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2015/11/07

パリ・オペラ座バレエ昇進コンクール、ユーゴー・マルシャンがプルミエに昇進

11月6日にパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの男性部門が行われました。


<プルミエ>

プルミエに昇進したのは、ユーゴー・マルシャン。2011年入団。昨年ヴァルナ国際コンクールで銅メダル受賞、「くるみ割り人形」と「マノン」に主演して高い評価を得ました。今年は将来有望な24歳以下の若いダンサーに贈られるカルポーダンス賞も受賞しており、最有力とみられていました。フランスのバレエ雑誌Danseの今月号の表紙も飾っています。間違いなく、次世代のスターとなることでしょう。

課題曲はバランシン「シルヴィア」のヴァリエーション

順位 (ダンソマニより)

1. Hugo Marchand - プルミエに昇進 ロビンス振付「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」ブラウンのヴァリエーション
2. Fabien Révillion  ラコット「ラ・シルフィード」2幕ジェームズのヴァリエーション
3. Germain Louvet  ロビンス 「アザー・ダンシズ」の第二ヴァリエーション
4. Marc Moreau  「エチュード」よりマズルカ
5. Florimond Lorieux  ロビンス「四季」秋のヴァリエーション
6. Sébastien Bertaud ロビンス「ダンス組曲」

ユーゴー・マルシャンのインタビュー記事
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-paris/paris1504c.html

カルポー賞受賞の記事
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/other-news/2015carpeaux.html

有力出場者のヤニック・ビトンクールが欠場し、アリステル・マディンがコンクール中に負傷するというアクシデントもあったようです。また、もう一人有力だったジェルマン・ルーヴェは3位。それにしても、やはりロビンスだらけというのはいかがなものでしょうか。


<スジェ>

スジェには、ジェレミー・ルー・ケールが昇進しました。2013年入団と若いジェレミーも、2014年のヴァルナ国際コンクールで銅賞を受賞しています。コリフェ時代より、「パキータ」に主演したりして頭角を現している一人です。コリフェのダンサーでコンクールに参加したのは6人だけでした。

課題曲は、ラコット振付「ラ・シルフィード」1幕ジェームズのヴァリエーション

順位 (ダンソマニより)

1. Jérémy-Loup Quer - Promu プルミエに昇進 プティパ振付「エスメラルダ」ヴァリエーション
2. Hugo Vigliotti  エック振付「アパルトマン」テレビのヴァリエーション 
3. Antoine Kirscher  「グラン・パ・クラシック」
4. Florent Mélac  ヌレエフ「白鳥の湖」2幕ヴァリエーション
5. Yvon Demol  ロビンス「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」ブラウンのヴァリエーション
6. Mickaël Lafon ヌレエフ「白鳥の湖」ロットバルトのヴァリエーション


<コリフェ>

コリフェに昇進したのは、ポール・マルケ(2014年入団)とパブロ・レガサ(2013年入団)です。日本人とドイツ人のハーフであるタケル・コストさんは惜しくも3位でしたが、評判は非常に良かったようです。自由曲を、ポール・テイラーの「Speaking in Tongues」という異色の作品にしたのも、個性を際立たせることができて良かったとのこと。

課題曲はヌレエフ「眠れる森の美女」2幕のヴァリエーション。

1. Paul Marque - Promu  コリフェに昇進 ヌレエフ振付「白鳥の湖」ジークフリート3幕のヴァリエーション
2. Pablo Legasa - Promu  コリフェに昇進 ラコット振付「ラ・シルフィード」ジェームズ2幕のヴァリエーション
3. Takeru Coste  ポール・テイラー「Speaking in Tongues」
4. Axel Magliano  バランシン「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
5. Cyril Chokroun  ロビンス「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」ブラウンのヴァリエーション
6. Antonio Conforti. ヌレエフ「ドン・キホーテ」バジルの1幕のヴァリエーション

皆さん、おめでとうございます。

ダンスキューブの詳細なコンクールレポート
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/post-156.html

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パリ・オペラ座バレエ」カテゴリの記事

コメント

いつも情報ありがとうございます。
ユーゴ・マルシャンとドロテ・ジルベールのマノンの舞台をオペラ座で観てきただけに、とても感慨深く記事を読ませていただきました。
彼の踊りは若々しくのびやかな力強さと柔らかな表現力が同居していて、人を引き付けるオーラがありとても素敵でした。マノン終演後、幕の向こう側で聞こえた拍手は、ユーゴに送る仲間の拍手だったのですね・・・記念すべき舞台を観れて本当にラッキーです!
これからの彼の活躍がとても楽しみです。これからも情報よろしくお願いします。

TAEさん、こんにちは。お返事が遅くなりました!

ユーゴ・マルシャンとドロテ・ジルベールのマノンをオペラ座でご覧になったのですか!羨ましい限りです。これからのライジングスターの伸び盛りの舞台を観られる喜びは、本当に大きいですよね。きっと彼はエトワールになる日も近いんでしょうね。
私は残念ながら、まだマルシャンが認識できる舞台を観ていないのですが、12月にパリに行ってオペラ座を観てくる予定なので、観られるといいな、と期待しています。

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