ユリア・ステパノワがボリショイ・バレエのプリンシパルに昇進
ボリショイ・バレエのユリア・ステパノワが、プリンシパルに昇進すると発表されました。
http://www.bolshoi.ru/about/press/articles/congratulations/
2009年にマリインスキー・バレエに入団したステパノワは、ワガノワ・アカデミー時代から大変な逸材と言われつつも、ファテーエフに冷遇されて、マリインスキー時代にはあまり昇進できませんでした。2014年の夏、マリインスキー・バレエのロンドン公演で「白鳥の湖」のオデット/オディール役を踊って大評判となりました。同年にマリー・タリオーニ賞も受賞していますが、モスクワ音楽劇場バレエに移籍、来日公演では「白鳥の湖」の大きな四三羽の踊りを踊っています。
2015年にボリショイ・バレエに移籍したステパノワは、今年の夏のボリショイ・バレエのロンドン公演で大活躍。ソリストで入団したのですが、今回、3階級特進でプリンシパルに昇進しました。
長身で、マリインスキーらしい詩情豊かな腕の使い方が印象的なステパノワ、大変な美貌の持ち主ですが、ものすごく細いわけではなくて女らしい体型をしています。リュドミラ・セメニヤカに師事しているとのことです。まさに大輪の花という表現がふさわしい存在です。
ステパノワは、ボリショイ・バレエの来年の来日公演でも「白鳥の湖」に主演します。
http://www.japanarts.co.jp/bolshoi_b2017/cast.html
6月11日(日) 18:00
<開場 17:15・終演予定時間 20:35>
ユリア・ステパノワ / アルチョム・オフチャレンコ
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なお、ミラノ・スカラ座の若手ダンサー、ジャコポ・ティッシがボリショイ・バレエに移籍することになったようです。
http://www.gramilano.com/2016/09/la-scala-dancer-jacopo-tissi-joins-bolshoi/
ミラノ・スカラ座バレエ学校を卒業後、ウィーン国立バレエに入団したティッシは、1年でミラノに戻りました。ちょうどスカラ座は、ラトマンスキー版の「眠れる森の美女」をカンパニー初演するところで、当初はスヴェトラーナ・ザハロワとセルゲイ・ポルーニンが主演する予定でした。ところが、ポルーニンが怪我で降板。ザハロワの相手役に、無名の新人であるティッシが抜擢され、見事に期待に応えザハロワからも絶賛されたとのことです。その後、「マノン」のデ・グリュー、マウロ・ビゴンゼッティの「シンデレラ」の王子など主演が続きました。
ところが、スカラ座のワジーエフ芸術監督がボリショイ・バレエの芸術監督に就任することになり、後任にビゴンゼッティが就任しました。4月から引き継ぎ期間でビゴンゼッティがスカラ座で仕事をしていたのですが、ティッシはビゴンゼッティのやり方が合わないと感じたようです。
ワジーエフに連絡を取ったティッシは、夏の間ボリショイに招かれ、ロブーヒンの不在中にザハロワのリハーサル相手を務めたとのことです。そしてワジーエフに招かれ、8月にティッシはスカラ座を退団してボリショイに入団を決めました。
まだティッシにロシアの就労ビザが到着していないため、今現在はまだ入団はしておらず、どの階級となるかは未定ですが、デヴィッド・ホールバーグに次ぐ外国人ダンサーの入団となります。
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コメント
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こんばんは、久しぶりにコメントいたします。
ステパノワの白鳥を楽しみに、東京公演チケットを購入しています。これぞプリンシパル・・・(と個人的に思っています)という彼女の昇進がなぜここまで時間がかかったのか不思議でなりません、いろいろな理由があるのでしょうね・・・。
本欄ではないですが、ディアナ・ヴィシ二ョーワの退団ニュースにはびっくり!私には何か元気がもらえるダンサーでして(笑)、来日公演はなるだけ観に行っていました。
中でも東日本大震災の夏にみたジゼルは圧巻でした・・・多くのバレエ公演が中止となり気持ちが沈んでいた夏でしたが、ジゼル公演があの年の私の心の元気の源になったと思います。
投稿: YY | 2016/09/16 21:58
YYさん、こんにちは。
私もステパノワの白鳥のチケット購入しているんですよ。マリインスキー・バレエの昇進の基準は今一つわかりにくいですよね。ファテーエフは基本的に小柄なダンサーが好きで大きなステパノワは好みではなかったようなんですが。
ロンドン公演での評判も良かったし、映画館上映で観た「ドン・キホーテ」の3幕ヴァリエーションもとても素敵だったので、どんなオデットを見せてくれるか楽しみです。
ディアナ・ヴィシニョーワの、震災後の「ジゼル」私も観ましたが、素晴らしい公演でしたよね。おっしゃる通り、沈んだ気持ちを盛り上げてくれた、とても気持ちのこもったもので、ヴィシニョーワって凄いと改めて思ったのでした。彼女は本当に強いパワーの持ち主ですよね。ABTは離れても、これからもたくさん踊ってくれるものと期待するし、また日本で彼女の踊りが観たいです。一昨年、マリインスキー劇場で彼女の20周年記念ジゼルを観たのですが、若い時とは違って、余計なものをそぎ落としたとてもシンプルだけど感動的なパフォーマンスで、観客への感謝の気持ちがとても伝わってきました。
投稿: naomi | 2016/09/18 01:25