シルヴィ・ギエムが世界文化賞を受賞
9月10日、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の各分野で、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に授与される「高松宮殿下記念世界文化賞」の今年の受賞者が発表され、その演劇・映像部門にシルヴィ・ギエムが選ばれました。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/27.html#002230
http://www.praemiumimperiale.org/ja/component/k2/item/327-guillem/327-guillem
1988年に創設された「高松宮殿下記念世界文化賞」は、国境や民族の壁を越えて全世界から、同時代の文化芸術の世界を代表する人物が選ばれます。過去には演劇・映像部門でモーリス・ベジャールやピナ・バウシュ、マース・カニングハムなどの振付家、マイヤ・プリセツカヤ、森下洋子などダンサーが受賞しています。
授賞式は10月21日、都内で行われ、ギエムも出席予定です。
第27回世界文化賞の受賞者
http://www.praemiumimperiale.org/ja/news/news/item/329-2015laureates
■ 絵画部門 横尾 忠則 (日本)
■ 彫刻部門 ヴォルフガング・ライプ (ドイツ)
■ 建築部門 ドミニク・ペロー(フランス)
■ 音楽部門 内田 光子 (イギリス)
■ 演劇・映像部門 シルヴィ・ギエム (フランス)
授賞式典は、日本美術協会 総裁の常陸宮殿下、同妃殿下ご出席のもと、10月21日(水)に東京・元赤坂の明治記念館で行われ、5部門の受賞者には、それぞれ顕彰メダルと感謝状、賞金1500万円が贈られます。
柔軟かつ強靱な肉体と美しい脚線、豊かな表現力で従来の女性ダンサーのイメージを一新、完璧な「6時のポーズ」(180度開脚)の先駆者でもある。十八番は『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』『ジゼル』など。1989年、英国のロイヤル・バレエ団に移籍し、世界的な活動を開始。伝統に縛られない演技を貫き通し、ここ10年ほどはコンテンポラリー・ダンスにも取り組んでいる。来日30回以上という大の親日家で、2011年の東日本大震災時には被災者のためにチャリティー公演を実施。今年いっぱいでの引退を表明し、12月の最後の公演は日本で行う予定。
シルヴィ・ギエムのファイナル公演「ライフ・イン・プログレス」のNBS WEBチケット会員 座席選択先行予約は、本日(9月11日)夜9時より。
http://www.nbs.or.jp/stages/2015/guillem/index.html
シルヴィ・ギエム<ライフ・イン・プログレス>のプロモーション動画
「テクネ」(アクラム・カーン振付)、「ヒア・アンド・アフター」(ラッセル・マリファント振付)、2011年の公演でも大きな感動を残した「バイ」(マッツ・エック振付)、そして2人の男性ダンサーによる「デュオ」(ウィリアム・フォーサイス振付)のハイライトシーンです。
常に前を向いてきたギエムは、最後のツアーでも彼女が尊敬する振付家の新作に挑戦しています。
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