オルガ・スミルノワがボリショイ・バレエのプリンシパルに昇進
オルガ・スミルノワがボリショイ・バレエのプリンシパルに昇進していました。
http://www.bolshoi.ru/en/persons/ballet/1616/
1991年11月に生まれ、ワガノワ・アカデミーでリュドミラ・コワリョーワに師事していたスミルノワは、2011年に優秀な成績で卒業し、マリインスキー・バレエに入団するものと思われていましたが、ボリショイに入団しました。マリナ・コンドラチェワに師事し、入団してすぐ頭角を顕し、一年目に「白鳥の湖」のパ・ド・トロワ、ミルタ、ドリアードの女王、リラの精などを踊ります。
2012年には、ニキヤ、そして「ジュエルズ」のボリショイの初演でダイヤモンドを踊りました。さらに2013年には、ボリショイ・バレエでの「オネーギン」初演のタチヤーナ役のファーストキャストにも選ばれ、2014年にはABTの「ラ・バヤデール」にもニキヤ役でゲスト出演しました。ジャン・クリストフ・マイヨー振付の傑作「じゃじゃ馬馴らし」では、ビアンカ役の初演キャストとなり、黄金のマスク賞にもノミネートされました。ノイマイヤーの「椿姫」でもマルグリット役で好演しています。日本では、2013年の5月に「マラーホフの贈り物ファイナル」でセミョーン・チュージンと「白鳥の湖」「ダイヤモンド」を踊りました。
スミルノワは2014年に大きなけがに見舞われ、残念ながらかなり長期にわたって踊れませんでした。昨年のボリショイ・バレエの来日公演も、当初出演を予定していたものの、キャンセルとなってしまいした。2015年の秋にようやく復帰を果たし、その後、12月にはモンテカルロ・バレエの「くるみ割り人形カンパニー」にアルチョム・オフチャレンコとゲスト出演し、マイヨーは彼らのために振付を改訂しました。12月30日の「くるみ割り人形カンパニー」公演は、世界的な規模で映画館中継も行われました。
そして1月24日に行われる、「じゃじゃ馬馴らし」の映画館中継では、再びビアンカでスミルノワが登場します。この「じゃじゃ馬馴らし」は、日本でも、ボリショイ・バレエ・イン・シネマで、2月17日(水)に映画館で観ることができます。
まだ若い年齢の割に落ち着いて見えるスミルノワは、長い手脚と長い首というバレリーナ向きの体型をしており、ワガノワ育ちならではの美しく詩情あふれる動きは「ダイヤモンド」で観ることができました。「オネーギン」や「椿姫」のようなドラマチックバレエ向きの演技力を発揮する一方、「じゃじゃ馬馴らし」のビアンカ役のように高度な技術を要する役も得意としています。
セルゲイ・フィーリンに見込まれてボリショイ・バレエに入団したため、フィーリンが退任した後の彼女を心配する声もありますが(フィーリンの右腕的存在だった女性の息子とスミルノワは結婚)、怪我を乗り越え、実力でプリンシパルに昇進することができました。
スミルノワを撮影した短編ドキュメンタリー「The Prodigy」
「じゃじゃ馬馴らし」の予告編
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