NBAバレエ団6月公演「HIBARI」~全ての美空ひばりファンに捧げる
NBAバレエ団は、リン・テイラー・コルベット振付による新作「HIBARI」を今年6月に上演します。国民的歌手、美空ひばりさん(1937~89年)の生涯をバレエ化したものです。
http://www.nbaballet.org/performance/2015/hibari/index.html
リン・テイラー・コーベットは、昨年NBAバレエ団が上演した「ガチョーク賛歌」などのバレエ作品のほか、大ヒットミュージカル「Swing‼」や映画「フットルース」の振付などを手掛け、ブロードウェイをはじめ、世界中で活躍しています。昨年5月に「ガチョーク賛歌」の振付指導で来日した際、テレビで偶然、ひばりさんのドキュメンタリー番組を見て感銘を受け、バレエ化を提案したとのことです。
「ひばりさんの歌声は、エディット・ピアフやジュディ・ガーランドに並ぶと思った。テレビを見た瞬間から恋におちた」とリン・テイラー・コルベットは語っています。「何が何でも舞台を創りたい」とひばりさんの息子、加藤和也さんに直談判し、ひばりさんの墓前にも手を合わせたそうです。
美空ひばりさんの名曲の数々と、NBAバレエ団によるバレエ・映像を融合させ、ステージ上に時空を超えるような空間を創りだし、美空ひばりさんの半生を描き出しすとのことです。また元宝塚歌劇団宙組トップスターとして活躍し、その後も舞台女優としての経歴を重ねている和央ようかさんがゲスト出演。ステージ上に漂う時空の案内役を演じるそうです。
映像・衣裳ディレクターもアメリカブロードウェイを中心に活躍するアメリカのディレクター、作曲もアメリカフォックスやディスカバリー、ディズニーチャンネル等で音楽制作を手掛けるマイケル・モリッツ氏というトップのスタッフをそろえました。
舞台構成は、5セクションから成り立ち、美空ひばりさんの幼少期から始まり、日本を代表する大スターまでの過程の中で起こった悲しみや苦しみ、明るさや幸せを、「お祭りマンボ」など彼女の曲およそ10曲に合わせて表現していくそうです。
美空ひばりさんの映像とバレエダンサーの融合、どんなものになるのか楽しみですね。そしてこの作品がアメリカで上演されたら面白いのではないかと思います。ひばりさんの歌は、とてもダンサブルなものもあったり、多岐にわたっています。バレエファンのみならず、幅広い客層に来てもらえそうな作品になりそうですね。
読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150316-OYT1T50103.html
サンケイスポーツの記事
http://www.sanspo.com/smp/geino/news/20150314/oth15031405050002-s.html
【公演日】
6月13日(土)17時開演(16時15分開場)
6月14日(日)12時30分開演(11時45分開場)
6月14日(日)17時開演(16時15分開場)
【会場】
メルパルクホール東京
【チケット】
SS 12,000円
S 10,000円
A 8,000円
B 6,000円
学生 3,000円(高校生・大学生)
3月24日(火)一般発売開始
問い合わせ: Tel. 04-2924-7000
nba@nbaballet.org
https://youtu.be/KtbdfEbCqV0
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