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« オールスター・ガラにロパートキナ出演決定、NYでのマリインスキー公演出演予定 | トップページ | ロイヤル・バレエのリカルド・セルヴェラ、引退 »

2015/12/09

元ロイヤル・バレエのプリンシパル、ブリオニー・ブラインド逝去

1978年から91年までロイヤル・バレエに在籍し、84年に若くしてプリンシパルに昇格、ルドルフ・ヌレエフのパートナーも務めたブリオニー・ブラインドが亡くなりました。心臓病で、55歳という若さでした。

Bryony Brind: A look back at her life with The Royal Ballet
http://www.roh.org.uk/news/bryony-brind-a-look-back-at-her-life-with-the-royal-ballet

Former Royal Ballet principal Bryony Brind dies at 55
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35049787

Bryony Brind, ballet dancer - obituary
http://www.telegraph.co.uk/news/obituaries/12041904/Bryony-Brind-ballet-dancer-obituary.html

1977年にローザンヌ国際コンクールでスカラシップを獲得し、翌年ロイヤル・バレエに入団したブリオニー。まだ、コール・ド・バレエの時に、アシュトンの「ラプソディ」の初演キャストとなり、「白鳥の湖」のオデット/オディールも踊りました。この「白鳥の湖」の踊りが高く評価されました。81年にローレンス・オリヴィエ賞を受賞。81/2シーズンには、ヌレエフ相手に「ラ・バヤデール」のニキヤ役を踊ります。84/5シーズンにプリンシパルに昇格してからは、古典全幕の他、バランシンの「放蕩息子」のセイレーヌなども踊り、ジョナサン・コープ、ウェイン・イーグリング、アシュレー・ページなどとも踊りました。1991年にカンパニーを退団し、フリーのダンサー、そして女優となります。

日本では、カンパニーの1987年の来日公演で「眠れる森の美女」のオーロラとリラを踊っている記録が残っています。ほっそりとして脚の長い体型の持ち主だったため、振付家に好まれ、現代作品にもたくさん出演しました。

キャリアの初期はヌレエフに抜擢されるなど華やかでしたが、少し下にアレッサンドラ・フェリがいて、マクミランはブリオニーをあまり起用せずフェリを重用したため、キャリアに恵まれなかったところがあって、まだ若い年齢でカンパニーを去ることになりました。一方で、ダニエル・デイ=ルイス、英王室のマイケル・オブ・ケント王子(エリザベス女王の従兄弟)などとの華やかな交際でも知られており、有名な作家バーバラ・カートランドの息子と結婚しました。ロイヤルを退団した後、いくつかの映画に出演し、またバレエ関連のイベントの司会なども行っていました。

テレビ放映された「ローザンヌ国際コンクール25周年記念ガラ」には彼女がハインツ・シュペルリの「ファンタジー」を踊る映像も収録されています。ナショナル・ポートレート・ギャラリーには、彼女の肖像画も飾られています。

最近では、ロイヤル・バレエのダンサーの大部分が外国人となり、プリンシパルに至っては女性1人、男性2人のみが英国人であるという現状を問題視する彼女の発言が新聞に掲載されました。
http://www.telegraph.co.uk/culture/theatre/dance/10054812/Bryony-Brind-foreign-ballet-dancers-risk-loss-of-British-quirks.html

55歳で亡くなってしまうのは、あまりにも若い死といえます。ご冥福をお祈りいたします。

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コメント

貴重な情報ソースとして、いつも楽しみに読ませていたただいてます。

ブリオニー ブラインドは34年前(!)に私が初めてコヴェントガーデンでバレエを見た時の「眠りの森の美女」でリラを踊っていて、「ロイヤルらしい踊りだなぁ」と感心したのを今も覚えています。(その日のオーロラはジェニファーペニー、王子はデイヴィットウォールで、フェリはまだ赤ずきんを踊っていました…)

国際的なカンパニーとしてダンサーの国籍は問われないとはいえ、それによって「英国らしさ」が失われてきているのは寂しいことですね。

Shingoさん、こんにちは。

本当にお返事が遅くなってしまってごめんなさい。旅行に行っており、旅先からコメントをしたつもりだったのですがどうやらコメントが反映されていなかったようで…。

本当に貴重な体験談、ありがとうございます。ロイヤルでの活躍の期間が短かった彼女をご覧になることができたのは本当に素晴らしいですね。しかも、本当に豪華なキャストで!

おっしゃる通り、国際化は世の中の趨勢ではありますが、英国らしい部分も保ち続けてほしいし、そのようなレパートリーを大切にしてほしいと私も願っています。

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