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« マライン・ラドマーカーがオランダ国立バレエに移籍 | トップページ | ウェンディ・ウエーランのNYCB引退 »

2014/10/18

ABTの2015年METシーズン

ABTの2015年春~夏のMETシーズンが発表されています。

http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=497

すでにリリースされていますが、アレクセイ・ラトマンスキー振付の新作「眠れる森の美女」が目玉です。5月29日初演でジリアン・マーフィとデヴィッド・ホールバーグが主演の予定。デザインは、レオン・バクストがバレエ・リュスのために1921年にデザインした衣装をもとに、トニー賞を受賞しているリチャード・ハドソンがデザインします。

また、ラー・ルボヴィッチの「オテロ」が5月21日より再演されます。

カンパニーの設立75周年を記念して、今までの代表的なレパートリーの中から選りすぐったレパートリープログラムも上演されます。5月11~16日の8公演。
フォーキンの「レ・シルフィード」、チューダーの「火の柱」「リラの園」、ロビンスの「ファンシー・フリー」、バランシンの「テーマとヴァリエーション」そしてアグネス・デ=ミルの「ロデオ」が上演されます。 ABTらしいこれらの作品がまとめて上演されるこのプログラムは、なかなか魅力的です。

全幕作品はほかに5作品。「ジゼル」、「ラ・バヤデール」(マカロワ版)、「ロミオとジュリエット」(マクミラン版)、「白鳥の湖」、そしてアシュトンの「シンデレラ」です。

このMETシーズンで、ジュリー・ケント、パロマ・ヘレーラそしてシオマラ・レイエスが引退します。急速にバレリーナ不足に見舞われたこともあり、今回も多くのゲストが出演します。

エフゲーニャ・オブラスツォーワ(「ロミオとジュリエット」)、ナタリア・オシポワ(「ジゼル」「眠れる森の美女」「ロミオとジュリエット」「ラ・バヤデール」)、オルガ・スミルノワとセミョーン・チュージン(「ラ・バヤデール」)、マリア・コチェトコワ(「ラ・バヤデール)、デニス・ニェダク(「ラ・バヤデール)、マリアネラ・ヌニェス(「シンデレラ」) 

ABTではもう踊りたくない、と退団したオシポワが、久々に帰ってきます。(一方、プリンシパルだったイワン・ワシーリエフは団員一覧から消えています)

NYTimesの記事
http://mobile.nytimes.com/blogs/artsbeat/2014/10/16/hallberg-and-osipova-to-dance-together-in-american-ballet-theaters-spring-season/?ref=dance

キャスティングを見ると、とにかく女性ダンサーに関してはゲスト公演の方が多いんではないかと思えるほど多いのと、ソリストレベルを育てようという意識が皆無なのが感じられます。珍しいのは、ミスティ・コープランドが「ロミオとジュリエット」「白鳥の湖」にキャスティングされていること。次のプリンシパル候補は彼女なんでしょうか。サラ・レーンが「眠れる森の美女」、ステラ・アブレラが「シンデレラ」で主演しますが、ABTファンには人気のある彼女たちは、実力のわりにあまりチャンスに恵まれていません。メトロポリタン歌劇場はとにかく巨大なので、席を埋めるために、知名度の高いゲストに依存する割合が高いようです。男性ソリストでは、先日ソリストに上がったばかりのジョゼフ・ゴラックがロミオ、眠れる森の美女、シンデレラに主演しています。

ディアナ・ヴィシニョーワが久しぶりにチュチュバレエに主演するのも話題で、ラトマンスキーの「眠れる森の美女」オーロラ役を踊ります。

今年のMETシーズンは、ホールバーグ、スターンズ、コルネホらが怪我をして緊急であちこちからゲストをかき集めたわけですが、今年は無事乗り切れるのでしょうか。一方で、プリンシパルなのにダニール・シムキンの出番が極端に少ないのも気になります。

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ABT(アメリカン・バレエ・シアター)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
いつも情報が早くて、感服です。

ミスティ・コープランドは、有名会社がスポンサーにつき、生い立ちも含めてあそこまでメディアに露出され、実現すればブラックの女性初のプリンシパルともなれば、「経営者」としてはプリンシパルにしないわけにはいかないのではないかと思っています。
テクニック的にはサラ・レーンの方が強いのははっきりしているので、女性プリンシパルが一気に引退する来年に同時昇格かななどとも思ったりしましたが、配役を見るとコープランドなのでしょうかね。
ステラ・アブレラの丁寧な踊りも好きですが、怪我でタイミングを逃してしまったようにも思えます。

シムキンは、秋のシーズンもあまりキャスティングされていないようですし、12月のくるみ割りも少なくとも主役は踊らないようですし(確か去年は主演していた気がしますが)、ちょっと解せないです。

ちひろさん、はじめまして。

もしかしてNYに住んでいらっしゃるんですか?お詳しいですね!来年3人も女性プリンシパルが引退するということは、おっしゃる通り、やはり少なくとも1人、もしかしたら2人は新しいプリンシパルが誕生するのかな、と考えられますよね。この役の付き方だとミスティの可能性が高いですよね。彼女はどちらかといえばコンテ向きかな、という気もしますが白鳥とジュリエットですものね。ステラは最近、フィリピンでジゼル役を踊って評判良かったけど、マッケンジーは彼女が怪我をしてしまった後、あまり彼女にチャンスを与えてあげてなくて気の毒な気がします。

そう、ダニール・シムキンの出番が少ないのが不思議な感じです。今年のMETはもう少しいろいろと演じていたけど、これは、主役ではなくてブルーバードとかブロンズアイドルとかその辺をやらされるのかな、と思ってしまいますよね。マキューシオはまだやっていないので、もしかしたら踊るかもしれませんが。くるみに出ないのは、他でゲストか何かやるんでしょうかね。

NY在住です。
ですから、海外バレエ団の公演がない限り、クラシックバレエはABTで見ることが多くなるので、上演作品やキャスティングは関心事なのです。

ABTの女性ダンサーが弱いのは以前からのような気がしますが(単に私が好きなタイプのダンサーが少ないだけかもしれ
ませんが)、男性ダンサーも弱くなりましたよね。
ダンサーが育たないので、とあるNYで若いダンサーたちを指導している方は、ABTには行くな、行くならプリンシパルになってから行けと言っていると聞きました。

ジョゼフ・ゴラックが主役級を踊る機会が増えていて、バレエ団はここ数年でゴラックをプリンシパルにしたいのかなと思ってみています。
一方、自前のダンサーが不足している中で、まだ若い、おそらくいろいろな作品を踊りたいであろうダニール・シムキンのキャスティングが目立って減ったのが不思議です。
シムキンのホームページを見てみたのですが、先の予定は出ていないようですね。

ちひろさん、こんにちは。

NYC在住なんですね!確かにNYCだと、ABTやNYCBが中心になりますよね。時々ほかのバレエ団の公演があるとはいえ。

私も、2003年~2009年ごろは毎年ABTをMETなどのときに観に行ってました。そのころは、本当に綺羅星のごときスターが多かったんですよね。そのころ主演していたスターがみなさん引退してしまって、とても寂しい限りです。ダンサーの育成をあまり考えず外部のスターに依存してしまったツケがきたんでしょうか。そして女性ダンサーは確かに、今いる人たちではジリアン・マーフィくらいでしょうかね。

ジョセフ・ゴラックは華もありますし、これから頑張ってほしいとは思います。まだそれほど観ていないのでなんともいえないのですが。シムキンは一応プリンシパルなので、これだけしかキャスティングされていないのはちょっと気の毒ですよね。サポートの問題とかありますけど、同じく小柄なエルマン・コルネホは活躍していますものね。

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