彩の国さいたま芸術劇場 ボワヴァン/ウバン/ラリュー『En Piste-アン・ピスト』
彩の国さいたま芸術劇場で、11月6日、7日に、フランスの3人の振付家ボワヴァン、ウバン、ラリューによる『En Piste-アン・ピスト』が上演されます。
http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3052
1980年代のフランス・ダンス界を席巻したヌーヴェル・ダンスの流れで活躍した
3人の現代ダンス振付家をフランスより迎えてお届けする本作。
レオ・フェレやセルジュ・ゲンスブール、エディット・ピアフなど、1968年~80年代のフランスを映し出すシャンソン16曲にのせ、
“アラ還”世代の3人の振付家が、手話のようなダンススタイル「シャンソン・ドゥ・ジェスト」で、
革命的であった当時に今の時代を重ね合わせて踊ります。
作品全体の映像を見せていただいたのですが、これがポップでキュートなところもあればユーモラスなところもあり、そして辛辣だったり、しんみりするところまでバラエティに富んでいて、とても面白い作品に仕上がっているんですよね。彼らが青春時代だったころが、ポスト5月革命の時代だったわけで、それらの時代へのノスタルジーとともに、かなり政治的な意味合いも込められたりしている側面もあります。人生経験を重ねた彼らならではの深みと、メッセージ性、エモーションが伝わってきました。パスカル・ウバンの美しい腕使いによる手話を使った動きなども印象的ですが、しっかりとした表現力豊かなダンスも観られるし、シャンソンの歌声、歌詞とも絶妙な結びつきが感じられて、かえって新鮮な感じすらします。
伝説的な振付家である3人による、この素敵なパフォーマンスが観られるのは本当に貴重な機会です。
ボワヴァン/ウバン/ラリュー『En Piste-アン・ピスト』
2015年11月6日(金)19:00開演/7日(土)15:00開演
彩の国さいたま芸術劇場
構成・振付・出演:ドミニク・ボワヴァン(リヨン・オペラ座バレエに『くるみ割り人形』)、パスカル・ウバン、ダニエル・ラリュー(94年~2002年トゥール国立振付センター芸術監督、。89年『風の薔薇』(関内ホール)と96年『デルタ』(神奈川県民ホール)にて来日)
音楽:バルバラ、レオ・フェレ、セルジュ・ゲンスブール、ジャック・ブレル、エディット・ピアフ他
料金
(税込) 一般4000円、メンバーズ3600円、U25 2000円
【チケット取扱い】
■SAFチケットセンター
・電話 0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場休館日を除く10:00~19:00)
※一部携帯電話、PHS、IP電話からは、ご利用いただけません。
・SAFチケットオンライン http://www.ticket.ne.jp/saf/
■プレイガイド
・イープラス http://eplus.jp
・チケットぴあ http://t.pia.jp
0570-02-9999(音声自動認識/Pコード:445-686)
・ローソンチケット http://l-tike.com/
0570-000-407(オペレーター対応)
0570-084-003(Lコード:36567)
【お問い合わせ先】
SAFチケットセンター 0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場休館日を除く10:00~19:00)
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