<チケットぴあ>
・0570-02-9999
http://pia.jp/t/
・各チケットぴあ店舗、サークルK・サンクス、セブン-イレブン

<イープラス>
http://eplus.jp/(PC・携帯)
・ファミリーマート店内 Famiポート

<ローソンチケット>
・0570-000-407(オペレーター対応10:00~20:00)
・0570-084-003 [音声自動応答] 
http://l-tike.com
・ローソン、ミニストップ店内 Loppi

<KARAS>
メール ticket@st-karas.com/電話 03-3682-7441
*件名を「up予約」とし、メールにお名前とご希望の公演日時、
ご連絡先メールアドレスを書いていただくようお願いします。


【問合せ】東京芸術劇場ボックスオフィス TEL. 0570-010-296


2016/10/04

パリ・オペラ座バレエのシーズンオープニング・ガラ

パリ・オペラ座バレエのシーズンオープニング・ガラが9月24日に行われました。オーレリー・デュポンが芸術監督を引き継ぎ初めてとなる今シーズンは世界中から注目を集めていました。

VOGUE JAPANで、この華麗なシーズンオープニング・ガラのレポートが掲載されています。美しいエトワールたち、そして著名人らのフォトレポート、オープニングにふさわしくエキゾチックな花々44トンで飾り付けられたガルニエなど、目の保養になる画像がたっぷり掲載されています。エトワールたちはみな、ディオールで着飾りました。


http://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2016-10-03-2

スーパーモデルのエヴァ・ハーツィゴヴァ、俳優のレイフ・ファインズらセレブレティが出席したこのガラは、恒例のデフィレが行われました。昨シーズンは、デフィレの音楽はワーグナーだったのですが、今シーズンは、以前のベルリオーズの「トロイ人」からに戻りました。

これはプロモーション用のオフィシャル映像

VOGUEの本国サイトにも、このオープニング・ガラのレポートとスライドショーがあります。
http://www.vogue.com/13483178/aymeline-valade-eva-herzigova-paris-opera-ballet-opening-night-gala/

オニール八菜さん


オープニング・ガラでは、デフィレの他、現代の振付家の中でも最も多忙な一人、カナダ人女性振付家クリスタル・パイトの新作「The Season's Canon」と、ウィリアム・フォーサイス振付で昨シーズン、7月に初演した「Blake Works I」が上演されました。

フォトギャラリー
https://www.operadeparis.fr/saison-16-17/ballet/seghal-peck-pite-forsythe/galerie#head

パリ・オペラ座のダンサー154人のおよそ3分の1という大人数の群舞を中心に構成され、ヴィヴァルディの「四季」をマックス・リヒターが編曲したこの作品は、ベジャールやキリアンの影響を受けながらも個性的で、大好評だったようです。

上記VOGUEのレポートでも絶賛されていますが、Financial Timesでは異例の5つ星という高い評価を得ています。
https://www.ft.com/content/637bc5be-8499-11e6-8897-2359a58ac7a5

2016/10/03

オーストラリア・バレエの2017年シーズン

オーストラリア・バレエの2017年シーズンが発表されています。

https://australianballet.com.au/2017


「不思議の国のアリス」
(クリストファー・ウィールドン振付) 新プロダクション
メルボルン 9月12日~30日 シドニー 12月5日~22日


「ファスター」(デヴィッド・ビントレー振付)
メルボルン 3月17日~4月1日 シドニー 4月7日~26日
同時上演は、ウェイン・マクレガー振付の新作(音楽はスティーヴ・ライヒ)、レジデンド・コレオグラファーTim Harbourの新作
※なお、上記リンク先の「ファスター」の動画は、新国立劇場バレエ団で同作品が上演された時の映像です。


「眠れる森の美女」 (デヴィッド・マカリスター振付)
ブリスベン 2月24日~3月4日 メルボルン 6月16日~27日 シドニー 11月11日~25日


くるみ割り人形~クララの物語」(グレアム・マーフィー振付)
シドニー 5月2日~20日 メルボルン 6月2日~10日


「シンフォニー・イン・C」 (ジョージ・バランシン振付)
メルボルン 8月24日~9月2日
同時上演はRichard HouseのScent of Love、Alice ToppのLittle Atlas


「Step Inside」
イベントとトーク(詳細は2017年1月に発表)


クリストファー・ウィールドン振付の「アリス」が、新しいプロダクションとしてオーストラリア・バレエのレパートリー入りします。私がウィールドンに聞いた話では、このプロダクションはとある日本のバレエ団との共同制作となるようです。「アリス」は、ミュンヘン・バレエ、そしてマリインスキー・バレエのレパートリーにも今シーズン入る予定です。

デヴィッド・ビントレー振付「ファスター」もレパートリー入りします。プロモーション用の映像が新国立劇場バレエ団の映像というのが興味深いです。

「くるみ割り人形~クララの物語」は、来日公演でも上演されています。バレエ・リュスがオーストラリアで公演を行い、そこで活躍したダンサーたちが今のオーストラリアのバレエの礎を築いたということで、意義深いプロダクションであるとともに、バレリーナとなったクララが人生を振り返るという内容の感動的な物語となっています。数ある「くるみ割り人形」の中でも名作だと思います。

オーストラリア・バレエは、ここしばらく来日公演を行っていませんが、ワールド・バレエ・デーにも毎回参加しており、レベルの非常に高いバレエ団なのでぜひまた来日してほしいと思います。横浜バレエフェスティバルに出演した、プリンシパルの近藤亜香さん、チェン・クォンウのペアのテクニックも素晴らしかったです。

来年は、オーストラリア・バレエがシドニー公演を行っているシドニー・オペラハウスが改装工事のために7か月(5月から12月まで)閉まってしまうということもあって、スケジュールを立てるのに苦労したようです。


2016/10/02

ワールド・バレエ・デー・ライブ、タイムテーブルと内容

10月4日(火)に行われるワールド・バレエ・デー・ライブのタイムテーブルと概要が出そろってきました。

http://worldballetday.com/


オーストラリア・バレエ 日本時間 10月4日(火)午前11:00~午後3:00

クラスレッスン

(バーレッスンのお手本動画)

リハーサル
「白鳥の湖」「ニジンスキー」「スパルタクス」「コッペリア」ほか

バックステージ映像
ダンサーやスタッフのインタビュー、スタジオやポワントの部屋などメルボルンの本拠地の様子

ゲストカンパニー

クイーンズランド・バレエ、西オーストラリア・バレエ、香港バレエ


ボリショイ・バレエ
 日本時間 10月4日(火)午後3:00~7:00


「ジュエルズ」リハーサル映像

クラスレッスン
指導はボリス・アキモフ

ソリスト、Ana Turazashviliによるバーレッスンとグランフェッテのお手本動画

最近の公演の紹介 (詳細未定)

リハーサル
「ダイヤモンド」、「黄金時代」

バックステージ
ボリショイ・バレエ・アカデミー
「ボリショイ・バレエ・シネマ」の紹介

ゲストカンパニー
ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)
モンテカルロ・バレエ


ロイヤル・バレエ 日本時間 10月4日(火)午後7:00~11:00


バーレッスンのお手本動画、ブライアン・マロニー指導、ミーガン・グレース・ヒンキスとジェームズ・ヘイ

クラスレッスン
ブライアン・マロニー指導


こちらの動画では、360度の角度からクラスレッスンを観ることができます。自分でカーソルを動かしてみましょう。

リハーサル

「アナスタシア」
ナタリア・オシポワ、指導はゲイリー・ハリスとヴィヴィアナ・デュランテ

「ラ・フィユ・マル・ガルデ」
マリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフ、指導はアレクサンダー・アグジャノフ

「眠れる森の美女」
ヤスミン・ナグディとマシュー・ボール、指導はケヴィン・オヘア

シャーロット・エドモンズの新作
Gina Storm-Jensenとリース・クラーク 振付指導はシャーロット・エドモンズ

「コンチェルト」
前田紗江、ニコラス・ランドン、ロイヤル・バレエ・スクールの第三学年の生徒
指導はジェイ・ジョリーとニコラ・トラナ

「アナスタシア」 
コール・ド・バレエ、指導はゲイリー・ハリスとヴィヴィアナ・デュランテ

ゲストカンパニー
バーミンガムロイヤル・バレエ、オランダ国立バレエ、ENB、エストニア国立バレエ、フィンランド国立バレエ、ミラノ・スカラ座バレエ、ノーザン・バレエ、ノルウェー国立バレエ、ポーランド国立バレエ、スコティッシュ・バレエ、シュツットガルト・バレエ、デンマークロイヤル・バレエ、スウェーデン王立バレエ、ウィーン国立バレエ


ナショナル・バレエ・オブ・カナダ(カナダ国立バレエ) 日本時間 10月4日(火)午後11:00~5日(水)午前3:00


バーレッスンのお手本、アレクサンダー・アントニェヴィッチ指導、子安美代子とローリーナス・ヴェーヤーリス(ローリーナスくんは日本とリトアニアのハーフです)

クラスレッスン
アレクサンダー・アントニェヴィッチ指導

リハーサル
「シンデレラ」「オネーギン」、振付ワークショップ

インタビュー
芸術監督カレン・ケイン、エグゼクティブ・ディレクター バリー・ヒューソン
振付家ウェイン・マクレガー、振付アソシエイト ロバート・ビネ
プリンシパル エヴァン・マッキー、ヘザー・オグデン、ソニア・ロドリゲス、シャオ・ナン・ユー

ゲストカンパニー
ボストン・バレエ、マイアミ・シティ・バレエ


サンフランシスコ・バレエ 日本時間 10月5日(水)午前3:00~午前7:00

クラスレッスン


バーレッスンのお手本動画

リハーサル
「Haffner Symphony」 ヘルギ・トマソン振付
「フランケンシュタイン」 リアム・スカーレット振付
「ダイヤモンド」 ジョージ・バランシン振付
「パ・パーツ2016」 ウィリアム・フォーサイス振付
「シンデレラ」 クリストファー・ウィールドン振付

インタビュー
芸術監督兼主席振付家 ヘルギ・トマソン
プリンシパル フランセス・チャン、ジョセフ・ウォルシュ、マリア・コチェトコワ

ゲストカンパニー
ヒューストン・バレエ、ウルグアイ国立バレエ、パシフィック・ノースウェスト・バレエ


10月4日が楽しみですね。各々のカンパニーのFacebook Liveで中継され、しばらくはアーカイブがYouTubeとFacebookで視聴できるとのことです。


追記:ロイヤル・バレエの中継映像アーカイブ

オーストラリア・バレエの中継映像アーカイブ

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