デニス・マトヴィエンコがノヴォシビルスク劇場バレエの芸術監督に就任
キエフ・バレエの芸術監督を解任されてしまった後、マリインスキー・バレエのゲストプリンシパルなどで活躍してきたデニス・マトヴィエンコ。その彼が、ノヴォシビルスク劇場バレエの芸術監督に就任することが発表されました。
http://novat.nsk.ru/en/press/news/denis_matvienko_will_become_ballet_company_artistic_director/
現在、ノヴォシビルスク劇場バレエの芸術監督を務めているのはイーゴリ・ゼレンスキーですが、ゼレンスキーの契約が2016年3年に切れるのにあたり、マトヴィエンコが後任となります。
ゼレンスキーは、10年間ノヴォシビルスク劇場バレエの芸術監督を務めてきました。今年の秋よりミュンヘン・バレエの芸術監督に就任し、また引き続きモスクワ音楽劇場バレエの芸術監督の芸術監督の任にもついているため、3つの劇場の芸術監督を務めるという、大変多忙な毎日となっています。世界バレエフェスティバルにも先日出演しており、ダンサーとしても現役です。一つの仕事を後進に譲るのは予想されてきたことですね。なお、ノヴォシビルスク劇場の総裁は、ミハイロフスキー劇場の総裁でもあるウラジーミル・ケフマンです。
ゼレンスキーとマトヴィエンコのコメントも掲載されています。マトヴィエンコは、キエフ・バレエでの芸術監督としての経験を活かせると語っており、また、ミハイロフスキー・バレエに所属していた時には、ケフマンとルジマトフと働いた経験もあるとのことです。
ノヴォシビルスク劇場バレエは、ゼレンスキーの下で大きく成長しており、またゼレンスキーの愛弟子であるセルゲイ・ポルーニンもたびたび出演しています。マトヴィエンコの元でも、さらなる躍進が期待できそうですね。
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