ENB(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)の昇進・入団情報
ENB(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)の昇進が発表されています。
http://blog.ballet.org.uk/english-national-ballet-announces-promotions-new-joiners/
カルロス・アコスタの甥でもあるヨナ・アコスタがプリンシパルに昇進しました。彼は最近では、ハンブルグ・バレエの「ニジンスキー・ガラ」にアリーナ・コジョカルとともに出演し、大好評でした。
先日のジャクソン国際コンクールで金賞を受賞した加瀬栞さんは、ファースト・ソリストに昇進しました。7月23-27日、加瀬さんはヨナ・アコスタと共演し「コッペリア」に主演する予定です。
また、団内コンクール「Emerging Dancer 2014」で優勝したジュノール・ソーザもファースト・ソリストに昇進。加瀬さんは、このコンクールで2011年に優勝しています。
クセーニャ・オフジャニックがソリストに、そして猿橋賢さんとAlison McWhinney(やはり「Emerging Dancer 2014」で優勝)がファースト・アーティストに昇進しました。
入団者としては、ボストン・バレエのソリストであるAlejandro Virellesがプリンシパルとして入団、同じくボストン・バレエのヨーコ・カレガリとAdriana Lizard(ボルドー・バレエ)、Sarah Kundi(バレエ・ブラック)、さらに、今年のローザンヌ国際コンクールで入賞し、コンテンポラリー賞も受賞したボリショイ・アカデミー出身のアフリカ系アメリカ人プレシャス・アダムズも入団します。また、イングリッシュ・ナショナル・バレエスクールを卒業する Isabella Brouwers と Jin Hao Zhangも入団。
加瀬さん、猿橋さんと日本人の活躍も目立っていますね。タマラ・ロホ芸術監督の下で、ますます注目されるバレエ団となっているようです。
追記:加瀬栞さんのインタビュー記事。英語ですが興味深い内容です。「コッペリア」は全幕初主演なんだそうです。(くるみ割り人形の金平糖の精の経験はありますが、金平糖の精の出番は少ないため) また、ジャクソン国際コンクールの決勝では「海賊」のメドーラ、金平糖の精、そしてコンテンポラリー作品を踊ったとのこと。将来踊りたい役は「マノン」だそうです。ロイヤル・バレエの来日公演でダーシー・バッセルが踊ったマノンを観て、英国に留学することを決めたとのこと。ロイヤルバレエスクール時代の、ワディム・ムンタギロフとの写真も載っています。
http://dancetabs.com/2014/07/shiori-kase-first-soloist-english-national-ballet/
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