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2015/08/04

8/1 第14回世界バレエフェスティバル Aプロ

長丁場なので、感想の方はさくっといきます。

Wbf20152

8月1日(土)14:00~ 東京文化会館

指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」

振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

ヤーナ・サレンコ/スティーヴン・マックレー

サレンコが珍しくちょっと調子悪そうだった。コチェトコワの降板で急にシムキンとも踊らなくてはならなくなったので、こちらの方は合わせる時間がなかったのかも。もちろん彼女は実力派なので、不調と言っても、普通のダンサーよりはずっとレベルは高いのだが。あまりパートナーリングが上手くいってなくて、特に最後の見せ場のダイブを受け止めるところ、サレンコの飛び込みに勢いがなくて、この作品のシャンパンの泡のような爽快感を感じられなかった。マックレーはソロは、空中で静止するようなジュッテなど素晴らしかったのだが。


「3つのグノシエンヌ」

振付:ハンス・ファン・マーネン
音楽:エリック・サティ
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル

マリア・アイシュヴァルト/マライン・ラドメーカー

ボリショイ・マリインスキー合同ガラでロパートキナも踊った作品で映像にもなっている(「Hans Van Manen Festival」(2008)。いかにもファン=マネンらしい、男女の心理的な駆け引きが官能的に繰り広げられる作品で、特にサポートされているアイシュヴァルトの強靭さと詩情、美しいムーヴメントが際立つ。ラドマーカーのサポートのうまさも特筆もの。少々地味な作品ではあるが、大人の魅力で魅せる。

ロパートキナ出演の映像


「お嬢さんとならず者」

振付:コンスタンティン・ボヤルスキー
音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

この間のマリインスキー・バレエで行われた「Knights of Ballet」公演でダニーラ・コルスンツェエフが踊った作品。お嬢さんに恋をした、実は純情なならず者を演じるには、不器用そうなコルスンツェエフの方が似合っていた。音楽はショスタコーヴィチのジャズ組曲やさまざまなバレエ曲を使用。いかにも旧ソ連。ならず者が胸をはだけたところ、お嬢さんが思いっきり引いてしまうのには笑っちゃう。ゼレンスキーの踊りは年齢を感じさせない美しい跳躍もあるものだった。金髪に髪を染めていたボーダーはパワフルなグラン・ジュッテがいかにも昔のソ連風で、非常に上手いんだけど、このメンバーの中では逞しいのが目立つ。彼女のバランシンやロビンスは素晴らしいので、この作品でのパフォーマンスも良かったけど、そちらで観たかった気がする。


「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"

振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

タマラ・ロホ/アルバン・レンドルフ

バランス技はすごいものの、ロホは精彩を欠いているのではないかと思っていたら、グランフェッテが凄かった。最初4回転で始まり、1-2-3回転パターンが後半まで続く。しかも音にもぴったり合わせて行っているので品格を崩さないし小気味よい。さすがの風格だった。ロホのパートナーは、来シーズンよりABTに移籍するアルバン・レンドルフ(デンマークロイヤル・バレエ、ENBではゲスト)。ハンサムだがやや小柄で脚短く太くがっしり体型。彼のバジルを観た友人によれば良かったらしいのだが、白鳥の王子ではどうなんだろう。サポートも苦戦。しかしコーダのピルエットは美しく、ヴァリエーションも高い跳躍で良かった。


「フェアウェル・ワルツ」

振付:パトリック・ド・バナ
音楽:フレデリック・ショパン、ウラジーミル・マルティノフ

イザベル・ゲラン/マニュエル・ルグリ

ショパンなのに生演奏じゃないのは残念。上手にベッドが置かれていて、男女の惜別を情感豊かに描いた作品。少し散漫なところもあるものの、バナ振付の特有のクセは弱めで、今のルグリとゲランにぴったりでとても素晴らしかった。現在54歳というゲランの詩情あふれる美しさと表現力には恐れ入った。特に背中や足先は下手な現役よりも美しい。ルグリの端正さも相変わらずで、円熟した味わいと余韻、年月を重ねた2人だけが見せられる絆の強さに酔いしれた。このペアの踊りが観られただけでも、今回の世界バレエフェスティバルには大きな価値があったと言える。


「アザー・ダンス」 

振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル

アマンディーヌ・アルビッソン/マチュー・ガニオ

「アザーダンス」はとにかくマカロワとバリシニコフの映像がデフォルトになっているので、誰が踊るのを見ても辛い。今回は、ロビンス作品に定評のあるイザベル・ゲランが振付指導をしているはずなのだが。以前アシュレー・ボーダーが踊っているのを観たときは情感があり本当に素晴らしかったので、彼女が踊ればよかったのにと思った。今回の二人はソロは伸び伸びしていて良いのだが、パ・ド・ドゥでは何の感情も通い合っていなくて、退屈。アルビッソンも技術的には何の問題もないのだが、感情を想起させるところがまだまだだし、上半身の硬さを感じる。


「マンフレッド」

振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

マチアス・エイマン

パートナーのミリアム・ウルド=ブラムが怪我で降板のため、以前エイマンがヴィシニョーワ・ガラでも踊った「マンフレッド」に。ヌレエフの複雑な振付もものともせず、情熱がほとばしり、悲劇的で、ドラマティックで美しいソロ。去年のYAGPガラでも観たけどマチアスはますます進化していて切れ味鋭く伸びやかで、向かうところ敵なしの成熟ぶりだった。彼の踊りには物語を感じる。


「ジゼル」

振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン 

サラ・ラム/ワディム・ムンタギロフ

ラムのジゼルはミスキャストではないだろうか?衣装もロイヤル仕様なんでしょうがエアリーさがなくてジゼルらしくないし、美しい金髪も相まって幽玄さや儚さをあまり感じさせない。アラベスク・パンシェなどもジゼルらしくない。現代作品など、彼女の良さを見せるような作品にしてほしかった。ムンタギロフのアントルシャ・シス(ジゼルのこの場面でのアントルシャ・シスは異例)の高さは驚異的だしつま先も非常に美しい。アルブレヒトのヴァリエーションは少し変則的で、普通はカブリオールのところを、トゥール・ザン・レールで見せる。踊りそのものは本当にクオリティが高いのだが、アルブレヒトのヴァリエーションはディアゴナルに進む動きがミルタに操られている感じを出すので、違和感を感じた。


「ライモンダ」より第 3 幕のパ・ド・ドゥ

振付:ユーリー・グリゴローヴィチ(プティパに基づく)
音楽:アレクサンドル・グラズノフ

マリーヤ・アレクサンドロワ/ウラディスラフ・ラントラートフ

アレクサンドロワの衣装が爽やかなブルーと白であまりライモンダっぽくない不思議なもので、それなのにラントラートフはブルーのマント付きなので不思議さ倍増。が、踊りはさすがボリショイの貫録たっぷり、揺るぎない。2009年だったか、ガルニエでオペラ座にゲスト出演し、ヌレエフ版のライモンダを踊るアレクサンドロワの女王っぷりに心酔したものだったが、今回の彼女は押し出しの強さの中にも、かわいらしさも持ち合わせていた。ヴァリエーションは、ポワントでシャンジュマンをしながら前進していくのもので、これだけでも十分高度なテクニックなのだが、マリインスキーのノヴィコワはこれをアントルシャ・カトルでやって見せてそれは本当に凄かった、ラントラートフは、ボリショイならではのドゥーブルアッサンブレ一周も勇壮に決めていた。


失われた純情 「いにしえの祭り」

振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:リヒャルト・シュトラウス

アンナ・ラウデール/エドウィン・レヴァツォフ 
シルヴィア・アッツォーニ/アレクサンドル・リアブコ

しっかりセットが組み立てられていて、前半はレヴァツォフとラウデール、後半はリアブコとアッツオーニ。レヴァツォフは少し前にハンブルグのバレエ週間で演じた「タチアーナ」のオネーギン役のために頭が坊主。長身の彼は軍服がよく似合っていてこのペアも良かったのだが、アッツオーニとリアブコが凄すぎるので、ちょっと損な役回り。特にリアブコ、踊っている時間は短いけど尋常じゃないキレキレの跳躍を見せてくれて、この人は天才と狂気の紙一重のところに存在している人だと実感。アッツオーニの儚げな中に秘めた強靭さと、動きだけで物語性を感じるところも凄い。ガラに切り取るには難しい作品のようなので、全幕で観たい。(Rシュトラウスなので、これも生演奏でお願いしたかった)


「シンデレラ」

振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

アリーナ・コジョカル/ヨハン・コボー

まさかのアダージオのみだった。コボーではヴァリエーションはもう無理なのか(その割にクラス・レッスンではよく動いていたけど)コジョカルのシンデレラは、これ以上似合うダンサーがいないのでは、というキラキラの可憐さで相変わらずのはにかんだ表情が愛らしい。王子の周りをまわるシェネや、回転しながらの空中をリフトされる姿勢の揺るぎなさに、芯の強さを感じさせる。


「オールド・マン・アンド・ミー」 

振付:ハンス・ファン・マーネン
音楽:J.J.ケイル、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

この二人に宛書だと誤解されている方が多いようだけど、それは間違い。これは、ファン=マネンが、イリ・キリアンの妻でミューズのサビーネ・クップファーベルグの40歳の誕生日を祝って、彼女とNDTIIIにオマージュを捧げるために1996年に振付けられた。当時40歳のクプフェンブルグと59歳のジェラール・ルメートルが踊っており、DVD「Six Ballets by Hans van Manen」にも収録されている。最近では、ラリッサ・レジュニナの引退公演で彼女が踊っている。JJケイルの軽妙なジャズ/ブルース調の曲、ユーモラスなストラヴィンスキーの「サーカス・ポルカ」そしてモーツァルトのピアノコンチェルト23番(「ル・パルク」でおなじみの曲)を使用。最初は全く動かない男性。女性が浮かない顔の彼のためにあれこれやるも…。そしてバッタリ倒れた彼に空気を入れて膨らませようとする、という爆笑モノのシーンとなり、最後は照明の暗転が繰り返されて切ないデュエットへ。踊り盛りのヴィシニョーワには少々もったいないところもあるものの、彼女の抜群のコメディセンスと演技力、そしてマラーホフとの長年のパートナーシップ、時の流れを思い出させて、何とも言えない余韻を感じさせた。

現代作品が少ないこのガラの演目の中で、ハンス・ファン=マネンの傑作を2作品上演したことは評価されて良いと思う。

サビーネ・クップファーベルグ


「パリの炎」

振付:ワシリー・ワイノーネン
音楽:ボリス・アサフィエフ

ヤーナ・サレンコ/ダニール・シムキン

今日2演目目のサレンコと、シムキン。シムキンのパートナー予定のコチェトコワが降板したので急きょの出演のサレンコ、お疲れ様。こちらで彼女は調子を取り戻していて、スポッティングを90度ずつずらして、トリプルもさりげなく入れたフェッテ、勇壮な跳躍など、素晴らしかった。そしてシムキン、前回のバレエフェスでもこれを踊っていたけど、相変わらずの軽やかで力みのない清涼感ある踊りは健在。しかし彼はいつまでもこの路線だけで良いのだろうか、もう少し新機軸を打ち出した方が良いのではないかと、余計なお世話ではあるのだが少し心配になる。


「白鳥の湖」第 2 幕より

振付:レフ・イワーノフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

ウリヤーナ・ロパートキナ/ダニーラ・コルスンツェフ

まさに鉄板中の鉄板で、踊り手によっては退屈なこの場面が、この上なく至高の美しさ、深遠さを感じさせて深い感動を呼んた。湖の澄み渡って冷ややかな夜の空気が伝わってくるよう。コルスンツェフの愛情あふれるサポート、ロパートキナの神々しいまでのたおやかな腕の美しさとエレガントさ。ゆっくりした演奏も場面を盛り上げる。コール・ド抜きで彼らの生み出す神聖な世界だけに集中できたのも、良かった。別世界へと連れて行かれた、魔法のような時間。


「トゥギャザー・アローン」

振付:バンジャマン・ミルピエ
音楽:フィリップ・グラス
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル

オレリー・デュポン/エルヴェ・モロー

ミルピエの振付は個性は乏しいけど悪くはない。サポートがかなり難易度が高く、この作品のリハーサルのためにモローは腕を負傷してしまい、「大地の歌」や「マノン」に出演できなかったが、今回の公演では怪我の後遺症は見られず、佇まいだけでなくムーヴメントにもドラマ性を感じさせてくれた。衣装が、白いレーサーバックのタンクトップにジーンズで、どう見ても普段着っぽいので振付に似合わなくて、情緒も何もあったものではないし作品の中にあるはずのドラマも感じにくかった。オーレリーはこんがり日焼けをしていたので、ますます普段着的な印象が強かった。オーレリーも踊りは精確で2人のパートナーシップも良かったが、衣装が作品をぶち壊しにしてしまった。ミルピエは「ダフニスとクロエ」といい、衣装のセンスが毎回あまりよくない。


「オネーギン」より第 1 幕のパ・ド・ドゥ 

振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

アリシア・アマトリアン/フリーデマン・フォーゲル

アリシアのタチヤーナは、少女らしい恥じらいとときめき、大胆さ、女性としての目覚め。様々な感情を身体で的確に表現していて素晴らしい。サポートされているところの姿勢も非常に美しい、が、オネーギン、なんであんなにニヤニヤ笑っていて、しかもアリシアが軽いのによっこらしょって重そうに持ち上げるのだろうか。彼はレンスキー役がよく合っているのでレンスキーに専念したほうが良いと思われる。

「ドン・キホーテ」

振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス

ヴィエングセイ・ヴァルデス/オシール・グネーオ

ヴァルデスは、以前のバレエフェスでも超絶技巧を見せて台風の目となったバレリーナ。今回は、アティチュードでバランスした後、ポワントのまま、このアティチュードの足をドゥヴァンまで持っていくという超絶技巧も。8小節分引っ張る長いバランス技は見せつつも、グランフェッテは以前よりも少し抑え目に、音に合わせて踊ることに気を配っていた。腕をアラスゴンド(真横)の状態のままフェッテするという変化球だったのだけど、日本人はそういうのより、曲芸のように3回転、4回転を入れたほうが喜ぶのだ。グネーオは最近ガラなどで引っ張りだこの人で、来シーズンはENBのゲスト・プリンシパルも務める。テクニックはものすごいのだけど、かなり余裕たっぷりな感じで、ピルエットは緩やかに減速しながらコントロールをきかせて音に合わせてピタッと止まる。足先を持ったりする、茶目っ気というか洒脱な感じが、ガラならではの遊び心を感じさせて楽しかった。やはりガラのトリは「ドン・キホーテ」でないとね。

シムキンのFacebookより。

Day 03 at the World Ballet Festival in Tokyo: Asere Osiel Gouneo still has it! #14thWBF #a_dancers_life #dontTryThisAtHome #CorazonCubano #ConMuchoGusto http://bit.ly/1fST6bI

Posted by Daniil Simkin on 2015年8月1日

4時間半の長丁場、猛暑、休憩時間が短くてお手洗いに立つ時間も少なくて、観る側にとっても持久戦だが、やはり大変楽しく贅沢な世界バレエフェスティバル。バレエ界の世代交代が順調に行っているのか不安はあるし、大きな発見もグネーオくらいなのだが、特にベテラン勢の名演が観られたのは嬉しかった。ゲラン&ルグリ、ヴィシニョーワ&マラーホフ、ロパートキナ&コルスンツェフ、アッツオーニ&リアブコ、ロホ、アレクサンドロワのパフォーマンスは特に素晴らしかったと感じた。若手がなかなかこれは、という人が出てこないのがつらいのだが、やはりこれはエイマン、ムンタギロフがもっとも輝ける新星なのだろう。

また、今回はピアノ演奏がフレデリック・ヴァイセ=クニッテルという、パリ・オペラ座の「椿姫」のDVDなどでも演奏している優れたピアニストによるものなのが良かったと感じた。演奏が良いと公演のクオリティはさらに引き上げられる。

引き続きBプロ、ガラもとても楽しみである。

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。バレエフェスの感想を読ませて頂いて、当日の素敵な気分が蘇りました。
私はロシアの2ペアが良かったです。まずラントラートフ。昔はザハロワやマーシャに圧倒されて頼りない印象でしたが、今回はあのマーシャをしっかりサポートし、むしろ引っぱっているようにも見えました。マーシャもとても楽しそう。スケールの大きな2人の踊りに私は大拍手!(が、終わった途端にトイレに立つお客様が続出してがっかり…。涙)
そして第4部、休憩明けのマリインスキー組。コルスンツェフのノーブルな立ち姿を見た瞬間に鳥肌が。(早いでしょうか?)そしてロパートキナ登場。大きく美しい!第3部トリのシムキン&サレンコで少し浮かれ気味だった気持ちが一気に引き締まりました。会場も『何か別次元のモノが始まるぞ』という緊張感に包まれたような気が。大きくゆったりとした白鳥のPDDは芸術品。別格でした。
他に、意外だったのがザイツェフ。他ブログさんで評判が悪く期待していなかったのですが、短髪で長身でクールフェイスな彼が、ノイマイヤーをたんたんと踊る姿はカッコ良かったです。(私だけ?笑)Bプロが楽しみです。
また、シュトゥットガルトのオネーギンも、(恥ずかしながら)まだオネーギンを全幕で観ていない私には十分魅力的でした。(オネーギン、新しいDVD出ないかな。。。)様々なバレエ団がレパートリーに入れてますが、いつかシュトゥットガルトで全幕を見たいです。
ついついコメントが長くなりすみません。Bプロも楽しみで待ちきれません。


すみません、先ほどのコメント、ザイツェフと書いたのですがレヴァツォフの誤りです〜。(なぜか二人の名前をよく言い間違えるのです…。)取り急ぎ訂正でした。

こんばんは。k,j です。
フェスティバルは毎年(今年も)見に行かれなかったのですが、今回ホールバークが怪我から復帰してフェスティバルに出場するとダンスマガジンでいっていたので楽しみにしていました。しかしプログラムにどこにも載っていないのでどうしたのかなぁ~とおもっています。
もしそれについて知っていたら教えて下さい!!また私もねこさん同様、Bプロの感想楽しみにしています。


お久しぶりです。
私もAプロ初日見てきました。やはりバレエフェスはお祭りムードで楽しいですね。
サーシャに対しての表現にまさにその通り!と嬉しくなりました。
ブベニチェクも退団し、ハンブルクもそろそろ世代交代でサーシャは大丈夫なのかと
正直心配していたのですが、あのキレッキレのダンスを見てまだまだやってくれると安心しました。
本当に舞台上での彼の狂気はすごくていつも鳥肌がたちます。
今の現役ダンサーの中でトップだとさえ思っているのですが、
あのお祭りの中では少々分が悪かったようで拍手が小さく感じ残念でした。
こんなに感動した人間もいるということ、サーシャにわかってもらいたいと
とりあえず、サーシャだけにサインをもらいました。
ゲランもものすごく美しくてそのエレガントな魅力に参りました。

ねこさん、こんにちは。

お返事が遅くなってしまって本当にすみません!Bプロ始まりましたが私はまだ見ていないんです。

おっしゃる通り、アレクサンドロワ組とロパートキナ組は本当に素晴らしくて、ロシアバレエはやっぱり最強だな、と再確認しました。彼らの出演は第2弾の発表だったわけだけど、本当に追加されて良かった、と。

レヴァツォフはこの演目、良かったですね。彼はもしかしてああいう非常にコンテンポラリーっぽい作品の方が合うのかもしれません。

いえ、いつも丁寧なお返事ありがとうございます。感動するとつい書き込んでしまい、連投すみません。
Bプロ、昨夜観て来ました。(ゴメス見られず…。)これから観られると思いますので、具体な感想は避けますが、パリオペ組のマノンと、ボリショイの威信をかけたドンキに鳥肌が立ちました。その他、Bプロは好きな作品が多く、もう一度観たいと思います。
naomi様もどうぞ楽しんで来てください。

k,jさん、こんにちは。

お返事が大変遅くなってしまって本当にごめんなさい。
ホールバーグ、結局降板してしまったのですよね。ここに公式のお知らせがあります。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-554.html
まだ怪我からの回復が完全ではないので、出演できないとのことです。私も彼の踊りを楽しみにしていたので、本当に残念です…。ゆっくり治して完全な状態でまた舞台に立つ姿を見たいです。
Bプロも昨日観たので感想書きますね!

きょんさん、こんにちは。

Bプロも観たのですが、「シルヴィア」のアッツオーニとサーシャも感動的に素晴らしくて最後には思わず落涙、でした。物語を身体で表現する能力が二人ともすごいんですよね。
Bプロはとにかく第4部が圧巻なのです。。。サーシャは、今一つハンブルグ・バレエでもあまり推されていない感じなのがもったいないのですが、一種の天才なんだと思うんですよね。役が憑依する人だし、テクニックもキエフ仕込みだから凄いし。でも彼の熱狂的なファンは結構世界中に点在しているようです。

イザベル・ゲランの美しさ成熟した演技も素晴らしいですよね。Bプロこうもりで彼女が見せる脚の美しいことと言ったら!たぶんほとんどの現役ダンサーよりも美しい脚です。

naomiさん、こんにちわ。
私こそお返事遅くなってすみません。少し舞台があったので..
ホールバークやはり完全な状態ではなかったんですね。ホールバークが大好きな母も納得しています。ホールバークはアメリカの方なのにロシア人の様な手足と美しさをもっていますよね。ホールバー
クのマルコスパダは大好きです。
わざわざ公式のお知らせまで載せてい頂き有難うございます。とても感謝しています。ホールバークには怪我を治してまた舞台に立ってほしいですね。
これからもブログ、楽しませて頂きますね♪

k,jさん、こんにちは。

相変わらずお返事が遅くなってしまってごめんなさい。

そうなんです、本当にデヴィッド・ホールバーグはうっとりするような美しいつま先を持っていますよね。「マルコ・スパーダ」の彼も最高でした。本当に早く良くなって、また活躍する姿を見たいです。

遅くなっていますが今Bプロの感想を書いているところです。

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