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2016/05/26

ミュンヘン・バレエ、ラカッラら大量退団/追記あり

来シーズンより、18年間芸術監督を務めたイヴァン・リスカに代わり、イーゴリ・ゼレンスキーが芸術監督に就任するミュンヘン・バレエ(バイエルン州立バレエ)。

マリインスキー・バレエより、サバティバルを取得したウラジーミル・シクリャーロフとマリーヤ・シリンキナが移籍するのは既報の通りです。

そして、ゼレンスキーの就任に伴い、29人と大量のダンサーが退団することが発表されました。

Dance EuropeのFacebookより
https://www.facebook.com/DanceEurope/photos/a.762806220476174.1073741828.762675407155922/1035181209905339/?type=1&theater


退団するダンサーのリスト

プリンシパルとソリスト
Daria Sukhorukova, Ekaterina Petina, Lukas Slavický, Cyril Pierre, Zuzana Zahradníková, Catherine Markowskaja, Léonard Engel, Stephanie Hancox, Ilia Sarkisov, Maxim Chashchegorov, Lucia Lacarra and Marlon Dino

デミソリストとコール・ド・バレエ
Magdalena Lonska, Joana de Andrade, Martina Balabanova, Donna Mae Burrows, Lisa Gareis, Nagisa Hatano, Julia Reid, Alisa Scetinina, Maud Hélèn Treille, Ilenia Vinci and Marcella Zambon and Vittorio Alberton, Zoltan Mano Beke, Luca Giaccio, Ilya Shcherbakov, Olzhas Tarlanov and Shawn Throop

ミュンヘン・バレエ最大の大スターであるルシア・ラカッラ、彼女のパートナーであるマーロン・ディノ、ラカッラの元パートナーであるシリル・ピエール、元マリンスキー・バレエで、ラトマンスキーが振付けた話題作「パキータ」の初演キャストを務めたダリア・スホルコワ、ガラ公演で来日しているカテリーナ・マルコフスカヤ、ルーカス・スラヴィツキーらが退団します。また、コール・ド・バレエでは、波多野渚砂さんも退団します。

29人の退団というのは、バレエ団全体のおよそ半分、プリンシパルは3分の2(9人のうち6人)、ソリストに至っては4分の3(8人のファーストソリストのうち6人)という割合です。その分、新しい団員がたくさん入ってくるのでしょうが。

ミュンヘン・バレエは来シーズンのプログラムも発表されていますが、グリゴローヴィッチ版「スパルタクス」がレパートリー入りするなど、古典色の強いレパートリーとなっています。全く新しいバレエ団に変わってしまうという感じでしょうね。


なお、6月12日の現地時間午後6時からは、ミュンヘン・バレエの「海賊」のインターネット中継が予定されています。これはイヴァン・リスカ版なので、今後レパートリーから消えてしまうかもしれませんね。
https://www.staatsoper.de/en/staatsopertv.html


<追記>
ミュンヘン・バレエの公式サイトに、プレスリリースが載っています。
https://www.staatsoper.de/en/press/press-information/press-information-ballet/news/news/june-farewells.html

ルシア・ラカッラとマーロン・ディノのコメントも掲載されていました。「過去14年間、バイエルン州立バレエは私たちが唯一所属していたカンパニーで、家のようなものでした。世界中のどのような素晴らしい舞台に招かれたとしても、ここに帰ってくることが幸せでした。いま私たちは別の方向へ向かうという決断を下しました。エキサイティングなプロジェクトを追い続け、それは私たちのキャリアを次の次元へと連れて行ってくれるでしょう。近いうちに発表します」

コール・ド・バレエのダンサーたちは、シュツットガルトや東京のカンパニーなど、他のカンパニーへ移籍します。また他のダンサーは、教師として経験を次の世代へと伝えて行きます。また、フリーランスのダンサーとして活動したり、家庭に入るダンサーもいるとのことです。

またゼレンスキーのコメントも。
「今までの人生を通して、バレエという芸術に私は奉仕してきました。まずはダンサーとして、そして10年以上、複数のバレエ団の芸術監督として。世界中の14の劇場で経験を積んできました。マリインスキー、NYCB、ロイヤル・バレエなどです。今までの経験を、バイエルン州立バレエ団と分かち合うことを楽しみにしています。このカンパニーを創設したコンスタンツェ・ヴァーノン、そして発展させて国際的な名声を確立させたイヴァン・リスカに感謝をします。このバレエ団の新しい芸術監督としての役割は、この発展を継続することであり、さらなる功績を残すことができるようにカンパニーを導くことです。そのために、この数か月で、素晴らしい新しいダンサーたちと契約を結びました。ミュンヘンでの観客がカンパニーのこれらの新しいメンバーを喜びと興味によって歓迎し、心の中に迎え入れることを確信しています」

そして、注釈として以下の文言がつけ加えられています。

「バイエルン州立バレエを退団するカンパニーのメンバーの名前が記述されていますが、ダンサー自身の決断で退団するのか、新しい芸術監督の意向によって退団するのかは明確にはしません」

(なお、ドイツの州立歌劇場では、外国人は15年以上雇われる場合には終身雇用としなければならないというルールがあります。そのため、15年になる前に雇い止めになるダンサーが多く、今回、4,5人はこれに該当しているとのことです)


なお、退団する一人、プリンシパルのルカス・スラヴィツキー(2003年ブノワ賞最優秀男性ダンサー、2010年、2013年に東京での「ローザンヌ・ガラ」に出演)は、母国チェコの南ボヘミア劇場バレエの芸術監督に就任することがすでに発表されています。

ご参考として、ノイマイヤーが1973年にハンブルグ・バレエの芸術監督に就任する際には、16人のダンサーが解雇され、当時は大きな批判にさらされました。しかしながら、ノイマイヤーは大きな成果を上げて、彼の判断が正しかったことが証明されたのです。果たして今回はどうなることでしょうか。

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