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2013年12月

2013/12/29

2014年ボリショイ・バレエ来日公演、ル=リッシュ&勅使川原三郎、ミルピエのLAダンスプロジェクト公演

ジャパンアーツのDMで、2014年の公演ラインアップが送られてきていました。

ボリショイ・バレエ来日公演 日程

「白鳥の湖」 Bunkamuraオーチャードホール
11月20日(水)18:30
11月24日(月・祝)17:00
11月26日(水)13:00
11月26日(水)18:30

「ラ・バヤデール」 東京文化会館
12月3日(水)18:30
12月4日(木)18:30
12月5日(金)13:00

「ドン・キホーテ」 東京文化会館
12月6日(土)13:00
12月6日(土)18:30
12月7日(日)13:00

突然オーチャードホールでの公演ってなぜ?って思ったのですが、東京文化会館が2014年6月から11月いっぱいまで改修工事期間になっていて使えないのですね。そのため、ほかのバレエ公演などもNHKホールなどでの公演が増えるようです。「ドン・キホーテ」のみ土日公演で、あとは平日公演が多いのはなかなかつらいところですが、この感じで行けば11月27日~2日の間に地方公演が入りそうな感じがします。

この3つの演目の中では、もちろん「ラ・バヤデール」が楽しみですね。最近ザハロワ&アレクサンドロワ主演のDVDも発売されましたが、グリゴローヴィッチ版のバヤデールはやっぱり面白いし、ボリショイならではのゴージャスさです。

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また、最新のダンスマガジンに、来年の主要公演の情報が掲載されていました。

その中で、まだ発表されていなくて注目されるのは、ニコラ・ル=リッシュが勅使川原三郎さんとコラボレーションする公演が8月に行われることです。10月にパリ・オペラ座でニコラがオーレリー・デュポンらと勅使川原さんの新作「闇は黒い馬を隠す」を踊りましたが、その際に意気投合したのでしょうか。

勅使川原三郎&ニコラ・ル=リッシュ

出演:ニコラ・ル=リッシュ、勅使川原三郎、佐東利穂子、KARASダンサー
8月9、10、15~17日 東京芸術劇場プレイハウス
8月21日 愛知県芸術劇場大ホール
8月23日(予定) 兵庫県立芸術文化センター大ホール


来シーズンからパリ・オペラ座バレエの芸術監督に就任するバンジャマン・ミルピエが率いるL.A.ダンスプロジェクトも、来年11月に公演を行います。演目は、ミルピエ振付「リフレクションズ」、フォーサイス振付「クインテット」ほか。

L.A.ダンスプロジェクト

11月8日、9日 彩の国さいたま芸術劇場大ホール


さいたま芸術劇場では、フィリップ・ドゥクフレ カンパニーDCAの公演「パノラマ」も予定されています。

フィリップ・ドゥクフレ カンパニーDCA

6月13日~15日 彩の国さいたま芸術劇場大ホール
6月18日 まつもと市民芸術館
6月22日 北九州芸術劇場
6月28~29日 びわ湖ホール

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ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団「コンタクトホーフ」、ドキュメンタリー上映

すでに既報ではありますが、その彩の国さいたま芸術劇場で2014年3月に行われる、ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団「コンタクトホーフ」の公演。チケットの売れ行きがものすごく良くて、すでにほぼソールドアウトだそうです。これは絶対に見逃せない公演ですので、ご覧になりたい方は急いでチケットを確保すべしです。映画「ピナ・バウシュ 夢の教室」にも出てきた「コンタクトホーフ」28年ぶりの国内上演です。

http://saf.or.jp/arthall/stages/detail/507

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『KONTAKTHOF ―コンタクトホーフ』

2014年3月 20日(木) 開演19:00、21日(金・祝)・22日(土) 開演15:00、
23日(日) 開演14:00 彩の国さいたま芸術劇場大ホール

<公演関連企画>

ピナ・バウシュの創作に迫るドキュメンタリー映画を上映!
日時:3月17日(月)19:00~
会場:ドイツ文化会館ホール
入場無料・要予約
お問い合わせ:東京ドイツ文化センター TEL.03-3584-3201  info@tokyo.goethe.org
       http://www.goethe.de/INS/JP/TOK/jaindex.htm

【チケット取扱い】
■SAFチケットセンター
・電話 0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場休館日を除く10:00~19:00)

http://youtu.be/oztm38V6kJQ

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なお、今年ワークインプログレスを公開した、瀬山亜津咲さん(ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団)とさいたまゴールドシアターの公演も、彩の国さいたま芸術劇場小ホールで8月に行われます。こちらは詳細が発表されたらお知らせします。

2013/12/28

ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート、ウィーン国立バレエのヴィヴィアン・ウェストウッドによる衣装/追記

恒例の元旦の「インターナショナル・ニュー・イヤー コンサート」。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するこのコンサートの演目の一部として行われるウィーン国立バレエ団によるダンスのコスチュームデザインを、ヴィヴィアン・ウエストウッドが手掛けることは以前に発表されていました。

このヴィヴィアン・ウェストウッドの衣装が発表されています。ウィーン国立バレエのダンサーたち、マリーヤ・ヤコブレワ、イリーナ・ツィンバル、エノ・ペシ、キリル・クルラーエフなどが着用した衣装は、ヴィヴィアン・ウェストウッドらしいコルセットやタータンチェックなどのモチーフが使われていて、素敵なのだけどどこかアヴァンギャルド。

バレエ第1幕として披露されるワルツでは、男性ダンサーは白と黒のコントラストが印象的なラペル付きの燕尾付ジャケットを、女性ダンサーは、豊かなカラーパレットと高級素材が用いられたドレスをそれぞれ纏い、優雅なイブニングストーリーを華麗に奏でる。

バレエ第2幕で上演されるポルカには、伝統的な素材であるスコットランド・タータンにインスパイアーされたコスチュームが用意された。女性ダンサーは、チュール・スカートが付いたショート丈のキルトを、男性ダンサーはダンス用ジャケットにスコットランド・タータンのジレとシャツを組み合わせて着用。伝統と歴史的なイメージを強めつつも、ヴィヴィアンらしいアクセントがプラスされたコーディネートとなった。

これらのサイトで、衣装のスライドショーを見ることができます。

http://www.fashion-press.net/news/9242

http://www.fashionsnap.com/news/2013-12-27/vivienne-newyear14/

http://www.wwd.com/fashion-news/fashion-scoops/vivienne-westwood-teams-with-vienna-state-ballet-7324842

今回のバレエシーンは、2013年に続き、10年間にわたりスコティッシュ・バレエ団の芸術監督として活躍した英国人振付家アシュリー・ページが手掛けました。ウィーンのリキテンシュタイン宮殿で撮影され、休憩時間に放映されます。

日本では、2014年1月1日(水)の19時よりNHK eテレでコンサートの様子がライブ中継されます。今年の指揮は、2009年に続き2度目となるダニエル・バレンボイムが務めます。
http://www.nhk.or.jp/classic-blog/100/176670.html

追記:動画で検索する方が多いようなので、貼っておきます。
Vienna New Year's Concert 2014 - Joseph Lanner: The Romantics
http://youtu.be/cWzvGw0onQE

Vienna New Year's Concert 2014 - Leo Délibes: Pizzicati from the Ballet "Sylvia"
http://youtu.be/QcCjWmH5iK8

2013/12/26

エトワール・ガラ2014 演目発表 /追記 大阪、名古屋公演

エトワール・ガラ2014の上演演目が決定されたというおしらせをいただきました。これは本当に素晴らしいプログラムです。もう来年七月が待ち切れません。

http://www.bunkamura.co.jp/topics/orchard/

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/14_gala.html

Screenshot21

2014年7月30日(水)~8月3日(日)
Bunkamuraオーチャードホール

CAST
【パリ・オペラ座バレエ】
●エトワール
エレオノラ・アバニャート
イザベル・シアラヴォラ
ドロテ・ジルベール
バンジャマン・ペッシュ
マチュー・ガニオ
マチアス・エイマン
エルヴェ・モロー
●プルミエ・ダンスール
オードリック・ベザール

【ボリショイ・バレエ】
●プリンシパル
エフゲーニャ・オブラスツォーワ

【ハンブルク・バレエ】
●プリンシパル
シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ


【プログラム A】 7月30日(水)19:00、 31日(木)14:00、8月3日(日)14:00

「3つの前奏曲」 ☆
振付: ベン・スティーブンソン 音楽: セルゲイ・ラフマニノフ
出演: ドロテ・ジルベール&オードリック・ベザール

「マノン」第一幕より パ・ド・ドゥ
振付: ケネス・マクミラン 音楽: ジュール・マスネ 編曲: レイトン・ルーカス
出演: イザベル・シアラヴォラ&マチュー・ガニオ

「月に憑かれたピエロ」 ☆
振付:エラ・ヤロシェヴィッチ 音楽: ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
出演:エルヴェ・モロー

「海賊」より
振付: ジョゼフ・マジリエ 音楽: アドルフ・アダン
出演: エフゲーニャ・オブラスツォーワ&マチアス・エイマン

「マーラー交響曲第3番」
振付: ジョン・ノイマイヤー 音楽: グスタフ・マーラー
出演: エレオノラ・アバニャート、エルヴェ・モロー、オードリック・ベザール(トリオ)
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ (デュオ)

「瀕死の白鳥」
振付: ミハイル・フォーキン 音楽: カミーユ・サン=サーンス
出演: イザベル・シアラヴォラ

演目未定
出演:エフゲーニャ・オブラスツォーワ&マチアス・エイマン

「アルルの女」 より
振付:ローラン・プティ 音楽: ジョルジュ・ビゼー
出演: シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「イン・ザ・ナイト」 ☆
振付: ジェローム・ロビンズ 音楽: フレデリック・ショパン
出演: イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ
ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ
エレオノラ・アバニャート&エルヴェ・モロー

ピアニスト:金子三勇士

※ ☆付の演目はピアノ演奏、その他は録音を使用いたします。
※ 表記の出演者・演目は2013年12月26日現在の予定です。出演者の怪我などのやむを得ない事情により変更になる場合があります。最終的な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。一旦お求めいただきましたチケットは、公演中止の場合を除きキャンセル・公演日の振替等はお受けすることができませんので、予めご了承の上、お求め下さい。
※ 上演順での記載ではございません。
※ 最新の情報はhttp://www.bunkamura.co.jp/でご確認ください。


【プログラム B】 8月1日(金) 19:00、2日(土) 14:00

「眠れる森の美女」より ハイライト
振付: ルドルフ・ヌレエフ 音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演: エフゲーニャ・オブラスツォーワ、バンジャマン・ペッシュ (ローズ・アダジオ)
マチアス・エイマン(第2幕の王子のヴァリエーション)
ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ(第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ)

「お気に召すまま」
振付: ジョン・ノイマイヤー 音楽: ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
出演: シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「Opus.11」
振付: デヴィッド・ドーソン 音楽:グレッグ・ヘインズ
出演: イザベル・シアラヴォラ&オードリック・ベザール

「こうもり」 より
振付: ローラン・プティ 音楽: ヨハン・シュトラウスⅡ世
出演: エフゲーニャ・オブラスツォーワ&エルヴェ・モロー

「マンフレッド」
振付: ルドルフ・ヌレエフ 音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演: マチアス・エイマン

「シェリ」
振付: ローラン・プティ 音楽: フランシス・プーランク
出演: イザベル・シアラヴォラ&マチュー・ガニオ

「牧神の午後」
振付: ジェローム・ロビンズ 音楽: クロード・ドビュッシー
出演: エレオノラ・アバニャート&エルヴェ・モロー

「牧神の午後」
振付: ティエリー・マランダン 音楽: クロード・ドビュッシー
出演: バンジャマン・ペッシュ

「アモヴェオ」
振付: バンジャマン・ミルピエ 音楽: フィリップ・グラス
出演: ドロテ・ジルベール&オードリック・ベザール

「Désir」 ☆
振付: ジョン・ノイマイヤー 音楽: アレクサンドル・スクリャービン
出演: シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「スターバト・マーテル」
振付: バンジャマン・ペッシュ 音楽: アントニオ・ヴィヴァルディ
出演: エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

※ ☆付の演目はピアノ演奏、その他は録音を使用いたします。
※ 表記の出演者・演目は2013年12月26日現在の予定です。出演者の怪我などのやむを得ない事情により変更になる場合があります。最終的な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。一旦お求めいただきましたチケットは、公演中止の場合を除きキャンセル・公演日の振替等はお受けすることができませんので、予めご了承の上、お求め下さい。
※ 上演順での記載ではございません。
※ 最新の情報はhttp://www.bunkamura.co.jp/でご確認ください。

世界初演作品、パントマイム・アーティストであるエラ・ヤロシェヴィッチ振付の「月に憑かれたピエロ」があり(音楽はシェーンベルクではなくベートーヴェン)、さらにプティの「アルルの女」をアッツオーニとリアブコが踊るという異色の取り合わせ、「ルグリの素晴らしき仲間たち」公演で上演されて大好評だったマランダンの「牧神の午後」とロビンス版「牧神の午後」という牧神対決など、ユニークで素晴らしいプログラムです。若手気鋭のピアニスト、金子三勇士さんが「月に憑かれたピエロ」「イン・ザ・ナイト」などで演奏を聴かせてくれるのも嬉しいですね。

さらに今後、素晴らしい発表が予定されているということで、大変楽しみな公演です。


追記12/27

大阪、愛知公演が決定しています。企画の方にお知らせをいただきました。

名古屋7/25(愛知芸術劇場)大阪8/4(フェスティバルホール)です。地方での来日バレエ公演が少ない昨今において、素晴らしいですね。


さらに追記:

気になったので、ちょっと調べました。「月に憑かれたピエロ」を振付けるエラ・ヤロシェヴィッチElla Jaroszewiczのことを。

彼女の主催するスクール/カンパニー
http://www.magenia.com/

ポーランド出身で、パントマイムのアーティストですが、マーサ・グラハムテクニックなども学ばれているようです。またパリ・オペラ座学校でパントマイムを教えていたこともあるようですね。

2013/12/23

12/13 ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」映画館中継

ロイヤル・バレエの冬の風物詩「くるみ割り人形」が今年も映画館で上映された(シアタス・カルチャー)。中継なので3500円と高額なのは痛いけど、このプロダクションを観ないと一年が終わらないような気がするのだ。

http://www.theatus-culture.com/roh/movie/index.html#a3

配られたキャスト表は本当に主役級しか書いていないので、現地でご覧になった方に当日のキャストを教えていただいた。

【出演】
金平糖の精 ラウラ・モレーラ
王子 フェデリコ・ボネッリ
クララ フランチェスカ・ヘイワード
ハンス・ピーター/くるみ割り人形 アレクサンダー・キャンベル
ドロッセルマイヤー ギャリー・エイヴィス

フリッツ テイラー・イェーツ
ダンシング・ミストレス ディードル・チャプマン
アルルカン フェルナンド・モンターニョ
コロンビーヌ エリザベス・ハロッド
ヴィヴァンデール 高田茜
兵士 蔵健太
ねずみの王様 平野亮一

スペイン クリスティナ・アレスティス ヨハネス・ステパネク、ナタリー・ハリソン、エリック・アンダーウッド
      デメルザ・パリッシュ、ヴァレンティノ・ズケッティ
アラビア メリッサ・ハミルトン、ニコル・エドモンズ、平野亮一、トーマス・ホワイトヘッド
中国 フェルナンド・モンターニョ、マルセリーノ・サンベ、ミカエル・ストイコ、ジェームズ・ウィルキー
ロシア トリスタン・ダイアー、ポール・ケイ
葦笛 エリザベス・ハロッド、ミーガン・グレース・ヒンキス、ジェマ・ピッチリー・ゲール、高田茜

ローズ・フェアリー 崔由姫
ローズ・フェアリーのエスコート リカルド・セルヴェラ、ヴァレリー・ヒストリフ、蔵健太、ダヴィッド・トリゼンシミエッチ
花の精のソリスト 小林ひかる、イツァール・メンディツァバル、ロマニー・パジャック、ベアトリス・スティクス=ブルネル

【振付】ピーター・ライト(レフ・イワノフの原振付に基づく)
【音楽】ピョートル・チャイコフスキー
【指揮】トム・セリグマン

本編前に上映されたメイキング映像(リハーサルの様子、ピーター・ライトのインタビューなど)
http://youtu.be/H0UTvG5jyUs

ピーター・ライトはもう85歳なのですね。リハーサル期間中にお誕生日を迎えてみんなにハッピーバースデーを歌ってもらって嬉しそうだった。お元気そうだけど、もっと長生きしてほしい。

上映前と休憩時間の映像の司会進行はダーシー・バッセル。相変わらずきれいで、しゃべりもうまい。ただ、出演者の名前を把握していなかったみたいで、カーテンコールのときのダンサーの名前が出てこなかった。休憩時間では、くるみ割り人形に欠かせない楽器、チェレスタを奏者とともに紹介してくれたのは良かった。初めてちゃんとこの楽器を見ることができた。

ピーター・ライト版のくるみ割り人形って本当によくできている。ドロッセルマイヤーの甥ハンスピーターがくるみ割り人形であるという設定があるので、ストーリーに説得力があって最後の再会シーンの感動が大きい。ドロッセルマイヤーが物語上ほぼ主役であり、この役を、カリスマ性があって演技がうまいギャリー・エイヴィスが演じていることで一本筋ができている。ドロッセルマイヤーは狂言回しとしてお菓子の国にクララを案内し、ディヴェルティメントごとに彼女と掛け合いを演じてくれるので、ストーリー性が感じられる。豪華でわくわくさせてくれるプロダクションデザインが秀逸で、特にクリスマスツリーが大きくなるシーンは、何回観てもときめいてしまう。「聖なる怪物たち」でシルヴィ・ギエムが語っていた「エマーヴェイユ」とはまさにこのクリスマスツリー目の前にした子供たちの心境だろう。

クララ役は、まだ入団2年目というフランチェスカ・ヘイワード。ケニア出身で、ポリーナ・セミオノワに少し似たエキゾチックな美少女。ホワイトロッジからの生粋のロイヤル育ち。伸びやかな踊りと可愛らしさのある演技、テクニックもしっかりあって将来が楽しみ。スリッパでねずみの王様をやっつける強さも感じさせてくれた。当初予定されていた、ロイヤルのクララといえばこの人でしょう、のアイオーナ・ルーツは残念ながら産休からの復帰が叶わず引退してしまったそう。ハンス・ピーター役は、アレクサンダー・キャンベル。跳躍力はあって踊りはうまいけど、顔が大きく太ももがイワン・ワシーリエフ並みに太くてプロポーションに難あり。ハンス・ピーターが当たり役のリカルド・セルヴェラで観たかった。

くるみ割り人形は、一幕が踊りが少ない場合があって、版によっては大変退屈なのだけど、ロイヤル・バレエはキャラクターダンサーも普通のダンサーも演技が達者なので飽きない。ロイヤル・バレエ・スクールの子供たちもたくさん出ているけど彼らも演技ができるのでとても楽しい。

ヴィヴァンデールに高田茜さん、兵士に蔵健太さん、ねずみの王様に平野亮一さんと日本人が大活躍なのも嬉しいところ。特に平野さんは長身を生かした堂々とした王様ぶりで良かった。高田さんも安定していてくっきりとした踊り。雪のシーンは、ロイヤルなので群舞は全然揃っていないけど、雰囲気は素敵だし、ロイヤル・バレエ・スクールの子達が演じる天使たちが実に可愛らしい。

二幕のディヴェルティメントでは、踊りのたびにドロッセルマイヤーが踊りの象徴となるもの、葦笛や中国の踊りの独特なポーズなどを見せてくれるし、クララやハンス・ピーターが踊りに参加したりもするので、クララの役割もしっかり与えられているのが良い。アラビアの平野さんがとてもセクシーですてきだし、メリッサ・ハミルトンも妖艶で良く似合っている。ローズ・フェアリーのユフィさんは、実に華やかでキラキラしていて、優雅なポールドブラとアカデミックな動き、気品があって素敵だった。彼女の金平糖もぜひ見てみたい。

そして金平糖の踊り。ライト版は、金平糖の精と王子の出番が少ないけど、その少ない場面で鮮やかな印象を与えて幸福感で満たすことが至上命題。この日のラウラ・モレーラとフェデリコ・ボネッリはその点で完璧だった。二人とも派手なダンサーではないけど、ロイヤル・バレエの良心ともいえる、抑制がありながらもしっかりと魅せることができる、真のプロフェッショナル。フェデリコは王子様的な甘い雰囲気、サポートのうまさを発揮して、安心して見ていられる。そしてラウラも、とにかく精確で緻密に踊りながら、華やかさもあって、音楽性も豊かだ。郷愁を誘われるアダージオの美しく切ない音色を二人で歌い上げると、それだけで心震えて涙が溢れてくる。チェレスタの天上的な響きでキラキラとパを刻むラウラ。コーダの難しいフェッテも見事に決まった。ブラーヴォ。

ライト版のくるみ割り人形が毎年ものすごい人気でチケットも入手困難なのがよくわかる。ここまで夢と感動に満ちたプロダクションはほかに無い。東京での映画館上映でも、チケットが売り切れた劇場があったようだ。時差の関係で完全な生中継ではないものの、生で見ているようなライブ感と臨場感はとても楽しく、幸福感で胸いっぱいになって帰途につけた。いつか、ロイヤル・オペラ・ハウスでこれを観られたら、と思う。

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2013/12/21

アリス・ルナヴァン、パリ・オペラ座のエトワールに任命

12月20日の「ル・パルク」の公演に主演したアリス・ルナヴァンが、パリ・オペラ座のエトワールに任命されました。

公式サイトにもさっそくアップされています。
ALICE RENAVAND NOMMÉE DANSEUSE ÉTOILE
http://www.operadeparis.fr/blogopera/alice-renavand-nommee-danseuse-etoile

以前から、次のエトワールはアリスになるのではないかともっぱらの噂で、昨日の公演前にエトワール任命があるという噂が一斉に駆け巡っていました。

アリスの相手役を務める予定だったエルヴェ・モローが怪我のために残念ながら降板してしまいましたが、エルヴェのほかバンジャマン・ペッシュの代役をも務めているステファン・ビュリヨンが奮闘しているようです。

来年3月の来日公演では、ルナヴァンはジョシュア・オファルトとともに「ドン・キホーテ」に主演しますね。新しいエトワールを観る機会です。

これはオペラ座のオフィシャルチャンネルにアップされている「ル・パルク」の動画、エミリー・コゼットとニコラ・ル=リッシュ主演
http://youtu.be/VqMnUNJ1rgg

追記:エトワール任命時の動画がアップされています。AFPより
http://youtu.be/dCSdl6PA6ug

2013/12/19

SWAN MAGAZINE Vol.34 2013年 冬号

SWAN MAGAZINE Vol.34 2013年 冬号が発売されました。

http://www.heibonsha.co.jp/swanmagazine/

巻頭連載 パリ・オペラ座 エトワールに夢中!
Vol.18は、エレオノラ・アバニャートです。

オペラ座のもっとも新しいエトワールであるエレオノラ。美しく華があって、どんな写真でも絵になっているのはさすがです。ローラン・プティに抜擢されて12歳の時にプティの「眠れる森の美女」に主演。その後、当時は非常にまれだった外国人生徒としてオペラ座学校に編入した。コンテンポラリー作品に定評のある彼女にとっての重要な出会いはノイマイヤーとプティで、プティの「カルメン」を踊ってエトワールに昇進。11月末から「眠れる森の美女」でオーロラ役を踊り映像収録キャストに抜擢されていたけれども、こちらは残念ながらケガで降板してしまいました。

サッカーのイタリア代表選手であるバルザレッティと結婚し、女の子にも恵まれて絶好調の彼女は、来年の「エトワールガラ2014」での来日も予定されています。フォトアルバムでは、「椿姫」、ロビンス版「牧神の午後」、「カルメン」「若者と死」などの素敵な写真を見ることができます。


特集は〈有吉京子のバレエ紀行 ドイツ2013〉。約4年の連載を経て『SWAN─モスクワ編』が遂に完結! 次回作の新たな構想に意欲を燃やす作家が訪れたハンブルク&シュツットガルト・バレエの今を紹介するものです。有吉さんの、それぞれのバレエ団を訪れたときのエッセイ漫画がとても楽しいです。ダンサーの素顔などもちょっと覗けます。また、ドラマティックな舞台写真も多数掲載。

ハンブルグでは、ハンブルグ・バレエ週間で「オテロ」「マタイ受難曲」「プルガトリオ」。今はハンブルグ・バレエもダンサーの世代交代期で、ベテランではアッツオーニ、ウルバン、リアブコ、ユング、ブーシェなど素晴らしいダンサーがいる一方、今一つ若手ダンサーが精彩に欠ける印象があるのが否めないところです。ちなみに、「ロミオとジュリエット」で主演したアレクサンドル・トリッシュがこのたびプリンシパルに昇進しました。

シュツットガルトは、真澄とレオンが二年間を過ごした地。ここでは、大評判を呼んだ新作「クラバート」と、「春の祭典」「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」「フォー・テンペラメンツ」のトリプルビルをレポート。アレクサンダー・ザイツェフのさよなら公演となった舞台です。有吉京子さん描き下ろしの「クラバート」のイラストがとても素敵です。「クラバート」の振付家、まだ27歳と若いデミス・ヴォルピは、このたび、権威あるドイツ・ダンス賞「未来」を受賞することが決まりました。「オテロ」は今年はシュツットガルトとハンブルグが同時期に上演されていましたが、舞台の出来としてはシュツットガルトに軍配が上がったようです。ジェイソン・レイリーのシリアスな役柄に合わないニコちゃんマークのタトゥーが可愛い。


9月に上演されたパリ・オペラ座バレエ「椿姫」の現地ルポでは、アニエス・ルテステュの引退公演のほか、前回の上演の時にけがをしてしまったエルヴェ・モローの復活の様子が読めるのが嬉しいところです。美しい写真も満載で、来年3月の来日公演が楽しみですね。

8月に開催されたローザンヌ・ガラのレポートもあります。ガラの中でも特に評判が良かった加治屋百合子さんのジゼル。その加治屋さんのインタビューが掲載されています。(別媒体の記事ですが、同じインタビュアーである浦野芳子さんによる加治屋さんのインタビュー記事がここにあります) また、やはりこのガラに出演したミコ・フォーガティさんのインタビューも。このガラで上演されたリアム・スカーレット振付の「アスフォデル・メド-ズ」(崔由姫、平野亮一)も大変評価が高く、来年の「ロイヤル・エレガンスの夕べ」で観られるのが楽しみです。

さらに、Noismの金森穣さん、ルーマニア国立ブカレスト・オペラ劇場の奥野凛さんのインタビューも載っているなど、インタビュー記事が充実。ブカレスト・オペラ劇場には、このたびヨハン・コボーが芸術監督に就任しました。


「SWAN モスクワ編」はクライマックス、最終回です。シュツットガルトのガラ・コンサートで真澄とレオンが「アグリー・ダック」そして「アダージェット」を踊り大喝さいを浴びます。そして、二人は新しい道へと進んでいきます。これは、今後予定されている「SWANドイツ編」へとつながっていきます。

SWAN MAGAZINE 2013 冬号 Vol.34SWAN MAGAZINE 2013 冬号 Vol.34
有吉 京子 ほか

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2013/12/17

2014年8月「ロイヤル・エレガンスの夕べ2014」公演

昨年の夏に行われ、大変好評だった「ロイヤル・エレガンスの夕べ」が、来年も開催されることになりました。

http://www.royalelegancenight.com/

現在の英国バレエを代表する9名のトップダンサーが、アシュトンやマクミランから受け継いだ、真のスピリットを伝えるために集いました。「二羽の鳩」 や「レクイエム」、そしてリアム・スカーレットの「アスフォデル・メドウズ」からの抜粋など、日本ではなかなか観る事のできない作品が並びます。そ して今回もひとりひとりのダンサーが持つ、多様な技術や芸術性を余す所なく 伝えるようにプログラミング。ロンドンの興奮そのままに、バレエ団の人気作品はもとより、地元での超話題作や、ダンサー自らが選ぶ小粋な作品群が揃います。

2014年8月8日(金)~10(日) 日本青年館ホール(東京・港区)

出演予定ダンサー

〈英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル〉

ラウラ・モレーラ Laura Morera サラ・ラム Sarah Lamb

ネマイア・キッシュ Nehemiah Kish  スティーヴン・マックレー Steven McRae

〈英国ロイヤル・バレエ団ファースト・ソリスト〉

崔 由姫 Yuhui Choe  リカルド・セルヴェラ Ricardo Cervera

平野 亮一 Ryoichi Hirano

〈バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル〉

佐久間 奈緒 Nao Sakuma ツァオ・チー Chi Cao

※上記出演ダンサーは2013年12月17日現在の予定です。出演者の怪我や病気により変更になる場合があります。

主催:ダンス・ツアーズ・プロダクションズ
後援:ブリティッシュ・カウンシル
協力:チャコット
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(受付時間:10:00~19:00)

公式ホームページ:www.royalelegancenight.com


※演目、チケット情報等の詳細は近日発表予定です。最新情報は、公式HPをご覧ください。

前回の公演は、ロイヤル・バレエ、バーミンガムロイヤル・バレエを代表するトップダンサーをそろえながらも、アットホームな雰囲気もあり、そして英国バレエらしい作品をそろえた、とても楽しい公演でした。今回も、出演者はほぼ前回と同じですが、最近活躍がめざましい平野亮一さんも加わり、より一層充実。予定演目も、なかなか日本では観られない英国らしい作品が予定されていて、とても楽しみです。今回は都内で便利な場所にある会場なのも嬉しいですよね。

2013/12/13

乳がん患者を支援するためのTutu Project ピンクのチュチュのおじさん

すでに話題になっているプロジェクトですが、ここではまだご紹介していませんでした、The Tutu Project

http://www.thetutuproject.com/

写真家のボブ・カーリーさんは、妻のリンダさんが2003年に乳がんだと診断された時に、辛い治療に耐える彼女を元気づけようと、裸にピンクのチュチュを着てポーズを取り、写真に収めました。その滑稽な姿をリンダさんは病院の同室の人たちに見せたところ大受け。ボブさんは写真をネットに公開して、乳がん患者支援のための基金の募金活動を始めたところ、大きな話題を呼び、バイラルに広がりました。

お腹の出たおじさんが、乳がん撲滅運動の象徴であるピンクのチュチュを着て、世界の様々な場所でポーズをとる姿は、滑稽であったりシュールだったりするけれども、同時にアートとしてのクオリティの高さもあり、多くのメディアで取り上げられました。The Tutu Projectのカレンダーも発売され、また今度Ballerinaという写真集も出版されます。携帯電話会社のT-Mobileなど数社が彼の活動のスポンサーとなっています。

ポストカード、写真集、カレンダーおよび写真プリントの収益は、乳がん患者支援のためのThe Carey Foundationに寄付されます。

バレエ雑誌のPointeのサイトでも紹介されています。
http://pointemagazine.com/blogs/tutu-project

こちらで、ボブさんの写真をたくさん載せたスライドショーが観られます。グランドキャニオン、タイムズスクエア、ゴールデンゲイトブリッジといった名所で佇むボブさんの後ろ姿が、いつの間にかとてもかわいく見えてきます。
http://www.cbsnews.com/pictures/the-tutu-project-aims-for-breast-cancer-awareness/

ボブさんは、ついにチュチュの本家、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の「白鳥の湖」の舞台の上にも登場し、バレリーナたちと共演しました。
その時の写真。
http://www.thetutuproject.com/the-tutu-project-at-the-metropolitan-opera-house/

Thetutuproject_themetopera

ABTで撮影に至るまでの経緯とエピソード
http://www.thetutuproject.com/behind-the-scenes-swan-lake-at-the-metropolitan-opera-house-dedicated-to-women-with-breast-cancer/

最近では、ドイツでの撮影をリンダさんを伴って行い、またサイン会などが行われ現地でも多くのテレビや新聞などに取り上げられました。

http://youtu.be/FF_m6HBPufA

この映像を見れば、ボブさんとリンダさんの夫婦愛に思わず涙がこぼれます。リンダさんは2006年に再発して治療を続けているものの、元気で、ボブさんの撮影のアシスタントや、基金の運営の仕事をしています。

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ジャンナ・アユポワがワガノワ・アカデミーの芸術監督に就任

アルティナイ・アスィルムラートワがワガノワ・アカデミーの芸術監督を退任した件で、コメントで教えていただきましたが、元マリインスキー・バレエのプリンシパルで、現在はミハイロフスキー・バレエの教師をしているジャンナ・アユポワが後任となることになったようです。校長であるツィスカリーゼが発表しました。

http://izvestia.ru/news/562374(ロシア語)

http://en.itar-tass.com/non-political/711283(英語)

故ニネル・クルガプキナに師事したロシア人民芸術家のアユポワは、84年にワガノワ・アカデミーを卒業しました。2008年に引退してミハイロフスキー・バレエの教師になるまで、マリインスキー・バレエの代表的なプリンシパルとして活躍してきました。DVD「Kirov Dances Mariinsky」では、イーゴリ・コールプと「薔薇の精」の少女役、マリインスキー・バレエの「ジュエルズ」DVDではエメラルドを踊っています。アスィルムラートワがメドーラを踊っている「海賊」のDVDでは、オダリスク役でした。

正統派のワガノワ・バレリーナで人柄も素晴らしいと評判のアユポワが芸術監督に就任することは、ワガノワにとっては良いニュースですが、既報の通り、芸術監督の実権も校長であるツィスカリーゼが握るようなので、大変な仕事になりそうです。

なお、本日(12月12日)は、ミハイロフスキー・バレエのナチョ・ドゥアト版「くるみ割り人形」の初演です。

こちらはその「くるみ割り人形」のプロモーション用映像
http://youtu.be/ybVBPG2s_Cs

そしてこのドゥアト版「くるみ割り人形」についてのニュース番組です。
http://youtu.be/AAn0o7jTjOU

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2013/12/12

アレッサンドラ・フェリの復帰作「シェリ」続報

以前にもお知らせした、アレッサンドラ・フェリの舞台復帰作「シェリ」。大変好評のようで、上演期間が延長され、12月29日までの6週間の上演となったとのことです。

作品の動画がアップされていますので、ご紹介しますね。フェリの美脚は健在です。

http://www.broadwayworld.com/videoplay.php?colid=638760

上演劇場シグネチャー・シアターの公式YTにも。
http://youtu.be/TpUrnqs_b6g

New York Timesのレビュー
http://www.nytimes.com/2013/12/09/theater/reviews/alessandra-ferri-and-herman-cornejo-in-cheri-at-the-signature.html?_r=0

アカデミー賞にもノミネートされた大女優エイミー・アーヴィングが、エルマン・コルネホ演じるシェリの母親役を演じているなど、セリフもある作品ですが、シェリと、フェリが演じるレアの間の感情はすべて踊りでつづられています。音楽はラヴェル、ドビュッシー、プーランクなどで、ピアノの生演奏によって奏でられている”印象派的な”作品だそうです。二人のパ・ド・ドゥはマクミラン作品のものによく似ていて延々と続いていると評されていますが、振付家のマーサ・クラークは、アンソニー・テューダーに師事したとのことなので、心理描写には長けているようです。1時間5分と短い作品ですが、舞台美術もとても美しく、294席の小劇場での上演なので、観られた人は本当に幸運だと思います。

NYTのサイトにも動画があります。
http://www.nytimes.com/video/theater/100000002591697/excerpt-chri-.html

同じNYTで、フェリのインタビューも掲載されていました。
http://www.nytimes.com/2013/12/08/arts/music/alessandra-ferri-returns-to-the-stage-in-cheri.html

その中で、彼女は、ダンサーとしての道程の中で、ダンスと演劇の間の境界線を越えることに興味を惹かれてきたと語っています。「私のダンスの語彙を演劇の中で使いたい」

「私たちは、ダンスを、バレリーナであることだと考えてしまい、『もうこれはできないわ』と思ってしまいがちです。でも、今までいたチュチュの世界の外にも、それまでは思っても見なかったダンスという広大な世界があります。私はその概念と衣装から自分を解き放ち、広い世界を見てみたい」

「シェリ」は高級娼婦レアと、若い恋人シェリの別れを描いた作品です。フェリ自身、昨年、写真家のファブリッツィオ・フェリとの15年間の結婚生活に終止符を打ったとのこと。それゆえ、このレアという女性を非常によく理解できたということだそうです。

振付家マーサ・クラークは、「シェリ」のような作品は細部の表現に依存するところが大きいので、真実の感情に到達するために動きを解き放つことが重要だと語っています。キャラクター同士というだけでなく、フェリとコルネホがお互いをアーティスト同士としてお互いを発見することができるようにしたそうです。

昨年の自身の振り付け作品「The Piano Upstairs」の他に、フェリは今後も様々なプロジェクトがあります。室内オペラ作品への参加、ノイマイヤーが彼女のために振付ける新作で、実在の女優エレオノラ・デュースを描いた作品(ミラノ・スカラ座で上演)、そしてミュージカルのワークショップなどです。

「初めての舞台をいつでも覚えています。それはロンドンで、19歳の時の『マイヤリング』でした。舞台に歩み出て、パ・ド・ドゥの音楽が始まった時、何かが私の胸の中で開いたのを感じました。私は広がり、そこで爆発しました」「踊ることと舞台の上にいる時の感情、深遠な充実感、それは何物にも代えがたいものです。私はただ息をしているのではなくて、本当に生きているのだと」喝采を得るためではない、と。


バレエ雑誌「Pointe」のサイトには、リハーサルに取り組むフェリとコルネホの素敵な写真が何点か載っています。
http://www.pointemagazine.com/issues/december-2013january-2014/new-passion

2013/12/11

アスィルムラートワがワガノワを辞任、ミハイロフスキー・バレエのアーティスティックアドバイザーに就任

いったんはワガノワ・バレエ・アカデミーの芸術監督の座に留任することになったアルティナイ・アスィルムラートワですが、結局辞表を提出して退任しました。

ツィスカリーゼが彼女のクラスにおいても、入ってきていつの間にか教えることを交代していたりして、彼女が教えることができない状況となっていたようです(マリインスキーバレエのイリヤ・クズネツォフの証言による)。
http://izvestia.ru/news/562162

来年1月に実施されるアカデミーの校長の選挙でツィスカリーゼが勝てば、彼は校長と芸術監督の権限を統合するつもりだと言明しているようです。将来、現在ボリショイ劇場の総裁を務めているウラジミール・ウリンの後任となるという目標が彼にはあるようです。マリインスキー劇場は、芸術監督のワレリー・ゲルギエフがオペラだけでなく、バレエのほうにも口を出しています。ボリショイにおいても、まだ襲撃事件の怪我からフィーリンが回復していないため、ウリン総裁の権限が強くなっており、先日、首席指揮者のヴァレリー・シナイスキーが電撃的に退団したのも、このことと関係があると言われています。

一方、アスィルムラートワは12月7日に、ミハイロフスキー劇場の総裁ウラジミール・ケフマンと面会し、11日付でミハイロフスキー劇場のアーティスティックアドバイザーに就任することが発表されました。
http://izvestia.ru/news/562241

ワガノワ・バレエ・アカデミーの校長だったヴェラ・ドロフェーワもすでにミハイロフスキー劇場で働いています。ミハイロフスキー・バレエでは、来年2月に現芸術監督のナチョ・ドゥアトが退任することになっており、後任は未定です。ミドゥアトの後任として、アスィルムラートワが芸術監督に就任する可能性もあると思われます。ハイロフスキー劇場では、すでにアーティスティックアドバイザーとして、高名なオペラ歌手であるエレーナ・オブラスツォーワ、そしておなじみの大スター、ファルフ・ルジマトフがいます。また、ミハエル・メッセレルがチーフ・バレエ・マスターとして実質的にカンパニーを支えています。ボリショイ・バレエを退団したアンジェリーナ・ヴォロンツォーワ(ドミトリチェンコの内縁の妻)もミハイロフスキー・バレエに移籍するなど、このバレエ団は、ボリショイやマリインスキーの混乱をうまく利用して、カンパニーの実力も地位も大きく向上するのではないかと言われています。

イスミーン・ブラウン氏の記事
http://www.ismeneb.com/Blog/Entries/2013/12/9_Asylmuratova_quits_Vaganova_-_Tsiskaridze_to_rule_alone.html

New York Timesにも記事が出ました。
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2013/12/10/another-shuffle-in-russian-ballet-world-as-scandal-fallout-continues/?_r=0

この記事の中で、ニコライ・ツィスカリーゼが、振付家のボリス・エイフマンを教師としてワガノワ・アカデミーに招いたと語っていたともあります。ロシア・バレエの勢力図が大幅に変わりそうな気がしますね。

YAGP決勝とガラ公演をニューヨークで鑑賞するツアー

世界最大のバレエコンクール、映画「ファースト・ポジション」でも舞台となったYAGP(ユースアメリカグランプリ)

そのコンクールの決勝戦(4月9日)と、4月10日に開催される過去の優勝者などを中心としたスターたちが出演するガラ公演を観覧できるツアーが発売になっています。

【YAGP決勝とガラ公演を鑑賞 in NEW YORK】
http://entame.knt.co.jp/YAGP_2014/

■YAGPの舞台裏を見学
■YAGP決勝、授賞式を鑑賞
■ゲストダンサーによるガラ公演

未来の若いダンサーと今を輝くトップダンサーを見られる、とても貴重な機会です。

またこのツアー限定のオプショナルが用意されています。

■「YAGP参加者のためのワークショップ」に参加
期間中に行われるワークショップに参加できます。
年齢性別問わず参加可能です(バレエ経験は5年以上必要です)
参加費:175ドル(現地で支払い)

■ゲイナー社のショールームでプロのフィッターによるトウシューズのフィッティング体験
正しい立ち方と、ダンステクニックの向上をサポートするトウシューズをぜひお試しください!
参加費:無料
※もちろん体験だけでもOKです

■旅行期間
2014年4月6日(日) ~12日(土) 5泊7日

■旅行代金(2名1室利用・大人おひとり様あたり) 1名部屋利用追加代金
249,800円                          54,000円
(燃油サーチャージ(目安:47,000円 12/4現在)および航空保険料が別途必要となります)

■お問い合わせ
近畿日本ツーリスト(株) トラベルサービスセンター東日本
『YAGP決勝とガラ公演を鑑賞 in NEWYORK』係
〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-4-2錦糸町マークビル3F
TEL:0570-064-826 FAX:03-6730-3230
※ひかり電話・PHSからはご使用いただけません。お持ちの携帯電話よりお問い合せください。
E-mail:tourdesk51@or.knt.co.jp
※休業日・営業時間外にお送りいただいたEメールの返信は、翌営業日以降の返信となります。
営業時間 (月)~(金) 10:00~17:00 ※土・日・祝日・年末年始(12/28~1/5)は休業


★KNTシアターデスク専用ツイッター
https://twitter.com/knt_theater

★KNTシアター専用Facebook
https://www.facebook.com/knt.theater


なお、YAGPの日本予選の入賞者のリストがここに発表されています。ここに名前が出ているみなさんが、ニューヨークでの決勝に出場します。
http://www.yagp.org/japan/2014_japan.html

このYAGPのガラ公演を収録した映像がDVD化されています。

バレエ・グレイテスト・ヒッツ ユース・アメリカ・グランプリ・ガラ
http://www.fairynet.co.jp/SHOP/4560219322936.html
http://youtu.be/1V6Nu_UCJ4U

ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! (Blu-ray)ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! (Blu-ray)

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ローザンヌ国際バレエコンクール2014年の審査員とコーチ

来年2月に開催されるローザンヌ国際バレエコンクール2014。ビデオ審査通過者が発表されていましたが、今度は審査員とコーチなどスタッフが発表されています。

http://prixdelausanne.tumblr.com/post/69580495369/10-december-2013-jury-teachers-coaches-and

審査員

Ms Kay MAZZO

President of the Jury
Former Principal of the New York City Ballet, US
Co-chairman of the School of American Ballet, USA

Ms Kathryn BENNETTS

International Guest Teacher and Coach
Stager of William Forsythe’s works
Former Artistic Director of The Royal Ballet of Flanders, Belgium

Ms Alessandra FERRI

International Guest Artist, Milan, Italy
Prix de Lausanne prize winner 1980

Ms Gigi HYATT

Pedagogical Principal and Deputy Director of the School of the Hamburg Ballet, Germany

Ms Marylin ROWE

Director of The Australian Ballet School, Melbourne, Australia

Mr. Julio BOCCA

Director of the Ballet Nacional Sodre, Montevideo, Uruguay
Former Principal of the American Ballet Theater

Mr. Pedro CARNEIRO

Director of the National Conservatory Dance School, Lisbon, Portugal

Mr. Xu GANG

Ballet Master of the National Ballet of China
Prix de Lausanne prize winner in 1985

Mr. Christopher POWNEY

Artistic Director of the National Ballet Academy, Amsterdam, The Netherlands
Artistic Director of the Royal Ballet School, London, beginning April 2014

アレッサンドラ・フェリ、ジジ・ハイヤット、フリオ・ボッカ、そして元ロイヤル・フランダース・バレエの芸術監督キャスリン・ベネッツなどの有名な名前がありますね。


<コーチ>
Classical variations クラシック・ヴァリエーション

Ms Monique LOUDIERES

Etoile, National Paris Opera Ballet, France
International freelance teacher and coach

Mr. Patrick ARMAND

Associate Director of the San Francisco Ballet School, USA
Prix de Lausanne prizewinner in 1980

Contemporary variations コンテンポラリー・ヴァリエーション

Ms Nancy EUVERINK

Director of the Royal Conservatoire, The Hague, The Netherlands
Assistant to Jorma Elo

Ms Ayako NAKANO

Principal, Ballett Basel, Switzerland
Prix de Lausanne prizewinner in 1992

Mr. Goyo MONTERO

Ballet Director and Choreographer of the Nuernberg State Ballet, Germany
Prix de Lausanne prizewinner in 1994

コーチも豪華で、モニク・ルディエール、パトリック・アルマン、バーゼル・バレエのプリンシパルである中野綾子さん、振付家のゴヨ・モンテロなど。

ローザンヌ国際コンクールは、もちろん賞をもらってスカラシップを獲得したり、バレエ学校への入学やバレエ団への入団などが大きな目的ですが、このような一流の教師陣との出会いや得られるネットワークもとても大事なもののようです。

今年のローザンヌ国際コンクールに出場してベスト・スイス賞を受賞したミコ・フォガティ(映画「ファースト・ポジション」にも出演)のお母さん、さとこ・フォガティさんが、やはりローザンヌで出会われたお母さんと始められた、プロのバレエダンサーの卵を応援するBallet Art Worksという活動もあります。コンクールに子供を送り出した経験を活かし、講習会を実施したり、コンクールに出場するダンサーたちを支援する活動です。

Ballet Art Works
https://www.facebook.com/balletartworks
http://ameblo.jp/balletartworks/
http://www.balletartworks.com/

2013/12/10

「パリ・オペラ座へようこそ」2013/14シーズンもバレエ、オペラを上映

パリ・オペラ座のバレエやオペラ作品を映画館の大スクリーンで観られる「パリ・オペラ座へようこそ」、2013/14シーズンの作品も日本の映画館で上映する予定です。

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/25th/

2014年春より上映の予定です。

「アイーダ」 ヴェルディ
「清教徒」 ベッリーニ
「眠れる森の美女」 ヌレエフ
「西部の娘」 プッチーニ
「トリスタンとイゾルテ」 ワーグナー
「バランシン/ミルピエ」
「椿姫」 ヴェルディ
※上映順は変更の可能性あり

パリ・オペラ座へようこそ -ライブビューイング2013~2014-

料金:¥3,500(予定) ※特別興行につき各種割引対象外
配給:ブロードメディア・スタジオ

バレエは、ヌレエフ振付の「眠れる森の美女」(12月16日上演)と、「バランシン・ミルピエ」プログラム(6月3日上演、「水晶宮」「ダフニスとクロエ)です。「眠れる森の美女」の収録日のキャストは、オーロラ:エレオノラ・アバニャート、デジレ:マチュー・ガニオ、青い鳥:マチアス・エイマン、フロリナ:ミリアム・ウルド=ブラムが予定されています。

収録キャストと違いますが、「眠れる森の美女」のローズ・アダージオの映像を貼っておきます。こちらはリュドミラ・パリエロが出演。
http://youtu.be/yCx-Z7Hplck

ちなみに、2012/13シーズンの上映も地方劇場で続いていますので、ご覧になれる方はぜひ。
http://parisoperamovie.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

追記:「眠れる森の美女」は収録キャストが変更となりました。
http://www.operadeparis.fr/blogopera/la-belle-au-bois-dormant-en-direct-au-cinema

デジレ役にマチアス・エイマン、オーロラ役はミリアム・ウルド=ブラム。青い鳥はフランソワ・アリュ、フロリナはヴァランティーヌ・コラサントとなりました。

2013/12/09

ロシア・国立沿海オペラ・バレエ劇場のバレエ団プリンシパルに田中順子さん

ロシア極東ウラジオストクに新設された国立沿海オペラ・バレエ劇場のバレエ団で、日本人ソリストの田中順子さん(31)が9日までに主役級を演じる最高位のプリンシパルに内定したそうです。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131209/ent13120916560002-n1.htm

http://www.47news.jp/CN/201312/CN2013120901001950.html

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO63829630Q3A211C1CR8000/

 高水準を誇るロシア国立のバレエ団で、日本人が主役を務めるのは異例。田中さんは「市民が待ちわびた劇場。日本からも近く、ぜひ見に来ていただきたい」と話している。

 田中さんは5歳からバレエを始め、中学3年から、モスクワ国立アカデミー舞踊学校(通称ボリショイ・バレエ学校)に留学し卒業。モスクワの複数のバレエ団で活動後、今年3月から劇場付属バレエ団に移籍した。

劇場の別名称は、プリモスキー・オペラ・バレエ・シアターです。
http://primopera.ru/
https://www.facebook.com/PrimorskyOperaTheater

田中さんの劇場サイトでのプロフィールはこちら。
http://primopera.ru/people/ballet/sb_3/117/view/

なお、このバレエ団には、5人の日本人団員がいるそうです。
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307260657.html

http://www.asahi.com/international/update/1018/TKY201310180429.html

その中の一人、角山明日香さんのインタビューがタイミングよく、「ダンサーの宝箱」にアップされています。ロシアのバレエ団で踊ることについての話がたくさん聞けて興味深いです。(角山明日香さんは、モスクワクラシックバレエに10年間在籍)
http://odoritai.exblog.jp/21045960/

また、ABTに所属していたジョセフ・フィリップス、マリインスキー・バレエのファースト・ソリストだったアンドレイ・イワーノフなど、様々なダンサーが集まっているバレエ団となっているようです。

アジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連事業として建設された劇場は10月にオペラでこけら落とし。1200席の大劇場はバレエ向けに床の硬さなどが調節されており、バレエ公演が看板となる見通しだ。

 バレエ団は田中さんに加え日本人3人、米国、オーストラリアなどからも加わる国際色豊かな構成を予定。現在は名場面を集めたガラ・コンサートなどを開きながら、来年3月にも予定される本格的な初演に向けた準備を続けている。(日本経済新聞の記事より)

ウラジオストクは日本からも近く、飛行機もJAL、アシアナ航空、大韓航空で行くことができます。真新しくてきれいな劇場。田中さんがおっしゃる通り、世界でもトップレベルのロシアのバレエを観にウラジオストクに行くのもよさそうです。

劇場のサイトによれば、このバレエ団のダンサー2人Anna Lavrenovato
Vladimir Yakovlevが日本で踊ったようですが、いつどこで踊ったのかはこの記事だけではわかりません。
http://primopera.ru/about/press/89/view/

12/7 新国立劇場バレエ団 DANCE to the Future ~Second Steps ~ NBJ Choreographic Group

新国立劇場バレエ団の中から振付家を育てるプロジェクト「Choreographic Group」は、ビントレー舞踊芸術監督の発案・監修のもと、新国立劇場バレエ団がコンテンポラリーダンスに出会う舞台「DANCE to the Future」の関連企画として行われてきた。

http://www.nntt.jac.go.jp/dance/performance/131207_001623.html

昨年12月のFirst Stepsが好評につき、今回第二回が開催された。First stepsは平日昼間の公演で1日のみだったので観られなかった人も多かったようだが、今回は土日の2回公演。それでも、チケットは発売日に完売したという。前回は上演作品数が多くてまさに玉石混淆といったところだったが、今回は作品数を絞り込んだようである。

ふだんは群舞などでしか観られないコール・ド・バレエのダンサーがソロを踊ったり、自分の作った作品を上演したりして、違った一面を観られるのが魅力。また、こうした試みを通じて、表現力や新しい解釈をする力を身に着けるためにも、とても良い企画である。

<第1部>
①「フォリア」Folia 振付:貝川鐵夫 音楽:アルカンジェロ・コレッリ「ラ・フォリア」 
出演:小野絢子、福岡雄大、堀口純、輪島拓也、田中俊太朗、川口藍

②「SWAN」振付:マイレン・トレウバエフ 音楽:ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ「シャコンヌト長調」 
出演:小野寺雄

③「春」Spring 振付:広瀬碧 ヤン・ティルセン「Déjà Loin」 
出演:宇賀大将、奥田花純、林田翔平、広瀬碧

④「Calma」振付:今井奈穂 音楽:吉田靖「Octave of Leaves」、チャイコフスキー「無言歌Op2 No.3」 
出演:今井奈穂

⑤「Chemical Reaction」振付:小笠原一真 音楽:U2「約束の地」 
出演:湯川麻美子、丸尾孝子、輪島拓也、中田実里、原健太

-休憩-

<第2部>
⑥「ONE」振付:宝満直也 音楽:高木正勝「One by One by One」、マックス・リヒター「A Lover's Complaint」出演:宝満直也 

⑦「The Celebrities, Part VI: The Post, Break-Up Depression of the Baroque Peacocks」
  バロック孔雀の乖離後の憂鬱 音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィッチ「弦楽四重奏第11番ヘ短調」振付:アンダーシュ・ハンマル 
出演:奥村康祐、丸尾孝子、大和雅美

⑧「球とピンとボクら...。」Ball, pin, and Us... 振付:宝満直也 音楽:レーサーX「テクニカル・デフィカルティーズ」
出演:小柴富久修、宝満直也

⑨「Side Effect」振付:福田圭吾 ロバート・フッド「Side Effect」
出演:八幡顕光、福田圭吾、五月女遥、高橋一輝


幕開けの貝川さん振付「フォリア」が非常にまとまっていてよくできた作品。このレベルだったら、本公演に出してもそん色のないクオリティだった。バロック的な音楽を用い、ナチョ・ドゥアトの作品を思わせるような振付言語が登場していて、女性の衣装も長いスカートだったりして、とても洗練されている。6人のダンサーの組み合わせ方やポジショニングなどの構成がユニークだったし、リフトもかなり登場するけれども、有機的に作用していて完成度が高い。暗い照明もひそやかな雰囲気にマッチしていた。そして小野絢子さんの踊りの軽やかでしなやかなこと。跳躍してもまったく音がしない。6人のダンサーたちの作り上げた世界観は独特のもので、思わず引き込まれた。

マイレンの「SWAN」は題名通り白鳥を表現しているのだが、男性版の白鳥であるところがポイント。音楽のセンスも良い。マシュー・ボーンの白鳥とはまた全然違ったものを作ってくれて、跳躍なども多用してダイナミックなソロを、若いダンサーが表現力豊かに踊ってくれた。海外出身のダンサーは、バレエ学校で作品の振り付けなども学ぶので、手慣れて一定のレベルのものを出してくれる。

広瀬さんの「春」は、男女二人ずつのダンサーが登場するかわいらしい作品。音楽のヤン・ティルセンと言えば映画「アメリ」でおなじみ。広瀬さんは、前回も作品を提供しており、その時に上演された「ドッペルゲンガー」がとても個性的で良かった。ダンス界にはまだまだ女性振付家が少ないので頑張ってほしい。続く今井さんの作品はソロで、こちらも女性らしさを感じさせつつも内省的な苦悩も表現したものであり、またクラシックのダンサーとは少し違った方向性を感じさせて興味深かった。今井さんは2/26-27「ダンスっておもしろい!? vol.7」にも作品を提供している。

小笠原さんの「Chemical Reaction」は、キラキラ光るメイクと迷彩柄の宇宙的な衣装で、存在感の圧倒的な湯川さんが女王のように君臨する作品。こちらもリフトを多用しているのだけど、音楽がU2なのにちょっと違和感を感じた。

宝満さんのソロは、椅子などの小道具も使い、上着のシャツを途中で脱ぎ捨てる。なぜかヨーロッパ的な香りがする作品。こういう作品なら、ドイツのバレエ団で踊られていても不思議ではない。宝満さんも振付け活動に注力しているようで、「横浜ダンスコレクションEX」でこの作品をもう一度踊ってくれる予定。(2月6日)このコンペティション部門の新人振付家部門の予選を突破したということである。


アンダーシュの作品は、ちょっとゴス風味の二人の黒チュチュ姿の女性と男性一人による異色のもの。強烈な女性二人の個性にやや奥村さんが押されていたようだったけど、なかなかユニークだった。少し長いのだが、前半はマッツ・エック風味の風変りさでとてもインパクトが強くて良かった。宝満さんの2作目は、打って変わってユーモラスなもので、小柴さんはまるでボウリングのピンのような着ぐるみを着用しており、ボールに扮した宝満さんと楽しい掛け合いをする。

最後の福田さんの「Side Effect」は、4人のダンサーの高い身体能力を生かしたエネルギッシュなものだったのだけど、どうしてもエアロビクスに見えてしまったところが、ちょっと微妙に感じられてしまった。五月女さんは、3人の男性に負けない強靭さで、このような作品は良く似合うと感じられた。


そんなわけで、今回もやや玉石混淆の出来ではあったものの、最初の貝川さんの「フォリア」のクオリティの高さには舌を巻いた。この作品に出演していた6人のダンサーも作品の世界観を非常によく理解していて、素晴らしいパフォーマンスだった。「くるみ割り人形」の準備で忙しい時期だっただろうに、オリジナルな作品を振付家、ダンサーで作り上げていったことは称賛されるべきだろう。また、宝満さん、今井さんが新国立劇場だけでなく、外部の公演にも自作を提供しているなど、振付活動に力を入れているのもとても良いことだ。

ダンサーが振付作品を発表するといえば、シュツットガルト・バレエの「ノーヴェル・ソサエティ」の「若手振付家の夕べ」の例が挙げられる。その成果として、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、最近ではクリスチャン・シュプックやマルコ・ゲッケが育っていったのだ。新国立劇場バレエ団も、ぜひこの意欲的な取り組みを続けて、日本発の優れた振付家を生み出してほしいと思った。また、群舞のダンサーなどが事故をアピールする貴重な機会でもあるから、継続的に実施してほしいと切に願う。

2013/12/08

ヨハン・コボーがルーマニア国立バレエの芸術監督に就任

現在、ルーマニア国立バレエでは、ヨハン・コボーが再振付けを手掛けた「ラ・シルフィード」を上演中です。ゲストに、アリーナ・コジョカルとスティーヴン・マックレーを迎えた豪華版。

http://onb.operanb.ro/en/

Compressed_sylphide_460_320

そのルーマニア国立バレエの芸術監督に、ヨハン・コボーが就任すると自身のTwitterとFacebookで発表していました。言うまでもなく、ルーマニアはアリーナ・コジョカルの母国です。
https://twitter.com/KOBBORG/status/409444951966351360

記事
http://www.danceforyou-magazine.com/aktuell/johan-kobborg-designated-as-new-ballet-director-of-the-national-opera-in-bucharest.html

http://www.romania-insider.com/danish-ballet-dancer-and-choreographer-kobborg-to-run-new-national-ballet-in-his-fiancees-home-country-romania/111092/

フランス版のダンソマニがコボーとのインタビューを行ったとのことで、近日中にアップされるとのことです。

なお、コボーはアリーナ・コジョカルのドキュメンタリーを撮影しているということで、その一部の映像をアップしています。彼女の素顔を覗けて素敵な映像となっています。日本で開催された「アリーナ・コジョカル・ドリーム・プロジェクト」からの映像も少し。
https://vimeo.com/75231300

Few Visuals from AlinaCojocaruTheMovie? on Vimeo.

2013/12/06

11/29、30 シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン「聖なる怪物たち」Sylvie Guillem & Akram Khan "Sacred Monsters"

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー
「聖なる怪物たち」

http://www.nbs.or.jp/stages/1311_sacredmonsters/

芸術監督・振付:アクラム・カーン

ダンサー:シルヴィ・ギエム、アクラム・カーン

振付(ギエムのソロ):林懐民
振付(カーンのソロ):ガウリ・シャルマ・トリパティ

音楽:フィリップ・シェパード
およびイヴァ・ビトヴァー、ナンド・アクアヴィヴァ、トニー・カサロンガの歌より

照明:ミッキ・クントゥ
装置:針生康
衣裳:伊藤景
構成:ギィ・クールズ

演奏:アリーズ・スルイター(ヴァイオリン)
ラウラ・アンスティ(チェロ)
コールド・リンケ(パーカッション)
ファヘーム・マザール(ヴォーカル)
ジュリエット・ファン・ペテゲム(ヴォーカル)

http://youtu.be/txW41sShg-w

2009年に上演された時に観て、「大好き!」と思ったこの作品、再びの来日公演があったので待ち望んでいた。今年の1月にさいたまで上演されたアクラム・カーンの「DESH」を観たことで、よりこの作品の魂に触れることができたと思う。両作品とも、自分のルーツに迫ることがテーマであるからだ。

http://www.nbs.or.jp/stages/0912_sacredmonsters/movie.html

クラシック・バレエを踊ってきたシルヴィ・ギエムと、インド古典舞踊であるカタックの踊り手であったアクラム・カーン。男性と女性、かたや長身でほっそりしたギエムと、やや小柄、がっしりした体つきで浅黒いカーン。フランス人のギエムと、バングラデッシュ系イギリス人のカーン。クリスチャンのギエムと、イスラム教徒のカーン。バックグランドや外見は対照的な二人であるが、伝統を受け継ぎながらも、その伝統を打ち破り、新しい世界を開拓していったという点では、共通点がある。二人がお互いを縛るものと、どのように葛藤し、そして乗り越えていったかということが、彼らの話すセリフと踊りによって表現される。

針生康さんによるスタイリッシュでシンプルな装置に、同じくシンプルでややリラックスした衣装の二人。カーンは裸足で、ギエムも裸足にサポーターをつけているのみ。冒頭、自分を縛っていた鎖から手を放し、「黙って従順に過ごすことは問題外」と自分で答えを見つけることを選んだギエム。美しいクリシュナを踊りたいのに、髪が薄くなってきたので演じられなくなるのではないかと悩むカーン。二人の語り口は驚くほど率直で親しみやすく、時にはユーモアも交えている。

「あのクリシュナにはなれっこない。自分が怪物になってしまいそうに感じた。そしてそうすることになった」、それがこの作品の題名に結びつくのだが、もちろん、その「聖なる怪物」はカーンだけでなく、古典バレエから逸脱して自分の道を進むギエムにも当てはまるモチーフだ。

独白と対話。ギエム、カーンそれぞれの、圧倒的なダンステクニックを見せつけるソロ。二人のデュエット。舞台上で演奏される音楽と歌。セリフはほぼ決まっているものの、一部アドリブもあったし、踊りについても、まるでインプロビゼーションのように見える部分もあり、きっちりとした構成が決まっているというよりは、もっと緩やかで自由な感じだ。様々な固定観念や過去の葛藤から自由になり、お互いに敬意を払い共感し、そして二人で新しいものを創造していく、そんな力にあふれている。

シルヴィ・ギエムがミラノの本屋でチャーリー・ブラウンの本を読み、その中に出てきた彼の小さな妹サリーに共感する。楽しそうに縄跳びをしていたのに、突然泣き出すサリー。「突然、むなしくなってきちゃったの」と。「私も同じように感じたことがある。楽しいからと言って、踊りに没頭していていいの?そうしたいの?それでいいの?」自問自答する。あんなスーパースターで、強い女の象徴のようなギエムでも、心の中に無垢で素直な小さな女の子が住んでいるんだな、と実感した。その小さな女の子によって突き動かされているところもあるのだろうと。

ギエムとカーンのデュエットは、時には闘争のようで、まるでカンフーのような格闘技でも観ているのかと思うこともあった。しなやかでどこまでも強靭なギエム。竜巻のような超高速の回転、力強く音楽性が見事なカーン。異種格闘技なのだが、二人とも強くて美しい。ギエムを、彼女よりも背の低いカーンが向かい合って中腰でリフトし、お互いに背中をそらせて静止するポーズは、すさまじい身体能力がなければできないものであると同時に、静謐な美しさと、お互いの心が理解しあえたことを象徴していた。

そして最後にギエムが語る「emerveille(エマーヴェイユ)」(ポジティブに心を動かされること)。クリスマス・ツリーを目の前にした子供の例を出すも、うまくカーンに説明できずに試行錯誤するギエムだが、「こういう感激をいつまでも忘れないでいたい」という言葉には、改めて目を見開かされた。解き放たれて、自由で軽やかで無邪気な心た時に、涙があふれてきた。ポジティブなエネルギーが湧いてきた。そして自分自身も、自由になって、怪物になろうとも感激を求めていきたいなと思うのだった。を忘れないことが、感激を持ち続けることにつながっていくし、人を感動させることができるのだろうと。そう理解し

生演奏の音楽、特に歌が素晴らしく、和紙のような舞台装置の美しさと相まって、ひとつの総合芸術の形となっている舞台。だけど、形にははまっていなくて、自由な雰囲気が作り上げられていたのがなんとも気持ちよかった。

こちらで、おおよそのセリフのテキストを読むことができる。
http://www.nbs.or.jp/stages/0912_sacredmonsters/movie.html

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2013/12/05

スーパーバレエレッスン「パリ・オペラ座 永遠のエレガンス」再放送

マニュエル・ルグリが指導したNHKの番組、「スーパーバレエレッスン「パリ・オペラ座 永遠のエレガンス」」の再放送が決定しました。ファンの皆さんの粘り強いリクエストが功を奏したようです。

http://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/3942.html

Eテレ 12月15日(日)

午前0時25分~2時6分(土曜深夜)

この時間に、次の内容を再放送します。
 第7回「ロメオとジュリエット」(1)
 第8回「ロメオとジュリエット」(2)
 第9回「ロメオとジュリエット」(3)
 第14回「ソロ・ダンスの魅力」

「ロミオとジュリエット」は、生徒:ロレーヌ・レヴィ と アクセル・イーボ、演技はドロテ・ジルベールとエルヴェ・モローでした。また、14回目は、「青い鳥のヴァリアシオン(眠れる森の美女)」 と 「ジェームズのヴァリアシオン(ラ・シルフィード)」で、生徒:ファビアン・レヴィヨンとアクセル・イーボ、模範演技はマティアス・エイマンです。

楽しみですね~。

2013/12/04

スージン・カンが韓国国立バレエの芸術監督に就任、2016年に引退

シュツットガルト・バレエを代表するプリンシパルであるスージン・カンが、2014年1月に韓国国立バレエの芸術監督に就任することが発表されました。契約期間は3年。韓国の文化大臣によって任命されました。

Sue Jin Kang has been appointed Artistic Director of the Korean National Ballet Company
http://www.stuttgarter-ballett.de/#3

宮廷舞踊手の称号を持つスージン・カンは、1986年にシュツットガルト・バレエに入団し、1997年にプリンシパルに昇進しました。素晴らしいドラマティック・バレリーナであるスージンは、シュツットガルトだけでなく、世界中の観客を魅了してきました。現代作品から古典までの幅広い作品で主演してきた彼女ですが、特にジョン・クランコ作品での評価が高く、2007年にはジョン・クランコ・ソサエティからジョン・クランコ賞を授与されました。1999年には、ノイマイヤーの「椿姫」でブノワ賞も受賞しています。ヨーロッパでのメジャーなカンパニーで韓国人として初めてプリンシパルとなった彼女は、韓国では有名人で、2007年には韓国の勲章も授与されています。

「私の母国の国立バレエの芸術監督となることは大きな名誉です。特に韓国の観客に幅広いレパートリーを紹介し、そして教師として、管理者として自分の経験を伝えることを幸せに思います。まだやらなければならないことは多いですが、韓国国立バレエをアジアでのトップダンスカンパニーにできるように努力します。一晩ではなしえないことですが、継続的に一生懸命働くことによってのみそれは可能となります」

韓国国立バレエは、100人近くのダンサーが所属しており、アジアでの主要なカンパニーであるとともに、韓国では最古のバレエカンパニーです。古典を中心としたレパートリーには、プティパやバランシンの作品があります。公演は主に、2300席のソウル・アーツセンター(芸術の殿堂)にて行われています。

シュツットガルト・バレエの芸術監督リード・アンダーソンは、彼女の就任を喜んでいます。「スージン・カンは素晴らしいバレエ監督となることでしょう。彼女のバレエの知識は膨大であり、世界中のベストの振付家たちとのネットワークを持っています。彼女は、長年に渡りシュツットガルト・バレエでのすべてのダンサーのお手本となってきました。プロフェッショナリズムと自制心だけでなく、どんな小さな役でも大きな役でも、その役に対して献身的に尽くしているからです。韓国国立バレエと、韓国の文化にとって、これは大いなる勝利です」

スージン・カンは、シュツットガルト・バレエでもいくつかの公演で舞台に立ち続ける予定です。彼女の最後の公演はおそらくは2016年となると予定されています。

新聞記事(ドイツ語)
http://www.stuttgarter-nachrichten.de/inhalt.vom-stuttgarter-ballett-nach-korea-erste-solistin-sue-jin-kang-leitet-kuenftig-nationalballett.d40e4a59-0112-4009-a8ef-1996f2dab899.html

追記
こちらの記事では、スージン・カンの美しいスライドショー(写真15枚)を見ることができます。
http://www.stuttgarter-nachrichten.de/inhalt.stuttgarter-ballett-sue-jin-kang-neue-ziele-fuer-das-vorbild.05c21b56-24f6-4d2c-abca-f5dcbb6f3564.html

フィーリン襲撃事件の判決、ドミトリチェンコらは有罪

ボリショイ・バレエの芸術監督、セルゲイ・フィーリンが1月17日に襲撃された事件の判決が12月3日に下されました。

http://edition.cnn.com/2013/12/03/world/europe/russia-bolshoi-acid-attack/

http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-25197504

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/russia/10490910/Bolshoi-acid-attack-Dancer-jailed-for-six-years.html

http://www.nytimes.com/2013/12/04/world/europe/bolshoi-dancer-found-guilty-of-ordering-acid-attack.html?ref=world&_r=0

http://www.theguardian.com/stage/dance-blog/2013/dec/03/bbolshoi-ballet-acid-attack-dance

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131203-OYT1T01470.htm


3人の被告はいずれも有罪で、襲撃を指示したパーヴェル・ドミトリチェンコ(ボリショイのファースト・ソリスト)は懲役6年(求刑は9年)、実行犯のユーリ・ザルツキーは懲役10年(求刑12年)、運転手役のアンドレイ・リパトフは懲役4年(求刑6年)の判決が下されました。3被告の弁護士は控訴する方針です。

また、3人は、300万ルーブル(約900万円)の慰謝料と、実損害の賠償金として50万8000ルーブル(153万円)を支払うことも命じられました。
http://pointemagazine.com/blogs/verdict-filin-acid-attack-trial

法廷は、ドミトリチェンコはフィーリンとの抗争が襲撃の理由だとしました。先週の裁判では、ツィスカリーゼが、ドミトリチェンコとそのガールフレンドであるアンジェリーナ・ヴォロンツォーワの両方に役を与えることを拒否していたと証言しています。

なお、ボリショイ劇場の150人の従業員、うちダンサーは40名は、ドミトリチェンコに対して公正な裁判を行うべきだと彼を支持する書簡を裁判に先立って発表しています。書簡に署名していたのは、スヴェトラーナ・ルンキナ、マリアンナ・リジュキナ、アンナ・アントニーチェワ、アレクサンドル・ヴォルチコフ、アンナ・ニクーリナ、エレーナ・アンドリエンコ、そしてデニス・ロドキンらです。「残念ながら、もはや白日にさらされてしまった、ボリショイ・バレエでの複雑で痛ましい状況を考慮しないわけにはいかないだろう」とこの書簡には書かれています。
http://izvestia.ru/news/561678

一方、裁判でツィスカリーゼが「バレエのことをまったく知らないのにキャストの権限を持っている」として強く批判した、フィーリンのアドバイザーであるディラーラ・ティメガツィンが2014年1月1日をもって解職されることが発表されました。彼女の息子が、オルガ・スミルノワと今年の9月に結婚しています。スヴェトラーナ・ルンキナも、インタビューで彼女のことを「バレエのことを知らないのに(ティメガツィンはNYのビジネススクール出身)、気に入らないダンサーを勝手に役から外している」として非難しています。このアドバイザーという地位は、フィーリンがボリショイの芸術監督に就任した時に、ティメガツィンのために創設されたものでした。
http://izvestia.ru/news/561760

さらに、上記イズベチヤ紙では、フィーリンは1年間の病気休暇を取ることを勧められたものの本人は拒絶したこと、そして2016年に芸術監督の契約が切れた後は契約を更新する予定がないことを報道しました。

この事件とは直接は関係ありませんが、ボリショイ劇場の音楽芸術監督兼主任指揮者であるヴァシリー・シナイスキーが突然辞任を表明しています。辞任の理由についてはノーコメントと語っているとのことです。2週間後にボリショイ劇場で初日を迎える「ドン・カルロ」の指揮を行う予定でした。


とりあえず、判決が出たことを一つの区切りとして、地に落ちたボリショイ・バレエの評判がこれ以上傷つくことはなく、心機一転で新しく出直してほしいと思います。どうか、ダンサーの皆さんがバレエに集中できるような環境を取り戻せますように。

追記:セルゲイ・フィーリンが裁判の結果についてCNNのインタビューに答えています。
http://edition.cnn.com/video/?/video/world/2013/12/04/pkg-chance-bolshoi-filin-response.cnn&video_referrer=http%3A%2F%2Ft.co%2FkTb01ul4BK

2013/12/02

NHKバレエの饗宴2014

「NHKバレエの饗宴」が来年も開催されます。

http://www.nhk-p.co.jp/concert/20140329_151331.html

日本を代表するバレエ団やバレエダンサーがカンパニーの枠を超えて一堂に会する「NHKバレエの饗宴」。奥深く幅広いバレエ芸術の魅力が凝縮された、まさに一夜限りの“夢の饗宴”です。
3回目となる今回は、関西のバレエ団が初登場し、クラシック・バレエの人気作を上演するほか、注目のモダン作品や日本人振付家によるコンテンポラリー作品もお楽しみいただけます。

今回は、東京シティ・バレエ団がウヴェ・ショルツの「ベートーベン 交響曲第7番」を踊るのが楽しみです。また、酒井はなさんと島地保武さんの「アルトノイ」や、中村恩恵さんと首藤康之さんの出演など、現代作品が充実していて、ダンス・バレエ好きにとってとても魅力的な内容です。第一回から出演している吉田都さんのシルフィードももちろん見逃せません。


【日時】 平成26年3月29日(土)
開場:午後4時 開演:午後5時 終演予定:午後8時
【会場】 NHKホール

【出演予定】

貞松・浜田バレエ団
「ドン・キホーテ」第一幕から
原振付:マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー
再演出・指導:ニコライ・フョードロフ
新演出・振付:貞松正一郎
音楽:ミンクス
出演:瀬島五月、アンドリュー・エルフィンストン ほか


島地保武 酒井はな
ユニット<アルトノイ>
島地保武(ザ・フォーサイス・カンパニー・ダンサー)
酒井はな
<新作>
振付:島地保武、酒井はな
音楽:バッハ
チェロ:古川展生

※タイトルは決まり次第、お知らせいたします。

スターダンサーズ・バレエ団
「スコッチ・シンフォニー」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:メンデルスゾーン
演出・振付指導:ベン・ヒューズ
出演:林ゆりえ、吉瀬智弘 ほか

東京シティ・バレエ団
「ベートーベン 交響曲第7番」
振付:ウヴェ・ショルツ
音楽:ベートーベン
出演:志賀育恵、佐合萌香、キム・セジョン ほか

首藤康之 中村恩恵
「The Well-Tempered」
振付:中村恩恵
音楽:バッハ
ピアノ:若林顕

吉田都
「ラ・シルフィード」から パ・ド・ドゥ

振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:レーヴェンスヨルド

※パートナーは決まり次第ホームページ等でお知らせいたします。

(五十音順)
※ やむを得ぬ事情により、出演者、演目に変更が生じる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
【指揮】
大井剛史

【管弦楽】
東京フィルハーモニー交響楽団


【前売開始】 平成25年1月25日(土)午前10時
【入場料】 全席指定・消費税込
S席 12,000円
A席 9,000円
B席 6,000円
C席 3,000円
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
【前売り所】
■e+(イープラス)
<インターネット・携帯受付>
http://eplus.jp/
■チケットぴあ 【Pコード 433-621】
<インターネット・携帯受付>
http://pia.jp/t/
<音声応答電話予約>
0570-02-9999(無休)
■ローソンチケット 【Lコード 38434】
<インターネット・携帯受付>
http://l-tike.com/
*発売初日特別電話(1月25日(土)のみ)
<音声応答電話予約>
0570-084-634 (午前10時~午後11時59分)
<オペレーター受付>
0570-084-647 (午前10時~正午)
*通常電話予約(発売初日特別電話終了後)
<音声応答電話予約>
0570-084-003 (無休)
<オペレーター受付>
0570-000-407 (午前10時~午後8時)
【お問い合わせ】
ハローダイヤル
03-5777-8600(午前8時~午後10時 無休)

マラーホフ、ベルリン国立バレエを去ること、そして東京バレエ団での仕事を語る

ドイツの新聞に、2013/14年シーズン末をもってベルリン国立バレエの芸術監督を退任するウラジーミル・マラーホフのインタビューが掲載されていました。

http://www.morgenpost.de/kultur/berlin-kultur/article122421989/Tanzstar-Malakhov-Mein-Koerper-sagt-mir-es-ist-genug.html

ベルリン国立バレエを去ることについては「自分はまだ行くところがあるからいい、自分が去った後のカンパニーで、新しい芸術監督を迎えるダンサーたちが心配だ、すでに中村祥子は退団してハンガリー国立バレエに移籍してしまった」と語っています。

10年間のベルリン国立バレエでの芸術監督の仕事で、マラーホフはロシア・スタイルのテクニックを導入してカンパニーのレベルを向上させました。国際的なレベルへと引き上げることによって、優れた振付家もこのカンパニーに作品を振付けてくれるから努力したと彼は言いました。2004年にベルリンの3つのカンパニーを統合してベルリン国立バレエを誕生させた時が、もっとも苦労した時だったそうです。

彼の後任であるナチョ・ドゥアトとはまだ話をしていないとのことです。「1月にドゥアトが新しい芸術監督として記者会見で紹介された時の屈辱をよく覚えています。ドゥアトと文化大臣のアンドレ・シュミッツが、発表される前にカンパニーにやってきて『なぜ君がそこにいるんだ?』と聞いてきました。私は、このカンパニーの芸術監督であり、公演のためにリハーサルをするためにいます、これが私の仕事ですと答えました」

東京バレエ団での新しい仕事は、ベルリンで彼がやっていることと実際ほとんど同じだそうです。レパートリーを決め、ダンサーと仕事をし、方針を決め、お手本を見せると。また、東京バレエ団のツアーにも同伴するそうです。

マラーホフは、今後踊るかどうかについては、まだわからないということです。「東京バレエ団では、特別な機会でしか踊らない予定です。来年、カンパニーは50周年記念ガラがあり、もちろん招待されているので出演する予定となっています。でも、基本的には、もう踊リません。今までの人生の中でたくさん踊り、多くのカンパニーで、大勢の振付家たちと仕事をしたし、私の体は、もう十分だと言ってます。体は大丈夫なのですが、もう20歳ではありません。踊っている間は痛みを忘れるけど、公演が終わると体の中に重力が戻ってきて自分が石になったように感じます。1、2日たてば体は元通りになっていますが」

「東京では住まいを借りるけれども、ベルリンでの住居も持ち続けます。東京バレエ団の契約は2014年8月から1年間ですが、それは延長するかもしれません。東京での仕事はフルタイムです。日本に住んだことはありませんが、公演のために何週間も滞在することがありました。今後は、1、2か月を東京で過ごし、10日間ベルリンに戻るといった生活になると思います。2匹のオーストラリアン・シェパードを飼っているので、面倒を見ないといけませんし、ほかのプロジェクトもあります」「ベルリン国立バレエから東京バレエ団にはダンサーを連れてくることはできません、東京バレエ団は基本的に日本人しかいません。ベルリン国立バレエのような国際的なバレエ団は特別な存在です」「一人で東京に住むことになりますが、たくさんのファンや何人かの友人が東京にはいます」

「私にとって特別な演目は『チャイコフスキー』と『カラヴァッジョ』です。私が去った後では、これらの作品はレパートリーには残りません。私にとても密接に関係している作品だからです」

マラーホフは11月30日に「チャイコフスキー」を踊りました。そして2014年の6月14日、シラー劇場で彼のフェアウェル公演が行われます。

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2013/12/01

ボリショイ フィーリン襲撃事件の裁判、火曜日に判決/ボリショイ劇場の内幕映画化

ボリショイ・バレエのセルゲイ・フィーリン芸術監督が襲撃されて重傷を負った事件で、現在3人の容疑者の裁判が行われています。

判決は火曜日に言い渡される予定ですが、求刑は、ボリショイのファースト・ソリストであるパーヴェル・ドミトリチェンコに9年の重労働、実行犯のユーリ・ザルツキーに10年、そして運転手役を務めたアンドレイ・リパトフに6年の重労働です。

http://www.theguardian.com/world/2013/nov/29/bolshoi-ballet-dancer-acid-attack-trial-dmitrichenko-filin

最終弁論において、ドミトリチェンコは、フィーリンに痛い目をさせようと思いつき、ザルツキーに彼を殴ることを示唆したことを認めたものの、酸を顔にかけるつもりはなかったと語りました。「私は酸がかけられてしまったことをとても残念に思います。自分が大口をたたいたおかげで、こんな事態になったなんて」

しかしながら、彼は無罪を主張し、自分の考えでフィーリンの顔に酸をかけ、そのことを計画しているとドミトリチェンコには話さなかったと証言したザルツキーが主犯だったとしました。

前科のあるザルツキーは唯一有罪を認めており、自分への慈悲は請わないが、ドミトリチェンコとリパトフには情状を酌量してほしいと言いました。「二人の無罪の人間をこの事件に巻き込んでしまったことを申し訳ないと思う」とフィーリン、そして2人の被告に許しを請いました。

裁判の詳細は、イスミーン・ブラウン氏のブログで報じられています。
http://www.ismeneb.com/Blog/Entries/2013/11/30_Trial_day_12__Final_statements_before_verdict.html

なお、裁判の10日目にはニコライ・ツィスカリーゼの証人喚問がありました。ツィスカリーゼは、フィーリンについては現役時代は素晴らしいダンサーだと思っており、カンパニーの皆は彼をセロージャの愛称で呼んでいたけれども、芸術監督となってからは、フィーリンは自分のことを「セルゲイ・ユリエヴィッチ」と呼ぶように命じたそうで、それがまずやりにくさにつながったとしています。また、フィーリンがバレエの知識がほとんどないアシスタントの、ディリャーラ・ティメルガジナにキャスティングの権限を与えてしまったことを批判しています。「2年半もの間、ボリショイ・バレエは、バレエの訓練を受けたことのないこの女性に支配されていました」と。また、フィーリンが日常的に人の悪口を言い、こき下ろしてきたとも。襲撃事件が起きたときに、その背後に自分の名前がフィーリンによって挙げられたことには驚かなかったそうです。「宣伝のためには、彼は私の名前を利用します」とツィスカリーゼは語りました。そしてドミトリチェンコはその日の審理で、逮捕されたときに捜査官から、この事件の背後にはツィスカリーゼがいるんだろうと言われたと語りました。

一方、ボリショイのトップダンサーたちは、このツィスカリーゼの証言に対して怒りをあらわにしていました。ボリショイの教師であるマリナ・コンドラチェワ、ダンサーのオルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン、エフゲーニャ・オブラスツォーワ、アルチョム・オフチャレンコ、デニス・メジェーエフは、フィーリンは冷静で礼儀正しい人物だと擁護しました。裁判の中で、スミルノワはフィーリンと関係にあったために早く昇進したという証言まで出てきましたが、スミルノワはそれを否定しています。襲撃事件の当日、フィーリンは彼女を自宅まで車で送って、そのあとに彼の自宅前で襲撃されました。スミルノワは、今年の9月にフィーリンの秘書の息子と結婚しています。

マリナ・コンドラチェワは、ツィスカリーゼがテレビ番組でボリショイの教師たちのことを愚弄する発言をしたため、彼を解雇する請願を総裁宛てに出す話まで出てきたけれども、それには署名しなかったため、やっと彼は教師たちに個別に謝ったとのことです。また、彼は出席すれば自分の沽券に係わると、参加しなければならない会議に出席をしていなかったそうです。スミルノワが昇進したのも、彼女自身の実力によるものだと。ソリストのデニス・メジェーエフは、ボリショイ・バレエの中で挑発的なことを言ったり人をこき下ろしていたのはツィスカリーゼだけだったと証言しました。

オフチャレンコは、ツィスカリーゼが本当にフィーリンにかけられたのが酸だったのかを疑問視する発言をしていたことに対し、事件後まもなく病院に彼を見舞った時のことを語りました。座っていたフィーリンは震えており、目からは赤い液体が出てきており、赤く染まったナプキンを持っていたそうです。その時、彼はフィーリンにかけられたのが酸だということを知らなったそうですが、水以外の何かがかけられたことは間違いないと。フィーリンが仕事に復帰した後も、彼はサングラスを着用しており、左目は良くなったようだけど、右目は「頭の上に袋がかかっているようで、何かを通して見ているような感覚」だと語っており、右目のまつ毛はすべて抜け落ちていたそうです。「それは宣伝には決してなりえません」

真相がどうであれ、フィーリンがこの事件によって20数回もの手術を経た今でも片目が失明の危機にあり苦しんでいるという事実だけは変えられないのが、やりきれないところです。そしてボリショイ劇場の評判が地に落ちてしまったということも。

こちらの番組「ボリショイへのチケット」、「マルコ・スパーダ」公演についての番組の中で、セルゲイ・フィーリンが少し登場しています。8分30秒過ぎから。
http://www.youtube.com/watch?v=YFsAXBPNk0w


一方で、BBCがボリショイ劇場の内幕を描くドキュメンタリー映画を撮影することが明らかになりました。
http://realscreen.com/2013/11/29/idfa-13-bbc-to-examine-scandal-struck-bolshoi-ballet/

「ボリショイ・バビロン」という仮題がつけられたこの映画は、初めて、スキャンダルにまみれた劇場の内幕に迫ることになります。100分。制作者たちは、ボリショイ劇場の内部にアクセスする許可を得ました。製作費は51万ポンド($693,800)です。おそらくは、上記裁判の内容も反映されることになることでしょう。

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