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« ブノワ賞受賞者発表、木田真理子さんが最優秀女性ダンサーに | トップページ | クロアチア、ボスニア他旅行記(その4)プリトヴィッツェ湖群国立公園 »

2014/05/29

ローラン・イレールがパリ・オペラ座のメートル・ド・バレエを辞任、オーレリー・デュポンが現役引退後就任

パリ・オペラ座バレエで、ブリジット・ルフェーブル芸術監督の右腕メートル・ド・バレエ(ナンバー2)として活躍してきたローラン・イレールが今年9月に退任することが、5月28日にパリ・オペラ座より発表されました。

オペラ座のオフィシャルサイトには載ってませんが、記事は出ています。
http://www.nordnet.fr/infos/reg-idfparisgeneral/laurent-hilaire-quitte-la-direction-du-ballet-de-l-opera-de-paris/140528174118.e0hp38oj

イレールの後任は、やはりメートル・ド・バレエのクロチルド・ヴァイエ。しかし、ヴァイエも、2014-15シーズンが終了したのちには退任し、このシーズンで引退するオーレリー・デュポンが取って代わることになります。

なお、オーレリー・デュポンは今年3月のインタビューで、引退後はどうするか、ということについて語っていました。
http://www.hbrfrance.fr/magazine/2014/03/1740-le-travail-dune-vie-aurelie-dupont-danseuse-letoile-lopera-de-paris/

このインタビューで彼女は、女性ダンサーにポワントの技術や、自信をつけ舞台の上で美しく輝く方法を教えたい、ジュリアードスクールかどこかで。将来は夫とともにアメリカなど海外で暮らしたい。一日中スタジオにいて夜にほかのダンサーが踊るところを観るということはしたくない、と語っていました。なので、オペラ座のメートル・ド・バレエという進路は考えにくかったのですが。

イレールの話に戻ると、ルフェーブルが退任した後のオペラ座芸術監督の最有力候補に彼はなっていましたが、バンジャマン・ミルピエに敗れてしまったわけです。オペラ座学校にも、オペラ座バレエにも所属したことのない年下のミルピエの下で仕事をすることは、大エトワールだった彼にとってはプライドが許さないことだったのかもしれません。

オペラ座のメートル・ド・バレエは、たんにバレエマスターであるにとどまらず、副芸術監督の役割を果たす重要な仕事です。近年、かつての黄金時代のスターと並ぶようなレベルのダンサーが出てこなくなり、エトワールのレベルも下がってしまったことに対して、ルフェーブルだけでなく、イレールに対してもその責任があったのではないかという声がバレエファンの中からも出てきていたようでした。

追記
もう少し詳しい記事がフィガロ紙に載っていました。
http://www.lefigaro.fr/culture/2014/05/29/03004-20140529ARTFIG00108-ballet-de-l-opera-benjamin-millepied-pose-sa-nouvelle-donne.php

イレールの後任に外部の人を連れてくるのではなく、ヌレエフ時代に活躍し、すでにメートル・ド・バレエのキャリアがあるクロチルド・ヴァイエ、そしてその後はオーレリー・デュポンとオペラ座内部の人にしたというのは、ミルピエがある程度はオペラ座の伝統を重視しているというポーズだと感じられます。

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パリ・オペラ座バレエ」カテゴリの記事

コメント

イレールさんの退任残念です。自分の娘が出るコンクールでは審査しないと言うような公正な人だったのに。

かっちゃんさん、こんにちは。

イレールは、ルフェーブルが自分の後継者となるべく教育してきたところもあったわけですし、やはりパリオペラ座黄金時代のグラン・エトワールでオペラ座のことは知り尽くしていると思われますよね。お嬢さんが出るコンクールで審査員はやらないという話は、私も聞いたことがありました。なので、彼が去るのは私も非常に残念だと感じています。どこかで良いポストを見つけて、いつか返り咲いてほしいですよね。

実は、はじめてパリに行った時に見たのが、ルディエールとイレールの「クルミ割り」でした。’85のことです。それ以来のファンです。シルビーとの「白鳥’93」もよかったです。今後の活躍を祈っています。

かっちゃんさん、こんにちは。イレールとルディエールのくるみをご覧になっていたのですね!素敵ですねー。私はイレールのくるみは映像でしか観てなくて。実はイレールの全盛時代は生で観られていないので本当に羨ましいです。ここ一、二年で引退するエトワールたちがいなくなるとオペラ座も小粒になってしまいますね。

’86のロビンスプロも見たのですが、本当に、全く破綻のない完璧な踊りでした。あれほどの踊りを未だに観たことがありません。それでいて、硬くなくて、ヌレエフが気に入ったのも、納得です。自分が目立つのではない、作品が際立つ踊りですよね。バリシニコフは何を踊っても、バリシニコフでしたが、ヌレエフは作品が際立つダンサーでした。そういった意味でも、真のヌレエフの後継者はイレールだと思います。

かっちゃんさん、お返事が遅くなってしまってごめんなさい。

イレールのロビンスプロもご覧になったのですね…何ともうらやましい限りです。イレールは確かに、作品を際立たせるダンサーだったと思います。彼の跡を継ぐようなダンサーがなかなか出てこないのが残念ですよね。彼は本当にスーパースターでしたから。

丁寧に、お返事ありがとうございます。 そうですね、オペラのエトワールたちも、ヌレエフ時代に比べたら、この人が…?って人もいるようですけど、今後に期待でしょうか? 自分がスターでもスターを育てるのは難しいんでしょうね。その点、ヌレエフは凄かったと思います。シルビーだけでなく、プラテールの資質を見抜いたのは尋常でない才能ですよね。オペラ座は、マチアスとミリアムに頑張って欲しいです。緊張させるばかりでなく、もう少し若い人に、チャンスを与える制度も必要ですかね。

かっちゃんさん、こんにちは。

オペラ座の映画館中継、眠れる森の美女を観に行ったのですが、マチアスとミリアムはとても素晴らしかったけど、残りはなんだかイマイチだな~と思ってしまいました。おっしゃる通り、この人がエトワール?っていうのも何人もいますし。本当にヌレエフ世代って凄かったんだな、って改めて思います。今後、昇進試験制度なども考え直さなければならないのかもしれませんね。

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