ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート、ウィーン国立バレエのヴィヴィアン・ウェストウッドによる衣装/追記
恒例の元旦の「インターナショナル・ニュー・イヤー コンサート」。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するこのコンサートの演目の一部として行われるウィーン国立バレエ団によるダンスのコスチュームデザインを、ヴィヴィアン・ウエストウッドが手掛けることは以前に発表されていました。
このヴィヴィアン・ウェストウッドの衣装が発表されています。ウィーン国立バレエのダンサーたち、マリーヤ・ヤコブレワ、イリーナ・ツィンバル、エノ・ペシ、キリル・クルラーエフなどが着用した衣装は、ヴィヴィアン・ウェストウッドらしいコルセットやタータンチェックなどのモチーフが使われていて、素敵なのだけどどこかアヴァンギャルド。
バレエ第1幕として披露されるワルツでは、男性ダンサーは白と黒のコントラストが印象的なラペル付きの燕尾付ジャケットを、女性ダンサーは、豊かなカラーパレットと高級素材が用いられたドレスをそれぞれ纏い、優雅なイブニングストーリーを華麗に奏でる。バレエ第2幕で上演されるポルカには、伝統的な素材であるスコットランド・タータンにインスパイアーされたコスチュームが用意された。女性ダンサーは、チュール・スカートが付いたショート丈のキルトを、男性ダンサーはダンス用ジャケットにスコットランド・タータンのジレとシャツを組み合わせて着用。伝統と歴史的なイメージを強めつつも、ヴィヴィアンらしいアクセントがプラスされたコーディネートとなった。
これらのサイトで、衣装のスライドショーを見ることができます。
http://www.fashion-press.net/news/9242
http://www.fashionsnap.com/news/2013-12-27/vivienne-newyear14/
今回のバレエシーンは、2013年に続き、10年間にわたりスコティッシュ・バレエ団の芸術監督として活躍した英国人振付家アシュリー・ページが手掛けました。ウィーンのリキテンシュタイン宮殿で撮影され、休憩時間に放映されます。
日本では、2014年1月1日(水)の19時よりNHK eテレでコンサートの様子がライブ中継されます。今年の指揮は、2009年に続き2度目となるダニエル・バレンボイムが務めます。
http://www.nhk.or.jp/classic-blog/100/176670.html
追記:動画で検索する方が多いようなので、貼っておきます。
Vienna New Year's Concert 2014 - Joseph Lanner: The Romantics
http://youtu.be/cWzvGw0onQE
Vienna New Year's Concert 2014 - Leo Délibes: Pizzicati from the Ballet "Sylvia"
http://youtu.be/QcCjWmH5iK8
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