マニュエル・ルグリが、ウィーン国立バレエ芸術監督の契約を2020年まで延長
ウィーン国立バレエの芸術監督(およびウィーン・フォルクスオーパー・バレエの芸術監督)を2010/11シーズンより務めているマニュエル・ルグリ。現在の契約は2017年まででしたが、このたび、2020年8月31日まで延長されることが発表されました。
この任期は、ウィーン国立歌劇場総裁のドミニク・マイヤーの2期目の任期と同一となります。
「マニュエル・ルグリは、ウィーンをバレエの都市にしました。彼のリーダーシップの下で、ウィーン国立バレエは、オーストリアだけでなく国際的に成功し、非常に高い評価を誇っています」と木曜日にマイヤーはプレスリリースでルグリのことを評価しました。また、フォルクスオーパーの総裁ロバート・マイヤーも、「マニュエル・ルグリはフォルクスオーパーでも成功し続けることを嬉しく思います」と語っています。
「劇場内、および運営陣による貴重な支援を感じ、そして観客も熱狂してくれています。さらに5年間、私のカンパニーと共に歩めること、そして多くのエキサイティングなプロジェクトを導入することができることを喜ばしく思います」とルグリは語っています。
ウィーン国立バレエは新しいシーズンも始まり、来年3月には、ルグリ振付による新作「海賊」も上演されます。
7月に行われた沖縄公演、私も観に行きましたが、ティエリー・マランダンの作品など、バラエティに富んだ演目も楽しかったですし、カンパニーのクオリティの高さも実感しました。ルグリの就任により、カンパニーの存在感はますます大きくなっています。
なお、ウィーン国立バレエでは、日本人のピアニスト、滝澤志野さんが活躍しています。滝澤さんを取り上げた記事が読売新聞に掲載されています。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/special/feature/CO006040/20151006-OYT8T50129.html
滝澤さんは、レッスンやリハーサルでの演奏だけでなく、バレエ公演での演奏もしています。ウィーン国立バレエの演奏は、ウィーン・フィルが演奏していますので、非常にクオリティが高いわけですが、その中で滝澤さんが頑張っているのは嬉しいことですね。また、橋本清香さん、木本全優さんの日本人ソリストも、たびたび主演するなど奮闘しています。
この「くるみ割り人形」のチェレスタを弾いているのも滝澤さんです。(パストラルには橋本清香さんも出演)
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