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« シンシア・ハーヴェイがバレエ財団を設立 | トップページ | クロアチア、ボスニア他旅行記(その2)スロヴェニア、ブレット湖とポストイナ鍾乳洞 »

2014/05/25

クロアチア、ボスニア他旅行記(その1)ミュンヘン、ザルツブルグ

5月8日より19日まで12日間、ミュンヘン~ザルツブルグ~スロヴェニア~クロアチア~ボスニア・ヘルツェゴヴィナを回るツアーに父親と参加してきました。大体父親と二人きりでなんか旅行に行ったことがあるわけないし、父は75歳と高齢のうえ足があまりよくないし。二人きりと言っても、添乗員付きのツアーに参加するわけなので、二人旅ではないのだけど。 私にしては珍しく、バレエとは関係のない旅行でした。

ミュンヘン行きのルフトハンザのCクラスでは、機内エンターテインメントで、チューリッヒ・バレエがザルツブルグ音楽祭で踊った「ダンス&カルテット」を観ることができたのでこれを観ていました。ハインツ・シュペルリの振付で、筋のない作品だけどなかなか面白かったです。

ミュンヘンといっても、ホテルのある場所は郊外で、市内からは電車で30分以上かかるのでこの時間から市内に出るのは難しかった。この日はホテルのプールで泳ぎ、サウナに入った。ところが、これが必殺ドイツのサウナ、全裸で入ることになっているわけです。様々な温度のサウナやミストサウナなども用意されている。結局夫婦で入っている方もいるので、恥ずかしながら私も入りました!プールでも1kmくらいは泳ぐ元気が残っていました。

到着翌日は、まずはミュンヘン観光。といってもごくごく短い時間で、中心街へ。白アスパラガスが旬を迎えていて、そこらじゅうにマーケットのように白アスパラガスと苺などが売られている。とても大ぶりでおいしそうで、ミュンヘンにいるのになんで白アスパラガスが食べられないんだろう、とちょっと恨めしく思いました。(でも、結局帰りのルフトハンザの機内食で白アスパラガス、食べられたんだけど)

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ミュンヘンは実はすでに3回行っているんだけど、どれもバイエルン州立劇場でバレエを観るために来ていて、あとはレジデンツとノイエ・ピナコテークくらいしか行ったことがない。今回は、かのビアホール、ホフブロイハウスの中を見学しました。朝9時だというのに、すでに店内でビールを飲んでいる人がいるのにはびっくり。内装はかなり凝っていて美しい。

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市役所前の広場を通り、聖ミヒャエル教会へ。この教会の前は何回も通っていたけど知らずに通過してしまったほどの目立たない外観だけど、中は壮麗。アルプス以北では最大の丸天井をもつルネッサンス様式の教会だそうです。左側には、日本で殉教したキリシタンを描いた絵画も飾ってあります。そして、右側の階段を降りると、かのルートヴィヒ2世のお墓があります。ここだけ有料。彼だけでなくほかの王家の人たちも眠っているのですが、やはり彼は圧倒的な知名度があるのでお花もたくさん捧げられていました。彼がいなければワーグナーの作品も、ヴィスコンティの映画も、ノイマイヤーの「幻想 白鳥の湖のように」もなかったので、お祈りしてきました。

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さて、短い観光を終えてバスでザルツブルグへ。ザルツブルグへ向かう窓の外には、菜の花畑が広がっていました。まずはウィーナーシュニッツェルとザッハトルテのランチを頂いた後、市内観光。ザルツブルグは音楽の街だけあって、音楽院からはピアノやヴァイオリンを練習する音が聞こえてきます。モーツァルトの生家やカラヤンの家などを通り抜け、小さな看板が美しい旧市街を散歩し、「サウンド・オブ・ミュージック」に登場した噴水を見たり。本家モーツァルトチョコレート(このチョコレートを発明した)「Fuerst/フュルスト」でチョコレートも買いました。あまりゆっくりはできなかったけど、お天気も良くて、ヨーロッパに来たんだと実感しました。さすがにザルツブルグは観光客がとても多いです。音楽祭の時に行ってみたいなと思いました。

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そしてバスは、一路スロヴェニアに向けて走ります。窓から見える壮大なオーストリアアルプスの眺めがとても美しいです。日が傾いたころ、なんだか複雑な田舎道をたくさん通り、田園風景の中のスロベニア、リブノのホテルに到着しました。

車窓からのオーストリアアルプスの眺め

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コメント

こんにちは。
素敵な写真が一杯ですね。レポートを読みながら、旅してみたくなりました。
ミュンヘンでのサウナ体験、朝9時からビールを飲む人々と、カルチャーショックもあったりしながら、そこがまた海外旅行の醍醐味だったりもしますよね。
お父様もお喜びになられたのではないでしょうか。いい想い出がつくれて、親孝行ができて、本当に良かったですね。

それにしても第一次世界大戦勃発の地となった旧ユーゴスラビアで、何年か前にはボスニアで悲劇がおこっていたことを考えると、現在平和であることに感謝したくなりますね。山河は昔も今も変わりないでしょうけれど、人は民族紛争を起こして、惨状と不信に苦しむこともある。それを思うと感慨深いです。

ゆりかさん、こんにちは。

今回の旅行は12日間(実質は10日くらいですが)あったので、結構長かったのです。なのでこの旅行記も結構続くものと思われます(笑)。

後半はドブロヴニク、そしてボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタル、サラエヴォと戦争の傷跡を目にすることになりました。特にボスニア国内ではまだ廃墟や銃弾の跡もたくさん残っていて、20年というのはまだそんなに前のことではないなと思い、戦争の恐ろしさ、平和の大切さについて改めて考えさせられましたね。ボスニアは国土は本当に美しい場所なだけに、なおさら悲しく思いました。

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