シディ・ラルビ・シェルカウイ振付「バベル」、8/3特別番組放映
現在世界のダンスシーンで最も注目されている振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ。
森山未來出演で日本でも大ヒットした「テヅカ TeZukA」を手がけ、またキーラ・ナイトレイ主演の映画「アンナ・カレーニナ」では、特徴的な手の動きでめくるめくような陶酔感に酔わされた舞踏会のシーンのみならず作品全体を通しての踊りを振付けて、映画自体を一つのダンス作品のように仕上げました。
「アンナ・カレーニナ」のダンスシーン
http://youtu.be/TOwsZ6bDqJU
そのシェルカウイが、盟友のダミアン・ジャレとともに作り上げた作品が「バベル」です。2010年の初演から、世界中の40を越える都市で上演され、多くの人に愛されてきた作品であり、もっとも奥深く、もっとも楽しい作品と高い評価を得ています。東京での公演は8月29日~31日。
公演公式サイト
http://www.promax.co.jp/babel_words/
「札幌国際芸術祭2014」ゲストディレクターの坂本龍一氏が
「恐るべき才能!
今、正に、日本でもたくさんの人に観て体験していただきたい!」
と惚れ込み、セレクトした作品でもあります。
BS-TBSでは、
「大絶賛!坂本龍一からのメッセージ『バベル』」という題名で、この作品の特別番組が放映されます。
8/3(日) 12:30~13:00 BS-TBS
タイトルの「バベル」は、旧約聖書のバベルの塔の物語からきている。神にとどけと巨大な塔を築いた人間達が、神の怒りをかった。もう二度とはかりごとができないようにと、神は人間の言葉を混乱させて互いに通じないようにしたという。言葉の混乱さながらに、この作品のために10を越える国からダンサーやミュージシャンが集まった。ライブ感満載のノリのいいダンスと音楽の合間に、聞き慣れた国の言葉や聞き慣れない国の言葉が飛び交う。日本語もたっぷりと聞こえてくるはずだ。
ダンスがこんなにも豊かなコミュニケーションを引き起こすのかという驚きと喜び。笑いも超絶技巧も至高の美も満載。すべてをひっくるめて、シェルカウイたちが目指す新しいダンスがここにある。
(坂口勝彦(ダンス批評、思想史))
動画を観ても、とにかく刺激的でワクワク感に満ちていますね。音楽、美術、そしてダンスが一体となった、多彩な芸術表現の可能性を示しています。
http://youtu.be/GhTQ86gY3qk
民族、テリトリー、様々な言語、国家のアイデンティティといった問題が、鋭く、時にはユーモラスに、10以上の国々から参加する多国籍なダンサーとミュージシャンらによって描かれるこの作品。異文化の衝突が時にイスラエルとパレスチナにおける軍事衝突になってしまったり、はたまたロシアとウクライナの間で起きている問題などについても考えさせてくれます。と同時に、その混沌の中から、美しさ、ユーモアそして豊かなコミュニケーションが生まれていくところで、希望を感じさせてくれ、そしてダンスなどの芸術が現代の私たちにもたらしてくれるものについて考えさせてくれます。このような時代の、今だからこそ、観るべき作品ですね。
これは決して見逃してはならない作品の一つですね!私もとても楽しみにしています。ぜひご覧ください。
日時
2014年8月29日 (金) 18:30開場 / 19:00開演
2014年8月30日 (土) 13:30開場 / 14:00開演
2014年8月31日 (日) 13:30開場 / 14:00開演
会場 シアターオーブ (渋谷ヒカリエ11階)
チケット
席種 · 料金 S席9,000円 (税込) / A席7,000円 (税込)
入場制限 未就学児入場不可
プレイガイド
Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999 (オペレーター対応10:00~17:30)
オンラインチケット My Bunkamura
東急シアターオーブチケットカウンター (渋谷ヒカリエ2階11:00~19:00)
サンライズオンライン
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:32672)
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:435-368)
e+(イープラス)
CNプレイガイド 0570-08-9999 (オペレーター対応)
公演に関するお問合せ
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~19:00)
主催
TBSテレビ / PROMAX
« エトワール・ガラ2014が開幕しました | トップページ | ジャパンアーツの、バレエ床を新調するためのクラウドファンディング »
「バレエ(国内公演情報)」カテゴリの記事
« エトワール・ガラ2014が開幕しました | トップページ | ジャパンアーツの、バレエ床を新調するためのクラウドファンディング »
コメント