パリ・オペラ座バレエの2016-7シーズン正式発表
パリ・オペラ座バレエの2016-7シーズンが正式に発表されました。
https://www.operadeparis.fr/saison-16-17
新作は8作品です。内訳は、ミルピエ作品が2作品、クリスタル・パイト、ティノ・セーガル、そしてバレエ団のダンサーで振付アカデミーの生徒である4人による4作品です。
全幕の新作は、シーズン終わりのミルピエ作品のみです。ちなみにオペラの方では11の新制作があります。
記者会見での発表を元に、概要をお伝えしていきます。
(ゲストカンパニー)アメリカン・バレエ・シアター「眠れる森の美女」 ラトマンスキー振付
2016年9月2日から10日まで10公演 バスティーユにて
シーズン・オープニング・ガラ
2016年9月24日
クリスタル・パイト(新作)、フォーサイス「Blake Works」、デフィレ ガルニエ
Sehgal(新作)、ペック「In Creases」、クリスタル・パイト(新作)、フォーサイス「Blake Works」
2016年9月26日から10月9日まで9公演 ガルニエ
今年の英国ダンスアワードを受賞した、カナダ出身の女性振付家クリスタル・パイトの新作は、マックス・リヒターが改作した、ヴィヴァルディの四季に振付けたもの。 ティノ・セーガルの作品は、今シーズンのシャルマッツ作品同様、ガルニエのパブリックスペースでの上演となる。
バランシン「モーツァルティアーナ」「ストラヴィンスキー・ヴァイオリン・コンチェルト」「ブラームス・シューンベルグカルテット」
2016年10月22日から11月15日まで17公演 ガルニエ
ミルピエは、バランシン作品の振付指導者は彼が選び、自身もパリで立ち会うとのこと。
チューダー「葉は色あせて」、ミルピエ(新作)
2016年11月29日から12月31日まで23公演 ガルニエ
ミルピエの新作は、バリシニコフの提案により、バルバラの歌に振りつけた作品でアルベール・エルバズが衣装をデザイン。チューダーの「葉は色あせて」(衣装は新制作)とのダブルビル。(なお、オペラ座での「葉は色あせて」の振付指導はアマンダ・マッケローが行うと、昨年ご本人に伺いました)
ヌレエフ「白鳥の湖」
2016年12月7日から31日まで18公演 バスティーユ
(ゲストカンパニー)ドレスデン・バレエ「インプレッシング・ザ・ツァー」(フォーサイス)
2017年1月4日から8日まで6公演 ガルニエ
マクレガー「Tree of Codes」(新制作)
2017年2月6日から23日まで 15公演
この作品は、すでにニューヨークとマンチェスター国際フェスティバルで、マリ=アニエス・ジロ、ジェレミー・ベランガールをはじめとするオペラ座のダンサーと、マクレガーのカンパニー、ランダムダンスのダンサーたちという混成チームで上演されています。
http://dancetabs.com/2015/09/wayne-mcgregor-random-dance-paris-opera-ballet-tree-of-codes-new-york/
バランシン「真夏の夜の夢」(新制作)
2017年3月9日から29日まで12公演、バスティーユ
新しいプロダクションで、クリスチャン・ラクロワが衣装をデザインするとのこと。
Dimitri Chamblas とボリス・シャルマッツ「A Bras-le-corps」(新制作)
2017年3月16日から4月2日まで7公演 ガルニエ
40分の上演時間の実験的な作品で、ガルニエのグラシエ・ロトゥンダで上演される。
パリ・オペラ座バレエ学校公演
バランシン「Divertimento n°5」、フォーサイス「精密の不安定なスリル」、ヌレエフ「ライモンダ3幕」ほか
2017年4月1日から3日まで3公演 ガルニエ
「フォーサイスの精密の不安定なスリル、ヌレエフのライモンダ三幕を含むというスーパーハードなプログラム」
4月7日には、オペラ座学校のガラ公演も行われます。デンマークロイヤルバレエスクール、ワガノワ・アカデミー、ロイヤルバレエスクール、サンフランシスコバレエスクール、ナショナルバレエオブカナダスクール、ジョン・クランコスクール、そしてハンブルグ・バレエスクールも参加します。
カニンガム「Walkaround Time」、フォーサイス「Trio」、「Workwithinwork」(新制作)
2017年4月15日から5月13日まで18公演 ガルニエ
ロビンス「エン・ソル」、バランシン「ラ・ヴァルス」、シェルカウイ&ジャレ「ボレロ」
2017年5月2日から27日まで17公演 ガルニエ
今シーズンは、ロビンス作品は「エン・ソル」だけ。会見でミルピエはヴィオレット・ヴェルディに弔意を表した。
ベルトー、ブーシェ、ヴァラストロ、ポール (新作) オペラ座ダンサーによる振付作品
2017年6月13日から18日まで4公演 ガルニエ
オペラ座の振付アカデミーで研鑽を積み、フォーサイスとミルピエによって助言を受けた4人のダンサーたちが、それぞれ新作を発表する。
ラコット「ラ・シルフィード」
2017年7月1日から16日まで11公演 ガルニエ
ミルピエ、Philippe Parreno (新作)
2017年7月1日から15日まで9公演 バスティーユ
Philippe Parrenoはビジュアルアーティスト。どのようなコラボレーションが行われることでしょうか。
なお、来日公演については、2017年3月2日〜12日で、演目はラコット『ラ・シルフィード』、およびバランシン『テーマとヴァリエーション』&ミルピエ『ダフニスとクロエ』とのことです。(記者会見では、なぜか『ラ・シルフィード』の名前が出てこなかったのですが)
それと、オペラのカテゴリとなりますが、
「コジ・ファン・トゥッテ」
2017年1月26日から2月19日まで9公演 バスティーユ
演出/振付がアンヌ・テレサ・ド・ケースマイケルで、パリ・オペラ座バレエのダンサー、およびローサスのダンサーも出演するとのことです。
****
上演があると噂されていた、ラトマンスキーやウィールドンによる全幕の新作はなかったようです。リスナーは、ミルピエが退任することを「残念で悲しく思う」が、彼を弁護していたとのことです。一方、ミルピエは、ダンサーたちとの経験に基づき、自分がプログラミングした2シーズン目は、その前のシーズンとは違っていると語りました。最も大きな違いは、自らが設立した振付アカデミーで学んだダンサーたちによる4作品が上演されることです。その成果はいかに。
しかし、このシーズンをプログラミングしたミルピエは、もうシーズンの最初からいないというのが皮肉です。(バランシン作品と、自身の作品の時にはもちろん振付指導などで、彼もいるわけですが)
なお、記者会見には200人ものジャーナリストが参加。ミルピエも同席したのですが、リスナーは、新シーズンについての質問のみ受け付ける、としたため、質問は出ませんでした。
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