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« ローザンヌ国際バレエコンクール2016の出場者発表 | トップページ | 黄金のマスク賞ノミネート発表 »

2015/11/04

パリ・オペラ座バレエ昇進コンクール、オニール八菜さんがプルミエールに昇進

11月3日にパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの女性部門が行われました。

今年は、各ヒエラルキーの試験が終わった後、すぐに結果が発表されるという形式となっています。

注目のプルミエールの枠は二つ。

<プルミエール>

オニール八菜さんと、レオノール・ボーラックが昇進しました。

オニールさんは「ライモンダ」の2幕のヴァリエーション、ボーラックはロビンスの「アザー・ダンス」第1ヴァリエーションを踊りました。

プルミエールへの昇進試験は、パク・セウン、エロイーズ・ブルドンなど有力候補が並ぶ激戦。特に、パリ・オペラ座バレエファンの間では、「白鳥の湖」「ラ・バヤデール」など多くの古典バレエに主演しているブルドンの評価も非常に高かったので、彼女が昇進できなかったのは残念でした。

その中でのオニールさんの昇進は喜ばしい限りです。オニールさんは、「ラ・バヤデール」の初日でガムザッティ役を踊る予定です。エトワールに任命される日も遠くないと思われます。

レオノール・ボーラックは、バンジャマン・ミルピエ芸術監督に気に入られている一人で、最近たくさんの役に付いているダンサーです。

課題曲 ジェローム・ロビンス「四季」春のヴァリエーション

(順位。出典:ダンソマニ
Sujets

1. Hannah O'NEILL  ヌレエフ「ライモンダ」の2幕のヴァリエーション
2. Léonore BAULAC  ロビンス「アザー・ダンス」第1ヴァリエーション
3. Héloïse BOURDON  ロビンス「アザー・ダンス」第2ヴァリエーション
4. Sae Eun PARK  ロビンス「アザー・ダンス」第2ヴァリエーション
5. Charline GIEZENDANNER  ヌレエフ「ロミオとジュリエット」1幕ヴァリエーション
6. Eléonore GUERINEAU  リファール「ミラージュ」オンブル


<スジェ>

マリオン・バルボーイダ・ヴィキンコスキファニー・ゴルスリディ・ヴァレイユの4人がスジェに昇進しました。

この中で異色なのは、フィンランド出身(オペラ座団員初のフィンランド人)のイダ・ヴィキンコスキ。2013年入団なので非常に早く昇進していると言えます。「ラ・バヤデール」ではやはりガムザッティ役を踊る予定です。(マリオン・バルボーもガムザッティ役の予定)

「ラ・フィユ・マル・ガルデ」に主演し有力視されていたレティツィア・ガローニが昇進しなかったのが意外と捉えられているようです。

課題曲 ヌレエフ「ライモンダ」ピチカート

Coryphées :

1) Marion BARBEAU   ロゼラ・ハイタワー「眠れる森の美女」幻影のヴァリエーション
2) Ida VIIKINKOSKI   ワガノワ「ディアナとアクティオン」
3) Fanny GORSE   バランシン「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
4) Lydie VAREILHES  ロビンス「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」グリーンのヴァリエーション
5) Letizia GALLONI   ヌレエフ「ラ・バヤデール」2幕ニキヤのヴァリエーション
6) Aubane PHILBERT  フォーサイス「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」

Dance Cubeにリディ・ヴァレイユのインタビューが載っています。
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-paris/paris1510b.html


<コリフェ>

ロクサーヌ・ストジャノフキャサリン・ヒギンスソフィー・マイユーレイラ・ディラックアリス・カトネの5人がコリフェに昇進しました。

この中で、キャサリン・ヒギンズは2013年にYAGPに出場し、2012年にはローザンヌ国際コンクールに出場したアメリカ人。アントワープ・ロイヤル・バレエスクール出身で2014年にオペラ座の短期契約団員となり、今年、外部コンクールから入団しています。
アリス・カトネは、DVD「パリ・オペラ座エトワール マチュー・ガニオのノーブル・バレエ・クラス」に出演しているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

課題曲 グソフスキー「グラン・パ・クラシック」

Quadrilles :

1) Roxane STOJANOV   ロビンス「四季」秋のヴァリエーション
2) Katherine HIGGINS   ロビンス「四季」秋のヴァリエーション
3) Sophie MAYOUX   バランシン「フー・ケアーズ?」
4) Leïla DHILAC   バランシン「ジュエルズ」よりエメラルド
5) Alice CATONNET   ロビンス「四季」春のヴァリエーション
6) Julia COGAN   バランシン「ジュエルズ」よりエメラルド


このように結果を見ていると、オニール八菜さん、イダ・ヴィキンコスキ、キャサリン・ヒギンスと外国人の台頭が目立ちます。パリ・オペラ座バレエの多様化を推進しているミルピエの好みもかなり反映されているような感じがします。

また、上位ランキングのダンサーたちの踊ったヴァリエーション、多くがロビンスやバランシンであるというのも、いかにもミルピエを意識した選曲だと感じられます。

パリ・オペラ座エトワール マチュー・ガニオのノーブル・バレエ・クラス [DVD]パリ・オペラ座エトワール マチュー・ガニオのノーブル・バレエ・クラス [DVD]

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ダンスキューブの昇進試験レポート(写真入り)
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/post-155.html

男子の昇進試験は11月6日となります。

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