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« バレリーナのデザインしたバレエウェア、Yenaline | トップページ | SWAN MAGAZINE VOL.35 2014年春号 »

2014/04/03

サンフランシスコ・バレエの2015シーズン、マチルド・フルステー

サンフランシスコ・バレエの2015シーズンが発表されています。

http://www.sfballet.org/res/pdfs/seasonbrochures/2015_Season_Overview.pdf

Program 1:
Serenade/Balanchine バランシンの「セレナーデ」
Raku/Possokhov ポソホフの「RAKU」
Lambarena/Caniparoli Caniparoliの「Lambarena」

Program 2:
Giselle 「ジゼル」

Program 3:
The Vertiginous Thrill of Exactitude/Forsythe フォーサイスの「精密の不安定なスリル」
Variations for Two Couples/ van Manen ファン・マーネンの「二つのカップルのためのヴァリエーション」
World Premiere/Thatcher マイルス・サッチャー(カンパニーのダンサー)による新作
Kingdom of the Shades/Makarova staging マカロワ版「ラ・バヤデール」影の王国

Program 4:
Dances at a Gathering/Robbins ロビンスの「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」
Work premiered in 2014/Scarlett リアム・スカーレットの新作(2014年初演)

Program 5:
Don Quixote/Tomasson/Possokhov 「ドン・キホーテ」(トマソン、ポソホフ振付版)

Program 6:
Continuum/Wheeldon ウィールダンの「コンティニウム」
World Premiere/Possokhov ポソホフの新作
Piano Concerto #1 (from the triple bill)/Ratmansky ラトマンスキーの「ショスタコーヴィチ ピアノコンチェルト1番」

Program 7:
Caprice/Tomasson トマソンの「Caprice」
Pas de deux from Concerto/MacMillan マクミランの「コンチェルト」パ・ド・ドゥ
Les Lutins/Kobborg コボーの「レ・リュタン」
The Four Temperaments/Balanchine バランシンの「フォー・テンペラメンツ」

Program 8:
Romeo & Juliet/Tomasson トマソンの「ロミオとジュリエット」


全幕作品と、トリプルビルなど小品集のバランスの取れた良いプログラムです。新作も3作品あります。

サンフランシスコ・バレエといえば、パリ・オペラ座バレエから1年のサバティカルを取得してプリンシパルとして加入したマチルド・フルステーの去就が話題になっています。

Pointe誌に、マチルドの最新インタビューが掲載されています。(この雑誌の表紙も飾っています)
http://www.pointemagazine.com/issues/aprilmay-2014/time-shine

今年1月、サンフランシスコ・バレエでの「ジゼル」での彼女の踊りと演技が現地では大評判となったそうです。2002年にパリ・オペラ座入団後、2005年にスジェとなり、「コッペリア」のスワルニダ、「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」のリーズ、「ラ・バヤデール」のガムザッティ、「くるみ割り人形」のクララ、そして「ドン・キホーテ」のキトリと主演しながら、昇進試験では昇格できず、くすぶっていました。芸術監督のルフェーブルでさえ、なぜ彼女が審査員に評価されないのか説明できずに困惑していたそうです。メンタル・コーチングなどあらゆる手を尽くしたものの、自信を失った彼女は、サンフランシスコ・バレエにメールを送り、そして映像を送ったところ数日後にはプリンシパルで入団することになったのです。

しかしながら、サンフランシスコへ移ったことは当初は苦労の連続だったようです。オペラ座ではスジェだったのにプリンシパルだなんて、と思われ、ロシア人のように柔軟でもなければ、キューバ人のように回転が得意なわけでもない、私にできることは何かしら、と悩んだとのこと。公務員で身分が保証されているオペラ座と違って、ここではもっと積極的にならなければならない。振付を覚えるのが遅いマチルドも、ここではリハーサル期間が短くダンサーたちは呑み込みが早いとあってがむしゃらに頑張ったようです。結果的に、入団後すぐのNY公演での踊りは大好評でした。芸術監督ヘルジ・トマソンは、彼女の踊ることへの歓びがあふれる踊りは、舞台を明るくすると評価しています。

ホームシックにかかっていた彼女を助けてくれたのはマリア・コチェトコワでした。マーシャは、12月の「くるみ割り人形」では、スタジオの内外で何時間もマチルドに振付や作品について教えてあげたのでした。

サンフランシスコ・バレエでの1年は、今年7月のバレエ団パリ公演で幕を閉じますが、その時にマチルドがどちらを選ぶのかはまだわかりません。来シーズンは、ジゼル、そしてオペラ座でも踊った「セレナーデ」の上演があります。しかしオペラ座からのサバティカルは1年しか取得できないので、どうするのか、彼女は選ばなければなりません。


サンフランシスコ・バレエの次のプログラムは、ラトマンスキーのショスタコーヴィチ3部作。ABTの来日公演で上演された「ピアノ・コンチェルト1番」も含まれています。マチルドもこのプログラムにキャスティングされています。
http://youtu.be/p_vmKWAp19g

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。とてもいいダンサーですよね。2010年にバヤデールの deuxieme variation で観て「これは大物になる!」と思ってしまいました。無理せず自分のペースで頑張って欲しいなあと思います。今年の les ete de la danse はサンフランシスコバレエですから、彼女の活躍も観られるのではないでしょうか。

junさん、こんにちは。

マチルド・フルステ、ちょっと癖があるので好き嫌いは分かれる人のようですが、テクニックがあるし、華もあって可愛らしいので私は嫌いではないというか、応援したいなと思っている一人です。来日公演で観られなくて残念でしたが、YTにその時のドン・キホーテが上がっています。

そう、今年の7月のパリでの les ete de la danseでは、ある意味凱旋公演なのできっと彼女は張り切るんじゃないかと思います。

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