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« ミハイロフスキー劇場の来日公演のキャスト | トップページ | オーチャードホール25周年ガラ ~伝説の一夜~ 出演者追加発表 »

2014/06/20

「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」、講演会「バレエ・リュス・コスチュームの保存」

「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」が昨日開幕しました。

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http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/

とても楽しみにしていた展覧会だったので、初日の昨日、早速行ってきました。オーストラリア国立美術館シニア・テキスタイル・コンサヴェーターのミシェリン・フォード氏による講演会「Behind the Scenes: The conservation of the costumes of the Ballet Russes(舞台の裏側で:バレエ・リュス・コスチュームの保存)」も聴いてきました。


この、バレエ・リュス・コスチュームの保存についてのお話が大変興味深かったです。

ディアギレフが亡くなったのは1929年。バレエ・リュス作品の衣装も、数奇な運命をたどっていきました。レオニード・マシーンが衣装や装置をまとめ、ニューヨークの演劇プロデューサーであるE・レイ・ゲッツ氏が購入し、マシーンとともにバレエ・リュスの再結成を図っていましたが、大恐慌により、このコレクションも売却せざるを得ませんでした。34年にマシーンはバジル大佐を支持するグループに売却することになります。これらの衣装はバジル大佐のバレエ・リュス・ド・モンテカルロの公演に使われましたが、バジル大佐が51年に亡くなると、ディアギレフの熱烈な支持者であったアントニー・ディアマンディの設立した「ディアギレフ・アンド・ド・バジル財団」の資産となります。ディアマンディは、バレエ・リュスの芸術的遺産を継承する新しいバレエ団を設立しようという者が現われるだろうという希望を抱いていましたがそれは実現しませんでした。そして、結局、コレクションはサザビーズに委託されることになります。カタログは、リチャード・バックルが管理しました。68年、69年、73年にオークションが行われました。コレクションの大部分は、ロンドンのシアター・ミュージアム(現在のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の収蔵品に含まれる)、ロサンゼルス・カウンティ美術館、ストックホルムのダンス博物館、アムステルダムのシアターミュージアム、そしてコネチカット州ハートフォードのワズワース博物館によって購入されました。

1973年の最後のオークションで、オーストラリア・ナショナル・ギャラリー(オーストラリア国立美術館)が400点あまりを購入しました。その後も、76年にもまとまった形で購入し、さらにその後も、「青神」の衣装などを追加購入しました。衣装の他にも、衣装やデザイン画のコレクションも購入しています。

オーストラリア国立美術館では、12人のテキスタイルコンサルタントがおり、34年にわたってこのコレクションを管理し、修復を手掛けています。講演を行ったミシェリン・フォード氏は、30年以上携わっています。

これらの衣装は当初、薄紙に包まれて保管されていましたが、経年劣化が激しいためポリエステルの布に包みなおして、金属製のキャビネットに保管されています。基本的には最低限の介入しか行わず、当時のものを維持しています。顕微鏡などで細かく見て繊維を識別し、シミも記録してデータベース化し、巡回展などを行うときには状況報告書が付随するようにしています。

衣装を細かく見ていくと興味深い発見があります。衣装の裏側には、税関のスタンプが押されていて、どこでこの衣装が着用されたのかがわかります。ニジンスキーが着用した「青神」の衣装では、内側に青いドーランの跡が残っており、どのようなメイク用品を当時使っていたのかが分かります。このようなメイクの汚れは取り除かないようにしています。

ナタリア・ゴンチャロワがデザインした「金鶏」ドドン王の衣装(ローブ)では、純金の糸が使われ、なんと77本のイタチの尻尾が裏側に使われているという豪華なものです。

レオン・バクストがデザインした「カルナヴァル」のコロンビーヌの衣装に紫外線を当てたところ、衣装には実は手描きの水玉の柄があったことがわかりました。また、衣装の中には、一度使われたあと、つくりかえられることもあります。「火の鳥」の女性ダンサーの衣装は、1910年にアレクサンドル・ゴロヴィンによって製作されましたが、1926年の上演の際にはナタリア・ゴンチャロワが手を加えて、色をもっと鮮やかにして、メタリックな組みひもを縫い付けました。同じ衣装が3点あったので、1点は元のデザインの状態を見せるために、アップリケや組みひもを取り外して、元の姿に戻してあります。この作業を行うべきかどうかは、学芸員の間でも議論し、取り外された組みひもなどは保管して、いつでも取り付けられるようにしているそうです。

レオン・バクストがデザインした「シェヘラザード」の宦官長の衣装は、3層になっており、上演のたびに重ねられていました。これもバラバラにして、最初の上演の時のものを展示し、付け加えられたものは別に保管しているそうです。

また、保管に関して、衣装を洗浄すべきかどうかは重要な問題です。衣装については必ず染料のテストを行い、結果によっては洗わないこともあるし、表面だけの洗浄にとどめることもあります。衣装をきれいにするために、なんと唾液を使うこともあるそうです。唾液はPHが中性で、天然の酵素も含まれているため、クリーニングに適しているのだそうです。(最終的には、唾液成分も洗浄で落としますが)

修復用の生地は、自分たちで染めて元の生地と同じ色にします。多くの場合、シルクのクレペリンを使用します。修復のために縫う糸は髪の毛くらいの細さのシルクやポリエステルの糸を使います。

展示の際には、色があせないように、生地が劣化しないように照明や温度をコントロールします。「青神」の衣装など、ゼラチンのボタンを使用しているため、溶けてしまう危険性があるからです。

展示のために衣装にマネキンを着せるときには、細心の注意を払わなければなりません。脆く破れやすいからです。6人の手を使って着せることもあるそうです。一つ一つの衣装には、カスタムメイドのマネキンが作られています。ワイヤーのボディにポリエステルの綿入れをつけ、ニットのカバーがつけられています。それぞれの衣装が最も映えるような形をしています。

ナタリア・ゴンチャロワがデザインした「サドコ」の烏賊の衣装は、1995年にコレクションに入りました。ビニールのネットが付着しており、シルクが断片化してしまっていました。ビニールを丁寧に剥がし、シルクのガーゼをアイロンで接着し、9か月もかけて修復しました。現物を見ると、そのように傷んでいたとは、非常に近い距離で見ない限りはわかりません。

バレエの衣装は、多くのダンサーたちによって着用されており、そのたびに手が加えられたりもします。また、実際の舞台では着用されず、PR活動やイベントのためだけに着用されたものもあります。バレエ・リュスの始まりから100年が経ち、実際に着用した人に話を聞くことは困難になってきました。そのため、写真などの資料を基に研究調査が行われてきました。

衣装は、バレエという大きな文脈の中では一部にすぎませんが、パフォーマーと観客との間の緊密な関係を思い起こさせるには十分な力を持っています。バラバラになってしまったものもあるし、壊れやすいものですが、夢の断片として目の前に登場し、何かを語りかけてくれ、記憶の世界を目に届けてくれるものです。

現在もなお、140もの衣装が修復を待っているところです。たとえばバクストによる「眠り姫」の衣装の修復には、1年はかかるだろうと言われています。気が遠くなるような作業を経て、これらの衣装は美しい姿に復元されているのでした。

***********
さて、展覧会そのものについての感想を少し。

今回の展覧会、衣装だけだと思っていたのですが、実は衣装以外にも、ジャン・コクトーによる美しい「薔薇の精」のポスターを始め、写真や図版、そして当時のパンフレットなども展示されているので、より立体的に見ることができました。主な作品としては、これらの衣装が展示されています。

第一章 1909-13 ロシア・シーズン
「アルミードの館」 「イーゴリ公」
「クレオパトラ」 「カルナヴァル」
「シェヘラザード」 「火の鳥」
「ナルシス」 「ペトルーシュカ」
「青神」 「タマール」
「牧神の午後」 「ダフニスとクロエ」

第二章 1914-21 モダニズムの受容
「蝶々」「金鶏」
「サドコ」「奇妙な店」
「ナイチンゲールの歌」「女の手管」

第三章 1921-29 新たなる本拠地モンテカルロ
「道化師」「眠り姫」
「オーロラの結婚」「牝鹿」
「女羊飼いの誘惑」「ゼフィールとフロール」
「鋼鉄の踊り」「頌歌」
「舞踏会」

第四章 1929~ バレエ・リュス・ド・モンテカルロ
「プルチネッラ」「予兆」
「美しきドナウ」「公園」
「フランチェスカ・ダ・リミニ」「永遠の葛藤」

バレエ・リュスで一番有名なのは、エキゾチシズム溢れる第一章の作品、レオン・バクストらによる色鮮やかでドラマティックな衣装だけど、第二章のゴンチャロワに代表されるロシア民族的なところやアヴァンギャルドな作品、マティスなど、そして第三章ではキリコなども登場し、さらにモダニズム的なものが出てくるのが興味深いです。第四章のバレエ・リュス・ド・モンテカルロについては、知られていない作品も多くて、新鮮なものを感じました。

壊れやすい状態になっている数点を除き、ほとんどの衣装はケースなどには収められておらず、360度観ることができるのがとても嬉しいです。よく見ると修復の跡などもわかります。また、一つ一つの作品のストーリーの解説、衣装についても素材など細かく記述があって、とても親切です。ヴィクトリア・アンド・アルバートで開催されたバレエ・リュス展ほどの巨大な規模ではないものの、これだけの衣装が一同に観られる機会はこれまでも、今後もないのでないかと思われるほど充実していました。衣装が映えるように、場内は黒が基調となっており、ドラマティックな空間が開かれています。

なにより、一つ一つの衣装に合わせてマネキンがカスタムメイドされているので、この衣装を着けてダンサーが踊っている姿を想像できるのが嬉しいことです。100年も前の伝説的なダンサーがこれらに袖を通して踊っていたかと思うと、興奮も抑えられないほどです。ディアギレフ時代のバレエ・リュスの映像は一切残されていないので、私たちは、写真、そして衣装からどんなふうに踊られていたのかを想像するしかありません。美しく復元された当時の衣装を見て、会場に展示されている写真なども合わせると、それらの場面が脳裏に浮かんできます。これは素晴らしい体験です。会場でも、「シェヘラザード」「眠れる森の美女」などでは音楽も流れているので、ますます想像力が刺激されます。

「牝鹿」のデザインはマリー・ローランサンなので、彼女の描いた淡く美しいデザイン画もたくさん観ることができます。

やはり凄い!と思ったのは、実際にニジンスキーが着用した「青神」です。実に細かいボタンなどの装飾が取り付けられています。「クレオパトラ」「シェヘラザード」の衣装のあでやかさにも息を呑みました。「オーロラの結婚」は、女官の衣装ですら圧倒的にゴージャスで、この衣装制作費の高さでディアギレフが財政的な困難に陥ったのも納得できます。そのためこの衣装は差し押さえられてしまい、実際に着用された回数が少ないため、保存状態が良いそうです。

ジゼル」のアルブレヒトのパンツもありました。当時は、男性ダンサーは下半身はタイツの上にこのようなショートパンツを着用していたのです。

それと、小さなモニターですが、パリ・オペラ座バレエが1990年代に踊った「三角帽子」と「青列車」の映像が流れています。ゆっくり見る時間はなかったのですが、市販DVDとは別の映像なので、オペラ座ファンには必見だと思われます。パトリック・デュポンの踊る姿が観られます。

カタログは、値段は3500円と高めですが、印刷もとても美しく、さらに詳細な解説、バレエ・リュス全体について、修復作業について、など読み応えのある文章もたくさん載っているので、バレエ・リュスに関心がある方なら絶対に買うべきだと思います。1990年代にセゾン美術館で行われたバレエ・リュス展のカタログは古本屋さんでも非常に高値で取引されており入手困難です。このカタログがそうならない保証はありませんので。

今後も多くの講演会や映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び」などの上映等イベントが企画されているので、また会場に足を運ぶと思います。講演会が終わったのが4時半で、閉館までの1時間半ではとても時間が足りなかったのです。

会場
国立新美術館 企画展示室1E(〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)

会期
2014年6月18日(水)~ 9月1日(月)
毎週火曜日休館 ただし、8月12日(火)は開館

開館時間
10:00 - 18:00 金曜日、8月16日(土)、23日(土)、30日(土)は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。私も同じ日の午前に観てきました。衣装の展示というより、むしろ「舞台の記憶」の展示といった構成がステキでした。バレエリュスつながりでバランシン関連の "American Masters — Tanaquil Le Clercq: Afternoon of a Faun" 面白そうです。to.pbs.org/1poz5Li

バレエリュスの衣装展行ってみたいです。昔のバレエリュス展にも偶然、東京に行ってたので、行きました。coldsweats01 カタログがそんなに高価とは、知りませんでした。今でも大切にしています。パトリックの三角帽子は昔、Bsでバリアシオンだけ放映されたことがありました。ベラルビとはまた違った味わいの踊りですよねhappy01

junさん、こんにちは。

おっしゃる通り、「舞台の記憶」の展示に近いものがありますよね。100年前のバレエ・リュスの舞台に思いを馳せる時間になりました。

タナキル・ル・クラークのドキュメンタリー、明日放映のようですね。以前このブログでも取り上げたのですが、DVDも発売されるようなので、ぜひ見てみたいと思います。

かっちゃんさん、こんにちは。

バレエ・リュス展、ぜひぜひお越しになってください!素晴らしいです~。90年代の展覧会にも行かれたんですね!私はそれは行きそびれてしまいまして…カタログは本当に素晴らしい内容のようだったんですよ~。大事にしてくださいねconfident

パトリックの三角帽子が放映されたことがあったんですね!もしかしたら、会場で流れているのもその映像なのかもしれません。ベラルビのもかっこよかったですよね。

naomiさん
ありがとうございます。確かに、すべての、バレエリュスの作品の解説をした、優れたカタログです。知らないので、勉強しょうって思って買ったのですが…デイストック状態ですcoldsweats01 今度の展覧会も行ってみたいです。 ベラルビもパトリックも素敵です。2人とも役に合っていたと思います。今なら、ペッシュが踊るといいかも。明日、放映のタナキルのドキュメンタリーって、九州でも観れますか?

かっちゃんさん、こんにちは。

九州にお住まいなのですね。この放映は残念ながらアメリカだけなのでこちらでは観られないのですが、DVDが発売されるので、それを買ってみようかなと思っています。タナキル・ル・クラークは、山岸涼子さんの「ブラック・スワン」というコミックにも登場します。(コミックは「牧神の午後」というタイトルの本に収録されています)
確かに三角帽子、ペッシュは似合っているかもしれませんね!

naomiさん

いつも丁寧にありがとうございます。
そうなんですね。coldsweats01 とんちんかんな私を、お許しください。
もうひとつ、お尋ねしたいことがあります。パリオペの、「ライモンダ」のDVDってあるのでしょうか? 何年か前、発売されるって言われていたんだけど、結局、日本では発売されませんでした。しかし、動画は、ちらほら見かけます。「ジロー」で撮ったけど、日本では発売されなかったんでしょうか?
出来たら、「プラテル」さんのライモンダがみたいと言うのは、夢ですねweep

こんにちは。上記のPBSの放送は hola better を入れたブラウザ環境でしたら http://video.pbs.org/video/2365268839/ 
で観ることができます。ちょっと重いテーマでしたが、昔の映像もふんだんに盛り込まれていて、とても面白い番組でした。

既にご存知かとも思いますが、バレエ・リュスの公演プログラムはフランス国立図書館の電子ライブラリーに収蔵されているものをインターネットで閲覧できます。

http://gallica.bnf.fr/

検索キーに「ballet russes saison 1913(閲覧したいプログラムの年号)」あたりを入れると、公演プログラム以外のものも含めてだだーーーっと検索結果が表示されます。その中でも公演プログラムは検索結果のサムネイル表示でとびきり表紙が「異質」なのでひと目でわかります。

収録範囲は1929年のバレエ・リュス最終シーズンまでです。シャンゼリゼ劇場やサラ・ベルナール劇場でのパリ公演だけではなく、モンテカルロでの公演プログラムもあるようです(サラ・ベルナール劇場やモンテカルロの表紙は地味です)。以前のエントリーで紹介されていた熊川氏が所有しているという「ニジンスカの代役登板」プログラムは発見できませんでしたが、おなじシーズンの「牧神の午後」でニジンスキーが出演している日のプログラムはありました。

シーズンごとの表紙が同じでも日付が違うものが複数検索結果に出てきます。それぞれに演目が徐々に違っています。例えば1913年6月8日のプログラムと6月10日のプログラムでは21ページくらいから始まる上演演目一覧が違います。だだーーーっと表示される検索結果の中から目的の演目を上演している日付を探していこうとすると、少々骨が折れますが、バクストの衣装を着たニジンスキーの写真と言った、衣装展で出てきそうな写真やデッサンは日付にかかわらずシーズン共通で収録されているようです。公演プログラムに収録されている当時の広告スポンサーや「読モ」写真とかからもこの時代のモードを感じられます。展覧会でしか見られないプログラムの実物も素晴らしいですが、1ページずつページをめくりながら当時のプログラムを閲覧できるのもまた感慨深いものがあります。

閲覧画面のメニューを見て操作すると、プログラム冊子のひとつひとつをPDFファイルとして一括ダウンロードできます。先に一括ダウンロードしてから閲覧することをおすすめします。

かっちゃんさん、こんにちは。

パリ・オペラ座の「ライモンダ」、私も数年前に観に行きましたよ~!これは本当に素晴らしいプロダクションでしたよね。その時に確かに収録され、現地ではテレビで放映されたのですが、どうもDVD化はオクラ入りしてしまったようです。YouTubeでは断片は観ることができますよね。
どうも、このライモンダの衣装は、この時の上演を最後に、傷みが目立つということで廃棄されてしまったようなんです。したがって、しばらくはライモンダは上演できないのではないかと言われています。

プラテルが踊っている映像は、全幕ではなくドキュメンタリーの「ダンサーズ・ドリーム」で少し観ることはできますよね。こちらはご覧になっていますか?素晴らしいドキュメンタリーですが、でも全幕映像も観たいですよね。それも黄金期のキャストで。

naomiさん

ありがとうございます。確かに、私も、そう聞いてearいたのですが…先日、ネットを見ていたら「ツリカーゼ」が長々話したあとに、なんと、「ライモンダ」の映像がsign01 しかも、「シルフィード」DVDのように扉の配役表が流れて、きちんと指揮者が登場して、序曲から始まり…DVDそのものだったんですsign02ちゃんと「ジロー」が登場して踊ってました。「あれ、DVDあるんじゃん」って思った次第ですcoldsweats01 「ツリカーゼ」が自作したとは思えない完成度でした。不思議ですね? ダンサー’sドリームの「ライモンダ」は持っています。私はシルビーのファンですが…プラテルさんの「ライモンダ」に、一瞬で心奪われました。イレールのアブレラマンも素晴らしいです。あんまり素敵なので、街のポスターがイレールさんのアブレラマンのポスターに、途中から替わったと聞きました。イレールのアブレラマンとプラテルのライモンダ観れたら、そこで神に召されても良いくらいの思いでいます。naomiさんは、実際にご覧になったのですね。羨ましいです。衣装が破棄されたとのこと、残念です。「ドンキ」の衣装みたいになるかと、心配です。また、イレールさんがいなくなったら、指導する人もいないのではと悲しくなります。なんとか、維持して欲しいですね。

junさん、こんにちは。

ありがとうございます。見たタイミングが遅くて削除されてしまっていました。日本でも観ることができたんですね。後でDVD注文します。

ぶらりんさん、こんにちは。

貴重な情報をありがとうございます!知りませんでした。さっそく見に行って、素晴らしいプログラムをいくつか観ることができました。いい時代になりましたね~。当時のファッションの写真なども非常に興味深いです!

かっちゃんさん、こんにちは。

ツィスカリーゼがバレエ映像を紹介する番組が以前ロシアで放映されていたのですよね。このライモンダ、フランスのテレビでは放映されたんですよ。だからYTにもあるんですが、マリ=アニエス・ジロはあまりライモンダに向いていなかったというか、やっぱり彼女は古典向きではなくて、全体的な出来が良くないと判断されてしまったようでオクラ入りしちゃったようです。私はパリで年末に5公演観たのですが、アレクサンドロワが一番良かったです。でもルテステュも素晴らしかった。ルテステュが主演した時に収録すればよかったのにね、と思いました。収録された時のニコラ・ル=リッシュのアブデラクマンは凄くセクシーで素敵で、ニコラのアブデラクマンを残せばよかったのに、と思ったんですよね。

で、その時の大みそかのライモンダは、イレールがアブデラクマンを踊る予定になったので、彼を観るために日本からも大勢の方がパリに来たようなのですが、なんとドタキャン…本当に残念でした。主演のルテステュとジョゼ・マルティネスは言うまでもなく良かったのですが。。。

ニコラス・ジョージアディスの衣装ってものすごく高価らしくて、だから、ドン・キホーテの衣装も眠りの衣装も、変わってしまったし、ほかのバレエ団ですが、マノンの衣装もより値段の安いピーター・ファーマーのものが主流になってしまったんですよね。でもオペラ座のライモンダの衣装は本当に素晴らしいし舞台装置もドラマティックで素敵なので、いつか同じデザインで作り直してくれればと思いました。

naomiさん

いつも丁寧にすいません。バレエリュスの話題ではないのに(-_-;) やはり、そうなんですね。確かに、ジローのライモンダはシルビーのシャープな美しさでもなく、プラテルさんのエレガンスでもなく、「どすこい系」なんて批評もありました。アニエス、ジョゼ、ニコラで撮らなかったのは、マリア・カラスの椿姫を正式録音しなかったことに匹敵するくらいかもしれません。残念です。しかし、衣装は大切ですよね。ボリショイのバヤデールのガムザッティの衣装!パリオペと比べると、練習着と間違えたのかと思ってしまうほどです。バレエリュスの衣装展の「眠り」の侍女の衣装まで豪華と言う話しがありましたが、夢を与えてくれるパフォーマンスの衣装はそれなりであって欲しいと思います。オートクチュールも昨今はリアルクローズになりつつありますが、やっぱり、ゴージャスなガリアーノのディオールがよかったです。コンテンポラリーも素晴らしいですけど、ゴージャスなクラシックも観たいと言うところですね。

かっちゃんさん、こんにちは。

たぶんその時って、ジョゼ&アニエスの黄金コンビでの「ライモンダ」は大晦日だけだったと思うのです。というのも、たぶんこのお二人が別れたころだったと思われるので。(その後は仲直りしたのか?共演がまた増えましたが)本当に、この二人で収録すべきでしたね。ジョゼは他の日はドロテ・ジルベールと踊っていました。

ジョージアディスの衣装が残っているのは、オペラ座では「マノン」と「くるみ」だったかしら。今は現代作品も多いので、衣装はシンプルになってきましたが、「ダフニスとクロエ」のユニクロ色の寝巻のような衣装はいただけませんね。ナショナルバレエオブカナダが、ヌレエフ版「眠れる森の美女」の衣装をジョージアディスのデザインのまま新しく作り直しましたが、何億円というお金がかかったらしいです。でもオペラ座のより、衣装はとにかく豪華でしたね。私も一枚だけ、ガリアーノの服は持っています。

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