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« マリインスキー・バレエのクラスレッスンを8/6にネットで生中継 | トップページ | 「SHOKO 美しく、強く。バレリーナを生きる」 »

2014/08/07

オニール八菜さんのトークショー

先日行われたヴァルナ国際コンクールで見事銀賞(金賞は該当者なし)に輝いたオニール八菜さん。チャコットのカタログモデルとして、秋からのカタログを飾ることになった彼女のトークショーがチャコットで行われました。

赤いワンピースにハイヒールのオニールさんは、長身でスタイル抜群、とてもゴージャスで美しい女性ですが、きちんとした日本語を話し、とても聡明な印象を受けました。皆様ご存じのとおり、オニールさんは昨年のオペラ座の入団試験で正式団員となり、その年の昇進試験ですぐコリフェに昇進しています。

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まずは、先日のヴァルナ国際コンクールで踊ったときのこと。ヴァルナ国際コンクールは、いくつもの作品を踊らなくてはならないわけですが、「ドン・キホーテ」を指導したのはオーレリー・デュポン、「ジゼル」「グラン・パ・クラシック」を指導したのはアニエル・ルテステュと、オペラ座を代表するトップエトワールの教えを受けたそうです。特に視線の投げ方や役の感情など表現面について細かく教えてくれたとのこと。二人とも、とても優しく、怖いと思ったことはないそうです。ただし、オペラ座には、怖い先輩もいるそうです。

パリ・オペラ座で憧れの先輩は、マチアス・エイマンだそうです。とにかくテクニックは素晴らしいと。また、最近エトワールとなったアマンディーヌ・アルビッソンは、エトワールになってからもどんどん上手くなっており、また質問なども聞きやすい人だそうです。

オペラ座の昇進試験は誰もが通らなければならない関門であり、普段主役を踊っていたりしても試験ではうまくいかない人がいます。最初の昇進試験で見事昇進を決めたオニールさんの秘訣は、コンクールだと思わないで、ソロを踊ることができるチャンスだとお持って頑張ることだそうです。若いうちは、試験本番だけでなく、普段の稽古の様子とか、性格なども見られており、そういうところも昇進するかどうかには加味されているとのこと。で、逆に頑張っているとアピールしすぎると嫌われて逆効果になったりするそうです。オーレリーは、以前にも、一人で練習しているオニールさんに声をかけて、いろいろと教えてくれたとのこと。

オニールさんを語るうえで必ず出てくるのが、ローザンヌ国際コンクールで、本番でポワントのリボンがほどけてしまい、結びなおして踊ったところ、見事1位に輝いたという逸話。実は必死で何が起きたのがあまり覚えていなかったとのことです。その時に踊ったのは「ラ・バヤデール」影の王国の三番目のヴァリエーションだったのですが、「やってしまった」と思い、ショックもあって次のコンテンポラリーを踊った時にも自信を少し失ったそうですが、起きてしまったことはしょうがない、結果はどうでもいいと開き直ったところ、うまくいったそうです。

現在コリフェのオニールさんは、コール・ド・バレエを踊ることがほとんど。「ドン・キホーテ」では、1幕から3幕まで全部の幕に別々の役で出演し、とても嬉しかったそうです。群舞で踊りながらも、同じ舞台に立っているエトワールを観るとワクワクするし、ソリストを引き立てるために踊っているという気持ちで踊っているそうです。「ドン・キホーテ」などでは、ダンサーたちは舞台の上にいるときもおしゃべりをしていて、時には舞台と関係のないことについても話していたりするとのこと。

来シーズンは、オープニングの「エチュード」を始め、カナダ・モントリオールへのツアーで「パキータ」、「ラ・スルス(泉)」、「くるみ割り人形」、さらにはコンテンポラリーの作品と相当忙しいそうです。

その中でも、絶対にいつか主役を踊りたいのが「ジゼル」。今回のコンクールで初めて「ジゼル」は踊ったのですが、コンクールで踊った3つのパ・ド・ドゥの中でも一番難しかったとのこと。でも一番ナチュラルにできて、とても気持ちよく踊れたそうです。この役を教えてくれたのは、前述のようにアニエス・ルテステュ。物語を全部教えてもらい、表現したいことがよくわかったのでナチュラルな表現ができたそうです。自分がジゼルになりきることができないと、この役は演じられないと思ったとのこと。アニエスには、ミルタの前で、アルブレヒトのために踊る気持ちはどんなものなのか、教えてもらったそうです。

いつか踊りたい役としては、ピナ・バウシュの「春の祭典」を挙げていました。踊りたいパートナーはたくさんいるけど、今のオペラ座なら、エルヴェ・モローと踊りたいそうです。また、ヴァルナ国際コンクールで一緒に出場したジェレミー・ルー・ケールとユーゴ・デマルシャンとも踊りたいとのこと。

表現力を身に着けるにはどうしたらいいでしょう、というお客さんからの質問に対しては、恥ずかしくならず、自分の100%を出さないと舞台では出てこないし観客にも届かないので、そうしてほしい、と答えていました。


気品と美しい容姿、テクニックと抜群のスター性を持つオニールさん。オーレリー・デュポン、アニエル・ルテステュの薫陶を受け、オペラ座ならではのエレガンスを感じさせる彼女をぜひぜひ応援して、エトワールとなる日を楽しみにしたいと思います。

チャコットダンスキューブでのレポート記事
http://www.chacott-jp.com/magazine/interview-report/report/post-89.html

バレエ:銀賞のオニール八菜さんが報告会…東京(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20140803k0000m040033000c.html


ヴァルナ国際コンクールで踊った「ドン・キホーテ」(オニール八菜、ジェレミー・ルー・ケール)
http://youtu.be/5j6B1gUnurw

ヴァルナ国際コンクールで踊ったウェイン・マクレガー「ジェヌス」(オニール八菜、ジェレミー・ルー・ケール)
http://youtu.be/a1-kxsKl4nQ

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コメント

素敵なページで、バレエの最新情報がよくわかるので、読者登録したいのですが、
私の方はアメブロなので、できないのかな?
まだ始めたばかりなのでこれから研究して読者になりたいです!

パンプルネル さん、はじめまして!

そうなんです、アメブロではないので、読者登録というのはないようなんですよね。できるだけ毎日更新していますので、またよろしかったら遊びにいらしてくださいね!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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