舞踏家カルロッタ池田さんが死去
フランス、ボルドーを拠点に活躍していた舞踏家のカルロッタ池田さんが9月24日に亡くなりました。73歳でした。
朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG9T6WFGG9TUCVL014.html
福井県生まれ。女性だけの舞踏グループ「アリアドーネの会」を日本で立ち上げ、舞踏家の室伏鴻さんらと1978年にパリで公演。大反響を呼び、暗黒舞踏という表現様式を海外に知らしめる先駆けの一人となった。フランス・ボルドーを拠点に活動していた。
時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014092600109
福井県出身。東京での大学時代にクラシックダンスを学び、本格的に舞踏を開始。1978年から仏国内で公演を行い高い評価を獲得、80年代に活動の拠点をフランスに移した。日本の前衛芸術「暗黒舞踏」を海外に紹介した先駆者の一人とされる。 (パリ時事)
カルロッタ池田さんは、フランスで活動していたこともあり、日本よりフランスで圧倒的に有名な存在だったようで、現地の新聞でも、その逝去は大きく取り上げられています。
こちらの記事(英語)では、カルロッタ池田さんが、シャルル・ジュド率いるボルドー・バレエで「座頭市」を振付けた時の写真が掲載されています。
http://www.straitstimes.com/lifestyle/theatre-dance/story/japanese-dancer-carlotta-ikeda-dies-france-20140926
「座頭市」の映像。市の役は、シャルル・ジュドが演じています。
http://youtu.be/_izE70Nih94
このチャンネルで全編観ることができます。
https://www.youtube.com/user/geoffopera1
カルロッタ池田さんは、肝臓がんを患いながらも晩年まで現役で活動されており、最後の舞台となったのは、昨年11月のボルドーのフェスティバルでした。多くの作品を生んできた偉大な舞踏家でした。
フランス語の訃報記事ですが、彼女の詳しい紹介や写真が載っています。
http://www.sudouest.fr/2014/09/25/mort-a-bordeaux-de-la-danseuse-carlotta-ikeda-1683369-2780.php
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