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2016/04/23

プリンスとミスティ・コープランドほか、バレエとの関わり

現代最高のミュージシャンであるプリンスの突然の死は衝撃でした。私も10代~20代のころ彼のファンで、「パープル・レイン」を映画館に観に行き、限定盤の紫ビニールのLPを買い、東京ドームでの来日コンサートに行ったこともあります。独創性と芸術性にあふれる、ジャンルを軽く飛び越えたポップミュージックを作った彼の才能は誰にも代えられないものでした。最近もたまに、アルバムを聴き返したりしていたのです。未だに亡くなったことが信じられません。

さて、プリンスは、バレエ愛好家としても知られていました。

https://www.washingtonpost.com/news/arts-and-entertainment/wp/2016/04/22/prince-loved-ballet-heres-why-misty-copeland-the-joffrey-ballet-their-fans-love-him-back/

もっとも有名なエピソードとしては、無名時代のミスティ・コープランド(ABT)を発掘したことでした。2009年にプリンスは自曲「クリムゾン・アンド・クローバー」のミュージックビデオに出演するバレリーナを探しており、ミスティに白羽の矢を立てたのです。突然、「プリンスがあなたの携帯電話の番号を知りたがっている」という連絡を受けて、「あのプリンス?」と彼女は驚いたそうです。翌日撮影のためにLAに飛んだ彼女には即興で踊ることを求めて、撮影するたびに「これで良かったかしら?」と尋ねた彼女に対して、「ただ音楽を感じて、自分自身ありのままで踊ってほしい」とプリンスは答えたそうです。

https://www.thewrap.com/prince-ballerina-misty-copeland-big-break/


Prince's newest muse: Ballerina Misty Copeland 投稿者 StacyGeiger

2011年2月には、プリンスはミスティの出演を後押しして、彼女はテレビ局PBSの番組でインタビューを受けました。

Love this! @mistyonpointe #prince #icon

BalancingPointeさん(@balancing_pointe)が投稿した写真 -

そしてそれだけではありません。2011年に、プリンスは“Welcome 2 America”と題したツアーで、NYのマディソン・スクエア・ガーデンとニュージャージーのコンサートで、ミスティをゲスト出演させました。さらに、ABTに対して25万ドルを寄付したのです。

この記事には、二人の共演の写真があります。
http://espn.go.com/espnw/voices/article/15291897/remembering-prince-promotion-celebration-women

プリンスの突然の訃報を受けてのミスティのツイート


プリンスとの思い出を語るミスティ

プリンスとミスティ・コープランドがテレビ番組で共演する映像(「The Beautiful Ones」)


さて、プリンスには、それ以前にもバレエとのコラボレーションがありました。1991年にプリンスは、ジョフリー・バレエに公演に招待され、バレエの魅力の虜になりました。彼はジョフリー・バレエの新作のために音楽を提供し、さらに“Thunder”という曲のロングヴァージョンもこのために作りました。1993年にジョフリー・バレエは「Billboards」という4人の振付家による4部構成の全幕作品を制作し、「パープル・レイン」、「ダイアモンド・アンド・パール」などプリンスのヒット曲を12曲使用しました。とても官能的でダンサブルなこの作品は大ヒットしました。


Joffrey Ballet & Prince - Billboards. 05a 投稿者 Kowa1

この作品はあまりの大きな成功を収めたため、一時はジョフリー・バレエのレパートリーの中心となりましたが、反動もありました。数年後にプリンスの楽曲使用の権利が切れて上演できなくなったとき、従来のクラシック・バレエのレパートリーでは、「Billboards」で獲得した新しい観客を引き付けることができず、観客離れを起こしてしまったのです。

しかし、魅力的な楽曲があれば、幅広い観客を獲得することはできるというバレエの可能性を、プリンスは教えてくれました。そして一度広げた客層をいかに維持するか、それはバレエ界にとっての課題ともなりました。

そして、今やミスティ・コープランドはアメリカでもっとも人気のあるバレリーナとなり、普段バレエを観ない客層がABTでの彼女の公演に押しかけるようになりました。今年の6月のABTの「ロミオとジュリエット」で、唯一売り切れている公演は、アレッサンドラ・フェリの復活公演でもなければ、ディアナ・ヴィシニョーワとマルセロ・ゴメスという現代最高と言われるパートナーシップでもなく、ミスティ・コープランドが主演する「ロミオとジュリエット」なのです。彼女がきっかけでバレエを観るようになった若い女性を中心とした客層が、別のダンサーによるバレエも観るようになれば、バレエ人気も若い人たち中心に広がることでしょう。

なお、プリンスは出身地のミネソタ州にあるバレエ団、ミネソタ・ダンス・シアターを長年にわたって支援してきています。彼の高校のアートプログラムで、ミネソタ・ダンスの設立者Loyce Houltonが彼を教えたのです。「パープル・レイン」ツアーの最初の公演は、このバレエ団のためのチャリティ公演でした。
http://prince.org/msg/7/342779

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