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« ジャンナ・アユポワがワガノワ・アカデミーの芸術監督に就任 | トップページ | 2014年8月「ロイヤル・エレガンスの夕べ2014」公演 »

2013/12/13

乳がん患者を支援するためのTutu Project ピンクのチュチュのおじさん

すでに話題になっているプロジェクトですが、ここではまだご紹介していませんでした、The Tutu Project

http://www.thetutuproject.com/

写真家のボブ・カーリーさんは、妻のリンダさんが2003年に乳がんだと診断された時に、辛い治療に耐える彼女を元気づけようと、裸にピンクのチュチュを着てポーズを取り、写真に収めました。その滑稽な姿をリンダさんは病院の同室の人たちに見せたところ大受け。ボブさんは写真をネットに公開して、乳がん患者支援のための基金の募金活動を始めたところ、大きな話題を呼び、バイラルに広がりました。

お腹の出たおじさんが、乳がん撲滅運動の象徴であるピンクのチュチュを着て、世界の様々な場所でポーズをとる姿は、滑稽であったりシュールだったりするけれども、同時にアートとしてのクオリティの高さもあり、多くのメディアで取り上げられました。The Tutu Projectのカレンダーも発売され、また今度Ballerinaという写真集も出版されます。携帯電話会社のT-Mobileなど数社が彼の活動のスポンサーとなっています。

ポストカード、写真集、カレンダーおよび写真プリントの収益は、乳がん患者支援のためのThe Carey Foundationに寄付されます。

バレエ雑誌のPointeのサイトでも紹介されています。
http://pointemagazine.com/blogs/tutu-project

こちらで、ボブさんの写真をたくさん載せたスライドショーが観られます。グランドキャニオン、タイムズスクエア、ゴールデンゲイトブリッジといった名所で佇むボブさんの後ろ姿が、いつの間にかとてもかわいく見えてきます。
http://www.cbsnews.com/pictures/the-tutu-project-aims-for-breast-cancer-awareness/

ボブさんは、ついにチュチュの本家、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の「白鳥の湖」の舞台の上にも登場し、バレリーナたちと共演しました。
その時の写真。
http://www.thetutuproject.com/the-tutu-project-at-the-metropolitan-opera-house/

Thetutuproject_themetopera

ABTで撮影に至るまでの経緯とエピソード
http://www.thetutuproject.com/behind-the-scenes-swan-lake-at-the-metropolitan-opera-house-dedicated-to-women-with-breast-cancer/

最近では、ドイツでの撮影をリンダさんを伴って行い、またサイン会などが行われ現地でも多くのテレビや新聞などに取り上げられました。

http://youtu.be/FF_m6HBPufA

この映像を見れば、ボブさんとリンダさんの夫婦愛に思わず涙がこぼれます。リンダさんは2006年に再発して治療を続けているものの、元気で、ボブさんの撮影のアシスタントや、基金の運営の仕事をしています。

The Tutu Project 2014 CalendarThe Tutu Project 2014 Calendar
Bob Carey

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

泣いてしまいました。約9年前、妻を乳癌で亡くしました。
同じなんです、、、妻を楽しくしようと、笑わせようと、喜ばせようと、、、毎日頑張ってました。
TVを見て、自分は十分にできなっかたと、、、感じました。

チュチュプロジェクトを知り昨年私も30歳にて悪性の乳癌腫瘍手術を受けたので共感致しました
私はカメラを作る会社で働いており自分も写真が好きなので同じように苦しんでいる方の力になりたいと思いました

h sakuraiさん、こんにちは。

サイトのアクセスが凄いことになっていてなんでだろう、と思ったらテレビで放映されていたんですね。
奥さまをがんで亡くされたのですが。。。それはお辛かったことでしょう。私も昨年2人の友人がやはり乳がんで亡くなったので、他人事ではないです。でも、奥様を笑わせようと頑張られたことは、きっと奥さまは今も天国で嬉しく思っていることかと思います!

nozomiさん、こんにちは。

昨年乳がんの手術を受けられたのですね。大変でしたね。今は本当に私の周りでも乳がんを経験された方が多く、去年友人を二人失くしました。自分自身も、乳がんではないのですが腫瘍が見つかり、人間ドックで引っかかった項目があり再検査を控えているので他人事ではないです。

写真を通して病気で苦しんでいる方を助けようとすること、素晴らしいことです!私も何かできることはないかといつも考えています。笑いというのも大きな薬となり助けとなりますよね。美もそうだと思います。

僕は中学1年生で今12歳です。 道徳の授業であなたの活動を知りました。 ニューヨークの暮らしはどうですか?                                      奧さんのためにあそこまで頑張る人は、初めて見ました。リンダさんの末期の乳がんを笑わせることで健康にしたのは、紛れもなくボブさんあなたの力です。最初は逮捕されかけたり皆に軽蔑されたりしてたいへんな日々だったことでしょう。でもあなたはリンダさんのために頑張りました。本当に素晴らしと思います。                                    これからもどうぞお元気で

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